JP2006020809A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
ガラスが押されても叩かれても悪影響なく遊技ができる遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技盤5の遊技領域を視認可能な開口部を有する開閉扉8に取り付けられるガラスユニット23を備え、ガラスユニットは、2枚のガラス板9を保持する周縁保持枠45の上部に被係止部50を備え、開閉扉は、被係止部を係止する係止部材25を裏面上部に設け、この係止部材は、回動軸に軸着される軸着部と、軸着部の外周に設けられて当接部との間に被係止部を挟持して押圧する押圧部74と、押圧部から後方に延出されて係止部材を操作するための操作部75とを備え、開閉扉を閉じた状態で操作部の後端が前記遊技盤前面に当接するようにした。
【選択図】 図14
Description
前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を有し、前記前面枠に開閉可能に取り付けら
れる開閉扉と、
前記開閉扉の裏面側から前記開口部を覆うように取り付けられるガラスユニットと、
を備えた遊技機において、
前記ガラスユニットは、
所定間隔を空けて略平行に配置された2枚のガラス板と、
ガラス板と、
該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、
を備え、
前記開閉扉は、
前記開口部が形成され略額縁状の開閉扉本体と、
前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、
を備え、
前記周縁保持枠は、
当該周縁保持枠の所定部位から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記開閉扉本体は、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付けた状態で前記被係止部が近接乃至当接する当接部と、
前記係止部材が回動可能に取り付けられる回動軸と、
を備え、
前記係止部材は、
前記回動軸に軸着される軸着部と、
前記軸着部の外周に設けられ、前記係止状態で前記当接部との間に前記被係止部を挟持して押圧する押圧部と、
前記押圧部から後方に延出され、当該係止部材を操作するための操作部と、
を備え、
前記開閉扉を閉じた状態で、前記操作部の後端が前記遊技盤前面に当接するように構成したことを特徴とする遊技機である。
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域の外側に取り付けられる遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤取付部材の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
前記遊技盤取付部材から前方に突出した状態で当接受部を設け、
前記当接受部の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域の外側に取り付けられる遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記操作部の後端が前記遊技盤本体の前面に当接するように前記操作部の後方への延出寸法を設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
前記遊技盤本体の前面に設けられ、遊技領域を区画する遊技領域区画部材と、
を備え、
前記操作部の後端が前記遊技盤本体の前面に当接するように前記操作部を後方に延出したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
前記溝の傾斜面により、前記操作部の後端を溝の最深部に案内可能としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
前記被係止部の前記位置決め突部に対応する位置には、前記位置決め突部に嵌合する位置決め係合部が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の遊技機である。
前記被係止部には、前記位置決め係合部から後方に貫通した貫通孔が形成され、
前記係止部材を係止状態に変換した状態で、前記係止突出部が前記貫通孔に係合するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機である。
前記周縁保持枠には、当該周縁保持枠の上部に前記被係止部を設けると共に、前記係合孔に係合する係合部を当該周縁保持枠の下部から下方に向けて延設し、
前記開閉扉に前記ガラスユニットを取り付ける場合には、前記係合孔に前記係合部を上方から係合して、前記係止部材で前記被係止部を係止するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の遊技機である。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、パチンコ機という)の斜視図、図2は開閉扉を開放した状態におけるパチンコ機の斜視図、図3は遊技盤を取り外した状態におけるパチンコ機の斜視図、図4はガラスユニットを取り外した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図、図5はガラスユニットと補強材を分解した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図である。
また、前面枠3の前面には、一側(図中左側)が軸着された開閉扉8を回動可能に設け、該開閉扉8に透視可能なガラス板9を収納し、このガラス板9を通して遊技領域6を前方から透視可能な状態で覆い、開閉扉8の下方に上皿ユニット10と下皿ユニット11とを左右に少し位置をずらせた状態で上下に設けてある。そして、このパチンコ機1は、その横に設置されたカードユニット(図示せず)のカード挿入口にプリペイドカード等の記憶媒体(遊技価値が記憶されている)を挿入し、開閉扉8の下部に設けられた球貸用操作釦12を操作すると、パチンコ機1の内部に設けられた球排出装置が作動して遊技球が上皿ユニット10に排出されるとともに記憶媒体の記憶内容が書き換えられ、返却用操作釦13を操作するとカードユニット内の記憶媒体がカード挿入口から返却されるように成っている。
開閉扉8は、遊技盤5の遊技領域6の全体が見える大きさの略円形の開口部21を開設し、前面側にLEDなどで光る装飾部材を設けた合成樹脂製の開閉扉本体22と、この開閉扉本体22の裏側に取り付けられるガラスユニット23と、ガラスユニット23を前記開口部21を裏側から覆うように取り付けるために開閉扉本体22の開口部21の下方部分に配設された裏面部材24と、開閉扉本体22の裏面上部に設けられてガラスユニット23を係止するための係止部材25とから概略構成され、開閉扉本体22の一側上下に設けたヒンジ金具26により前面枠3の一側に開閉可能に軸着される。
周縁保持枠45は、プラスチック製の枠体であり、ガラス板9を保持する部分の断面形状は、図7(b),(c)に示すように、表側と裏側からガラス板9を嵌合して各ガラス板9の周縁の面を当接する当接部46と、この当接部46の外周縁から前後方向に延出して各ガラス板9の外周を囲繞する囲繞部47とからなる略凸字状に成型されており、頂部には乾燥剤収納室48を形成し、該乾燥剤収納室48の底部、即ち、当接部46に貫通孔(図示せず)を開設して当接部46の内側の空間と外側の空間とを連通してある。また、周縁保持枠45の外周部分(囲繞部47)のうち上部の左右(肩部分)に、略三角形の耳片状の被係止部50を外方(ガラス板9の中心とは反対側)に向けて突設し、直線状底辺の左右に略台形片状の係合部51を下向きに突設してある。被係止部50には、ガラスユニット23の上部の位置決めとして機能するテーパー穴が位置決め係合部52として開設され、このテーパー穴は、前方から後方に向けて次第に内径が小さくなるように内周面が形成され、この位置決め係合部52として機能する部分から後方に貫通した貫通孔53が一連に形成されている。なお、係合部51は、裏面部材24の係合孔55に係合してガラスユニット23を位置決めするための部材であり、被係止部50は、位置決めした状態で係止部材25により係止してガラスユニット23を開閉扉本体22に取り付けるための部材であり、いずれに関しても後で詳述する。
裏面部材24は、図8に示すように、パチンコ機1の表側から見て横長な合成樹脂製の部材であり、横長な背面部60の上端縁から前方に向けて平坦な上面部61を略水平に形成し、背面部60の下端縁から前方に向けて下面部62を形成し、上面部61と下面部62とを接続するようにして補強リブ63を縦方向に一体成形し、また、上面部61の前側には、荷重支持部29に対応する位置に荷重支持部29を収容して配置し得る大きさの配置切欠部64を形成し、各荷重支持部29の外側寄りである左右に、係合孔55の開口を構成するための係合切欠部65を上面と前面が開放した窪部(凹み)状に形成してある。この係合切欠部65は、上記したように裏面部材24を開閉扉本体22に取り付けた状態でガラスユニット23下部の前後左右方向の位置規制をする係合孔55となる上方開口状態の窪部(凹み)であり、左右の側面は、上から下に下がるに従って左右の幅が狭くなるようなテーパーが形成され、後面は、上から下に下がるに従って前後幅が狭くなるようなテーパーが形成されている。すなわち、係合孔55の左壁、右壁、及び後壁は、下方に向けて内側に傾斜した状態で形成されている。
また、下補強板35を挟んで取り付けるので、荷重支持部29の剛性が増し、ひいては開閉扉8の剛性も増す。
開閉扉本体22の裏面の上部であってガラスユニット23の被係止部50に対応する位置(即ち、開口部21の外側上部の左右)に、被係止部50が当接する当接部70を形成すると共に、その近傍に係止部材25が回動可能に取り付けられる回動軸71を設ける。この当接部70は、被係止部50が当接してその位置を規制する構成であればどのような構成でもよい。図12に示すように、先端から基端に向けて次第に拡径するテーパーを形成した円筒突起状の位置決め突部69を設け、この位置決め突部69の基端の外側に位置する平坦な面を当接部70として機能させてもよいし、位置決め突部69の先端にも当接させてもよい。また、位置決め突部69は、被係止部50に開設されたテーパー孔(位置決め係合部52)が丁度嵌合する大きさと長さに形成されている。一方、回動軸71は、後述する係止部材25の軸孔内に丁度嵌合し得る円筒状の突起である。そして、この回動軸71を中心にした仮想円弧上に壁部72を立設し、この壁部72の先端に高さを異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部72aを形成し、その下方に最も低い保持段部72bを形成し、その下方に保持段部よりも少し高いスライド部72cを形成する。
また、係止部材25の操作部75が当接する部位は、遊技盤5のいずれの位置でも良いが、十分な強度を期待できる部位であることが望ましい。例えば、遊技領域区画部材7など遊技領域の外側に設ける遊技盤前面取付部材の前面、あるいは遊技盤5の表面であることが望ましい。そして、係止部材25の操作部75は当接する部位までの距離に応じて後方への延出寸法を適宜設定する。
また、ガラスユニット23を開閉扉8に取り付ける取付部材である係止部材25、被係止部50、係合部51は、前記実施形態においては2箇所であるが、その数を増加するとさらに確実に受け止めることができる。
なお、係止部材25だけでガラスユニット23を取り付けるように構成してもよい。
3 前面枠
5 遊技盤
6 遊技領域
7 遊技領域区画部材
8 開閉扉
9 ガラス
21 開閉扉の開口部
22 開閉扉本体
23 ガラスユニット
24 裏面部材
25 係止部材
29 荷重支持部
35 下補強板
45 周縁保持枠
50 被係止部
51 係合部
52 位置決め係合部
53 貫通孔
55 係合孔
56 接着剤
61 裏面部材の上面部
64 配置切欠部
65 係合切欠部
70 当接部
71 回動軸
73 軸着部
74 押圧部
75 操作部
76 係止突出部
77 貫通空間
80 当接受部
81 溝
82 遊技盤当接部
Claims (9)
- 遊技盤を取り付ける前面枠と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を有し、前記前面枠に開閉可能に取り付けら
れる開閉扉と、
前記開閉扉の裏面側から前記開口部を覆うように取り付けられるガラスユニットと、
を備えた遊技機において、
前記ガラスユニットは、
ガラス板と、
該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、
を備え、
前記開閉扉は、
前記開口部が形成され略額縁状の開閉扉本体と、
前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、
を備え、
前記周縁保持枠は、
当該周縁保持枠の所定部位から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記開閉扉本体は、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付けた状態で前記被係止部が当接する当接部と、
前記係止部材が回動可能に取り付けられる回動軸と、
を備え、
前記係止部材は、
前記回動軸に軸着される軸着部と、
前記軸着部の外周に設けられ、前記係止状態で前記当接部との間に前記被係止部を挟持して押圧する押圧部と、
前記押圧部から後方に延出され、当該係止部材を操作するための操作部と、
を備え、
前記開閉扉を閉じた状態で、前記操作部の後端が前記遊技盤前面に近接乃至当接するように構成したことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技盤は、
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域の外側に取り付けられる遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤取付部材の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技盤取付部材から前方に突出した状態で当接受部を設け、
前記当接受部の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記遊技盤は、
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域の外側に取り付けられる遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記操作部の後端が前記遊技盤本体の前面に当接するように前記操作部の後方への延出寸法を設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記当接受部の前面に、断面略V字状の溝を形成し、
前記溝の傾斜面により、前記操作部の後端を溝の最深部に案内可能としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 - 前記当接部には、後方に向けて突出し、先端から基端に向けて次第に拡径するテーパーを形成した突起状の位置決め突部を設け、
前記被係止部の前記位置決め突部に対応する位置には、前記位置決め突部に嵌合する位置決め係合部が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の遊技機。 - 前記係止部材の押圧部には、前方に向けて突出する係止突出部が形成され、
前記被係止部には、前記位置決め係合部から後方に貫通した貫通孔が形成され、
前記係止部材を係止状態に変換した状態で、前記係止突出部が前記貫通孔に係合するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。 - 前記開閉扉には、前記開閉扉本体の裏面上部に前記係止部材を設けると共に、前記開閉扉本体の裏面下部に前記ガラスユニット下部の前後左右方向の位置規制をする係合孔を構成するための裏面部材を設け、
前記周縁保持枠には、当該周縁保持枠の上部に前記被係止部を設けると共に、前記係合孔に係合する係合部を当該周縁保持枠の下部から下方に向けて延設し、
前記開閉扉に前記ガラスユニットを取り付ける場合には、前記係合孔に前記係合部を上方から係合して、前記係止部材で前記被係止部を係止するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の遊技機。 - 前記裏面部材の裏面には、前記開閉扉を閉じた状態で、前記遊技盤前面に当接する遊技盤当接部を設けたことを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
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JP2016128028A (ja) * | 2016-03-07 | 2016-07-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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