JP3849620B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に開閉自在に装着される前面枠等の枠体が無用に開放されるのを知らせる検知スイッチを備えたパチンコ球を使用する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ球を使用する遊技機には、遊技客がガラス扉枠または前面枠を無断で開放し、不正に賞球を獲得する行為を防止するため、前面枠等の枠体の開放を検知して報知する防犯用の検知スイッチが設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパチンコ球を使用する遊技機にあっては、前面枠等を閉じる際に衝撃によりスイッチが破損するおそれがあるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、検知スイッチが前面枠等を閉じる際の衝撃により破損しにくいパチンコ球を使用する遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、機枠と、該機枠に対し開閉可能に設けられる前面枠と、該前面枠の閉止動作に伴い押圧される検知部とケース体とを有し、該検知部の押圧状況により前記前面枠の開閉を検知する検知スイッチと、前記検知部とケース体とを有する検知スイッチ自体を変位可能に保持する保持手段と、前記検知スイッチに対し、前記検知部の方に向かって付勢する付勢手段とを備え、前記前面枠が閉止される場合には、前記検知部が押圧された後に、前記検知スイッチが前記付勢手段による付勢力に抗して前記検知部の逆方に変位し、前記前面枠が開放される場合には、前記検知スイッチは前記付勢手段の付勢力により、前記検知部が押圧されたまま開放動作に伴って前記検知部の方に変位し、その後さらに開放したときに前記検知部の押圧が解除されることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2の発明は、機枠と、該機枠に対し開閉可能に設けられる前面枠と、該前面枠の前面側に開閉可能に設けられる扉枠と、該扉枠の閉止動作に伴い押圧される検知部とケース体とを有し、該検知部の押圧状況により前記扉枠の開閉を検知する検知スイッチと、前記検知部とケース体とを有する検知スイッチ自体を変位可能に保持する保持手段と、前記検知スイッチに対し、前記検知部の方に向かって付勢する付勢手段とを備え、前記扉枠が閉止される場合には、前記検知部が押圧された後に、前記検知スイッチが前記付勢手段による付勢力に抗して前記検知部の逆方に変位し、前記扉枠が開放される場合には、前記検知スイッチは前記付勢手段の付勢力により、前記検知部が押圧されたまま開放動作に伴って前記検知部の方に変位し、その後さらに開放したときに前記検知部の押圧が解除されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊技機の裏面図、図3は機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の裏面斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機の機枠であり、該機枠1の前面に額縁状に形成された前面枠2が開閉自在に取付けられている。該前面枠2の裏面側に該前面枠2と一体に設けられた合成樹脂製の遊技盤取付枠3を介して遊技盤4が取付けられており、その前面を覆うようにガラス扉枠5および前面板6が着脱かつ開閉自在に装着され、該前面板6の前面に打球を供給する上部球受皿7が装着されている。また、前面枠2の下部には上部球受皿7の余剰球を貯留する下部球受皿8と、打球の発射強さを加減する操作ハンドル9が設けられる。なお、本実施の形態では前面枠2と遊技盤取付枠3とを合成樹脂により一体に形成したものとして例示しているが、前面枠2と遊技盤取付枠3とをそれぞれ別体に成形したものであってもよい。
【0008】
前面枠2の左側縁部はヒンジ具88を介して機枠1の左端部に蝶着され、ガラス扉枠5の左側縁部も前面枠2の左端部に蝶着されている。そして、自由端を施錠装置89によって機枠1および前面枠2に閉止状態で施錠しており、前面枠2の前面に設けられたシリンダー錠Sの操作によって前記施錠装置89を作用して前面枠2およびガラス扉枠5を開閉するようになっている。
【0009】
前記遊技盤取付枠3は、図3および図4に示すように遊技盤4の下端を支持する下枠部3aとコ字形の上枠部3bとからなり、下枠部3aの前面側に発射レール18が取着され、該発射レール18と前記ガイドレール10との間に開設されるファール球口19から落下するファール球および前面板6の開放時に、上部誘導路20から落下する零れ球を受けて下部球受皿8に導くファール球樋21が形成される。該ファール球樋21は前面枠2に形成された球導出樋22を介して下部球受皿8と連通しており、ファール球樋21に受けられたパチンコ球は、前面枠2の後方に迂回することなく下部球受皿8に導かれる。23は上部球受皿7に貯留されたパチンコ球が球抜きされる球抜き樋である。
【0010】
前記ガラス扉枠5は、前面枠2の上半部分を全幅にわたって覆う大きさに形成され、その中央部に遊技盤4の遊技領域4aが視認可能な方形状の開口が形成される合成樹脂製の本体枠5aと、該本体枠5aの裏面側に装着される金属製の補強板5bとから構成されている。
【0011】
前記遊技盤4の前面に遊技球を案内するガイドレール10が設けられ、このガイドレール10によって囲まれる遊技領域4aに一般入賞口11や可変表示装置12の図柄を変動させる始動入賞口13、また可変表示装置12の予め設定された図柄の組合せにより開放する大入賞口14等が設けられ、遊技部4aの最下端にアウト口15が設けられている。なお、大入賞口14は、取付板16に形成した横長の開口に開閉扉17を前後方向に開閉自在に設け、電気的駆動源により開閉扉17を開閉する周知のものである。
【0012】
また、遊技盤4の裏面には入賞球集合カバー25および機構板26が配設されており、入賞球集合カバー25の裏面に遊技内容を制御する回路基板が収納される基板ボックス27が装着されている。一方前記機構板26は、ヒンジ具28によって開閉自在に装着され、図2および図3に示すように機構板の開放側および上下に位置して遊技盤取付枠3に設けられた機構板固定手段としての複数の係止具29と、機構板4に設けられた係止孔30とにより、機構板26を遊技盤4の裏面に密着させた状態に圧接して固定するようにしている。
【0013】
前記係止具29は、軸部31と該軸部31から両側に突出する摘みを兼ねる係止部32,32を備え、該係止部32下面には押圧突起33を設けており、遊技盤取付枠3の軸34に木ネジ35によりに回動自在に螺締めされている。そして、図5鎖線に示すように係止部32が係止孔30に嵌る位置と同図実線に示す係止部32が係止孔30に嵌合した状態とに規制突起36,37により回動規制されている。また、係止部32が係止孔30に嵌る位置に規制する規制突起36は、前記係止孔30に臨んで機構板26の位置決めとなると共に荷重を支持するようにしている。
【0014】
また、前記機構板26は、合成樹脂により方形状に形成されており、ほぼ中央に前記可変表示装置12の後部が臨む窓部42が開設されており、該窓部42の上方にパチンコ球を貯留する球タンク43が取付けられる。また、球タンク43の下方にはパチンコ球を整列して導き出す球誘導樋44が設けられ、その下流端は、屈曲誘導樋45を介して所定数のパチンコ球を払出す球払出装置46が接続されている。
【0015】
前記球払出装置46の下方には、該球払出装置46から払出されたパチンコ球を球導出路47,上部誘導路20を介して上部球受皿7に導く球排出樋48および球抜き樋49が並設されている。そして、前記開口窓42より下方の機構板26部分は、パチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度の前後幅寸法とした薄幅に形成され、かつ前面部が開口された凹室状の同一内側空間部として構成されている。そして、その同一内側空間部に前面が開口された樋状の入賞球集合通路50と入賞球と共にアウト球を合流して機外に排出する排出通路51と、余剰球通路52と、球抜き通路53が集約して形成されており、前記球排出樋48および球抜き樋49が開口54,55を介して余剰球通路52と球抜き通路53の上流部分に連通されるようになっている。
【0016】
前記余剰球通路52の下流側には球量検出機構56が設けられている。この球量検出機構56は、下端が軸57により揺動自在に軸支された板状の検知部材58とマイクロスイッチ59とを有し、余剰球通路52に賞球が充満するとその余剰球によって検知部材58が押されて揺動し、マイクロスイッチ59を作動するもので、該マイクロスイッチ59の作動によりその信号が制御回路に送られてパチンコ球の払出動作を停止したり打球の発射動作を不能にする等して遊技を不能動化するようになっている。また、余剰球通路52の終端に下部球受皿8の球出口60後面に設けられた下部誘導路61が位置している。
【0017】
また、図3および図5に示すように遊技盤4および遊技盤取付枠3の下枠部3aの一部を前記入賞球集合通路50と入賞球と共にアウト球を排出する排出通路51と、余剰球通路52と、球抜き通路53の通路壁62としており、機構板26を前記固定手段としての複数の係止具29により遊技盤4に密着固定することにより、前記入賞球集合通路50および排出通路51,余剰球通路52,球抜き通路53にパチンコ球が流下可能な状態となるように構成している。特に上記通路部50〜53の近傍に機構板26の固定手段29,30を設けることで、より密着が確実なものとなる。
【0018】
また、該余剰球通路52と球抜き通路53の通路壁62部分を導電性を有する金属製のカバー板62aとしてビス着等の適宜手段により取付けており、さらに該金属製のカバー板62aの上縁を屈曲して不正防止用リブ63を形成して、球出口60から侵入するピアノ線等の不正具の侵入を防ぐようにしている。なお、金属板62aに替えて導電性素材を混合した合成樹脂により成形してもよい。また、前記不正防止リブ63を余剰球通路52および球抜き通路53に沿うように設けることで不正防止と共に通路部の撓み防止の効果も生ずる。さらに、遊技盤取付枠3および遊技盤4の裏面を通路部の側壁とするだけでなく、機構板26を側壁として遊技盤取付枠3および遊技盤4に通路部の一部を設けるようにして、機構板26を遊技盤4裏面に装着することによって通路部としての機能をなすようにしてもよい。このとき、通路壁62を下枠部3aと別体に形成することで成形しやすくなる。
【0019】
しかして、機構板26の開放側および軸支側に、ガラス扉枠5および前面枠2の開放を検知する検知スイッチ38,39が設けられている。前記ガラス扉枠5用の検知スイッチ38は、図8および図13に示す前面枠2に設けた触子40を介して検知するようにしている。該触子40は、ほぼ前面枠2および遊技盤取付枠3の厚さ分の長さを有した棒状に形成され、途中に抜け止め鍔部40aを設けている。そして、図12および図13に示すように遊技盤取付枠3の上枠部3bに貫通して設けられた収納部64に付勢部材のスプリング65と共に収納され、支持蓋66をビス着67することで、付勢部材のスプリング65によって常に先端が前面枠2の前面に突出し、後端が支持蓋66から臨むように設けられる。なお、付勢部材により付勢された触子40により、シリンダー錠Sの操作によって前記施錠装置89を解錠操作することによりガラス扉枠5を自動的に開かせることができる。
【0020】
前記検知スイッチ38は、本実施の形態において常閉接点を有するマイクロスイッチであり、取付部材69を介して機構板26に取付けられる。該取付部材69は、図10に示すように検知スイッチ38の装着板部69aと機構板26への取付板部69bとで断面T型をしており、検知スイッチ38を装着板部69aの位置決めピン70で位置決めしてビス71により組付ける。そして、検知スイッチ38を組付けた取付部材69は、図11および図12に示すように機構板26の開放側上部隅角に前後に貫通して設けられた取付凹部72に後方から嵌め込み、弾性係止片73とビス74により、前記触子40の後端と検知スイッチ38の検知部38aと対向位置するように取付けられる。そして、検知スイッチ38の配線Hは、図8に示すように機構板26前面側に設けた配線収納溝75を介して中継基板41に接続される。
【0021】
上記構成の検知スイッチ38は、図12に示すようにガラス扉枠5が前面枠2に対して閉じられると、スプリング64の付勢によって前面枠2の前面に突出した触子40がガラス扉枠5の補強板5b裏面に当たることで触子40の後端で検知部38aを押圧して検知スイッチ38をオフ状態とし、ガラス扉枠5が閉じていることが検出される。一方、図12鎖線に示すようにガラス扉枠5が開けられると逆に触子40がスプリング64の付勢によって前面枠2の前面に突出し、検知部38aの押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり、ガラス扉枠5が開放されたことを直ちに知らせるようにしている。
【0022】
なお、取付凹部72の前面開口部を例えば図14に示すように前記触子部の支持蓋66と同形状として機構板26を閉じる際の位置決めとしてもよい。このとき支持蓋66の上面をテーパー面とすることで、図14鎖線に示すように球タンク43のパチンコ球等の重量により自由端側が下降しても、テーパー面により正規な位置にガイドするガイド機能を備えることができる。また、本実施の形態は棒状の触子40を介して検知スイッチ38を作用するようにしたが、本体枠5aまたは透光性のランプ用レンズ,基板保護カバー,音源手段の保護カバー等のガラス扉枠5に設けられた部材を後方に突出して触子5cを形成して検知部38aを押圧するようにしてもよく、例えば図15に示すように、ガラス扉枠5の補強板5bを後方に突出して触子5cを形成して直接検知部38aを押圧するようにすればよい。このように、一体的に触子5cを延出しても受ける場合、触子5cが長くなるため、強度的に強いのが望ましく、リブで補強したり補強板5b等の金属製の部材とすることが望ましい。また同様に、機構板26の前面側に検知スイッチ38の取付部を膨出してガラス扉枠5で直接検知スイッチ38を作用させると共に、該膨出部を機構板26を閉じる際の位置決めとしてもよい。
【0023】
次に、前面枠2用の検知スイッチ39について説明する。検知スイッチ39は、常閉接点を有するマイクロスイッチであり、取付部材76を介して機構板26に取付けられる。該取付部材76は、図17に示すようにL型の板状部76aに位置決めピン77が突設され、検知スイッチ39を該位置決めピン77で位置決めしてビス90により組付ける。そして、図16および図18に示すように機構板26の軸支側側縁に設けた取付部78のボス78a,78aにビス着79することで取付けられ、検知スイッチ38の配線Hは中継基板41に接続される。なお、検知スイッチ39は、前面枠2を閉じた状態で作動片39aが直接機枠1に接触する位置関係が設定される。
【0024】
このように取付けられた検知スイッチ39は、図19に示すように前面枠2が機枠2に対して閉められ、前面枠2が機枠1と係止する位置に至ると、作動片39aが機枠1に直接当たることにより、検知スイッチ39はオフし前面枠2が閉じていることが検出される。一方、図19鎖線に示すように、前面枠2が開けられると検知スイッチ39の作動片39aが機枠1から離れることになり、該検知スイッチ39はオンし前面枠2が開いていることが検出される。なお、機枠1の検知スイッチ39との接触部に摩耗防止等のために別部材を設けるようにしてもよい。
【0025】
上記したように、ガラス扉枠5および前面枠2の開閉を検知する検知スイッチ38,39を機構板26に設けることで中継基板41への配線の簡略化を図ることができ、取付部材69,76を介して取付けることで検知スイッチ38,39を保護すると共に故障による検知スイッチ38,39の交換も簡単に行うことができる。また、当然のことながら、機構板26に設ける検知スイッチ38,39は機構板26本体に限られることなく、機構板26に設けられる球タンク43,球誘導樋44,屈曲誘導樋45,球払出装置46等に設けてもよく、これらの部品を機構板26に取付ける際に共締めするか、あらかじめこれらの部品と検知スイッチ38,39とをユニット化しておけば、組付け作業を容易にすることができる。また、これらの部品の近傍に設けられた配線基板に配線を接続すれば配線の取付作業性も向上する。
【0026】
また、図20ないし図22は検知スイッチ38,39の取付の他の実施の形態を示し、検知スイッチ38,39は取付部材としてのケース体80を介して取付けるようにしている。ケース体80は、図20に示すように側面が開放した検知スイッチ38,39が収納可能な箱状本体80aと開口を閉塞する蓋体80bとからなり、箱状本体80aに検知スイッチ38,39の位置決め突起84が設けられ、側壁には透孔87が形成されると共に、該透孔87から臨んで検知部材83が設けられる。該検知部材83の側面はスムーズに作用するようにテーパー面83aとしている。85はケース体80の一端に形成された軸筒部であり、ケース体80が揺動自在に取付けるようにしている。86は軸筒部85の対角位置に設けられた弾性手段としての弾性片であり、確実に検知スイッチ38,39が作用するようにしている。
【0027】
上記構成のケース体80は、箱状本体80aに検知スイッチ38,39を位置決め突起84により位置決めして収納し、該蓋体80bに設けた係止孔81を箱状本体80aの係止爪82に係止することによりビスを使用することなく組立てられる。このとき検知部38a,39aと検知部材83は対向位置にある。
【0028】
上記ケース体80を使用した実施の形態を前面枠2用の検知スイッチ39において説明する。検知スイッチ39を備えたケース体80は、軸筒部85を取付部78のボス78aに嵌挿しビス着79することで揺動自在に取付け、前記弾性片86を機構板26の側壁に当接させる。そして、このように取付けられた検知スイッチ39は、図22に示すように検知部材83が機枠1に直接当たることで検知スイッチ39はオフし、同図鎖線に示すように前面枠2が開けられることで機枠1から外れ該検知スイッチ39はオンする。このとき、機枠1の側板が内方に撓んだり変形したりして検知スイッチ39との位置関係がずれていても、弾性片86の弾性によりケース体80が軸筒部85を軸として内方に揺動して確実に検知スイッチ39が作用することができる。
【0029】
このように、検知スイッチ38,39がケース体80に保護されているので破損し難く、衝撃による支障も起こり難い。また、ケース体80に弾性片86を設けることで衝撃を吸収すると共に位置関係がずれても弾性片86の弾性によりずれ分を吸収することができる。なお、弾性片86はケース体80に設けることなく、機構板26側に設けるようにしても同様の効果を得ることができる。また、弾性手段として弾性片を使用して説明したが、スプリング,板ばね等にしてもよく弾性機能により衝撃等を吸収するようにすればよく、例えば検知スイッチ38,39自体を揺動自在に装着し、機構板26側に設けた弾性部材により衝撃等を吸収したり、枠体に検知スイッチ39全体をスプリングによって可動自在に設けたりするようにすればよい。上記実施の形態の内容は当然のことながらガラス扉枠5用の検知スイッチ38にも適用可能である。
【0030】
上記したように、ガラス扉枠5および前面枠2の開閉を検知する検知スイッチ38,39をそれぞれ別々に設けるようにしたが、一つの検知スイッチでガラス扉枠5および前面枠2の開閉を検知することも可能である。例えば機構板26を機枠1に固定して、検知スイッチ38を使用することによりガラス扉枠5の開閉は上記実施の形態のように検知し、前面枠2の開閉は前面枠2を開放することにより図14に示すように機構板26と前面枠2が離れた状態となり、触子40が検知部38aの押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり、前面枠2が開放されたことを検知することができる。また、検知スイッチ38を揺動自在に設け、前面枠2およびガラス扉枠5を閉じた状態で機枠1と触子とで検知スイッチ38を挟んでオフ状態とし、ガラス扉枠5を開放すると触子40が検知部38aの押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となってガラス扉枠5の開放を検知し、前面枠2を開放すると機枠1との接触が解除されて検知スイッチ38が自重で揺動することにより触子40の押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり前面枠2の開放を検知することができる。
【0031】
なお、本実施の形態において検知スイッチ38,39を常閉接点を有するマイクロスイッチとしたが、発光部と受光部とからなる光学式センサとしてもよく、ガラス扉枠5および前面枠2の閉鎖時に発光部と受光部間に検知片等が臨むことによってガラス扉枠5および前面枠2が閉じていることを検知するようにしてもよい。
【0032】
また、ガラス扉枠5の開閉検知スイッチ38を機構板26に設けることで、ガラス扉枠5の開閉を検知できるのはもちろんのこと、逆に機構板26が確実に固定されているかどうかを確認することも可能である。本実施の形態の開閉式の機構板26であれば、運搬時におけるセットずれの確認やホールにおける球詰りの解除や出荷前の点検後の閉鎖確認としても有効である。
なお、機構板26は開閉式のものに限られることなく、引掛け式や固着式のものであっても機構板26のセット確認を識別するものとして使用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明に係わるパチンコ球を使用する遊技機は、検出スイッチを変位可能に保持する保持手段と付勢手段を有することにより、衝撃が吸収され破損されにくくなり、経済的に長く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の裏面斜視図である。
【図4】ガラス扉枠および前面板を開放して示すパチンコ遊技機の下部部分の斜視図である。
【図5】機構板の一部を断面にして示す要部正面図である。
【図6】機構板の要部裏面斜視図である。
【図7】図5の側断面図である。
【図8】ガラス扉枠の検知スイッチの関係を示すの要部分解斜視図である。
【図9】前面枠の要部斜視図である。
【図10】検知スイッチの分解斜視図である。
【図11】検知スイッチの取付を示す分解斜視図である。
【図12】ガラス扉枠と検知スイッチの関係を示す要部側断面図である。
【図13】触子部の要部分解斜視図である。
【図14】触子部を位置決めとした実施の形態の要部側断面図である。
【図15】他の実施の形態のスイッチの関係を示す要部側断面図である。
【図16】前面枠の検知スイッチ部分の斜視図である。
【図17】検知スイッチの分解斜視図である。
【図18】検知スイッチの取付を示す分解斜視図である。
【図19】機枠と検知スイッチの関係を示す要部正面図である。
【図20】検知スイッチのケース体の分解斜視図である。
【図21】図20の検知スイッチ部分の斜視図である。
【図22】機枠と検知スイッチの関係を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1…機枠
2…前面枠
3…遊技盤取付枠
5…ガラス扉枠
5c…触子
26…機構板
38…検知スイッチ
40…触子
86…弾性片(弾性手段)

Claims (2)

  1. 機枠と、
    該機枠に対し開閉可能に設けられる前面枠と、
    該前面枠の閉止動作に伴い押圧される検知部とケース体とを有し、該検知部の押圧状況により前記前面枠の開閉を検知する検知スイッチと、
    前記検知部とケース体とを有する検知スイッチ自体を変位可能に保持する保持手段と、
    前記検知スイッチに対し、前記検知部の方に向かって付勢する付勢手段とを備え、
    前記前面枠が閉止される場合には、前記検知部が押圧された後に、前記検知スイッチが前記付勢手段による付勢力に抗して前記検知部の逆方に変位し、
    前記前面枠が開放される場合には、前記検知スイッチは前記付勢手段の付勢力により、前記検知部が押圧されたまま開放動作に伴って前記検知部の方に変位し、その後さらに開放したときに前記検知部の押圧が解除されることを特徴とするパチンコ球を使用する遊技機。
  2. 機枠と、
    該機枠に対し開閉可能に設けられる前面枠と、
    該前面枠の前面側に開閉可能に設けられる扉枠と、
    該扉枠の閉止動作に伴い押圧される検知部とケース体とを有し、該検知部の押圧状況により前記扉枠の開閉を検知する検知スイッチと、
    前記検知部とケース体とを有する検知スイッチ自体を変位可能に保持する保持手段と、
    前記検知スイッチに対し、前記検知部の方に向かって付勢する付勢手段とを備え、
    前記扉枠が閉止される場合には、前記検知部が押圧された後に、前記検知スイッチが前記付勢手段による付勢力に抗して前記検知部の逆方に変位し、
    前記扉枠が開放される場合には、前記検知スイッチは前記付勢手段の付勢力により、前記検知部が押圧されたまま開放動作に伴って前記検知部の方に変位し、その後さらに開放したときに前記検知部の押圧が解除されることを特徴とするパチンコ球を使用する遊技機。
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