JP5035655B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
ところで、従来から遊技機、例えばパチンコ遊技機ではパチンコ遊技機本体の前方に扉枠が開閉可能に装着され、この扉枠の背面にガラス板を配設する構造を備えている。このように扉枠にガラス板を配設することによってパチンコ遊技機本体前面に形成された遊技面が保護されることとなる。ガラス板は近年フレームに取り付けてユニット化し、このガラス板ユニットを扉枠の背面に装着するようになってきている。パチンコ遊技機の周辺部材としてのガラス板ユニットはガラスが破損したり経年の使用で傷がついたりするケースがあることを考慮して扉枠に対して着脱可能とされている。
このようなガラス板ユニットの一例として特許文献2を挙げる。特許文献2の図5及び図6に示すように、ガラスユニット160はガラスフレーム161の取り付け部162の透孔162aに対して蝶ネジ等の締結具を使用することで扉枠13の背面に取り付けるようになっていた。
しかし、上記のような従来のラッチ装置ではラッチは一方だけにしか突出しないためラッチ装置を使用する場合にはいくつも取り付けなくてはしっかりと固定できないこととなってしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、2方向にラッチが突出するようなラッチ装置を遊技機の周辺装置の取り付けに適用した遊技機を提供するものである。
図1〜図6に示すように、パチンコ遊技機11は支持枠体としての外枠12を備えている。外枠12は、遊技ホールへの設置の際にいわゆる島設備に取り付けられる。外枠12は上下左右の各枠板12a〜12dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板12d上面には幕板13が配設されている。
外枠12内には本体枠14が装着されている。遊技体の一部をなす本体枠14はパチンコ遊技機の構造的な中核を形成するパネル状の構成部材であって、外枠12内において幕板13上に配置されている。図4及び図5に示すように、本体枠14は正面視において略長方形の外郭を備えたABS製のパネルとされている。本体枠14は正面から見て左方寄りにおいて上下に配設された開閉金具15の開閉軸線P(図4参照)を軸心として外枠12に対して前方側に開放可能とされている。
図6に示すように、外レール51は前記パチンコ球発射ユニット17の補助レール20の正面から見て左斜め上方であって、同補助レール20の延長方向にファール球通路24上方の空間を隔てた位置にその基端が配置されている。外レール51は基端から時計回り方向に円弧状に上方に延出され遊技面27aの頂点から若干進んだ位置(遊技面27aを時計のダイヤルと見立てた場合の略2時方向位置)にその先端が配置されている。
外レール51の先端と内レール52の基端との間には両レール51,52は配設されておらず、窓孔29の内周壁56によって遊技領域が画定されている。内側壁56は両レール51,52の曲率に略応答した曲率で弧状の壁面として構成されている。
遊技領域に放出された遊技球は落下しながら遊技釘、装飾パネルあるいは各種役物等と干渉して弾かれながら降下し、途中始動口38、可変入賞装置39及び一般入賞口41に入賞する球以外はすべて内レール52上に落下し、同内レール52を伝わって最下部位置のアウト口42に導かれる。入賞した入賞球、アウト口42に導かれたアウト球は遊技盤27背面の遊技球回収通路26に集合し、機外に一旦放出される。
取り付け凹部57の周囲のベース面61a上には所定の位置(本実施の形態では3箇所)にガラスユニット75固定用のクランプレバー58が配設されている。クランプレバー58周辺の構造については後述する。扉枠61の背面側であって目視用窓孔62の上部には横長の収容部59が形成されている。収容部59内にはクランプユニット60が吊り下げ支持されている。収容部59及びクランプユニット60周辺の構造については後述する。
装飾用パネル63、第1の膨出部66及び第2の膨出部70は全体としてデザイン的な統一が図られている。
正面から見て下受け皿71の左方には灰皿72が配設されている。下受け皿71の右方にはパチンコ球発射ユニット17と連動する遊技球打ち出し用ハンドル73が前方に突出形成されている。
図10〜図19に基づいてガラスユニット75について説明する。
ガラスユニット75は、モールド成形によって一体的に製造されたABS樹脂製のガラスフレーム76を備えている。ガラスフレーム76には前後二枚のガラス板77,78が所定間隔を開けて平行に装着されている。本実施の形態では、ガラスフレーム76が保持枠体に相当し、ガラス板77,78が透明板に相当する。
ガラスフレーム76は楕円環状の外形形状を有し、細枠部79と細枠部79の一部が外方に拡張された膨出部80とから基本形状が構成されている。
細枠部79は周方向に延出された平板部81と平板部81内周において径方向に突起した凸条82を備えている。凸条82はガラスフレーム76の全周に渡って延出され、同凸条82に包囲された内周は楕円形状をなしている。図15に示すように、ガラスフレーム76には平板部81の凸条82によって分割された内周面81a,81bと凸条82の両側面82a,82bとによって前後にガラス板支持部83a,83b構成されている。
図15に示すように、平板部81の前面81Aと後面81Bとの間がガラスフレーム76の厚みLとされている。
膨出部80は頂点が丸く面取りされた略二等辺三角形の外形形状とされている。膨出部80の表面側(図11で示される面)には凹部84が形成されている。図11及び図16に示すように、凹部84内においてリブ85で区画された収容領域Sには乾燥剤86が収容されている。図10に示すように、膨出部80の表面側においては細枠部79から膨出部80方向に延設された平板部81は膨出部80の外郭に沿って凹部84を包囲するように配置されている。また、膨出部80の表面側においては凸条82の側面82aは細枠部79から膨出部80方向に延設され平板部81に沿って凹部84を包囲するように配置されている。
一方、膨出部80の脊面側(図10で示される面)では平板部81及び凸条82の側面82bは膨出部80方向に延設されず楕円環状を構成する。
ガラスフレーム76の上部ブラケット88と膨出部80の間には側部耳板部93が張り出し形成されている。膨出部80の下方位置には下部耳板部94が外方に向かって張り出し形成されている。
細枠部79の上部には左右一対のクランプブラケット95a,95bが突出形成されている。左方のクランプブラケット95aの厚みは右方のクランプブラケット95bの厚みよりも薄肉に形成されている。ガラスフレーム76の扉枠61への装着状態で正面からみて右側の上下寄りには位置決め用の位置決め板96が併設された2つの押さえ板97が外方に向かって張り出し形成されている。細枠部79の下部には押さえ板98が外方に向かって張り出し形成されている。これらクランプブラケット95a,95b及び押さえ板97,98も平板部81の厚み内に収まっている。
図15に示すように、両ガラス板77,78は外周縁を平板部81の内周面81a,81bに当接させた状態で接着剤としてのグルー剤(図示せず)によって凸条82の両側面82aに対して貼着されている。図21〜図24に図示されるようにガラス板77,78の外表面位置はそれぞれ平板部81の前後面81A,81Bと面一ではなくわずかに前後面81A,81Bより内方に後退した位置(約1mm程度の後退量)とされている。
図20〜図23に示すように、収容部59の前壁面59aに対して所定間隔を開けてクランプユニット60の一部を成すプラスチック製の一対の取り付けブラケット105がビス106によって固着されている。両取り付けブラケット105間にはクランプユニット60の一部を成す合金製の略長方形形状のユニットベース107がビス106によって懸架されている。ユニットベース107は自身前壁面59a寄りにおいて縁部より立設された取り付け片108を介してビス106によって前壁面59aに固着されている。これら取り付けブラケット105及びユニットベース107に以下に説明する他のクランプユニット60の構成要素が搭載される。
取り付けブラケット105にはユニットベース107の長手方向に貫通する浮き上がり防止手段及び案内手段としての透孔110が形成されている。ユニットベース107の中央位置にはネジ孔109が形成されている。ネジ孔109を挟んで対称となる位置にはそれぞれユニットベース107の長手方向に沿って平行に延出される長孔111が透設されている。
ユニットベース107上であって、操作レバー113の下面位置には一対のラッチ118A,118Bが配設されている。両ラッチ118A,118Bは同一形状のプラスチック製の棒状の外観に構成され、レバー軸112を挟んだ前後位置にそれぞれ左右方向にその先端が向くように逆向きに対向配置されている(つまり互いに背中合わせとなるように配置されている)。両ラッチ118A,118Bは図22(b)に示すように、左右に最も進出した状態においても前後方向で重複する位置関係にある。
両ラッチ118A,118Bは太幅の胴部119と、胴部119前方の細幅のヘッド部120とを備えている。両ラッチ118A,118Bのヘッド部120は前記取り付けブラケット105に形成された透孔110にそれぞれ挿通されている。ヘッド部120の基部側方は取り付けブラケット105内側面と当接してヘッド部120のそれ以上の進出を規制する当接面121が形成されている。胴部119からヘッド部120にかけての長手方向上面には主として軽量化を図るための凹部122が形成されている。
胴部119の基部から後方(ここではヘッド部120と逆方向)には揺動片126が延出されており、同揺動片126の先端寄りには第1のストッパ127が互いに他方のラッチ118A,118B側に向かって突設するように形成されている。互いに他方のラッチ118A,118B側に面した胴部119の側縁119aには所定間隔を空けて第2及び第3のストッパ128,129が互いに他方のラッチ118A,118B側に向かって突設するように形成されている。これらストッパ127から29は第1及び第2の保持機構に相当する。胴部119の裏面には案内突起130が形成され、前記長孔111内に配置されている。案内突起130及び長孔111は案内手段とされる。
ラッチ118A,118Bはの先端側(つまりヘッド部120)は取り付けブラケット105に形成された透孔110にそれぞれ挿通されて上下のみならず前後方向の浮き上がりも防止されている。このように前後方向の浮き上がりが防止されることからラッチ118A,118Bはガラスユニット75(ガラスフレーム76)を扉枠61との間に挟持することが可能となる。
まず、ガラスユニット75(ガラスフレーム76)の扉枠61への装着の前提としてクランプユニット60は図22、図24(a)及び図26(a)に示す操作レバー113及びラッチ118A,118Bの状態とされている。つまり、ラッチ118A,118Bは最も後退して互いの重複量が最も大きくなっており、そのヘッド部120は取り付けブラケット105の透孔110から外方に突出することはない(本実施の形態では先端がわずかに露出している)。また、操作レバー113は扉枠61の背面方向にレバー部115が延出された位相状態である(この操作レバー113の位置を原位置とする)。
また、このようにラッチ118A,118Bが最も後退した状態においては図27(a)に示すように、それぞれのラッチ118A,118Bの第1のストッパ127が他方のラッチ118A,118Bの第2のストッパ128と係合してラッチ118A,118Bの進出方向へのスライド移動が阻止されている。
尚、このような掛止準備状態においては図24(b)に示すように、操作レバー113のレバー部115の外向き縁部115aはレバー軸112を通り扉枠61のベース面61aに直交する直線pに対して角度θの傾斜を有している。
この状態で作業者はレバー部115を操作して操作レバー113を回動してラッチ118A,118Bを左右方向、つまり取り付けブラケット105の透孔110からスペースS方向に進出させる。すると図23及び図24(c)に示すようにラッチ118A,118Bの側面は収容部59の前壁面59aとの間にクランプブラケット95a,95bを挟持する。これによって、クランプブラケット95a,95bは両ラッチ118A,118Bによって支えられ扉枠61側に固定(ラッチ118A,118Bと扉枠61によって挟持)されることとなる。
ガラスユニット75は前記取り付け凹部57内に配置されている。図19に示すように、位置決め板96に形成された位置決め孔133内には扉枠61裏面に形成された位置決めピン134が配置されている。クランプレバー58は回動軸135と押圧アーム136を備えている。クランプレバー58の押圧アーム136は図8に示す使用時において図18(b)及び図19の実線で示す位置で押さえ板97を固定している。
一方、扉枠61裏面上のクランプレバー58に隣接する位置にはストッパ137及び押圧丘138が形成されている。押圧丘138はなだらかに湾曲した丘状の突起体であって、押圧アーム136の裏面と干渉してクランプレバー58の遊動を防止する。従って、クランプレバー58は非使用時には押圧アーム136がストッパ137に当接するとともに押圧丘138に保持されて図18(a)及び図19の仮想線で示す位置で保持される。
しかし、本実施の形態では本体枠14に扉枠61を閉鎖させた状態では内レール52に対して庇部99は同内レール52の下部位置に重複状に配置されることとなるため、ワイヤを差し入れようとしてもこれらの重複関係によって隙間が遮蔽されるため、ワイヤを遊技面27aに導くことが困難になる。また、例え導くことが可能であっても操作に非常に時間がかかる傾向となるため抑止効果が大きい。結果として、遊技釘の間隔を拡げるような不正行為が行いにくくなる。
(1)ガラスユニット75を扉枠61の背面に装着する際に、このようなクランプユニット60を使用すれば一回の操作でガラスユニット75側の二カ所(ここではクランプブラケット95a,95b)を同時に掛止することができ、ガラスユニット75着脱の際の作業効率がアップする。
(2)クランプユニット60のラッチ118A,118Bはその側面でクランプブラケット95a,95bを押さえることとなるため、進出量を変更することで自在に押さえる面積を調整することができ、広い面積で支えることも可能となる。
(3)クランプユニット60のラッチ118A,118Bは扉枠61のベース面61aに沿って進退するため、スペース的な余裕のない扉枠61と本体枠14(遊技盤27)との間に配設しても邪魔になることはない。
これによって作業者が積極的に操作レバー113を操作しなくとも、あるいは操作を忘れてしまった場合でも確実にクランプユニット60が駆動されることとなる。
(5)ラッチ118A,118Bの進退においてクランプブラケット95a,95bを固定する進出位置と最も後退した位置の両位置でラッチ118A,118Bが移動しないような保持機構(第1〜第3のストッパ127〜129)を設けているため、進出位置で不用意にラッチ118A,118Bが後退せず、確実にクランプブラケット95a,95bを固定でき、後退位置ではガラスユニット75をセットする前にラッチ118A,118BがスペースSに進出してしまい作業の支障を来すこともない。
また、第1〜第3のストッパ127〜129は背中合わせのラッチ118A,118B間に形成されて実行されているため、構造が複雑にならずコスト削減につながる。
(6)ガラスユニット75を扉枠61の背面に装着する際にその外形形状に対応した形状の取り付け凹部57に嵌合させることで、自動的にクランプブラケット95a,95bが固定位置に配置されることとなるため、位置合わせが不要となって作業効率がアップする。
・上記実施の形態では保持機構として第1〜第3のストッパ127〜129を使用し、これらはすべてラッチ118A,118B間に形成されていた。しかし、図29〜図31に示すように、ラッチ118A,118Bではなく取り付けブラケット105にフック141を設けラッチ118A,118B上に立設される係合ピン142と係合させるようにしてもよい。
この変更例では図31(a)〜(d)に示すようにラッチ118A,118Bの後退位置における保持機構については上記実施の形態と同様である。しかし、図31(c)及び(d)に示すようにラッチ118A,118Bを進出させた状態においてはフック141が係合ピン142と干渉し、外方に撓んで係合関係となるものである。このような保持手段とすれば上記と異なりラッチ118A,118Bのがたつきが少なくなるため、より精密なクランプが要求される場合に好適である。
この変形例では収容部59の左右のスペースS位置の前壁面59a部分に円筒形状の係合突起145を突出させる。一方、ガラスユニット75上部のクランプブラケット95a,95bに側方に張り出した張り出し片146を一体形成し、この係合突起145に係合突起145が挿通される透孔147を設けるようにしたものである。
このようにすればガラスユニット75を収容部59内に正確に仮配置することができ、クランプユニット60によるガラスユニット75の固定作業が迅速化する。
・上記実施の形態ではクランプユニット60をガラスユニット75の上部を固定するために1つのみ使用したが複数配設することも自由である。また、扉枠61の他の位置に設けることも自由である。
・クランプユニット60はガラスユニット75を扉枠61の背面に固定するために使用したが、他の周辺部材を固定するために使用しても構わない。
・上記クランプユニット60の形状は一例であって、他の構成で実現することも可能である。
・上記実施の形態のパチンコ遊技機11以外の機種に応用することも自由である。またパチンコ遊技機以外のパチロットに応用することも可能である。
・この種のラッチ装置が応用できるのであれば、使用対象は遊技機に限定されるものではない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
(1) 前記複数のパネル体は遊技体と、同遊技体前面に形成された遊技面と、同遊技面を前方から覆う扉体であり、前記一のパネル体は扉体であること。
この構成は上記請求項4をより具体化した付記である。
このような構成にすると、扉体の背面に装着されたラッチ装置は、ベース上の回動軸を中心に回動体は回動し、この回動体の回動に伴って回動軸回りの異なる位相位置にそれぞれ配置された2つの第1の係合部は回動軸回りに回動することとなる。一方、回動軸を挟んで対向配置された一対のラッチは第2の係合部を介して第1の係合部に押引され長手方向に沿って、かつ互いに逆方向に向かって進出する。このとき、第1の係合部自体は回転運動であるが、ラッチは案内手段によって長手方向に案内されるため略直線運動となる。また、遊技機においてラッチの進退方向は遊技機の前後方向(遊技者側を前方とし遊技機裏面側を後方とした場合)ではなくこの前後方向と交差する扉体の背面に沿った方向となる。つまり、両ラッチは扉体の背面と略平行に延出され、ラッチ側面と扉体とが協働して周辺部材は挟持されることとなる。
このように一方だけでなく2方向にラッチが突出することとなるため、扉体に装着されたラッチ装置は同時に2カ所で周辺部材を押さえることができ、ラッチ装置の配置数を減らすことができるとともに、周辺部材をしっかりと保持することができる。
(2) 前記ラッチ装置の前記回動体には後方に向かって延出されるレバーが形成され、同レバーは前記扉体後方に配置された遊技体に対する閉鎖に伴って同遊技体側と当接して押動されることで同回動体を回動させ、もって前記周辺部材を同扉体と同両ラッチの側面との間に挟持させるようにしたこと。
これは請求項5に対応する付記であって、付記1の下位概念となる。
(3) 前記ラッチ装置の前記両ラッチは同両ラッチが前記周辺部材に対して掛止される進出位置において、後退不能に保持される第1の保持機構を有していること。
これは請求項6に対応する付記であって、付記1及び2の下位概念となる。
回動軸が設置されたベースと、
同回動軸を中心に回動可能とされるとともに、同回動軸を挟んだ対向位置に一対の第1の係合部が形成された回動体と、
同回動軸を挟んで対向配置され、前記第1の係合部とそれぞれ係合する第2の係合部が形成された長尺に形成されたラッチと、
同ラッチの前記ベース面からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止手段と、
同ラッチを長手方向に案内する案内手段とを備えたラッチ装置が装着され、
前記扉体の背面に装着される周辺部材は、同ラッチ装置の両ラッチが前記回動体の回動に伴って係合部を介して押動され長手方向沿って進出することで前記扉体と同両ラッチのヘッド部との間に挟持されることを特徴とする遊技機。
これはラッチが一対ではないケースを念頭においた付記である。
(5)前記ラッチ装置の前記回動体には扉枠の厚みからはみ出して後方に向かって延出されるレバーが形成され、同レバーは前記扉体の前記遊技体に対する閉鎖に伴って同遊技体側と当接して押動されることで同回動体を回動させ、前記周辺部材を同扉体と同両ラッチのヘッド部との間に挟持させること。
これは付記4の下位概念となる。
これによってラッチ装置を駆動させる際に迅速に一のパネル体(周辺部材)を配置させることができ、作業効率が向上する。ここでの配置補助手段とは上記実施の形態では取り付け凹部57や係合突起145と張り出し片146が相当する。
(7)前記浮き上がり防止手段は案内手段を兼ねていること。
このように構成することで部材点数を減らすことが可能となる。例えば上記実施の形態では取り付けブラケット105の透孔110がこれに相当する。また、他の案内手段がある場合には複数の案内手段によって確実にラッチを案内させることが可能となる
(8)第1の保持機構は背中合わせに隣接して配置された両ラッチの縁部に一体的に形成され、互いの係合部の係合によって実行されること。これによって部材点数を削減でき、スペース的な余裕があまりなくとも第1の保持機構を形成することが可能となる。
(9)第2の保持機構は背中合わせに隣接して配置された両ラッチの縁部に一体的に形成され、互いの係合部の係合によって実行されること。これによって部材点数を削減でき、スペース的な余裕があまりなくとも第2の保持機構を形成することが可能となる。
(10)前記扉枠の背面に配置される周辺部材はガラス板が装着されたフレーム体であること。
この付記は周辺部材を具体化したものである。
Claims (3)
- 機能の異なる複数のパネル体を前後方向に重複配置して組み立てるようにした遊技機において、同複数のパネル体から選択された一のパネル体の背面には、
回動軸が設置されたベースと、
同回動軸を中心に回動可能とされるとともに、同回動軸回りの異なる位相位置にそれぞれ配置された2つの第1の係合部が形成された回動体と、
同回動軸を挟んで対向配置され、前記2つの第1の係合部とそれぞれ係合する第2の係合部が形成された長尺に形成された一対のラッチと、
同ラッチの前記ベース面からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止手段と、
同両ラッチを長手方向に案内する案内手段とを備えたラッチ装置が装着され、
前記ラッチ装置の前記回動体には前記一のパネル体厚みからはみ出して後方に向かって延出されるレバーが形成され、同レバーは前記一のパネル体の隣接するパネル体に対する閉鎖に伴って同隣接するパネル体と当接して押動されることで同回動体を回動させる一方、
前記一のパネル体に対してその背面側から配設される周辺部材は、前記ラッチ装置の前記両ラッチが前記回動体の回動に伴って前記両係合部を介して押動され長手方向に沿って、かつ互いに逆方向に向かって進出することで前記一のパネル体に対して同両ラッチの側面によって固定されることを特徴とする遊技機。 - 前記ラッチ装置の前記両ラッチは同両ラッチが前記周辺部材に対して掛止される進出位置において、後退方向へ移動しないように保持される第1の保持機構を有していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記ラッチ装置の前記両ラッチは進出方向に移動しないように後退位置で保持される第2の保持機構を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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