JP4822911B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、中枠に開閉可能に組付けられる前枠に、遊技盤と透視ユニットとの隙間からのワイヤ等の侵入を防止する防犯部材を配設した遊技機に関するものである。
遊技機の一例であるパチンコ球(遊技球)を使用して遊技を行なうパチンコ機は、その基本構成として、縦長方形の外枠の開口前面側に、各種の必要な遊技構成部材が搭載されて遊技盤を収容セットした中枠を開閉(横開き)および着脱可能に組付けると共に、遊技盤の前面を透視保護するガラスユニットを組付けた前枠を、中枠に対して開閉(横開き)および着脱可能に組付けて1台単位で構成される。
前記遊技盤の前面に、所要の遊技領域を画成する内レールおよび外レールからなる案内レールが配設されると共に、前記中枠には発射レールが配設されている。そして、中枠に配設した操作ハンドルの操作により発射レールから打出したパチンコ球を、前記案内レールを介して遊技盤の遊技領域に導くよう構成されている。しかし、パチンコ球の打出力の不足により、遊技領域に到達せずに逆戻りするパチンコ球(いわゆる戻り球)が発生することがある。この戻り球は、外レールの下端と発射レールの上端との間に形成された戻り球排出口を介して、中枠に設けた下球皿に戻されるようになっている。
前述したように、戻り球排出口は下球皿に連通しているため、該戻り球排出口を悪用した不正行為が行なわれ易いことが問題となっている。具体的には、例えばワイヤ等の不正器具の先端部を、下球皿の球出口から戻り球排出口内に挿入させ、更に内レールと前枠のガラスユニットの間を通して遊技領域内に到達させる。そして、例えば始動入賞口の羽根部材等を不正器具の先端部で開放させて、パチンコ球を受け入れ易い状態にし、多くの賞球を獲得する不正行為が行なわれることがある。
この問題を解決するために、例えば特許文献1に開示のパチンコ機用の防犯部材が提案されている。この防犯部材は、その下縁および左右側縁を、前面枠(中枠)に開閉自在に組付けたガラス枠(前枠)のフレームに設けた溝に差し込むことで、フレームに組付けたガラス板の裏側に取付けられる。そして、前面枠に対してガラス枠を閉成したときに、内レールとガラス板との隙間を当該防犯部材で塞ぐことで、不正器具の遊技領域への侵入防止を図っている。
特開平6−114146号公報
特許文献1に開示の防犯部材は、前述したようにガラス板の裏側に臨むようにガラス枠に取付けられているため、フレームに対してガラス板を交換等する場合は、該ガラス板の取外しや取付け時にはその都度防犯部材を取外したり取付ける必要があり、手間が掛かる問題が指摘される。また、ガラス板の交換等に際して取外した防犯部材を、ガラス板を取付けた後に取付けるのを忘れることがある。更には、取外した防犯部材を別の場所に置いておくことで、ガラス板を取付けている間に無くしてしまうおそれもあった。
すなわち、本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、透視ユニットの取付けや取外し作業の妨げになることがなく、かつ無くしたり取付け忘れを防止し得る防犯部材を備えた遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、
遊技盤(12)が配設された中枠(13)に対し、開口部(28a)が開設された前枠(15)が開閉可能に組付けられると共に、該前枠(15)に、遊技盤(12)の前面を透視保護する透明板(29)を支持枠(30)内に組付けた透視ユニット(14)が裏側から着脱自在に配設され、前記遊技盤(12)の前面に、遊技領域(12a)を画成する内レール(18,20)と外レール(19)とを備えた案内レール(21)が配設され、前記外レール(19)の下端と、前記中枠(13)の前面に設けた発射レール(26)の上端との間に、内レール(18)と外レール(19)とにより画成されて遊技球が通過する発射通路(22)の下方開口部分(22a)と対応して戻り球排出口(25a)が形成され、前記案内レール(21)から発射レール(26)側に戻る遊技球を戻り球排出口(25a)から排出するよう構成した遊技機において、
前記前枠(15)の裏面に前記透視ユニット(14)を支持するセット枠(34)が設けられ、
前記セット枠(34)は、前枠(15)の前記開口部(28a)の下方に位置して前記透視ユニット(14)を載置して支持する支持部材(32)を備え、
前記支持部材(32)に、幅方向に所定長さを有する防犯部材(58)が幅方向に沿う軸線回りに揺動可能に配設され、
前記防犯部材(58)は、横長板状に形成されて前記支持部材(32)に揺動可能に支持される基部(59)と、該基部(59)に形成された閉塞部(60)と、この閉塞部(60)に形成された規制部(61)とを備え、
前記防犯部材(58)は、中枠(13)に対して前枠(15)を閉成した状態で前記透明板(29)の裏側に臨んで、前記戻り球排出口(25a)の上方で透明板(29)と内レール(18,20)との隙間を前記閉塞部(60)が左右方向の所定長さに亘って塞ぐ不正防止位置と、中枠(13)に対して前枠(15)を開放した状態で該前枠(15)の裏側下方へ向けて回転することにより透明板(29)の裏側から待避して不正防止位置から透視ユニット(14)の前枠(15)に対する着脱を許容する傾倒位置へ変位するよう構成され、
前記防犯部材(58)の前記規制部(61)は、前記不正防止位置において前記内レール(18,20)の下面に沿って前記戻り球排出口(25a)の上方から遊技球の発射方向前側に向けて所定長さで延在し、
前記防犯部材(58)の前面における前記基部(59)と閉塞部(60)との連設部に、不正防止位置において前記支持枠(30)の下端縁部が嵌合する段部(64)が、前記戻り球排出口(25a)の前側を左右方向に延在するよう基部(59)の全長に亘って形成され
前記防犯部材(58)を不正防止位置に位置させた状態で、前記規制部(61)における前記発射通路(22)の下方開口部分(22a)を挟んで外レールから離間する端に、下方に向けて折曲した規制突部(61a)が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、前枠に対して防犯部材を揺動可能に配設したから、該前枠に対して透視ユニットを取付けたり取外す際には防犯部材を傾倒させるだけでよく、該防犯部材が邪魔となることはなく、作業が容易となる。また、透視ユニットの取付けや取外し時に、防犯部材を前枠から取外す必要はないから、該防犯部材を無くしたり取付け忘れを防止し得る。なお、防犯部材が傾倒位置に保持されている状態では、中枠に対して前枠を閉成することができず、防犯部材を正しく不正防止位置に保持した状態で前枠を中枠に対して閉成するので、常に不正防止が図られた状態で遊技が行なわれる。また、規制部における発射通路の下方開口部分を挟んで外レールから離間する端に、下方に向けて規制突部を折曲形成したから、戻り球排出口から通入して不正器具を規制部に沿って外レールから離間する方向に移動させたとしても、規制突部により不正器具の進行方向を変えて該不正器具の遊技領域内への侵入を防止することができる。
請求項2に係る遊技機は、前記支持部材(32)に、幅方向に離間して一対の軸部(63,63)が相互に離反する方向に突出されると共に、前記防犯部材(58)の基部(59)における長手方向の両端部に、枢支孔(62a)が穿設された延出部(62)が夫々前方に延出するよう形成され、両枢支孔(62a,62a)に対応する軸部(63,63)を挿通することで、支持部材(32)に対して防犯部材(58)が揺動可能に配設され、
前記支持部材(32)における一対の軸部(63,63)の間の略中央に係合部(65)が形成されると共に、該係合部(65)に係脱自在に係合する被係合部(59a)が前記防犯防材(58)の基部(59)における一対の延出部(62,62)の間の略中央に形成され、該防犯部材(58)を傾倒位置から不正防止位置に変位させた際に、係合部(65)に被係合部(59a)が係合して防犯防材(58)を不正防止位置に保持すると共に、該係合部(65)と被係合部(59a)との係合位置より上側において前記一対の延出部(62,62)の間の全長に亘って前記段部(64)を前記支持枠(30)の下端縁部に嵌合するよう構成した。
請求項2に係る発明では、防犯部材を不正防止位置に確実に保持し得るから、中枠に対して前枠を閉成する際に、該防犯部材が不用意に傾倒して閉成を阻害したり、該防犯部材が損傷するのを防止し得る。
本発明に係る遊技機によれば、防犯部材が前枠に対する透視ユニットの取付けや取外しの妨げとなることがなく、メンテナンス性が向上する。また、防犯部材を無くしたり取付け忘れを防止し得る。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例では、遊技機として、パチンコ球(遊技球)を遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明において左・右とは、特に断りのない限り、図2に示すようにパチンコ機を正面から見た状態において指称するものとする。
実施例に係るパチンコ機10は、図2に示すように、矩形枠状に形成されて外郭をなす外枠11の開口前面側に、遊技盤12を保持した中枠13が開閉可能に組付けられる。この中枠13の前面側には、前記遊技盤12を透視保護するガラスユニット(透視ユニット)14を設けた前枠15が開閉可能に組付けられると共に、該前枠15の下方にパチンコ球を貯留する下球皿16を開閉可能に組付けるよう構成される。なお、前記前枠15の下部位置には、パチンコ球を貯留する上球皿17が一体的に設けられており、前枠15の開閉に合わせて上球皿17も開閉するよう構成されている。
前記遊技盤12の前面(盤面)における左方位置には、図1または図11に示す如く、左方に膨出する円弧状に形成した内レール部材18および外レール19が配設されると共に、該盤面の右方位置には、左端縁を右方に凹む円弧状に形成したコーナーレール20が配設され、内レール部材18と外レール19とからなる案内レール21およびコーナーレール20により略円形の遊技領域12aを画成するようになっている。そして、前記遊技盤12における遊技領域12a内に多数の遊技釘(図示せず)を植設して、パチンコ球の接触による複雑な動きを付与するよう構成される。また遊技領域12a内には、パチンコ球が入賞可能な各種入賞装置や、図柄を変動表示可能な図柄表示装置等の遊技部品(何れも図示せず)が配設されて、該遊技領域12aを流下するパチンコ球の入賞装置への入賞により所要の遊技が行なわれるようにしてある。なお、遊技領域12aの最下部中央位置にアウト口12bが開設され、各種入賞装置に入賞することなく遊技領域12aを流下したパチンコ球を該アウト口12bを介して排出するよう構成される。
前記外レール19は、帯状の金属薄板を円弧状に湾曲させた部材で構成されて、遊技盤12の盤面における外周近傍に設けられる。これに対し、前記内レール部材18は、合成樹脂製の板材を円弧状に湾曲させた部材で構成されて、外レール19の内方に離間して設けられる。ここで、外レール19および内レール部材18は、1個のパチンコ球が通過し得るよう離間して遊技盤12に設けられて、該外レール19と内レール部材18によりパチンコ球が通過する発射通路22を画成するようになっている。なお、図11に示す如く、外レール19は、遊技盤12の左下部から前記コーナーレール20の上端部に接続する長尺に形成される一方、内レール部材18はコーナーレール20の下端部から遊技盤12の左上部まで延在する寸法に設定され、発射通路22は、遊技盤12の下端部における左寄り位置(アウト口12bより左側)で下方に開口している。そして、実施例では、コーナーレール20の内周面が、遊技領域12aを画成するレールとしても機能するよう構成されており、実施例で内レールとは、内レール部材18およびコーナーレール20を含む意味で使用する。
図2に示す如く、前記中枠13における下球皿16の右側には、発射制御装置に接続するハンドル部材23が配設されており、該ハンドル部材23を回動操作することにより、発射制御装置の制御に基づいて発射ユニット24(後述)が作動して、前記上球皿17に貯留したパチンコ球を遊技盤12の遊技領域12aに向けて発射するようになっている。
図1に示すように、前記中枠13における遊技盤12が保持される遊技盤保持部の下端部には、前方へ突出する庇状部25が形成されており、中枠13に対して閉成された前記前枠15の裏側に該庇状部25が当接するよう構成される。また庇状部25における前記発射通路22の入口(下方開口部分)22aと対応する位置には、上下に開口する戻り球排出口25aが形成されている。前記中枠13における遊技盤保持部の下方に設けられた設置面部に、前記発射ユニット24が配設されている。この発射ユニット24に配設されて左方向へ向けて上方傾斜するよう配置された発射レール26の傾斜上端部が、前記案内レール21における発射通路22の入口22aを指向し、該発射レール26に沿って打ち出されたパチンコ球は、前記戻り球排出口25aを越えて外レール19(発射通路22)まで到来し、該外レール19に沿って遊技盤12の上部位置まで移動して遊技領域12aに発射される。なお、打出力が足りず、遊技領域12aに発射されることなく案内レール21から発射レール26側に戻る戻り球は、前記戻り球排出口25aを介して下球皿16に戻されるよう構成される。
実施例に係る前枠15は、所要の意匠形状に形成されてパチンコ機10の前面を装飾する合成樹脂製の本体枠27と、該本体枠27の裏面側に配設される補強用の金属製のベース部材28(図3等参照)とから構成されて、該ベース部材28の裏側に、前記ガラスユニット14を配置するようになっている。なお、前記本体枠27には、前記遊技盤12に対応する位置に前後に開口する窓部27a(図9参照)が開設されており、該窓部27aの下方に前側に膨出するよう前記上球皿17を一体形成してある。
ここで、前記ガラスユニット14は、前後方向に所要間隔だけ離間させた2枚のガラス板(透明板)29,29の外周部を支持枠30で保持して、単一部材として取扱い得るよう構成される(図3または図4参照)。なお、ガラスユニット14は、図3に示すように、その上縁および下縁が略水平方向に延在し、かつ左右両側縁が略鉛直方向に延在するよう形成されている。また、ガラスユニット14の下端部における左右側部は、外方へ向かうにつれて上方に傾斜するよう形成されると共に、該ガラスユニット14の上端部における左右側部は、外方へ向かうにつれて下方に傾斜するよう形成される。なお、以下の説明において、ガラスユニット14における水平方向に延在する下端部を水平下端部14aと指称し、該水平下端部14aに対して傾斜する左右の端部を傾斜下端部14bと指称すると共に、該ガラスユニット14における水平方向に延在する上端部を水平上端部14cと指称し、該水平上端部14cに対して傾斜する左右の端部を傾斜上端部14dと指称するものとする。ここで、前記水平下端部14aに対する傾斜下端部14bの傾斜角度と、前記水平上端部14cに対する傾斜上端部14dの傾斜角度は略同一になるよう設定される。
また、前記水平下端部14aおよび水平上端部14cには、図3または図4に示すように、外方(水平下端部14aでは下方で、水平上端部14cでは上方)に開口する凹部14eを左右方向の所定長さに亘って凹設してある。更に、前記傾斜下端部14b,14bおよび傾斜上端部14d,14dには、外方に突出する三角形状の固定板31が夫々形成されている。すなわち、実施例のガラスユニット14は、正面視において、上下対称かつ点対称の略八角形を呈するよう形成してある。なお、前記下側の固定板31および上側の固定板31は、略直角三角形で斜辺が支持枠30に接すると共に、その下端縁(外端縁)または上端縁(外端縁)が後述するセット枠34に位置決めセットされた状態で略水平となるよう設定される。
前記ベース部材28は、前記本体枠27に略整合する大きさに形成された平板状部材であって、本体枠27に対して裏側からネジ止め固定することで本体枠27を補強している。またベース部材28には、本体枠27の窓部27aに対応する位置に、該窓部27aに略整合する開口部28a(図9参照)が開設されており、パチンコ機10の前側から遊技盤12を目視し得るよう構成される。そして、図8または図9に示すように、前記ベース部材28の裏面側における前記開口部28aの下方位置に、前記ガラスユニット14の下部側を支持および固定する第1支持部材32が配設されると共に、該開口部28aの上方位置に、ガラスユニット14の上部側を固定する第2支持部材33が配設してある。なお、実施例では、上下の支持部材32,33により、前枠15に対してガラスユニット14を支持するセット枠34が構成される。
前記ベース部材28の左側縁部(図3においては右側縁部)には、中枠13に対する開閉連結機構35が設けられ、該開閉連結機構35を介して前枠15は中枠13に対して開閉自在に組付けられる。また、ベース部材28の裏面側における右側縁部(図3においては左側縁部)には、施錠金具36が配設されており、該施錠金具36を介して前枠15を中枠13に対して閉成状態で保持し得るようになっている。
前記第1支持部材32は、前記ベース部材28に固定される支持板金37と、該支持板金37に配設されてベース部材28にネジ止め固定される合成樹脂製の保護カバー38とから構成される。前記支持板金37は、図3に示す如く、左右方向に略水平に延在して前記ガラスユニット14の水平下端部14aに対向する支持片37aと、該支持片37aの左右端部に連接されて支持片37aから離間するにつれて上方傾斜し、ガラスユニット14の傾斜下端部14b,14bに対向する左右の傾斜支持片37b,37bとが一体的に折曲形成されている。
前記支持片37aの後端部には、図3,図4または図10に示すように、所定範囲に亘って上方へ向けて突出する突出片37cを折曲形成してある。なお、突出片37cは、前記ガラスユニット14の水平下端部14aを第1支持部材32で支持した際に、該ガラスユニット14に形成した凹部14eに挿入し得る位置・大きさに形成される。すなわち、突出片37cを凹部14eに挿入することで、ガラスユニット14の前後方向への移動を規制し得るようになっている。
前記保護カバー38は、前記支持板金37に配設した際に前記支持片37aの上面を覆う第1被覆面38aと、前記各傾斜支持片37bの上面を対応して覆う第2被覆面38bとを備え、前記ガラスユニット14を第1支持部材32に載置した際に、該第1被覆面38aにガラスユニット14の水平下端部14aが当接すると共に、該第2被覆面38b,38bにガラスユニット14の傾斜下端部14b,14bが対応して当接するようになっている。
また、前記第1被覆面38aには、前記支持片37aにおける前記突出片37cに対応する部位に切欠部38cが形成されて、前記支持板金37に保護カバー38を配設した際に、該突出片37cが切欠部38cに臨んで前記ベース部材28の開口部28a側に露出するようになっている。すなわち、保護カバー38を支持板金37に配設した状態で、前記突出片37cをガラスユニット14の凹部14eに挿脱し得るよう構成される。また、前記第2被覆面38b,38bの第1被覆面38aに対する傾斜角度は、対応するガラスユニット14の傾斜下端部14b,14bの水平下端部14aに対する傾斜角度に略合致するよう設定され、前記保護カバー38の上面は、ガラスユニット14の下部の外郭形状に略整合するよう形成されている。
前記保護カバー38の左右端部には、前記ガラスユニット14の傾斜下端部14b,14bに形成した固定板31,31の前面(一方の面)が当接する第1当接片(当接片)39,39が形成されると共に、各第1当接片39に隣接する下側に、後方に所定高さで突出する第1設置部40が夫々形成されている。各第1設置部40における第1当接片39側の第1立上り面40aは、第1支持部材32にガラスユニット14を支持した状態で対応する固定板31の対向する下端縁と平行となるよう略水平に延在している(図7参照)。また各第1設置部40には、ロック位置と解除位置との間を回動する第1ロック部材(ロック部材)41が回動自在に枢支されており、該第1ロック部材41は、第1当接片39および第1設置部40との対向面が平行な状態を保って回動するよう設定される。第1設置部40の高さ(第1立上り面40aの前後方向の長さ)、すなわち第1当接片39と第1ロック部材41との対向面間の離間距離は、前記固定板31の厚みと略同じか僅かに小さく設定されており、固定板31を第1当接片39に当接させた状態で第1ロック部材41を回転操作してロック位置に位置決めすることにより、該固定板31が第1当接片39と第1ロック部材41との間に挟持され、前記ガラスユニット14の下部を固定するようになっている。なお、ガラスユニット14の固定解除は、第1ロック部材41を固定時とは反対方向に回転操作して解除位置に臨ませることにより行なわれる。
前記第1設置部40に対して第1ロック部材41は、前枠内方側に臨む端部に設けられた円筒状の枢支部42が枢軸43を介して回動自在に枢支されており、該枢支部42から前枠外方側に向けて所定長さで延在する操作固定部44が上下方向に回動するよう構成されている。操作固定部44は、図5〜図7に示す如く、矩形平板状の固定部44aと、該固定部44aの裏面中央に突設された操作部44bとから構成され、該固定部44aの前面がロック位置において前記固定板31の裏面(他方の面)に当接するようになっている。なお、第1ロック部材41は、固定部44aにおける上側の端縁が、第1設置部40の第1立上り面40aと略平行に位置して、該固定部44aが第1設置部40から第1当接片39側に突出しない略水平な姿勢(固定板31における下側の外端縁と平行な姿勢)が解除位置(図6参照)とされ、この状態で前記固定板31の固定が解除される。これに対し、固定部44aが第1当接片39側に所定角度(約30°)で斜めに延出する姿勢がロック位置(図7参照)とされ、この状態で固定板31を第1当接片39との間で挟持するよう構成される。
前記第1ロック部材41は、操作固定部44が略水平姿勢となる解除位置において、前記枢支部42における第1当接片39側に臨む外周が第1立上り面40aと略面一となる位置に臨み、この解除位置から僅かな回転によりロック位置に変移可能で、該第1ロック部材41を回転するために大きなスペースを必要としないようになっている。また解除位置において第1ロック部材41における操作固定部44の自由端(前枠外方を向く端)は、前記ガラスユニット14における対応する側端縁より外方に延出しないよう設定されており(図6参照)、前枠15に組付けられるガラスユニット14の側端縁より外方の部位に第1ロック部材41の回動スペースを設ける必要がないようにしてある。
前記第1設置部40における第1立上り面40aから離間する端縁部(下端縁部)に、所定高さで立上がる第1立上り部45が形成されている。この第1立上り部45は、図7に示す如く、ロック位置に臨む第1ロック部材41の操作部44bから所定長さだけ離間し、該第1ロック部材41の解除操作に際し、2本の指で操作部44bと第1立上り部45とを挟むように把持して力を加えることで、第1ロック部材41の解除位置への回転を容易に行ない得るようにするべく機能する。更に第1立上り部45は、第1ロック部材41の必要以上の回転を規制する機能も有する。なお、前記操作部44bの上下両側面は凹むように湾曲し、ロック位置において操作部44bとガラスユニット14の支持枠30との間に手指を容易に挿入し得るようにしてある。
前記第1設置部40における前枠内方側には、更に裏側に向けて立上がる第1壁部46が形成され、該壁部46の側面に、係止部(第1被係止部)としての第1下係止凹部47と第2被係止部としての第2下係止凹部48が、第1ロック部材41の回動方向に離間して形成されている。これに対し、前記第1ロック部材41における枢支部42の外周所定位置に、前記第1下係止凹部47および第2下係止凹部48に係脱自在に係合する第1係止部としての第1係止突部49が形成される。そして、第1ロック部材41の解除位置では第1係止突部49が第1下係止凹部47に係合して、該第1ロック部材41を解除位置に保持し(図6参照)、また第1ロック部材41のロック位置では第1係止突部49が第2下係止凹部48に係合して、該第1ロック部材41をロック位置に保持するよう構成される(図7参照)。なお、第1ロック部材41の枢支部42には、第1係止突部49から周方向に離間し、かつ第1ロック部材41の解除位置とロック位置との間の回動に際して前記ガラスユニット14等に干渉しない位置に第2係止部としての第2係止突部50が形成されており、該第2係止突部50は、後述するように第2支持部材33に配設される後述の第2ロック部材53と第1ロック部材41とを入れ替えたときに、第1係合部として用いられるよう構成されている。
前記第2支持部材33には、図8に示すように、前記ガラスユニット14を第1支持部材32に支持した際に、ガラスユニット14の水平上端部14cと平行に臨む水平枠部33aと、該水平枠部33aの左右両側に形成され、ガラスユニット14の傾斜上端部14d,14dと平行に臨む傾斜枠部33b,33bとが設けられている。すなわち、前記第2支持部材33の下面は、前記ガラスユニット14の上部の外郭形状に略整合するよう形成されている。
前記第2支持部材33の左右端部には、前記ガラスユニット14の傾斜上端部14d,14dに形成した固定板31,31の前面(一方の面)が当接する第2当接片(当接片)51,51が形成されると共に、各第2当接片51に隣接する上側に、後方に所定高さで突出する第2設置部52が夫々形成されている。各第2設置部52における第2当接片51側の第2立上り面52aは、第1支持部材32にガラスユニット14を支持した状態で固定板31の対向する上端縁と平行となるよう略水平に延在している。また各第2設置部52には、ロック位置と解除位置との間を回動する第2ロック部材(ロック部材)53が回動自在に枢支されており、該第2ロック部材53は、その第2当接片51および第2設置部52との対向面が平行な状態を保って回動するよう設定される。第2設置部52の高さ(第2立上り面52aの前後方向の長さ)、すなわち第2当接片51と第2ロック部材53との対向面間の離間距離は、前記固定板31の厚みと略同じか僅かに小さく設定されており、固定板31を第2当接片51に当接させた状態で第2ロック部材53を回転操作してロック位置に位置決めすることにより、該固定板31が第2当接片51と第2ロック部材53との間に挟持され、前記ガラスユニット14の上部を固定するようになっている。なお、第2当接片51の前面は前記第1当接片39の前面と、また第2設置部52の前面は前記第1設置部40の前面と夫々同一面内に位置して、ガラスユニット14を略垂直姿勢で固定保持し得るようになっている。また、ガラスユニット14の固定解除は、第2ロック部材53を固定時とは反対方向に回転操作して解除位置に臨ませることにより行なわれる。
前記第2ロック部材53の基本構成は、前記第1ロック部材41と同一であって、同一部分には同じ符号を付して示すこととする。すなわち、第2ロック部材53における円筒状の枢支部42が枢軸43を介して第2設置部52の前枠内方側に回動自在に枢支されて、該枢支部42から前枠外方側に向けて所定長さで延在する操作固定部44が上下方向に回動するよう構成される。前述したと同様に操作固定部44は、矩形平板状の固定部44aと、該固定部44aの裏面中央に突設された操作部44bから構成され、該固定部44aの前面がロック位置において前記固定板31の裏面(他方の面)に当接するようになっている。なお、第2ロック部材53は、固定部44aにおける下側の端縁が、第2設置部52の第2立上り面52aと略平行に位置して、該固定部44aが第2設置部52から第2当接片51側に突出しない略水平な姿勢(固定板31における上側の外端縁と平行な姿勢)が解除位置(図6参照)とされ、この状態で前記固定板31の固定が解除される。これに対し、固定部44aが第2当接片51側に所定角度(約30°)で斜めに延出する姿勢がロック位置(図7参照)とされ、この状態で固定板31を第2当接片51との間で挟持するよう構成される。
前記第2ロック部材53は、操作固定部44が略水平姿勢となる解除位置において、前記枢支部42における第2当接片51側に臨む外周が第2立上り面52aと略面一となる位置に臨み、この解除位置から僅かな回転によりロック位置に変移可能で、該第2ロック部材53を回動するために大きなスペースを必要としないようになっている。また解除位置において第2ロック部材53における操作固定部44の自由端(前枠外方を向く端)は、前記ガラスユニット14における対応する側端縁より外方に延出しないよう設定されており(図6参照)、前枠15に組付けられるガラスユニット14の側端縁より外方の部位に第2ロック部材53の回動スペースを設ける必要がないようにしてある。
前記第2設置部52における第2立上り面52aから離間する端縁部(上端縁部)に、所定高さで立上がる第2立上り部54が形成されている。この第2立上り部54は、ロック位置に臨む第2ロック部材53の操作部44bから所定長さだけ離間し、該第2ロック部材53の解除操作に際し、2本の指で操作部44bと第2立上り部54とを挟むように把持して力を加えることで、第2ロック部材53の解除位置への回転を容易に行ない得るようにするべく機能する。更に第2立上り部54は、第2ロック部材53の必要以上の回転を規制する機能も有する。
前記第2設置部52における第2立上り部54に隣接する部位には、更に裏側に向けて立上がる第2壁部55が形成され、該壁部55に、第1被係止部としての第1上係止凹部56と第2被係止部としての第2上係止凹部57が第2ロック部材53の回動方向に離間して形成されている。これに対し、前記第2ロック部材53における枢支部42の外周所定位置に、前記第1上係止凹部56および第2上係止凹部57に係脱自在に係合する第1係止部としての第1係止突部49が形成される。そして、第2ロック部材53の解除位置では第1係止突部49が第1上係止凹部56に係合して、該第2ロック部材53を解除位置に保持し(図6参照)、また第2ロック部材53のロック位置では第1係止突部49が第2上係止凹部57に係合して、該第2ロック部材53をロック位置に保持するよう構成される(図7参照)。なお、第2ロック部材53の枢支部42には、第1係止突部49から周方向に離間し、かつ第2ロック部材53の解除位置とロック位置との間の回動に際して前記ガラスユニット14等に干渉しない位置に第2係止部としての第2係止突部50が形成されており、該第2係止突部50は、後述するように第1支持部材32に配設される前記第1ロック部材41と第2ロック部材53とを入れ替えたときに、第1係合部として用いられるよう構成されている。
実施例における第1ロック部材41と第2ロック部材53は、第1係止突部49と第2係止突部50との配設位置が異なるだけで、基本的に同一構成に成形されて、前枠15の対角線上に位置する第1ロック部材41と第2ロック部材53とを共用し得るようにしてある。すなわち、対角線上に位置する第1ロック部材41と第2ロック部材53とを入れ替えた場合は、第1ロック部材41および第2ロック部材53の第2係止突部50が、対応する壁部46,55に設けられた第1下係止凹部47または第1上係止凹部56および第2下係止凹部48または第2上係止凹部57に係合するようになっている。また、第1ロック部材41を第2設置部52に配設したとき、および第2ロック部材53を第1設置部40に配設したときの何れの場合も、各枢支部42に設けられた第1係止突部49が第1ロック部材41および第2ロック部材53の回動に際してガラスユニット14等と干渉しないよう構成してある。なお、第1ロック部材41および第2ロック部材53は、対応する第1支持部材32および第2支持部材33に対して着脱自在に配設され、必要に応じて交換可能に構成されている。
前記第1支持部材32(セット枠34)には、前記中枠13に対して前枠15を閉成した際に、前記内レール(内レール部材18およびコーナーレール20)とガラスユニット14のガラス板29との隙間を塞いで、不正防止を図る防犯部材58が揺動自在に配設されている。防犯部材58は、図12および図13に示す如く、横長板状に形成された基部59と、該基部59の上端縁に形成された閉塞部60と、この閉塞部60の上端縁に形成された規制部61とを備えて、全体が透明な合成樹脂材により成形されている。前記基部59には、その長手方向(左右方向)の両端部に前方に延出する延出部62,62が形成されており、各延出部62には左右方向に貫通する枢支孔62aが夫々穿設されている。前記第1支持部材32の下部には、左右方向に離間して一対の軸部63,63が相互に離反する方向に突出されており(図5参照)、前記両延出部62,62の枢支孔62a,62aに対応する軸部63,63を挿通することで、第1支持部材32に対して防犯部材58は、前記閉塞部60がガラスユニット14の裏側に臨むよう略鉛直姿勢となる不正防止位置(図8参照)と、ガラスユニット14の裏側から待避するよう傾斜する傾倒位置(図9参照)との間を揺動するよう構成される。そして、この傾倒位置において、ガラスユニット14を支持するセット枠34におけるガラスユニット14の収容部分の裏側から完全に待避し、ガラスユニット14の前枠15に対する着脱を許容するようになっている。なお防犯部材58は、枢支孔62a,62aから軸部63,63を抜き外すことで、第1支持部材32から取外し得るようにしてある。
前記閉塞部60は、その上端縁が、図11に示す如く、前記内レール(内レール部材18およびコーナーレール20)の前端縁に沿う円弧状に形成されており、前記中枠13に対して前枠15を閉成したときに、閉塞部60が内レール(内レール部材18およびコーナーレール20)とガラスユニット14における裏側のガラス板29との隙間を塞ぐようになっている(図10参照)。具体的に閉塞部60は、前記戻り球排出口25aの上方において、該排出口25aを挟む左右方向の所定長さに亘って延在し、その左側において内レール部材18とガラス板29との隙間を塞ぎ、その右側においてコーナーレール20とガラス板29との隙間を塞ぎ、戻り球排出口25aから通入された不正器具の遊技領域12aへの侵入を阻止するべく機能する。また、防犯部材58を不正防止位置に位置決めした際に、前記基部59が第1支持部材32の裏面に当接(面接触)し、両部材間に略隙間が生じないようにしてある。更に、基部59の上端縁、すなわち閉塞部60との連設部の前面には、その長手方向の全長に亘って段部64が形成されて、基部59と段部64および閉塞部60の下端部とにより断面クランク状を呈するように構成される。そして、防犯部材58を不正防止位置に位置決めした際に、図10に示すように、該段部64がガラスユニット14における前記支持枠30の下端縁部(水平下端部14a)に裏側から嵌合し、その嵌合部位がラビリンス構造となることで、第1支持部材32と基部59との間に仮に不正器具が通入されたとしても、該不正器具の更に上方への侵入を確実に阻止するよう構成してある。
前記防犯部材58における前記閉塞部60の裏面には、前記遊技盤12におけるアウト口12bの左側から左端部までの間の上端縁に亘り、後方に所定長さで延出する規制部61が形成されている。この規制部61は、前記内レール部材(内レールの一部)18の下面に沿う円弧状に形成されており、不正防止位置においては内レール部材18の下面に沿って前記戻り球排出口25aの上方からパチンコ球の発射方向前側に向けて所定長さで延在し、該戻り球排出口25aから通入された不正器具の遊技領域12aへの侵入を確実に防止するよう構成される。なお、規制部61の右端(アウト口側の端)には下方に向けて折曲する規制突部61aが設けられ、戻り球排出口25aから侵入した不正器具がコーナーレール20の配設側に移動するのを防止するようになっている。
ここで、前記前枠15に対して中枠13は左端縁を支点として開閉動するよう構成されている関係で、中枠13に対して前枠15を開閉するに際し、不正防止位置に位置決めされた防犯部材58の規制部61が前記内レール部材18に干渉するおそれがある。そこで、実施例では規制部61の左端部側の突出寸法を、左端に向かうにつれて小さくなるよう設定し、中枠13に対して前枠15を開閉するに際して規制部61が内レール部材18に干渉しないようにしてある。また、前記閉塞部60の左側の上端部には、左方に延出する規制片60aが形成され、該規制片60aは、不正防止位置において前記外レール19の前端に当接して、閉塞部60が前記発射通路22内に入り込むのを防止するべく機能している。
前記第1支持部材32(セット枠34)の裏面における左右方向の略中央に、係合部としての係合突起65が突設されている。また防犯部材58における基部59の左右方向の略中央に、前記係合突起65が係脱自在に係合する被係合部としての係合孔59aが穿設されている。そして、防犯部材58を傾倒位置から不正防止位置に傾動した際に、合成樹脂製の基部59が橈むことで係合孔59aに係合突起65が容易に嵌挿されて基部59に係合し、当該防犯防材58を不正防止位置に保持するよう構成される(図10参照)。また係合突起65の係合を解除するには、基部59を第1支持部材32の裏面から離間するように橈ませて係合孔59aから係合突起65を離脱させればよく、この状態で防犯部材58の傾倒位置への傾動変位が可能となる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
実施例に係る前記ガラスユニット14を前枠15に配設するに際しては、図1に示すように、前記中枠13に対して前枠15を開放したもとで、図9に示す如く、該前枠15に配設されている前記防犯部材58を傾倒位置に傾動変位すると共に、前記第1支持部材32に配設されている各第1ロック部材41を解除位置に回転し、更に第2支持部材33に配設されている各第2ロック部材53を解除位置に回転する。このとき、第1ロック部材41および第2ロック部材53の各第1係止突部49が、対応する第1下係止凹部47または第1上係止凹部56に係合し(図6参照)、第1ロック部材41および第2ロック部材53は、夫々解除位置に保持される。殊に、上側の第2ロック部材53においては、ロック位置に対して解除位置は上方に回転した位置となるので、該第2ロック部材53は自重によりロック位置に回転するおそれがある。しかるに、実施例の第2ロック部材53は、第1上係止凹部56に対して第1係止突部49が係合して解除位置に確実に保持されるから、ガラスユニット14の取付け作業中に第2ロック部材53が解除位置からロック位置に向けて回転して作業に支障を来たすのを防止し得る。すなわち、作業者が第2ロック部材53を解除位置に保持しつつ重量のあるガラスユニット14を取付ける作業を行なう必要はなく、取付け作業が簡単となる。
前述した状態で、前記ガラスユニット14の水平下端部14aを、ベース部材28の裏面側に配設した第1支持部材32の支持片37aおよび第1被覆面38aに対して斜めの状態で仮置きする。このとき、第1支持部材32の突出片37cがガラスユニット14の凹部14eに挿入し、ガラスユニット14の前後方向への移動は規制される。前記防犯部材58は傾倒位置に臨んで、前枠15におけるガラスユニット14を支持するセット枠34の収容部分の裏側から完全に待避しているから、ガラスユニット14を第1支持部材32に載置する際に、該防犯部材58が邪魔となることはなく、また防犯部材58にガラスユニット14が接触して破損するおそれもない。第1支持部材32に仮置きしたガラスユニット14を前側に倒すと、該ユニット14における支持枠30の前面がベース部材28の裏面に当接すると共に、その各隅部に設けた固定板31が、前記第1支持部材32の第1当接片39および第2支持部材33の第2当接片51に夫々対応的に当接する。この状態で、前記第1ロック部材41,41および第2ロック部材53,53を回転操作することで、ガラスユニット14はベース部材28の裏側に配設固定される。すなわち、第1ロック部材41および第2ロック部材53を解除位置からロック位置に向けて回転(固定板31の対応する下または上端縁側に回転)することで、該ロック部材41,53の各操作固定部44が対応する設置部40,52から当接片39,51側に延出し、各固定板31は当接片39,51と操作固定部44,44との間に挟持される(図7参照)。これにより、ガラスユニット14は、その4隅が、ロック部材41,53を介して位置決め固定される。
ロック位置まで回転したロック部材41,53は、第1係止突部49が第2下係止凹部48または第2上係止凹部57に係合することで、ロック位置に保持される。このとき、下側の第1ロック部材41においては、ロック位置に対して解除位置は下方に回転した位置となるので、該第1ロック部材41は自重により解除位置に回転するおそれがある。しかるに、実施例の第1ロック部材41は、第2下係止凹部48に対して第1係止突部49が係合してロック位置に確実に保持されるから、パチンコ機10に加えられる衝撃等によって第1ロック部材41が解除位置に回転してガラスユニット14に対する固定が不用意に解除されるのは防止される。
ここで、実施例では、前記ガラスユニット14を支持する第1支持部材32を、金属製の支持板金37と合成樹脂製の保護カバー38とから構成して、該支持板金37を金属製のベース部材28に固定してあるから、第1支持部材32の耐荷重性が向上する。すなわち、合成樹脂製の本体枠27に支持板金37を固定する構成や、金属製のベース部材28に合成樹脂製の第1支持部材32を固定する構成に較べて、金属製のベース部材28と支持板金37とを固定することで両部材28,37を強固に固定できるから、重量が嵩むガラスユニット14を第1支持部材32で支持した場合でも、該第1支持部材32(すなわち支持板金37や保護カバー38)が変形するのを防止できる。
また、前記支持板金37に保護カバー38を配設し、該支持板金37の支持片37aおよび傾斜支持片37bの上面を保護カバー38の第1被覆面38aおよび第2被覆面38bで覆うよう構成してある。すなわち、前記ガラスユニット14の支持枠30は合成樹脂製であることから、該ガラスユニット14を支持板金37に直接当接させて支持するよう構成した場合には、該支持枠30は疵付き易く、支持枠30の劣化を早めて耐用年数の短期化を招来することも考えられる。そこで、実施例のように、ガラスユニット14の支持枠30を合成樹脂製の保護カバー38に当接させることで、該ガラスユニット14(支持枠30)が疵付くのを抑制することができ、長期に亘ってガラスユニット14を使用に供することが可能となる。この場合に、ガラスユニット14が当接する保護カバー38の第1被覆面38aおよび第2被覆面38bの夫々を、前記支持板金37の支持片37aおよび傾斜支持片37bで支持しているから、該保護カバー38に変形等の不具合が生ずることはない。
そして、前記ガラスユニット14の水平下端部14aに凹部14eを形成すると共に、凹部14eに挿入して係合可能な突出片37cを前記支持板金37に形成したことで、ガラスユニット14を取付けるに際し、該凹部14eに突出片37cが挿入係合して、ガラスユニット14の前後方向への移動を規制し得る。すなわち、ガラスユニット14を所定の取付位置に位置合わせするときに、該ガラスユニット14が第1支持部材32から脱落するのを防止でき、該ガラスユニット14の取付作業性の向上を図り得る。また、前記突出片37cを支持板金37に形成したことで、該突出片37cを凹部14eに挿入した状態でガラスユニット14を前後方向に移動して突出片37cに負荷が掛かった場合であっても、樹脂製とした場合に較べて当該突出片37cが損傷するのを抑制できる。
なお、前記保護カバー38の第1被覆面38aに、前記支持板金37の突出片37cに対応する位置に切欠部38cを形成して、支持板金37に保護カバー38を取付けた状態で突出片37cが本体枠27の窓部27a側に臨むよう構成したから、前記ガラスユニット14の凹部14eと突出片37cとの係脱を保護カバー38が阻害することはない。
また実施例では、前記ガラスユニット14の下端部の外郭形状に略合致する形状に保護カバー38を形成してある。すなわち、ガラスユニット14に形成した傾斜下端部14b,14bに整合するよう保護カバー38に第2被覆面38b,38bを形成してあるから、該ガラスユニット14の傾斜下端部14b,14bを、保護カバー38の対応する第2被覆面38b,38bに当接させれば、ガラスユニット14の自重により凹部14eに突出片37cが挿入される位置へガラスユニット14を移動させることができる。このように、ガラスユニット14の凹部14eと、前記第1支持部材32の突出片37cとを作業者が正確に位置合わせすることなく凹部14eに突出片37cを挿入させ得るから、ガラスユニット14の脱落防止を簡単に行ない得ると共に、当該ガラスユニット14の取付作業性をより一層向上させ得る。
ここで、前述のように、前記保護カバー38の第2被覆面38bを、前記支持板金37に形成した傾斜支持片37bで支持しているから、該第2被覆面38bにガラスユニット14の荷重が掛かった場合でも変形や割れ等の不具合が生ずるのを防止できる。そして、ガラスユニット14を第1支持部材32に載置して突出片37cを凹部14eに挿入させた後は、前記傾斜下端部14b,14bと第2被覆面38b,38bとが当接することでガラスユニット14の左右方向を位置規制でき、前記第1および第2ロック部材41,53による固定作業を容易に行ない得る利点がある。
また、前記ガラスユニット14を前記第1支持部材32で支持すると共に位置決めして、該ガラスユニット14をベース部材28に当接させれば、ガラスユニット14の各固定板31が前記保護カバー38(第1支持部材32)の第1当接片39および第2支持部材33の第2当接片51に夫々対応的に当接する。この状態で、前記保護カバー38に設けた第1ロック部材41,41と、第2支持部材33に設けた第2ロック部材53,53とを回転操作することでガラスユニット14を固定することができる。すなわち、ガラスユニット14を前記第1支持部材32で支持することで、ガラスユニット14の固定作業を簡単に行なうことができる。
ここで、前記遊技盤12を大型化して遊技演出の多様化を図る場合には、該遊技盤12を前面側から視認し得るよう前枠15(本体枠27)の窓部27aを大きくする必要があり、該窓部27aに臨むガラスユニット14も大型化して重量が大きくなる。一方、前枠15(本体枠27)における窓部27aの割合が大きくなることで前枠15(本体枠27)の剛性は低下するため、重量物となるガラスユニット14を設けると前枠15(本体枠27)に変形等の不具合を生じ易くなる。そこで、実施例では、前記本体枠27の裏面側に、該本体枠27に略整合する大きさに形成した金属製のベース部材28を配設するようにしたから、本体枠27に開設する窓部27aの割合が大きくなった場合でも、当該本体枠27に要求される剛性を確保することができる。
前記前枠15にガラスユニット14を配設固定したもとで、傾倒位置の前記防犯部材58を不正防止位置に向けて回転操作すると、前記基部59が第1支持部材32の裏面に当接すると共に、前記閉塞部60がガラスユニット14における裏側のガラス板29の裏側に臨む(図8参照)。このとき、第1支持部材32の係合突起65が、基部59の係合孔59aに嵌挿されて基部59に係合し、当該防犯防材58は不正防止位置に保持される。この状態で、前記中枠13に対して前枠15を閉成すると、図10に示す如く、中枠13に配設されている遊技盤12の内レール(内レール部材18およびコーナーレール20)とガラスユニット14の対向するガラス板29との隙間を閉塞部60が塞ぐ。すなわち、前記戻り球排出口25aの上方において、該排出口25aを挟む左右方向の所定長さに亘って、内レール部材18およびコーナーレール20とガラス板29との隙間は閉塞部60で塞がれるから、戻り球排出口25aから通入された不正器具の遊技領域12aへの侵入を阻止することができる。なお、防犯部材58の規制片60aが前記外レール19の前端に当接して前記閉塞部60は発射通路22内に入り込まないから、該発射通路22内でのパチンコ球の移動を阻害することはない。また防犯部材58は透明合成樹脂製であるから、遊技者からパチンコ球の移動状態を隠すことはない。
また、前記中枠13に対する前枠15の閉成状態では、前記閉塞部60に設けられている前記規制部61が、前記案内レール21の発射通路22内に入って、前記内レール部材18の下面に沿って所定長さで延在する。従って、戻り球排出口25aを介して発射通路22に通入された不正器具が、内レール部材18の前端側に進入するのを規制部61で確実に防ぐことができる。更に、実施例の防犯部材58は、図10に示す如く、基部59が第1支持部材32の裏面に当接すると共に、前記段部64が第1支持部材32の下端縁部に嵌合しているから、防犯部材58と第1支持部材32の間からの不正器具の侵入も確実に防止することができ、極めて高い防犯性能を発揮し得る。
なお、前記戻り球排出口25aから通入して不正器具を前記規制部61に沿って右方に移動させた場合は、該規制部61の右端に垂設された規制突部61aにより不正器具の進行方向は下方に向けられるから、該規制部61が設けられていない右側部においても不正器具の侵入を防止することができる。
また実施例では、前記ガラスユニット14の固定板31を、支持部材32,33に設けた当接片39,51とロック部材41,53とで挟持固定しているから、遊技中等においてガラスユニット14が前側から押された場合は、ロック部材41,53にのみ力が加わることはなく、支持部材32,33にも力が分散して加わる。従って、ロック部材41,53が破損するのを抑制し得る。
次に、前記ガラスユニット14の取外しに際しては、前記中枠13に対して前枠15を開放し(図1参照)、前記第1支持部材32の係合突起65と防犯部材58の係合孔59aとの係合を解除して、該防犯部材58を傾倒位置に向けて傾動させる。これにより、防犯部材58は、前枠15におけるセット枠34のガラスユニット14を支持する収容部分の裏側から完全に待避し、ガラスユニット14の取外しの邪魔となることはない(図9参照)。この状態で、前記第1および第2ロック部材41,53を、固定時とは反対方向に回転操作し、各操作固定部44を対応する固定板31の裏側から待避することで、ガラスユニット14を簡単に取外すことができる。この場合に、前述したように上側の第2ロック部材53は、第1係止突部49が第1上係止凹部56に係合して解除位置に保持されて、自重によりロック位置に向けて回転することはないから、作業者が第2ロック部材53を解除位置に保持しつつ重量のあるガラスユニット14を取外す作業を行なう必要はなく、取外し作業が簡単となる。またロック部材41,53を回転操作する際には、前記各操作部44bと対応する立上り部45,54とを2本の指で挟むように把持して力を加えることで容易に行ない得る。なお、操作部44bの上または下の側面は凹んでいるから、該操作部44bとガラスユニット14(支持枠30)との間に指を容易に挿入することができ、操作部44bと立上り部45,54とを確実に把持すことができる。しかも、立上り部45,54によりロック部材41,53の必要以上の回転は規制されるから、該ロック部材41,53を回し過ぎて第1係止突部49が削れたり破損させるおそれもない。
ここで、第1および第2ロック部材41,53による固定を解除したときは、前記第1支持部材32でガラスユニット14が支持されているから、該ガラスユニット14の脱落を防止し得る。なお、前記第1ロック部材41および第2ロック部材53を、対応する前記第1支持部材32および第2支持部材33に着脱自在に配設したから、長期間の使用により第1および第2ロック部材41,53が劣化等した場合には、該ロック部材41,53のみを交換することで対応できる。また実施例では、前枠15の対角線上に位置する第1ロック部材41と第2ロック部材53を入れ替え可能に構成してあるから、ロック部材を製造する際の金型は2種類で足り、製造コストを抑制することができる。
更に、実施例では、各ロック部材41,53の操作固定部44が略水平となる姿勢、すなわち対応する固定板31における下端縁または上端縁と平行な姿勢を解除位置としたから、該解除位置からロック位置への回転角度を小さく抑えることができる。従って、ロック部材41,53の設置スペースを小さくして、スペースの有効利用を図り得る。しかも、各ロック部材41,53の枢支部42を、対応する設置部40,52に対して前枠内方側に配置し、操作固定部44の自由端がガラスユニット14の側端縁から外方に突出しないようにしてあるから、ガラスユニット14の左右方向の寸法を前枠15に対して最大限に大きくすることが可能となる。
前述したように、実施例の防犯部材58は第1支持部材32に対して揺動自在に配設され、ガラスユニット14の前枠15に対する着脱に際し、該防犯部材58を第1支持部材32から取外す必要はない。従って、防犯部材58を無くしたり取付け忘れを防止し得る。また、防犯部材58が傾倒位置に保持されている状態では、中枠13に対して前枠15を閉成することはできない。すなわち、防犯部材58を正しく不正防止位置に保持した状態でなければ、前枠15を中枠13に対して閉成し得ないので、防犯部材58は常に不正防止位置に保持されて内レール(内レール部材18およびコーナーレール20)とガラス板29との隙間を塞ぎ、不正防止が図られた状態で遊技が行なわれる。なお、実施例では防犯部材58は第1支持部材32に対して着脱可能に構成されているから、破損等した場合は、該防犯部材58を交換するだけで対応し得る。
実施例では、前記ガラスユニット14の外郭形状を上下対称および点対称となるよう形成し、かつガラスユニット14の水平上端部14cにも、前記突出片37cを挿入して係合可能な凹部14eを形成してあるから、該ガラスユニット14が上下反対向きの姿勢であっても前記第1支持部材32に支持することができる。すなわち、作業者はガラスユニット14の上下を正確に確認することなくガラスユニット14の取付作業を行なうことができ、作業性の向上および作業時間の短縮を図り得る。この場合であっても、ガラスユニット14の傾斜上端部14dが前記保護カバー38の第2被覆面38bに略整合するから、ガラスユニット14を通常の姿勢で取付ける場合と同様の作用効果が得られる。
〔変更例〕
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、防犯部材に被係合部としての係合孔を設け、第1支持部材(セット枠)に係合部としての係合突起を設けたが、逆の構成であってもよい。
また実施例では、前枠の対角線上に位置するロック部材同士を入れ替え可能に構成したが、全ての位置のロック部材を相互に入れ替え可能に構成することができる。例えば、図14に示す如く、ロック部材66における枢支部42の外周に、第1および第2係止突部49,50とは別に第3係止突部(第3係止部)67を設け、この第3係止突部67が、左右または上下のロック部材を入れ替えた際に、第1支持部材32または第2支持部材33に形成した係止凹部47,48,56,57に係合するよう構成すればよい。そして、この場合は、全てのロック部材66を共通化することができ、金型費を更に低減し得ると共に組付けに際して組付け位置を迷うことがなく、組付けが簡単になる。
実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、中枠に組付けられた遊技盤の前面側を透視可能に保護する透視ユニットが、中枠に開閉自在に配設される前枠に対して裏側から着脱自在に組付けられるよう構成された遊技機であれば、アレンジボール機等の従来公知の各種遊技機を採用し得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機を、中枠に対して前枠を開放した状態で示す斜視図である。 実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る前枠の一部およびガラスユニットを分解状態で示す斜視図である。 実施例に係る前枠にガラスユニットを配設した状態で一部破断して示す要部斜視図である。 実施例に係る第1支持部材を示す背面図である。 実施例に係る第1および第2ロック部材を解除位置に保持した状態を示す要部背面図である。 実施例に係る第1および第2ロック部材をロック位置に保持した状態を示す要部背面図である。 実施例に係る前枠を、防犯部材を不正防止位置に保持した状態で示す背面斜視面図である。 実施例に係る前枠を、防犯部材を傾倒位置に保持した状態で示す背面斜視面図である。 実施例に係る中枠に対して前枠を閉成した状態における前枠と防犯部材および遊技盤の位置関係を示す要部説明断面図である。 実施例に係る遊技盤と防犯部材との関係を示す正面図である。 実施例に係る防犯部材の斜視図である。 実施例に係る防犯部材の平面図である。 変更例に係るロック部材の背面図である。
符号の説明
12 遊技盤,12a 遊技領域,13 中枠
14 ガラスユニット(透視ユニット),15 前枠
18 内レール部材(内レール),19 外レール
20 コーナーレール(内レール),21 案内レール,22 発射通路
22a 入口(下方開口部分),25a 戻り球排出口,26 発射レール
28a 開口部,29 ガラス板(透明板),30 支持枠,32 支持部材
34 セット枠,58 防犯部材,59 基部,59a 係合孔(被係合部)
60 閉塞部,61 規制部,61a 規制突部62 延出部
62a 枢支孔,63 軸部,64 段部,65 係合突起(係合部)

Claims (2)

  1. 遊技盤が配設された中枠に対し、開口部が開設された前枠が開閉可能に組付けられると共に、該前枠に、遊技盤の前面を透視保護する透明板を支持枠内に組付けた透視ユニットが裏側から着脱自在に配設され、前記遊技盤の前面に、遊技領域を画成する内レールと外レールとを備えた案内レールが配設され、前記外レールの下端と、前記中枠の前面に設けた発射レールの上端との間に、内レールと外レールとにより画成されて遊技球が通過する発射通路の下方開口部分と対応して戻り球排出口が形成され、前記案内レールから発射レール側に戻る遊技球を戻り球排出口から排出するよう構成した遊技機において、
    前記前枠の裏面に前記透視ユニットを支持するセット枠が設けられ、
    前記セット枠は、前枠の前記開口部の下方に位置して前記透視ユニットを載置して支持する支持部材を備え、
    前記支持部材に、幅方向に所定長さを有する防犯部材が幅方向に沿う軸線回りに揺動可能に配設され、
    前記防犯部材は、横長板状に形成されて前記支持部材に揺動可能に支持される基部と、該基部に形成された閉塞部と、この閉塞部に形成された規制部とを備え、
    前記防犯部材は、中枠に対して前枠を閉成した状態で前記透明板の裏側に臨んで、前記戻り球排出口の上方で透明板と内レールとの隙間を前記閉塞部が左右方向の所定長さに亘って塞ぐ不正防止位置と、中枠に対して前枠を開放した状態で該前枠の裏側下方へ向けて回転することにより透明板の裏側から待避して不正防止位置から透視ユニットの前枠に対する着脱を許容する傾倒位置へ変位するよう構成され、
    前記防犯部材の前記規制部は、前記不正防止位置において前記内レールの下面に沿って前記戻り球排出口の上方から遊技球の発射方向前側に向けて所定長さで延在し、
    前記防犯部材の前面における前記基部と閉塞部との連設部に、不正防止位置において前記支持枠の下端縁部が嵌合する段部が、前記戻り球排出口の前側を左右方向に延在するよう基部の全長に亘って形成され
    前記防犯部材を不正防止位置に位置させた状態で、前記規制部における前記発射通路の下方開口部分を挟んで外レールから離間する端に、下方に向けて折曲した規制突部が設けられる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記支持部材に、幅方向に離間して一対の軸部が相互に離反する方向に突出されると共に、前記防犯部材の基部における長手方向の両端部に、枢支孔が穿設された延出部が夫々前方に延出するよう形成され、両枢支孔に対応する軸部を挿通することで、支持部材に対して防犯部材が揺動可能に配設され、
    前記支持部材における一対の軸部の間の略中央に係合部が形成されると共に、該係合部に係脱自在に係合する被係合部が前記防犯防材の基部における一対の延出部の間の略中央に形成され、該防犯部材を傾倒位置から不正防止位置に変位させた際に、係合部に被係合部が係合して防犯防材を不正防止位置に保持すると共に、該係合部と被係合部との係合位置より上側において前記一対の延出部の間の全長に亘って前記段部を前記支持枠の下端縁部に嵌合するよう構成した請求項1記載の遊技機。
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