JP5368385B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機に関し、更に詳細には、枠部材の裏側に配設した透明部材を介して遊技盤を前側から視認し得るよう構成された遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技店の設置台に固定される外枠に対し、中枠が着脱および開閉可能に組付けられると共に、該中枠に形成した遊技盤保持部に、所要の遊技領域を画成した遊技盤が保持されている。そして、前記中枠の前面側には、前記遊技盤と対応する位置に前後に開口する窓部が開設された前枠(本願の枠部材に相当する)が開閉可能に枢支されており、前枠の裏側に取付けられたガラスユニットを介して遊技盤の遊技領域をパチンコ機の前側から視認し得るよう構成されている。
また、前記遊技盤には、前記遊技領域の略中央位置に、枠状の装飾部材(所謂センター役物)が配設されており、この装飾部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における装飾部材の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での変動を開始させる始動入賞装置や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されている。このようなパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、前記図柄表示装置で図柄変動ゲームに伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、遊技盤に設けられた特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。なお、このような構成を備えたパチンコ機は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2001−224748号公報
前述したように、一般的なパチンコ機は、遊技領域内を不規則に流下するパチンコ球の入賞に応じて所定の遊技が行なわれるよう構成される。ここで、パチンコ機に使用されるパチンコ球は、直径1cm程度の金属球からなり、前記遊技盤の前側をガラスユニットで覆う構成とされていることから、ガラスユニットの前面側から磁石の磁力を利用して遊技領域内のパチンコ球を意図的に操作する不正行為が行なわれる虞がある。このため、一般的なパチンコ機に採用されるガラスユニットは、前後に所定間隔離間させた2枚のガラス板から構成されて、遊技盤の盤面からガラスユニットの前面までの間隔を大きくすることで、ガラスユニットの前面側で操作された磁石がパチンコ球に与える影響を低減するようになっている。
しかしながら、前述のように2枚のガラス板から構成したガラスユニットを採用した構成であっても、パチンコ機の構造上、遊技盤および前枠間のスペースには限りがあり、両ガラス板の間隔を大きくすることには限度がある。このため、2枚のガラス板からなるガラスユニットを採用したとしても、強力な磁力を発現する磁石を利用して不正行為が行なわれた場合にパチンコ球の不正な操作を防止することは困難であり、不正行為防止のために有効な技術が強く望まれているのが現状である。
このため、最近のパチンコ機の中には、遊技盤側に磁気センサを配設して、磁石を用いた不正行為を検知するよう構成されたものが提案されている。しかしながら、1個の磁気センサの磁気検知範囲には限界があるため、広範囲の不正行為を検知するためには相当数(遊技盤の構成によっては10個以上)の磁気センサを配設する必要があり、パチンコ機の製造コストを押し上げる要因となっている。また、遊技盤には、前述のように前記装飾部材や各種入賞装置、その他の演出装置が配設される関係上、遊技領域全体の不正行為を検知するのに必要とされる多数の磁気センサを遊技盤に配設することは極めて困難である。従って、現実的な構成として、磁石を用いた不正行為が行なわれる可能性が懸念される箇所を選定して磁気センサを重点的に配置することが多い。このため、磁気センサによる磁気検知範囲から外れた位置で不正行為が行なわれた場合には、不正行為が磁気センサにより検知されず、不正行為を防止し得ない欠点を内在している。
そこで本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、磁石を利用した不正行為の防止効果を低コストで向上可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、
遊技盤(20)の前側に設けられると共に該遊技盤(20)に対応する位置で前後に開口する窓部(13a)が開設された枠部材(13)と、前記枠部材(13)の裏側に配設されて前記遊技盤(20)の前側に位置し、複数の平行な透明板(31)からなる透明部材(30)とを備え、前記枠部材(13)の窓部(13a)に臨む遊技盤(20)が前記透明部材(30)を介して前側から視認されるよう構成された遊技機であって、
前記枠部材(13)の裏側から前記窓部(13a)に嵌合すると共に、少なくとも前記遊技盤(20)に形成される遊技領域(20a)の前方に臨む部位が透明に形成された突出部(63)と、
前記突出部(63)の後端部全周に亘って形成されて該突出部(63)の外方へ延出し、前記枠部材(13)において窓部(13a)を形成する装飾部(55)および透明部材(30)に当接する設置面部(61)と、
を備えた保護部材(60)が前記透明部材(30)の前側に配設されて、
前記設置面部(61)の外周形状は、前記透明部材(30)の外周形状と同一形状または透明部材(30)の外周形状より小さい形状となるよう形成されると共に、
前記枠部材(13)の裏側には、前記装飾部(55)および透明部材(30)に前記保護部材(60)の設置面部(61)を当接させた状態で、該透明部材(30)を枠部材(13)に着脱可能に固定する固定具(51,53)が設けられて、
前記固定具(51,53)を介して透明部材(30)を枠部材(13)に固定した状態で、前記保護部材(60)における設置面部(61)の後面全体が透明部材(30)に当接すると共に、前記突出部(63)の前面(65a)および後面(65b)の全体が透明部材(30)の透明板(31)と平行になるよう構成されたことを要旨とする。
このように、枠部材における前記窓部を形成する装飾部と透明部材との間に挟まれる設置面部から前方へ突出する突出部を備えた保護部材を設けて、該保護部材の設置時に、枠部材の窓部に突出部が嵌合するよう構成したから、磁石を利用した不正行為に際して、磁石を保護部材の突出部前面までしか近づけることができない。従って、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球に対する磁石の磁力の影響が低下し、当該不正行為の防止効果が向上する。また、枠部材の窓部に保護部材が嵌合することで窓部全体を突出部で覆うことができ、複数の磁気センサを利用することなく遊技領域の全体に対する不正行為の防止効果を向上することが可能となる。前記保護部材における突出部の前面および後面の全体が透明部材の透明板と平行になるよう構成されているから、透明部材と保護部材(突出部)とを透過して遊技盤を視認したとしても透過した像の歪み等の発生が防止され、遊技盤の視認性が低下することはない。更に、前記設置面部の外周形状を、透明部材の外周形状と同一形状または透明部材の輪郭形状より小さい形状となるよう形成することで、該設置面部を挟んだ状態で固定具を介して透明部材を枠部材に固定した際の保護部材の安定性が向上する。しかも、前記窓部に嵌合する突出部の後端部全周に亘って設置面部が形成されているから、窓部側からワイヤ等の不正部材が挿入されるのを防止でき、不正行為の防止効果がより向上する。
請求項2に係る遊技機は、前記枠部材(13)は、前記装飾部(55)とは別部品とした平板状部材(47)を備え、該装飾部(55)の後端部が平板状部材(47)の後面と同位置または当該平板状部材(47)の後面より後方に突出するよう形成されて、前記固定具(51,53)を介して透明部材(30)を枠部材(13)に固定した際に、前記保護部材(60)における設置面部(61)の前面が平板状部材(47)に当接するよう構成され、
前記平板状部材(47)は、前記透明部材(30)側に開口する凹部(48)が形成されて、該凹部(48)に設けられた通孔(48a)を介して前記装飾部(55)に該平板状部材(47)がネジ固定されると共に、該装飾部(55)と平板状部材(47)とを固定するネジの頭部が凹部(48)内に収容されることを要旨とする。
このように、平板状部材に形成した凹部内に装飾部と平板状部材とを固定するネジの頭部が収容されるから、保護部材の設置面部がネジに干渉するのを防止し得る。また、装飾部の裏側に平板状部材を設けることで、保護部材の設置面部を平板状部材に対して面接触させることができ、窓部側からのワイヤ等の不正部材の挿入をより効果的に防止できる。
請求項3に係る遊技機は、前記平板状部材(47)は、金属板であることを要旨とする。
このように、平板状部材を金属板から構成することで、装飾部を効果的に補強し得ると共に、窓部側からのワイヤ等の不正部材の挿入をより効果的に防止できる。
すなわち、本発明の遊技機によれば、磁石の磁気を磁気センサで検出することなく磁石を利用した不正行為を防止できるから、該磁気センサの配設数を低減してコスト低減を図り得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例1に係る前枠、保護部材およびガラスユニットを分解した状態を正面面側から示す斜視図である。 実施例1に係る前枠、保護部材およびガラスユニットを分解した状態を背面側から示す斜視図である。 実施例1に係る前枠の背面図である。 実施例1に係る前枠に保護部材を組み付けた状態を示す背面図である。 実施例1に係る前枠に保護部材およびガラスユニットを組み付けた状態を示す背面図である。 実施例1に係る保護部材とガラスユニットとを組み付けた正面図である。 実施例1に係る保護部材とガラスユニットとを組み付けた状態で示す要部拡大斜視図である。 図6におけるA−A線断面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 実施例2に係るガラスユニットの第1係合部と、保護部材の第2係合部とを示す要部拡大斜視図である。 実施例3に係る保護部材とガラスユニットとを組み付けた正面図である。 (a)は実施例3に係る前枠に保護部材を組み付けた状態を示す背面図であり、(b)は実施例3に係る前枠に保護部材およびガラスユニットを組み付けた状態を示す背面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお各実施例では、遊技機として、金属製(例えば鋼)パチンコ球を使用して遊技を行なう一般的なパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10の遊技盤20を正面側から見た場合において指称するものとする。
(パチンコ機10)
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20が着脱可能に設置される設置枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20に対応する位置で前後に開口する窓部13aが形成された装飾材としての前枠(枠部材)13が開閉可能に組み付けられると共に該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。また、前記前枠13には、前記窓部13aの対応位置にガラスユニット(透明部材)30および保護部材60が夫々配設されて、前記遊技盤20を前側から透視可能な状態で窓部13aを被覆している(図2または図3参照)。なお、図1では、前記ガラスユニット30および保護部材60を透過した遊技盤を図示してある。そして、実施例1では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿(球受け部)14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
また、前記中枠12の右下方位置には、該中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられており、該操作ハンドル16の操作により打球発射装置が作動することで、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。なお、前記中枠12の裏側には、遊技店側の球循環設備から供給されるパチンコ球を貯留する球タンクや、該球タンクに連通してパチンコ球を整列させるタンクレール21、該タンクレール21で整列されたパチンコ球を払い出す球払出装置等からなる球払出機構部(何れも図示せず)が設けられており、後述する各入賞装置への入賞や球貸しスイッチの押圧操作等に応じて球払出装置が作動されて、前記上球受け皿14または下球受け皿15にパチンコ球が払い出されるようになっている。
(遊技盤20)
前記遊技盤20は、図1に示すように、略矩形状に形成された所定厚の板部材であって、該遊技盤20の盤面(前面)に、略円形状に湾曲したレール21が設けられて、該レール21の内側にパチンコ球が流下可能な遊技領域20aが画成される。そして、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記レール21に沿って遊技領域20a内に案内されて、遊技盤20の盤面と前記前枠13に配設されたガラスユニット30との間を流下するようになっている。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内に多数の遊技釘が植設されており、遊技領域20aを流下するパチンコ球が遊技釘に接触することでパチンコ球の流下方向を不規則に変化させたり、パチンコ球を一定方向に誘導するようになっている。また遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が前記遊技領域20a内の複数箇所に開設されて、各装着口に対して各種の遊技部品が取付けられている。なお、前記装着口の形成数や大きさは、遊技盤20に対して取付けられる各種部品の個数や配設位置等に応じて適宜決定される。
ここで、実施例1の遊技盤20では、前後に開口する枠状に形成された枠状装飾体23が取付けられ、該枠状装飾体23の窓口23aを介して遊技盤20の裏側に配設された図柄表示装置18の表示面が遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。また、枠状装飾体23の下方には、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置24や特別入賞装置25が取付けられている。そして、前記始動入賞装置24の入賞口にパチンコ球が入賞することで、前記図柄表示装置18に図柄を変動表示する図柄変動演出が展開され、該図柄変動演出の結果、図柄表示装置18に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の3つ揃い等)で図柄が停止表示されると、前記特別入賞装置25が開放して所謂大当りが発生し、特別入賞装置25の入賞口が開放されて遊技者が多数の賞球を獲得可能な機会が与えられるようになっている。なお、前記図柄表示装置18としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置や、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置、7セグメントディスプレイ、その他の各種図柄を停止および変動表示可能な表示装置が採用される。
(前枠13について)
実施例1に係る前枠13は、前記遊技盤20の前面全体を覆う本体部40と、該本体部40の裏面に配設された補強用のベース部材47と、当該本体部40の前面に配設された装飾部55とを備え(図3、図4、図9、図10等参照)、該ベース部材47の裏側に前記ガラスユニット30が着脱可能に取付けられると共に、該前枠13とベース部材47との間に前記保護部材60が挟持されるようになっている。ここで、前記ガラスユニット30は、図2、図3、図6、図10に示すように、前記遊技盤20の遊技領域20a全体を被覆可能な大きさに形成された平行な2枚のガラス板31(透明板)と、該2枚のガラス板31の外周を囲繞する枠状に形成された保持枠32(枠体)とから構成されている。そして、前記保持枠32の内周面側に、前後に離間する2条の嵌合溝33が全周に亘って設けられており、各嵌合溝33にガラス板31の外周縁部を嵌合することで、ガラス板31が保持枠32に保持されるようになっている。すなわち、前記保持枠32に各ガラス板31を保持した状態で、各ガラス板31の外面側に保持枠32が突出し、該保持枠32におけるガラス板31からの突出部分32aの内周側に、前記保護部材60の設置面部61(後述)が嵌合するよう構成される。ここで、以下の説明では、保持枠32の突出部分32aという場合には、前枠13にガラスユニット30を保持した状態で前側に位置するガラス板31の前面側に突出する部分をいうものとする。
また、前記ガラスユニット30は、図2、図3に示すように、上縁および下縁が略水平方向に延在し、かつ左右両側縁が略鉛直方向に延在するよう形成されている。そして、前記ガラスユニット30の下端部における左右側部は、水平部分から外方へ向かうにつれて上方に傾斜するよう形成されると共に、該ガラスユニット30の上端部における左右側部は、水平部分から外方へ向かうにつれて下方に傾斜するよう形成される。すなわち、前記ガラスユニット30は、上下および左右対称な八角形に形成されている。そして、前記ガラスユニット30において前記保持枠32の突出部分32aは、該保持枠32の外周端から内周端までの幅寸法が全周に亘って一定に形成されている。このため、実施例1では前記保持枠32における突出部分32aの内周形状は、前記ガラスユニット30と同様に八角形となっている。すなわち、保持枠32における突出部分32aの内周形状は非円形である。また、前記ガラスユニット30(保持枠32)における下部側の傾斜部分には、下方に突出する下側挟持片34,34が形成されて、後述する下側固定具51と前枠13(ベース部材47)との間に下側挟持片34,34が挟持固定されると共に、該ガラスユニット30(保持枠32)における上部側の傾斜部分には、上方に突出する上側挟持片35,35が形成され、後述する上側固定具53と前枠13(ベース部材47)との間に上側挟持片35,35が挟持固定されるよう構成されている。
(本体部40)
前記本体部40は、前記遊技盤20に対して略平行な平板面を基本として適宜位置に前後方向に突出するよう形成されると共に、前記遊技盤20の遊技領域20aの前側位置に、前後に開口する本体開口部40aが開設されている。そして、前記本体開口部40aの下方位置に前記上球受け皿14が設けられている。また、前記本体部40の左下方位置には、前後に開口する球給出口41が形成されると共に、該球給出口41と対応する位置に上方へ開放する受け部42が後方へ突出するよう形成されている。そして、前記球給出口41の前方開口が前記上球受け皿14内に開口すると共に、前記中枠12に設けた球払出機構部が前記受け部42に連通するよう構成されて、該球払出機構部から受け部42および球給出口41を介してパチンコ球が上球受け皿14に払い出されるようになっている。
ここで、前記上球受け皿14は、上方および後方に開口するよう形成された球皿部材43と、該球皿部材43の外面を装飾する適宜の装飾形状に形成された外装部材44とから構成されている。そして、前記球皿部材43および外装部材44を前記本体部40の前面に取付けることで、多数のパチンコ球を貯留可能な球貯留部45aおよび該球貯留部45aに貯留したパチンコ球を一列に整列する球整列部45bが上方に開口するよう画成されるようになっている。なお、実施例1の上球受け皿14(外装部材44)の上面には、遊技者の押圧操作により前記球払出装置を作動して球給出口41からパチンコ球を貸球として払い出す球貸スイッチ46aや、遊技者の押圧操作に応じて前記図柄表示装置18に所定の表示を行なう演出用スイッチ46b等を備えたスイッチパネル46が配設されている。
(ベース部材47)
前記ベース部材47は、前記本体部40の裏面を略被覆する大きさに形成された金属製の平板状部材であって、本体部40の裏側にネジ止めされる。ここで前記ベース部材47の後面側には、後方に開口する凹部48が複数箇所に形成されると共に、この凹部48には前後に貫通する通孔48aが形成されており(図4参照)、ベース部材47の裏側から通孔48aに挿通したネジを、前記本体部40のネジ孔(図示せず)に螺挿することで、本体部40に対してベース部材47がネジ止めされるようになっている。また、前記ベース部材47を本体部40に固定するネジの頭部は、前記凹部48内に完全に収容されて、前記ガラスユニット30の保持枠32および前記保護部材60の設置面部61をベース部材47に当接した際に、該保持枠32および設置面部61がネジの頭部に接触しないよう構成される。なお、前記ベース部材47における左側の上下の端部(図3、図4では右側の上下の端部)には、前記中枠12に設けた支持金具12a(図1参照)に対して回転可能に支持される枢支部49が設けられて、該枢支部49を中心に前枠13が中枠12に対して開閉されるようになっている。
また、図4、図9、図10に示すように、前記ベース部材47における前記本体部40の本体開口部40aに対応する位置には、前後に開口するベース側開口部47aが開設されている。ここで、前記ベース側開口部47aは、前記本体開口部40aよりも僅かに小さな形状に形成されており、該ベース側開口部47aの開口端部の全周に亘って前方へ折曲げ形成された補強片47b(図9参照)が本体開口部40aの開口内側に臨むようになっている。また、前記ガラスユニット30のガラス板31は、前記ベース側開口部47aの開口形状よりも大きく形成されて、前記前枠13(ベース部材47)の裏側にガラスユニット30を配設した状態で、ベース側開口部47aの全体がガラス板31で覆われるようになっている。
更に、図3〜図6に示すように、前記ベース部材47の裏面側には、前記ベース側開口部47aの下方位置に、前記ガラスユニット30の下端部を支持する下側支持部材50(支持部材)が取付けられている。そして、前記下側支持部材50の左右端部に、前記ガラスユニット30の下側挟持片34,34を前記ベース部材47との間で挟持固定可能な回転式の下側固定具51(固定具)が配設されている。前記下側固定具51は、前記下側挟持片34,34をベース部材47との間で挟持する挟持位置(図6参照)と、下側挟持片34,34の後面から退避して下側挟持片34,34の挟持固定を解除する解除位置(図4、図5参照)に回転し得るよう構成されている。すなわち、前記ガラスユニット30(保持枠32)の下端部を下側支持部材50に載置してガラスユニット30(保持枠32)の前面をベース部材47に当接した状態で、前記各下側固定具51を挟持位置に回転変位することで、ガラスユニット30の下部が前枠13に固定される。
また、前記ベース部材47の裏面側には、前記ベース側開口部47aの上方位置に、上側支持部材52(支持部材)が取付けられている。ここで、前記下側支持部材50から上側支持部材52までの離間距離は、前記ガラスユニット30の上下寸法に略整合するよう設定されている。すなわち、前記ガラスユニット30(保持枠32)の下端部を前記下側支持部材50に載置すると共に該ガラスユニット30(保持枠32)の前面をベース部材47に当接した状態で、当該ガラスユニット30(保持枠32)の上端部に上側支持部材52が近接位置して、当該ガラスユニット30の上方移動を規制するようになっている。また、前記上側支持部材52の左右端部には、前記ガラスユニット30に設けた前記上側挟持片35,35を前記ベース部材47との間で挟持固定する回転式の上側固定具53(固定具)が配設されている。前記上側固定具53は、前述した下側固定具51と同様に、前記上側挟持片35,35の後面に当接して上側挟持片35,35を前記ベース部材47との間で挟持する挟持位置(図6参照)と、上側挟持片35,35の後面から退避して上側挟持片35,35の挟持固定を解除する解除位置(図4、図5参照)に回転し得るよう構成されている。すなわち、前記ガラスユニット30(保持枠32)の下端部を下側支持部材50に載置してガラスユニット30(保持枠32)の前面をベース部材47に当接した状態で、前記各上側固定具53を挟持位置に回転変位することで、ガラスユニット30の上部が前枠13に固定される。
(装飾部55)
図2、図9、図10に示すように、前記装飾部55は、前記本体開口部40aを囲繞するよう前記本体部40の前面側に配設された合成樹脂製の部材であって、前記本体部40に開設した本体開口部40aの開口内側に臨むよう該本体開口部40aの開口縁に沿って延在する環状の内周壁56と、該内周壁56の前端部に連接すると共に本体部40の前面を覆う装飾面57とから構成されて、当該内周壁56により前後に開口する前記窓部13aを画成している。すなわち、前記装飾部55の内周壁56により画成される前記窓部13aを介して前記遊技盤20の遊技領域20aがパチンコ機10の前側に露出する。なお、実施例1では、装飾部55は複数(実施例1では3つ)の部材から構成されて、各部材を前記本体部40に組み付けることで全体として本体開口部40aと対応する位置で前後に開口する窓部13aを画成している。また、前記装飾部55は複雑な立体形状に形成されて、前記本体部40との間に画成される空間部58内に、LED基板やスピーカ等の演出部品(図示せず)が設置されている。
また、図9、図10に示すように、前記装飾部55の内周壁56は、前記本体部40の後面よりも後方に突出するよう形成されており、該内周壁56の後端部の全周が前記ベース部材47の後面と同一面上に位置している。すなわち、前記保護部材60の設置面部61が内周壁56の後端部およびベース部材47の後面に当接するよう構成される。ここで、前記装飾部55の内周壁56が前記ガラスユニット30のガラス板31に対して交差する角度θ1は、該装飾部55の周壁部に連設する前記装飾面57がガラスユニット30のガラス板31に対して交差する角度θ2より大きく設定される。なお、前記内周壁56のガラス板31に対する交差角度θ1は、90°の近傍に設定されて、内周壁56がガラス板31に略直交するようになっている。
ここで、実施例1の装飾部55は、前記本体開口部40aの上部位置において前記装飾面57が最も前方に突出するよう形成されて、下方に向かうにつれて前後の突出寸法が漸減し、更に該本体開口部40aの下端部近傍で前後の突出寸法が漸増する立体形状に形成されている。すなわち、前記実施例1の装飾部55では、前記前枠13の上部位置において前記内周壁56の後端部から前端部(すなわち窓部13aの開口後端部から開口前端部)までの突出寸法が最大値LMaxとなる。また、前記装飾部55には、前記上球受け皿14の球整列部45bの上方位置(前記本体開口部40aの下端部に対応した位置)に、前記内周壁56の後端部からの突出寸法が小さい段差部59が形成されており、該球整列部45b内で整列するパチンコ球の視認性を高めている。そして、実施例1の装飾部55では、前記窓部13aの開口下部となる前記段差部59の形成位置において、前記内周壁56の後端部から前端部までの突出寸法が最小値LMinとなっている。ここで、前記装飾部55における内周壁56の前端部は、該内周壁56と装飾面57との境界位置(屈曲位置)をいうものとする。また、前記内周壁56や装飾面57が連続的に湾曲形成されて、境界位置が不明確な場合は、窓部13aの開口後端部から開口前端部の突出寸法は、内周壁56の後端部から装飾面57の前面までの突出寸法に設定される。
(保護部材60)
図2、図3、図5、図7、図9、図10に示すように、前記保護部材60は、前記ガラスユニット30におけるガラス板31の前面に当接する平板状の設置面部61と、該設置面部61から前方へ突出するよう形成されて前記前枠13の裏側から前記窓部13aに嵌合する突出部63とから構成されている。また、実施例1の保護部材60(設置面部61および突出部63)は、無色透明な合成樹脂材により全体が形成しており、窓部13aに嵌合した突出部63および該窓部13aの後方に臨む前記ガラスユニット30を介して遊技盤20の遊技領域20aを前側から透視し得るようになっている。ここで、前記設置面部61の外周形状は、前記ガラスユニット30(ガラス板31)の外周形状より小さい形状に形成されて、設置面部61の後面全体がガラスユニット30(ガラス板31)の前面に当接するようになっている。具体的には、前記ガラスユニット30における保持枠32の突出部分32aの内周形状に整合する形状に前記設置面部61の外周形状が形成される。すなわち、前記保持枠32の突出部分32aの内周側に前記設置面部61を嵌合することで、該設置面部61の後面全体がガラス板31に当接した状態でガラスユニット30に対して保護部材60が位置決めされるようになっている。
また、前記設置面部61を前記保持枠32の突出部分32aの内周側に嵌合させた際に、該設置面部61の前面が保持枠32(ガラスユニット30)の前面より前方に突出しないよう構成されている。具体的には、前記設置面部61の厚み寸法は、前記ガラスユニット30において前記保持枠32の突出部分32aが前面側のガラス板31の前面から突出する寸法に一致するよう形成されて、保持枠32の突出部分32aの内周側に前記設置面部61を嵌合した際に、該設置面部61の前面と保持枠32(ガラスユニット30)の前面とが同一面上に位置するようになっている。すなわち、前記保持枠32の突出部分32aの内周側に前記設置面部61を嵌合させた状態で前記ガラスユニット30を前枠13の裏側に配設した際に、設置面部61の前面が前記ベース部材47に面接触した状態でベース部材47およびガラスユニット30(ガラス板31)の間に挟持固定される(図9参照)。また、前記前枠13の装飾部55は、内周壁56の後端部が前記ベース部材47の後面と同一面上に位置しているから、該前枠13の装飾部55(内周壁56)とガラスユニット30(ガラス板31)との間に設置面部61が挟持されるようになっている。
また、前記突出部63は、図7に示すように、前記装飾部55により画成される窓部13aの後方開口形状(内周壁56の後端部の開口形状)に整合する周壁部64と、該周壁部64の前端部に連設された前面板65とから形成されて、該突出部63の全体が後方に開口するようになっている。ここで、前記突出部63の前面板65は、略均一な厚み寸法となるよう形成されて、前記ガラスユニット30に対して保護部材60を位置決めした状態で、該前面板65の前面65aおよび後面65bの全体がガラス板31と平行になるよう構成されている。なお、前面板65の厚み寸法は、完全に均一な厚みである必要はなく、成型状の誤差等に起因する誤差は当然に許容されるものであり、該前面板65を透過して目視される遊技盤20の遊技領域20aが歪まない程度の厚みの誤差は許容される。
また、前記突出部63の周壁部64は、その全周が前記設置面部61(ガラスユニット30のガラス板31)に対して直交するよう形成されると共に、該周壁部64の外周形状が前記前枠13における前記窓部13aの開口形状(具体的には窓部13aの後方開口端の開口形状)に合致するよう構成されている。すなわち、前記保護部材60の突出部63を前記前枠13の窓部13aに嵌合させた際に、突出部63の周壁部64と装飾部55の内周壁56とが近接してワイヤ等の異物挿入を困難にしている。
ここで、前記設置面部61から突出部63の前面65aまでの距離寸法(すなわち設置面部61からの突出部63の突出寸法)は、前記前枠13における窓部13aの開口後端部(内周壁56の後端部)から開口前端部(内周壁56の前端部)までの離間寸法の最小値LMinと一致するよう設定されている。すなわち、実施例1では、前記設置面部61からの突出部63の突出寸法は、前記窓部13aの開口下部(段差部59の形成位置)における開口後端部(内周壁56の後端部)から開口前端部(内周壁56の前端部)までの離間寸法と一致して、このため、前記窓部13aに突出部63を嵌合して設置面部61を前枠13の後面に当接した状態では、該窓部13aの開口内側に突出部63の全体が臨むようになっている。
(実施例1の作用)
次に、前述のように構成された実施例1に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記操作ハンドル16の操作に伴って打球発射装置が作動されると、前記遊技盤20に設けたレール21に沿って遊技領域20a内にパチンコ球が打ち出され、遊技盤20上に植設した遊技釘等に接触することで流下方向を変更しながらパチンコ球が流下する。そして、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が前記始動入賞装置24に入賞することにより、所定の制御条件下で前記図柄表示装置18での図柄変動演出が開始され、図柄変動演出の結果、図柄表示装置18に所定の図柄組み合わせが表示されると大当りが発生する。そして、大当りの発生に伴って前記遊技盤20の下方に設けられた特別入賞装置25が開放されると共に、図柄表示装置18において大当り演出が行なわれる。前記遊技盤20の遊技領域20aは、前記前枠13に開設された窓部13a(ガラスユニット30および保護部材60の突出部63)を介してパチンコ機10の前面側から視認し得るようになっており、遊技者がパチンコ球の動きや図柄表示装置18で行なわれる各種演出を確認しながら遊技を行ない得るようになっている。
ここで、前記前枠13とガラスユニット30との間に設けられた前記保護部材60は、前記前枠13において窓部13aを形成する前記装飾部55の内周壁56およびベース部材47の夫々と、前記ガラスユニット30のガラス板31との間に設置面部61が挟持された状態で、該保護部材60の突出部63が窓部13aに嵌合している。すなわち、前記前枠13に対してガラスユニット30および保護部材60を設置した状態では、前枠13に開設した窓部13aの後方開口を覆うガラスユニット30の前側に、該窓部13aに嵌合した前記保護部材60の突出部63が位置する。このため、磁石を利用した不正行為が行なわれたとしても、保護部材60の突出部63の前面65aまでしか磁石を近づけることができない。すなわち、遊技盤20の遊技領域20aを流下するパチンコ球に対する磁石の磁力の影響を大幅に低下することができ、磁石を利用した不正行為を効果的に防止し得る。
また、前記前枠13における窓部13aの内周形状(内周壁56の後端部の開口形状)と、前記保護部材60における突出部63の外周形状とを合致させて、窓部13aに突出部63を嵌合させたことで、窓部13aの内周側全体を突出部63で塞ぐことができる。しかも、前記突出部63の前面65aを前記ガラスユニット30のガラス板31(遊技盤20)と平行になるよう形成してあるから、前記窓部13aの内周側の何処から磁石を近づけたとしても、ガラスユニット30(ガラス板31)から一定距離(突出部63の突出寸法)だけ磁石を離間させることができ、窓部13aに臨む遊技盤20(遊技領域20a)の全体に対して、磁石を利用した不正行為から保護することが可能となる。また、磁気センサを設置することなく磁石の不正行為を防止できるから、磁石による不正行為の防止効果を損なうことなく遊技盤20への磁気センサの設置数を削減でき、製造コストの低減を図ることが可能となる。
ここで、実施例1の保護部材60は、前記設置面部61の外周形状を、前記ガラスユニット30における保持枠32の突出部分32aの内周形状と合致するよう形成されているから、ガラスユニット30および保護部材60を前枠13に組み付ける際に、保持枠32の突出部分32aの内周側に該設置面部61を嵌合することができる。そして、前記保持枠32における突出部分32aの内周形状を非円形(実施例1では八角形)となるよう形成してあるから、保護部材60の設置面部61を保持枠32の突出部分32aの内周側に嵌合することで、該ガラスユニット30に対して保護部材60が一定の姿勢で位置決めされる。従って、前記ガラスユニット30と保護部材60とを容易に一体的に取り扱うことができ、前枠13に対する保護部材60およびガラスユニット30の組み付け作業を容易に行なうことができる。
また、前記前枠13に形成される前記窓部13aの内周形状も非円形状に形成してある。このため、前枠13の窓部13aに保護部材60の突出部63を嵌合することで、該前枠13に対して保護部材60を一定の姿勢で位置決めし得る。従って、前枠13の窓部13aに保護部材60の突出部63を嵌合して位置決めした後に、前記ガラスユニット30を前枠13に組み付けるようにしても、該前枠13に対する保護部材60およびガラスユニット30の組み付け作業を容易に行なうことができる。このように、実施例1に係るパチンコ機10では、前枠13、ガラスユニット30および保護部材60の組み付け順序が限定されないから、これら各部材13,30,60の組み付け作業を格段に向上することができる。
また、前記保護部材60における前記設置面部61の外周形状を、前記ガラスユニット30(保持枠32)の外周形状より小さくして、該保持枠32の突出部分32aの内周側に設置面部61を嵌合させたことで、当該設置面部61の全面がガラスユニット30のガラス板31に当接する。これにより、前記設置面部61を前枠13(装飾部55およびベース部材47)とガラスユニット30(ガラス板31)との間に挟んだ状態で、前記上下の固定具を介してガラスユニット30を固定した際の保護部材60の安定性が向上する。しかも、前記設置面部61の厚み寸法を前記保持枠32の突出部分32aの突出寸法に合致させて、前記前枠13に対して保護部材60およびガラスユニット30を固定した際に、前記設置面部61の全体を前枠13(装飾部55およびベース部材47)とガラスユニット30(ガラス板31)とにより挟むようにしたことで、保護部材60のガタツキが極力抑制され、保護部材60の安定性がより一層高まる。
また、前記設置面部61は、前記窓部13aに嵌合する突出部63の後端部の全周に亘って外方に延出するよう形成されると共に、該突出部63を囲繞するよう前記装飾部55における内周壁56の後端部全周が設置面部61に当接するから、該窓部13aの前側から内周壁56と突出部63との間にワイヤ等の不正部材が挿入されたとしても、該装飾部55の内周壁56より内側に進入するのを防止でき、ワイヤ等の利用した不正行為の防止効果も向上することができる。更に、保護部材60の設置面部61には、前記金属製のベース部材47の後面が面接触するから、窓部13a側からのワイヤ等の不正部材の進入をより効果的に防止できる。また、前記ベース部材47を前枠13の本体部40に固定するネジの頭部は、該ベース部材47に形成された凹部48内に収容されるよう構成したから、ベース部材47の後面に対して保護部材60の設置面部61を面接触させた際に、設置面部61がネジに接触することはなく、設置面部61の傷付きを防止できる。
また、実施例1に係るパチンコ機10の前枠13は、前記ガラスユニット30のガラス板31に対する前記装飾部55の装飾面57の交差角度θ2に較べて、該ガラス板31に対する装飾部55の内周壁56の交差角度θ1が大きくなるよう設定してある。すなわち、前記ガラス板31に対する内周壁56の交差角度θ1は、ガラス板31に対する装飾面57の交差角度θ2に較べて、前記保護部材60の周壁部64の交差角度(すなわち90°)に近似する。このため、前記ガラス板31に対する装飾面57の交差角度θ2のまま内周壁56がガラス板31に交差するよう形成された構成に較べて、前記突出部63の周壁部64と内周壁56との間隔を狭くでき、ワイヤ等の利用した不正行為をより困難にできる。
また、前記保護部材60およびガラスユニット30を前枠13に取付けた状態で、該保護部材60における突出部63の前面65aおよび後面65bの全体がガラスユニット30のガラス板31と平行になるよう構成されている。このため、前記保護部材60の突出部63と、ガラスユニット30とを透過した遊技盤20が歪んで見える等の不具合は防止され、遊技盤20(遊技領域20a)の視認性を低下することはない。しかも、前記保護部材60は、前記設置面部61から突出部63の前面65aまでの寸法を、前記装飾部55の段差部59の形成位置における内周壁56の後端部から前端部までの離間寸法の値LMinに一致するよう設定してある。このため、前記前枠13の下部に設けられた上球受け皿14の上方に当該保護部材60が突出するのを防止でき、上球受け皿14(球整列部45b)の視認性を低下することはない。従って、保護部材60の突出部63を窓部13aに嵌合させた状態であっても、前記上球受け皿14の球整列部45bにおけるパチンコ球の整列状態を容易に確認しながら遊技を行なうことができる。
また、前記装飾部55の段差部59の形成位置では、内周壁56の後端部から前端部までの離間寸法が前枠13の全体において最小値LMinとなる。このように、前記保護部材60における設置面部61から突出部63の前面までの突出寸法を、窓部13aの開口後端部から開口前端部までの離間寸法の最小値LMinに一致させたことで、該保護部材60の突出部63を窓部13aの開口内側に収容することができ、前枠13の装飾性を損なうのを防止できる。
次に、実施例2に係るパチンコ機10について説明する。なお、実施例2に係るパチンコ機10では、ガラスユニット30および保護部材60の構成が実施例1と相違し、その他の構成は同じである。そこで、以下の説明では、実施例2に係るガラスユニット30および保護部材60の構成について説明し、実施例1で説明したパチンコ機10と同一の構成・部材に関しては、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2に係るパチンコ機10では、前記ガラスユニット30の保持枠32の内周側に保護部材60の設置面部61を嵌合した状態で、該保護部材60を保持枠32に着脱可能に保持する第1の保持手段(保持手段)70を備えている。実施例2に係る第1の保持手段70は、前記ガラスユニット30の保持枠32に形成される第1係合部71と、前記保護部材60に形成される第2係合部76とからなり、該第1および第2係合部71,76を係脱可能に係合することで、保護部材60をガラスユニット30と一体的に取り扱い得るよう構成されている。
ここで、前記第1係合部71は、図11に示すように、前記保持枠32の突出部分32aに形成されて該突出部分32aの幅方向(ガラス板31側および保持枠32の外周面側)に開口する切欠部72と、該保持枠32の外周面において切欠部72と対応する位置に形成されて前後方向およびガラスユニット30の外方に開口する係合凹部73とから構成されている。すなわち、前記保持枠32には、前記切欠部72および係合凹部73により前面から外周面に亘って連続的に延在する溝が形成されている。そして、前記係合凹部73は、図11に示すように、前記切欠部72の開口幅と同一の開口幅に設定されて保持枠32の前端側に開口する前側凹部73aと、前側凹部73aの開口幅より大きな開口幅に設定されて保持枠32の後端側に開口する後側凹部73bとからなり、開口幅の相違から前側凹部73aおよび後側凹部73bの接続部分に段差状の係止部74が形成されて、該係止部74に保護部材60の第2係合部76(後述)が係合可能に係合するようになっている。なお、実施例2に係る保持枠32には、前記第1係合部71が複数箇所(具体的には4箇所)に形成されている。
前記第2係合部76は、前記保持枠32の突出部分32aの内周側に前記保護部材60の設置面部61を嵌合させた状態において、前記第1係合部71(切欠部72)に対応する位置に形成されて該設置面部61の端縁から外方へ延出し、該第1係合部71の切欠部72に嵌合する第1延出片77と、該第1延出片77の先端部に設けられて後方へ延出し、第1係合部71の前側凹部73aに嵌合する第2延出片78と、該第2延出片78の後端部に設けられて第1係合部71の後側凹部73bに嵌合する係止片79とから構成されている。すなわち、前記第2係合部76の係止片79が前記第1係合部71の後側凹部73bに嵌合することで、該係止片79の前端部が第1係合部71の係止部74の後端部に当接係合して、当該係止片79の前方移動を規制するようになっている。ここで、前記第1延出片77および第2延出片78の夫々は、弾性変形可能な薄板状に形成されており、該第1および第2延出片77,78が弾性変形することで前記係止片79を係止部74に係脱可能に係合させ得るようになっている。なお、前記第2係合部76は、前記保持枠32における前記第1係合部71の形成箇所に対応するよう前記設置面部61の端縁の複数箇所(具体的には4箇所)に形成してある。
すなわち、実施例2に係るパチンコ機10では、前記第2係合部76の第1および第2延出片77,78の弾性変形を伴って各係止片79を対応する第1係合部71の係止部74に係脱可能に係合することで、前記保持枠32の突出部分32aの内周側に前記保護部材60の設置面部61が嵌合する状態で、保護部材60が保持枠32(ガラスユニット30)に保持される。従って、前記ガラスユニット30および保護部材60を前枠13に組み付ける際に、該ガラスユニット30および保護部材60を単一の部材のように取り扱うことができるから、保護部材60およびガラスユニット30が分離した状態で前枠13に対して個別に組み付ける構成に較べて格段に組み付け作業性が向上する。また、前記保護部材60の破損等が生じた際には、前記第1および第2延出片77,78の弾性変形を伴って各係止片79を対応する第1係合部71の係止部74から係脱解除してガラスユニット30から簡単に分離することができる。従って、第1係合部71および第2係合部76を利用して保護部材60をガラスユニット30に保持するよう構成したとしても、ガラスユニット30に対する保護部材60の交換作業を容易に行なうことができる。また、前記ガラスユニット30の保持枠32に形成された切欠部72に第2係合部76の第1延出片77が嵌合するよう構成したから、前記設置面部61をガラスユニット30のガラス板31に当接させることができ、実施例2に係る保護部材60および前枠13の構成を採用しても、実施例1と同様の作用効果を期待し得る。
次に、実施例3に係るパチンコ機10について説明する。なお、実施例3に係るパチンコ機10では、前枠13、保護部材60およびガラスユニット30の構成が実施例1とは相違し、その他の構成は実施例1に係るパチンコ機10と同じである。そこで、以下の説明では、実施例3に係る前枠13および保護部材60の構成について説明し、実施例1と同一の構成・部材に関しては、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例3に係るパチンコ機10では、図12、図13に示すように、前記前枠13の窓部13aに保護部材60の突出部63を嵌合した状態で、該保護部材60を前枠13に着脱可能に保持する第2の保持手段80を備えている。前記第2の保持手段80は、前記保護部材60に形成された保持片81と、前記前枠13に配設された第2の固定具84とからなり、該第2の固定具84により保持片81を前枠13との間に挟持することで、保護部材60を前枠13と一体的に取り扱い得るよう構成される。すなわち、実施例3に係る保護部材60は、前記設置面部61が前記保持枠32の突出部分32aの内周側に嵌合する形状に形成されると共に、該保持枠32の突出部分32aの内周側に設置面部61を嵌合させた状態で、ガラスユニット30(保持枠32)の上部側の傾斜部分より上方へ設置面部61が延出するよう形成されており、該設置面部61においてガラスユニット30の上方へ延出する部分が前記保持片81とされる。なお、前記ガラスユニット30の保持枠32の突出部分32aには、前記保持片81と対応する位置に、上下方向に開放する逃げ部32bが所定範囲に亘って切欠形成されており、該保持枠32の突出部分32aの内周側に設置面部61を嵌合させた際に、当該設置面部61の保持片81が保持枠32の逃げ部32bを介してガラスユニット30(保持枠32)の上方へ延出する。
前記第2の固定具84は、図13に示すように、前記保護部材60の保持片81に対応するよう前記ベース部材47の後面側に回転可能に設けられている。この第2の固定具84は、前記設置面部61の保持片81をベース部材47との間に挟持する挟持位置、および該保持片81から退避して延出部の挟持を解除する退避位置に回転変位させ得るよう構成されている。
すなわち、実施例3に係るパチンコ機10では、前記前枠13の窓部13aに前記保護部材60の突出部63を嵌合させたもとで前記第2の固定具84を挟持位置に回転変位することで、前記設置面部61の保持片81が第2の固定具84とベース部材47とにより挟持されて、該前枠13に対して保護部材60が保持されるようになっている。そして、前記第2の固定具84を介して前記保護部材60を前枠13に対して保持した状態で、前記ガラスユニット30を前枠13に組み付け得るようになっている。すなわち、実施例3に係るパチンコ機10では、前記ガラスユニット30を前枠13に組み付ける前に、前記第2の固定具84により保護部材60を前枠13に保持できるから、前枠13、保護部材60およびガラスユニット30が分離した状態で個別に組み付ける構成に較べて格段に組み付け作業性が向上する。また、前記ガラスユニット30の保持枠32に切欠部を形成して嵌合溝33に嵌合したガラス板31を露出させるようにしたから、前記設置面部61の保持片81と保持枠32との干渉を防止でき、実施例3に係るガラスユニット30、保護部材60および前枠13の構成を採用しても、実施例1と同様の作用効果を期待し得る。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、複数の透明板からなる透明部材として、2枚のガラス板を備えたガラスユニットを用いたが、これに限られるものはなく、3枚以上のガラス板からガラスユニットを用いてもよい。また、透明板としては、ガラス板である必要はなく、アクリル板等遊技盤の遊技領域を前側から透視し得る透明な板部材であればよい。
(2) 実施例の透明部材(ガラスユニット)は、枠体(保持枠)の突出部分の内周形状を八角形に形成したが、これに限られるものではない。すなわち、枠体(保持枠)の突出部分の内周形状を円形以外の形状に形成すれば、該枠体(保持枠)の突出部分に保護部材の設置面部を嵌合した際に、透明部材(ガラスユニット)に対して保護部材を位置決めして一定の姿勢に保持することが可能となる。
(3) 実施例では、保護部材における設置面部からの突出部の突出寸法を、窓部の開口後端部から開口前端部(内周壁の後端部から前端部)までの離間寸法の最小値LMinと一致させたが該突出部の突出寸法を離間寸法の最小値LMinより小さくしても、保護部材が枠部材(前枠)の前方に突出するのを防止するだけでなく、当該保護部材を窓部の開口内側に収容することができる。また、実施例では、窓部の開口下部(段差部)における開口後端部から開口前端部までの離間寸法が最小値となるようにしたが、該窓部の開口下部(段差部)における開口後端部から開口前端部までの離間寸法が最小値でない場合であっても、設置面部からの突出部の突出寸法を当該離間寸法の値以下になるよう設定することで、窓部の下方に設けられた球受け部の上方に当該保護部材が突出するのを防止でき、球受け部の視認性低下を防止できる。また、設置面部からの突出部の突出寸法を、少なくとも窓部の開口後端部から開口前端部までの離間寸法の最大値LMax以下になるよう設定すれば、保護部材が枠部材(前枠)の前方に突出するのを防止できる。
(4) 実施例では、保護部材の設置面部の外周形状を透明部材(ガラスユニット)の外周形状より小さい形状となるようにしたが、設置面部の外周形状を透明部材(ガラスユニット)の外周形状と同一となるよう形成することで、設置面部を挟んだ状態で固定具を介して透明部材(ガラスユニット)を枠部材(前枠)に固定した際の保護部材の安定性が向上する。また、前記固定具としては、実施例に示したものに限らず、透明部材(ガラスユニット)を枠部材(前枠)に着脱可能に固定し得るものであれば、従来公知の固定具を採用することができる。
(5) 実施例では、保護部材の全体を透明な合成樹脂材で形成したが、突出部において少なくとも遊技盤に形成される遊技領域の前方に臨む部位が透明となるよう構成すればよい。従って、設置面部や突出部において遊技領域の前方に位置しない部位については、不透明であってもよい。
(6) 実施例では、前記設置面部の厚みを、前記透明板(ガラスユニット)からの枠体(保持枠)の突出部分の突出寸法と一致させたが、該設置面部の厚みを、枠体(保持枠)の突出部分の突出寸法以下になるよう設定することで、枠体(保持枠)の突出部分内周側に嵌合した設置面部が透明部材(ガラスユニット)の前側に突出するのを防止できる。
(7) 前記枠体(保持枠)の内周側に設置面部を嵌合した状態で保護部材を着脱可能に保持する保持手段の構成は、実施例2に示した構成のものに限定されるものではなく、枠体(保持枠)側に弾性フックを形成して保護部材を係止保持するよう構成してもよい。すなわち、枠体(保持枠)に対して保護部材を着脱可能に保持可能な構成であれば、従来公知の各種形態の保持手段を採用できる。
(8) 実施例では、枠部材における装飾部の後端部を平板状部材(ベース部材)の後面と同位置となるよう構成したが、装飾部の後端部を平板状部材(ベース部材)の後面より後方へ突出するよう形成してもよい。この場合には、保護部材における設置面部の前面を平板状部材(ベース部材)に当接させた際に、前記装飾部の後端部が設置面部に押圧的に接触するから、異物挿入をより効果的に防止できる。
(9) 実施例の枠部材(前枠)は、前記窓部の内周形状が僅かに縦長の楕円形状となるよう形成したが、これに限られるものではない。すなわち、窓部の内周形状を円形以外の形状に形成すれば、該窓部に保護部材の突出部を嵌合した際に、枠部材(前枠)に対して保護部材を位置決めして一定の姿勢に保持することが可能となる。
(10) 前記枠部材(前枠)の窓部に前記突出部を嵌合した状態で前記保護部材を着脱可能に保持する保持手段は、実施例3に示した構成に限定されるものではなく、枠部材(前枠)側に弾性フックを形成して保護部材を係止保持するよう構成してもよい。すなわち、枠部材(前枠)に対して保護部材を着脱可能に保持可能な構成であれば、従来公知の各種形態の保持手段を採用できる。
(11) 実施例では、枠部材(前枠)に球受け部(上球受け皿)を設けるよう構成したが、該枠部材(前枠)と球受け部(上球受け皿)とを分離して設けてもよい。また実施例では、遊技機に上下の球受け皿を設けたが、何れか一方を省略して1つの球受け皿のみ設ける構成であってもよい。
(12) 実施例では、平板状部材(ベース部材)を金属板から構成したが、これに限られるものではなく、合成樹脂材から構成してもよい。
(13) 各実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。また、遊技盤の構成は、実施例に示したものに限られるものではなく、遊技球が流下する遊技領域が形成される形態であれば、遊技盤に備えられる遊技部品の種類や数は任意に変更することができる。
13 前枠(枠部材)
13a 窓部
14 上球受け皿(球受け部)
20 遊技盤
20a 遊技領域
30 ガラスユニット(透明部材)
31 ガラス板
47 ベース部材(平板状部材)
48 凹部
48a 通孔
50 上側固定具(固定具)
51 下側固定具(固定具)
55 装飾部
56 内周壁
57 装飾面
60 保護部材
61 設置面部
63 突出部
65a 突出部の前面
65b 突出部の後面

Claims (3)

  1. 遊技盤の前側に設けられると共に該遊技盤に対応する位置で前後に開口する窓部が開設された枠部材と、前記枠部材の裏側に配設されて前記遊技盤の前側に位置し、複数の平行な透明板からなる透明部材とを備え、前記枠部材の窓部に臨む遊技盤が前記透明部材を介して前側から視認されるよう構成された遊技機であって、
    前記枠部材の裏側から前記窓部に嵌合すると共に、少なくとも前記遊技盤に形成される遊技領域の前方に臨む部位が透明に形成された突出部と、
    前記突出部の後端部全周に亘って形成されて該突出部の外方へ延出し、前記枠部材において窓部を形成する装飾部および透明部材に当接する設置面部と、
    を備えた保護部材が前記透明部材の前側に配設されて、
    前記設置面部の外周形状は、前記透明部材の外周形状と同一形状または透明部材の外周形状より小さい形状となるよう形成されると共に、
    前記枠部材の裏側には、前記装飾部および透明部材に前記保護部材の設置面部を当接させた状態で、該透明部材を枠部材に着脱可能に固定する固定具が設けられて、
    前記固定具を介して透明部材を枠部材に固定した状態で、前記保護部材における設置面部の後面全体が透明部材に当接すると共に、前記突出部の前面および後面の全体が透明部材の透明板と平行になるよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記枠部材は、前記装飾部とは別部品とした平板状部材を備え、該装飾部の後端部が平板状部材の後面と同位置または当該平板状部材の後面より後方に突出するよう形成されて、前記固定具を介して透明部材を枠部材に固定した際に、前記保護部材における設置面部の前面が平板状部材に当接するよう構成され、
    前記平板状部材は、前記透明部材側に開口する凹部が形成されて、該凹部に設けられた通孔を介して前記装飾部に該平板状部材がネジ固定されると共に、該装飾部と平板状部材とを固定するネジの頭部が凹部内に収容される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記平板状部材は、金属板である請求項2記載の遊技機。
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