JP4204998B2 - 封入球式遊技機 - Google Patents
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Description
このような封入球式遊技機においては、封入された所定数の遊技球が循環使用されるので、通常の遊技機のように遊技者の持球としての遊技球が増減することはなく、情報としての持球数(遊技媒体数)を示す数値が遊技球の発射に対応して減少するとともに、遊技球の入賞に対応して増加する。なお、ここで、持球数とは、遊技者が保有する仮想の遊技媒体数を示すものであり、遊技者が遊技領域に遊技球を発射可能な回数を示す。従って、封入球式遊技機においては、情報としての持球数が0となると、遊技球の発射ができない状態となる。従って、封入球式遊技機においては、従来のパチンコ遊技機の上皿や下皿等に溜まる遊技球に代えて、遊技者に現在の持球数を知らせるために、持球数(遊技媒体数)を表示する表示装置が必要となる。
また、高額紙幣を使用し、遊技媒体数に変換されない未使用の遊技価値情報が生じた場合には、例えば、精算機等で遊技価値情報を精算して現金化することになる。また、遊技価値情報とは、遊技媒体数に変換可能な全ての情報を含むとともに、遊技媒体数の情報を含むものであっても良いが、ここでは、金額情報等の遊技媒体数に変換可能な情報を遊技価値情報とし、遊技価値情報から実際に遊技を行うために変換された持球数に対応する情報を遊技媒体数情報とする。上述の情報を全て含み、さらに、その他の遊技に関する情報、例えば、遊技の履歴等を含む情報を遊技情報とする。
このような遊技媒体数に関する装置は、例えば、パチンコ遊技機等の遊技機としての遊技内容(遊技演出)とは直接関係がなく、遊技内容が異なる封入球式遊技機において、同じ構成の遊技媒体数に関する装置を設けることも可能である。例えば、遊技媒体数に関する装置と、それ以外の封入球式遊技機本体部分とを分離可能として、遊技媒体数に関する装置を再利用するようにしても、封入球式遊技機本体の遊技内容には影響がない。
この封入球式遊技機では、前記電気的表示部として、上述の遊技媒体数に対応する持点を表示する持点表示ユニットと、上述の遊技価値情報と遊技媒体数との変換に対応する引落・精算用の表示と操作とを行う表示ユニットとを備え、それぞれが別個のカバー部材と一体に、下部前面枠に対して着脱自在となっている。
また、表示ユニットは、そのカバー部材を介して下部前面枠にナットにより締結固定されているので、封入球式遊技機を島設備に設置した状態では、容易に取り外すことはできず、保守点検作業の作業性が悪いという問題がある。
遊技者が遊技を行うために操作する操作手段となる前面操作ユニットを前記透明部材保持枠の下方に位置させて前記前面枠の前面に取り付け、
前記前面操作ユニットは、
所定の遊技情報を表示する情報表示器を有する情報表示装置と、
前記発射位置から発射する遊技球の発射勢を調整する発射操作部を有する操作装置と、
から構成し、
前記操作装置は、
前記発射操作部が取り付けられ、前方に膨出した形状の前面構成部材と、該前面構成部材の後面を塞ぎ前記前面枠に取り付けられる取付部材とを備えるとともに、上方が開口して前記情報表示装置を取り付けるための情報表示装置取付空間を有し、
前記情報表示装置は、
前記情報表示装置取付空間上部を塞ぐとともに、前記情報表示器を操作装置に取り付ける情報表示装置取付部材を備え、
前記情報表示装置取付部材は、
前面側が前方に下り傾斜し、前記情報表示器が取り付けられる表示器取付部と、
該表示器取付部の上部に前記透明部材保持枠の下面に沿って左右方向に延在し、前記下面と対向する対向面が形成される上面壁と、該上面壁の左右端部から下方に延在する側面壁と、を有する上構成部と、から成り、
前記操作装置の上部には、前記透明部材保持枠の下面に対向する対向壁が前記情報表示装置取付空間の両側方に設けられ、
前記上構成部の左右両端部には前記操作装置の対向壁の内側下面に係合する係合手段が設けられ、
前記係合手段は、
前記上構成部の側面壁から左右方向外側に延びる横板と、該横板の左右方向外側端部から上方に屈曲した縦板と、該縦板の上端に形成され前記対向壁に係合する係合面と、を有する係合部材と、
前記上構成部の側面壁と前記係合部材で形成される操作空間に設けられ、前記係合部材の縦板から左右方向内側に延び、左右方向内側端部が上方に屈曲するL字状の係合操作部材と、
から成り、
前記透明部材保持枠を閉状態にすると前記上構成部の対向面の上部に該透明部材保持枠の下面が位置することで前記情報表示装置の上方向への移動が規制されるとともに、前記操作空間が前記透明部材保持枠の下面に塞がれる一方、
前記透明部材保持枠を開状態にすると前記上構成部の対向面の上部が開放されて前記情報表示装置の上方向への移動が可能になるとともに、前記係合操作部材を上方から操作して前記情報表示装置を取り外し可能になることを特徴とする。
所定の遊技情報とは、遊技者が使用可能な遊技媒体数を含むものであるが、その他に、投入された金額に対応する遊技価値情報や、封入球式遊技機における遊技の履歴の情報や、その他の遊技に関する情報を含んでいても良い。
また、前面操作ユニットは、前面枠に取り付けられる際に、概略以下の3つの部材からなっている。すなわち、前面操作ユニットは、操作装置の発射操作部を備えた前面構成部材と、前面構成部材を前面枠に取り付ける操作装置の取付部材と、これらの部材からなる操作装置の上方が開口した情報表示装置取付空間に取り付けられる前記情報表示装置である。
すなわち、比較的少ない部品点数からなる前面操作ユニットを前面枠に取り付けることで、封入球式遊技機に操作装置と情報表示装置とを取り付けることができ、製造効率、組み付け作業効率が高い。
そして、上構成部は、透明部材保持枠の下面と対向しているので、透明部材保持枠を閉めた状態では、上構成部の上に透明部材保持枠が配置されていることなり、上構成部の上方への移動が規制されることになる。そして、透明部材保持枠を開放した状態では、透明部材保持枠が上構成部上から移動し、上構成部の上方が開放された状態となる。
また、操作装置に情報表示装置を取り付ける際に、締結等により強固に固定する必要はないが、操作装置に対して情報表示装置ががたつかない程度に係合もしくは嵌合し、透明部材保持枠を開状態とした場合に、部材の弾性変形等により係合や嵌合を解除可能となっていることが好ましい。
なお、前面枠の下部の前側に取り付けられる情報表示装置は、遊技者からの視認性を考慮すると、どうしても、前面枠から前方に長く延出した状態に配置されるので、上から押された際に弱い構造となる可能性があり、ネジによる締結等により強固に固定することが好ましいが、本発明では、前方に膨出した形状の前面構成部材を有する操作装置に上述のように上から情報表示装置が配置されるので、操作装置が前面枠に強固に取り付けられていれば、情報表示装置は、ネジ等の締結により強固に固定されなくとも、上述のように上から押される力に対して強い構造となる。
また、前面枠に透明部材保持枠が閉状態にロック可能に取り付けられているので、情報表示装置が極めて容易に着脱可能となっていても、ロック(施錠)された透明部材保持枠を解錠して開放しないと、情報表示装置を取り外せない。従って、透明部材保持枠の下面に対向する対向面を有し、閉じた透明部材保持枠の下に配置される上構成部を備えた情報表示装置の盗難を防止できるとともに、情報表示装置を取り外して、封入球式遊技機内部への不正行為を行うことを防止することができる。
また、上構成部上の透明部材保持枠を開放して、上構成部上から透明部材保持枠をどかした状態で、上構成部側面と係合部材との間の操作空間に配置された係合操作部材を操作することにより、係合部材の縦板や横板を弾性変形させて、縦板の上端の係合面を対向壁の下側からずらすことにより、情報表示装置の上構成部を操作装置から取り外すことができる。すなわち、透明部材保持枠を開けて、左右の係合操作部材を二本の指で左右の中央に向かって押すように操作しながら、持ち上げることで、操作装置から極めて容易に情報表示装置を取り外すことができる。
前記情報表示装置取付部材の表示器取付部の前方部には、前記前面構成部材における前記情報表示装置取付空間に臨む縁部に係合する係合部が形成され、
前記前面構成部材には、当該前面構成部材から前記情報表示装置取付空間に突出し、前記表示器取付部の側部を下から支える側方支持部が形成されていることを特徴とする
また、前面構成部材から前記情報表示装置取付空間に突出し、情報表示装置の表示器取付部の側部を下から支える側方支持部を有するので、情報表示装置が操作装置の情報表示装置取付空間内に沈んでしまうのを防止することができる。
請求項1または2に記載の封入球式遊技機において、
前記情報表示器は、LCDとタッチパネルから構成され、
前記LCDは、遊技者の保有する金額情報と遊技者が保有する遊技媒体数を表示可能で、
前記タッチパネルを操作することにより前記金額情報を前記遊技媒体数に変換可能なことを特徴とする。
前記上構成部の対向面には上方に延びて前方に屈曲し、前記透明部材保持枠の前面部の下端部から後方に延出し前記下面を有する下壁と係合して、外部からの異物の侵入を防止する不正防止部材が左右方向に延設されていることを特徴としている。
また、上構成部の不正防止部材と、透明部材保持枠の下壁とが係合することで、上構成部上に閉状態の透明部材保持枠が配置された状態で、上構成部を前方に引きだすように移動することができない。すなわち、透明部材保持枠が閉状態となっていれば、情報表示装置の上下方向の移動が規制されるとともに前後方向の移動が規制され、情報表示装置が外れるのを確実に防止することができる。
また、透明部材保持枠を閉状態から開状態に変換することで、操作装置から情報表示装置を取り外し可能とする構成を実現することができる。
従って、操作装置に情報表示装置を取り付けるのに、ビスやナットを用いて情報表示装置を締結する必要はなく、情報表示装置を透明部材保持枠を開放するだけで封入球式遊技から取り外すことが可能となり、保守点検作業を容易に行うことができる。
また、情報表示装置を容易に着脱できることから、情報表示装置を残したまま、透明部材保持枠や操作装置等を交換することにより、遊技機全体の模様替えを低コストで行うことができる。言い換えれば、情報表示装置を容易に着脱可能な構成とすることで、情報表示装置の再利用が極めて容易となる。
本実施形態の封入球式遊技機は、本発明をパチンコ遊技機に応用したものであり、例えば、遊技内容等は、従来のパチンコ遊技機と同様とすることが可能となっているとともに、外形等のサイズも同様となっており、パチンコ遊技店の現状の島設備に設置可能となっているが、島設備の球供給機構や球排出機構を用いることがないものとなっている。すなわち、封入球式遊技機として、予め封入された遊技球を用い、貸球機等を介してカード等の記憶媒体から入力されたデータ(遊技価値情報)に基づく遊技球数(持球数)、すなわち、遊技価値情報としての例えば金額情報を遊技に使用可能な遊技媒体数としての持球数(貸球数)に変換したデータに対応して遊技球を遊技領域に発射可能とされ、遊技球を発射すると発射された遊技球数に対応して持球数のデータが減算されるようになっている。また、発射された遊技球が各種入賞口や変動入賞装置等の入賞具に入賞して賞球(遊技球)が発生した場合は、実際の遊技球を払い出すことなく、前記持球数のデータに賞球数が加算されるようになっている。また、持球数のデータが0となると、遊技球の発射ができない状態となる。この状態でカード等の記憶媒体に記憶された遊技価値情報としての金額情報や貯球された遊技媒体数の情報等に基づいて、持球数のデータに数値(すなわち、貸球数もしくは再プレイ球数)が加算されると再び遊技球の発射が可能となる。
また、発射された遊技球は、遊技領域に至って一部は、入賞して遊技盤の裏面側に導かれてセーフ球として回収されるとともに、残りの入賞しなかった遊技球はアウト球として回収され、これら回収された遊技球が循環経路を通って再び発射可能な状態となるようになっており、遊技球は封入球式遊技機内で循環するようになっている。また、ファールとなった遊技球も循環経路に回収されるとともに、ファールとなった遊技球は遊技に係わることなく(入賞の機会を得ることなく)、回収されて再び発射可能とされるので、ファール球の発生に基づき、遊技価値情報の持球数のデータにファール球数が加算される。
また、前面枠本体130の裏側には、図4に示すように、遊技球を発射するための発射ユニット60、遊技領域1aを流下した遊技球を回収して発射位置に導く封入球循環装置としての封入球循環ユニット200等が設けられるとともに、各種制御装置として発射制御基板63(ボックス631内に配置)、電源基板71(ボックス71a内に配置)、第1枠制御基板81(ボックス81a内に配置)及び第2枠制御基板82(ボックス82a内に配置)とが設けられている。
また、遊技内容に係わる制御を統括的に行う遊技制御基板20(ボックス22内に配置)及びその制御下で遊技の演出に係わる制御を演出制御基板50(ボックス52内に配置)は、遊技盤1の裏面側に設けられている。
ガラス枠140には、前面枠本体130の開口部121をほぼ閉塞するように、該開口部121に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、ガラス枠140において、封入球式遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
例えば、前面操作ユニット151の右端部の上部には、ロック装置用の図示しないシリンダを備えた鍵穴159が設けられており、この鍵穴159に鍵を差し込んでシリンダを回転させることにより、前面枠本体130及びガラス枠140のロック(施錠)及びロック解除(解錠)が可能となっている。なお、前記シリンダには前面枠本体130用のロック機構とガラス枠140用のロック機構がそれそれ連結されており、鍵を用いてシリンダを回転させることに対応してそれぞれのロック機構が閉じた状態の前面枠本体及びガラス枠140に係合して、これら前面枠本体130及びガラス枠140を閉じた状態に固定するようになっている。
また、サイドランプ12,12及び装飾ランプ14,14は、遊技状態に対応して点灯、点滅、発光色の変更等の演出を行う。
なお、本発明に係わる前面操作ユニット150の詳細は後に説明する。
すなわち、封入球式遊技機100は、図1に示すように、遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うものであり、該遊技領域1aには、図1に示すように、普図始動ゲート6,6、この普図始動ゲート6,6を遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器(図示略)、普通図柄(普図)の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器(図示略)、普通変動入賞装置9、この普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器(図示略)、特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームの表示等を行う変動表示装置4、特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが設けられている。
この普通変動入賞装置9は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置9の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ(図示略)により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、普図始動ゲート6,6内を通過すると、普図変動表示器において普図の変動表示ゲームが行われる。
ここで、普図変動表示器は、例えば、LEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)の変動表示ゲームは、普図変動表示器の点灯状態を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。
この普図の変動表示ゲームの結果、普図変動表示器における停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当たりとなって、普通変動入賞装置9の開閉部材が所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が特図の始動口を兼ねる普通変動入賞装置9へ進入して始動条件が成立することに基づき、表示画面42にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄の変動表示ゲームを実行可能となっている。なお、特図の変動表示ゲームは、表示画面42において、複数種類の識別情報を所定時間変動表示させることにより行う。
そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、表示画面42の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(所謂、大当たり状態)となる。
すなわち、封入球式遊技機100はパチンコ遊技機として、特図変動表示ゲームの結果、予め定められた特別結果態様となった場合に(大当りとなった場合に)、遊技者に特定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態を発生可能に構成されている。
なお、遊技盤1に、遊技に係わるセンサやソレノイドや表示装置等が設けられるとともに、これらを制御する遊技制御装置や演出制御装置が設けられているので、遊技盤1を変更することにより、封入球式遊技機100の遊技内容を変更することが可能である。
なお、取付盤131を有する前面枠本体130は、各部材の取付位置に各部材を取り付けるための構造が設けられており、例えば、取り付けられた部材を囲むように補強用のリブが形成されていたり、ビス等による部材の取り付けのためのボス等が形成されている。
そして、ファール球センサによるファール球の1回の検出に基づいて、持球数のデータが1加算される。すなわち、球送りセンサに検出されることで持球数を減算させた遊技球がファール球となった場合に、持球数が補償される。
前面操作ユニット150は、図3及び図4に示すように、情報表示装置であるタッチパネル表示ユニット151と、操作装置16とからなる。
タッチパネル表示ユニット151は、図5〜図12に示すように、情報表示器151aと、該情報表示器151aが取り付けられるとともにタッチパネル表示ユニット151を操作装置16に取り付けるための情報表示装置取付部材151bと、遊技者の持球となる遊技球を仮想的に表示する仮想遊技球表示器154と、情報表示装置取付部材151bにおいて遊技者に対する情報表示器151aの角度を調整するための角度調整部材17とを備えるものである。
情報表示器151aにおいては、透明なタッチパネル15aと、LCDパネル15bとが重ねて配置されており、LCDパネル15bに情報を表示するとともに、LCDパネル15bに表示された情報に基づいて、タッチパネル15aで座標位置を入力することにより、情報の表示と情報の入力操作が可能となっている。
また、遊技店が会員等に貯球による再プレイを許可している場合には、貯球数の情報(遊技価値情報)が表示される。
また、情報表示器151aのLCDパネル15bには、例えば、遊技者の遊技に関する情報として、変動表示ゲームの大当り回数や確率変動を伴う大当り回数、前回の大当りからの変動表示ゲームのスタート回数等が表示される。
また、同様に、LCDパネル15bには、上述の貯球数の情報から予め設定された単位遊技球数(25個、125個、250個等)を遊技媒体数に変換する再プレイボタンが表示され、タッチパネル15aにより再プレイボタンの座標位置が入力されると、貯球数から単位遊技球数が差し引かれて、遊技媒体数に変換されて、さらに持球数に加算される制御が枠制御装置で行われる。
従って、情報表示器151aにおいては、操作装置と表示装置とを容易に一体化でき、封入球式遊技機100の構成を簡略化することができる。なお、タッチパネル表示ユニット151は、操作手段としての前面操作ユニット150の一部として上述のような操作機能を有するものである。
また、接続端子15dは、タッチパネルディスプレイ制御部15cに接続され、ケーシング15eの裏面側で露出した状態となっている。
ケーシング15eは、図5〜図9に示すように、正面側にLCDパネル15bの表示画面及び表示画面上のタッチパネル15aを露出する矩形状の開口部を有する額縁状の前面部15fと、上述のようにタッチパネルディスプレイ制御部15cの収容部15iを備えるとともに、放熱が容易となるようにパンチングパネルからなる裏面部15gとを有する。
そして、ケーシング15eの裏面部15gには、図8、図9に示すように、角度調整部材17の後述するカム17cが所定角度範囲となった場合にカム17cの一部が入り込んだ状態となるカム用孔15jがカム17cの位置に対応して左右に1つずつ形成されている。
すなわち、情報表示器151aの上部は、後述するように角度調整部材17に下側から押されることにより、上方に向かって移動して、情報表示器151aの角度が調整されることになるが、ケーシング15eの段差部15oが情報表示装置取付部材151bの上表面壁182の表示器取付開口部181の上側となる内側縁部下側に係合することで、情報表示器151aの上端が情報表示装置取付部材151bから外れるのを防止している。
前記表示器取付部18は、前方に向かって下り傾斜するように斜めに形成されるとともに、情報表示器151aが取り付けられる矩形状の表示器取付開口部181を有する上表面壁182と、上表面壁182と間隔を開けて上表面壁182の下側にほぼ水平に配置される底壁183と、底壁183の前縁部と上表面壁182の表示器取付開口部181の下側となる内側縁部との間に設けられる前壁184と、底壁183の左右の側縁と上表面壁182の表示器取付開口部181の左右となる内側縁との間に設けられる左右の側壁185,185とを備える。
また、上表面壁182には、情報表示器151aの外形とほぼ同形の表示器取付開口部181を有し、この表示器取付開口部181に情報表示器151aが取り付けられるようになっている。
情報表示器151aの取付においては、後述するように情報表示装置取付部材151bの前壁184に設けられた回動支持受部18aに、情報表示器151aの下端から突出する回動突起15hが回動自在に嵌合されるとともに、情報表示器151aの上部が角度調整部材17に支持されることになる。
従って、タッチパネル表示ユニット151(情報表示装置)は、前記情報表示装置取付空間16a上部を塞ぐとともに、前記情報表示器151aを操作装置16に取り付ける情報表示装置取付部材151bを備えている。
また、上表面壁182の表示器取付開口部181の左側には、角度調整部材17の後述する角度調整ダイヤル17aが突出した状態に露出するダイヤル開口部18dが形成されている。
前壁184の内面の上端部の左右には、表示器取付部18に取り付けられる情報表示器151aの下端部左右の回動突起15hに対応する位置に上述の回動支持受部18aが形成されている。回動支持受部18aは、図6及び図10に示すように、先端部に回動突起15hの円柱状の先端部と嵌合する凹部が形成されている。
また、図6、図8、図9に示すように、前壁184の斜め下を向いた前面の上端部には、段差状の下係合部187が形成され、下係合部187の段差面が操作装置16の上部開口16bの下側となる内側縁部に下側(内側)から係合するようになっている。
すなわち、前記情報表示装置取付部材151bの表示器取付部18の前方部には、前記操作装置16の前面構成部材161に係合する下係合部187が形成されている。
この係合により、情報表示装置取付部材151b(タッチパネル表示ユニット151)の下端部(前端部)の上方への移動が規制されるようになっている。
また、側壁185,185の後側縁部は、他の部材に接合されずに開放された状態となっている。そして、図10に示すように、左右の側壁185,185の後側縁部の上部には、それぞれ、角度調整部材17の後述する回転軸17bが回動自在に係合する軸受凹部18e,18eが形成されている。また、後から見て左側の側壁185の軸受凹部18e左側に隣設して側壁185と一体にボス18fが形成されている。このボス18fに、図7に示すようにビス18iを螺合することにより、軸受凹部18eからの回転軸17b端部の脱落を防止することができる。
従って、角度調整部材17の回転軸17bは、側壁185,185の2つの軸受凹部18e,18eと、軸受壁186の軸受凹部18gとに回動自在に嵌合する。
また、軸受壁186の軸受凹部18gに隣設して軸受壁186と一体にボス18hが形成され、このボス18hに、図7に示すようにビス18iを螺合することにより、軸受凹部18gからの回転軸17bの端部の脱落を防止することができる。
また、水平リブ193は、仮想遊技球表示器154の取り付けの邪魔とならないように、仮想遊技球開口部18bの上となる部分に形成されず、切り欠かれた状態となっている。
また、上面壁192と前面壁191とが接合される角部の左右の中央部は、ガラス枠140の前面側(前側の装飾部分)の下端部の形状に対応して、面取りした形状に凹んだ状態となっている。なお、これは、ガラス枠140下部の前面形状と、前面操作ユニット150の上部の前面形状とで上下で一体感を持たせるためのものである。
また、上構成部19の上面となる対向面192aの前部は、ガラス枠140のガラス板141より前となりガラス枠140の前面側の装飾部材が配置された部分の真下となり、対向面192aの後部がガラス枠140の前面側の装飾部材が配置された部分の下辺(下壁142)より後となる。
なお、下壁142は、ガラス枠140の前面側の装飾部材となる前面部の下端部から後方に延出したもので、その下側がガラス枠140の下面となり上構成部19の対向面192aの前部と対向する。また、下壁142の後端部は、上構成部19の対向面19の後端部よりは前となっている。
そして、タッチパネル表示ユニット151の上構成部19が閉じた状態のガラス枠140(透明部材保持枠)の真下に配置されることから、ガラス枠140を開状態にすると情報表示装置であるタッチパネル表示ユニット151の上下方向の移動が可能になり、ガラス枠140を閉状態にするとタッチパネル表示ユニット151の上下方向の移動が規制される。
左右の係合手段19a,19aは、左右対称となるように同様の形状を有するもので、上構成部19の側面壁196,196の下端部から前記水平リブ193を延長した状態に外側に向かって水平に延出する横板19b,19bと、横板19b,19bの側端(左右の横板19bの外側となる端)から屈曲して上方に延出する縦板19c,19cとを有する係合部材19d,19dを備える。
また、縦板19c,19cは、その上端部の厚みがその下側より厚くされることで、上端面の面積が縦板19c,19c下部の断面積より広くされている。そして、縦板19c,19cの上端面が、前記対向壁162の下側に配置されて、対向壁162の下面と係合する係合面19g,19gとなっている。なお、上側が厚くされた縦板19c,19cの外側の側面の上部はテーパが付けられた傾斜面となっている。
さらに、係合手段19a,19aは、前記係合部材19d,19dの縦板19c,19cと側面壁196,196との間に形成された操作空間19e,19eに設けられ、前記縦板19c,19cから内側となる側面壁196,196に向かって水平に延出するとともに、先端部が上方に屈曲したL字状の係合操作部材19f,19fを備える。
そして、係合手段19a,19aにおいては、その係合部材19d,19dの縦板19c,19cの係合面19g,19gが、対向壁162の下面と対向した状態に配置されることで、上構成部19が取り外し不可となるように操作装置16に係合した状態となっている。
また、係合部材19d,19dは、情報表示装置取付部材151bの一部として合成樹脂で一体成型されており、係合部材19d,19dは、容易に弾性変形可能となっている。
前記LED154hは、LEDである発行素子の周囲を囲む透光部材であるランプ球の大きさが、ほぼ遊技球の大きさとなるものである。なお、この例において、ランプ球の形状は、半球状、円錐台状もしくは釣り鐘状であり、底面の径が遊技球の径にほぼ等しいものとなっている。また、1つのランプ球内に色の異なるLED素子が3つもしくは2つ配置され、各LED154hが複数色に発光可能となっていても良い(所謂三色LEDを用いても良い)。また、複数のLED154hは、LED基板154b上に互いに近接した状態で一列に並べて配置されている。
また、カバー部材154aのレンズ154cの裏面側には、LED基板154bを取り付けるためのLED取付部154iが設けられ、LED取付部154iに設けられた、図示しないボスに、LED基板154b中央部のネジ孔を介してビスを螺合して締結することにより、カバー部材154aにLED基板154bが取り付けられている。
また、仮想遊技球表示器154のタッチパネル表示ユニット151(前面操作ユニット150)における取付位置は、前から見て情報表示器151aの右側となる。また、封入球式遊技機100においては、遊技盤1の下側において、右下側の発射位置から左上側に向かって遊技球が発射されるようになっており、仮想遊技球表示器154は、前面操作ユニット150の遊技球の発射側に配置されている。
前記角度調整ダイヤル17aは、円板状のダイヤルでその中心に回転軸17bが固定され、回転軸17bと一体に回転可能とされるとともに、その一部が表示器取付部18の上表面壁182のダイヤル開口部18dから上表面壁182の前面側に遊技者が操作可能に露出している。
カム17c,17cは、図8、図9に示すように、その中心に開けられた貫通孔に回転軸17bが回転不可に挿通されている。例えば、貫通孔及び回転軸17bの貫通孔に挿通される部分が断面円形以外の形状となっていることで回転軸17bに対するカム17cの回転が規制されるようになっている。また、これにより、2つのカム17c,17cの回転位相が合わせられるようになっている。
そして、角度調整ダイヤル17aを操作することにより回転軸17bを回転させることでカム17c,17cを回転させることができる。また、図9に示すようにカム17c,17cの角度0となる段差17dが情報表示器151aの裏面と直交した状態、すなわち、カム17c,17cの角度0となる外周部分が情報表示器151aの裏面に当接した状態では、角度0の直前となる最も回転中心から距離がある外周部分が情報表示器151aのケーシング15eの裏面部15gのカム用孔15jに入り込む。これにより、裏面部15gのカム用孔15jの真上の近傍に、カム17c,17cの段差17dの下側となる角度0の最も回転中心に近い外周部分が当接することが可能となる。
また、この状態では、段差17dが上述のように裏面部15gのカム用孔15j側の内側縁部に接触しているので、回転軸17bの回転方向が情報表示器151aの上部を高くする方向、すなわち、情報表示器151aをより傾ける方向だけに回転可能となるように規制される。
また、この状態から傾斜角度を大きくする方向に回転すると、情報表示器151aの裏面に当接するカム17c,17cの外周面がカム17c,17cの回転中心から遠くなることで、情報表示器151aの上部が押し上げられて情報表示器151aの傾斜角度が大きくなる。そして、図8に示すように、情報表示器151aの裏面に当接するカム17c,17cの外周面からカム17c,17cの回転中心までの距離が最大となる回転角度より僅かに手前の回転角度において、情報表示器151aのケーシング15eの段差部15oが情報表示装置取付部材151bの上表面壁182の表示器取付開口部181の上側となる内側縁部下側に当接し、情報表示器151aの上部が、それ以上、上方に移動できない状態となる。
これにより、角度調整ダイヤル17aを操作する遊技者は、これ以上情報表示器151aの傾斜角度を大きくすることができないことを認知することができ、さらに、角度調整ダイヤル17aを同方向に回転させることにより、傾斜角度を大きくしようとしたのに傾斜角度が小さくなってしまうようなことがない。
また、角度調整部材17は、情報表示装置取付部材151bに左右方向に配置された回転軸17bと、該回転軸17bと一体に回転可能で表示器取付部18の表面に露出された角度調整ダイヤル17aと、前記回転軸17bに一体に回転可能に設けられるとともに、情報表示器151aの上部裏面に当接して回転に伴って情報表示器151aの上部を上下動させるカム17c,17cとを備えている。
また、前面構成部材161の切欠き164に臨む左右の内側縁部には、図14に示すように、それぞれ上下(前後)2カ所に、内側縁部から切欠き164の中央、すなわち、情報表示装置取付空間16aに向かって突出する側方支持部16d,16eが形成されている。側方支持部16d,16eは、操作装置16に取り付けられる情報表示装置取付部材151bの表示器取付部18(上表面壁15j)の左右側縁部の下側に配置され、表示器取付部18の左右側縁部を支持するようになっている。
そして、タッチパネル表示ユニット151を操作装置16に取り付けた場合に、タッチパネル表示ユニット151の情報表示装置取付部材151bの表示器取付部18の底壁183が情報表示装置取付空間16a内で載置リブ167,167上に載置された状態となる。
右側の空間部16cは右側の空間形成部165のうち前面形成部165aと空間後面部170との間に形成されており、空間後面部170が空間部16cの後部内側面を構成している。右側の空間部16cは、右側方に開口しており、全体としてポケット状に形成されている。
なお、スピーカ155が取付部材163を介して前面構成部材161に取り付けられているが、前面構成部材161(主に、スピーカ取付凹部166の開口168と前後に重なる位置)に直接取り付けられていても良い。
すなわち、封入球循環ユニット200に回収されて発射位置に循環する遊技球は、球送り装置から発射ユニット60の発射位置に供給される。この際に、発射検出手段を兼ねる球送りセンサからの遊技球の検出信号に基づいて枠制御装置は、上述の持球数から1だけ減算する処理を行う。これにより、枠制御装置に管理される持球数が遊技球が発射される度に1ずつ減少することになる。そして、枠制御装置において、持球数が0となった場合には、枠制御装置が発射制御基板63からなる発射制御装置を制御して、遊技球の発射を禁止する。また、貸球を追加する貸球処理や貯球された再プレイ球を使用する再プレイ処理により、持球数が0より大きくなった場合には、遊技球の発射の禁止が解除され、再び、発射制御装置による遊技球の発射が行われる。
そして、発射装置61の発射位置に供給された遊技球は、発射装置61により遊技盤1前面側の遊技領域1aの下側から遊技領域1a内に発射される。そして、遊技領域1a内に発射された遊技球は、遊技領域1a内を流下し、発射された遊技球の一部が普通変動入賞装置9、特別変動入賞装置5、一般入賞口8等の入賞口に流入して入賞し、遊技盤1の裏面側に導かれてセーフ球となり、遊技盤1の裏面側のセーフ球の排出経路を通って遊技盤1の下側に流下する。
そして、遊技盤1の下側に流下したアウト球及びセーフ球は、それぞれ封入球循環ユニット200の回収部材210から封入球循環ユニット200内に流入する。そして、回収された遊技球(アウト球、セーフ球)は、回収球センサに検出される。
そして、上述のように枠制御装置で算出された持球数は、タッチパネル表示ユニット151の情報表示器151aのLCDパネル15bに表示される。
また、LCDパネル15bには、上述のように貸球ボタン、再プレイボタンが表示されており、LCDパネル15b上に配置されたタッチパネル15aにおいて、貸球ボタンの位置をタッチすると、タッチパネル15aから枠制御装置に貸球ボタンの表示に対応する座標位置が入力され、枠制御装置において、貸球処理として、予め投入された金額に対応する遊技価値情報としての金額情報から所定額となる数値を減算し、所定額に対応する遊技媒体数を持球数に加算する。
従って、LCDパネル15bは、遊技者の保有する遊技価値情報と遊技者が保有する遊技媒体数を表示可能で、タッチパネル15aを操作することにより前記遊技価値情報を遊技に使用される遊技媒体数(持球数)に変換可能となっている。
そして、係合操作部材19f,19fを操作することにより、上構成部19の係合手段19a,19aの係合部材19d,19dと、操作装置16の対向壁162との係合を解除するとともに、上構成部19を上方に引き上げることで、タッチパネル表示ユニット151を上方に引き上げて操作装置16から取り外す。すなわち、特に工具を用いることもなく、ガラス枠140を開放することで、タッチパネル表示ユニット151を取り外すことができ、これを再利用することができる。
また、タッチパネル表示ユニット151を容易に取り外せることから、容易に保守点検作業を行うことができる。なお、タッチパネル表示ユニット151を完全に取り外すには、情報表示器151aの接続端子15dから配線コネクタを取り外す必要がある。
また、前面操作ユニット150は、概略以下の3つの部材からなっている。すなわち、前面操作ユニット150は、操作装置16の発射操作部を備えた前面構成部材161と、前面構成部材161を前面枠120に取り付ける操作装置16の取付部材163と、これらの部材からなる操作装置16の上方が開口した情報表示装置取付空間16aに取り付けられる前記情報表示装置(タッチパネル表示ユニット151)とである。
すなわち、比較的少ない部品点数からなる前面操作ユニット150を前面枠120に取り付けることで、封入球式遊技機に操作装置と情報表示装置とを取り付けることができ、製造効率、組み付け作業効率が高い。例えば、前面操作ユニット150の操作装置16を前面枠本体130に取り付けた後に、操作装置16にタッチパネル表示ユニット151を取り付けることで、前面操作ユニット150を封入球式遊技機100に取り付けることができる。
そして、上構成部19は、ガラス枠140の下面と対向しているので、ガラス枠140を閉めた状態では、上構成部19の上に透明部材保持枠が配置されていることになり、上構成部19の上方への移動が規制されることになる。そして、ガラス枠140を開放した状態では、ガラス枠140が上構成部19上から移動し、上構成部19の上方が開放された状態となる。
なお、前面枠120の下部の前側に取り付けられるタッチパネル表示ユニット151は、遊技者からの視認性を考慮すると、どうしても、前面枠120から前方に長く延出した状態に配置されるので、上から押された際に弱い構造となる可能性があり、ネジによる締結等により強固に固定することが好ましいが、本発明では、前方に膨出した形状の前面構成部材161を有する操作装置16に上述のように上からタッチパネル表示ユニット151が配置されるので、操作装置16が前面枠120に強固に取り付けられていれば、タッチパネル表示ユニット151は、ネジ等の締結により強固に固定されなくとも、上述のように上から押される力に対して強い構造となる。
また、前面枠120(前面枠本体130)にガラス枠140が閉状態にロック可能に取り付けられているので、タッチパネル表示ユニット151が極めて容易に着脱可能となっていても、ロックされたガラス枠140を解錠して開放しないと、タッチパネル表示ユニット151を取り外せない。従って、ガラス枠140の下面に対向する対向面を有し、閉じたガラス枠140の下に配置される上構成部19を備えたタッチパネル表示ユニット151の盗難を防止できるとともに、タッチパネル表示ユニット151を取り外して、封入球式遊技機100内部への不正行為を行うことを防止することができる。
また、上構成部19上のガラス枠140を開放して、上構成部19上からガラス枠140をどかした状態で、上構成部19側面と係合部材19d,19dとの間の操作空間19e,19eに配置された係合操作部材19f,19fを操作することにより、係合部材19d,19dの縦板19c,19cや横板19b,19bを弾性変形させて、縦板19c,19cの上端の係合面19g,19gを対向壁162の下側からずらすことにより、タッチパネル表示ユニット151の上構成部19を操作装置16から取り外すことができる。すなわち、ガラス枠140を開けて、左右の係合操作部材19f,19fを二本の指で左右の中央に向かって押すように操作しながら、持ち上げることで、操作装置16から極めて容易にタッチパネル表示ユニット151を取り外すことができる。
また、前面構成部材161から前記情報表示装置取付空間16aに突出し、タッチパネル表示ユニット151の表示器取付部18の側部を下から支える側方支持部16d,16eを有するので、タッチパネル表示ユニット151が操作装置16の情報表示装置取付空間16a内に沈んでしまうのを防止することができる。
また、上構成部19の不正防止部材194と、ガラス枠140の下壁142とが係合することで、上構成部19上に閉状態のガラス枠140が配置された状態で、上構成部19を前方に引きだすように移動することができない。すなわち、ガラス枠140が閉状態となっていれば、タッチパネル表示ユニット151の上下方向の移動が規制されるとともに前後方向の移動が規制され、タッチパネル表示ユニット151が外れるのを確実に防止することができる。
さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a 遊技領域
100 封入球式遊技機
120 前面枠
130 前面枠本体
140 ガラス枠(透明部材保持枠)
141 ガラス板(透明部材)
142 下壁
144 開口窓部
15a タッチパネル
15b LCDパネル(LCD)
150 前面操作ユニット
151 タッチパネル操作ユニット(情報表示装置)
151a 情報表示器
151b 情報表示装置取付部材
152 ハンドルタッチ検出部材(発射操作部)
153 発射スライドボリューム(発射装置)
16 操作装置
16a 情報表示装置取付空間
16b 上部開口(情報表示装置取付空間上方の開口)
16d 側方支持部
16e 側方支持部
16f 上係合部
161 前面構成部材161
162 対向壁
163 取付部材
18 表示器取付部
187 下係合部
19 上構成部
19a 係合手段
19b 横板
19c 縦板
19d 係合部材
19e 操作空間
19f 係合操作部材
19g 係合面
194 不正防止部材
200 封入球循環ユニット(循環経路)
Claims (4)
- 遊技領域が形成された遊技盤を着脱可能に取り付ける前面枠と、該前面枠に開閉可能かつ閉状態にロック可能に取り付けられ前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口窓部を覆う透明部材を保持する透明部材保持枠と、を有し、機内に所定数封入した遊技球を、発射位置から前記遊技領域に発射して遊技を行う一方、遊技を終えた遊技球を回収して発射位置に導いて遊技球を循環使用する循環経路を備えた封入球式遊技機において、
遊技者が遊技を行うために操作する操作手段となる前面操作ユニットを前記透明部材保持枠の下方に位置させて前記前面枠の前面に取り付け、
前記前面操作ユニットは、
所定の遊技情報を表示する情報表示器を有する情報表示装置と、
前記発射位置から発射する遊技球の発射勢を調整する発射操作部を有する操作装置と、
から構成し、
前記操作装置は、
前記発射操作部が取り付けられ、前方に膨出した形状の前面構成部材と、該前面構成部材の後面を塞ぎ前記前面枠に取り付けられる取付部材とを備えるとともに、上方が開口して前記情報表示装置を取り付けるための情報表示装置取付空間を有し、
前記情報表示装置は、
前記情報表示装置取付空間上部を塞ぐとともに、前記情報表示器を操作装置に取り付ける情報表示装置取付部材を備え、
前記情報表示装置取付部材は、
前面側が前方に下り傾斜し、前記情報表示器が取り付けられる表示器取付部と、
該表示器取付部の上部に前記透明部材保持枠の下面に沿って左右方向に延在し、前記下面と対向する対向面が形成される上面壁と、該上面壁の左右端部から下方に延在する側面壁と、を有する上構成部と、から成り、
前記操作装置の上部には、前記透明部材保持枠の下面に対向する対向壁が前記情報表示装置取付空間の両側方に設けられ、
前記上構成部の左右両端部には前記操作装置の対向壁の内側下面に係合する係合手段が設けられ、
前記係合手段は、
前記上構成部の側面壁から左右方向外側に延びる横板と、該横板の左右方向外側端部から上方に屈曲した縦板と、該縦板の上端に形成され前記対向壁に係合する係合面と、を有する係合部材と、
前記上構成部の側面壁と前記係合部材で形成される操作空間に設けられ、前記係合部材の縦板から左右方向内側に延び、左右方向内側端部が上方に屈曲するL字状の係合操作部材と、
から成り、
前記透明部材保持枠を閉状態にすると前記上構成部の対向面の上部に該透明部材保持枠の下面が位置することで前記情報表示装置の上方向への移動が規制されるとともに、前記操作空間が前記透明部材保持枠の下面に塞がれる一方、
前記透明部材保持枠を開状態にすると前記上構成部の対向面の上部が開放されて前記情報表示装置の上方向への移動が可能になるとともに、前記係合操作部材を上方から操作して前記情報表示装置を取り外し可能になることを特徴とする封入球式遊技機。 - 前記情報表示装置取付部材の表示器取付部の前方部には、前記前面構成部材における前記情報表示装置取付空間に臨む縁部に係合する係合部が形成され、
前記前面構成部材には、当該前面構成部材から前記情報表示装置取付空間に突出し、前記表示器取付部の側部を下から支える側方支持部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の封入球式遊技機。 - 前記情報表示器は、LCDとタッチパネルから構成され、
前記LCDは、遊技者の保有する金額情報と遊技者が保有する遊技媒体数を表示可能で、
前記タッチパネルを操作することにより前記金額情報を前記遊技媒体数に変換可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の封入球式遊技機。 - 前記上構成部の対向面には上方に延びて前方に屈曲し、前記透明部材保持枠の前面部の下端部から後方に延出し前記下面を有する下壁と係合して、外部からの異物の侵入を防止する不正防止部材が左右方向に延設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の封入球式遊技機。
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