JP5398049B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、メダル投入口からスロットマシン内部へ投入されるメダルが、メダル選別装置に受け入れられて選別、排除されるか否かのテストを行う場合には、ホール等で現実に稼動する際と同様に、メダル選別装置を前扉の裏面側に固定した状態としなければならない。
したがって、上述のテスト時における作業が煩雑となり、筐体組立作業者等の作業負担が大きくなるという問題が生じていた。
そこで、請求項1、2又は3に記載された発明は、上記した事情によりなされたものであり、簡易な構造で、他の装置やコード等と接触することなく容易にメダル選別装置を取り付け可能であって、メダル選別装置に関する作動のテストを行う際の作業負担を軽減可能な遊技機を提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技機の正面側に位置する前扉30と、前扉30の正面側に設けられ、遊技機の内部へメダルを投入するためのメダル投入口31と、前扉30の裏面側に設けられ、メダルを受入可能なメダル受入口81、及び、メダル受入口81から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのメダル通路82を有するとともに、メダル通路82の途中で前記メダルの選別を行うメダル選別装置70と、を備えた遊技機において、前扉30の裏面には、メダル選別装置70を取り付けるための係止凸部113が突設され、メダル選別装置70には、側部から突出する係止突起89が設けられ、係止凸部113には、係止突起89が係止可能な係止溝114が設けられ、係止溝114は、係止突起89が係止溝114内に進入可能に形成された係止溝開口部115aから、係止突起89を位置させる際において、メダル受入口81がメダル投入口31からメダルの流下方向における下流側に、適正メダルの直径よりも小さい所定距離の間隙を挟んで対向することでメダル投入口31とメダル受入口81とが互いに離間しつつもメダル投入口31から投入されたメダルがそのメダル投入口31の下側の縁とその下方のメダル受入口81の上側の縁とを同時に通過し得るとともに前記係止溝開口部115aに対して遊技機の水平前方よりも下側の方向にある仮止め位置Kまで至り、かつ、当該仮止め位置Kから、係止突起89を前記メダルの流下方向と反対方向に摺動させることによりメダル投入口31とメダル受入口81とが連通するとともに前記仮止め位置Kに対して鉛直上方よりも遊技機の前方に傾斜した方向にある本止め位置Hまで至るように形成され、メダル選別装置70は、前記本止め位置Hに係止突起89が位置している状態で、所定の固定具120により、係止凸部113に固定可能である一方、前記仮止め位置Kに当該係止突起89が位置している状態では、前記所定の固定具120による前扉30の裏面への固定が不能に形成されていることを特徴とする。
前扉30は、遊技機の正面側に位置するものであり、換言すれば、遊技機の正面を構成する部材である。この前扉30は、遊技機の正面側に位置するものであれば、その取り付けの態様については特に限定されるものではない。たとえば、前扉30は、遊技機が正面側に開口する箱状の筐体20を有している場合には、筐体20の一方の側部に、ヒンジ等により、前記開口を開閉自在となるように取り付けることができる。
メダル投入口31は、前扉30の正面側に設けられ、遊技機の内部へメダルを投入するためのものであり、具体的には、所定寸法のスリット状の貫通孔となるように形成することができる。たとえば、メダル投入口31は、予め定められた所定寸法の直径(たとえば、25mm、30mm等)、及び、所定寸法の厚さを有し、所定の規格に適合したメダルである適正メダル、及び、適正メダルよりも径が小さいメダルを投入可能に形成することができる。また、メダル投入口31は、適正メダルよりも径が大きいメダルは投入不可となるように形成することができる。
メダル選別装置70は、前扉30の裏面側に設けられ、メダルを受入可能なメダル受入口81、及び、メダル受入口81から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのメダル通路82を有するとともに、メダル通路82の途中で前記メダルの選別を行うものである。
具体的には、メダル選別装置70は、メダル投入口31から投入されたメダルをメダル受入口81から受け入れ、この受け入れられたメダルが適正メダルでない場合には、常時、メダル通路82の途中で当該メダルを排除するとともに、前記メダルが適正メダルの場合であり、かつ、所定条件時には、メダル通路82の途中で当該メダルを排除するものの、所定条件時以外には、排除することなく遊技に使用可能なメダルとして検知するように形成することができる。また、メダル選別装置70は、たとえば、箱型形状の装置として形成することができる。
また、前記メダル通路82は、メダル受入口81から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのものである。たとえば、前記メダル通路82は、前記メダルを、メダル受入口81の下方に位置し、投入されたメダルを貯留するためのホッパーユニット44へ向けて移送するように形成することができる。
係止凸部113は、前扉30の裏面に突設され、メダル選別装置70を取り付けるためのものである。たとえば、この係止凸部113は、薄板形状の突片や、ブロック形状の突片等として形成することができる。
また、この係止凸部113は、前扉30とは別体として形成し、前扉30の裏面に取り付けることができる。すなわち、この場合には、メダル選別装置70は、別体として形成された係止凸部113を介して、前扉30の裏面に対して間接的に取り付けられることとなる。また、この係止凸部113は、たとえば、前扉30の裏面を所定形状となるように成型することで、前扉30と一体に形成することもできる。すなわち、この場合には、メダル選別装置70は、前扉30と一体に形成された係止凸部113に取り付けられることで、前扉30の裏面に対して直接的に取り付けられることとなる。
また、前記係止溝114は、係止突起89が係止溝114内に進入可能に形成された係止溝開口部115aから、係止突起89が位置した際にメダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となる仮止め位置Kまで至り、かつ、当該仮止め位置Kから、係止突起89が位置した際にメダル投入口31とメダル受入口81とが連通する本止め位置Hまで至るように形成されている。すなわち、係止突起89は、係止溝開口部115aから係止溝114内に進入し、この係止溝114内を、前記仮止め位置Kを経由して、前記本止め位置Hまで移動することができるものとなっている。
また、仮止め位置Kは、係止突起89が位置した際にメダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となる所定位置である。すなわち、係止突起89が仮止め位置Kに位置していると、メダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入できることとなる。具体的には、係止突起89が仮止め位置Kに位置した状態では、メダル選別装置70のメダル受入口81が、メダル投入口31から、メダルの流下方向における下流側に、適正メダルの直径よりも小さい所定距離の間隙を挟んで対向することとなる。すなわち、メダル受入口81とメダル投入口31との間隔が適正メダルの直径未満となる。
なお、以上より、本止め位置Hは、仮止め位置Kから、メダルの流下方向における上流側に向けて所定距離移動した位置となる。換言すれば、本止め位置Hは、メダル投入口31方向へ向けて所定距離移動した位置となる。
具体的には、メダル選別装置70の所定箇所に、固定具120を取り付け可能な第1固定孔を設けるとともに、本止め位置Hにメダル選別装置70が位置している状態で、前扉30の裏面の、前記第1固定孔と対応する位置に、前記固定具120を取り付け可能な第2固定孔を設けることができる。
これにより、本止め位置Hにメダル選別装置70が無い状態では、第1固定孔と第2固定孔とが合致しないため、固定具120を取り付けることができず、メダル選別装置70を前扉30の裏面に固定することはできない。これに対し、本止め位置Hにメダル選別装置70が位置している状態では、第1固定孔と第2固定孔とが合致することとなり、第1固定孔及び第2固定孔を介して固定具120を取り付けることで、メダル選別装置70が前扉30の裏面に固定されることとなる。
また、前記固定具120は、メダル選別装置70を前扉30の裏面に固定することができれば、その種類は特に限定されるものではなく、たとえば、固定した後に当該固定を解除することができるようなもの(たとえば、ネジ等)を使用することもできるし、一度固定すると解除することができなくなるようなもの(たとえば、リベット等)を使用することもできる。
本発明に係る遊技機によれば、メダル選別装置70に設けられた係止突起89は、係止溝開口部115aから、係止凸部113に形成された係止溝114内に進入し、仮止め位置Kを経由して、本止め位置Hまで移動することができるものとなっている。そして、係止溝114内の本止め位置Hに係止突起89が位置している状態で、所定の固定具120により、メダル選別装置70を係止凸部113に固定できるものとなっている。そして、これにより、係止凸部113を介して、メダル選別装置70が前扉30の裏面に取り付けられることとなる。
したがって、係止突起89が係止溝114内に進入して、仮止め位置Kを経由して、本止め位置Hまで到達する場合には、メダル選別装置70は、メダル投入口31よりも下方の空間を移動して、所定の取り付け位置まで到達することとなる。
また、上述の如く、前記仮止め位置Kに係止突起89が位置しているときには、メダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となっている。したがって、係止突起89を本止め位置Hまで移動させて、メダル選別装置70を固定させることなく、前記仮止め位置Kにおいて、メダル投入口31から投入されるメダルが、メダル選別装置70に受け入れられて選別、排除されるか否かのテストを行うことができることとなる。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、簡易な構造で、他の装置やコード等と接触することなく容易にメダル選別装置を取り付け可能であって、メダル選別装置に関する作動のテストを行う際の作業負担を軽減可能な遊技機を提供することができる。
(図面の説明)
図1から図11までは、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10を示す外観正面図である。図2は、スロットマシン10の前扉30を開いた状態における、前扉30の裏面及び筐体20の内部を示す外観斜視図である。図3は、メダル選別装置70の背面外観斜視図である。図4は、メダル選別装置70を分解した状態を示す外観斜視図である。図5は、メダルがメダル選別装置70を通過する状態を示す外観正面図(a)、メダルがメダル選別装置70を通過する状態を示す側断面図(b)、及び、メダルがメダル選別装置70から排除される状態を示す側断面図(c)である。図6は、メダル選別装置70が前扉30に固定された状態を示す背面外観斜視図である。図7は、ブラケット110の背面図(a)、及び、ブラケット110の側面図(b)である。図8は、メダル選別装置70を前扉30に取り付ける際の各部材の位置関係を示す背面外観斜視図である。図9は、メダル選別装置70をブラケット110に取り付ける状態を示す背面外観斜視図である。図10は、メダル選別装置70の仮止め状態を示す背面外観斜視図である。図11は、メダル選別装置70の本止め状態を示す背面外観斜視図である。
また、本形態では、「適正メダル」とは、所定の規格に適合したメダルであって、本形態に係るスロットマシン10に使用される正規のメダルであり、直径が25mm、及び、厚さが1.6mmのメダルとなっている。
本形態に係る遊技機は、メダル遊技機としてのスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状のメダルを使用するものである。
また、図2に示すように、スロットマシン10は、正面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の正面には、開口部を開閉自在に塞ぐ前扉30を備えている。
(筐体20)
筐体20の内部における、高さ方向の中央よりも上側には、図2に示すように、3個の回転リール41を横並びに設けたリールユニット40を備えている。
また、筐体20の内部には、特に図示していないが、スロットマシン10を制御するための制御装置を備えている。
(前扉30)
前扉30の略中央には、図1に示すように、筐体20の内部に設けられた各回転リール41の周囲に付されている図柄を見ることができる図柄表示窓42が設けられている。図柄表示窓42は、各回転リール41の前方に位置しており、3個すべての回転リール41が停止した際には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を見ることができるように形成されている。
また、図柄表示窓42の下方には、図1に示すように、前扉30の正面から前方へ向けて突出する操作部47が設けられている。
そして、操作部47の上面右側には、スロットマシン10の内部へメダルを投入するためのメダル投入口31が設けられている。また、操作部47の上面左側には、クレジットされているメダルを1枚投入するためのシングルベットスイッチ33、及び、クレジットされているメダルを1回の遊技につき投入可能な最大枚数(たとえば、3枚)分投入するためのマックスベットスイッチ34が横並びに設けられている。また、操作部47の前面右側には、クレジットされているメダルを払い出すための精算スイッチ43が設けられている。また、操作部47の前面左側には、回転リール41の回転を開始させるためのスタートスイッチ35が設けられている。また、操作部47の前面中央には、回転リール41の回転を停止させるための3個のストップスイッチ36が横並びに設けられている。
また、図2に示すように、前扉30の裏面には、メダル投入口31に投入されたメダルの選別、排除を行うためのメダル選別装置70が設けられている。また、メダル選別装置70の下方には、メダル選別装置70により排除されたメダルを、メダル払出口32まで誘導する排出誘導通路60が設けられている。なお、この排出誘導通路60は、後述するメダル選別装置70に形成されるメダル通路82の途中の所定位置から分岐するものとなっており、換言すれば、始端がメダル通路82と連通するものとなっている。
また、特に図示していないが、メダル選別装置70の上方には、前記ストップスイッチ36や精算スイッチ43等と、電源ユニット45や制御装置とを結線するケーブル類が配設されるものとなっている。
メダル投入口31は、上述の如く、スロットマシン10の内部へメダルを投入するためのものであって、図1に示すように、操作部47の上面右側に設けられている。
具体的には、本形態に係るスロットマシン10では、所定寸法の奥行きを有し断面略U字状の凹部が設けられた基部と、基部の奥側に配置される半円形の背面板とから構成されるメダル投入ガイド部材が、操作部47の上面右側に取り付けられている。そして、このメダル投入ガイド部材における、凹部の奥端部であって背面板の手前に、横長長方形状の貫通孔であるメダル投入口31が設けられている。
なお、メダル投入ガイド部材における凹部には、複数枚のメダルを載置することができるようになっており、複数枚のメダルを凹部に載置して奥方向に滑らすことで、複数枚のメダルを容易にメダル投入口31に投入することができるようになっている。
メダル選別装置70は、上述の如く、スロットマシンの内部へメダルを投入するためのものであって、図2に示すように、前扉30の裏面における、前記メダル投入口31と対応する位置に設けられている。具体的には、このメダル選別装置70は、後述するブラケット110に固定されるものとなっており、このブラケット110を介して、前扉30の裏面に取り付けられるようになっている。なお、メダル選別装置70の前扉30への取り付けについては、後程詳述する。
このメダル選別装置70は、図4に示すように、後述するブラケット110に固定される板状のベース部材71と、このベース部材71の裏面側において、ベース部材71と組み合わせることが可能な板状の開閉部材72とから構成される。
また、このメダル選別装置70は、図3及び図5に示すように、大別して、後述するブラケット110に固定された状態で前記メダル投入口31と連通するメダル受入口81と、メダル受入口81から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのメダル通路82と、メダル通路82から前記排出誘導通路60に分岐する分岐点に設けられ、メダルの選別又は排除を行うための選別排除装置95と、メダル受入口81の下方近傍に設けた第1メダル検知装置93と、メダル通路82の途中であって選別排除装置95よりも下流側に設けた第2メダル検知装置94とを備えている。
メダル受入口81は、メダル選別装置70が後述するブラケット110に固定された状態でメダル投入口31と連通し、メダル投入口31に投入されたメダルを受け入れてメダル通路82に誘導するためのものであり、ベース部材71の上端部に設けられている(図4参照)。
すなわち、メダル投入口31から投入されたメダルは、メダル投入口31に連通しているメダル受入口81を介して、メダル通路82内へ流下していくこととなる。
(メダル通路82)
メダル通路82は、メダル受入口81から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのものであり、開閉部材72がベース部材71に組み合わされた状態で、ベース部材71の裏面と開閉部材72の正面とにより形成されるものである(図4及び図5(a)参照)。
(選別排除装置95)
選別排除装置95は、メダルの選別又は排除を行うためのものであり、具体的には、常時、適正メダル以外のメダルを選別して排出誘導通路60へ誘導するとともに、メダル投入不可に設定されているときには適正メダルも排出誘導通路60へ誘導するためのものである。この選別排除装置95は、メダル通路82から前記排出誘導通路60へ分岐する分岐点に設けられている(図4及び図5(a)参照)。
また、前記選別排除装置95は、前記メダル排出口84に対応するメダル通路82の上方に設けられ、スロットマシン10の前後方向に揺動可能な揺動ガイド部材100と、揺動ガイド部材100を前後方向に揺動させるためのソレノイド102と、を備えている。この揺動ガイド部材100は、ソレノイド102がONになると、スロットマシン10の前方へ揺動した状態で保持されることとなるものの、ソレノイド102がOFFになると、前記保持は解除され、後方へ揺動した状態となる。そして、ソレノイド102がONのときは、揺動ガイド部材100の可動端部は、メダル排出口84に対応するメダル通路82を移動する適正メダルの上側の縁よりも下側に位置するものとなっている。これに対して、ソレノイド102がOFFのときは、揺動ガイド部材100の可動端部は、前記適正メダルの上側の縁よりも上側に位置するものとなっている。
以上より、適正メダルがメダル通路82を移動する場合、ソレノイド102がONのときには、適正メダルの下側の縁はメダル排出口84の縁により支持され、かつ、上側の縁は揺動ガイド部材100により支持されることとなるため(図5(b)参照)、適正メダルはメダル排出口84から排出誘導通路60へ誘導されることなく、メダル通路82の下流側へ移動することとなる。
また、適正メダル以外のメダル、すなわち、適正メダルよりも径が小さいメダルがメダル通路82を移動する場合は、ソレノイド102がONであっても、当該メダルの上側の縁は揺動ガイド部材100により支持されることはない。したがって、ソレノイド102のON、又は、OFFに拘わらず、適正メダル以外のメダルは、常時、メダル排出口84から排出誘導通路60へ誘導され、メダル払出口32から返却されることとなる。
(第1メダル検知装置93)
第1メダル検知装置93は、メダル受入口81の下方近傍に設けられたものであり、メダル受入口81にメダルが受け入れられたことを検出するためのフォトセンサーである。
(第2メダル検知装置94)
第2メダル検知装置94は、メダル通路82の途中であって選別排除装置95よりも下流側に設けられるものであって、メダルの通過を検出するためのフォトセンサーである。すなわち、この第2メダル検知装置94には、選別排除装置95を通過したメダルのみが到達するため、メダル投入可と設定されているときに、選別排除装置95を通過した適正メダルが検出されることとなる。そして、この第2メダル検知装置94を検出することにより出力される通過検出信号に基づき、メダルのカウント等が行われることとなる。
ブラケット110は、上記メダル選別装置70を前扉30の裏面に取り付けるためのものである。
このブラケット110は、図7(a)及び図8に示すように、中央に、前記ベース部材71のメダル排出口84よりも大きな略四角状の開口部112が形成された略長方形枠板状の基板111と、基板111の左右両側部からそれぞれ立設する係止凸部113としての係止板113aと、基板111の上端に設けられ所定方向に突設する上部取付片117と、基板111の下端に所定間隔をおいて横並びに2個設けられ、所定方向に突設する下部取付片118と、を備えている。
また、上部取付片117には、図7(b)に示すように、前扉30裏面の係合突起61に係合孔111aを係合させた場合に、前扉30の裏面に形成された2個のネジ孔62と対応する円形のネジ孔117aが形成されている。
以上より、前扉30裏面の係合突起61に、基板111の係合孔111aを係合させた場合には、前扉30裏面のネジ孔62と、上部取付片117のネジ孔117aとが一致するとともに、前扉30裏面のネジ孔63と、下部取付片118のネジ孔118aとが一致することとなる。そして、この状態で、所定の固定ネジによりネジ止めをすることで、ブラケット110は前扉30の裏面に固定されることとなる(図6及び図8参照)。
(係止板113a(係止凸部113))
係止板113aは、上述の如く、ブラケット110における基板111の左右両側部からそれぞれ立設するものであって、メダル選別装置70を取り付けるための係止凸部113に該当するものである。すなわち、この係止板113aは、ブラケット110を前扉30の裏面に固定した状態において、ブラケット110の基板111からスロットマシン10の後方に向けて突設するものとなっているため、ひいては、前扉30の裏面から突設することとなる。
また、各係止板113aには、図7及び図8に示すように、メダル選別装置70の側部に設けられた係止突起89としての2本の取付けピン89aに対応して、この2本の取付けピン89aそれぞれが係止可能な係止溝114が2つ縦並びに形成されている。
係止溝114は、上述のごとく、メダル選別装置70の側部に設けられた取付けピン89a(係止突起89)が係止可能な溝であり、取付けピン89aに対応して、係止板113aに2つ縦並びに形成されている。
この係止溝114は、図7(b)及び図8に示すように、係止板113aを略L字状に切り欠いて形成した貫通溝である。具体的には、この係止溝114は、図7(b)に示すように、基板111から立設する係止板113aの立設方向の端部に開口し、取付けピン89aが進入可能な係止溝開口部115aと、係止溝開口部115aから、基板111方向へ向けて所定の仮止め位置Kまで至る第1係止溝部114aと、前記第1係止溝部114aと直交し、前記所定の仮止め位置Kから上側方向へ向けて所定の本止め位置Hまで至る第2係止溝部114bとを備えている。すなわち、この係止溝114は、係止溝開口部115aから、仮止め位置Kを経由して、本止め位置Hまで至るものとなっている。
そして、メダル選別装置70に設けられた取付けピン89aが、係止溝開口部115aから係止溝114内に進入すると、図6に示すように、前記取付けピン89aは、係止溝114を介して、係止板113aの、前記メダル選別装置70の側面と対向する面から反対側の面に突出しすることとなる。すなわち、前記取付けピン89aが、係止溝114を介して、係止板113aに係止されることとなる。
またここで、上述の如く、ブラケット110を前扉30の裏面に固定した状態では、基板111は、上側が、スロットマシン10の前方に傾くように傾斜するものとなっている。したがって、この状態では、図8に示すように、基板111から立設する係止板113aも、上側が、スロットマシン10の前方に傾くように傾斜するものとなっている。
(仮止め位置K)
仮止め位置Kは、図7(b)及び図8に示すように、係止溝開口部115aを始端とした場合における、第1係止溝部114aの終端に対応する位置である。
具体的には、この仮止め位置Kは、図10に示すように、取付けピン89aが位置した際に、メダル選別装置70に設けられたメダル受入口81が、前扉30の正面に設けられたメダル投入口31から、メダルの流下方向における下流側に、適正メダルの直径よりも小さい所定距離(たとえば、8mm)の間隙を挟んで対向することとなる位置である。
換言すれば、この仮止め位置Kは、取付けピン89aが位置すると、メダル投入口31から、メダルの流下方向における下流側に所定距離離れてメダル受入口81が対向した状態で、メダル選別装置70がブラケット110に係止されることとなる位置である。
そして、上述のような仮止め位置Kに取付けピン89aが位置している状態で、メダル投入口31から適正メダルを投入すると、メダル投入口31とメダル受入口81との間隔が適正メダルの直径以下であるため、適正メダルの上側の縁がメダル投入口31の下側の縁を通過する前に、適正メダルの下側の縁がメダル受入口81の上側の縁に到達することとなる。したがって、この状態では、メダル投入口31から投入された適正メダルはメダル受入口81に流入可能となるのである。
(本止め位置H)
本止め位置Hは、図7(b)及び図8に示すように、前記仮止め位置Kを始端とした場合における、第2係止溝部114bの終端に対応する位置である。
具体的には、この本止め位置Hは、図11に示すように、取付けピン89aが位置した際に、メダル選別装置70に設けられたメダル受入口81が、前扉30の正面に設けられたメダル投入口31の直下に、間隙をほとんど挟むことなく対向することとなる位置であり、たとえば、本形態に係るスロットマシン10では、本止め位置Hに取り付けピン89aが位置した際に、メダル受入口81とメダル投入口31とが1mmの間隙を挟んで対向するように形成することができる。
さらに換言すれば、この本止め位置Hは、仮止め位置Kから、メダルの流下方向における上流側に、任意の距離(本形態では7mm)だけ移動した位置である。すなわち、本止め位置Hは、仮止め位置Kからメダル投入口31方向へ向けて前記任意の距離(7mm)だけ移動した位置である。
なお、本形態に係るスロットマシン10では、本止め位置Hに取り付けピン89aが位置した際に、メダル受入口81とメダル投入口31とがくっつくように(すなわち、メダル受入口81とメダル投入口31との間に間隙が生じないように)形成することもできる。
なお、係止溝114内における本止め位置H以外の箇所に取付けピン89aが位置している状態では、第1ベース部材用ネジ孔88と第2ベース部材用ネジ孔111bとが一致することはなく、メダル選別装置70をブラケット110に固定することはできないようになっている。
以下、上述のようなメダル選別装置70の、前扉30裏面への取り付けについて説明する。なお、上述の如く、本形態では、メダル選別装置70は直接、前扉30の裏面に取り付けるのではなく、ブラケット110を介して、間接的に前扉30の裏面に取り付けるものとなっている。
まず、ブラケット110を前扉30の裏面に固定する。
具体的には、図8に示すように、前扉30裏面の係合突起61に、ブラケット110における基板111の係合孔111aを係合させる。すると、前扉30裏面のネジ孔62と、ブラケット110における上部取付片117のネジ孔117aとが一致するとともに、前扉30裏面のネジ孔63と、ブラケット110における下部取付片18のネジ孔118aとが一致することとなる。そして、この状態で、所定の固定ネジによりネジ止めを行うことで、ブラケット110が、前扉30の裏面に固定されることとなる(図6参照)。
具体的には、まず、図9に示すように、メダル選別装置70の側部に設けられた取付けピン89aを、係止板113aに設けられた係止溝開口部115aから、係止溝114内へ進入させる。この作業は、前記取付けピン89aを、対応する係止溝開口部115aの下側の縁に当接させ、メダル選別装置70を、この縁に形成されている案内傾斜面116に沿って上方へ向けて摺動させることで容易に行うことができるものとなっている。すなわち、メダル選別装置70を案内傾斜面116に沿って上方へ向けて摺動させると、前記取付けピン89aを容易に係止溝開口部115aへ位置させることができる。
そして、前記取付けピン89aを、仮止め位置Kから、第2係止溝部114bの内壁に沿ってメダル投入口31方向へ向けて摺動させながら、メダル選別装置70を同方向へスライドさせる。そして、前記取付けピン89aが本止め位置Hに到達すると、ベース部材71の下側部に形成されている第1ベース部材用ネジ孔88と、ブラケット110における基板111の下側部に形成されている第2ベース部材用ネジ孔111bとが一致する。そして、この状態で、固定具120としての固定ネジによりネジ止めを行うことで、メダル選別装置70をブラケット110に固定することができる(図11参照)。
これにより、図6に示すように、メダル選別装置70が、ブラケット110を介して、前扉30の裏面に取り付けられることとなる。
本形態に係るスロットマシン10によれば、メダル選別装置70に設けられた係止突起89としての取付けピン89aは、係止溝開口部115aから、係止凸部113としての係止板113aに形成された係止溝114内に進入し、仮止め位置Kを経由して、本止め位置Hまで移動することができるものとなっている。そして、本止め位置Hに取付けピン89aが位置している状態で、固定具120としての固定ネジによりネジ止めを行うことで、メダル選別装置70が、ブラケット110を介して、前扉30の裏面に取り付けられるようになっている。
ここで、前記仮止め位置Kは、取付けピン89aが位置した際にメダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となる位置であり、具体的には、メダル選別装置70のメダル受入口81が、前扉30のメダル投入口30から、メダルの流下方向における下流側に所定距離の間隔を挟んで対向する位置である。また、前記メダル受入口81は、メダル選別装置70の上端部に設けられているものであるため、仮止め位置Kに取付けピン89aが位置している際には、メダル選別装置70の大部分は、メダル投入口30の下方に比較的離れた状態で位置することとなる。
これにより、メダル選別装置70の取り付け位置の上方、すなわち、メダル投入口30の下方に配設されている各種ケーブル等を接触することなく、容易にメダル選別装置70を前扉30の裏面に取り付けることができることとなる。
また、本形態に係るスロットマシン10では、ブラケット110を前扉30の裏面に固定した状態で、ブラケット110の基板111は、上側が、スロットマシン10の前方に傾くように傾斜するものとなっている。これにより、係止溝114における第1係止溝部114aは、スロットマシン10の水平前方よりも下側の方向へ向けて傾斜するものとなっている。したがって、メダル選別装置70の取付けピン89aを係止溝開口部115aに位置させると、自重により、取付けピン89aが仮止め位置Kまで到達することとなるため、メダル選別装置70を移動させる必要がなく、メダル選別装置70を前扉30の裏面へ取り付ける際の作業を効率的に行うことができる。
また、係止溝114における第2係止溝部114bは、上側が、鉛直上方よりもスロットマシン10の前方へ向けて傾いて傾斜するものとなっている。したがって、メダル選別装置70の取付けピン89aを本止め位置Hまで到達させるには、前記取付けピン89aを、傾斜方向へ向け、第2係止溝部114bの内壁に沿って摺動させることとなる。この際、上述の如く、ブラケット110の基板111が傾斜するものとなっていることから、メダル選別装置70はブラケット110にもたれかかったまま、取付けピン89aを第2係止溝部114bの内壁を摺動させることができる。すなわち、当該動作は比較的小さな力で行うことができることとなる。
また、本形態に係るスロットマシン10によれば、前記仮止め位置Kに取付けピン89aが位置しているときには、メダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となっている。したがって、取付けピン89aを本止め位置Hまで移動させて、メダル選別装置70を固定させることなく、前記仮止め位置Kにおいて、メダル投入口31から投入されるメダルが、メダル選別装置70に受け入れられて選別、排除されるか否かのテストを行うことができることとなる。
なお、上記形態は、スロットマシン10以外のメダル遊技機にも応用することができる。
(変形例)
上記形態に係るスロットマシン10では、メダル選別装置70は、ブラケット110に固定されることで、当該ブラケット110を介して、前扉30の裏面に対して間接的に取り付けられていたが、前扉30の裏面に、前扉30と一体成型された係止凸部113としての係止板113aを設け、この一体成型された係止板113aにメダル選別装置70を固定することで、前扉30の裏面に対して直接的に取り付けることもできる。
また、上記形態に係るスロットマシン10では、係止溝114は係止板113aを横方向に貫通する溝となっていたが、係止溝114は貫通しない溝とすることもできる。具体的には、係止凸部113として、係止板113aよりも横幅の広いブロック状の部材を設け、この部材に、上記形態の係止溝114と同形状であり、かつ、当該部材を貫通しないような係止溝114を形成する。そして、この係止溝114に、メダル選別装置70の取付けピン89aを係止させて、メダル選別装置70を前扉30の裏面に取り付けるようにすることができる。
また、上記形態に係るスロットマシン10では、メダル選別装置70の両側部にそれぞれ、取付けピン89aを設けるとともに、ブラケット110の両側部にそれぞれ、前記取付けピン89aに対応する係止板113aが設け、両側部において、取付けピン89aを係止板113aの係止溝114に係止して、メダル選別装置70を取り付けていたが、取付けピン89a及び係止板113aは一方の側部のみに設け、他方の側部にはガイド部材を設け、前記一方の側部においては、取付けピン89aを係止板113の係止溝114に係止し、他方の側部においては、ガイド部材によりメダル選別装置70の側部を支持するのみとなるような構成とすることもできる。
また、上記形態に係るスロットマシン10では、メダル選別装置70をベース部材71に固定すべく、固定ネジを止めるための第1ベース部材用ネジ孔88は円形となっていたが、縦長又は横長の楕円形状とすることもできる。
このような形態であっても、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏することとなるとともに、前記ネジ孔の開口部内であれば任意の位置でネジ止めを行うことができるため、ブラケット110に対するメダル選別装置70の固定位置を上下方向又は左右方向へ微調整することが可能なり、効率的にメダル選別装置70の取り付けを行うことができることとなる。
このような形態であっても、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏することとなるとともに、開閉部材72が係止板113aに係止するため、この状態で、メダル選別装置70をブラケット110の基板111に固定することで、開閉部材72をベース部材71に対して回動不可能な状態とすることができる。
(他の実施の形態)
上記形態に係るスロットマシン10では、メダル選別装置70に設けられた係止突起89aが、前扉30の裏面から立設する係止板113aに形成された係止溝114に係止された状態で、前記係止突起89aが、係止溝114における仮止め位置Kから本止め位置Hまで移動可能となるような構造となっていたが、これに限定されるものではなく、前扉30の裏面又はメダル選別装置70のいずれか一方に、被係止部としてのレールを設け、他方に、前記レールに係止される係止部としての係止突起を設け、この係止突起がレールに係止された状態で、前記係止部としての係止突起が、仮止め位置Kから本止め位置Hまで移動可能となるような構造とすることもできる。
そして、このように形成した場合でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏することとなる。なお、被係止部としての一対のレールをメダル選別装置70に設けるとともに、係止部としての係止突起を前扉30の裏面に設けてもよい。
また、上述のような係止構造を備えず、単にメダル選別装置70を案内するための案内部を前扉30の裏面に設け、メダル選別装置70が位置した状態で、メダル投入口31から投入されたメダルがメダル受入口81に流入可能となる仮止め位置Kから、メダル選別装置70が位置した状態で、メダル投入口31とメダル受入口81とが連通する本止め位置Hまで、メダル選別装置70が前記案内部により案内されるように形成することもできる。
これにより、メダル選別装置70は、前記樋状ガイド板に保持された状態で、この樋状ガイド板に案内されて、仮止め位置Kから本止め位置Hまで移動可能となる。
30 前扉 31 メダル投入口
32 メダル払出口 33 シングルベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 スタートスイッチ
36 ストップスイッチ 37 演出用ランプ
38 スピーカー 39 受け皿
40 リールユニット 41 回転リール
42 図柄表示窓 43 精算スイッチ
44 ホッパーユニット 45 電源ユニット
46 液晶ディスプレイ 47 操作部
60 排出誘導通路 61 係合突起
62 ネジ孔 63 ネジ孔
70 メダル選別装置 71 ベース部材
72 開閉部材 81 メダル受入口
82 メダル通路 84 メダル排出口
87 開閉ロック部材 88 第1ベース部材用ネジ孔
89 係止突起 89a 取付けピン
91 支持軸 92 連結バネ
93 第1メダル検知装置 94 第2メダル検知装置
95 選別排除装置 100 揺動ガイド部材
102 ソレノイド 110 ブラケット
111 基板 111a 係合孔
111b 第2ベース部材用ネジ孔 112 開口部
113 係止凸部 113a 係止板
114 係止溝 114a 第1係止溝部
114b 第2係止溝部 115a 係止溝開口部
116 案内傾斜面 117 上部取付片
117a ネジ孔 118 下部取付片
118a ネジ孔 120 固定具
H 本止め位置 K 仮止め位置
Claims (1)
- 遊技機の正面側に位置する前扉と、
前扉の正面側に設けられ、遊技機の内部へメダルを投入するためのメダル投入口と、
前扉の裏面側に設けられ、メダルを受入可能なメダル受入口、及び、メダル受入口から受け入れられたメダルを所定方向へ移送するためのメダル通路を有するとともに、メダル通路の途中で前記メダルの選別を行うメダル選別装置と、を備えた遊技機において、
前扉の裏面には、メダル選別装置を取り付けるための係止凸部が突設され、
メダル選別装置には、側部から突出する係止突起が設けられ、
係止凸部には、係止突起が係止可能な係止溝が設けられ、
係止溝は、
係止突起が係止溝内に進入可能に形成された係止溝開口部から、係止突起を位置させる際において、メダル受入口がメダル投入口からメダルの流下方向における下流側に、適正メダルの直径よりも小さい所定距離の間隙を挟んで対向することでメダル投入口とメダル受入口とが互いに離間しつつもメダル投入口から投入されたメダルがそのメダル投入口の下側の縁とその下方のメダル受入口の上側の縁とを同時に通過し得るとともに前記係止溝開口部に対して遊技機の水平前方よりも下側の方向にある仮止め位置まで至り、かつ、当該仮止め位置から、係止突起を前記メダルの流下方向と反対方向に摺動させることによりメダル投入口とメダル受入口とが連通するとともに前記仮止め位置に対して鉛直上方よりも遊技機の前方に傾斜した方向にある本止め位置まで至るように形成され、
メダル選別装置は、
前記本止め位置に係止突起が位置している状態で、所定の固定具により、係止凸部に固定可能である一方、前記仮止め位置に当該係止突起が位置している状態では、前記所定の固定具による前扉の裏面への固定が不能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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