JP4041273B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前方が開口した箱状の本体枠に、前扉取付ベース部材により回動可能に軸支される前扉を備え、前記前扉取付ベース部材には、メダルを投入可能なメダル投入部を有するメダル投入部材を設け、前記メダル投入部に所要数のメダルが投入されたことに基づいて所定の遊技を実行可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スロットマシン或いはパチスロ遊技機と称される遊技機は、本体枠に回動可能に軸支された前扉に、メダルを投入可能なメダル投入部を備え、該メダル投入部に所要数のメダルが投入されたことに基づいて所定の遊技を実行可能となっている。
前扉は、前扉取付ベース部材と、上記メダル投入部を有するメダル投入部材と、上記メダル投入部から投入されたメダルをメダル投入部材から受け入れて検出可能なメダル検出装置(メダルセレクタ)と、を備えている。メダル投入部材とメダル検出装置は、上記メダル投入部から投入されたメダルを流下させるためのメダル流路をそれぞれ備え、それらメダル流路が接続された状態で前扉取付ベース部材に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機では、メダル投入部材とメダル検出装置の両メダル流路の接続部分にズレが生じないように、メダル投入部材とメダル検出装置を相互に位置合わせしながら前扉取付ベース部材に取り付ける必要があり、それには熟練した技術が必要であった。特に、前扉取付ベース部材が樹脂で成形されている場合には、その成形誤差により、上記位置合わせが困難になることがあった。
例えば、両メダル流路の接続部分にズレが生じると、メダル投入部から投入したメダルがスムーズに流下しなくなり、流下途中でメダル詰まりが発生する可能性があった。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を位置決めするのが容易で、メダル投入部材とメダル検出装置の相対位置にズレが生じ難い遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、前方が開口した箱状の本体枠に、前扉取付ベース部材により回動可能に軸支される前扉を備え、
前記前扉取付ベース部材には、メダルを投入可能なメダル投入部を有するメダル投入部材を設け、
前記メダル投入部に所要数のメダルが投入されたことに基づいて所定の遊技を実行可能な遊技機において、
前記前扉取付ベース部材は、
前記メダル投入部から投入されたメダルを前記メダル投入部材を流下させて検出可能なメダル検出装置と、
前記メダル投入部材及び前記メダル検出装置の一端を前記前扉取付ベース部材に各々取り付けるための共通取付部材と、
前記メダル検出装置の他端を前記前扉取付ベース部材に取り付けるための取付金具と、
を備え、
前記共通取付部材は、
前記メダル投入部材を取り付けるためのメダル投入部材取付部と、
前記メダル検出装置を取り付けるためのメダル検出装置取付部と、
を有し、
前記メダル投入部材は、
前記前扉取付ベース部材に設けた差込口に前面側から差し込んで、前記メダル投入部材取付部に止着部材で取り付け、
前記メダル検出装置は、
一端を前記前扉取付ベース部材の裏面側から前記メダル検出装置取付部に取り付けると共に、他端を前記取付金具に取り付ける構成とした。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、共通取付部材により、メダル投入部材とメダル検出装置の相対位置を位置決めすることが可能となる。
従って、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を位置決めするのが容易となり、メダル投入部材とメダル検出装置の相対位置にズレが生じ難くなる。
そのため、メダル投入部材とメダル検出装置の各々に設けられる両メダル流路の接続部分にズレが生じ難くなり、該ズレによるメダル詰まりを低減できる。
【0007】
また、例えば、メダル投入部から不正な行為を目的とした不正部材が挿入されても、その不正部材が上記ズレから遊技機内に侵入するのを防止できる。
【0008】
また、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を、共通取付部材の取付位置により調整することが可能となる。
従って、例えば、前扉取付ベース部材に成形誤差等があっても、共通取付部材の取付位置を調整することで、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を補正することが可能となる。
【0009】
また、メダル投入部材とメダル検出装置を別々に取り付けることが可能となるので、熟練した技術がなくとも、容易にメダル投入部材とメダル検出装置の取付作業を行うことができる。
【0010】
ここで、遊技機には、例えば、パチスロ遊技機、スロットマシンなど、遊技媒体にメダルを用いる遊技機全てが含まれる。所定の遊技には、例えば、可変表示部(例えば、リール表示部など)にて図柄の可変表示を行い、該可変表示の停止結果が予め定められた特定の表示結果態様となることに関連して所定の遊技価値(例えば、所要数のメダルなど)が遊技者に対して付与される可変表示遊技などが含まれる。
【0011】
この請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、
前記メダル投入部材と前記メダル検出装置は、
それぞれ縦長の貫通穴を備え、該各貫通穴から前記メダル投入部材取付部と前記メダル検出装置取付部とが有する各取付穴に向けて、止着部材を通すことにより取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
この請求項記載の発明によれば、メダル検出装置とメダル投入部材が、それぞれ縦長の貫通穴を備え、該貫通穴からメダル投入部材取付部と前記メダル検出装置取付部とが有する各取付穴に向けて、止着部材を通すことにより共通取付部材に取り付けられているので、メダル検出装置やメダル投入部材の取付位置を、それぞれの貫通穴の長さ方向に調整することが可能となる。
従って、例えば、前扉取付ベース部材に成形誤差等があっても、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を容易に補正することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図5の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチスロ遊技機を示す正面図である。図2は、図1のパチスロ遊技機の前扉を開放した状態を示す斜視図である。図3は、前扉の背面図である。
【0017】
この実施の形態のパチスロ遊技機100は、遊技媒体にメダルを用いた遊技機であって、その本体枠1には、図2に示すように、前扉2が左端を軸心として片開き形式に開閉自在に取り付けられている。
【0018】
本体枠1は、前方が開口した箱状枠体であって、その中空部内には、外周面に複数種類の図柄が表記された3個のリール4a、4b、4cが回動自在な状態で設置されている。これらリール4a、4b、4cの下方には、メダルを払い出し可能な払出装置20が設置される一方、リール4a、4b、4cの上方には、該リール4a、4b、4cや払出装置20を含む各種電気部品の制御を行う制御装置50が設置されている。
【0019】
前扉2は、図1及び図2に示すように、合成樹脂製の上下のベース部材60A、60Bを結合してなる前扉取付ベース部材60(図2)に、化粧パネル19、表示パネル3などの部材を組み付けて構成されている。
表示パネル3の中央には、透明なリール表示部(可変表示部)4Aが設けられ、該リール表示部4Aの背部には、該リール表示部4Aを介して前方を臨む状態で、前述したリール4a、4b、4cが配置されている。
各リール4a、4b、4cは、メダルを賭けた(ベットした)状態でスタートレバー6(後述)が押圧されて所定時間経過するか、或いは対応するストップボタン7a、7b、7c(後述)の押圧により順次停止するようになっており、各リール4a、4b、4cが停止した状態において、リール表示部4Aを通して視認可能な上記可変表示の停止結果が、予め定められた特定の表示結果態様となった場合(例えば、有効ライン上の図柄が揃った場合など)に、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、ボーナスゲームなど)が発生し、該特定遊技状態の発生に関連して、所要数のメダル(所定の遊技価値)が遊技者に対して付与される(払出装置20よりメダルが払い出されるか、或いはクレジットとして記憶される)ようになっている。
【0020】
また、表示パネル3の上部には、図1に示すように、透明な表示部5bが設けられ、該表示部5bの奥側には、上記可変表示に関連して所定の演出表示を行う演出表示装置5a(図3)が設置されている。一方、表示パネル3の下部には、メダルの払出枚数を表示する払出枚数表示部8、遊技の進行に関する表示を行う遊技進行表示部11、メダルのクレジット枚数を表示するクレジット枚数表示部12等が設けられている。
【0021】
前扉2中央の傾斜面22には、メダルを投入可能なメダル投入部31、メダルのベット枚数(賭け枚数)を押圧回数によって設定可能な1ベットボタン10、メダルのベット枚数を限度枚数(例えば、3枚)に設定可能なマックスベットボタン9が配設されている。即ち、所要数のメダルがクレジットされている状態で、1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9を押圧することで、メダルのベット枚数を設定することができ、このベット枚数に応じて有効ライン(有効な表示ライン)のパターンを設定することができる。
【0022】
前扉2の下半部には、矩形状の化粧パネル19が着脱自在に取り付けられ、この化粧パネル19の上方には、クレジットされたメダルを返却するためのメダル返却スイッチ18、前記可変表示を開始する(つまり、各リール4a、4b、4cの回転を開始する)ためのスタートレバー6、各々のリール4a、4b、4cの回転を停止させるためのストップボタン7a、7b、7c、前扉2を閉止状態で維持可能な施錠装置17の鍵穴17a等が設けられている。
また、化粧パネル19の下方には、前述した払出装置20(図2)より払い出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21などが設けられている。
【0023】
前扉2(前扉取付ベース部材60)の裏面側には、図3に示すように、演出表示装置5a、ランプ基板91a、91b、91c、スピーカ92、中継基板93などが配設されている。また、前扉取付ベース部材60の下半部を構成する下部ベース部材60Bの裏面上部には、図3〜図5に示すように、共通取付部材70を介して、前述したメダル投入部31を有するメダル投入部材30が取り付けられると共に、共通取付部材70及び取付金具80を介して、メダル検出装置として例示するメダルセレクタ40が取り付けられている。メダルセレクタ40の下方には、メダルセレクタ40よりキャンセルされたメダルや払出装置20から払い出されたメダルを受皿23へと流下案内する誘導樋24が設けられている。
【0024】
下部ベース部材60Bの上端には、図5に示すように、前方に向けて緩やかに下り傾斜する傾斜面22が設けられ、この傾斜面22の右側(遊技者側から見て)には、メダル投入部材取付用の差込口22Aが設けられている。
また、下部ベース部材60Bの裏面上部(上記差込口22Aの下方)には、共通取付部材70を取り付けるための取付支柱69,…が後方に向かって立設されている。
【0025】
メダル投入部材30は、上方からメダルを投入可能な投入口36を有する鍔状のメダル投入部31と、該メダル投入部31の下端より下方に向けて立設された一対の平行な案内板32、33と、を備えて構成されている。両案内板32、33の間には、該メダル投入部31の投入口36より投入されたメダルを下方に流下案内するためのメダル流路35が形成されている。また、手前側の案内板32は、奥側の案内板33より下方に突出するように形成され、その突出下端には、縦長の貫通穴34,34が左右に並んだ状態で設けられている。
【0026】
メダルセレクタ40は、図5に示すように、メダル投入部31から投入されたメダルをメダル投入部材30のメダル流路35から受け入れて払出装置20(図2)或いは誘導樋24(図3)へと流下案内するメダル流路45を備え、該メダル流路45を流下案内する過程で、メダル投入部材30から受け入れたメダルを正規のメダルとそれ以外のメダルとに選別可能となっている。
そして、メダルセレクタ40は、所定条件が成立する場合(例えば、クレジット状態でメダルのクレジット枚数が限度枚数に達していない場合や、非クレジット状態でメダルのベット枚数が限度枚数に達していない場合など)に、メダル投入部材30から受け入れた正規のメダルを払出装置20に流下案内する一方、上記所定条件が成立しない場合や、上記所定条件が成立する場合でもメダルが正規のメダル以外のメダルである場合に、メダル投入部材30から受け入れたメダルを誘導樋24に流下案内するようになっている。
また、メダルセレクタ40は、メダル流路45の途中に、メダルの流下案内方向を変換する変換部45aを備え、該変換部45aは、共通取付部材70の背部(つまり、メダルセレクタ40の取付位置近傍)に配置されている。つまり、メダルの流下案内方向を変換するときにメダルから受ける圧力に対する耐久性を高めるように構成している。
【0027】
また、メダルセレクタ40は、図3に示すように、払出装置20に流下案内するメダルを検出可能な検出スイッチ42(例えば、光センサなど)を備え、この検出スイッチ42による検出信号を制御装置50(図2)に対して出力するようになっている。この検出信号に基づいて、制御装置50では、メダルのクレジット枚数或いはベット枚数の記憶を1ずつ加算するようになっている。
また、メダルセレクタ40の一方の側部には、該メダルセレクタ40を共通取付部材70に取り付けるための取付板43が側方に延出した状態で設けられ、他方の側部には、該メダルセレクタ40を取付金具80に取り付けるための取付板44が側方に延出した状態で設けられている。各取付板43、44には、縦長の貫通穴46がそれぞれ設けられている。
【0028】
共通取付部材70は、金属により形成されている。この共通取付部材70は、図5に示すように、該共通取付部材70を前扉取付ベース部材60に取り付けるための取付穴73a、74a、75aをそれぞれ有するベース部材取付部73、74、75と、メダル投入部材30を取り付けるための取付穴71aを有するメダル投入部材取付部71と、メダルセレクタ40を取り付けるための取付穴72aを有するメダルセレクタ取付部72と、を備えて構成されている。
メダル投入部材取付部71は、ベース部材取付部73、74の各々より後方に向けて起立する互いに平行な一対の起立壁73b、74b間に架設されている。一方、メダルセレクタ取付部72は、ベース部材取付部74、75の各々より後方に向けて起立する互いに垂直な一対の起立壁74c、75b間に架設され、メダル投入部材取付部71よりも後方に配置されている。
取付金具80は、金属により形成されており、図3に示すように、該取付金具80を前扉取付ベース部材60に取り付けるための取付穴81aを有するベース部材取付部81と、メダルセレクタ40を取り付けるための取付穴(図示省略)を有するメダルセレクタ取付部(図示省略)と、を備えて構成されている。
【0029】
次に、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の取付方法について説明する。
【0030】
先ず、共通取付部材70の前面を前扉取付ベース部材60の裏面に臨ませ、ベース部材取付部73、74、75の各取付穴73a、74a、75aを前扉取付ベース部材60の各取付支柱69,…に位置合わせした後、各取付穴73a、74a、75aから各取付支柱69,…に向けて止着部材(図示省略)を通すことにより、共通取付部材70を前扉取付ベース部材60(下部ベース部材60B)に取り付ける。同様に、取付金具80のベース部材取付部81の各取付穴81aから前扉取付ベース部材60の各取付支柱(図示省略)に向けて止着部材(図示省略)を通すことにより、取付金具80を前扉取付ベース部材60(下部ベース部材60B)に取り付ける。
続いて、図5に示すように、メダル投入部材30の案内板32、33を前扉取付ベース部材60の差込口22Aに前面側から差し込み、メダル投入部31の下端面と下部ベース部材60Bの傾斜面22とを密着させた状態で、メダル投入部材30の各貫通穴34,34からメダル投入部材取付部71の各取付穴71a,71aに向けて止着部材(図示省略)を通すことにより、メダル投入部材30を共通取付部材70に取り付ける。
その後、メダルセレクタ40の前端を前扉取付ベース部材60の裏面に臨ませて、図4に示す如く、メダルセレクタ40をメダル投入部材30に対して位置合わせした後、メダルセレクタ40の一方の貫通穴46から共通取付部材70の取付穴72aに向けて止着部材(図示省略)を通すことにより、メダルセレクタ40の一端を共通取付部材70に取り付けると共に、メダルセレクタ40の他方の貫通穴46から、取付金具80の取付穴81aに向けて止着部材(図示省略)を通すことにより、メダルセレクタ40の他端を取付金具80に取り付ける。その際に、止着部材を少し弛めた状態としておいて、両メダル流路35、45にズレが生じないようにメダルセレクタ40の取付位置を微調整してから、止着部材を奥までねじ込んでメダルセレクタ40を固定する。
【0031】
以上のように、この実施の形態のパチスロ遊技機100によれば、金属製の共通取付部材70を介して、メダル投入部材30とメダルセレクタ40(メダル検出装置)の各々を前扉取付ベース部材60に取り付けるようにしたので、共通取付部材70により、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の相対位置を正確に位置決めすることが可能となる。
従って、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の取付位置を位置決めするのが容易となり、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の相対位置にズレが生じ難くなる。
そのため、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の各々に設けられる両メダル流路35、45の接続部分にズレが生じ難くなり、該ズレによるメダル詰まりを低減できる。また、例えば、メダル投入部31から不正な行為を目的とした不正部材が挿入されても、その不正部材が上記ズレから当該遊技機内に侵入するのを防止できる。また、メダル投入部材30の投入口36からメダルセレクタ40の検出スイッチ42までの距離が常に一定となり、投入口36よりメダルを投入してからそのメダルが検出スイッチ42に検出されるまでにかかる時間が、どの遊技機もほぼ一定となる。
【0032】
また、メダル投入部材30とメダルセレクタ40とを別々に取り付ける構成としたので、熟練した技術がなくとも、容易にメダル投入部材30とメダルセレクタ40の取付作業を行うことができる。
また、メダルセレクタ40とメダル投入部材30が、何れも縦長の貫通穴34、46を有し、該貫通穴34、46から共通取付部材70の各取付穴71a、72aに向けて止着部材を通すことにより共通取付部材70に取り付けられているので、メダルセレクタ40やメダル投入部材30の取付位置を、それぞれの貫通穴34、46の長さ方向(上下方向)に調整することが可能となる。従って、例えば、前扉取付ベース部材60に成形誤差等があっても、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の取付位置を容易に補正することができる。
【0033】
なお、本発明はこの実施の形態のパチスロ遊技機100に限られるものではなく、例えば、その他のパチスロ遊技機、スロットマシン等にも適用可能である。また、この実施の形態では、共通取付部材70を前扉取付ベース部材60に取り付けるための取付穴73a、74a、75aを、円形の取付穴としたが、例えば、縦長の取付穴(長穴)とすることも可能である。そうすることで、共通取付部材70の取付位置を調整することが可能となり、例えば、前扉取付ベース部材60に成形誤差等があっても、共通取付部材70の取付位置を調整することで、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の取付位置を補正することが可能となる。
【0034】
また、この実施の形態では、前扉取付ベース部材60に共通取付部材70を取り付けてから、該共通取付部材70にメダルセレクタ40とメダル投入部材30とを取り付ける構成としたが、例えば、予め、メダルセレクタ40とメダル投入部材30とを共通取付部材70に取り付けた状態としてから、該共通取付部材70を前扉取付ベース部材60に取り付ける構成とすることも可能である。その場合には、下部ベース部材60Bの傾斜面22に、メダル投入部材取付用の差込口22Aを設ける代わりに、メダル投入部材30のメダル投入部31を挿通可能な開口部或いはメダルセレクタ40を挿通可能な開口部を形成しておき、それら開口部を通してメダル投入部31を露出させた状態で、共通取付部材70(メダルセレクタ40とメダル投入部材30を取り付けた状態の共通取付部材70)を前扉取付ベース部材60に取り付け、その後、余分な開口部分を蓋部材で閉塞するようにする。このような構成によれば、前扉取付ベース部材60に取り付ける前に、メダルの流れ具合を検査することが可能となり、メダル投入部材30とメダルセレクタ40の相対位置を位置決めするのが容易となる。
【0035】
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、共通取付部材により、メダル投入部材とメダル検出装置の相対位置を位置決めすることが可能となる。従って、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を位置決めするのが容易となり、メダル投入部材とメダル検出装置の相対位置にズレが生じ難くなる。そのため、メダル投入部材とメダル検出装置の各々に設けられる両メダル流路の接続部分にズレが生じ難くなり、該ズレによるメダル詰まりを低減できる。また、例えば、メダル投入部から不正な行為を目的とした不正部材が挿入されても、その不正部材が上記ズレから遊技機内に侵入するのを防止できる。
また、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を、共通取付部材の取付位置により調整することが可能となる。従って、例えば、前扉取付ベース部材に成形誤差等があっても、共通取付部材の取付位置を調整することで、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を補正することが可能となる。
加えて、メダル投入部材とメダル検出装置を別々に取り付けることが可能となる。従って、熟練した技術がなくとも、容易にメダル投入部材とメダル検出装置の取付作業を行うことができる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、メダル検出装置やメダル投入部材の取付位置を、それぞれの貫通穴の長さ方向に調整することが可能となる。従って、例えば、前扉取付ベース部材に成形誤差等があっても、メダル投入部材とメダル検出装置の取付位置を容易に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチスロ遊技機の正面図である。
【図2】図1のパチスロ遊技機の斜視図で、前扉を開放している状態を示している。
【図3】図1のパチスロ遊技機に備わる前扉の背面図である。
【図4】図1のパチスロ遊技機に備わるメダル投入部材及びメダルセレクタの取付構造を示す斜視図である。
【図5】同、分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体枠
2 前扉
20 払出装置
22A メダル投入部材取付用の差込口
30 メダル投入部材
31 メダル投入部
34 貫通穴
35 メダル流路
40 メダルセレクタ(メダル検出装置)
42 検出スイッチ
45 メダル流路
45a 変換部
46 貫通穴
50 制御装置
60 前扉取付ベース部材
60A 上部ベース部材
60B 下部ベース部材
70 共通取付部材
71 メダル投入部材取付部
72 メダルセレクタ取付部
71a、72a 取付穴
80 取付金具
100 パチスロ遊技機(遊技機)

Claims (2)

  1. 前方が開口した箱状の本体枠に、前扉取付ベース部材により回動可能に軸支される前扉を備え、
    前記前扉取付ベース部材には、メダルを投入可能なメダル投入部を有するメダル投入部材を設け、
    前記メダル投入部に所要数のメダルが投入されたことに基づいて所定の遊技を実行可能な遊技機において、
    前記前扉取付ベース部材は、
    前記メダル投入部から投入されたメダルを前記メダル投入部材を流下させて検出可能なメダル検出装置と、
    前記メダル投入部材及び前記メダル検出装置の一端を前記前扉取付ベース部材に各々取り付けるための共通取付部材と、
    前記メダル検出装置の他端を前記前扉取付ベース部材に取り付けるための取付金具と、
    を備え、
    前記共通取付部材は、
    前記メダル投入部材を取り付けるためのメダル投入部材取付部と、
    前記メダル検出装置を取り付けるためのメダル検出装置取付部と、
    を有し、
    前記メダル投入部材は、
    前記前扉取付ベース部材に設けた差込口に前面側から差し込んで、前記メダル投入部材取付部に止着部材で取り付け、
    前記メダル検出装置は、
    一端を前記前扉取付ベース部材の裏面側から前記メダル検出装置取付部に取り付けると共に、他端を前記取付金具に取り付ける構成としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記メダル投入部材と前記メダル検出装置は、
    それぞれ縦長の貫通穴を備え、該各貫通穴から前記メダル投入部材取付部と前記メダル検出装置取付部とが有する各取付穴に向けて、止着部材を通すことによ り取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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