JPH0852264A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH0852264A
JPH0852264A JP21049194A JP21049194A JPH0852264A JP H0852264 A JPH0852264 A JP H0852264A JP 21049194 A JP21049194 A JP 21049194A JP 21049194 A JP21049194 A JP 21049194A JP H0852264 A JPH0852264 A JP H0852264A
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JP
Japan
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ball
terminal
board
wiring
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP21049194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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Publication of JPH0852264A publication Critical patent/JPH0852264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターミナル基板の機構板への取付作業の作業
性の向上を図ることができる弾球遊技機を提供する。 【構成】 ターミナル基板90が止着され且つターミナ
ル基板90に接続される配線118〜120を通す配線
通し穴73a,73bが形成されるボックス主体71
と、該ボックス主体71に着脱自在に装着され且つ外部
接続端子台100に対応する位置に接続用開口82が形
成された蓋体72と、からなるターミナルボックス70
にターミナル基板90を収納し、機構板50には、配線
通し穴73a,73bが臨むように前後に貫通し且つタ
ーミナルボックス70を取り付けたときに閉塞されるタ
ーミナルボックス取付貫通開口68を形成した。 【効果】 配線118〜120を取付貫通開口68を通
して容易に機構板30の前面側に通すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源線が接続され且つ
外部接続端子を含む複数の電気部品が実装されるターミ
ナル基板が具備される機構板を有する弾球遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機の裏面に開閉自在に設
けられ且つ入賞の発生に基づいて所定個数の賞球を払い
出すための各種の機構が装備された機構板に、電源線が
接続され且つ外部接続端子を含む複数の電気部品が実装
されるターミナル基板が設けられていた。この場合、タ
ーミナル基板を機構板に取り付ける構造として、ターミ
ナル基板を機構板の表面に直接ビスで止着した後にカバ
ー体を機構板に装着してターミナル基板を被覆する取付
構造(以下、第1の取付構造という)や、ターミナル基
板を予めターミナルボックスに収納固定し、そのターミ
ナルボックスを機構板の所定の位置に取り付ける取付構
造(以下、第2の取付構造という)があった。しかし
て、近年においては、作業性の向上を図ることができる
点で第2の取付構造のものが主流となりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ターミナル
基板は、弾球遊技機に設けられる各種の制御回路基板や
電気部品に電源や入出力信号を送受給するために配線が
接続されるが、その配線を機構板の後面側(遊技盤と当
接しない側;即ち、弾球遊技機の背面から見て表面)に
敷設する場合と前面側(遊技盤と当接する側;即ち、弾
球遊技機の背面から見て裏面)に敷設する場合とがあ
る。機構板の後面側に配線を敷設する場合には、運搬時
や作業時に配線を引っかけて切断する欠点がある反面、
ターミナルボックスを機構板に取り付けた状態で配線を
機構板の前面側に通す必要がないので敷設作業が容易で
あるという利点がある。一方、機構板の前面側に配線を
敷設する場合には、配線を引っかける欠点を抑制するこ
とができる反面、ターミナルボックスを機構板に取り付
けた状態で配線を機構板に形成される配線通し穴に通し
て前面側に導かなければならず、敷設作業が多少面倒で
あるという欠点があった。本発明は、上記した問題点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、ターミ
ナル基板の機構板への取付作業の作業性の向上を図るこ
とができる弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、電源線が接続され且つ外部
接続端子を含む複数の電気部品が実装されるターミナル
基板が具備される機構板を有する弾球遊技機において、
前記ターミナル基板は、該ターミナル基板が止着され且
つターミナル基板に接続される配線を通す配線通し穴が
形成されるボックス主体と、該ボックス主体に着脱自在
に装着され且つ前記外部接続端子に対応する位置に接続
用開口が形成された蓋体と、からなるターミナルボック
スに収納され、前記機構板には、前記配線通し穴が臨む
ように前後に貫通し且つ前記ターミナルボックスを取り
付けたときに閉塞されるターミナルボックス取付貫通開
口を形成したことを特徴とするものである。
【0005】前記機構板には、遊技盤と対面する側に前
記配線通し穴及びターミナルボックス取付貫通開口から
引き出される配線を収納する配線収納部が形成されてい
ることにより、機構板の前面側での配線の敷設を確実に
行うことができる点で有利である。
【0006】前記ボックス主体には、少なくとも前記外
部接続端子が実装されるターミナル基板の裏面を当接支
持する支持突片を一体的に形成したことにより、外部接
続端子への配線の接続作業時にターミナル基板にかかる
負荷によってターミナル基板自体が変形する現象を抑え
ることができる点で有利である。
【0007】前記蓋体には、前記外部接続端子に接続さ
れる配線の種類を説明する接続説明部が形成されている
ことにより、外部接続端子への誤配線を防止する上で有
利である。
【0008】
【作用】予めターミナルボックス内に収納されたターミ
ナル基板を機構板に取り付けるには、ターミナルボック
スをターミナルボックス取付貫通開口を閉塞するように
取り付ける。このとき、ターミナルボックスの取付部が
前後に貫通した開口となっているので、ターミナルボッ
クスの裏面側に配線が設けられていても、その配線を貫
通開口を貫通させるだけで機構板の前面側に配線を容易
に導くことができるため、取付作業上ターミナル基板の
取付を極めて簡単に行うことができ、その作業性の向上
を図ることができる。つまり、本発明にあっては、ター
ミナル基板を、該ターミナル基板が止着され且つターミ
ナル基板に接続される配線を通す配線通し穴が形成され
るボックス主体と、該ボックス主体に着脱自在に装着さ
れ且つ外部接続端子に対応する位置に接続用開口が形成
された蓋体と、からなるターミナルボックスに収納し、
機構板には、前記配線通し穴が臨むように前後に貫通し
且つ前記ターミナルボックスを取り付けたときに閉塞さ
れるターミナルボックス取付貫通開口を形成したので、
予め組み付けられたターミナルボックスをターミナルボ
ックス取付貫通開口にあてがって取り付けるだけで、タ
ーミナル基板の裏面側に設けられる配線も容易に機構板
の前面側に通すことができると共に、ターミナル基板の
機構板への取付作業の簡略化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、実施例に係る弾球遊技機1の構成
について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、
弾球遊技機1の正面図であり、図2は、弾球遊技機1の
背面図であり、図3は、外枠2を除く弾球遊技機1の背
面から見た斜視図である。本実施例における弾球遊技機
1としては、弾発された打玉が遊技盤14に形成された
入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づいて所定個
数の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機を図示した
ものであるが、弾発された打玉が遊技盤に設けられる複
数の入球口に入球して、その入球口の組合せによって得
点が与えられ、その得点に応じた景品玉が払い出される
形式の弾球遊技機(属にアレンジ遊技機と称される)で
あってもよい。しかして、弾球遊技機1は、図1に示す
ように、図示しない弾球遊技機設置島に固定される外枠
2(図2参照)の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊
技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる
枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉自在に設けら
れるガラス板保持枠4と、枠基体3の前面下部に開閉自
在に設けられる上皿取付板5に装着される上皿22と、
枠基体3の最下部前方に取り付けられる下皿28及び操
作ハンドル30と、から構成されている。
【0010】上記した外枠2に開閉自在に取り付けられ
る枠基体3は、合成樹脂によって一体成型されるもので
あり、その背面側に遊技盤14が収納固定される遊技盤
収納部31が一体的に成型され、該遊技盤14の前方を
ガラス板保持枠4が覆っている。ガラス板保持枠4に
は、遊技盤14の遊技領域15を臨む開口の周囲に窓枠
装飾部材6が周設されている。この窓枠装飾部材6に
は、内部に高電圧を使用する蛍光管7a,7bが設けら
れ、遊技状態に応じて表示駆動されるようになってい
る。また、窓枠装飾部材6には、スピーカ9c,9d
(図示せず;ただし図14に符号を表示)を内蔵するス
ピーカ取付部9a,9bを左右に有する上部装飾部材
8、該上部装飾部材8の上部であって内部にLEDラン
プ10aを内蔵するLEDカバー10、左右の装飾部材
11,12、下部の下部装飾部材13が積層的に設けら
れている。また、図示の実施例においては、スピーカ取
付部9a,9bの下部には、玉切れランプ95と賞球払
出ランプ96(正確には、LED)がそれぞれ設けられ
ているが、この玉切れランプ95と賞球払出ランプ96
とは、従来の弾球遊技機のように遊技盤の上方隅角部に
設けたものでも良い。
【0011】なお、窓枠装飾部材6の円形状の開口を通
して視認し得る遊技盤14の遊技領域15には、可変表
示装置16や可変入賞球装置18等の遊技装置や、アウ
ト口21等が設けられている。可変表示装置16には、
遊技に直接関係する可変表示部17(図示のものは、3
個の回転ドラムからなっている)が設けられている。ま
た、可変入賞球装置18は、ソレノイド20によって開
閉駆動される開閉板19を有している。これらの可変表
示装置16や可変入賞球装置18等の遊技装置は、後述
する遊技制御回路基板240によってその動作が制御さ
れるが、その動作内容について簡単に説明すると、打玉
が始動入賞口に入賞すると、可変表示装置16の可変表
示部17が回転を開始し、所定時間が経過したときに順
次停止する。そして、停止時の表示結果が予め定めた大
当り図柄の組合せとなったときに、大当り遊技状態とな
って可変入賞球装置18の開閉板19を開成制御する。
開閉板19の開成制御は、一定時間(例えば、25秒)
が経過するか、あるいはその一定時間が経過する前に所
定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生したときに閉
成されるようになっており、開閉板の開閉中に打玉が特
定入賞領域に入賞したときには、継続権が成立して再度
上記した開成状態が繰り返され、このような繰り返し
は、継続権が成立することを条件として所定回数(例え
ば、16回)許容されている。
【0012】図1に戻って、上記したガラス板保持枠4
は、枠基体3の横幅寸法とほぼ同じであるため、正面か
ら見たときには、ガラス板保持枠4に対応する枠基体3
を視認することはできないが、前記上皿22が装着され
る上皿取付板5の横幅寸法は、枠基体3の横幅寸法より
も短く形成されているので、その開放側の端部に枠基体
3の一部が視認できるようになっている。そして、この
視認し得る枠基体3には、ガラス板保持枠4の施錠、及
びガラス板保持枠4の施錠を解錠するためのシリンダー
錠27が臨設されている。なお、上皿取付板5には、弾
球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット40の
故障時及び遊技玉の貸出時に音を発生する圧電ブザー2
3が設けられている。また、窓枠装飾部材6に収納され
る蛍光管7a,7bは、高電圧を使用しているので、点
検作業時等には危険を伴うため、ガラス板保持枠4を開
放したときに、蛍光管7a,7bへの電源の供給を停止
するドアースイッチ49(図示しない;ただし図14に
符号を示す)が設けられている。
【0013】枠基体3の前面枠部分の下方部分は、板状
に形成されており、その前面に下皿28や操作ハンドル
30が組付け固定されている。下皿28は、複数の部材
を組み立てた状態でセット化されて枠基体3の下部中央
に止着固定されているものである。また、下皿28の左
側には、灰皿29が設けられている。
【0014】また、枠基体3の裏面側においては、図3
に示すように、前記した遊技盤収納部31に遊技盤14
が着脱自在に装着されると共に、その遊技盤14を装着
した状態で遊技盤14の裏面を覆う機構板50が遊技盤
収納部31の一側に開閉自在に設けられている。遊技盤
14の裏面には、入賞した入賞玉を下方に誘導する入賞
玉集合カバー体38が固着されていると共に、該入賞玉
集合カバー体38の裏面に主として遊技盤14に設けら
れる電気部品と遊技制御回路基板240との配線の中継
を行う中継基板39が固着されている。枠基体3の開放
側裏面には、枠基体3の外枠2に対する施錠・解錠、及
びガラス板保持枠4の枠基体3に対する施錠・解錠を司
る施錠装置32が固着されている。この施錠装置32
は、前記シリンダー錠27の操作によって上記解錠操作
を行うことができるものである。また、枠基体3の裏面
下部には、機構板50の後述する余剰玉通路159等か
ら流下した玉を前記下皿28に導く合流樋33や、前記
操作ハンドル30の操作に応じて打玉を弾発する打球発
射装置34が取り付けられている。打球発射装置34に
は、周知のように打球モータ35が具備され、操作ハン
ドル30を操作したときにメインスイッチ36及びタッ
チセンサ37(共に図示しないが、図13に符号を表
示)がONして打球モータ35を駆動するようになって
いる。
【0015】次に、上記した弾球遊技機1に隣接される
カードユニット40の構成について図1を参照して説明
する。図示しないが、上記した上皿22には、その上面
にカードユニット40を介して遊技玉を借り受ける際に
操作する操作部が設けられている。操作部として図16
に示すように、玉貸スイッチ24と返却スイッチ26と
が設けられ、また、その玉貸スイッチ24と返却スイッ
チ26の間に度数表示LED25が設けられている。玉
貸スイッチ24は、カードユニット40によって遊技玉
を借り受ける際に操作するものであり、返却スイッチ2
6は、遊技終了の際にカードユニット40のカード挿入
口45に差し込まれたカードを返却するためのものであ
る。また、度数表示LED25は、カードユニット40
のカード挿入口45に差し込まれたカードの残額が表示
されるものである。
【0016】しかして、カードユニット40は、使用可
能状態であるか否かを表示する使用可表示ランプ41
と、カード内に記録された残額情報に端数(100円未
満の数)が存在する場合にその端数を前記度数表示LE
Dに表示させるための端数表示スイッチ42と、当該カ
ードユニット40がいずれの側の弾球遊技機1に対応し
ているか否かを表示する連結台方向表示器43と、カー
ドがカードユニット40内に投入中であることを表示す
るカード投入表示ランプ44と、記録媒体としての磁気
カードを挿入するカード挿入口45と、該カード挿入口
45の裏面に設けられるカードリーダー機構を点検する
場合に開放するためのカードユニット錠46とが設けら
れている。そして、このように構成されるカードユニッ
ト40は、独自の制御回路によって制御されるものであ
るが、上皿22に設けられる前記玉貸スイッチ24、返
却スイッチ26、及び度数表示LED25や、後述する
払出制御回路基板171とを接続する必要があるため弾
球遊技機1の裏面に設けられる後述する機構板50に
は、インターフェース基板190(図16参照)が設け
られており、該インターフェース基板190にカードユ
ニット40のコネクタ48延設される配線47が接続さ
れている(図2参照)。なお、カードユニット40を弾
球遊技機1に内蔵しても良い。
【0017】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板50の構成について図4乃至図12を参照して説明
する。図4は、機構板50の背面図であり、図5は、機
構板50を前面側から見たときの斜視図であり、図6
は、機構板50の前面側の正面図であり、図7は、機構
板50の配線の敷設状態を示す機構板50の前面側の正
面概略図であり、図8は、機構板50の上部に設けられ
るターミナルボックス70の分解斜視図であり、図9
は、ターミナルボックス70の正面図であり、図10
は、ターミナルボックス70の背面図であり、図11
は、ターミナル基板90に固着される端子台100の一
部分解斜視図であり、図12は、ターミナルボックス7
0の断面図である。
【0018】図において、機構板50は、主として賞球
を貯留する玉タンク55と該玉タンク55に貯留された
賞球を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール59
とが設けられる上部ベースユニット51と、主として入
賞に基づく賞球を払い出す賞球払出装置135が設けら
れる中間ベースユニット52と、主として遊技盤14に
打ち込まれた入賞を含む打玉を処理する処理機構が設け
られる下部ベースユニット53と、に分割形成したもの
を組み付けて構成される。上記したように3つのベース
ユニット51〜53を組み付けて構成した本実施例の機
構板50においては、図4に示されるように、背面から
見て全体として「コ」字状となっており、機構板50を
閉じた状態において遊技盤14の一側辺部が開放された
状態となる。このため、遊技盤14の裏面構造が複雑
(遊技盤によっては、入賞装置の後方突出面積及び突出
量の多いものもあり、また配線の複雑なものもある)な
ものであっても、機構板50の開閉動作をスムーズに行
うことができる。なお、図示の実施例では、中間ベース
ユニット52の反対側に上部ベースユニット51と下部
ベースユニット53とを連結する連結仮部材54が設け
られているが、この連結仮部材54は、必ずしも必要で
はなく、前記入賞玉集合カバー体38の構造によって
は、必要とされるものである。しかして、機構板50の
前面側(遊技盤側)には、図5に示すように、上部ベー
スユニット51の玉タンク55の下部、連結仮部材54
の空間形成壁54a、及び下部ベースユニット53の入
賞玉集合樋141とによって凹状の入賞玉集合空間が形
成されている。ただし、実際に入賞玉が落下する空間
は、遊技盤14の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバ
ー体38との関係で、下部ベースユニット53の後述す
る背面凹板144の前方部分である。
【0019】そこで、以下、機構板50の構成につい
て、各ベースユニット毎に説明する。まず、上部ベース
ユニット51には、多量の賞球を貯留する玉タンク55
と、該玉タンク55から供給される賞球を複数列(本実
施例の場合、2列)に整列して流下させる玉整列レール
59と、該玉整列レール59によって誘導された賞球を
後述する賞球払出装置135に向けて方向転換するカー
ブ樋64と、該カーブ樋64の上方に設けられたターミ
ナルボックス70がそれぞれ所定の位置に設けられてい
る。
【0020】玉タンク55は、その左右両側に突設され
た取付片によって上部ベースユニット51の所定の位置
(この位置には、玉タンク55の側面形状に添ったタン
ク取付凹部55aが形成されている)にビスで取り付け
られるようになっている。また、玉タンク55は、上面
が開放したボックス状に形成されると共に、その底面下
流側に玉整列レール59と連通する落下口58が開設さ
れ、該落下口58に向かって傾斜する複数の傾斜底面に
よって底面が形成されている。また、落下口58の上部
の傾斜底面には、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバ
ー56が設けられ、該玉欠乏検知レバー56の下方に、
玉欠乏検出器57が固定されている。この玉欠乏検出器
57は、玉タンク55内に賞球が不足したときに遊技場
に設けられる管理コンピュータ(図示しない)に賞球補
給要求信号を導出すると共に、前記玉切れランプ95を
点灯するようになっている。
【0021】なお、玉欠乏検知レバー56は、玉タンク
55内の賞球が載置しているときに玉欠乏検出器57を
OFFとし、玉タンク55内の賞球が不足して載置しな
くなったときに玉欠乏検出器57をONとして上記信号
を出力するようになっている。また、玉欠乏検出器57
は、図6に示すように、前記玉タンク55のタンク取付
凹部55aの下方であって機構板50の前面側に位置す
るので、該玉欠乏検出器57から延びる配線120は、
そのまま機構板50の前面側上部に立設される一対の配
線収納リブ123によって形成された配線収納凹部12
4に入れられた状態でターミナルボックス70内に収納
されるターミナル基板90に中継接続された後、ターミ
ナル基板90から管理コンピュータに信号線が接続され
るようになっている。
【0022】上記した玉タンク55の下流側に配置され
る玉整列レール59は、上部ベースユニット51の一端
から他端に向けて傾斜状に取り付けられ、その内部中央
に仕切壁59aが立設されている。この仕切壁59a
は、玉タンク55の落下口58から流出した賞球を下流
に向かうにしたがって確実に左右2列に整列させるため
に徐々に高く形成されている。また、玉整列レール59
の下流側上部には、玉ならし部材60が垂下され、玉整
列レール59上を上下2段となって流下する賞球を1段
とするようになっている。更に、玉ならし部材60の下
流側に玉止め金具61と玉ならし金具62とが設けられ
ている。玉止め金具61は、故障や点検時に玉整列レー
ル59に貯留された玉を一時的に止めておくためのもの
であり、玉ならし金具62は、最終的に玉を1段に整列
するものである。また、玉整列レール59を機構板50
に止着する際に、玉整列レール59の上流端側方に形成
される調節長穴63の止着位置を調節することにより、
玉整列レール59の傾斜角度を調節することができる。
【0023】更に、上記した玉整列レール59の下流側
には、逆「く」字状の通路が形成されるカーブ樋64が
接続されている。このカーブ樋64は、玉整列レール5
9によって前後方向(機構板50の背面から見て)2列
に流下される賞球を左右方向(同じく機構板50の背面
から見て)2列に流下するように方向転換すると共に、
その屈曲部に玉抜き口が形成され、該玉抜き口を玉抜き
弁65で開閉自在に閉塞するように構成されている。玉
抜き弁65は、弾球遊技機1の前面から玉抜きピンを差
し込む操作により玉抜き口を閉塞したり開放したとする
ものである。また、玉抜き口の下部には、玉抜き上部通
路66が形成されている。
【0024】上部ベースユニット51には、上記した構
成以外にターミナルボックス70が設けられるが、この
ターミナルボックス70は、図8に示すように、上部ベ
ースユニット51の軸支側上部に形成されたターミナル
ボックス取付貫通開口68に収納されるように取り付け
られるものである。即ち、ターミナルボックス70は、
箱状に形成されるボックス主体71と該ボックス主体7
1を覆う蓋体72とから構成され、その内部にターミナ
ル基板90が収納固定されて構成されるものであり、ボ
ックス主体71に突設される取付片76や蓋体72に突
設される取付片87をターミナルボックス取付貫通開口
68の周囲に突設される取付ボス69に対応させてビス
で止着するものである。
【0025】ここで、ターミナルボックス70のより詳
細な構成について図8乃至図12を参照して説明する
と、まず、ボックス主体71には、その裏面側にターミ
ナル基板90にハンダ付け接続される配線118〜12
0を通す配線通し穴73a,73bが開設されると共に
ターミナル基板90に設けられる玉切れランプ95や賞
球払出ランプ96が臨むランプ貫通穴74a,74bが
開設されている。ランプ貫通穴74a,74bは、図1
2に示すように、内蔵されるランプ95,96の先端部
を保護するように外側に突出したリブ状となっている。
また、ターミナル基板90と遊技効果ランプ(図示しな
い)に接続される枠ランプ用端子122とを接続する配
線119を係止するための配線係止突起75も突設され
ている。なお、図示の実施例では、ターミナル基板90
に玉切れランプ95や賞球払出ランプ96を設けたもの
を示しており、このようにターミナル基板90に玉切れ
ランプ95や賞球払出ランプ96を設けるものは、従来
のように遊技盤の上部隅角部に玉切れランプ95及び賞
球払出ランプ96を臨ませるものであり、図1に示す形
式の弾球遊技機1においては、玉切れランプ95と賞球
払出ランプ96とがガラス板保持枠4に設けられている
ため、ターミナル基板90に玉切れランプ95及び賞球
払出ランプ96が設けられるものではない。このため、
図1に示す弾球遊技機1に使用されるターミナルボック
ス70のボックス主体71には、ランプ貫通穴74a,
74bが形成されていないものを使用することもできる
が、ランプ貫通穴74a,74bが形成されていてもそ
れを使用しないのであれば、図示のようなボックス主体
71を使用しても良い。
【0026】また、ボックス主体71には、前記したよ
うにターミナルボックス70を取り付けるための取付片
76がその左右下部に突設形成されると共に、蓋体72
の上部が係止される係止穴77と下部が係止される係合
凹部78とが形成され、更に、蓋体72の取付片87が
挿入される切欠部79が形成されている。また、図10
に示すように、配線通し穴73bの上方には、平行状に
一対の支持突片80が突設され、該支持突片80の下方
に一対の取付ボス81が突設されている。支持突片80
は、後述する端子台100が設けられるターミナル基板
90の裏面に当接するように立設されるものであり、取
付ボス81は、後述する電源コネクタ91のコネクタ基
体92が止着されると共にターミナル基板90が取り付
けられるものである。このため、取付ボス81には、ビ
スを螺着するための取付穴81aが穿設されている。
【0027】一方、蓋体72には、ターミナル基板90
に設けられる外部信号線等を接続する端子台100や電
源コネクタ91や電源スイッチ94を外部に突出せしめ
るための端子用開口82〜84が形成されている。ま
た、蓋体72には、その上部に前記係止穴77に係止さ
れる係止片85と前記切欠部79に挿入され且つ前記取
付ボス69に止着される取付片87とが形成され、その
下部左右に前記係合凹部78に係合する係合凸部86が
形成されている。更に、蓋体72には、図9(A)に示
すように、端子台用開口82の側方に接続端子説明シー
ル88が貼付され、該接続端子説明シール88の下方に
ヒューズ確認窓89が形成されている。接続端子説明シ
ール88は、後述する端子台100に接続される信号線
の種類や指し込み場所を指摘するものであり、誤配線を
なくすために行われるものである。なお、シールを貼付
することに代えて、合成樹脂製の蓋体72の成形時に文
字等を一体的に成形したものでも良い。また、ヒューズ
確認窓89は、ターミナル基板90に設けられるヒュー
ズ99が切れているか否かを確認するための窓であるた
め、必ずしも開口として形成する必要はなく、透明な合
成樹脂で形成されていても良い。
【0028】次に、上記したボックス主体71と蓋体7
2とによって形成されるターミナルボックス70内に収
納固定されるターミナル基板90について説明すると、
ターミナル基板90は、その前面側に外部電源供給線が
接続される電源コネクタ91、電源スイッチ94、外部
(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との間の
信号線を接続する端子台100、リレー98、ヒューズ
99、及び玉切れランプ95、賞球払出ランプ96が設
けられ、その後面側に配線118〜120が接続された
プリント配線基板によって構成されるものである。な
お、玉切れランプ95及び賞球払出ランプ96は、遊技
盤の隅角部にそれらが臨む形式の弾球遊技機の場合に設
けられるものであり、図1に示す弾球遊技機1の場合に
は、ターミナル基板90にこれらのランプは設けられて
いない。
【0029】前記電源コネクタ91は、長方形状のコネ
クタ基体92と一体的に設けられるものであり、該コネ
クタ基体92をターミナル基板90に穿設された取付穴
121に対応させた状態で前記取付ボス81に位置を合
わせ、ビス93を取付穴81aに螺着することにより、
電源コネクタ91をターミナル基板90の表面に取り付
けると共に、ターミナル基板90自体をボックス主体7
1に固定することができる。なお、電源コネクタ91が
取付ボス81に固着されているので、電源コネクタ91
に電源線を抜き差しする際に、ターミナル基板90にか
かる加重を取付ボス81で支えることができ、これによ
ってターミナル基板90の変形を防止することができ
る。また、玉切れランプ95及び賞球払出ランプ96を
ターミナル基板90に取り付けるには、ランプ取付開口
の周縁が導電部97となっており、ランプ取付開口にラ
ンプを基板90前方から指し込んでランプホルダー95
a,96aを回転せしめることにより、ランプホルダー
95a,96aと導電部97とが電気的に接触した状態
で取り付けることができる。更に、ヒューズ99は、タ
ーミナル基板90に実装されるヒューズ支持金具99a
に装着されるようになっている。
【0030】また、端子台100は、複数種類の信号配
線を接続できるようになっている。具体的には、前記玉
欠乏検出器57の玉切れ信号を管理コンピュータに導出
する玉切れ情報出力、管理コンピュータからの打球モー
タ停止信号を入力する発射制御信号入力、カードユニッ
ト40における玉貸情報を出力する玉貸情報出力、入賞
玉の発生に基づく賞球数情報を出力する補給情報出力の
4種類の信号配線が接続可能となっている。そして、そ
れぞれの信号配線の接続は、配線先端の導電部を端子穴
101〜104に指し込むだけで簡単に接続できるもの
である。より詳細に説明すると、蒲鉾状に形成された端
子台100の前面中央部には、上下に端子穴101〜1
04が形成され、各端子穴101〜104の上下背面に
形成されるレバー収納部110に挿入固定される端子金
属105と挟持レバー111とによって端子穴101〜
104から挿入された配線の先端部が挟持されるように
なっている。
【0031】端子金具105は、レバー収納部110に
挿入したときに端子穴101〜104の直後に位置する
止め部106と、一旦レバー収納部110に挿入したと
きに抜け落ちないように内部で係合する抜け防止片10
7と、挟持レバー111の軸部112を軸止めする固定
支軸部108と、ターミナル基板90に電気的に接続さ
れる基板接続部109を有して構成される。しかして、
端子金具105は、一旦レバー収納部110に装着され
たときには、内部で動かないように固定装着される。一
方、挟持レバー111は、逆「く」字状に形成され、そ
の下辺後端が前記固定支軸部108に装着される軸部1
12となっており、その軸部112を中心として揺動自
在に設けられている。そして、挟持レバー111の立辺
の裏面とレバー収納部110の上部に形成される一対の
バネ係止部113a,113bの間に差し渡されるバネ
114によって、挟持レバー111の屈曲部に形成され
る挟持部115が常に下方向きの回動力を付与されてい
る。つまり、端子穴101〜104から配線を差し込む
場合には、まず、挟持レバー111を回動させ、その状
態で端子穴101〜104に配線の先端を差し込み、そ
の後、挟持レバー111の回動操作を離すことにより、
配線の先端が端子金具105と挟持レバー111の挟持
部115とに挟持されて配線と端子金具105とが電気
的に接続される。なお、好ましくは、挟持レバー111
を異なる色彩の合成樹脂で構成し、その色彩によって接
続される配線信号の種類を特定できるように前記接続端
子説明シール88に記載すれば良い。
【0032】更に、端子台100の上辺部後方には、タ
ーミナル基板90の表面に当接する支持リブ116が突
設され、中央左右に取付穴117aを有する取付ボス1
17が突設されている。この取付ボス117は、端子台
100をターミナル基板90の表面側に固定するための
ものであり、取付穴117aにビスを螺着することによ
り端子台100をターミナル基板90の表面に止着する
ことができる。また、支持リブ116は、取付ボス11
7と協働して端子台100を支持する機能を有するもの
である。
【0033】このように構成されたターミナル基板90
がボックス主体71の取付ボス81の取付穴81aとタ
ーミナル基板90に穿設された取付穴121とを一致さ
せた状態でビス93によってボックス主体71に止着さ
れる。ボックス主体71にターミナル基板90を止着し
た状態で蓋体72の下部に形成された係合凸部86をボ
ックス主体71の下部に形成された係合凹部78に係合
させ、その後、蓋体72の上部に形成された係止片85
をボックス主体71の上部に形成された係止穴77に係
止することにより、蓋体72をボックス主体71に対し
て着脱自在に取付得るようになっている。そして、この
ように完成されたターミナルボックス70を機構板50
に取り付けるには、ボックス主体71の配線通し穴73
a,73bから外部に引き出されている配線118〜1
20をターミナルボックス取付貫通開口68から機構板
50の前面側に引き出しておき、その状態で取付片7
6,87を取付ボス69に当接した状態でビスを螺着す
ることにより、極めて簡単にターミナル基板90を含む
ターミナルボックス70を機構板50に取り付けること
ができ、その取付作業の作業性の向上を図ることができ
る。なお、ターミナルボックス70内に収納されるター
ミナル基板90と他の制御回路基板及び及び各種の電気
部品との接続は、後に詳述する。
【0034】また、上部ベースユニット51には、前記
カーブ樋64の下部左右に連結突部67が突設されてい
る。この連結突部67は、中間ベースユニット52の上
端に形成される連結凹突部130が嵌入されるものであ
り、上部ベースユニット51と中間ベースユニット52
とを組み付けるものである。具体的には、連結凹突部1
30には、連結突部67を嵌入する凹部が形成され、該
凹部を連結突部67に嵌合させた後、連結凹突部130
の上方からビスで一体的に螺着することにより、上部ベ
ースユニット51と中間ベースユニット52とを強固に
連結するものである。また、上部ベースユニット51の
裏面には、図6に示すように、玉欠乏検出器57とター
ミナル基板90とを接続するための配線120を収納案
内する配線通し凹部124やターミナル基板90と後述
する払出制御回路基板200や遊技制御回路基板240
等と接続するための集合配線118を収納案内する配線
通し凹部124を形成する一対の配線収納リブ123が
立設されている。なお、玉欠乏検出器57は、タンク取
付凹部55aの下方に形成される貫通穴126を貫通し
て玉タンク55と一体的に突設形成されるスイッチ取付
突片125に載置して取付得るようになっている。
【0035】次に、中間ベースユニット52の構成につ
いて説明する。中間ベースユニット52の上下には、連
結凹突部130が形成されると共に、その側方に玉抜き
中間通路131が形成されている。連結凹突部130
は、上部ベースユニット51及び下部ベースユニット5
3と中間ベースユニット52とを連結固定するものであ
り、前記したように上部ベースユニット51の連結突部
67に上部の連結凹突部130を連結固定させると共
に、後述する下部ベースユニット53の連結突部140
に下部の連結凹突部130を連結固定させることによ
り、上部ベースユニット51と中間ベースユニット52
と下部ベースユニット53とを一体的に連結するもので
ある。なお、下部ベースユニット53の連結突部140
と下部の連結凹突部130との連結固定の仕方は、上部
ベースユニット51の連結突部67と上部の連結凹突部
130の連結固定の仕方と同じである。また、玉抜き中
間通路131は、前記玉抜き上部通路66と連通するも
のであって前記玉抜き弁65によって玉抜きされた賞球
を流下させるものである。
【0036】ところで、中間ベースユニット52には、
その上部に通路体132が止着され、該通路体132の
下方に賞球払出装置135が固着される。より詳細に説
明すると、通路体132は、前記カーブ樋64によって
流下方向を左右に変換された2列の賞球を流下させる賞
球通路を有し、その賞球通路の上流側に玉検出センサ1
33a,133bが臨むようになっている。この玉検出
センサ133a,133bは、賞球通路内の賞球の有無
を検出するもので、いずれか一方の玉検出センサ133
a,133bが賞球を検出しなくなったときには、賞球
払出装置135の図示しない賞球モータ136(ただ
し、図15のブロック図に符号だけを表示)の回転を停
止して賞球の払出を不能動化させるようになっている。
なお、玉検出センサ133a,133bは、賞球払出装
置135から2列の賞球通路内に27〜28個目の賞球
を検出する位置に取り付けられている。
【0037】また、通路体132の下方には、玉止め装
置134が設けられている。この玉止め装置134は、
図示を省略するも、賞球払出装置135を装着した状態
では、通路体132の賞球通路から賞球払出装置135
に賞球を供給するようになっているが、賞球払出装置1
35を取り外したときには、自動的に通路体132の出
口をストッパーが閉塞して賞球が流れでないようになっ
ている。
【0038】中間ベースユニット52の下方に取着され
る賞球払出装置135は、直方体状のケースの内部に収
納されて構成されるが、そのケース内に構成される賞球
払出装置135の具体的な構成は、省略するが、賞球モ
ータ136(ステッピングモータによって構成されてい
る)によってスクリューを回転せしめて、玉を1個ずつ
賞球センサ137(図15に符号を表示)で計数しなが
ら払い出す形式のものである。そして、この賞球払出装
置135によって払い出される玉は、入賞に基づく賞球
だけではなく、貸し出すべき遊技玉も賞球払出装置13
5によって払い出されるようになっている。しかして、
遊技玉が貸し出されたときに前記玉貸情報出力端子から
管理コンピュータに玉貸情報が導出され、賞球が払い出
されたときに前記補給情報出力端子から管理コンピュー
タに補給情報が導出されるようになっている。また、中
間ベースユニット52の背面には、図6及び図7に示す
ように、賞球払出装置135及び玉検出センサ133
a,133bからの配線を機構板50の前面側に導き出
す配線引き出し開口138が開設されている。
【0039】次に、下部ベースユニット53の構成につ
いて説明する。下部下部ベースユニット53の前面側
(遊技盤14に当接する側)には、そのほぼ中程に入賞
玉集合樋141が傾斜状に設けられている。この入賞玉
集合樋141は、遊技盤14の可変入賞装置18等に入
賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞玉処理装置16
3に誘導するものであり、その下流側が入賞玉を1個ず
つ流下させる入賞玉誘導通路143となっている。な
お、入賞玉集合樋141の傾斜に沿ってゴミ排除穴14
2が形成されている。また、入賞玉集合樋141の下方
には、遊技盤14に設けられるアウト口21からのアウ
ト玉を導くアウト玉誘導通路153も形成されている。
アウト玉誘導通路153の末端は、下部ベースユニット
53の前方に導かれて後述する玉抜き下部通路155に
合流して合流通路154を形成するようになっている。
【0040】ところで、入賞玉集合樋141部分におい
ては、図5に示すように、その後面側上部に背面凹板1
44が固着されている。この背面凹板144は、遊技盤
14下部に後方突出量の大きい可変入賞球装置18等が
取り付けられた場合であっても入賞玉を確実に入賞玉集
合樋141に導くためにやや凹状に設けられるものであ
ると共に、短時間に多量の入賞玉が集中的に発生して入
賞玉集合樋141部分に入賞玉が貯留しても十分に貯留
し得る空間を形成するために設けられるものである。ま
た、その前面側には、入賞玉前面カバー145が取り付
けられている。この入賞玉前面カバー145は、その両
端に形成される取付穴146を下部ベースユニット53
に突設される取付ボス部152にビスで止着することに
より取り付けられる。また、入賞玉前面カバー145の
下流側には、入賞玉集合樋141上を流下する入賞玉を
一列に整列するために楔状の玉ならし部材147が突設
されるが、その玉ならし部材147の切欠底辺部149
には、玉詰まり防止弾性部材148が止着されている。
この玉詰まり防止弾性部材148は、玉が上下2段とな
って入賞玉集合樋141上を転動してきたときに弾性変
形して入賞玉の段差を1段に整列させるものである。ま
た、入賞玉前面カバー145の前面ほぼ中央には、取付
部151が形成され、該取付部151に衝突板部材15
0が固着されている。この衝突板部材150は、遊技盤
14のアウト口21に取り込まれたアウト玉が衝突する
ものであり、アウト玉による入賞玉前面カバー145の
摩耗や破損を防止するものである。なお、衝突板部材1
50は、遊技盤14のアウト口21の後方に対面する位
置となっており、アウト口21から回収されたアウト玉
が衝突した後に下方側に向けて前記アウト玉誘導通路1
53に導くものである。
【0041】一方、下部ベースユニット53の後面側に
は、その一側上部に賞球払出通路156が形成され、該
賞球払出通路156の下端に上皿連通口157が形成さ
れている。この上皿連通口157は、弾球遊技機1の前
面に設けられる上皿22に賞球を導くものである。ま
た、賞球払出通路156の側方には、前記玉抜き中間通
路131と連通する玉抜き下部通路155が形成され
る。この玉抜き下部通路155は、下部ベースユニット
53の一側から中央にかけて形成されると共に、その途
中において、前記賞球払出通路156と入賞玉処理装置
163によって処理された入賞玉が排出される入賞玉排
出口と連通し、最終的に下部ベースユニット53の前方
に導かれた前記アウト玉誘導通路153と合流して合流
通路154を構成するようになっている。
【0042】前記上皿連通口157の他の側方には、連
絡通路158が接続され、該連絡通路158の末端に余
剰玉通路159が接続されている。しかして、入賞に基
づく賞球が多数払い出されて上皿22が賞球で満杯とな
り、遂には上皿連通口157に到達してさらに賞球が払
出続けられたときには、賞球は連絡通路158を介して
余剰玉通路159に導かれ、その後、前記合流樋33を
介して前記下皿28に排出される。そして、さらに賞球
が払出続けられたときには、下皿28も満杯になるが、
余剰玉通路159の一側側壁に設けられた満タン検知板
160部分にまで到達すると、満タン検知板160が賞
球に押圧されて上端の支軸を中心にして外側に向かって
揺動し、これによって満タン検出器161がONされ
て、賞球払出装置135の賞球モータ136の駆動を停
止して賞球の払出動作を不能動化すると共に、必要に応
じて打球発射装置34の打球モータ35の駆動も停止さ
れる。
【0043】上記した賞球払出通路156、玉抜き下部
通路155、連絡通路158、及び余剰玉通路159の
後面は、図2に示すような、ビスによって止着される通
路カバー体168によって覆われるが、上皿連通口15
7の下方であって玉抜き下部通路155と余剰玉通路1
59とによって形成される空間は、入賞玉処理装置16
3が収納される処理装置収納空間162とされ、その処
理装置収納空間162内に入賞玉処理装置163が収納
固定された後、開閉蓋169によって閉塞される。開閉
蓋169にも後述するインターフェース基板190を収
納固定する空間が形成され、その空間内にインターフェ
ース基板190(図示しないが、図16に示す)を収納
固定した状態で蓋カバー170によって閉塞される。
【0044】ところで、上記した処理装置収納空間16
2に収納される入賞玉処理装置163は、取付ベース1
64に集約して形成されており、この取付ベース164
を処理装置収納空間162にビスで螺着することによ
り、簡単に下部ベースユニット53に装着することがで
きる。しかして、取付ベース164には、入賞玉の流下
通路の途中に設けられる入賞玉検出器165と、該入賞
玉検出器165の前後で入賞玉を1個ずつ受け止めその
後下方に流下せしめる玉止め部材166と、該玉止め部
材166を駆動するソレノイド167が設けられてお
り、この入賞玉検出器165と玉止め部材166とソレ
ノイド167とが入賞玉処理装置163を構成している
ものである。
【0045】上記した入賞玉処理装置163の作用につ
いて参照して説明すると、まず、ソレノイド167がO
FFである通常の状態においては、入賞玉が入賞玉検出
器165によって検出される状態で玉止部材166の下
部が入賞玉検出器165の下方に突出している。そのよ
うな状態で入賞玉が発生して入賞玉が入賞玉検出器12
5によって検出されると、その検出信号が後述する払出
制御回路基板200の制御回路に送られ、これにより賞
球払出装置135が駆動制御されて所定個数の賞球の払
出動作が行われる。そして、所定個数の賞球の払出が終
了したときには、払出制御回路基板200からソレノイ
ド167に駆動信号が送られてソレノイド167を所定
時間ONする。ソレノイド167がONすると、次の入
賞玉の入賞玉検出器165への侵入を阻止しながら入賞
玉検出器165によって検出されていた入賞玉を下流側
に開放する。そして、一定時間が経過してソレノイド1
67がOFFになると、再度元の状態に戻って次の入賞
玉を入賞玉検出器165に受け入れてその入賞玉による
賞球の払出動作が行われる。
【0046】このように、本実施例における入賞玉処理
装置163は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定の賞
球が払い出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するように
したので、停電時等においては、発生した入賞玉が証拠
玉として残留するので、遊技者との間でトラブルが生じ
ることがない。なお、バックアップ機能がある場合に
は、このような入賞玉処理装置163を使用することな
く、発生した入賞玉をすべて記憶して、記憶が終わった
入賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにしても良
い。
【0047】上記のように形成される機構板50の後面
側及び枠基体3の裏面には、各種の制御回路基板が着脱
自在に取り付けられている。まず、前記遊技盤14の遊
技装置の動作を制御する遊技制御回路基板240が中央
部よりやや下方に設けられ、前記賞球払出装置135の
動作を制御する払出制御回路基板200がその下方に設
けられている。また、枠基体3の下部裏面には、主とし
てガラス板保持枠4に設けられる電装部品の動作を制御
する枠制御回路基板220が取り付けられている。な
お、遊技制御回路基板240と遊技装置とは、一部を除
いて直接接続されることはなく、多くは、遊技盤14の
裏面側に取り付けられる前記中継基板39を介して間接
的に接続される。また、カードユニット40と払出制御
回路基板200とは、機構板50の裏面に取り付けられ
るインターフェース基板190を介して接続されるよう
になっている。更に、上記した各基板240,200,
220,190は、金属製又は導電処理が施された合成
樹脂製の基板ボックスに収納されて取り付けられるもの
である。また、機構板50の裏面には、上記した各種の
制御回路基板以外に、前記蛍光管7a,7bに供給され
る高電圧を発生する安定器230が取り付けられ、ま
た、枠基体3の下部一側に取り付けられる前記打球発射
装置34には、打球モータ35の駆動を制御するモータ
制御回路基板211が取り付けられている。
【0048】以下、上記各制御回路基板や中継基板につ
いて順次説明する。まず、上記した開閉蓋169と蓋カ
バー170とによって形成される空間内に止着固定され
るインターフェース基板190は、図16に示すよう
に、その表面下部にカードユニット40からの配線47
が接続されるカードユニット接続コネクタ191が設け
られ、その一側に前記上皿22に設けられる玉貸スイッ
チ24、度数表示LED25、返却スイッチ26等から
の配線、及び払出制御回路基板200からの配線がそれ
ぞれ接続されるコネクタ195〜193が設けられ、更
に、カードユニット40内の制御回路基板を保護するた
めのヒューズ192が設けられている。
【0049】次に、下部ベースユニット53の一側下部
に形成される払出制御回路基板ボックス収納部171に
取り付けられる基板ボックス201の構成について図4
及び図15を参照して説明すると、まず、基板ボックス
201は、通常の基板ボックスと同様に支持カバーと蓋
カバーとから構成され、その内部に払出制御回路基板2
00が収納されている。払出制御回路基板200には、
賞球払出装置135や入賞玉処理装置163、あるいは
カードユニット40からの配線を接続するためのコネク
タ端子202〜207や、例えば玉欠乏検出器57の作
動時に打球の発射動作を停止させるか否かを選択するセ
レクトスイッチ208、故障の種類を数値で表示する表
示器209、制御動作のプログラム暴走時等にリセット
するリセットスイッチ210が設けられ、それらが外部
に臨むように蓋カバーが左右両側で段差状に形成される
と共に開口部となっている。
【0050】上記のように構成される払出制御回路基板
200は、前記入賞玉検出器165からの入賞玉信号を
受けて賞球払出装置135の賞球モータ136に駆動開
始信号を導出し、賞球払出装置135内に設けられる賞
球センサ137からの信号を計数してその計数値が予め
定めた払出景品玉数となったときに賞球モータ136に
駆動停止信号を導出して景品玉の払出動作を停止させる
と共に、入賞玉処理装置163のソレノイド167に駆
動信号を与える。また、前記玉検出センサ133a,1
33bや満タン検出器161からの信号があったときに
は、その入賞に対する払出動作が終了した時点又は直ち
に賞球モータ136に停止信号を導出するようになって
いる。また、払出景品玉数が2種類ある場合には、払出
景品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶しておき、その記
憶値の分に相当する払出動作を優先的に実行するように
すれば良い。このようにすれば、仮に停電等で記憶値が
消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉数で払
い出すことができるからである。このことを考慮しなけ
れば、いずれを記憶するように設計しても良い。また、
同様にカードユニット40からの遊技玉の玉貸要求信号
があったときにも上記と同様の動作により所定個数(2
5個/100円)の遊技玉を賞球払出装置135によっ
て払い出す。
【0051】次に、遊技動作を制御する遊技制御回路基
板240(図2参照)を収納する遊技制御回路基板ボッ
クスが取り付けられる。この遊技制御回路基板240に
は、図15に示すように、ターミナル基板90、払出制
御回路基板200、枠制御回路基板220、中継基板2
50にそれぞれ接続されるコネクタ241〜245を有
すると共に、当然のことながら、遊技動作を制御するた
めのMPU、ROM、RAM等を有して構成されるもの
である。なお、図15に示す中継基板250は、遊技制
御回路基板240に接続されるコネクタ251,252
を有すると共に、管理コンピュータ等に各種のデータ信
号を導出する端子253〜255(大当り情報出力端子
253、有効始動情報出力端子254、高確率時大当り
情報出力端子255)も設けられている。この中継基板
250は、遊技盤14の裏面に設けられる入賞玉集合カ
バー体38に固着される中継基板39のいずれか一方と
兼用しても良いし、あるいは専用の中継基板として機構
板50に取り付けたものでも良い。
【0052】次に、枠基体3の下部裏面に固着される枠
制御回路基板220は、図14に示すように、ターミナ
ル基板90に接続されるコネクタ222、遊技制御回路
基板240に接続されるコネクタ223,224、払出
制御回路基板220に接続されるコネクタ225、LE
Dランプ10aに接続されるコネクタ226、ドアスイ
ッチ49に接続されるコネクタ227、スピーカ9c,
9dに接続されるコネクタ228、玉切れランプ95及
び賞球払出ランプ96に接続されるコネクタ229、及
び安定器230を介して蛍光管7a,7bに接続される
コネクタ232が設けられると共に、音量切換スイッチ
221が設けられている。しかして、枠制御回路基板2
20は、遊技制御回路基板240から導出される表示駆
動信号及び音声駆動信号の種類に応じてLEDランプ1
0aや蛍光管7a,7b及びスピーカ9c,9dを駆動
制御するものである。なお、図14に示す枠制御回路基
板220は、玉切れランプ95及び賞球払出ランプ96
の表示駆動を制御するものであるが、図8乃至図12に
示すターミナル基板90を使用する場合には、玉切れラ
ンプ95及び賞球払出ランプ96を表示制御するプログ
ラムは、枠制御回路基板220内に格納されることはな
い。
【0053】以上説明した上部ベースユニット51、中
間ベースユニット52、及び下部ベースユニット53を
組み付けることにより機構板50が完成されるが、組み
付け完成された機構板50の前面側には、図6に示すよ
うに、前記ターミナルボックス70から中間ベースユニ
ット52の裏面を通って、下部ベースユニット53の周
縁を通るように配線が敷設されるが、この配線を収納す
るために、下部ベースユニット53には、一対の配線収
納リブ172によって配線収納凹部173が形成され、
その適宜位置には、配線収納凹部173から配線が飛び
出さないように配線係止部材174及び配線係止突片1
75が設けられている。また、機構板50の一側には、
図5に示すように、機構板50を枠基体3の裏面一側に
開閉支持するための軸支金具178が固着されている。
軸支金具178は、その上下に軸支穴178a,178
bを有し、該軸支穴178a,178bを枠基体3裏面
の遊技盤収納部31に止着される支軸ピン(図示しな
い)に軸支係合させて機構板50を開閉自在に軸支する
ものである。また、軸支金具178には、中間ベースユ
ニット52部分に敷設される配線を押えるための押え金
属板179が取り付けられるが、この押え金属板179
を軸支金具178に螺着する際にアース線180が同時
に止着される。このアース線180は、前記インターフ
ェース基板190に接続されており、インターフェース
基板から流れる電荷がアース線180、押え金属板17
9、軸支金具178を介して弾球遊技機1全体に放電さ
れるようになっている。
【0054】更に、機構板50には、図4に示すよう
に、その開放側の上下に機構板固定部材177が回動自
在に設けられ、機構板50を閉じるときに機構板固定部
材177を前記遊技盤固定部31の裏面に突設される係
止部材(図示しない)に係止するようになっている。ま
た、機構板50の裏面側に敷設される配線は、前記払出
制御回路基板200及び遊技制御回路基板240への電
源線や信号線であり、そのため、前記払出制御回路基板
ボックス収納部171の上方及び上部側方及び入賞処理
装置163の近傍には、図6に示すように、配線引出開
口176が形成されており、該配線引出開口176から
配線が機構板50の後面側に引き出されている。より具
体的には、図7の配線概略図において、配線118は、
ターミナル基板90と払出制御回路基板220及び遊技
制御回路基板240を接続する配線であり、配線119
は、ターミナル基板90と枠ランプ用端子122とを接
続する配線であり、配線120は、ターミナル基板90
と玉欠乏検出器57とを接続する配線であり、配線19
6,196aは、賞球払出装置135及び入賞玉処理装
置163と払出制御回路基板200とを接続する配線で
あり、配線197は、本実施例においては、使用されな
いが、遊技制御回路基板240によってスピーカを直接
駆動する場合にスピーカと遊技制御回路基板240とを
接続するものであり、配線198は、インターフェース
基板190と払出制御回路基板200とを接続する配線
である。なお、図中、配線199は、遊技制御回路基板
240と払出制御回路基板200とを接続する配線であ
り、端子181は、モータ制御基板211に電源を供給
する配線が接続されるモータ電源端子である。
【0055】上記したターミナル基板90、遊技制御回
路基板240、払出制御回路基板200、枠制御回路基
板220相互の配線関係は、図13乃至図16に示すよ
うになっている。図13乃至図16は、弾球遊技機1の
ブロック形式の配線図である。即ち、図13において、
ターミナル基板90には、直流24Vの外部電源が接続
されると共に、玉欠乏検出器57とも接続され、電源信
号線Dによって払出制御回路基板200と接続され、電
源線Aによって遊技制御回路基板240と接続され、電
源線Bによって枠制御回路基板220と接続されてい
る。なお、図13には、モータ制御回路基板211も示
されているが、このモータ制御回路基板211には、コ
ネクタ212にメインスイッチ36とタッチセンサ37
とが接続され、コネクタ213に払出制御回路基板20
0とを接続する配線が接続され、コネクタ214に打球
モータ35が接続されている。
【0056】図14において、枠制御回路基板220に
は、コネクタ222に前記ターミナル基板90からの電
源線が接続され、コネクタ223,224に遊技制御回
路基板240から導出される各種の遊技状態に応じた遊
技態様信号(表示器の表示信号及び音声信号)が入力さ
れる信号線が接続され、コネクタ225には、前記払出
制御回路基板200との間の信号線が接続され、コネク
タ226には、LEDランプ10aを駆動するための信
号線が接続され、コネクタ227には、ドアスイッチ4
9が接続され、コネクタ228には、スピーカ9c,9
dを駆動するための信号線が接続され、コネクタ229
には、玉切れランプ95及び賞球払出ランプ96を駆動
する表示信号が出力される信号線が接続され、コネクタ
232には、蛍光管7a,7bを駆動する表示信号が出
力される信号線がコネクタ231及び安定器230を介
して接続されている。また、枠制御回路基板220に
は、前記スピーカ9c,9dの音量を切り換える音量切
換スイッチ221が設けられている。なお、図14にお
いて、遊技制御回路基板240と払出制御回路基板20
0とは、配線Fによって接続されるが、これらの制御回
路基板240,200の間では、入賞に基づく賞球数デ
ータや入賞の種類データが遊技制御回路基板240から
払出制御回路基板200に送信されている。
【0057】図15において、払出制御回路基板200
は、コネクタ202に接続される配線Dを介して玉貸情
報や補給情報を管理コンピュータに送るためにターミナ
ル基板90に接続され、また、コネクタ203に接続さ
れる配線Fを介して前記遊技制御回路基板240に接続
され、コネクタ204に接続される配線Eを介してモー
タ制御回路基板211に接続され、コネクタ205に接
続される配線Gを介してインターフェース基板190に
接続され、コネクタ206に賞球払出装置135及び入
賞玉処理装置163を構成する賞球モータ136、賞球
センサ137、玉検出器133a,133b、入賞玉検
出器162、ソレノイド167が接続され、コネクタ2
07に満タン検出器161が接続されている。
【0058】図16において、インターフェース基板1
90は、コネクタ191に接続される配線47を介して
カードユニット40と接続され、コネクタ193に接続
される配線を介して前記払出制御回路基板200に接続
され、コネクタ194に接続される配線を介して度数表
示LED25に接続され、コネクタ195に接続される
配線を介して玉貸スイッチ24と返却スイッチ26と圧
電ブザー23に接続される。
【0059】以上、実施例に係るターミナル基板90を
具備した機構板50を有する弾球遊技機1の構成及び作
用について説明してきたが、本実施例によれば、ターミ
ナル基板90を、該ターミナル基板90が止着され且つ
ターミナル基板90に接続される配線118〜120を
通す配線通し穴73a,73bが形成されるボックス主
体71と、該ボックス主体71に着脱自在に装着され且
つ外部接続端子台100に対応する位置に接続用開口8
2が形成された蓋体72と、からなるターミナルボック
ス70に収納し、機構板50には、前記配線通し穴73
a,73bが臨むように前後に貫通し且つ前記ターミナ
ルボックス70を取り付けたときに閉塞されるターミナ
ルボックス取付貫通開口68を形成したので、予め組み
付けられたターミナルボックス70をターミナルボック
ス取付貫通開口68にあてがって取り付けるだけで、タ
ーミナル基板90の裏面側に設けられる配線118〜1
20も取付貫通開口68を通して容易に機構板30の前
面側に通すことができると共に、ターミナル基板90の
機構板50への取付作業の簡略化を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明にあっては、ターミナル基板を、該ターミナ
ル基板が止着され且つターミナル基板に接続される配線
を通す配線通し穴が形成されるボックス主体と、該ボッ
クス主体に着脱自在に装着され且つ外部接続端子に対応
する位置に接続用開口が形成された蓋体と、からなるタ
ーミナルボックスに収納し、機構板には、前記配線通し
穴が臨むように前後に貫通し且つ前記ターミナルボック
スを取り付けたときに閉塞されるターミナルボックス取
付貫通開口を形成したので、予め組み付けられたターミ
ナルボックスをターミナルボックス取付貫通開口にあて
がって取り付けるだけで、ターミナル基板の裏面側に設
けられる配線も容易に機構板の前面側に通すことができ
ると共に、ターミナル基板の機構板への取付作業の簡略
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の概略背面図である。
【図3】外枠を除く弾球遊技機の背面から見た斜視図で
ある。
【図4】機構板の背面図である。
【図5】機構板を前面側から見たときの斜視図である。
【図6】機構板の前面側の正面図である。
【図7】機構板を前面側に敷設される配線の概略図であ
る。
【図8】機構板の上部に設けられるターミナルボックス
の分解斜視図である。
【図9】ターミナルボックスの正面図である。
【図10】ターミナルボックスの背面図である。
【図11】ターミナルボックスに設けられる端子台の斜
視図である。
【図12】ターミナルボックスの断面図である。
【図13】ターミナル基板の配線ブロック図である。
【図14】枠制御回路基板及び遊技制御回路基板の配線
ブロック図である。
【図15】払出制御回路基板の配線ブロック図である。
【図16】インターフェース基板の配線ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 40 カードユニット 50 機構板 57 玉欠乏検出器 68 ターミナルボックス取付貫通開口 69 取付ボス 70 ターミナルボックス 71 ボックス主体 72 蓋体 73a,73b 配線通し穴 75 配線係止突起 76 取付片 77 係止穴 78 係合凹部 80 支持突片 81 取付ボス 82 端子台用開口 83 電源端子用開口 84 電源スイッチ用開口 85 係止片 86 係合凸部 87 取付片 88 接続端子説明シール 90 ターミナル基板 91 電源コネクタ 92 コネクタ基体 94 電源スイッチ 95 玉切れランプ 96 賞球払出ランプ 100 端子台 123 配線収納リブ 124 配線収納凹部 172 配線収納リブ 173 配線収納凹部 174 配線係止部材 175 配線係止突片 176 配線引出開口 190 インターフェース基板 200 払出制御回路基板 220 枠制御回路基板 240 遊技制御回路基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源線が接続され且つ外部接続端子を含
    む複数の電気部品が実装されるターミナル基板が具備さ
    れる機構板を有する弾球遊技機において、 前記ターミナル基板は、該ターミナル基板が止着され且
    つターミナル基板に接続される配線を通す配線通し穴が
    形成されるボックス主体と、該ボックス主体に着脱自在
    に装着され且つ前記外部接続端子に対応する位置に接続
    用開口が形成された蓋体と、からなるターミナルボック
    スに収納され、 前記機構板には、前記配線通し穴が臨むように前後に貫
    通し且つ前記ターミナルボックスを取り付けたときに閉
    塞されるターミナルボックス取付貫通開口を形成したこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記機構板には、遊技盤と対面する側に
    前記配線通し穴及びターミナルボックス取付貫通開口か
    ら引き出される配線を収納する配線収納部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記ボックス主体には、少なくとも前記
    外部接続端子が実装されるターミナル基板の裏面を当接
    支持する支持突片を一体的に形成したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記蓋体には、前記外部接続端子に接続
    される配線の種類を説明する接続説明部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の弾球遊技機。
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