JP4355953B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、外郭をなす外枠に対して開閉可能に組付けた中枠の裏側に、遊技球を貯留する球タンクを備え、該球タンクに貯留した遊技球を、タンクレールおよび機構セット盤の球通路を介して中枠前側の球皿に排出するよう構成された遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、遊技店の設置枠台(通称「島」)に縦向きの姿勢で設置した外枠に、前後に開口させた保持部に遊技盤を着脱自在に配設した中枠が開閉および着脱可能に組付けられる。そして、前記中枠の前側に、遊技盤を透視保護するガラス板を組付けた前枠や、上下の球皿、パチンコ球の打出し操作用の打球発射装置等を組付けると共に、中枠の裏側に配設した機構セット盤に、各種球処理部や制御装置等を設けることで遊技に供される。ここで、機構セット盤は、前記中枠と略整合する大きさに形成されており、その上部位置に、設置枠台に設けた球供給設備からのパチンコ球が供給される球タンクが組付けられている。また、前記機構セット盤には、前記球タンクに貯留したパチンコ球を整列して送出するタンクレールや、このタンクレールからのパチンコ球を下流の球払出装置へ送出する送出樋(球通路)が前記球処理部として設けられて、該球払出装置の作動により、球タンク内のパチンコ球を貸球や賞球として上下の球皿に払出すよう構成されている。
このようなパチンコ機にあっては、その製造・組立の簡略化や製造コストの低減を図る技術が多数提案されている。例えば、特許文献1には、前記球タンクとタンクレールとを一体成形することで、パチンコ機の簡素化および軽量化を図る技術が開示されている。すなわち、前記球タンクとタンクレールとを一体成形することで、部品点数の削減を図り、パチンコ機の製造・組立の簡略化を図っている。また、特許文献2には、機構セット盤に形成した配線収納溝に各種電気部品の配線を収納すると共に、該配線収納溝の開口領域を配線押え部材で閉成することで、機構セット盤の所定位置を配線が通るようにした技術が開示されている。このように、機構セット盤の所定位置を配線が通ることで、各種部材の組付け作業やメンテナンス作業等を容易に行ない得るようにしている。
特公平1−15314号公報 特開平7−236752号公報
ところで、近年は前記遊技盤を大型化すると共に、該遊技盤に大型の遊技部品(例えば図柄表示装置や役物等)を配設することにより、遊技演出の多様化やインパクト、迫力の向上を図り、遊技の面白みを増大させ得るパチンコ機を求める傾向が強くなっている。ここで、遊技盤の大型化を図るに際しては、前記中枠における保持部の占める領域(すなわち中枠の開口領域)を増大させる必要がある。この場合に、パチンコ機における上下の球皿との関係上、遊技盤を設置するための開口位置を下方に拡げるには限界があり、遊技盤の上下方向の寸法を大きくした場合は、前記開口領域を中枠の上方位置まで拡げるよう構成することが求められる。
しかし、特許文献1に記載のパチンコ機のように、球タンクやタンクレールを機構セット盤に設ける場合には、機構セット盤を中枠の上方位置まで延在する大きさに設定して該中枠に固定し、該機構セット盤の上方位置に球タンクやタンクレールを固定すると共に、該機構セット盤に球タンク(タンクレール)のパチンコ球を案内する送出樋(球通路)を形成する必要がある。すなわち、中枠の裏側に、球タンク等が配設された機構セット盤を設置する設置領域を確保する必要があるから、前記開口領域を拡げるには限界があり、遊技盤の大型化を図るのは困難である。
また、遊技盤の大型化に合わせて機構セット盤を小型化すると、機構セット盤に各種電気部品の配線を収納する配線収納部を形成するスペースを確保することが困難となる。このため、配線途中に弛みが生じ易く、各種部材の組付け作業やメンテナンス作業に際して他の配線と絡み合ったり、作業時に配線を引っ掛けたりするため、作業性の低下を招来すると共に、中枠や前枠等の閉成時に配線を挟み込むおそれがある。
そこで、本発明は、大型の遊技盤を中枠に配置し得ると共に、配線を所定位置に確実に保持し得るパチンコ機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するために、本願の請求項1に係る遊技機は、
外郭をなす外枠(11)と、前記外枠(11)に開閉可能に組付けられ、遊技盤(19)が保持される中枠(12)と、前記中枠(12)の前側に開閉可能に組付けられ、遊技盤(19)を透視保護する前枠(13)と、前記中枠(12)の前側に組付けられる球皿(14,15)と、前記中枠(12)の裏側に位置し、遊技球を貯留する球タンク(30)と、前記球タンク(30)に接続されて貯留した遊技球を一列に整列させて球皿(14,15)へ向けて排出させるタンクレール(39)と、前記中枠(12)の裏側に配設され、前記タンクレール(39)に連通して遊技球を前記球皿(14,15)に案内する球通路を備えた機構セット盤(17)とから構成された遊技機であって、
前記中枠(12)は、
前記球タンク(30)およびタンクレール(39)が設けられて前記遊技盤(19)の上部を支持し、所要位置に配線収納凹部(48)が形成された上枠部材(24)と、
前記遊技盤(19)の下部を支持し、その裏側に前記機構セット盤(17)が対応して配置された下枠部材(25)と、
前記上下の枠部材(24.25)に接続して遊技盤(19)の左側部に位置する左枠部材(26)と、
前記上下の枠部材(24.25)に接続して遊技盤(19)の右側部に位置する右枠部材(27)と、
前記上枠部材(24)に配設され、前記配線収納凹部(48)を覆蓋する導電性のカバー部材(58)とからなり、
前記左右の枠部材(26,27)の少なくとも一方は導電性を有し、この導電性を有する枠部材(26,27)および前記球タンク(30)に貯留された遊技球の夫々に、前記カバー部材(58)が接触するよう構成したことを要旨とする。
このように、球タンクおよびタンクレールを、中枠の上枠部材に設けると共に、機構セット盤を下枠部材に配置したことで、球タンクやタンクレールを取付ける設置領域、あるいは機構セット盤を取付ける設置領域を中枠の上方位置に確保する必要がない。従って、遊技盤を保持する開口領域を中枠の上方位置まで拡げることができ、大型の遊技盤を配設することが可能となる。また、上枠部材に形成した配線収納凹部をカバー部材で覆蓋するよう構成したことで、配線を所定位置に保持できるから、組付けやメンテナンス作業時の作業性が低下するのを防止すると共に、中枠や前枠等の閉成時の配線の挟み込みを防止し得る。更に、導電性を有するカバー部材を、球タンク内の遊技球と導電性を有する枠部材に接触させることで、球タンク内で発生する静電気を除去することが可能となる。
請求項2に係る遊技機は、前記配線収納凹部(48)は、前記上枠部材(24)における球タンク(30)の近傍に形成されていることを要旨とする。
このように、前記配線収納凹部を前記上枠部材における球タンクの近傍に形成することで、前記カバー部材として小型の部材を用いた場合であっても、配線保持および静電気除去の機能を発揮させ得る。
請求項3に係る遊技機は、前記上枠部材(24)には、前記前枠(13)の開放を検知する前枠開放検知手段(55)が設けられると共に、該前枠開放検知手段(55)に接続した配線を前記配線収納凹部(48)に導く配線溝(47)が形成されていることを要旨とする。
このように、前記上枠部材に配線収納凹部に接続する配線溝を形成し、上枠部材に配設した前枠開放検知手段に接続する配線を配線溝を介して配線収納凹部に導くことで、前枠開放検知手段に接続する配線が前枠の閉成時に挟み込まれるのを防止し得る。
本発明に係る遊技機によれば、中枠に大型の遊技盤を配置することができ、遊技演出の多様化等を効果的に図り得ると共に、配線を所定位置に確実に保持することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
実施例に係るパチンコ機10は、図1または図2に示すように、矩形枠状に形成されて外郭をなす外枠11の開口前面側に、各種部品13,14,15,16,17,19が設置される縦長方形の中枠12が開閉および着脱可能に組付けられている。この中枠12の前面側には、遊技盤19(図2参照)を透視保護するガラス板を備えた前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球皿15が開閉可能に組付けられる。なお、前記前枠13の下部位置には、パチンコ球を貯留する上球皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球皿14も開閉するよう構成されている。また、中枠12における下球皿15の右側には、回動操作可能なハンドル部材16が配設されており、該ハンドル部材16の回動操作により上球皿14に貯留したパチンコ球が遊技盤19の遊技領域19aに向けて打出されるようになっている。そして、中枠12(後述する下枠部材25)の裏側には、球通路や制御装置(何れも図示せず)等を備えた機構セット盤17(図3参照)を配設してある。
ここで、図2に示すように、前記外枠11の左上端部および左下端部には、ヒンジ手段を構成する上支持受具21および下支持受具22が配設されており、該上支持受具21に下方へ突出形成したヒンジ手段としての上支軸21aと、下支持受具22に上方へ突出形成したヒンジ手段としての下支軸22aとを介して、前記中枠12を開閉自在に枢支するようになっている。また、前記外枠11の右側部には、施錠手段をなす第1係合部(図示せず)が設けられており、後述する施錠装置77と係脱自在に係合し得るよう構成されている。
前記中枠12は、図2または図3に示すように、上縁をなす上枠部材24と、下縁をなし、スピーカや打球発射装置等を設置する設置部として機能する下枠部材25と、左側縁をなす左枠部材26と、右側縁をなす右枠部材27とから構成されて、これら上下左右の枠部材24,25,26,27を組付けた際に、全体が前記外枠11の開口領域に整合する大きさに形成される。ここで、実施例では、前記上下の枠部材24,25は合成樹脂成形されると共に、左右の枠部材26,27は導電性を有するアルミ等の金属材により成形されて、中枠12全体としての剛性を確保しつつ薄肉化が図られている。ここで、前記上下の枠部材24,25における左右の端面には、ネジ孔24d,25bが複数箇所に形成されると共に(図2または図5参照)、前記左右の枠部材26,27における上下の端部側には、ネジ孔24d,25bに対応する位置に通孔26a,27aが穿設されており(図2参照)、これらネジ孔24d,25bと通孔26a,27aとを整列させたもとでネジ孔24d,25bにネジ85(図4または図5参照)を螺挿することで、各枠部材24,25,26,27が枠組み連結されるようになっている。
そして、前記上下左右の枠部材24,25,26,27を組付けた際に前後に開口する開口領域12aに、前記遊技盤19が設置される。このとき、上下左右の枠部材24,25,26,27が、遊技盤19における上下左右の対応する端面に対して所要のクリアランスを介して対向する。但し、下枠部材25の左右両側の一部に遊技盤19の下端面が当接して、該遊技盤19の下方の位置決めがなされるよう構成される。なお、前記上下の枠部材24,25における開口領域12aに臨む右端部側(後述する第2の保持具76の配設部位)、および左枠部材26における開口領域12aに臨む後端部側には、図2または図3に示すように、開口領域12aに突出して遊技盤19の裏面に当接する位置規制片25a,26b(上枠部材24の位置規制片は図示せず)が形成されており、遊技盤19が各位置規制片25a,26bに当接することで後方の位置決めをしている。
図2または図3に示すように、前記上枠部材24の前面における左上端部(一側部)、および前記下枠部材25の前面における左下端部(一側部)には、ヒンジ手段としての第1の連結金具65および第2の連結金具68が夫々配設されている。ここで、前記第1の連結金具65には、上方に開口する第1軸孔65aおよび下方に開口する第2軸孔(図示せず)が夫々形成されると共に、上方に開口する第1軸孔65aは回動可能なハンドル部66により開閉可能に構成されて、該ハンドル部66が回動することにより、前記外枠11の上支軸21aを第1軸孔65aに挿脱し得るようになっている。また、前記第2の連結金具68は、前方へ向けて突出する突出片69,70を上下に離間する位置に備えるコ字状に形成され、該上突出片69には上方に突出する第1軸部69aおよび下方に突出する第2軸部69bが形成されると共に、下突出片70には上方に開口する第3軸孔70aおよび下方に開口する第4軸孔(図示せず)が穿設してある。
すなわち、前記第1の連結金具65に形成した第1軸孔65a、および第2の連結金具68における下突出片70に形成した第4軸孔に、前記外枠11の上下の支持受具21,22に形成した上下の支軸21a,22aを対応的に挿通することで、中枠12が外枠11に対して開閉自在に枢支される。また、前記第2の連結金具68における上突出片69に形成した第1軸部69aを、前枠13の左下端部に形成した軸孔(図示せず)に挿入すると共に、前記第1の連結金具65に形成した第2軸孔に前枠13の左上端部に形成した軸部(図示せず)を挿入することで、当該前枠13が中枠12に対して開閉自在に枢支される。更に、前記第2の連結金具68における上突出片69に形成した第2軸部69bおよび下突出片70に形成した第3軸孔70aを介して、前記下球皿15が開閉自在に枢支されている。また、前記右枠部材27には、前記外枠11側に設けた第1係合部および前枠13に設けた第2係合部(図示せず)に対して係脱自在に係合可能な施錠装置(施錠手段)77が設けられており、該施錠装置77の施錠操作により第1係合部と係合することで外枠11に対して中枠12を閉成状態で保持し得ると共に、第2係合部と係合することで前枠13を中枠12に対して閉成状態で保持し得るよう構成されている。
また、前記上枠部材24の左端部から下方に延出する延出部24a、および前記左枠部材26における開口領域12aに臨む下枠部材25の近傍には、第1の保持具(固定手段)72が配設されると共に、上下の枠部材24,25における右端部近傍には、回転レバー式の第2の保持具(固定手段)76が配設されている(図2または図3参照)。そして、第1の保持具72および第2の保持具76により遊技盤19の前方および左右への移動を規制することにより、該遊技盤19を中枠12(開口領域12a)に保持するよう構成される。
ここで、前記第1の保持具72は、前記上枠部材24または左枠部材26に固定される枢支部材73と、この枢支部材73に回動自在に支持されて遊技盤19の前方移動を規制し得る略L字状の規制部材74とから構成される(図3参照)。また、前記規制部材74は、前記遊技盤19の前面に当接する第1支持面74a、および遊技盤19の左側端面に当接する第2支持面74bからなり、前記枢支部材73に上下方向に延在するよう設けた枢軸75に、該第1および第2支持面74a,74bの屈曲部位近傍を枢支している。更に、前記規制部材74は、バネ等の付勢手段(図示せず)により前記第1支持面74aが前方に傾斜する状態に保持され、前記遊技盤19の左側端面を第2支持面74bに当接したもとで遊技盤19の右側部を後方に移動させることで、前記開口領域12aに遊技盤19が整合するようになっている。
一方、前記第2の保持具76は、作業者の手指により摘み回動操作し得るレバー部76aが前記上下の枠部材24,25の前面側に臨むよう設けられており、解除位置に回動変位した状態では該レバー部76aと共に回転する係合部(図示せず)が開口領域12aから退避し、該解除位置から180°だけ回動変位した規制位置では、係合部が開口領域12aに臨むよう構成されている。なお、図3には第2の保持具76を解除位置に保持した状態を示してある。すなわち、前記レバー部76aを解除位置に回動変位することで、前記開口領域12aに対する遊技盤19の着脱が許容され、該開口領域12aに遊技盤19を設置した状態でレバー部76aを規制位置に回動変位することで、前記係合部が遊技盤19の前面に当接して位置規制するようになっている。すなわち、実施例に係るパチンコ機10では、前記第2の保持具76のレバー部76aを回動変位することで、前記遊技盤19を中枠12に対して着脱し得るよう構成されている。
また、前記上枠部材24は、図4,図5または図7に示すように、図示しない遊技店の設置枠台に設けた球供給設備から供給されるパチンコ球を貯留し得る球タンク30、および球タンク30に貯留したパチンコ球を一列に整列した状態で流下案内するタンクレール39を一体成形して構成される。ここで、前記球タンク30およびタンクレール39は、図8に示すように、前記開口領域12aより後方に位置すると共に、その一部が開口領域12aに臨むようになっている。すなわち、前記上枠部材24の上下方向の厚みは中枠12の剛性を維持し得る最小限の寸法に設定され、開口領域12aに設置した遊技盤19と、球タンク30およびタンクレール39とが前後に重なり合うよう構成される。また、前記開口領域12aに遊技盤19を設置した際に、該遊技盤19の裏面側上端部に球タンク30が当接して遊技盤19の後方移動を規制するようになっている。すなわち、球タンク30が遊技盤19の上端部にのみ当接することで、該遊技盤19に配設される図柄表示装置や役物等の遊技部品(図示せず)に対して干渉するのを防止している。
次に、球タンク30とタンクレール39との関係につき説明する。図4または図5に示すように、前記球タンク30は、右枠部材27側から左枠部材26側に向けて下方傾斜するタンク底面31と、該タンク底面31の外周縁に沿って上方へ立ち上がる前後左右の壁部32,33,34,35とから上方開口する略矩形箱状に形成され、当該タンク底面31および各壁部32,33,34,35により画成される貯留空間36にパチンコ球を貯留するようになっている。そして、前記球タンク30(タンク底面31)の傾斜下端側に前記タンクレール39が設けられ、該球タンク30における左枠部材26側(タンクレール39側)の左壁部34に形成した連通口30aを介してタンクレール39が貯留空間36に連通するよう構成されている。また、前記球タンク30における左壁部34には、貯留空間36に臨む面に、パチンコ球を前記連通口30aへ誘導する球誘導手段としての球誘導面34aを形成してある。ここで、前記球誘導面34aは、凹面状に形成されて(図4参照)、球タンク30のタンク底面31に沿って球誘導面34aに流下したパチンコ球の球圧を吸収しつつ連通口30aへ速やかに誘導し得るようになっている。更に、前記タンク底面31と前壁部32との連設部位には、上方に開口する係止孔31a,31aが左右方向に離間する2箇所に穿設されている。
一方、前記タンクレール39は、図4または図7に示すように、前記球タンク30の連通口30aに連接し、該球タンク30の長手方向に沿う方向に延在する第1球経路部40と、該第1球経路部40の終端に反対方向へ折返すよう連接する第2球経路部41とから基本的に構成される。ここで、前記第1および第2球経路部40,41の夫々は、その通路幅をパチンコ球の球径と略同一に設定され、前記連通口30aから到来したパチンコ球が一列状態で流下し得るようになっている。なお、前記第1球経路部40におけるレール底面40aは、球タンク30におけるタンク底面31の傾斜角度と略同等で傾斜するように設定されて、左枠部材26に向かうにつれて下方傾斜するよう形成される。ここで、前記第1球経路部40のレール底面40aは、前記球タンク30のタンク底面31より下方に位置するよう形成されて、両底面31,40aの間に段差が生ずるよう設定してある。なお、実施例では、前記段差の高さ寸法は、パチンコ球の球径と略同等に設定されると共に、該段差部位に、断面円弧状の誘導面が形成されて、球タンク30から第1球経路部40にパチンコ球が流下する際に、上下に重なり合うパチンコ球を崩して整列し易くしている。
また、前記第2球経路部41は、前記第1球経路部40の前側に形成されて、球タンク30の近傍まで延在すると共に、該第2球経路部41のレール底面41aにおける下流端部に、下方に開口する球出口41bが開設されている。なお、前記第2球経路部41の上方開口は、球進入防止部材42(図4または図5参照)で閉成されて、前記球供給設備からのパチンコ球が第2球経路部41に直接落下することにより球詰まり等の不具合が生ずるのを防止している。この球進入防止部材42は、第1球経路部40から第2球経路部41に流入する上下に重なっているパチンコ球を、球出口41bに至るまでに一段となるよう整列して、該球出口41bからパチンコ球を円滑に通出させる機能も有する。また、前記第2球経路部41のレール底面41aは、第1球経路部40におけるレール底面40a(球タンク30におけるタンク底面31)の傾斜角度と略同等の傾斜角度で、右枠部材27に向かうにつれて下方傾斜するようになっている。
また、図4,図5または図7に示すように、前記タンクレール39の前側には、後述する配線収納凹部48を画成する画壁部50が立設されると共に、該タンクレール39と画壁部50との間に基板保持手段51が形成されており、該基板保持手段51にコネクタ受部54a,54aを2個備えた中継基板54が保持されている。前記基板保持手段51は、中継基板54を上方から差込み可能な左右一対の案内部51a,51aと、弾性変形可能に形成されて案内部51a,51aに差込んだ中継基板54に係脱自在に係合し得る基板止めフック51bとから構成され、該基板止めフック51bの弾性変形により中継基板54を着脱し得るようになっている。また、前記タンクレール39の左側を画成する側壁部43には、半円筒状の配線挿通部44が形成されており、前記機構セット盤17に配設した制御装置に接続した配線(図示せず)を該配線挿通部44に通したもとで、前記中継基板54の一方のコネクタ受部54aに接続される。なお、前記配線挿通部44を通した配線は、該配線挿通部44の開口側に設けた配線押え44a,44aにより脱落防止されている。また、前記画壁部50には、前記基板保持手段51の近傍に、後述する前枠開放検知手段55からの配線を挿通可能な切欠部50aが形成されている。
図4,図5または図8に示すように、前記上枠部材24の前端部には、中枠12の閉成時に外枠11の前端面に当接するフランジ部24bが上方へ延出するよう形成されて、中枠12と外枠11との間からの異物挿入による不正行為を阻止すると共に、該上枠部材24の剛性を向上するようになっている。更に、フランジ部24bにおける前記第1の連結金具65から離間する位置(すなわちフランジ部24bの右側部近傍)には、前後に開口する取付孔24cが開設されており、該取付孔24cに配設した前枠開放検知手段55を前記制御装置に電気的に接続することで、前枠13の開放を検知し得るよう構成される。なお、実施例では、前記前枠開放検知手段55としてマイクロスイッチが採用されて、該スイッチがONされることで前枠13の閉成を検知し、該スイッチがOFFされることで前枠13の開放を検知する。なお、前枠開放検知手段55が前枠13の開放を検知した場合には、前記制御手段は図示しない報知ランプを点灯させたり、スピーカから報知音を出力させたりして、遊技店の従業者等に報知するようになっている。
また、上枠部材24の上面には、図4または図5に示すように、後述するカバー部材58の被覆片60が整合する設置凹部46が形成されると共に、該設置凹部46の前側に、左右方向に離間する3箇所に第1の係止片46aが形成されている。なお、前記第1の係止片46aは、前記設置凹部46の上方に臨むよう形成されて、設置凹部46と第1の係止片46aとの間にカバー部材58の被覆片60を差込み得るよう構成される。
そして、図5,図7または図8に示すように、上枠部材24の上面における球タンク30およびタンクレール39の前側(近傍)には、上枠部材24の左右方向の略全幅に亘って延在する配線収納凹部48が上方に開口するよう形成されている。すなわち、前記球タンク30の前壁部32と、タンクレール39の前側に形成した前記画壁部50とが、前記配線収納凹部48の後壁を画成している。ここで、前記配線収納凹部48は、図5または図7に示すように、前記タンクレール39の形成位置と対応する位置において、前後の開口幅寸法が拡開するよう前記画壁部50が後方へ退避すると共に、遊技盤19の左上端部裏側に開口する第1の開口部48aが開設されている。また、前記上枠部材24の上面には、前記フランジ部24bの取付孔24cから配線収納凹部48へ向けて前後方向に延在する配線溝47が凹設されており、前枠開放検知手段55に接続した配線を、配線溝47を介して配線収納凹部48に案内するようになっている。なお、前記配線収納凹部48に案内された前枠開放検知手段55の配線は、前記画壁部50の切欠部50aを介して配線収納凹部48の外側に挿通されて、前記中継基板54の他方のコネクタ受部54aに接続される。また、前記球タンク30の前壁部32の上端部には、左右方向に離間する箇所に上方に突出する突起部32a,32aが突設されている。
図5または図7に示すように、前記上枠部材24における前記配線収納凹部48の右側部には、上方および後方に開放するよう形成した導入部52が形成されており、該導入部52に配線収納凹部48が連通するようになっている。ここで、前記導入部52には、遊技盤19の右上端部裏側に開口する第2の開口部52a(図7参照)が開設されると共に、該導入部52の下方位置(上枠部材24における球タンク30の右側)には、配線を保持する弾性変形可能な配線留めフック53が形成されており、第2の開口部52aを挿通させた配線や、配線留めフック53に係止保持した配線を、導入部52を介して配線収納凹部48に通し得るようになっている。
前記カバー部材58は、図4〜図6に示すように、導電性を有する金属板を折り曲げ形成され、前記上枠部材24の上面に臨む第1板部59と、前記球タンク30内に臨む第2板部63とを備えている。ここで、前記第1板部59は、前記設置凹部46と配線収納凹部48の開口領域とに略整合する大きさに形成された被覆片60と、第1板部59を上枠部材24に固定する固定片61,61とを有し、固定片61,61を介して上枠部材24に固定した際に、被覆片60が設置凹部46に当接して配線収納凹部48の開口領域を覆蓋するようになっている。すなわち、前記被覆片60で配線収納凹部48の開口領域を覆蓋することで、該配線収納凹部48内に通した配線が外れないよう構成してある。このとき、前記被覆片60は、前記設置凹部46と各第1の係止片46aとの間に差込まれて、該被覆片60の上面側に各第1の係止片46aが当接することで、当該被覆片60の上方移動を規制している。また、前記第1板部59(被覆片60)における前記第2板部63との折曲位置には、位置決め孔60aが左右方向に離間する2箇所に穿設されており、被覆片60で配線収納凹部48の開口領域を覆蓋した際に、前記球タンク30の前壁部32に突設した突起部32a,32aが位置決め孔60a,60aに対応的に挿入されるようになっている。
前記固定片61,61は、被覆片60の左右端部から上枠部材24の左端部または右端部まで延在すると共に、該上枠部材24の左右端部から垂下させた取付片61a,61aが左右の枠部材26,27に当接するよう形成されている。また、前記取付片61a,61aには、通孔61b,61bを穿設してある。ここで、前記各取付片61aの通孔61bは、前記左右の枠部材26,27に穿設した通孔26a,27aと整列するようになっており、該取付孔61aの通孔61bと、対応する各枠部材26,27の通孔26a,27aとを整列させたもとで、前記上枠部材24のネジ孔24dにネジ85を螺挿することで、カバー部材58が上枠部材24に固定される。すなわち、カバー部材58の取付時に、前記取付片61a,61aが左右の枠部材26,27に当接することで、カバー部材58と左右の枠部材26,27とが導通するようになっている。図5に示すように、前記一方の固定片61には、前記上枠部材24の上面に形成されたネジ孔24eに対応する位置に通孔61cが穿設されており、該通孔61cを介して上枠部材24の上面にネジ止めすることで、カバー部材58を確実に固定している。なお、前記通孔61cを両固定片61,61に夫々設けて、カバー部材58を左右両側でネジ止めするようにしてもよい。
前記カバー部材58の第2板部63は、図5または図6に示すように、前記球タンク30の前壁部32に略整合する大きさに形成されて、カバー部材58を上枠部材24に取付けた際に、球タンク30に貯留したパチンコ球が該第2板部63に接触するよう構成される。すなわち、球タンクに貯留したパチンコ球同士の衝突により生じた静電気は、前記第2板部63(カバー部材58)を介して左右の枠部材26,27に逃げるようになっている。なお、両枠部材26,27はアースに接続されており、該枠部材26,27を通った静電気は、アースに流れるようにしてある。また、前記第2板部63の下端には、下方へ向けて延出する第2の係止片63a,63aが形成されており、カバー部材58を上枠部材24に固定した際に、第2の係止片63a,63aが球タンク30の係止孔31a,31aに差込まれて係合するようになっている。
なお、前記下枠部材25に対応する位置の裏側には、前記上下の球皿14,15に連通する球通路(図示せず)を備えた機構セット盤17(図3参照)が配置されており、前記タンクレール39の球出口と、機構セット盤17の球通路の球入口(図示せず)とを、通路形成部材80を介して連通接続するようになっている。ここで、前記機構セット盤17は、前記下枠部材25の裏側に概ね隠れる大きさに形成されて、該機構セット盤17が下枠部材25より上方に大きく突出しないよう設定してある。これにより、遊技盤19に配設した遊技部品等が機構セット盤17に接触するのを防止している。なお、前記通路形成部材80には、パチンコ球の払出しを行なう球払出装置82(図3参照)が配設されており、所定の制御条件に基づいて球払出装置82が作動することで、前記タンクレール39の球出口41bから通路形成部材80に到来したパチンコ球を通出させて、賞球または貸球として上下の球皿14,15に給出するよう構成してある。なお、前記通路形成部材80は、左枠部材26の近傍を上下に延在するよう配置されると共に、中枠12の開口領域12aに保持した遊技盤19の裏面から所要距離だけ後方に離間するよう取付けられて、遊技盤19に設けた遊技部品に干渉しないようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
実施例に係るパチンコ機10では、中枠12を上枠部材24、下枠部材25、左枠部材26および右枠部材27から構成して各枠部材24,25,26,27を別部材とすると共に、該上枠部材24に、球タンク30およびタンクレール39の夫々を一体成形するよう構成してある。すなわち、前記球タンク30やタンクレール39を別途取付ける必要がないから、組付け作業の簡略化を図り得る。また、従来のように、球タンク30およびタンクレール39を取付けるために、中枠12の上方位置まで機構セット盤17を延在させる必要がない。すなわち、中枠12の上方位置に機構セット盤17を設置固定する設置領域を確保する必要がないから、遊技盤設置用の開口領域12aを中枠12の上方に拡げることが可能となる。従って、上下方向の寸法の大きな遊技盤19を中枠12に組付けることが可能となる。すなわち、遊技盤19に大型の遊技部品を配設することで、遊技演出の多様化やインパクト、迫力の向上が図られ、遊技の興趣を増大することができる。
ところで、前記球タンク30に貯留したパチンコ球は、パチンコ機10の前側における遊技盤19の下方に配置した上下の球皿14,15に給出する必要がある。この場合に、従来と同様、機構セット盤17を中枠12の上方位置まで延在させて、該機構セット盤17の球通路をタンクレール39に連通接続するよう構成する場合には、該機構セット盤17の設置領域を確保する必要があるため、中枠12に占める遊技盤設置用の開口領域12aの大きさが制限される。これに対し、実施例では、前記タンクレール39の球出口41bと、機構セット盤17に設けた球通路の球入口とを、別途設けた通路形成部材80により連通接続したことで、タンクレール39(球タンク30)のパチンコ球を上下の球皿14,15に確実に給出し得る。このように、通路形成部材80を設けたことで、機構セット盤17をタンクレール39の近傍まで延在させることなくタンクレール39(球タンク30)のパチンコ球を上下の球皿14,15に給出し得るから、機構セット盤17を下枠部材25の裏側に対応する大きさに形成することができる。
すなわち、タンクレール39の近傍まで延在する球通路を設けた機構セット盤17の設置領域を、中枠12の側部位置に確保する必要がないから、遊技盤設置用の開口領域12aを左右方向に拡げることができ、左右方向の寸法の大きな遊技盤19を中枠12に組付けることが可能となる。このため、前記遊技盤19に大型の遊技部品を配設して、遊技演出の多様化やインパクト、迫力の向上が図られ、遊技の興趣を増大することができる。なお、前記通路形成部材80を、中枠12の開口領域12aに配設した遊技盤19の裏面より後方に離間するよう配設したことで、遊技盤19の遊技部品が通路形成部材80に干渉するのを防止でき、当該遊技部品の大型化を阻害することはない。
また、前記球タンク30のタンク底面31を、右枠部材27から左枠部材26に向けて下方傾斜するよう形成すると共に、該球タンク30の下流端側に、その傾斜に沿う方向に延在するようタンクレール39を連接したことで、パチンコ球をスムーズに流下させ得る状態を維持したまま、球タンク30およびタンクレール39の上下方向の大きさをコンパクトにできる。従って、遊技盤19の遊技部品が球タンク30やタンクレール39に接触し難くなるから、遊技盤19に対してより大型の遊技部品を配設することが可能となる。これにより、遊技演出の多様化やインパクト、迫力の向上を図り、遊技の興趣の増大が可能となる。
ここで、従来のように、中枠12(上枠部材24)の後方に球タンク30が臨むと共に、該球タンク30の下方にタンクレール39が臨んで、両部材30,39が中枠12(上枠部材24)に隠れる構成では、中枠12の開口領域12aを上方に拡げた場合に、球タンク30を十分な深さ寸法に形成するのは困難となる。このため、球タンク30に十分なパチンコ球を貯留できず、大当り等のように多数のパチンコ球が排出される場合に球切れ等の不具合が生ずる可能性が高くなる。しかるに、実施例のパチンコ機10では、前記球タンク30およびタンクレール39の一部が前記中枠12の開口領域12aの後方に臨み、中枠12の開口領域12aに遊技盤19を設置した際に、前記球タンク30およびタンクレール39が遊技盤19と前後に重なるよう構成されている。このため、球タンク30の深さ寸法を大きくして貯留空間36の容積を大きくできるから、該球タンク30に多数のパチンコ球を貯留し得る。
また、前記上枠部材24に配線を通し得る配線収納凹部48を形成すると共に、該配線収納凹部48をカバー部材58で覆蓋するよう構成している。従って、機構セット盤17を下枠部材25に対応するよう小型化した場合でも、中枠12の上方に設けられる配線を前記配線収納凹部48に通すことで所定位置に保持し得るから、組付けやメンテナンス作業時に、当該配線が作業を阻害するのを防止して作業性の向上を図り得る。具体的には、実施例では、上枠部材24に配設した前枠開放検知手段55の配線を前記配線収納凹部48に通してカバー部材58で覆蓋したことで、前枠開放検知手段55の配線が各種部材の組付けやメンテナンス作業を阻害することはない。また、配線収納凹部48を覆蓋することで、中枠12や前枠13の開閉時に配線が挟み込まれるのを確実に防止し得る利点もある。
前記上枠部材24に基板保持手段51を形成して中継基板54を保持すると共に、該中継基板54のコネクタ受部54a,54aに前記前枠開放検知手段55の配線と、制御装置の配線とを接続することで、該開放検知手段55を制御装置に電気的に接続することができる。すなわち、開放検知手段55と制御装置とを1本の長い配線で直接接続する構成では、配線の取り回しが不便になる欠点があるが、上枠部材24に基板保持手段51を形成して中継基板54を保持するようにしたことで、個々の配線の扱いを容易にでき、配線の接続作業の作業性向上に寄与し得る。また、前記上枠部材24に配線収納凹部48に接続する配線溝47を形成して、該配線溝47を介して前枠開放検知手段55の配線を配線収納凹部48に導くよう構成したから、該前枠開放検知手段55の配線を所定位置に保持し得ると共に、前枠13の閉成時に挟み込まれることはない。なお、実施例では配線収納凹部48に前枠開放検知手段55の配線を通す構成を例示したのみであるが、前記上枠部材24に、配線収納凹部48に連通する第1または第2の開口部48a,52aや配線留めフック53等を形成したことで、前枠開放検知手段55の配線とは異なる配線を配線収納凹部48に通すこともできる。従って、パチンコ機10に装備する電気部品の位置に応じて各種配線を配線収納凹部48に通し得るから、上枠部材24(配線収納凹部48)の汎用性の向上が図られる。
更に、前記カバー部材58は、導電性を有する金属板で形成されて、該カバー部材58の第1板部59(固定片61,61)を左右の枠部材26,27に当接固定すると共に、当該カバー部材58の第2板部63を球タンク30内に臨ませてパチンコ球と接触するよう構成してある。これにより、球タンク30内に貯留したパチンコ球同士の衝突により発生する静電気を、カバー部材58および左右の枠部材26,27を介して除去することができるから、当該静電気による制御装置等の誤作動等の不具合を防止することができる。このように、前記配線収納凹部48を覆蓋する機能と、球タンク30内で発生する静電気の除去機能とを前記カバー部材58が併せ持つようにしたことで、各機能に対応する部材を別々に設ける構成と較べて部品点数を低減して組付け作業の簡略化を図り得ると共に、製造コストの削減に寄与し得る利点がある。
また、前記上枠部材24に形成した各第1の係止片24aと設置凹部46との間にカバー部材58の第1板部59(被覆面60)が差込まれることで、該第1板部59(被覆面60)が上方へ移動するのは規制される。従って、前記配線収納凹部48を通した配線が、第1板部59と設置凹部46との間から抜け出ることはないから、該配線を確実に保護することができる。更に、前記カバー部材58の第2板部63に形成した第2の係止片63a,63aを、前記球タンク30のタンク底面31に形成した係止孔31a,31aに挿入するよう構成したから、該第2板部63が球タンク30の前壁部32から離間する方向に移動するのを規制し得る。従って、前記球タンク30内に貯留したパチンコ球と、カバー部材58の第2板部63との接触状態を維持し得るから、静電気除去を効果的に行ない得る利点もある。そして、実施例では、前記配線収納凹部48の前側を、前記球タンク30の前壁部32、およびタンクレール39の前側に設けた画壁部50により画成し、該球タンク30およびタンクレール39の近傍に配線収納凹部48が位置するよう構成してあるから、前記カバー部材58の第1板部59(被覆面60)を必要最小限の大きさに形成することができる。
なお、中枠12の各枠部材24,25,26,27を分離可能な別部材としたことで、球タンク30およびタンクレール39を一体成形する際の成形性が向上し、製造コストの低減を図り得る。また、各枠部材24,25,26,27を別部材とすることで、損傷した枠部材24,25,26,27のみを交換することができ、コストの削減や廃棄物の低減に寄与し得る利点がある。
更に、前記上枠部材24に、前記遊技盤19の上部を位置決め固定する第1および第2の保持具72,76を設けたことで、これら保持具72,76を配設するための部材を新たに設ける必要がない。同様に、前記上枠部材24の左端部側に、前記外枠11に対して中枠12を開閉自在に枢支すると共に該中枠12に対して前枠13を開閉可能に枢支する第1の連結金具65を設けたことで、該第1の連結金具65を配設するための部材を新たに設ける必要もない。すなわち、前記保持具72,76や第1の連結金具65を設ける部材を減らすことで、製造コストの抑制に寄与し得る利点がある。
〔変更例〕
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、配線収納凹部を上枠部材の左右方向の略全幅に亘って延在するよう形成したが、これに限られるものではなく、上枠部材の左右方向の一部に配線収納凹部を延在させたり、前後方向あるいは斜めに延在させることも可能であり、配線収納凹部の形成位置や延在方向に関しては、必要に応じて任意に変更することができる。そして、配線収納凹部の形成位置や延在方向に合わせて、該配線収納凹部を覆蓋し得るようカバー部材を形成するようにすればよい。なお、配線収納凹部を通す配線としては、前枠開放検知手段に接続した配線に限られるものではなく、中枠の上方位置に設けられる各種配線を配線収納凹部に通すことができる。
実施例では、上枠部材に形成した配線溝の開口領域をカバー部材で覆蓋しないよう構成したが、該配線溝をカバー部材で覆蓋するよう構成すれば、前枠開放検知手段に接続した配線をより確実に保護することができる。
実施例では、球タンクおよびタンクレールの夫々を上枠部材と一体成形するよう構成したが、球タンクおよびタンクレールの何れか一方または両方を上枠部材と別体に形成して、上枠部材に組付けるよう構成することも可能である。また、球タンクやタンクレールの構成に関しても実施例のものに限られず、任意に変更することができる。
実施例では、前記カバー部材を金属板で形成するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、カバー部材を合成樹脂材で形成して導電性を有する部材(導電性テープや金属板等)を別途設けるようにしてもよく、また導電材(カーボンブラック等)を混合した合成樹脂材によりカバー部材を形成するようにしても、実施例と同様の作用効果を奏する。また、カバー部材は、少なくとも球タンク内に臨む部位(実施例における第2板部63)、および導電性を有する枠部材に当接する部位(実施例における取付片61a)に導電性を備え、両部位が電気的に接続する構成であれば、その他の部位(実施例における被覆面60等)が導電性を備える必要性はない。
実施例では、左右の枠部材を金属材で形成するようにしたが、これに限られるものではなく、前述したカバー部材と同様に、例えば枠部材を合成樹脂材で形成して導電性を有する部材(導電性テープや金属板等)を別途設けたり、導電材(カーボンブラック等)を混合した合成樹脂材により枠部材を形成するようにしても、実施例と同様の作用効果を奏する。また、実施例のように左右の枠部材が導電性を備える必要はなく、少なくとも一方の枠部材が導電性を有し、導電性を有する枠部材に前記カバー部材が接触する構成であればよい。
実施例では、中枠を構成する上下左右の各枠部材を個別の部材として形成したが、これに限られるものではなく、少なくとも上枠部材を分離可能に設けるようにすれば、他の枠部材を一体的に設けるようにしても、実施例と同様の作用効果を得ることができる。
また、球タンクおよびタンクレールの形状・構成に関しては、実施例のものに限られず、任意に変更することができる。従って、実施例では球タンクの底面を右枠部材側から左枠部材側へ向けて下方傾斜させ、該球タンクの下流側にタンクレールを並設するよう構成したが、反対方向に傾斜するようにしてもよい。また、球タンクは、遊技球を貯留可能な形状・大きさに形成すればよく、タンクレールに関しては球タンクからの遊技球を一列状態で流下させ得るよう形成すれば、従来公知のタンクレールの構成を採用できる。
実施例では、前枠開放検知手段としてマイクロスイッチを採用したが、これに限られるものではなく、前枠の開放を検知し得るものであれば、磁気的な検知手段や、光学的な検知手段、その他従来公知の各種検知手段を適宜採用することができる。
実施例では、固定手段として上枠部材の左側に回転ヒンジ式の第1の保持具を配設し、右側に回転レバー式の第2の保持具を配設したが、左側の回転ヒンジ式を回転レバー式にしてもよい。
実施例では、上枠部材の左側部に、外枠に対して中枠を開閉自在に枢支すると共に該中枠に対して前枠を開閉可能に枢支するヒンジ手段としての第1の連結金具を配設するようにしたが、上枠部材の右側部に設けるようにしてもよい。また、実施例では、1個の第1の連結金具により、外枠に対して中枠を開閉自在に枢支すると共に該中枠に対して前枠を開閉可能に枢支するよう構成したが、外枠に対して中枠を開閉自在に枢支する部材と、該中枠に対して前枠を開閉可能に枢支する部材とを別に設けることも可能である。
実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、外郭をなす外枠と、外枠に開閉可能に組付けられ、遊技盤が保持される中枠と、中枠の前側に開閉可能に組付けられ、遊技盤を透視保護する前枠と、中枠の前側に組付けられる球皿と、中枠の裏側に位置し、遊技球を貯留する球タンクと、球タンクに接続して貯留した遊技球を一列に整列させて球皿へ向けて排出させるタンクレールと、中枠の裏側に配設され、タンクレールに連通して遊技球を前記球皿に案内する球通路を備えた機構セット盤とを備えた遊技機であれば、アレンジボール機等の従来公知の各種遊技機を採用し得る。
なお、本発明に係る遊技機に関しては、以下に示す具体的構成に限定することが可能である。
(A) 請求項1〜3の何れかに記載の遊技機に関し、前記中枠(12)を構成する枠部材(24,25,26,27)の内、少なくとも上枠部材(24)を分離可能に形成する。
このように、中枠における上枠部材を少なくとも分離可能な別部材とすることで、成形性が向上し、製造コストの低減に寄与し得る。この場合に、上枠部材とその他の枠部材との材質を異ならせることができる。例えば、上枠部材のみを合成樹脂製とすると共に、その他の枠部材をアルミ材等の金属製として薄肉化してもよい。
(B) 請求項1〜3または前記(A)の何れかに記載の遊技機に関し、前記球タンク(43)およびタンクレール(45)は、その一部が前記中枠(12)に保持した遊技盤(19)と前後に重なるように位置している。
このように、球タンクおよびタンクレールの一部を、中枠に保持した遊技盤と前後に重なるように位置させることで、該中枠における遊技盤を保持する開口領域をより上方位置まで拡げることができるから、遊技盤の大型化に寄与し得る。
(C) 請求項1〜3または前記(A),(B)の何れかに記載の遊技機に関し、前記タンクレール(45)の球出口(47b)と、前記機構セット盤(17)における球通路の球入口とを連通接続する通路形成部材(50)を備える。
このように、前記タンクレールの球出口と、前記機構セット盤に設けられる球通路の球入口とを連通接続する通路形成部材を備えることで、該タンクレールの近傍まで機構セット盤を設ける必要がなく、遊技盤の大型化に寄与し得る。また、前記通路形成部材を設けることにより、タンクレールと機構セット盤とを分離して配置した場合であっても、球タンク内の遊技球を球皿に確実に排出することができる。
(D) 請求項1〜3または前記(A)〜(C)の何れかに記載の遊技機に関し、前記球タンク(43)は、タンク底面(43a)が左右何れか一方に向けて下方傾斜し、該タンク底面(43a)の傾斜下端側に、その傾斜に沿う方向に延在するよう前記タンクレール(45)が連接されている。
このように、前記球タンクのタンク底面を、左右何れか一方に傾斜するよう形成し、該タンク底面の傾斜下端側に、その傾斜に沿う方向に延在するようタンクレールを連接したことで、球タンクおよびタンクレールの上下方向の大きさをコンパクトにし得る。従って、遊技盤に配設される遊技部品が球タンクやタンクレールに接触し難くなるから、遊技盤により大型の遊技部品を配設することが可能となる。
(E) 請求項1〜3または前記(A)〜(D)の何れかに記載の遊技機に関し、前記上枠部材(24)に、前記遊技盤(19)の上部を位置決め固定する固定手段(72,76)が設けられる。
このように、前記上枠部材に、前記遊技盤の上部を位置決め固定する固定手段を設けることで、該固定手段を配設するための部材を新たに設ける必要がない。従って、部品点数を削減してコストの低減を図り得る利点がある。
(F) 請求項1〜3または前記(A)〜(E)の何れかに記載の遊技機に関し、前記上枠部材(24)の一側部に、前記外枠(11)に対して中枠(12)を開閉自在に枢支すると共に該中枠(12)に対して前枠(13)を開閉可能に枢支するヒンジ手段(65)が設けられる。
このように、前記上枠部材の一側部に、前記外枠に対して中枠を開閉自在に枢支すると共に該中枠に対して前枠を開閉可能に枢支するヒンジ手段を設けることで、該ヒンジ手段を配設するための部材を新たに設ける必要がない。従って、部品点数を削減してコストの低減を図り得る利点がある。
実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係るパチンコ機の分解斜視図である。 実施例に係るパチンコ機の中枠を正面側から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る中枠の上枠部材を裏側から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る中枠の上枠部材をカバー部材を取外して裏側から見た状態で示す斜視図である。 実施例に係るカバー部材を示す斜視図である。 実施例に係る中枠の上枠部材を概略で示す平面図である。 図7におけるA−A線断面図である。
符号の説明
11 外枠,12 中枠,13 前枠,14 上球皿(球皿),15 下球皿(球皿)
17 機構セット盤,19 遊技盤,24 上枠部材,25 下枠部材
26 左枠部材,27 右枠部材,30 球タンク,39 タンクレール,47 配線溝
48 配線収納凹部,55 前枠開放検知手段,58 カバー部材

Claims (3)

  1. 外郭をなす外枠と、前記外枠に開閉可能に組付けられ、遊技盤が保持される中枠と、前記中枠の前側に開閉可能に組付けられ、遊技盤を透視保護する前枠と、前記中枠の前側に組付けられる球皿と、前記中枠の裏側に位置し、遊技球を貯留する球タンクと、前記球タンクに接続されて貯留した遊技球を一列に整列させて球皿へ向けて排出させるタンクレールと、前記中枠の裏側に配設され、前記タンクレールに連通して遊技球を前記球皿に案内する球通路を備えた機構セット盤とから構成された遊技機であって、
    前記中枠は、
    前記球タンクおよびタンクレールが設けられて前記遊技盤の上部を支持し、所要位置に配線収納凹部が形成された上枠部材と、
    前記遊技盤の下部を支持し、その裏側に前記機構セット盤が対応して配置された下枠部材と、
    前記上下の枠部材に接続して遊技盤の左側部に位置する左枠部材と、
    前記上下の枠部材に接続して遊技盤の右側部に位置する右枠部材と、
    前記上枠部材に配設され、前記配線収納凹部を覆蓋する導電性のカバー部材とからなり、
    前記左右の枠部材の少なくとも一方は導電性を有し、この導電性を有する枠部材および前記球タンクに貯留された遊技球の夫々に前記カバー部材が接触するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記配線収納凹部は、前記上枠部材における球タンクの近傍に形成されている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記上枠部材には、前記前枠の開放を検知する前枠開放検知手段が設けられると共に、該前枠開放検知手段に接続した配線を前記配線収納凹部に導く配線溝が形成されている請求項1または2記載の遊技機。
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