JP4374525B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳細には、中枠に配設された上セット板と下セット板との間に生ずる隙間からの異物の侵入を阻止するよう構成した遊技機に関するものである。
パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機では、外郭をなす外枠に対し、着脱および開閉可能に中枠が組み付けられると共に、該中枠に開設した保持部を介して所要の遊技領域を画成した遊技盤が保持されている。また、前記中枠の前側には、ガラス板を備えた前枠が開閉自在に枢支され、該前枠を中枠に対して閉成した際に、該ガラス板を介して前記遊技盤を前側から視認し得るよう構成される。更に、前記中枠における前記前枠の下方位置には、多数のパチンコ球(遊技球)を貯留し得る上球皿(球受け皿)を備えた上セット板が開閉自在に組み付けられると共に、該中枠における上セット板の下方位置には、パチンコ球を貯留可能な下球皿やハンドル部材等を組み付けた下セット板が固定的に取り付けられている。
なお、前記中枠における前記上セット板と対応する位置には、前側に開口する収容凹部が形成されて、常には該上セット板で収容凹部を閉成している。また、前記収容凹部にはレール部材が所定の傾斜角度で配設され、前記上セット板の後面に配設した球送り装置の作動により、前記上球皿内のパチンコ球がレール部材の打球発射位置に送り出されるようになっている。すなわち、遊技者による前記ハンドル部材の操作に応じて、前記レール部材の打球発射位置に打球杆が到来し、該打球発射位置のパチンコ球を前記遊技盤の盤面に向けて打ち出し、該パチンコ球により展開される所要のパチンコ遊技によって所定条件が成立したときに、前記上球皿や下球皿に賞球が払い出されるようになっている。
ところで、前記パチンコ機の所要箇所に隙間がある場合には、該隙間から針金等の異物を内部に挿入して、不当な利得を得ようとする不正行為が行なわれたり、パチンコ機が故障する畏れがあることから、パチンコ機の内部に外部から異物を挿入し得ないよう構成することが求められ、これを実現するための様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1に記載されたパチンコ機では、前記上セット板と下セット板との間に生ずる隙間が、前記中枠における前記収容凹部の底部を画成する壁部の前側に位置し、該壁部に上セット板および下セット板の後面が当接するよう構成されている。すなわち、前記上セット板と下セット板との間の隙間に針金等の異物を挿入した場合であっても、該異物が前記中枠の壁部に当たってパチンコ機の内部に進入するのを規制して、不正行為やパチンコ機の故障を防止している。
特開2002−346165号公報
ところで、近年は、前記遊技盤を大型化すると共に、該遊技盤に大型の遊技装置(例えば、図柄表示装置等)を配設して、遊技演出の迫力やインパクトを高め、遊技の面白みを増大させる傾向が強くなっている。このように、前記遊技盤の大型化に伴い、前記中枠に対する前記保持部の占める領域が増大し、該中枠に開設された保持部の開口下端部の位置が従来のパチンコ機より下方に位置することとなる。従って、前記中枠に対する前記収容凹部の形成位置や、該中枠に対する前記上セット板の配設位置も従来のパチンコ機より下方に移動する必要が生ずる。しかるに、前記パチンコ機自体の大きさには制限があると共に、前記下球皿の下方には、該下球皿から排出するパチンコ球を受ける球箱を配置するスペースを確保する必要があり、前記下セット板を従来のパチンコ機における配設位置より下方に設けるのは困難である。このため、前記上セット板または下セット板の上下方向の幅寸法を小さくする必要がある。
しかしながら、前記下セット板の上下方向の幅寸法を小さくする場合には、該下セット板の下球皿を深く形成するのは困難となることから、該下球皿に貯留し得る遊技球が減少したり、前記上セット板の閉成時に該上セット板と操作ハンドルとが干渉する畏れが生ずる。また、前記上セット板と操作ハンドルとが干渉しない場合であっても両者が非常に近接することになるため、該操作ハンドルの操作性が劣る難点を招く。一方、前記下セット板の上下方向の幅寸法を大きく確保し、前記上セット板の上下方向の幅寸法を小さくする場合には、前記上球皿と、下球皿および操作ハンドルとを従来のパチンコ機と同等程度離間させることが可能なため、該下球皿や操作ハンドルの操作性の低下を招来することはない。しかし、前記収容凹部は、前記レール部材の配置スペースを確保する必要がある関係上、該収容凹部の開口の上下の幅寸法を小さくするのは困難である。このため、前記収容凹部の底面が、前記下セット板の上端縁より下方に位置することになる。すなわち、前記上セット板と下セット板との間に生ずる隙間が前記収容凹部の前側に臨み、該隙間を介して針金等の異物を内部に挿入して不当な利得を得ようとする不正行為が行なわれたり、パチンコ機が故障する問題が生ずる。
そこで、本発明は、遊技盤を大型化した場合に、下セット板に設けた部材の操作性の低下を防止すると共に、上セット板と下セット板の間の隙間からの異物の挿入を防止し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
前後に開口して遊技盤を着脱自在に保持する保持部(21)を開設した中枠(12)と、前記中枠(12)における前記保持部(21)の下方に形成されて前方に開口する収容凹部(22)と、遊技球の球受け皿(15)を有し、前記中枠(12)に開閉自在に枢支されて常には前記収容凹部(22)の開口を閉成する上セット板(14)と、前記収容凹部(22)における前記中枠(12)に対する前記上セット板(14)の枢支側と反対側に配設され、該中枠(12)に対して上セット板(14)を閉成状態で保持可能な施錠装置(30)と、前記中枠(12)に配設されて前記上セット板(14)の下方に位置してハンドル部材(18)を有する下セット板(16)と、前記収容凹部(22)に配設され、前記ハンドル部材(18)の操作により打ち出された遊技球を前記遊技盤の盤面に向けて案内するレール部材(25)とを備えた遊技機において、
前記収容凹部(22)の底面(22a)を、前記下セット板(16)の上端縁(16a)よりも下方に位置させ、
前記収容凹部(22)内におけるレール部材(25)と前記上セット板(14)および下セット板(16)との間に位置するように、前記上セット板(14)の下端後面(14c)および下セット板(16)の上端後面(16b)と当接可能な規制部材(35)を、該レール部材(25)を挟んで前側から中枠(12)に配設し、
前記上セット板(14)を閉成した際に、前記規制部材(35)により両セット板(14,16)の間の隙間(S)を塞いで前記収容凹部(22)への異物の侵入を阻止するよう構成すると共に、
前記収容凹部(22)内の前記施錠装置(30)に近接する位置に係合部(22d)を形成すると共に、この係合部(22d)と係脱可能な被係合部(38)を前記規制部材(35)に形成し、
前記規制部材(35)を前記中枠(12)に配設した際に、前記係合部(22d)と被係合部(38)とが前後に重なるよう構成し、
前記上セット板(14)の下端縁(14a)に、該上セット板(14)の長手方向に延在すると共に前記中枠(12)に向けて延出する突起片を形成し、
前記規制部材(35)の前面側に、前記突起片を挿入可能な溝部を形成し、
前記上セット板(14)を閉成した際に、前記規制部材(35)の溝部に上セット板(14)の突起片が挿入されるよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、収容凹部の底面を、前記下セット板の上端縁よりも下方に位置させた場合であっても、規制部材を前記上セット板の下端後面および下セット板の上端後面に当接するように収容凹部内に配設したから、上セット板と下セット板との間の隙間を遮蔽して遊技機の内部に外部から異物が挿入されるのを阻止でき、不正行為や故障を確実に防止できる。また、遊技盤を大型化した場合であっても収容凹部の底面を前記下セット板上端縁より下方に位置するよう形成することで、レール部材を設置するスペースを確保し得ると共に、該下セット板の上下方向の幅寸法を大きく確保して、上セット板に設けた球受け皿と下セット板に設けたハンドル部材とを従来と同様に離間させることができるから、下セット板に設けた部材の操作性が低下することはない。
また、規制部材を中枠に配設した際に、施錠装置に近接する位置の収容凹部内に形成した係合部と規制部材に形成した被係合部とが前後に重なるよう構成したから、施錠装置側に生ずる隙間を遮蔽して、該施錠装置の不正な解錠を確実に防止できる。
更に、上セット板における下端縁に、長手方向に延在すると共に中枠に向けて延出する突起片を設け、上セット板を閉成した際に該突起片を規制部材の溝部に挿入するようにしたから、両セット板間の隙間に挿入された異物が遊技機内部へ進入するのをより確実に防止し得る。
更にまた、規制部材をレール部材の前側に配置し、該規制部材と中枠との間にレール部材を挟むようにしたから、該レール部材をより安定して固定できる。従って、打球駆動部が駆動した際の振動等により、レール部材(レール部)の傾斜角度が変化するのは防止でき、打ち出した遊技球をレール部に沿って遊技盤の盤面に正確に案内することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明において、前・後、左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機Pを前側から見た状態において指称するものとする。
本実施例のパチンコ機10は、図1に示すように、縦長矩形状に形成されてパチンコ機10の外郭をなす外枠11の開口前面側に、各種の遊技用構成部品を搭載した中枠12が着脱および開閉自在に枢支される。また、前記中枠12の前側には、中枠12の保持部21に保持した遊技盤(図示せず)を透視保護する前枠13、および多数のパチンコ球(遊技球)を貯留し得る上球皿(球受け皿)15を一体的に設けた上セット板14が、横開き形態で開閉自在に組み付けられている。更に、中枠12の下部には、上球皿15に貯留しきれないパチンコ球を貯留する下球皿17が一体的に形成されると共に、上球皿15に貯留したパチンコ球を遊技盤の盤面に向けて打ち出し操作可能なハンドル部材18等を取り付けた下セット板16が取り付けられる。また、前記上セット板14の後面14cには、前記上球皿15に貯留したパチンコ球を、後述するレール部材25におけるレール部26の打球発射位置に向けて一球ずつ送り出す球送り装置19を配設してある。なお、前記上セット板14の下端縁14aと前記下セット板16の上端縁16aとは、略整合する形状に形成されて、該上セット板14を中枠12に対して閉成した際に、両セット板14,16の間に生ずる隙間S(図5参照)ができる限り小さくなるよう設定してある。
前記中枠12は、全体が合成樹脂により前記外枠11の開口領域に整合する外形サイズに成形されて、図1〜図3に示すように、前後に開口して前記遊技盤を着脱自在に保持する保持部21と、該保持部21の下方に形成されて前方に開口し、前記レール部材25が収容される収容凹部22と、該収容凹部22の下方に位置して前記下セット板16および打球駆動部31が組み付けられる設置盤24とが形成されている。なお、前記打球駆動部31は、前記設置盤24の右下部に配設される駆動源としてのロータリーソレノイド32と、ロータリーソレノイド32の回転軸に連結固定される打球杆(図示せず)とから構成されて、前記ハンドル部材18の操作に応じてロータリーソレノイド32が駆動し、前記球送り装置19により前記レール部26の打球発射位置に送り込まれたパチンコ球を打球杆により打ち出すようになっている。
また、前記中枠12の左上端および中枠12(設置盤24)の左下端に配設した第1のヒンジ金具28を介して、前記外枠11に対して中枠12が開閉自在に枢支されると共に、中枠12における前記収容凹部22の左側に配設した第2のヒンジ金具29を介して、前記上セット板14が中枠に対して開閉自在に枢支される。すなわち、前記収容凹部22の前方開口を、前記上セット板14で閉成するようになっている。また、前記第1および第2のヒンジ金具28,29は、前記前枠13を中枠12に対して開閉自在に枢支する連結支持手段としても機能している。なお、前記中枠12における前記上セット板14および前枠13の枢支側(左側)とは反対側(右側)には、前記外枠11に対して中枠12を施錠すると共に、中枠12に対して前枠13および上セット板14を施錠し得る施錠装置30が配設されており、該施錠装置30により中枠12、前枠13および上セット板14の夫々を閉成状態で保持し得るよう構成される。
また、図2に示すように、前記収容凹部22に配設される前記レール部材25は、断面略M字形で曲率半径を大きく設定した円弧状のレール部26と、該レール部26を前記収容凹部22の後面22b(中枠12)に固定する固定板27とからなり、該固定板27の所要位置に穿設した通孔27aを介してレール部26が右側から左側に向けて上方傾斜した状態でネジ止めされる。ここで、前記レール部材25は、前記レール部26の傾斜下端部(打球発射位置)が前記収容凹部22の右側位置に位置し、該レール部26の傾斜上端部が収容凹部22の略中央位置に臨むよう構成される。なお、前記レール部26の傾斜下端部(打球発射位置)には、パチンコ球の落下を規制する規制片(図示せず)が設けられており、前記球送り装置19から打球発射位置に送り出されたパチンコ球がレール部26から外れないようになっている。
そして、前記収容凹部22の底面22aにおける前記レール部26の打球発射位置と対応する位置には、上下に開口する第1開口部23a(図6参照)が開設されて、該打球発射位置の下方に前記打球杆が臨むと共に、該収容凹部22の上面22cにおけるレール部26の傾斜上端部と対応する位置には、上下に開口する第2開口部23b(図1参照)が開設されて、前記保持部21に保持した遊技盤の盤面に収容凹部22が開放するよう構成してある。すなわち、前記第1開口部23aを介して前記レール部26の打球発射位置に前記打球杆が到来して該打球発射位置にあるパチンコ球が打ち出され、該レール部26に沿って案内したパチンコ球が、前記第2開口部23bを介して前記遊技盤の盤面に向けて発射されるようになっている。
ここで、実施例に係るパチンコ機10は、従来のパチンコ機の遊技盤より大型のものを保持し得るよう、前記保持部21の上下方向の開口寸法を大きく設定して、該保持部21の底面21aが下方に位置するよう構成してある(図1参照)。従って、前記収容凹部22の形成位置も、従来のパチンコ機に較べて下方に位置することになる。ここで、前記収容凹部22は、前記レール部材25を収容し得るスペースを確保する必要があることから、該レール部材25の配設位置と対応する収容凹部22の前方開口の上下方向の幅寸法を大きく設定してある。すなわち、前記収容凹部22における底面22aの左右方向の略中央位置から右側位置の方を、略中央位置から左側位置より下方に位置するよう構成されている。
そして、前記収容凹部22の底面22aの右側位置を低くすることで、この底面22aの右側位置が前記設置盤24に取り付けた前記下セット板16の上端縁16aよりも下方に位置するようになっている。また、前記レール部材25を配設していない前記収容凹部22の略中央位置から左側位置にかけては、該収容凹部22の底面22aが前記下セット板16の上端縁16aよりも上方に位置して、前記設置盤24(中枠12)の前面に下セット板16の後面16bにおける上端側(以下この部位を特に上端後面と云う)が当接するようになっている。すなわち、前記上セット板14を閉成した際に、該上セット板14における略中央位置から左側位置にかけては、該上セット板14の後面14cにおける下端側(以下この部位を特に下端後面と云う)が前記設置盤24(中枠12)の前面に当接し、上セット板14における右側位置は、両セット板14,16の間に生ずる隙間Sが収容凹部22に臨むようになっている。なお、前記収容凹部22において両セット板14,16間の隙間Sと対応する位置には、後述する規制部材35が配設されている。すなわち、実施例では、前記下セット板16の上下方向の幅寸法を、従来のパチンコ機と略同等に設定し、前記上セット板14の上下方向の幅寸法が小さくなるよう設定してある。
なお、前記収容凹部22には、前記施錠装置30を構成する上セット板用施錠具30aが、前記レール部26の右側に上下移動し得るよう設けられており、該施錠具30aが上セット板14の右側端部(図1における左側端部)に設けた被施錠部14bと係合することで、常には当該上セット板14が閉成状態で保持される。なお、前記上セット板用施錠具30aが下方に移動することで前記被施錠部14bとの係合が解除され、上セット板14を中枠12に対して開放し得るようになっている。また、前記収容凹部22内における前記上セット板用施錠具30aの下方位置には、該収容凹部22の前方開口に向けて突出する突部22d(係合部)が形成されている(図2または図3参照)。
前記収容凹部22内に配設される前記規制部材35は、図5に示すように、前記レール部材25と前記上セット板14および下セット板16との間に位置して、該上セット板14の下端後面14cおよび下セット板16の上端後面16bに当接し得るよう構成される。ここで、前記規制部材35の前面35aは平面状に形成され、該規制部材35の前面35aを前記上セット板14の下端後面14cおよび下セット板16の上端後面16bの夫々に当接させた際に、規制部材35と両セット板14,16との間に隙間が生じないようになっている。また、前記規制部材35は、図2に示すように、前記収容凹部22の底面22aが前記下セット板16の上端縁16aより下方に位置する部位の全長に亘って延在し得るよう設定されている。すなわち、前記上セット板14を閉成した際に収容凹部22内に臨む両セット板14,16の間の隙間Sを、前記規制部材35で塞ぐよう構成してある。
また、前記規制部材35における上端部側の左右両端部近傍には、前後に貫通する通孔37,37が開設されており、該規制部材35の前側からネジを通孔37,37に挿通し、収容凹部22の後面22b(中枠12)に螺着するようになっている。そして、前記規制部材35は、その後面と前記収容凹部22の後面22b(中枠12)との間に前記レール部26を挟んだ状態で、収容凹部22の後面22bにネジ止めされる。また、前記通孔37,37は、前記規制部材35を収容凹部22内に配設した際に、前記下セット板16の上端縁16aより上方に位置するよう設定されて、下セット板16を前記設置盤24に取り付けた状態で、該規制部材35の着脱を行ない得るようになっている。
なお、前記規制部材35の略中央位置には、前方および上方に開放する収容部36が凹設されており、前記上セット板14を閉成した際に、該上セット板14の後面14cに取り付けた前記球送り装置19が該収容部36に収容されるよう構成してある。また、前記収容部36の後面36aには、前記レール部材25側に開放する切欠き39が形成されて、前記球送り装置19から送り出されたパチンコ球を、該切欠き39を介してレール部26の打球発射位置に送り出し得るようになっている。更に、前記規制部材35の右面35bには、右方向に向けて突出する突出片(被係合部)38が上下方向に所定長さだけ設けられており、該規制部材35を前記収容凹部22内にネジ止めした際に、該突出片38が収容凹部22の前記突部22dと係合して前後に重なるようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記中枠12に開設した前記保持部21は、従来のパチンコ機に較べて上下方向の開口寸法が大きく設定されると共に、前記レール部材25を配設する前記収容凹部22や、上セット板14が下方に位置するよう形成してある。ここで、実施例のパチンコ機10では、前記下セット板16の上下方向の幅寸法が従来のパチンコ機と略同等になるよう設定すると共に、前記上セット板14の上下方向の幅寸法が従来のパチンコ機より小さくなるよう設定してある。従って、前記上セット板14に設けた上球皿15と、下セット板16に設けた下球皿17およびハンドル部材18とを従来と同等程度離すことができるから、該下球皿17やハンドル部材18の操作性が低下することはない。なお、前記下セット板16(下球皿17)自体を下方に移動しないので、該下球皿17の下方にパチンコ球を受ける球箱を配置するスペースも確保し得る。また、前記下セット板16の上下方向の幅寸法を従来と略同等に設定することで、前記下球皿17の深さ寸法も従来と同等程度だけ確保し得るようになるから、該下球皿17に貯留し得るパチンコ球が少なくなることはない。
ここで、前記収容凹部22における底面22aの右側位置を、前記中枠12の設置盤24に取り付けた前記下セット板16の上端縁16aより下方に位置するよう設定したことで、該収容凹部22に前記レール部材25を配置するスペースを確保し得る反面、前記上セット板14を閉成した際に、該上セット板14の下端縁14aと下セット板16の上端縁16aとの間に生ずる隙間Sが前記収容凹部22に臨むこととなる。そこで、前記収容凹部22内におけるレール部材25と、前記上セット板14および下セット板16との間に、上セット板14の下端後面14cおよび下セット板16の上端後面16bと当接する規制部材35を配設し、当該上セット板14を閉成した際に両セット板14,16の間に生ずる隙間Sが収容凹部22に臨む領域を、該規制部材35で塞ぐよう構成してある。すなわち、前記両セット板14,16の間の隙間Sから前記収容凹部22の内部への異物の侵入を、前記規制部材35により確実に阻止し得るから、不当な利得を得ようとする不正行為が行なわれたり、パチンコ機10が故障するのを確実に防止できる。なお、前記収容凹部22の左側位置については、両セット板14,16の間の隙間Sが、前記設置盤24(中枠12)の前側に位置しているから、ここから収容凹部22内に異物が挿入されるのを該設置盤24により阻止し得る。
更に、前記上セット板14と下セット板16との間の隙間Sに何らかの部材を挿入して該隙間Sを単に塞ぐだけでなく、前記規制部材35の前面35aが上セット板14の下端後面14cおよび下セット板16の上端後面16bに夫々当接することで、正面から異物が挿入されるのは防止でき、より収容凹部22内への異物の挿入を困難にし得る。同様に、前記収容凹部22の左側位置においては、前記両セット板14,16が、前記設置盤24(中枠12)の前面に当接することで、収容凹部22内への異物の挿入を確実に防止している。
また、前記規制部材35を前記収容凹部22に配設した際に、該規制部材35に突設した前記突出片38と、収容凹部22における上セット板用施錠具30aの下方位置に突設した前記突部22dとが係合して、該突部22dの後方に突出片38が重なるよう構成したから、該施錠具30a側に隙間が生じた場合であっても、該隙間を確実に遮蔽し得る。従って、前記収容凹部22内に針金等の異物が挿入された場合であっても、前記突出片38と突部22dの重なりにより、前記上セット板用施錠具30aまで異物が到達するのは防止されるから、該施錠具30aが不正に解錠されるのをより確実に阻止できる。
そして、前記規制部材35の前面35a側に、前記上セット板14の後面14c側に設けた球送り装置19を収容可能な収容部36を凹設したので、該上セット板14を閉成した際に、球送り装置19が所定位置に位置決めされる。従って、前記球送り装置19を駆動した際に、前記収容凹部22に配設したレール部材25(レール部26)の打球発射位置にパチンコ球を正確に送り出すことができる。更に、前記収容部36の左右方向の幅寸法を球送り装置19の左右方向の幅寸法より大きく設定したから、規制部材35により上セット板14の開閉動作が阻害されることはなく、確実に球送り装置19を収容部36に収容し得る。
また、前記規制部材35を前記レール部材25の前側に配置し、該規制部材35と収容凹部22の後面22b(中枠12)との間にレール部材25を挟むようにしたから、該レール部材25をより安定して固定できる。従って、前記打球駆動部31が駆動した際の振動等により、前記レール部材25(レール部26)の傾斜角度が変化するのは防止でき、打ち出したパチンコ球をレール部26に沿って前記遊技盤の盤面に正確に案内することができる。また、前記規制部材35は、前記中枠12にネジ止めするようにしたから、ネジを外すだけで規制部材35を取り出すことができ、前記レール部材25の交換やメンテナンス作業等を簡単に行なうことが可能である。なお、前記収容凹部22に配設した前記規制部材35における前記下セット板16の上端縁16aより上方に、ネジを挿通する通孔37,37を穿設したから、該下セット板16を取り外すことなく規制部材35の着脱作業を簡単に行なうことができる。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上セット板と下セット板との間の隙間を塞ぐ規制部材の形状や大きさは、両セット板の間の隙間が収容凹部に臨む領域に亘って設けるようにすれば、任意に設定可能である。すなわち、実施例のように、収容凹部の底面の一部を下セット板の上端縁より下方に位置させる構成に限らず、該収容凹部の底面全体が下セット板の上端縁より下方に位置する場合は、前記規制部材を収容凹部の左右方向の全長に亘って延在するようにすれば、該規制部材により両セット板の間の隙間を確実に塞ぐことができ、収容凹部内への異物の挿入を阻止できる。
また、実施例の規制部材は、上セット板の下端後面および下セット板の上端後面に当接して両セット板の間の隙間を塞ぐようになっているが、例えば、該上セット板の下端縁に、その長手方向に延在すると共に中枠(収容凹部)側に向けて延出する突起片を形成し、規制部材の前面側に、上セット板の閉成時に突起片を挿入可能な溝部を形成するようにしてもよい。このように、前記上セット板の突起片を溝部に挿入するよう構成すれば、両セット板間の隙間に挿入された異物が、遊技機内部へ進入するのをより確実に防止し得る。なお、実施例では、下セット板に遊技球を貯留し得る下球皿を設けるようにしたが、該下セット板には少なくともハンドル部材を配設するようにすればよい。更に、実施例では、下セット板を中枠に対して固定的に配設するようにしたが、上セット板と同様に、中枠に対して開閉自在に枢支することも可能である。
〔付記〕
なお、本発明の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
(1) 請求項1記載の遊技機に関して、前記上セット板の後面に、前記球受け皿の遊技球を前記レール部材の打球発射位置に送り出す球送り装置を配設すると共に、前記規制部材の前面側に、該球送り装置を収容可能な収容部を凹設して、前記上セット板の閉成時に、前記球送り装置が前記収容部に収容されるようにする。
このように、前記規制部材の前面側に、前記上セット板の後面側に設けた球送り装置を収容可能な収容部を凹設したので、該規制部材が上セット板の開閉動作を阻害することはない。また、前記規制部材の前面側に設けた収容部により、前記球送り装置を所定位置に位置決めし得る。
(2) 請求項1記載の遊技機に関して、前記収容凹部における前記中枠に対する前記上セット板の枢支側と反対側に、該中枠に対して上セット板を閉成状態で保持可能な施錠装置を配設し、該収容凹部内の施錠装置に近接する位置に係合部を形成すると共に、この係合部と係脱可能な被係合部を前記規制部材に形成し、前記規制部材を前記収容凹部に配設した際に、前記係合部と被係合部とが前後に重なるよう構成する。
このように、規制部材を収容凹部に配設した際に、施錠装置側に生ずる隙間を遮蔽し得るから、該施錠装置の不正な解錠を確実に防止できる。
(3) 請求項1、前記(1)および(2)の何れかに記載の遊技機に関して、前記レール部材を前記中枠に対してネジ止めすると共に、前記規制部材を該レール部材を挟んで前側から中枠に対してネジ止めするようにする。
このように、前記レール部材の前側に規制部材を配置したことで、該レール部材をより安定して固定できる。また、前記規制部材を前記中枠に着脱自在にねじ止めするようにしたから、該規制部材を取り外すことで、前記レール部材の交換やメンテナンスを行なうことができる。
(4) 請求項1あるいは前記(1)〜(3)の何れかに記載の遊技機に関して、前記上セット板の下端縁に、その長手方向に延在すると共に前記中枠に向けて延出する突起片を形成し、前記規制部材の前面側に、前記突起片を挿入可能な溝部を形成する。
このように、前記上セット板における下端縁の長手方向に突起片を設け、前記規制部材に該突起片を挿入可能な溝部を形成するようにしたから、遊技機内部への異物の挿入をより確実に防止し得る。
本発明に係るパチンコ機を、前枠および上セット板を開放した状態で示す正面図である。 実施例に係る中枠の設置盤に下セット板を取り付けた状態を拡大して示す正面図である。 実施例に係る中枠に下セット板を取り付けた状態で示す斜視図である。 実施例に係る規制部材を示す正面図である。 実施例に係るパチンコ機に規制部材を取り付けた状態で示す要部拡大図である。 実施例に係る中枠を、上セット板を取り外した状態で示す縦断側面図である。
符号の説明
12 中枠
14 上セット板
14a 下端縁
14c 下端後面
15 上球皿(球受け皿)
16 下セット板
16a 上端縁
16b 上端後面
18 ハンドル部材
21 保持部
22 収容凹部
22a 底面
22d 突部(係合部)
25 レール部材
30 施錠装置
35 規制部材
38 突出片(被係合部)
S 両セット板の間の隙間

Claims (1)

  1. 前後に開口して遊技盤を着脱自在に保持する保持部を開設した中枠と、前記中枠における前記保持部の下方に形成されて前方に開口する収容凹部と、遊技球の球受け皿を有し、前記中枠に開閉自在に枢支されて常には前記収容凹部の開口を閉成する上セット板と、前記収容凹部における前記中枠に対する前記上セット板の枢支側と反対側に配設され、該中枠に対して上セット板を閉成状態で保持可能な施錠装置と、前記中枠に配設されて前記上セット板の下方に位置してハンドル部材を有する下セット板と、前記収容凹部に配設され、前記ハンドル部材の操作により打ち出された遊技球を前記遊技盤の盤面に向けて案内するレール部材とを備えた遊技機において、
    前記収容凹部の底面を、前記下セット板の上端縁よりも下方に位置させ、
    前記収容凹部内におけるレール部材と前記上セット板および下セット板との間に位置するように、前記上セット板の下端後面および下セット板の上端後面と当接可能な規制部材を、該レール部材を挟んで前側から中枠に配設し、
    前記上セット板を閉成した際に、前記規制部材により両セット板の間の隙間を塞いで前記収容凹部への異物の侵入を阻止するよう構成すると共に、
    前記収容凹部内の前記施錠装置に近接する位置に係合部を形成すると共に、この係合部と係脱可能な被係合部を前記規制部材に形成し、
    前記規制部材を前記中枠に配設した際に、前記係合部と被係合部とが前後に重なるよう構成し、
    前記上セット板の下端縁に、該上セット板の長手方向に延在すると共に前記中枠に向けて延出する突起片を形成し、
    前記規制部材の前面側に、前記突起片を挿入可能な溝部を形成し、
    前記上セット板を閉成した際に、前記規制部材の溝部に上セット板の突起片が挿入されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
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