JP4423634B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、遊技盤側への異物の挿入を確実に防止し得る遊技機を提供することを目的とする。
遊技盤(14)を着脱自在に保持する保持部(25)と、前記保持部(25)の下方に形成された遊技補助盤(27)と、前記遊技補助盤(27)の左側上端縁に形成されて前方へ延出する左庇状部(28)と、前記左庇状部(28)から離間して前記遊技補助盤(27)の右側上端縁に形成されて前方へ延出する右庇状部(29)と、前記左庇状部(28)および右庇状部(29)の間に形成され、前記遊技補助盤(27)から前記保持部(25)に保持した遊技盤(14)に連通させる開口領域(30)と、前記遊技補助盤(27)の前側に設けた遊技球の上球受け皿(16)と、前記上球受け皿(16)に設けられて前記遊技補助盤(27)の側に延出し、上方開口(16e)を有する球受け筒部(16d)と、前記遊技補助盤(27)に開設されて前記左庇状部(28)の下方に位置して該左庇状部(28)により上端縁が画成され、前記球受け筒部(16d)に連通して前記上球受け皿(16)へ遊技球を給出する給出口(31)と、前記遊技補助盤(27)および前記上球受け皿(16)の間に配設され、該遊技補助盤(27)の前面側を被覆するカバー部材(41)とを備えた遊技機において、
前記カバー部材(41)は、
前記左右の庇状部(28,29)の前端面に当接して位置規制され、少なくとも前記開口領域(30)の右方位置から前記給出口(31)の左方位置まで延在する大きさに寸法設定された板状本体(42)と、
前記板状本体(42)における前記給出口(31)と対応する位置に開設されて、前記球受け筒部(16d)を挿入させる開口部(43)と、
前記板状本体(42)における前記開口部(43)の上部に前方に向けて突設されて左右方向の全長に延在し、前記上球受け皿(16)の後面に当接する突出片(44)とから構成されることを特徴とする。
遊技盤(14)を着脱自在に保持する保持部(25)と、前記保持部(25)の下方に形成された遊技補助盤(27)と、前記遊技補助盤(27)の左側上端縁に形成されて前方へ延出する左庇状部(28)と、前記左庇状部(28)から離間して前記遊技補助盤(27)の右側上端縁に形成されて前方へ延出する右庇状部(29)と、前記左庇状部(28)および右庇状部(29)の間に形成され、前記遊技補助盤(27)から前記保持部(25)に保持した遊技盤(14)に連通させる開口領域(30)と、前記遊技補助盤(27)の前側に設けた遊技球の上球受け皿(16)と、前記上球受け皿(16)に設けられて前記遊技補助盤(27)の側に延出し、上方開口(16e)を有する球受け筒部(16d)と、前記遊技補助盤(27)に開設されて前記右庇状部(29)の下方に位置して該右庇状部(29)により上端縁が画成され、前記球受け筒部(16d)に連通して前記上球受け皿(16)へ遊技球を給出する給出口(31)と、前記遊技補助盤(27)および前記上球受け皿(16)の間に配設され、該遊技補助盤(27)の前面側を被覆するカバー部材(41)とを備えた遊技機において、
前記カバー部材(41)は、
前記左右の庇状部(28,29)の前端面に当接して位置規制され、少なくとも前記開口領域(30)の左方位置から前記給出口(31)の右方位置まで延在する大きさに寸法設定された板状本体(42)と、
前記板状本体(42)における前記給出口(31)と対応する位置に開設されて、前記球受け筒部(16d)を挿入させる開口部(43)と、
前記板状本体(42)における前記開口部(43)の上部に前方に向けて突設されて左右方向の全長に延在し、前記上球受け皿(16)の後面に当接する突出片(44)とから構成されることを特徴とする。
実施例のパチンコ機10は、図1に示すように、縦長矩形状に形成されてパチンコ機10の外郭をなす外枠11の開口前面側に、遊技盤14やその他各種部材を搭載した中枠12が着脱および開閉自在に枢支される。また、前記中枠12の前側には、遊技盤14を透視保護する前枠13、および多数のパチンコ球(遊技球)を貯留し得る上球皿(上球受け皿)16が、横開き形態で開閉自在に組み付けられている。更に、中枠12の下部には、上球皿16に貯留しきれないパチンコ球を貯留する下球皿(下球受け皿)18が組み付けられると共に、上球皿16に貯留したパチンコ球を遊技盤14の遊技領域14aに向けて打ち出し操作可能なハンドル部材19等が取り付けられている。なお、前記遊技盤14の遊技領域14aには、図柄表示装置55や入賞装置56等の各種遊技部品が配設されて、所要の遊技が展開されるようになっている。そして、前記中枠12の裏側には、各種の球経路および球処理部等を備えた機構セット盤(図示せず)が配設されて、これにより一台のパチンコ機10を形成している。また、前記上球皿16の後面には、貯留したパチンコ球を後述する発射レール20の発射位置に向けて一球ずつ送り出す球送り装置24を配設してある。なお、前記遊技盤14には、円弧状に湾曲させた案内レール15が配設されており、前記ハンドル部材19の操作により打ち出されたパチンコ球を前記遊技領域14aの上方位置まで案内するよう構成されている。
前記中枠12は、全体が合成樹脂により前記外枠11の開口領域に整合する外形サイズに成形されて、図3に示すように、前後に開口して前記遊技盤14を着脱自在に保持する遊技盤保持部(保持部)25と、該遊技盤保持部25の下方に形成される遊技補助盤27と、該遊技補助盤27の下方に形成され、前記下球皿18および打球駆動部(図示せず)を組み付ける設置盤37とから構成されている。ここで、前記遊技盤保持部25は、遊技盤14と略整合する大きさに開設されて、該遊技盤14の下端縁を遊技補助盤27の上端縁で支持するようになっており、該遊技補助盤27の上部に遊技盤14を載置した形態で保持している。なお、前記設置盤37には、該設置盤37に設置した下球皿18に連通する排出口37a(図3参照)や、前記打球駆動部を配設する収容部37bが設けられている。前記打球駆動部は、駆動源としてのロータリーソレノイドと、ロータリーソレノイドの回転に伴い揺動される打球杆とから構成されて、前記ハンドル部材19の操作に応じてロータリーソレノイドが駆動されて前記発射レール20の発射位置に送り込まれたパチンコ球を打球杆により打ち出すようになっている。
前記上球皿16は、前記中枠12の左右方向の幅寸法と略同等に設定されて、前記遊技補助盤27の前側を被覆可能な大きさに設定される。そして、図1または図6に示すように、前記上球皿16は、前記中枠12に配設した前記第2のヒンジ金具22に枢支される当て板16aと、該当て板16aの前側に設けられる外郭部16bと、外郭部16bに上方に開口するよう設けられて多数のパチンコ球を貯留する球皿部16cと、当て板16aの左上部側に設けられて、球皿部16cに連通すると共に遊技補助盤27側に延在する球受け筒部16dとを備えている。また、前記上球皿16の閉成時には、球受け筒部16dの後端部が遊技補助盤27の給出口31(後述)に臨むよう構成されており、前記機構セット盤の球経路から到来するパチンコ球を、給出口31および球受け筒部16dを介して前記球皿部16cに給出するようになっている。なお、前記球受け筒部16dには、その略全長に亘って切り欠かれて上方に開口する上方開口16eが形成されており、前記上球皿16の閉成時に、該球受け筒部16dと後述の左庇状部28とが干渉しないよう構成されている。また、前記球受け筒部16dに上方開口16eを形成したことで、前記給出口31から到来したパチンコ球が球受け筒部16dで球詰まりを起こすのを防止している。
前記遊技補助盤27は、図5または図6に示すように、前記中枠12の後側に形成され、前記設置盤37は中枠12の前側に形成されている。そして、前記遊技補助盤27の下端縁と設置盤37の上端縁とは仕切板38で接続されて、遊技補助盤27の前面と設置盤37の後面とを隔絶するようになっている。また、遊技補助盤27の上端縁には、前方に向けて略水平に延出する左右の庇状部28,29を形成してある。すなわち、前記遊技補助盤27は、前方に開口する凹状に形成される。なお、前記左右の庇状部28,29は、その前端部が前記設置盤37の前面と略同一平面上に位置するよう設定される。なお、前記左右の庇状部28,29は、前記上球皿16を中枠12に対して閉成した際に前記金属板部材17に近接する長さ寸法に設定される。
図1、図2または図4〜図6に示すように、前記遊技補助盤27と前記上球皿16との間には、遊技盤14側に異物が侵入するのを阻止する前記カバー部材41が配設されており、遊技補助盤27の前側をカバー部材41で被覆するよう構成されている。前記カバー部材41は、前記左右の庇状部28,29の前端面に当接して位置規制される板状本体42と、該板状本体42における給出口31と対応する位置に開設され、前記球受け筒部16dを挿入させる第3開口部(開口部)43と、板状本体42における第3開口部43の上部に前方に向けて突設されて左右方向の全長に延在し、前記上球皿16の後面に当接する突出片44とから基本的に構成される。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機の作用について説明する。
なお、本発明に係るに遊技機の構成としては、前述した実施例のものに限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。例えば、実施例では、カバー部材に形成した突出片を上球皿の後面に密着するよう構成したが、図9に示すように、上球皿16の後面に配設した金属板部材17における係合レール17aの下方位置に、前方に向けて凹む溝部58を左右方向に形成し、該上球皿16を中枠12に対して閉成した際に、カバー部材41の突出片44が溝部58に嵌合するよう構成するようにしてもよい。このように、前記上球皿16の後面(金属板部材17)に、前記カバー部材41の突出片44と嵌合可能な溝部58を形成することにより、該カバー部材41と上球皿16との間に侵入した異物が突出片44を越えて前記遊技盤14まで到達するのはより確実に阻止される。
(1) 請求項1〜4の何れかに記載の遊技機に関しては、前記上球受け皿の後面に、前記カバー部材の突出片と嵌合可能な溝部を形成する。
このように、前記上球受け皿の後面に、前記カバー部材の突出片と嵌合可能な溝部を形成することにより、該カバー部材と上球受け皿との間に侵入した異物が突出片を越えて前記遊技盤まで到達するのはより確実に阻止される。
(2) 請求項1〜4の何れかに記載の遊技機に関しては、前記カバー部材における前記左右の庇状部の間と対応する位置に、後方に向けて突出し、かつ後方に向かうにつれて下方傾斜する第2の突出片を形成する。
このように、前記カバー部材における左右の庇状部の間の開口領域と対応する位置に、第2の突出片を形成することにより、該開口領域から遊技盤側への異物の侵入を規制し得る。また、前記第2の突出片を下方傾斜させることで、開口領域に到来した異物はカバー部材側に案内されるから、より確実に開口領域から遊技盤側への異物の侵入を規制可能である。
16 上球皿(上球受け皿)
16d 球受け筒部
16e 上方開口
18 下球皿(下球受け皿)
25 遊技盤保持部(保持部)
27 遊技補助盤
28 左庇状部
29 右庇状部
30 開口領域
31 給出口
32 第1壁部(壁部)
35 回収口
41 カバー部材
42 板状本体
43 第3開口部(開口部)
44 突出片
47 球誘導部
Claims (4)
- 遊技盤を着脱自在に保持する保持部と、前記保持部の下方に形成された遊技補助盤と、前記遊技補助盤の左側上端縁に形成されて前方へ延出する左庇状部と、前記左庇状部から離間して前記遊技補助盤の右側上端縁に形成されて前方へ延出する右庇状部と、前記左庇状部および右庇状部の間に形成され、前記遊技補助盤から前記保持部に保持した遊技盤に連通させる開口領域と、前記遊技補助盤の前側に設けた遊技球の上球受け皿と、前記上球受け皿に設けられて前記遊技補助盤の側に延出し、上方開口を有する球受け筒部と、前記遊技補助盤に開設されて前記左庇状部の下方に位置して該左庇状部により上端縁が画成され、前記球受け筒部に連通して前記上球受け皿へ遊技球を給出する給出口と、前記遊技補助盤および前記上球受け皿の間に配設され、該遊技補助盤の前面側を被覆するカバー部材とを備えた遊技機において、
前記カバー部材は、
前記左右の庇状部の前端面に当接して位置規制され、少なくとも前記開口領域の右方位置から前記給出口の左方位置まで延在する大きさに寸法設定された板状本体と、
前記板状本体における前記給出口と対応する位置に開設されて、前記球受け筒部を挿入させる開口部と、
前記板状本体における前記開口部の上部に前方に向けて突設されて左右方向の全長に延在し、前記上球受け皿の後面に当接する突出片とから構成される
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技盤を着脱自在に保持する保持部と、前記保持部の下方に形成された遊技補助盤と、前記遊技補助盤の左側上端縁に形成されて前方へ延出する左庇状部と、前記左庇状部から離間して前記遊技補助盤の右側上端縁に形成されて前方へ延出する右庇状部と、前記左庇状部および右庇状部の間に形成され、前記遊技補助盤から前記保持部に保持した遊技盤に連通させる開口領域と、前記遊技補助盤の前側に設けた遊技球の上球受け皿と、前記上球受け皿に設けられて前記遊技補助盤の側に延出し、上方開口を有する球受け筒部と、前記遊技補助盤に開設されて前記右庇状部の下方に位置して該右庇状部により上端縁が画成され、前記球受け筒部に連通して前記上球受け皿へ遊技球を給出する給出口と、前記遊技補助盤および前記上球受け皿の間に配設され、該遊技補助盤の前面側を被覆するカバー部材とを備えた遊技機において、
前記カバー部材は、
前記左右の庇状部の前端面に当接して位置規制され、少なくとも前記開口領域の左方位置から前記給出口の右方位置まで延在する大きさに寸法設定された板状本体と、
前記板状本体における前記給出口と対応する位置に開設されて、前記球受け筒部を挿入させる開口部と、
前記板状本体における前記開口部の上部に前方に向けて突設されて左右方向の全長に延在し、前記上球受け皿の後面に当接する突出片とから構成される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技補助盤には、該遊技補助盤に到来した遊技球を前記上球受け皿の下方に設けた下球受け皿に回収する回収口が開設され、前記カバー部材の板状本体は、前記回収口の前側まで延在する大きさに寸法設定されると共に、該板状本体の後面に、遊技補助盤とカバー部材との間に到来した遊技球を回収口に向けて案内する球誘導部が形成されている請求項1または2記載の遊技機。
- 前記遊技補助盤における前記給出口および前記開口領域の間に、該給出口および開口領域を隔離する壁部を形成し、該壁部の前端面に前記板状本体の後面が当接するよう構成した請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
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