JP4751646B2 - パチンコ機用の防犯部材 - Google Patents

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Description

本発明は、不正器具がファール球排出口から遊技盤面(遊技領域)に侵入することを防止するパチンコ機用の防犯部材に関するものである。
一般に、パチンコ機で遊技を行う場合、操作ハンドルを操作して打出レールから遊技球を打ち出し、内レール及び外レールを介して遊技盤の遊技領域に遊技球を導くようになっている。しかし、打出力の不足により、遊技領域に到達せずに逆戻りする遊技球(ファール球)が発生することがある。このファール球は、打出レールの上端と外レールの下端との間に形成されたファール球排出口を介して排出される。
ところが、ファール球排出口は下球皿に連通しているため、ファール球排出口を悪用した不正行為が行われやすい。具体的に言うと、例えばワイヤ等の不正器具の先端部を、下球皿の球出口からファール球排出口内に挿入させる。さらに、ファール球排出口内に挿入した不正器具の先端部を、内レールと前枠のガラス枠との間に通して遊技領域内に到達させる。そして、例えば始動入賞口の羽根部材等を不正器具の先端部で開放させて、遊技球を受け入れやすい状態にし、多くの賞球を獲得する不正行為が行われることがある。
この問題を解決するために、パチンコ機用の防犯部材が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。例えば図13に示されるように、防犯部材101は、内レール111と外レール112との間に生じる球移動空間を覆う覆板部102と、覆板部102の裏面に突設され、内レール111の側面に沿って湾曲する突壁103と、遊技盤113と着脱可能に係合する係合部(図示略)とを備えている。このような部材を使用すれば、前枠114を閉じた状態で、該前枠114のガラス枠115と覆板部102の表面とが当接(密着)するため、ファール球排出口から遊技領域113aへの不正器具の侵入を防ぐことができる。
特開平11−33187号公報([0016]〜[0020]、図3,図5,図7など)
しかし、特許文献1に記載の防犯部材101を用いたとしても、例えば図14に示すように、前枠114を開く方向(矢印F1方向)へ強く引っ張るようにすれば、ガラス枠115と覆板部102とが離間して隙間S1が生じてしまう可能性がある。その結果、ファール球排出口を通過した後、上球皿116側にある嵌合溝部材117の背面と覆板部102との空間S2を通過した不正器具を、隙間S1から挿入できるようになるため、不正行為が行われてしまうおそれがあった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より防犯能力が高いパチンコ機用の防犯部材を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤の下辺部に取り付けられ、ファール球排出口から遊技盤面への不正器具の侵入を防止する防犯部材であって、前記遊技盤面上にある内レールと外レールとの間に生じる球移動空間を覆う覆板部と、前記覆板部の裏面から略垂直方向に突出し、前記内レールの側面に沿うよう湾曲形成された第1突壁と、前記覆板部の表面から略垂直方向に突出しその先端部が球受皿の上辺部の上方に延びるとともに、前記上辺部の上面に当接して配置され、横方向の長さが前記ファール球排出口の横幅よりも大きい第2突壁とを備え、前記第2突壁は、前記不正器具の侵入を防止する障害物として機能するものであって、前枠が備えるガラス枠の枠部よりも下方に位置しており、前記球受皿を有する開閉板を閉じた状態において、前記第2突壁の先端は、前記上辺部の背面よりも前記遊技盤の前方に突出し、かつ、前記上辺部の上面の前端よりも後方に位置していることを特徴とするパチンコ機用の防犯部材をその要旨とする。
また、上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、遊技盤の下辺部に取り付けられ、ファール球排出口から遊技盤面への不正器具の侵入を防止する防犯部材であって、前記遊技盤面上にある内レールと外レールとの間に生じる球移動区間を覆う覆板部と、前記覆板部の裏面から略垂直方向に突出し、前記内レールの側面に沿うよう湾曲形成された第1突壁と、前記覆板部の表面から略垂直方向に延びる基端部と、前記基端部に直交して延びる中間部と、前記基端部と同一方向に延びる先端部とからなり、前記中間部が球受皿の上辺部の背面に当接するとともに、前記先端部が前記上辺部の下面に当接して配置され、横方向の長さが前記ファール球排出口の横幅よりも大きい第2突壁とを備え、前記第2突壁は、前記不正器具の侵入を防止する障害物として機能するものであって、前枠が備えるガラス枠の枠部よりも下方に位置しており、前記球受皿を有する開閉板を閉じた状態において、前記先端部は、前記上辺部の背面よりも前記遊技盤の前方に突出し、かつ、前記上辺部の下面の前端よりも後方に位置していることを特徴とするパチンコ機用の防犯部材をその要旨とする。
従って、請求項1,2に記載の発明によると、十分な横幅を有する第2突壁を覆板部の表面から突出させたことにより、その第2突壁が、上辺部と覆板部とがなす空間のある箇所における好適な障害物として機能する。その結果、ファール球排出口を介して不正器具を挿入したとしても、その不正器具は第2突壁に邪魔されて当該空間を通過できない。ゆえに、前枠や球受皿などを開く方向へ強く引っ張った際に、ガラス枠と覆板部との間に隙間が生じたとしても、その隙間からの不正器具の侵入を確実に防止できる。また、第1突壁を覆板部の裏面から突出させたことにより、覆板部と内レールとの隙間からの不正器具の侵入を防止できる。従って、防犯部材の防犯能力が高くなる。
また、第2突壁の先端部は、球受皿の上辺部の上面または下面当接して配置されているため、球受皿を開く方向へ強く引っ張ったとしても、第2突壁は、上辺部と覆板部とがなす空間のある箇所における好適な障害物としての機能を維持し続けることができる。
なお、防犯部材を形成する材料は特に限定されず、合成樹脂や金属などを用いることができる。防犯部材は、合成樹脂の射出成形により形成されてもよいし、金属板を折り曲げることで形成されてもよい。また、防犯部材は、有色部材によって形成されていてもよいし、無色透明の透光性部材によって形成されていてもよい。仮に、防犯部材を有色部材によって形成すれば、防犯部材を、遊技盤を装飾する装飾部材として用いることもできる。一方、防犯部材を無色透明の透光性部材によって形成すれば、防犯部材が目障りになりにくい。なお、防犯部材が無色透明である場合、防犯部材は合成樹脂によって形成されることがよい。
また、前記覆板部は、内レールと外レールとの間に生じる球移動空間の全域を覆っていてもよいし、前記球移動空間の下部領域のみを覆っていてもよいが、前記球移動空間の下部領域のみを覆うことが好ましい。このようにすれば、少ない材料で防犯部材を形成できるため、防犯部材を低コストで製造できる。なお、覆板部が球移動空間の下部領域のみを覆う場合、覆板部の上端は、遊技盤の下端よりも遊技盤の1/3〜1/4の高さだけ上方に位置することが好ましい。一般的に、遊技盤面上にある入賞口は、遊技盤の下端から1/3〜1/4の高さまでの範囲に位置しているため、覆板部の上端の位置を上記のように設定することで、不正器具を覆板部の先端側から遊技盤面に侵入させたとしても、入賞口の操作が困難になる。ゆえに、不正行為をより確実に防止できる。
前記第1突壁の長さは、内レールの側面に沿って湾曲した状態で、適宜設定することが可能であるが、長いほうが好ましい。このようにすれば、不正器具を覆板部と内レールとの隙間から侵入させようとしても、不正器具の進入が第1突壁に遮られる確率が高くなる。しかも、覆板部が第1突壁で補強されて変形しにくくなる。なお、第1突壁の一端は、覆板部の上端と同じ高さに位置していることが好ましい。仮に、第1突壁の一端が覆板部の上端よりも上方に位置していたとしても、第1突壁において覆板部の上端よりも上側の部分は、不正器具の侵入を防止する機能を有しないので無駄になる。一方、第1突壁の一端が覆板部の上端よりも下方に位置していると、第1突壁が短くなるため、不正器具の進入が第1突壁に遮られる確率が低くなる。また、前記第1突壁の突出量は、前記遊技盤面を基準とした前記内レールの高さとほぼ等しいことが好ましい(請求項5)。仮に、第1突壁の突出量が小さすぎると、第1突壁の先端が遊技盤面に接触しなくなるため、防犯部材にガタツキが生じやすくなる。一方、第1突壁の突出量が大きすぎると、前枠を閉じる際に、覆板部とガラス枠とが互いに干渉してしまう。
また、球受皿としては、上球皿、下球皿が挙げられる。球受皿が上球皿である場合、球受皿の上辺部としては、例えば、上球皿を有する開閉板の上部にて横方向に延設された断面コ字状の嵌合溝部材などが挙げられる。
なお、前記第2突壁は、少なくともその基端部が覆板部の表面から略垂直方向に延びており、かつ少なくともその先端部が球受皿の上辺部の上面または下面に近接または当接するように形成されていればよい。つまり、基端部と先端部とを接続する中間部を設け、基端部、中間部及び先端部によって第2突壁を構成してもよい。
また、上辺部が前記嵌合溝部材である場合、前記第2突壁の突出量は、先端が嵌合溝部材の前端付近に位置する程度であることが好ましい。仮に、第2突壁の突出量が小さすぎると、上球皿を開く方向へ強く引っ張った際に、嵌合溝部材と覆板部とがなす空間からの不正器具の侵入を、第2突壁によって防止できない可能性がある。一方、第2突壁の突出量が大きすぎると、前枠を閉じる際に、第2突壁と前枠とが互いに干渉する可能性がある。
なお、請求項1,2に記載の発明によると、第2突壁と上辺部との当接により、第2突壁と上辺部との間に隙間が生じなくなるため、上記隙間からの不正器具の侵入を防止できる。よって、防犯部材の防犯能力がより高くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記覆板部に、前記球移動空間の下端部分と、前記遊技盤面の外周部分にあるコーナー化粧部材の下端部分とを覆う帯板部が形成されており、前記帯板部に、前記コーナー化粧部材の端部と着脱可能に係合する係合部を設け、前記係合部は、前記第1突壁の下端部に接続され、前記帯板部の裏面から垂直方向に延びる突出片と、前記突出片の先端から前記帯板部と平行に延びる係止片とを備え、前記係止片は、前記コーナー化粧部材の端部に形成された切欠と前記遊技盤面との間に挿入されることにより、前記防犯部材の前方への脱落を防止するための部位であることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明によると、係合部を設けたことで、防犯部材を遊技盤に対して容易に着脱できる。また、覆板部の下端に帯板部が形成されているため、防犯部材が帯板部で補強されて変形しにくくなる。
なお、係合部は、従来公知の様々な構造を適用することが可能である。係合部としては、例えば係合片や係合フックなどを用いた構造を挙げることができる。また、係合部は、防犯部材において1個のみ設けられてもよいし、複数個設けられてもよいが、複数個設けられることが好ましい。このようにすれば、防犯部材が複数の係合部で固定されるため、防犯部材を強固に取り付けることができる。よって、防犯部材の移動による隙間の発生を防止できるため、発生した隙間からの不正器具の侵入を防止できる。さらに、係合部が複数個に設けられている場合、各係合部を互いに離間して配置すれば、防犯部材をより強固に取り付けることができる。なお、互いに離間して配置される複数の係合部の具体例としては、前記帯板部の端部に設けられ、コーナー化粧部材に設けられた穴部に挿入される第1係合部や、前記帯板部の略中央に設けられ、前記コーナー化粧部材の端部に係合する第2係合部などが挙げられる。ここで、コーナー化粧部材とは、外レールよりも外側にあって、前記遊技盤面の外周部分にある部材である。この場合、従来から存在するコーナー化粧部材を利用して防犯部材を取り付けているため、遊技盤側に防犯部材の取付構造を設けなくても済む。
請求項4に記載の発明は、請求項において、前記帯板部の略中央において前記突出片の裏側となる位置に、前記第2突壁と同一方向に突出し、前記球受皿の上辺部の背面に当接するリブが設けられ、前記リブの上端は前記第2突壁に接続され、前記リブの突出量は、前記開閉板を閉じた際に前記上辺部の背面に当接する長さに設定されていることをその要旨とする。
従って、請求項4に記載の発明によると球受皿を閉じた際に、リブが球受皿の上辺部の背面に当接するため、防犯部材のガタツキを球受皿によって抑えることができる。なお、リブは第2突壁に接続されているため、第2突壁をリブによって補強できる。
なお、帯板部は、覆板部の下端において横方向に延設され、前記球移動空間の下端部分と、前記遊技盤面の外周部分にあるコーナー化粧部材の下端部分とを覆うように形成されていてもよい。また、帯板部に、前記遊技盤側と着脱可能に係合する係合部を設けてもよい。
なお、上記した請求項2に記載の発明によると、上辺部と中間部との間に空間が生じなくなるため、ファール球排出口を介して挿入された不正器具が上辺部と中間部との間に侵入することを防止できる。従って、防犯部材の防犯能力がよりいっそう高くなる。また、球受皿を閉じた際に、中間部が球受皿の上辺部の背面に当接するため、防犯部材のガタツキを球受皿によって抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記覆板部の表面の下端部に、逃げ溝が前記覆板部の左右方向に延設され、前記逃げ溝は、前記前枠を閉じた際に前記枠部との干渉を防止する機能を有することをその要旨とする。
以上詳述したように、請求項1〜に記載の発明によれば、より防犯能力が高いパチンコ機用の防犯部材を提供することができる。特に、請求項1,2によれば、防犯部材の防犯能力がより高くなる。
[第1の実施形態]
以下、本発明をパチンコ機に具体化した第1の実施形態を図1〜図8に基づき説明する。
(1)パチンコ機10の構成
図1には、前枠14及び開閉板16を開いた状態のパチンコ機10が示されている。機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種のパチンコ機用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。図1,図2に示されるように、中枠12は、外枠11の開口前面と略同じ外形をなす枠体61を備えている。枠体61は、遊技盤取付孔62を有する遊技盤取付部63、及び、遊技盤取付部63の下方に位置する遊技補助部64などを一体形成することにより構成されている。遊技盤取付孔62の周囲には、遊技盤13を位置決め固定するための係止保持部65等が設けられている。また、遊技補助部64には、賞球用の球出口66、ファール球用のファール球回収口67が設けられている。そして、遊技補助部64の裏側には、ファール球回収口67と連通する下球皿18用の貫通孔(図示略)等が設けられている。
図1に示されるように、中枠12の前面側には、前枠14及び開閉板16が、ともに横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14は、遊技盤取付孔62に取り付けられた遊技盤13を透視保護するためのガラス枠14aを備えている。図3,図4に示されるように、開閉板16の前側には、球受皿としての上球皿15が取り付けられている。そして、開閉板16の左側後部には、球出口66に接続可能な球受筒71が突設され、その球受筒71は上球皿15の皿部15a側に開口されている。また、開閉板16の上部には、断面略コ字状の嵌合溝部材72(上辺部)が横方向に延設されている。嵌合溝部材72は、開閉板16の長手方向の略全体に亘って設けられている。前枠14を閉じた状態において、嵌合溝部材72を構成する上板部73は、前枠14の下端部に横方向に延設された断面略コ字状の溝部材14b(図3参照)の内側部分に挿入されるようになっている。これにより、パチンコ機10の前方から前枠14と開閉板16(上球皿15)との間への不正器具W(ワイヤ等)の侵入が防止される。
図1,図2に示されるように、中枠12の下部には、下球皿18及び操作手段19などを有する下皿ユニット20が装着されている。これにより、下球皿18の中央部にて開口する球出口18aが前記下球皿18用の貫通孔と連通する。
また、遊技補助部64の右側部には基盤81が設置され、基盤81には打出レール82が傾斜した状態(右下がり)で取り付けられている。打出レール82の上端は、遊技盤13の遊技盤面13aに敷設された外レール31bの下端よりも遊技球2個分程度下方に配置されている。なお、打出レール82の長手方向に沿って仮想線を引いた場合、外レール31bの下端は仮想線よりも遊技球1個分程度下方に位置している。また、打出レール82の上端及び外レール31bの下端は、互いに所定距離だけ離間した状態で対向しており、この離間部分により、遊技中に発生したファール球を排出するファール球排出口83が構成される。よって、ファール球排出口83に入ったファール球は、前記ファール球回収口67、下球皿18用の貫通孔及び前記球出口18aを通過して下球皿18に回収される。
(2)遊技盤13の構成
図1に示されるように、遊技盤13の遊技盤面13aには、内レール31a及び外レール31bが略円形状に敷設されている。内レール31aと外レール31bとの間に生じる球移動空間31には、操作手段19を操作した際に打出レール82から発射された遊技球が誘導されるようになっている。さらに、遊技盤面13aの左側部における外レール31bの外側領域には、コーナー化粧部材33が設けられ、遊技盤13の右側部における外レール31bの外側領域には、コーナー化粧部材32が設けられている。コーナー化粧部材33の内側面33aは、外レール31bの外面(側面)に沿うよう湾曲形成されており、コーナー化粧部材32の内側面32bは、内レール31aの外面及び外レール31bの外面に沿うよう湾曲形成されている。
また、内レール31a及び外レール31bの内側領域である遊技領域の略中央部には、液晶式図柄表示装置41を有する枠状の大型装飾部材21が装着されている。液晶式図柄表示装置41の下方には、普通電動役物22aが一体的に構成された始動入賞口22が配設されている。普通電動役物22aは、一対の羽根部材からなり、図示しないソレノイドの励磁作用により開閉するようになっている。また、始動入賞口22の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う開閉扉を備えた大入賞口24が配置されている。始動入賞口22にて遊技球が検知された場合には、液晶式図柄表示装置41による図柄組み合わせゲームが行われる。図柄組み合わせゲームの結果が大当りとなれば、大入賞口24の開閉扉が開放されて、該大入賞口24への遊技球の入賞が可能となる。そして、各入賞口22,24に遊技球が入賞すると賞球の払い出しが行われるようになっている。なお、遊技領域の最下部(内レール31aの下端部)には、いずれの入賞口22,24にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口25(図2参照)が配置されている。
(3)防犯部材51の構成
図1,図2に示されるように、遊技盤13の下辺部には、前記球移動空間31を覆う覆板部52と、覆板部52の裏面52aから垂直方向に突出し、内レール31aの外面に沿うよう湾曲形成された第1突壁56と、覆板部52の表面52bから垂直方向に突出する第2突壁57とを有する防犯部材51が、前記球移動空間31の下部領域を覆うように取り付けられている。防犯部材51は、前記ファール球排出口83から遊技盤面13aへの不正器具Wの侵入を防止する機能を有している。なお、防犯部材51は、無色透明の透光性部材(本実施形態では透光性樹脂)によって形成されている。
図1〜図3,図5,図6に示されるように、防犯部材51は、球移動空間31の下部領域のみを覆う覆板部52を備えている。覆板部52の上端は、遊技盤13の下端から遊技盤13の約1/4の高さだけ上方に位置している。即ち、覆板部52の上端は、遊技盤面13a上にある前記大入賞口24の上端と略同一の高さに位置している。また、覆板部52の右辺は、内レール31aの外面に沿うよう湾曲形成されており、覆板部52の左辺は、外レール31bの内面に沿うよう湾曲形成されている。覆板部52の表面52bは、前枠14を閉じた状態で、前記ガラス枠14aと略当接(近接)するようになっている(図3参照)。覆板部52の表面52bの下端部には、逃げ溝52cが覆板部52の左右方向(横方向)に延設されている。逃げ溝52cは、前枠14を閉じた際にガラス枠14aの枠部14c(図3参照)との干渉を防止する機能を有している。また、覆板部52の下端には、正面視略帯状をなし、左右方向に延びる帯板部53が形成されている。帯板部53は、球移動空間31の下端部分と、前記コーナー化粧部材32の下端部左側とを覆うようになっている。
図5,図6(a),図6(c)に示されるように、帯板部53の裏面53aにおける左端部(図1,図2では正面から見て右端部)には、略円筒状の第1係合部54(係合部)が突設されている。第1係合部54は、コーナー化粧部材32に設けられた円形状の穴部32a(図7,図8参照)に対して挿脱可能に挿入されている。なお、穴部32aは、コーナー化粧部材32を射出成形する際に、裏側に遊技盤取付用のボス(図示略)を突出させることに伴い、表面に形成される凹部である。この穴部32aは、コーナー化粧部材32の下端部左側において帯板部53によって覆われる部分に配置されている。
また、図5(b),図6(c),図6(d)に示されるように、帯板部53の裏面53aにおける略中央には、第2係合部55(係合部)が形成されている。第2係合部55は、前記第1突壁56の下端部(板部55c)に接続され、帯板部53の裏面53aから垂直方向に延びる突出片55aと、同突出片55aの先端から帯板部53と平行に延びる係止片55bとを備えている。突出片55aの突出量は、コーナー化粧部材32の下端部左側の厚さ(前後方向の長さ)と略同一になっている(図8参照)。係止片55bは、帯板部53の裏面53aから見て左側(第1係合部54側)に延びている。係止片55bは、コーナー化粧部材32の下端部左端面32cに形成された切欠32d(図8参照)と遊技盤面13aとの間に挿入されることにより、防犯部材51の前方への脱落を防止するための部位である。さらに、第1突壁56の下端部には、前記アウト口25の下方に位置する板部55cが形成されており、該板部55cの下面には、突出片55a及び係止片55bが直交した状態で接続されている。板部55cは、コーナー化粧部材32の内側面32bに接触するようになっている。従って、突出片55aをコーナー化粧部材32の下端部左端面32c(図7,図8参照)に接触させ、係止片55bを切欠32dに挿入させるとともに、板部55cをコーナー化粧部材32の内側面32bに接触させることにより、第2係合部55がコーナー化粧部材32の下端部左側に対して着脱可能に係合される。
図5,図6に示されるように、覆板部52の裏面52aからは、第1突壁56が垂直方向に突出している。第1突壁56の突出量は、内レール31aの高さ(前後方向の長さ)と略同一に設定されている。第1突壁56は、内レール31aの外面(側面)に沿うよう湾曲形成されている。第1突壁56は、覆板部52の右辺部分において上端から下端付近に亘って延設されており、その下端部である板部55cは、前記アウト口25の下方に位置するようになっている。
一方、覆板部52の下辺部分の表面52bからは、第2突壁57が垂直方向(第1突壁56の突出方向とは反対方向)に突出している。第2突壁57は略帯状をなし、横方向の長さは、前記ファール球排出口83の横幅(前記打出レール82の上端と外レール31bの下端との距離)よりも大きくなっている。また、第2突壁57は、帯板部53の長手方向の略全体に亘って設けられている。具体的に言うと、第2突壁57の左端は、覆板部52の下辺部分の左端に位置しており、第2突壁57の右端は、前記第1係合部54の近傍に位置している。
また、図3,図4に示されるように、第2突壁57の突出量は、開閉板16を閉じた状態において、その先端が、前記嵌合溝部材72の背面72aよりも遊技盤13の前方に突出し、かつ嵌合溝部材72の上板部73(上面72b)の前端よりもやや後方に位置する長さに設定されている。さらに、第2突壁57の先端部は、嵌合溝部材72の上方に延びるとともに、嵌合溝部材72(上板部73)の上面72bに当接して配置されている。
図5(a),図6(b)〜(d)に示されるように、帯板部53の表面53bには、前記第2突壁57と同一方向に突出するリブ58が設けられている。リブ58は、帯板部53の略中央において、第2係合部55の突出片55aの裏側に配置されている。リブ58の上端は第2突壁57に接続されている。リブ58の突出量は、図4に示されるように、開閉板16を閉じた際に嵌合溝部材72の背面72aに当接する長さに設定されている。
次に、防犯部材51の作用を説明する。
例えばワイヤ等の不正器具Wを下球皿18の球出口18aから挿入し、ファール球回収口67及びファール球排出口83を介して遊技盤面13aに到達させた後、不正器具Wの先端部で始動入賞口22の羽根部材や大入賞口24の開閉扉を操作して不正行為を行うことが考えられる。具体的に言うと、不正者は、不正器具Wの先端部を、嵌合溝部材72と覆板部52とがなす空間S3(図3参照)内に到達させた後、例えば前枠14を開く方向へ強く引っ張ってガラス枠14aと覆板部52との間に隙間を生じさせ、その隙間から不正器具Wの先端部を侵入させようとする。
しかし、空間S3の上側には第2突壁57が位置しているため、不正器具Wの先端部をさらに侵入させようとしても、不正器具Wは第2突壁57に邪魔されて空間S3を通過できない。
そこで、前枠14だけでなく開閉板16も開く方向へ引っ張ることにより、嵌合溝部材72と第2突壁57との間に隙間を生じさせようとすることが考えられる。しかし、第2突壁57は、先端が嵌合溝部材72の前端付近に位置するとともに、先端部が嵌合溝部材72の上面72bに当接している。このため、開閉板16を引っ張ったとしても、第2突壁57は嵌合溝部材72の上面72bに当接した状態を維持し続ける。従って、この場合も、不正器具Wは第2突壁57に邪魔されて空間S3を通過できない。ゆえに、ガラス枠14aと覆板部52との間に生じた隙間からの不正器具Wの侵入を確実に防止できる。
また、他の方法としては、球移動空間31に到達させた不正器具Wの先端部を、内レール31aを乗り越えさせて、内レール31aの内側に到達させることが考えられる。しかし、球移動空間31の下部領域は覆板部52によって覆われており、覆板部52から突出した第1突壁56は内レール31aの外面に沿うよう湾曲形成されている。このため、不正器具Wを内レール31aの内側に到達させようとしても、不正器具Wの先端部は、覆板部52や第1突壁56に邪魔されるために内レール31aを乗り越えることができない。ゆえに、球移動空間31からの不正器具Wの侵入を確実に防止できる。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパチンコ機10によれば、十分な横幅を有する第2突壁57を覆板部52の表面52bから突出させたことにより、その第2突壁57が、空間S3のある箇所における好適な障害物として機能する。その結果、ファール球排出口83を介して不正器具Wを挿入したとしても、その不正器具Wは、第2突壁57に邪魔されて当該空間S3を通過できない。ゆえに、前枠14を開く方向へ強く引っ張った際に、空間S3の上方(具体的には、ガラス枠14aと覆板部52との間)に隙間が生じたとしても、その隙間からの不正器具Wの侵入を確実に防止できる。また、第1突壁56を覆板部52の裏面52aから突出させたことにより、覆板部52と内レール31aとの隙間からの不正器具Wの侵入を防止できる。従って、防犯部材51の防犯能力が高くなる。
(2)例えば、覆板部52の表面52bに第2突壁57を設ける代わりに、クッション部材を貼付し、そのクッション部材を嵌合溝部材72の背面72aに当接して配置することが考えられる。このようにすれば、クッション部材が、空間S3のある箇所における障害物として機能する。しかし、上球皿15を開く方向へ強く引っ張れば、クッション部材と嵌合溝部材72との間に隙間が生じる可能性があり、クッション部材が障害物としての機能を維持できなくなるおそれがある。
一方、本実施形態では、第2突壁57の先端部が、上球皿15の嵌合溝部材72の上面72bに当接して配置されている。このようにすれば、上球皿15を開く方向へ強く引っ張ったとしても、第2突壁57は嵌合溝部材72の上面72bに当接し続ける。ゆえに、第2突壁57は、空間S3のある箇所における好適な障害物としての機能を維持し続けるため、防犯部材51の防犯能力がより高くなる。
(3)本実施形態では、帯板部53の裏面53aにおける左端部(図1,図2では正面から見て右端部)に第1係合部54が配置され、帯板部53の裏面53aにおける略中央に第2係合部55が配置されている。よって、互いに離間した第1係合部54及び第2係合部55にて防犯部材51が取り付けられるため、第1係合部54及び第2係合部55が互いに近接している場合に比べて、防犯部材51を安定的に固定できる。
(4)本実施形態では、前枠14を閉じた状態で、覆板部52の表面52bがガラス枠14aに略当接している。よって、発射された遊技球のガラス枠14aへの衝突が覆板部52により防止されるため、遊技球の衝突によるガラス枠14aの破損を防止することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態のパチンコ機10を図9(a),(b)に基づき説明する。なお、前記第1の実施形態と共通している構成については、同一の番号を付す代わりに、その詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、防犯部材51の形状のみが前記第1の実施形態と異なっている。具体的に言うと、本実施形態の防犯部材51には帯板部53やリブ58が設けられていない。また、第2突壁57の形状は前記第1の実施形態と異なっている。
図9(a),(b)に示されるように、第2突壁57は、覆板部52の表面52bから垂直方向に延びる基端部91と、基端部91の先端から同基端部91に直交して延びる中間部92と、中間部92の先端から基端部91と同一方向に延びる先端部93とを備えている。基端部91の突出量は、第1突壁56の突出量よりも小さくなっており、前記第1の実施形態におけるリブ58の突出量と等しくなっている。このため、中間部92は、開閉板16を閉じた際に嵌合溝部材72の背面72aに当接(面接触)する。中間部92は、基端部91の先端から下方に延びており、その上下方向の長さは、嵌合溝部材72の背面72a部分の高さと略同一になっている。また、先端部93は、開閉板16を閉じた状態において、嵌合溝部材72の背面72aよりも遊技盤13の前方に突出し、かつ嵌合溝部材72の下板部74(下面72c)の前端よりもやや後方に位置する長さに設定されている。さらに、先端部93は、嵌合溝部材72の下方に延びるとともに、嵌合溝部材72(下板部74)の下面72cに当接して配置されている。
従って、本実施形態のパチンコ機10によれば、嵌合溝部材72と中間部92との間に空間が生じなくなるため、ファール球排出口83を介して挿入された不正器具Wが嵌合溝部材72と中間部92との間に侵入することを防止できる。従って、防犯部材51の防犯能力がよりいっそう高くなる。また、上球皿15を閉じた際に、中間部92が上球皿15の嵌合溝部材72の背面72aに当接するため、防犯部材51のガタツキを上球皿15によって抑えることができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施形態では、第2突壁57の先端部は、嵌合溝部材72の上面72bに当接して配置されていた。しかし、第2突壁57の先端部は、嵌合溝部材72の上面72bに近接して配置(上面72bに対して0.1mm〜数mm程度離間した状態で配置)されていてもよい。具体的に言うと、第2突壁57の先端部は、図10に示されるように、嵌合溝部材72の上板部73と溝部材14bとの間に配置されていてもよいし、図11に示されるように、枠部14cの下面に当接して配置されていてもよい。また、第2突壁57の先端部は、嵌合溝部材72の下面72cに当接して配置されていてもよいし、図12に示されるように、下面72cに近接して配置(下面72cに対して0.1mm〜数mm程度離間した状態で配置)されていてもよい。
・上記第2の実施形態では、第2突壁57の先端部93は、嵌合溝部材72の下面72cに当接して配置されていたが、下面72cに近接して配置(下面72cに対して0.1mm〜数mm程度離間した状態で配置)されていてもよい。
・上記第1の実施形態では、覆板部52の上端が、遊技盤13の下端から遊技盤13の約1/4の高さだけ上方に位置していたが、遊技盤面13aの下端から遊技盤面13aの約1/3の高さだけ上方に位置していてもよい。このようにすれば、覆板部52の上端が、遊技盤面13a上にある始動入賞口22の上端と略同一の高さに位置するようになる。従って、始動入賞口22及び大入賞口24に対する不正器具Wによる不正行為をより確実に防止できる。
・上記第1の実施形態では、1つのリブ58が、帯板部53の表面53bにおける略中央に設けられていた。しかし、リブ58は、帯板部53の表面53bにおいて複数箇所に設けられていてもよい。なお、この場合、各リブ58は、表面53bにおいて互いに同じ距離だけ離間した状態で配置されることが好ましい。このようにすれば、各リブ58が互いに近接している場合に比べて、防犯部材51を安定的に固定できる。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至5のいずれか1項において、無色透明の透光性部材によって形成されていること。
(2)請求項3において、前記覆板部に、横方向に延設され、前記球移動空間の下端部分と、前記遊技盤面の外周部分にあるコーナー化粧部材の下端部分とを覆う帯板部が形成されており、前記係合部は、前記帯板部の端部に設けられ、前記コーナー化粧部材に設けられた穴部に挿入される第1係合部と、前記帯板部の略中央に設けられ、前記コーナー化粧部材の端部に係合する第2係合部とを備えること。
(3)遊技盤の下辺部に取り付けられ、ファール球排出口から遊技盤面への不正器具の侵入を防止する防犯部材であって、前記遊技盤面上にある内レールと外レールとの間に生じる球移動空間を覆う覆板部と、前記覆板部の裏面から略垂直方向に突出し、前記内レールの側面に沿うよう湾曲形成された第1突壁と、少なくともその基端部が前記覆板部の表面から略垂直方向に突出し、少なくともその先端部が球受皿の上辺部の上面または下面に近接または当接して配置され、横方向の長さが前記ファール球排出口の横幅よりも大きい第2突壁とを備えることを特徴とするパチンコ機用の防犯部材。
第1の実施形態において、前枠及び開閉板を開いた状態のパチンコ機を示す正面図。 同じく、パチンコ機の要部を示す正面図。 同じく、パチンコ機の側断面図。 上球皿が取り付けられた開閉板の裏面側を示す斜視図。 (a),(b)は、第1の実施形態における防犯部材を示す斜視図。 (a)は、防犯部材の上面図、(b)は、防犯部材の正面図、(c)は、防犯部材の下面図、(d)は、図6(b)のA−A線断面図。 防犯部材が取り付けられていない状態のパチンコ機の要部を示す正面図。 遊技盤の右側部分及びコーナー化粧部材を示す斜視図。 (a)は、第2の実施形態におけるパチンコ機を示す側断面図、(b)は、第2の実施形態の防犯部材を示す側断面図。 他の実施形態におけるパチンコ機の側断面図。 他の実施形態におけるパチンコ機の側断面図。 他の実施形態におけるパチンコ機の側断面図。 従来技術におけるパチンコ機を示す側断面図。 同じく、前枠が開く方向へ引っ張られた状態のパチンコ機を示す側断面図。
符号の説明
10…パチンコ機
13…遊技盤
13a…遊技盤面
15…球受皿としての上球皿
31…球移動空間
31a…内レール
31b…外レール
51…防犯部材
52…覆板部
52a…覆板部の裏面
52b…覆板部の表面
53…帯板部
54…係合部としての第1係合部
55…係合部としての第2係合部
56…第1突壁
57…第2突壁
58…リブ
72…上辺部としての嵌合溝部材
72a…上辺部の背面
72b…上辺部の上面
72c…上辺部の下面
83…ファール球排出口
91…基端部
92…中間部
93…先端部
W…不正器具

Claims (6)

  1. 遊技盤の下辺部に取り付けられ、ファール球排出口から遊技盤面への不正器具の侵入を防止する防犯部材であって、
    前記遊技盤面上にある内レールと外レールとの間に生じる球移動空間を覆う覆板部と、
    前記覆板部の裏面から略垂直方向に突出し、前記内レールの側面に沿うよう湾曲形成された第1突壁と、
    前記覆板部の表面から略垂直方向に突出しその先端部が球受皿の上辺部の上方に延びるとともに、前記上辺部の上面に当接して配置され、横方向の長さが前記ファール球排出口の横幅よりも大きい第2突壁と
    を備え
    前記第2突壁は、前記不正器具の侵入を防止する障害物として機能するものであって、前枠が備えるガラス枠の枠部よりも下方に位置しており、
    前記球受皿を有する開閉板を閉じた状態において、前記第2突壁の先端は、前記上辺部の背面よりも前記遊技盤の前方に突出し、かつ、前記上辺部の上面の前端よりも後方に位置している
    ことを特徴とするパチンコ機用の防犯部材。
  2. 遊技盤の下辺部に取り付けられ、ファール球排出口から遊技盤面への不正器具の侵入を防止する防犯部材であって、
    前記遊技盤面上にある内レールと外レールとの間に生じる球移動区間を覆う覆板部と、
    前記覆板部の裏面から略垂直方向に突出し、前記内レールの側面に沿うよう湾曲形成された第1突壁と、
    前記覆板部の表面から略垂直方向に延びる基端部と、前記基端部に直交して延びる中間部と、前記基端部と同一方向に延びる先端部とからなり、前記中間部が球受皿の上辺部の背面に当接するとともに、前記先端部が前記上辺部の下面に当接して配置され、横方向の長さが前記ファール球排出口の横幅よりも大きい第2突壁と
    を備え、
    前記第2突壁は、前記不正器具の侵入を防止する障害物として機能するものであって、前枠が備えるガラス枠の枠部よりも下方に位置しており、
    前記球受皿を有する開閉板を閉じた状態において、前記先端部は、前記上辺部の背面よりも前記遊技盤の前方に突出し、かつ、前記上辺部の下面の前端よりも後方に位置している
    ことを特徴とするパチンコ機用の防犯部材。
  3. 前記覆板部に、前記球移動空間の下端部分と、前記遊技盤面の外周部分にあるコーナー化粧部材の下端部分とを覆う帯板部が形成されており、
    前記帯板部に、前記コーナー化粧部材の端部と着脱可能に係合する係合部を設け
    前記係合部は、前記第1突壁の下端部に接続され、前記帯板部の裏面から垂直方向に延びる突出片と、前記突出片の先端から前記帯板部と平行に延びる係止片とを備え、
    前記係止片は、前記コーナー化粧部材の端部に形成された切欠と前記遊技盤面との間に挿入されることにより、前記防犯部材の前方への脱落を防止するための部位である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ機用の防犯部材。
  4. 記帯板部の略中央において前記突出片の裏側となる位置に、前記第2突壁と同一方向に突出し、前記球受皿の上辺部の背面に当接するリブが設けられ
    前記リブの上端は前記第2突壁に接続され、
    前記リブの突出量は、前記開閉板を閉じた際に前記上辺部の背面に当接する長さに設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載のパチンコ機用の防犯部材。
  5. 前記第1突壁の突出量は、前記遊技盤面を基準とした前記内レールの高さとほぼ等しいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパチンコ機用の防犯部材。
  6. 前記覆板部の表面の下端部に、逃げ溝が前記覆板部の左右方向に延設され、前記逃げ溝は、前記前枠を閉じた際に前記枠部との干渉を防止する機能を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパチンコ機用の防犯部材。
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