JP3569189B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤の裏側に、主制御基板ケース内に主制御基板を収納して成る主制御手段を備え、その主制御手段により、主に遊技盤側の遊技動作を制御するようにしている。
【0003】
この主制御手段の配置形態としては、従来、遊技盤の裏側に、遊技盤側の遊技部品を裏側から覆う裏被覆手段を設け、この裏被覆手段の裏側に主制御手段を着脱自在に配置する形態と、裏被覆手段の側方で遊技盤の裏側に主制御手段を配置する形態と、裏被覆手段の下方で遊技盤の裏側に主制御手段を配置する形態とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の配置形態では、次のような問題がある。即ち、裏被覆手段の裏側に主制御手段を配置する配置形態は、裏被覆手段の上下及び左右方向の寸法を大きくして被覆範囲を容易に確保できる利点がある。しかし、この配置形態では、裏被覆手段と主制御手段とが前後に重なるため、遊技盤から後方への突出量が大になり、裏被覆手段の深さを十分に確保できず、遊技盤に大型の、液晶表示手段やセンター役物等を配置することが困難である。
【0005】
また裏被覆手段の側方又は下方に主制御手段を配置する配置形態では、遊技盤から後方への突出量を小さくでき、裏被覆手段の深さを容易に確保できる利点がある。しかし、この配置形態では、主制御手段と裏被覆手段とを遊技盤の裏側に左右又は上下に並べて配置するため、裏被覆手段の左右方向又は上下方向の寸法が主制御手段によって制約される欠点がある。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、主制御手段を配置するに際して、遊技盤から後方への突出量を小さくできると共に、裏被覆手段の上下、左右及び前後方向の寸法を十分に確保できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主に遊技盤7 に係わる制御を行う主制御手段18と、前記遊技盤7 の裏側に、該遊技盤 7 に装着された遊技部品8 〜12を裏側から覆う裏カバー15とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段18は、前記裏カバー 15 の側壁 33 に沿って偏平状に形成された主制御基板ケース 31 と、該主制御基板ケース 31 に収納された主制御基板 30 とを備え、且つ前記側壁 33 の近傍で該側壁 33 に沿って上下方向に縦長状に配置して、前記裏カバー 15 の一側の保持手段 32 に裏側から前後方向に着脱自在に装着されており、前記保持手段 32 は、前記裏カバー 15 に一体に設けられ且つ主制御基板ケース 31 の前端側が裏側から着脱自在に嵌合する嵌合部 42 と、該嵌合部 42 に嵌合する主制御基板ケース 31 の後端側を係脱自在に係止する係止爪 43 とを備え、前記係止爪 43 は前記側壁 33 の一部に左右方向に弾性変形可能に一体に設けられ且つ後端側に操作部 49 を有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図8は本発明の第1の実施形態を例示する。図1〜図3において、1 は遊技機本体で、外枠2 と、この外枠2 の前側に上下一対のヒンジ3 により開閉自在に枢着された前枠4 とを備えている。
【0009】
前枠4 には、ガラス扉5 と前面板6 とが開閉自在に上下に配置され、またガラス扉5 に対応して遊技盤7 が着脱自在に装着されている。遊技盤7 は、その前側に液晶表示手段8 、大入賞手段9 、普通入賞手段10、特別図柄始動手段11、普通図柄始動手段12等の複数個の遊技部品を備え、前枠4 の裏側の遊技盤装着枠13に裏側から着脱自在に嵌合され、裏機構板14により裏側から押圧されて固定されている。
【0010】
液晶表示手段8 には、特別図柄表示手段16と普通図柄表示手段17とが設けられている。特別図柄表示手段16は、特別図柄始動手段11が遊技球を検出することを条件に1個又は複数個の特別図柄が所定時間変動し、普通図柄表示手段17は、普通図柄始動手段12が遊技球を検出することを条件に1個又は複数個の普通図柄が所定時間変動するようになっている。
【0011】
遊技盤7 の裏側には、液晶表示手段8 、大入賞手段9 等の遊技部品を覆う略矩形箱状、その他の所定形状の裏カバー15と、この裏カバー15の左右方向の一側面に配置され且つ主に遊技盤7 側に係わる制御を行う主制御手段18とが装着されている。前面板6 には、発射用の遊技球を貯留する上皿19が装着され、また前枠4 の下部に、余剰球を貯留する下皿20と、発射手段21の発射ハンドル22とが装着されている。
【0012】
裏機構板14は、ヒンジ3 側の上下一対のヒンジ23により、遊技盤装着枠13に開閉自在に枢支され、左右両側の複数個の締結具24により遊技盤装着枠13に締結されている。裏機構板14には、遊技盤7 の裏カバー15が嵌合する開口部25が中央部に形成され、この開口部25の上側に遊技球タンク26及びタンクレール27が、左右一側に払い出し手段28が、下側に通路ユニット29が夫々設けられている。裏カバー15、主制御手段18は、その後部側が裏機構板14の開口部25から後方へと突出している。なお、裏カバー15により裏被覆手段が構成されている。裏カバー15には、その内部の遊技盤7 側の遊技部品の修理等が可能なように開閉部、開口部を設けても良いし、また放熱用のスリットや孔を設けても良い。
【0013】
通路ユニット29は、払い出し手段28から払い出された遊技球を上皿19等に案内する賞球案内通路(図示省略)、裏カバー15内の入賞球を島側の回収系に案内する入賞球案内通路(図示省略)等を備えている。
【0014】
主制御手段18は、図4〜図8に示すように、主に遊技盤7に係わる遊技動作の制御を行う主制御基板30と、この主制御基板30を収納する偏平な主制御基板ケース31とを備え、主制御基板30が遊技盤7 に対して略直角となるように、裏カバー15の側壁33の近傍でその側壁33に沿って上下方向に縦長状に配置され、裏カバー15の一側の保持手段32に裏側から着脱自在に装着されている。
【0015】
主制御基板30には、CPU、ROM、RAM等を構成する制御用のIC、その他の電子部品34a が装着されると共に、その後端縁に沿って長手(上下)方向に複数個のコネクタ35が装着されている。
【0016】
主制御基板ケース31は、裏カバー15の側壁33に沿って偏平な縦長矩形状であって、内部の主制御基板30側を透視可能な合成樹脂製の複数個のケース体、例えば裏カバー15の側壁33側に配置された偏平な第1ケース体36と、所定の深さを有し且つ裏カバー15の側壁33と反対側に配置された第2ケース体37とを開閉可能に結合して構成され、その両ケース体36,37 間に、裏カバー15の側壁33に沿うように主制御基板30が介在されている。
【0017】
主制御基板ケース31は、裏カバー15の側壁33の上下方向の寸法と略同一程度か、又は側壁33の上下方向の寸法よりも若干短い程度であり、その後端側が裏カバー15の後端と略同一程度か、又は後端よりも若干前方に位置する程度になっている。なお、主制御手段18の後端は、裏カバー15の後端よりも若干後方に突出させても良い。
【0018】
第2ケース体37には、その一部が主制御基板30の後部側に近接又は当接するように凹部38があり、この凹部38に開口39が形成されている。そして、主制御基板30側のコネクタ35は、裏カバー15と反対側に突出するように凹部38の開口39に嵌合している。コネクタ35には、主制御基板30を遊技盤7 、その他の所要部位と接続するリード線40のコネクタ41が着脱自在に接続されている。なお、主制御基板30には、上下方向の両端側に、これを開封したときに痕跡が残るように封止手段34が設けられている。
【0019】
保持手段32は、主制御手段18の少なくとも一部、即ち主制御基板ケース31の前端側が裏側から着脱自在に嵌合する嵌合部42と、この嵌合部42に嵌合する主制御基板ケース31の後端側を係脱自在に係止する係止爪43とを備えている。
【0020】
嵌合部42は、裏カバー15の前端から側方に突出し且つ遊技盤7 の裏側に当接する受け板44と、この受け板44の周囲に形成されたコの字状の嵌合壁45とを一体に備え、裏カバー15の側壁33に沿って上下方向に長い縦長状に設けられている。裏カバー15の側壁33及び嵌合壁45には、主制御手段18を容易に着脱し得るように、嵌合部42の内側に補強兼案内用の1個又は複数個のリブ46,47 が前後方向に設けられている。
【0021】
なお、嵌合壁45は、例えば各辺毎に複数個に分割しても良い。また嵌合壁45を複数個に分割して設ける場合には、主制御基板ケース31をガタツキなく保持できるように、その嵌合壁45を内外方向に弾性変形可能に構成しても良い。更に嵌合部42は、主制御基板ケース31の前部側を取り囲む複数個の突起により構成することも可能である。
【0022】
係止爪43は上下方向に一対あり、裏カバー15の側壁33の一部に、左右方向に弾性変形可能に一体に設けられ、後端側に係合部48と操作部49とが設けられている。なお、操作部49は、裏カバー15の後端よりも後方に突出している。
【0023】
裏機構板14の下部側には、通路ユニット29の裏側に対応する取り付け板50が前枠4 、遊技盤7 等と略平行に設けられている。取り付け板50は、払い出し手段28を制御する払い出し制御手段51、発射手段21を制御する発射制御手段52、遊技盤7 側の各遊技部品等に組み込まれたランプを発光制御するランプ制御手段54、効果音発生用のスピーカを制御する音声制御手段55、所要部位に制御手段18,51,52,54,55等を介して電源を供給する電源手段53が、保持手段56〜60を介して裏側から着脱自在に装着されている。なお、取り付け板50を使用せず、裏機構板14に直接保持手段56〜60を設けても良い。
【0024】
払い出し制御手段51、発射制御手段52、電源手段53、ランプ制御手段54、音声制御手段55は、例えば内部を透視可能な合成樹脂製の偏平なケース61〜65内に所定の基板66〜70を夫々収納したものである。払い出し制御手段51、発射制御手段52、電源手段53は左右方向に所定間隔を置いて、またランプ制御手段54、音声制御手段55は上下方向に所定間隔を置いて取り付け板50の裏側に夫々並設され、各基板66〜70が遊技盤7 、取り付け板50等に対して略直角となるように配置されている。
【0025】
払い出し制御手段51、発射制御手段52は、遊技機本体1 側の払い出し手段28、発射手段21を制御する本体側制御手段を構成するもので、図7及び図8に示すように、保持手段56,57 を介して取り付け板50に装着されている。保持手段56,57 は、ケース61,62 の前側が嵌合する縦長枠状の嵌合部71,72 と、この嵌合部71,72 の一側から後方に突出する案内兼用の保護壁73,74 と、この保護壁73,74 の上下方向の中間部分に一体に形成された係止爪75,76 とを備えている。
【0026】
係止爪75,76 は左右方向に弾性変形可能であり、後端側に係止用の係合部77,78 と離脱用の操作部79,80 とが設けられている。操作部79,80 は、保護壁73,74 の後端よりも後方に突出している。
【0027】
電源手段53、ランプ制御手段54及び音声制御手段55も、払い出し制御手段51、発射制御手段52と同様に、嵌合部、保護壁、係止爪を備えた保持手段を介して取り付け板50に着脱自在に装着されている。
【0028】
なお、各制御手段51,52,54,55 の基板66,67,69,70 、及び電源手段53の基板68は、機能別に夫々独立して設けられ、遊技機本体1 の裏側に別々に配置されている。また払い出し制御手段51、ランプ制御手段54、音声制御手段55等は、リード線等を介して主制御手段18に適宜接続されている。各制御手段51,52,54,55 、電源手段53の後端は、主制御手段18の後端と略同程度の位置にある。
【0029】
上記構成の弾球遊技機において、主制御手段18を装着する場合には、主制御基板ケース31内に主制御基板30を収納した後、主制御基板ケース31の前側を裏カバー15の側壁33に沿って嵌合部42に裏側から挿入して行く。そして、主制御基板ケース31の前側が受け板44に当接すると、係止爪43の係合部48が主制御基板ケース31の第1ケース体36の後端側に係合し、これによって主制御手段18を保持手段32により固定できる。
【0030】
主制御手段18を取り外す場合には、係止爪43の操作部49を裏カバー15側に押圧すると、係合部48が主制御基板ケース31の第1ケース体36から外れるので、その状態で主制御基板ケース31を嵌合部42から後方に抜き取れば良い。
【0031】
このように主制御手段18を裏カバー15の側面に配置することにより、全体の後方への突出量を小さくできる。従って、裏カバー15の裏側に主制御手段18を配置する場合に比較して、裏カバー15の前後方向の寸法、即ち深さを大にでき、遊技盤7 から裏側への突出量の大きい液晶表示手段8 やセンター役物等であっても、その液晶表示手段8 等を遊技盤7 に容易に装着することが可能である。
【0032】
また主制御手段18が裏カバー15の側面にあるため、裏カバー15の側方に所定の間隔をおいて主制御手段18を配置する場合に比較して、裏カバー15の左右方向の寸法を大きくすることができ、裏カバー15の被覆範囲を容易に確保できる。勿論、裏カバー15の上下方向の寸法も確保できる。
【0033】
特に主制御手段18は、裏カバー15の側壁33に沿って偏平な主制御基板ケース31内に主制御基板30を収納し、その主制御基板30が遊技盤7 に対して略直角で各裏カバー15の側壁33に沿うように配置しているため、主制御手段18が裏カバー15の側面にあるにも拘わらず、その専有面積を少なくできる。
【0034】
更に主制御手段18は、保持手段32の嵌合部42に対して裏側から前後方向に着脱する構造であるため、裏機構板14により遊技盤7 を固定した状態のままで、その裏機構板14の裏側から容易に着脱できる。従って、主制御手段18の検査、点検等を容易にできる。
【0035】
また主制御手段18には、その凹部38側でコネクタ35にリード線40のコネクタ41を接続するが、主制御基板ケース31内の主制御基板30が裏カバー15の側壁33に沿ってその近傍にあるため、主制御基板30のコネクタ35に対するコネクタ41の接続が容易であると共に、主制御基板ケース31内で裏カバー15と反対側に主制御基板30がある場合に比べて、リード線40の外側への大きな張り出しを防止できる。
【0036】
なお、受け板44側に対基板コネクタを設け、主制御基板ケース31を嵌合部42に嵌合させることにより、主制御基板30側のコネクタが受け板44側の対基板コネクタに挿入され、主制御基板30を各部に対して自動的に接続できるようにしても良い。
【0037】
主制御手段18は保持手段32により裏カバー15の側面に沿って着脱自在に保持しているが、その保持手段32の嵌合部42に主制御手段18の少なくとも一部を嵌合させているので、係止爪43等で主制御基板ケース31を係止する簡単な係止構造を採用しながらも、主制御手段18を確実に安定良く装着できる。
【0038】
主制御基板ケース31は、裏カバー15の側壁33に沿っているため、この裏カバー15によって主制御手段18を保護でき、主制御手段18に対して左右方向の外力が作用し難く、また仮に外力がかかった場合でも、主制御手段18、保持手段32の損傷等を未然に防止できる。
【0039】
払い出し制御手段51を取り付け板50に装着する場合には、そのケース61を保持手段56の裏側から嵌合部71に挿入して、係止爪75でケース61を固定する。また払い出し制御手段51を取り外す場合には、係止爪75を操作して係合部77をケース61から外した後、ケース61を嵌合部71から後方に抜き取れば良い。なお、他の発射制御手段52、電源手段53、ランプ制御手段54、音声制御手段55を着脱する場合も同様である。
【0040】
払い出し制御手段51等の装着に当たっても、そのケース61の前部側を保持手段56の嵌合部71に嵌合させた状態で、そのケース61の後端側を係止爪75で係止しているので、主制御手段18側と同様に容易に着脱でき、また取り付け板50に対して安定良く装着できる。
【0041】
しかも各制御手段51,52,54,55 、電源手段53は、その基板66〜70が遊技盤7 に略直角方向となるように装着しているので、基板66〜70が取り付け板50と平行になるように設ける場合に比較して、複数個の制御手段51,52,54,55 等を少ない専有空間で効率的に配置できる。各保持手段56〜60に保護壁73,74 があり、この保護壁73,74 で各制御手段51,52,54,55 等を保護できるため、各制御手段51,52,54,55 の倒れ等を容易に防止できる。
【0042】
図9は本発明の第2の実施形態を例示し、裏カバー15の側壁33を傾斜状に形成し、保持手段32の嵌合部42及び係止爪43をその側壁33の傾斜に合わせて設け、保持手段32に対して主制御手段18を裏側から着脱可能にしたものである。
【0043】
この場合には、主制御手段18、取り分けその主制御基板30は、遊技盤7 に対して若干傾斜するが、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また主制御手段18は、その後部側が裏カバー15の左右方向の中央側に寄るように傾斜するため、主制御手段18の後端側が裏カバー15よりも若干後方に突出するような場合でも、裏機構板14のヒンジ23廻りの開閉時に、開口部25の口縁が主制御手段18と干渉し難くなり、裏機構板14側の開口部25の大きさを小さくできると共に、その開閉を容易にできる。
【0044】
図10及び図11は本発明の第3の実施形態を例示し、裏カバー15にその側壁33よりも内側に保持手段32を設け、この保持手段32に主制御手段18を後方から着脱自在に装着するようにしたものである。
【0045】
裏カバー15には、嵌合部42を有する保持手段32が側壁33よりも内側に凹入するように形成され、係止爪43が側壁33側に形成されている。保持手段32は、嵌合部42の前端と遊技盤7 との間に所定の間隔ができ、保持手段32が遊技盤7 側から後方に突出する遊技部品82と干渉しないように、裏カバー15の深さ方向の途中から後方側に設けられている。
【0046】
このように保持手段32は、その前部又は一部が裏カバー15の被覆範囲と重なるように設けても良い。この場合、保持手段32を裏カバー15の深さ方向の途中から後方側に設け、保持手段32と遊技盤7 との間に所定の間隔を確保することにより、仮に遊技盤7 側の保持手段32と前後に対応する箇所に遊技部品82があっても、その遊技部品82との干渉を容易に防止できる。
【0047】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではない。例えば、裏被覆手段として単一構造の裏カバー15を例示したが、裏被覆手段は遊技盤7 の裏側に装着された遊技部品8 〜12等を覆うものであれば良い。また裏被覆手段は、遊技盤7 から分離して裏機構板14側に設けても良いし、その形状、構造も、遊技盤7 側の遊技部品8 〜12の配置等を考慮して適宜決定すれば良い。
【0048】
主制御手段18は、裏カバー15の左右方向の側壁33に沿って配置する他、裏カバー15の上側壁33に沿って上側面に配置するか、又は下側壁33に沿って下側面に配置することも可能である。主制御手段18は、保持手段32を介して裏カバー15に装着できる構造であれば良く、裏カバー15に対して左右方向の側方又は上下方向の側方から着脱するようにしても良い。主制御手段18を前後方向に着脱する場合、各保持手段32は、主制御手段18の着脱が可能な構造であれば十分であり、必ずしも各実施形態に例示のような構造にする必要はない。
【0049】
保持手段32,56 〜60の嵌合部42,71,72は、ケース31,61 〜65の前後方向の寸法の半分が嵌合する程度、又は前後方向の寸法の略全体が嵌合する程度の深さにしても良い。また後方に突出する突起等の凸部により嵌合部42,71,72を構成し、この嵌合部42,71,72が嵌合する凹部をケース31,61 〜65の前端側に設けても良い。従って、保持手段32,56 〜60の嵌合部42,71,72は、ケース31,61 〜65が相対的に嵌合する構造であれば、凸構造、凹構造の何れでも良い。
【0050】
払い出し制御手段51、発射制御手段52等は、その基板66〜70を個々のケース61〜65内に収納する構造にしているが、基板66〜70を取り付け板50に後方から着脱自在に装着する構造とし、その装着状態の基板66〜70を1個又は2個程度の共通なケースで覆うようにしても良い。
【0051】
また払い出し制御手段51、発射制御手段52等のケース61〜65を基板66〜70に沿って偏平な矩形箱状に構成し、そのケース61〜65内に基板66〜70を収納して取り付け板50の裏側に配置する場合、各基板66〜70はその長手方向が遊技盤7 、取り付け板50等に沿い、且つ幅方向が遊技盤7 、取り付け板50等に対して略直角方向又は交差方向となるように配置すれば良い。
【0052】
更に実施形態では、本体側制御手段として、払い出し手段28を制御する払い出し制御手段51、発射手段21を制御する発射制御手段52を例示しているが、これら以外の本体側制御手段を設けても良い。払い出し制御手段51等に対応する保持手段56〜60の構造も適宜変更可能である。その他、本発明はパチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機において同様に実施可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明では、主に遊技盤7 に係わる制御を行う主制御手段18と、遊技盤7 の裏側に、該遊技盤 7 に装着された遊技部品8 〜12を裏側から覆う裏カバー15とを備えた弾球遊技機において、主制御手段18は、裏カバー 15 の側壁 33 に沿って偏平状に形成された主制御基板ケース 31 と、該主制御基板ケース 31 に収納された主制御基板 30 とを備え、且つ側壁 33 の近傍で該側壁 33 に沿って上下方向に縦長状に配置して、裏カバー 15 の一側の保持手段 32 に裏側から前後方向に着脱自在に装着されており、保持手段 32 は、裏カバー 15 に一体に設けられ且つ主制御基板ケース 31 の前端側が裏側から着脱自在に嵌合する嵌合部 42 と、該嵌合部 42 に嵌合する主制御基板ケース 31 の後端側を係脱自在に係止する係止爪 43 とを備え、係止爪 43 は側壁 33 の一部に左右方向に弾性変形可能に一体に設けられ且つ後端側に操作部 49 を有するので、遊技盤7 から後方への突出量を小さくできると共に、裏カバー15の上下、左右及び前後方向の寸法を大きく確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す弾球遊技機の側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す弾球遊技機の背面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す主制御手段側要部の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示す主制御手段側要部の断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示す主制御手段側要部の断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示す払い出し制御手段等の要部の断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示す払い出し制御手段等の要部の斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す主制御手段側要部の断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示す主制御手段側要部の背面図である。
【図11】本発明の第3実施形態を示す主制御手段側要部の断面図である。
【符号の説明】
1 遊技機本体
7 遊技盤
8 液晶表示手段
9 大入賞手段
10 普通入賞手段
11 特別図柄始動手段
12 普通図柄始動手段
14 裏機構板
15 裏カバー(裏被覆手段)
18 主制御手段
21 発射手段
28 払い出し手段
30 主制御基板
31 主制御基板ケース
32 保持手段
42 嵌合部
51 払い出し制御手段
52 発射制御手段
56,57 保持手段
71,72 嵌合部
Claims (1)
- 主に遊技盤(7) に係わる制御を行う主制御手段(18)と、前記遊技盤(7) の裏側に、該遊技盤 (7) に装着された遊技部品(8) 〜(12)を裏側から覆う裏カバー(15)とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段(18)は、前記裏カバー (15) の側壁 (33) に沿って偏平状に形成された主制御基板ケース (31) と、該主制御基板ケース (31) に収納された主制御基板 (30) とを備え、且つ前記側壁 (33) の近傍で該側壁 (33) に沿って上下方向に縦長状に配置して、前記裏カバー (15) の一側の保持手段 (32) に裏側から前後方向に着脱自在に装着されており、前記保持手段 (32) は、前記裏カバー (15) に一体に設けられ且つ主制御基板ケース (31) の前端側が裏側から着脱自在に嵌合する嵌合部 (42) と、該嵌合部 (42) に嵌合する主制御基板ケース (31) の後端側を係脱自在に係止する係止爪 (43) とを備え、前記係止爪 (43) は前記側壁 (33) の一部に左右方向に弾性変形可能に一体に設けられ且つ後端側に操作部 (49) を有することを特徴とする弾球遊技機。
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