JP4370449B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)のような弾球遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えば、パチンコ機において、遊技盤の後側に装着されたボックス支持部材(例えば、裏カバー体)に対し複数の基板ボックス(例えば、主制御基板が収納された主基板ボックスや、音声制御基板、ランプ制御基板等の副制御基板が収納された副基板ボックス)がそれぞれ装着された構造のものが知られている。そして、複数の基板ボックスに収納された各制御基板(主制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板)は、それぞれ専用の接続コードによって遊技機本体(例えば、前枠の後側に配置された裏セット部材)に配設の電源基板に電気的に接続されるようになっているのが一般的であった。なお、外部電源が取り込まれる電源基板は、その電源回路において、外部電源を所要とする電圧に調整したり、あるいは整流するようになっている。また、遊技盤のボックス支持部材に複数の基板ボックスが装着されたものにおいて、これら複数の基板ボックスの各制御基板のうち、少なくとも1つの制御基板(例えば、主制御基板)と、外部端子基板とが接続コードによって電気的に接続されたものも知られている。また、前記外部端子基板は、遊技盤のボックス支持部材の所定位置に装着されているものも知られている。そして、前記制御基板から伝達される遊技情報(例えば、大当たり情報、賞球情報、図柄確定情報等)の信号を外部端子基板を経てパチンコ機外部、例えば、ホールコンピュータに伝達するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技盤、ボックス支持部材、複数の基板ボックス等を有する遊技盤ユニットを遊技機本体と別個に運搬して組み付ける場合がある。例えば、遊技機本体に対し、遊技盤ユニットを脱着交換する場合がある。この際、遊技盤ユニットのボックス支持部材に装着された複数の基板ボックスの各制御基板を、それぞれ専用の接続コードによって遊技機本体側の電源基板に電気的に接続しなければならず、その接続作業が厄介であり、ときには接続コードを誤って接続する不具合があった。また、遊技盤のボックス支持部材に対し、複数の基板ボックスとは別に前記外部端子基板が装着された構造のものにおいては、遊技盤のボックス支持部材に対し、複数の基板ボックスと、外部端子基板とをそれぞれ個別に装着してから、複数の基板ボックスのうちの1つの制御基板(例えば、主制御基板)と、外部端子基板とを接続コードによって電気的に接続する必要がある。
【0004】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、複数の基板ボックスの各制御基板と、遊技機本体側の電源基板との電気的な接続を容易化することができる遊技機を提供することである。また、この発明の他の目的は、基板ボックスの制御基板と外部端子基板との電気的な接続を容易化することができる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
外枠体に対して開閉可能に組付けられた前枠に遊技盤ユニットが縦向き起立状態で着脱可能に装着セットされて該遊技盤ユニットの裏側に取着された裏カバー体の背面側に主基板ボックスと副基板ボックスが配設される一方、前記前枠の裏側に対して球タンク・タンクレール・球払出装置・電源基板を配設した裏セット部材が開閉可能に組付けられて縦向き起立状態で装備される遊技機において、
前記遊技盤ユニットは、本体である遊技盤の裏側に取着された裏カバー体の背面側に形成された上段部の第1装着部と、該第1装着部から段差状に下がった下段部の第2装着部とに対して1つのボックストレイが前面側の上段部を取付面として垂立状態で装着位置の変更が可能に取着されており
このボックストレイの後面側に形成された主装着部に、主制御基板を収納した前記主基板ボックスが垂立状に設置され、同ボックストレイの前面側の下段部に形成された副装着部に、音声制御基板及びランプ制御基板を収納した前記副基板ボックスが、ほぼ下半分をボックストレイの下側にはみ出させて基板コネクタを後面側に露出させた垂立状に設置される一方、同ボックストレイの側端部後面側に形成された装着部に、電源中継基板と盤用外部端子基板が夫々垂立状態に配置された状態で、前記ボックストレイの1単位で前記主基板ボックスと副基板ボックスと電源中継基板及び盤用外部端子基板が集約して配置されており、
前記裏セット部材の後面側において、前記電源基板と、前記ボックストレイに集約配置された前記主基板ボックスと前記副基板ボックスと前記電源中継基板及び前記盤用外部端子基板とにおける夫々の基板コネクタ間に接続コードが接続されるように構成された遊技機を提供する。
【0006】
本発明の遊技機は、ボックストレイに複数の基板ボックスと電源中継基板とがそれぞれ支持される。これによって、複数の基板ボックスの各制御基板と、電源中継基板とを、ボックストレイ上においてそれぞれ容易に接続することができる。そして、遊技機本体側の所定位置に装着された電源基板に対し、1本の接続コードによって電源中継基板を電気的に接続することで、電源基板からの電源を電源中継基板を介して各制御基板にそれぞれ供給することができる。
【0007】
また、遊技機の裏カバー体に対するボックストレイの装着位置を変位することによって、遊技機に装着したとき、あるいは、保管、運搬する場合等において最適な状態で、遊技機の裏カバー体に対しボックストレイを装着することが可能となる。また、電源中継基板と外部端子基板とのうちの少なくとも一方の基板がボックストレイ上に設けられ、その基板が、同一のボックストレイ上に設けられた他の制御基板と電気的に接続された状態で、ボックストレイの装着位置を変位することができる。言い換えると、ボックストレイの装着位置の変位の度毎に接続コードを外す必要がなく、また、ボックストレイの装着位置の変位を考慮して、予め、長い接続コードによって前記基板と他の制御基板とを電気的に接続する必要性も解消される。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図1〜図21にしたがって説明する。なお、説明の便宜上、パチンコ機の遊技者側に向かう側を前、反対側を後という。パチンコ機を後面側から表した図1、前面側から表した図2、及び側面から表した図3において、遊技機としてのパチンコ機1は、外枠体2と、前枠10と、遊技盤ユニット20とを主体として構成されている。外枠体2は、略矩形枠状に形成され、その前側には、ヒンジ機構3によって前枠10が開閉可能に装着されている。前枠10は、遊技盤ユニット20の主体部をなす遊技盤21前面の略全体を露出する開口部を有して枠状に形成されている。この前枠10には、その後面の開口部周縁に沿って支持枠11が一体状に設けられている。支持枠11には、遊技盤ユニット20が、その遊技盤21において着脱可能に嵌込まれ、同遊技盤21後面の周縁部が次に述べる裏セット部材13に押さえられて支持されている。
【0009】
また、前枠10の後面側には、その支持枠11の片側の枠部において、裏セットヒンジによって裏セット部材13が開閉可能に組み付けられている。この裏セット部材13は、遊技盤21の後面に装着された裏カバー体30(この発明のボックス支持部材に相当する)周囲を取り囲むようにして形成されている。そして、裏セット部材13の略中央部には裏カバー体30の後面を後方に露出させる窓が形成されている。図1に示すように、前枠10の支持枠11には、裏セット部材13を閉じ状態に保持するための複数の留め具12が組み付けられている。そして、まず、支持枠11に対し遊技盤ユニット20が、その遊技盤21において嵌込まれる。次に、裏セット部材13が閉じられ、その裏セット部材13が複数の留め具12によって閉じ状態に保持されることで、前枠10に対し裏セット部材13を介して遊技盤ユニット20が装着される。また、これとは逆に、複数の留め具12を外して裏セット部材13を開いた状態のもとで、前枠10の後面側から遊技盤ユニット20が脱着交換可能となっている。また、裏セット部材13の後面には、図1に向かって、上部から右側わたって球タンク15、タンクレール16、球払出装置17等が装着されている。また、裏カバー体30の図に向かって右側上部には、電源基板18が、基板ボックス19に収納された状態で装着されている。なお、外部電源が取り込まれる電源基板18は、その電源回路において、外部電源を所要とする電圧に調整したり、あるいは整流するようになっている。そして、電源基板18から所要とする電圧の電流を後述する主制御基板90、音声制御基板140、ランプ制御基板150等にそれぞれ供給するようになっている。
【0010】
また、図2と図3に示すように、前枠10の前側には、表枠4(ガラス扉、ガラス枠等とも呼ばれている)がその一側に配設されたヒンジ機構によって開閉可能に装着されている。この表枠4には、遊技盤21の遊技領域を透視可能な略円形の開口窓5が形成されている。そして、表枠4の後面側には、開口窓5を透視可能に塞ぐ前後二枚のガラス板を保持するガラス枠が設けられている。また、前枠10の前側には、表枠4の下方に隣接して下板6が開閉可能に装着され、その下板6の前面には上皿7が設けられている。また、前枠10の前面には、その下板6の下方に位置して球発射用の発射ハンドル装置8や下皿9等が組み付けられている。
【0011】
図4〜図10に示すように、遊技盤ユニット20は、遊技盤21、球集合樋(図示しない)、裏カバー体30、主基板ボックス80、副基板ボックス130(この発明の複数の基板ボックスに相当する)等を備えている。また、遊技盤21の前面には、周知のように、平帯状のレールが装着されるとともに、レールの内側において遊技領域が区画されている。そして、遊技盤21前面の遊技領域内には、遊技構成部材としての各種の入賞装置、役物装置、図柄表示装置、アタッカ装置、ゲート口、風車器、誘導釘等(図示しない)が配設されている。
【0012】
図9と図10に示すように、遊技盤21の後面には、球集合樋(図示しない)を覆うようにして裏カバー体30(この発明のボックス支持部材に相当する)が、その一側においてヒンジ機構38によって開閉可能に装着されている。この裏カバー体30は、周壁部30aと後板部30bとを一体に有しかつ遊技盤21の後面に向けて開口する略箱形状に形成されている。また、裏カバー体30の周壁部30aの一側前端部(図10に向かって左下部)には、ヒンジ機構38をなす上下方向のヒンジ軸38aを中心として支持部材39が回動可能に装着されている。この支持部材39の前面の上下部には、遊技盤21の後面に凹設された取付孔に圧入によって固定される段差軸状に固定軸39aが突設されている。また、裏カバー体30の周壁部の自由端側前縁部(図10に向かって右下部)の上下部には、遊技盤21の後面に凹設された嵌合孔に挿脱可能に嵌挿されて裏カバー体30を閉じ状態に保持するための段差軸状の差込軸30cが突設されている。
【0013】
すなわち、図10に示すように、支持部材39の固定軸39aを遊技盤21の取付孔に圧入して固定した後、ヒンジ軸38aを中心として裏カバー体30が閉じられることで、その裏カバー体30の差込軸30cが遊技盤21の嵌合孔に差し込まれる。これによって、遊技盤21の後面に裏カバー体30が開閉可能に装着されるようになっている。図5と図6に示すように、遊技盤21の後面には、裏カバー体30を閉じ状態にロックするためのロック部材25が装着されている。このロック部材25は、その基端部において、遊技盤21の後面に固定され、その基端部から後方に向けてロック片26が弾性変形可能に延出されている。そして、裏カバー体30の閉じ動作に基づいて、ロック部材25のロック片26の係止部が、裏カバー体30の周壁部30aの自由端側側面に形成された係止孔に弾性的に係合し、裏カバー体30を閉じ状態にロックするようになっている。
【0014】
図5と図6に示すように、裏カバー体30の後板部30bは、遊技盤21の後面に対し、その上部が高く、下部が低い段差状に形成されるとともに、上部を第1装着部31とし、下部を第2装着部41としている。これら第1、第2の装着部31、41にはボックストレイ50が配置切換可能に装着されるようになっている。
【0015】
図9と図10に示すように、裏カバー体30の第1装着部31の上下左右の計4箇所には、ボックストレイ50を着脱可能に装着するための差込部を有する係合部32がそれぞれ形成されている。さらに、第1装着部31には、その上下の係合部32の中間に位置して左右一対の案内突部34が突設されている。また、第1装着部31の所定位置には、ボックストレイ50に係脱可能にかつ弾性的に係合して第1装着部31にボックストレイ50を装着状態にロックするロック部35が切り込み溝によって形成されている。このロック部35の先端部には、ロック解除用の解除操作部36が延出されている。また、図9と図10に示すように、第2装着部41においても、第1装着部31と略同様にして、その上下左右の計4箇所に、ボックストレイ50を着脱可能に装着するための差込部を有する係合部42がそれぞれ形成され、その上下の係合部42の中間に位置して左右一対の案内突部44が突設されている。また、第2装着部41の所定位置には、ボックストレイ50に係脱可能にかつ弾性的に係合して第2装着部41にボックストレイ50を装着状態にロックする解除操作部46を有するロック部45が切り込み溝によって形成されている。
【0016】
図10と図11に示すように、裏カバー体30の第1装着部31又は第2装着部41に択一的に装着されるボックストレイ50は略矩形板状に形成されている。ボックストレイ50の上部寄りの上下左右の計4箇所には、第1装着部31の各係合部32(又は第2装着部41の各係合部42)に差し込まれることで係脱可能に係合する差込片51がそれぞれ形成されている。また、ボックストレイ50には、その上下の差込片51の中間位置において、第1装着部31の案内突部34(又は第2装着部41の案内突部44)が左右方向に移動可能に嵌挿される一対の長孔状の案内孔52が形成されている。一対の案内孔52は、その長手方向一端部に大径孔部52aを有する鍵穴状にそれぞれ形成されている。そして、裏カバー体30の第1装着部31の案内突部34(又は第2装着部41の案内突部44)に対し、ボックストレイ50の案内孔52がその一端の大径孔部において嵌挿しやすくなっている。
【0017】
例えば、裏カバー体30の第1装着部31に対し、ボックストレイ50を装着するときには、第1装着部31の一対の案内突部34にボックストレイ50の一対の案内孔52がその各大径孔部52aにおいて嵌挿される。この状態において、裏カバー体30に対しボックストレイ50を左右一方向(図10に向かって右方向)に移動することで、第1装着部31の各係合部32(又は第2装着部41の各係合部42)にボックストレイ50の差込片51が差し込まれて係合する。
【0018】
また、前記ボックストレイ50の移動によって、裏カバー体30のロック部35が弾性的に係合する。そして、このロック部35によってボックストレイ50が第1装着部31の装着位置にロックされるようになっている。また、ロック部35の解除操作部36を押圧してロック解除した状態で、ボックストレイ50が前記とは反対方向に移動することによって、第1装着部31の各係合部32から差込片51が抜け出て外れる。これによって、第1装着部31に対しボックストレイ50が取り外されるようになっている。また、裏カバー体30の第2装着部41に対し、ボックストレイ50を着脱するときには、前記第1装着部31に対する操作と略同様にして、ロック部45を、その解除操作部46において操作するで容易に行われる(図10参照)。
【0019】
図14に示すように、ボックストレイ50には、複数の基板ボックス、すなわち、主基板ボックス80と副基板ボックス130とがそれぞれ装着されるようになっている。この実施の形態1において、ボックストレイ50の後面側(図10に向かって上面側)には、主基板ボックス80を着脱可能に装着するための主装着部60が設けられている。また、ボックストレイ50の前面側(図12に向かって左側)には、所要数(複数又は単数、この実施の形態では単数)の副基板ボックス130を着脱可能に装着するための副装着部70が設けられている。
【0020】
図10と図11に示すように、主装着部60は、ボックストレイ50後面の一側(図11に向かって左側)の上下方向略中央部に形成された係合部61と、他側寄りの上下方向略中央部に装着された固定部材63とを備えている。また、図10に示すように、係合部61には、主基板ボックス80の一側に突設された差込片87が挿脱可能に差し込まれる差込溝62が形成されている。また、固定部材63は、その中央部のボス部において、ボックストレイ50後面の他側寄りに締付けねじ66を中心として回動操作可能に装着されている。そして、この固定部材63の一端部には、主基板ボックス80の他側の張出片88を押さえる係合部64が形成され、他端部には、同固定部材63を回動操作するための操作部65が形成されている。
【0021】
図11〜図13に示すように、副装着部70は、掛止め部78と一対の止着片71とを備えて構成されている。掛止め部78は、ボックストレイ50前面の高さ方向略中央部において前方に向けて突設され、その先端部には、左右一対の係合片78aが直角状をなして形成されている。また、一対の止着片71は、ボックストレイ50前面の下部にそれぞれ弾性変形可能に突設されている。これら一対の止着片71には、副基板ボックス130の一対の係止片175に対し係脱可能に係合する前後方向のスリット状の係合溝72がそれぞれ形成されている。
【0022】
また、この実施の形態1において、ボックストレイ50の他側上部(図11に向かって右上部)には、電源中継基板180を装着するための装着部73が一体に形成されている。この装着部73には、電源中継基板180の一辺(長片)の両角部が差し込まれる係止部74と、電源中継基板180の一部を通して止めねじがねじ込まれるねじ込み部77とがそれぞれ形成されている。また、ボックストレイ50の他側下部(図11に向かって右下部)には、電源中継基板180の下方に隣接して盤用外部端子基板190を装着するための装着部75が一体に形成されている。この装着部75には、盤用外部端子基板190の一辺(短辺)の両角部が差し込まれる係止部76と、盤用外部端子基板190の一部を通して止めねじがねじ込まれるねじ込み部78とがそれぞれ形成されている。
【0023】
図16と図17に示すように、主基板ボックス80は、主制御基板90を保持するベース体81と、主制御基板90を覆いかつヒンジ手段110によってベース体81に開閉並びに着脱可能に装着された蓋体100とを備えている。ベース体81は、底板部85と周壁部86とを備え、主制御基板90よりも適宜に大きい略矩形の薄箱状に形成されている。このベース体81の周壁部86の一側の上下方向略中央部には差込片87が形成され、他側の上下方向略中央部には張出片88が形成されている。そして、図10に示すように、ベース体81の差込片87は、主装着部60の係合部61の差込溝62に差し込まれる。この状態において、ベース体81の張出片88が固定部材63の係合部64に押さえられることで、ボックストレイ50の主装着部60に対し主基板ボックス80が装着されるようになっている。
【0024】
主基板ボックス80のベース体81内側の4隅には締め付け用のねじ込み部が形成されている。そして、主制御基板90の4角部を通して締付ねじがねじ込み部にねじ込まれることで、ベース体81に対し主制御基板90が固定状態で保持されるようになっている。図17と図18に示すように、主制御基板90には、その略中央部に回路領域91が設けられ、一側(図17に向かって左側)寄りにはコネクタ配設領域93が設けられている。また、回路領域91には、遊技盤21の各種の入賞装置、役物装置、図柄表示装置、アタッカ装置等の遊技構成部材(図示しない)を制御する主制御回路を構成する各種の部品92(回路素子)が装着されている。また、コネクタ配設領域93には、各種の基板コネクタ94、95、96、97がそれぞれ配設されている。
【0025】
また、ベース体81の一端縁(図17に向かって左端縁には、)には、ヒンジ手段110を構成する外側ヒンジ部82と内側ヒンジ部101とのうち、外側ヒンジ部82が形成されている。この外側ヒンジ部82は、ベース体81の一端縁の略全長にわたって断面略鉤形状に形成されている。そして、外側ヒンジ部82には、内側ヒンジ部101が脱抜可能に差し込まれて係合する開口部を有する係合凹部83が形成されるとともに、その係合凹部83の長手方向に所定の間隔を保ってリブ84が形成されている(図16参照)。
【0026】
主制御基板90を覆う蓋体100の一端縁(図17に向かって左端縁には、)には、内側ヒンジ部101が形成されている。この内側ヒンジ部101は、蓋体100の一端縁からその略全長にわたって延出されている。内側ヒンジ部101の延出端には外側ヒンジ部82の係合凹部83に挿脱可能に差し込まれて係合する係合片102が断面略直角状に形成されている。さらに、内側ヒンジ部101には、外側ヒンジ部82の各リブ84に対応する位置において切込み溝が形成されている(図16参照)。そして、蓋体100は、その内側ヒンジ部101の係合片102が外側ヒンジ部82の係合凹部83の開口部から差し込まれて係合したした状態において、これら係合片102と係合凹部83との係合部を支点として開閉可能に装着されるようになっている(図19参照)。
【0027】
図16〜図19に示すように、主制御基板90を覆う蓋体100は、蓋板部と周壁部とを備えて略箱形状に形成されている。蓋体100の蓋板部には、その略中央部に主制御基板90の回路領域91を覆う回路領域覆い部104が形成されている。また、蓋体100の蓋板部の一側寄りは、すなわち、ヒンジ近傍には、主制御基板90のコネクタ配設領域93を覆うコネクタ領域覆い部105が張り出し状に形成されている。このコネクタ領域覆い部105には、コネクタ配設領域93の各基板コネクタ94、95、96、97の部分を露出される開口孔106、107、108、109が形成されている。また、蓋体100のコネクタ領域覆い部105の各開口孔106、107、108、109は、各基板コネクタ94、95、96、97の外郭寸法に対応する寸法、すなわち、基板コネクタ94、95、96、97の外郭寸法と略同じ寸法に形成されている。
【0028】
また、蓋体100は、回路領域覆い部104が高く、コネクタ領域覆い部105が低い段差状に形成されている。また、図17に示すように、蓋体100の内面には、回路領域覆い部104とコネクタ領域覆い部105との内部空間を区画する仕切壁117が主制御基板90の装着面に接近して形成されている。また、図に示すように、ベース体81に対し蓋体100が閉じ状態にあるときに、コネクタ領域覆い部105の各開口孔106、107、108、109から主制御基板90の各基板コネクタ94、95、96、97が露出する程度において、コネクタ領域覆い部105が主制御基板90の装着面に接近している。
【0029】
また、図16と図18に示すように、ベース体81と蓋体100との間には、そのベース体81に対し蓋体100を閉じ状態に封印する封印手段120が設けられている。この実施の形態1において、封印手段120は、蓋体100の自由端寄り部分の左右外側面にそれぞれ配設された各複数個(図16では各4個)の封印部121をそれぞれ有する封印部群を有している。封印部121は、ベース体81から切り離し可能に延出された封印締付部122と、その封印締付部122に対応して蓋体100から切り離し可能に延出された封印挿通部124と、その封印挿通部124を通して封印締付部122にねじ込まれる封印ねじ123とをそれぞれ有している。そして、それぞれの封印部群の各1つの封印部121が選択され、封印ねじ123が封印挿通部124を通して封印締付部122にねじ込まれることによって、ベース体81に対し蓋体100が閉じ状態に封印されるようになっている。
【0030】
図12と図13及び図20と図21に示すように、ボックストレイ50の副装着部70に着脱可能に装着された副基板ボックス130は、少なくとも1つの副制御基板を保持するベース体131と、副制御基板を覆うようにしてベース体131に着脱可能に装着された蓋体160とを備えている。この実施の形態1において、図13に示すように、副基板ボックス130のベース体131は、音声制御基板140とランプ制御基板150との複数の副制御基板を左右に並列状に保持する基板配設領域が設けられた略矩形の薄箱状に形成されている。そして、ベース体131の各基板配設領域には、音声制御基板140とランプ制御基板150とがそれぞれねじによって締め付け固定されている。
【0031】
音声制御基板140には、その略中央部に音声制御回路を構成する各種の部品(回路素子)が配設された回路領域143が設けられている。音声制御回路を構成する回路領域143において、背が比較的低い部品141は、回路領域143の略上半部に設けられた低領域143aに配設されている。また、背の高い部品、あるいは熱を発する部品、例えば、放熱器やコンデンサ等の部品142は回路領域143の一側寄り、この実施の形態1では回路領域143の略下半部の高領域143bに集中して配設されている。また、音声制御基板140の周縁部の片角部にはコネクタ配設領域が設けられ、そのコネクタ配設領域には、各種の基板コネクタ145、146がそれぞれ配設されている(図15参照)。
【0032】
ランプ制御基板150においても、音声制御基板140と略同様にして、その略中央部にランプ制御回路を構成する部品(回路素子)が配設された回路領域153が設けられている。ランプ制御回路を構成する回路領域153においても、音声制御回路の回路領域143と略同様にして、背が比較的低い部品151は、回路領域153の略上半部に設けられた低領域153aに配設されている。また、背の高い部品、あるいは熱を発する部品、例えば、放熱器やコンデンサ等の部品152は回路領域153の一側寄り、この実施の形態1では回路領域153の略下半部に設けられた高領域153bに集中して配設されている。また、ランプ制御基板150の周縁部にはコネクタ配設領域が設けられ、そのコネクタ配設領域には、各種の基板コネクタ155、156がそれぞれ配設されている(図15参照)。
【0033】
また、音声制御基板140とランプ制御基板150とをそれぞれ覆う蓋体160は、ベース体131の各基板配設領域に音声制御基板140とランプ制御基板150とそれぞれ締め付け固定する締付けねじによってベース体131に対し共締めされて着脱可能に装着されている。図20と図21に示すように、蓋体160は、蓋板部と周壁部とを備えて略箱形状に形成されている。この蓋体160の蓋板部には、音声制御基板140とランプ制御基板150とのそれぞれの回路領域143、153のうち、背の低い部品(回路素子)がそれぞれ配設された低領域143a、153aをそれぞれ連続状に覆う低領域覆い部162が形成されている。また、蓋体160の蓋板部には、音声制御基板140とランプ制御基板150との各背の高い部品(回路素子)がそれぞれ配設された高領域143b、153bをそれれ覆う高領域覆い部163、164がそれぞれ形成されている。また、蓋体160の周縁部には、音声制御基板140とランプ制御基板150との各コネクタ配設領域を覆うコネクタ覆い部がそれぞれ形成され、これら各コネクタ覆い部には、各基板コネクタ144、145、154、155の部分を露出される開口孔がそれぞれ形成されている。
【0034】
また、図13に示すように、副基板ボックス130のベース体131の上縁部には、左右一対をなす係止軸135が同一横軸線上に形成されている。そして、図12に示すように、一対の係止軸135は、ボックストレイ50の副装着部70の掛止め部78の左右一対の係合片78aに係脱可能に差し込まれるようになっている。また、図13に示すように、副基板ボックス130の蓋体160の両側壁外面には、副装着部70の一対の止着片71の係合溝72に係脱可能に係合する一対の係止片175がそれぞれ形成されている。
【0035】
すなわち、この実施の形態1において、ボックストレイ50前面の副装着部70に対し副基板ボックス130の蓋体100を対面させた状態で、その副基板ボックス130の一対の係止軸135が、副装着部70の掛止め部78の一対の係合片78aに係脱可能に差し込まれる。その後、一対の係止軸135と、係合片78aとの係合部を支点として副基板ボックス130を副装着部70に向けて回動操作する。これによって、副基板ボックス130の一対の係止片175が副装着部70の一対の止着片71を弾性変形させながら、これら一対の止着片71の係合溝72にそれぞれ係合する。そして、一対の止着片71の係合溝72と、一対の係止片175との係合力によって、副装着部70に対し副基板ボックス130が着脱可能に装着されるようになっている。
【0036】
また、図12に示すように、ボックストレイ50の副装着部70に対し副基板ボックス130が装着された状態において、副基板ボックス130の蓋体160の略下半部の高領域覆い部163、164がボックストレイ50の下端から後方向けて突出するように、ボックストレイ50の副装着部70の位置が適宜に設定されている。さらに、副装着部70に対し副基板ボックス130が装着された状態において、その蓋体160の上半部の低領域覆い部162が副装着部70の装着面に接近して装着されるように、一対の止着片71の係合溝72と、一対の係止片175との係合位置が適宜に設定されている。これによって、副基板ボックス130の蓋体160の略下半部の高領域覆い部163、164がボックストレイ50の下端から後方に向けて突出し、その突出分だけ、副基板ボックス130の前面から主基板ボックス80の後面までの厚さ寸法が可及的に小さくなるように構成されている。
【0037】
また、この実施の形態1において、裏カバー体30後面の第1装着部31と第2装着部41との配設位置、並びに、これら第1装着部31と第2装着部41との段差の高さ寸法は、次のようにして設定される。すなわち、図7と図8に示すように、裏カバー体30後面の第1装着部31にボックストレイ50が装着されたときには、そのボックストレイ50の副基板ボックス130のベース体131の上縁が段差面30dに接近し、かつ同ベース体131の後面が第2装着部41に接近するように、裏カバー体30後面の第1装着部31と第2装着部41との配設位置、並びに、これら第1装着部31と第2装着部41との段差の高さ寸法が適宜に設定されている。さらに、図5と図6に示すように、裏カバー体30後面の第2装着部41にボックストレイ50が装着されたときには、主基板ボックス80の上縁が裏カバー体30の段差面30dに接近し、かつ副基板ボックス130の上縁が裏カバー体30の下方に配置されるように、裏カバー体30後面の第2装着部41の配設位置が適宜に設定されている。
【0038】
この実施の形態1に係るパチンコ機は上述したように構成される。したがって、ボックストレイ50の主装着部60には主制御基板90が収納された主基板ボックス80が装着される。また、同ボックストレイ50の副装着部70には音声制御基板140とランプ制御基板150とがそれぞれ収納された副基板ボックス130が装着される。また、ボックストレイ50の装着部73には、電源中継基板180が装着され、同ボックストレイ50の装着部75には、盤用外部端子基板190が装着される。この状態において、図15に示すように、電源中継基板180と主制御基板90とは、こられ各基板の基板コネクタ181、94に対し電源用接続コード200の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって、電気的に接続される。また、電源中継基板180と音声制御基板140とは、これら各基板の基板コネクタ182、145に対し、電源用接続コード201の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって、電気的に接続される。また、電源中継基板180とランプ制御基板150とは、これら各基板の基板コネクタ183、155に対し、電源用接続コード202の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって、電気的に接続される。
【0039】
また、盤用外部端子基板190と主制御基板90とは、これら各基板の基板コネクタ191、95に、外部出力用接続コード203の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって、電気的に接続される。また、主制御基板90と音声制御基板140は、これら各基板の基板コネクタ96、146に、接続コード204の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって電気的に接続される。また、主制御基板90とランプ制御基板150は、これら各基板の基板コネクタ97、156に、接続コード205の両端末コネクタがそれぞれ差し込まれることによって、電気的に接続される。
【0040】
また、パチンコ機1の本体部(遊技機本体としての外枠体2及び前枠10)と別個に、遊技盤ユニット20を組み立て、その遊技盤ユニット20を梱包、保管、運搬等をする場合、ユニット組立ライン上において、遊技盤21のボックス支持部材としての裏カバー体30の上半部の第1装着部31に対し、ボックストレイ50が装着される。図7と図8に示すように、裏カバー体30の第1装着部31に対しボックストレイ50が装着されることによって、同ボックストレイ50の副基板ボックス130の下端が遊技盤21の下端縁から下方に突出することなく、遊技盤21の高さ内において納められる。このため、ユニット組立ライン(遊技機生産ライン)の上下の盤移送レール220、221によって遊技盤21を移送する際、副基板ボックス130が妨害物となる不具合を解消することができる。また、前記したように、裏カバー体30の第1装着部31にボックストレイ50が装着されることで、遊技盤ユニット20の高さ寸法Hが遊技盤21の高さ寸法内において小さく抑えられる。このため、遊技盤ユニット20を嵩張ることなく梱包することができ、梱包、保管、運搬等においても効果が大きい。
【0041】
パチンコホールの島設備に設置されたパチンコ機1において、その前枠10に対し遊技盤ユニット20を装着する場合、まず、遊技盤ユニット20の裏カバー体30の第1装着部31に装着されたボックストレイ50を取り外す。その後、裏カバー体30下半部の第2装着部41に対し、前記取り外したボックストレイ50を装着する(図5と図6参照)。そして、遊技盤ユニット20を前枠10の後側に装着する。前記したように、裏カバー体30下半部の第2装着部41にボックストレイ50が装着されることによって、遊技盤ユニット20に奥行き寸法、すなわち、図6に示すように、遊技盤21の前面からボックストレイ50の主基板ボックス80後面までの寸法Wが小さくなる。このため、パチンコホールの島設備において、パチンコ機1を設置するための奥行きスペースが小さい場合においても、そのパチンコ機1の前枠10に対し遊技盤ユニット20を不具合なく装着することが可能となる。
【0042】
前記したように、遊技盤ユニット20が装着された状態において、図1に示すように、ボックストレイ50上の電源中継基板180が1本の接続コード208によって前枠10の裏セット部材13に配設した電源基板18にコネクタ接続によって電気的に接続される。これによって、電源基板18から所要とする電圧電流が主制御基板90、音声制御基板140、及びランプ制御基板150にそれぞれ供給される。このため、従来の電源基板に対しそれぞれ別の接続コードによって主制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板等がそれぞれ接続されるものと比べ、接続コード208を誤って接続する不具合を防止することができる。また、盤用外部端子基板190が接続コードによってパチンコ機1の外部、例えばホールコンピュータに電気的に接続される。これによって、遊技に関する情報、例えば、大当たり情報、賞球情報等の信号が盤用外部端子基板190を介してホールコンピュータに伝達される。
【0043】
すなわち、この実施の形態1において、1つのボックストレイ50上において、主基板ボックス80、副基板ボックス130、電源中継基板180及び盤用外部端子基板190をそれぞれ容易に装着することができる。また、電源中継基板180、主制御基板90、音声制御基板140及びランプ制御基板150との相互の電気的接続においても、1つのボックストレイ50上において接続不良なくかつ容易に行うことができ、誤って接続する不具合を防止することができる。また、盤用外部端子基板190と主制御基板90との電気的接続においても、1つのボックストレイ50上において接続不良なく容易に接続することができる。また、1つのボックストレイ50に対する主基板ボックス80、副基板ボックス130、電源中継基板180及び盤用外部端子基板190の装着作業、電源中継基板180に対する主制御基板90、音声制御基板140及びランプ制御基板150の電気的接続作業、盤用外部端子基板190に対する主制御基板90の電気的接続作業は、ユニット組立ライン(遊技機生産ライン)上において容易にかつ正確に行うことができる。
【0044】
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2を図22と図23にしたがって説明する。この実施の形態2において、図22と図23に示すように、遊技盤21の後面には、実施の形態1と略同様にしてボックス支持部材としての裏カバー体30が装着されている。この裏カバー体30の後面には、略同一面において装着部が形成され、その装着部に対し、ボックストレイを用いることなく複数の制御ボックスが略並列をなして装着されている。これら複数の制御ボックスのうち、1つの制御ボックスは、主制御基板90が収納された主基板ボックス80である。また、他の制御ボックスは、副制御基板としての音声制御基板140とランプ制御基板150とがそれぞれ収納された副基板ボックス130である。裏カバー体30後面の装着部には、主基板ボックス80の片側近傍に位置して電源中継基板180と盤用外部端子基板190とがそれぞれ装着されている。その他の構成は実施の形態1と略同様に構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0045】
したがって、この実施の形態2においては、1つの裏カバー体30後面の装着部において、主基板ボックス80、副基板ボックス130、電源中継基板180及び盤用外部端子基板190をそれぞれ容易に装着することができる。また、電源中継基板180、主制御基板90、音声制御基板140及びランプ制御基板150との相互の電気的接続においても、1つの裏カバー体30後面の装着部において、各電源用接続コード200、201、202によって接続不良なくかつ容易にコネクタ接続することができる。このため、電源中継基板180に対し、主制御基板90、音声制御基板140及びランプ制御基板150を誤って接続する不具合を防止することができる。
【0046】
また、盤用外部端子基板190と主制御基板90との電気的接続においても、1つの裏カバー体30後面の装着部において、接続コード203によって接続不良なく容易にコネクタ接続することができる。また、1つの裏カバー体30後面の装着部に対する主基板ボックス80、副基板ボックス130、電源中継基板180及び盤用外部端子基板190の装着作業、電源中継基板180に対する主制御基板90、音声制御基板140及びランプ制御基板150の電気的接続作業、盤用外部端子基板190に対する主制御基板90の電気的接続作業は、ユニット組立ライン(遊技機生産ライン)上において容易にかつ正確に行うことができる。
【0047】
なお、この発明は、前記実施の形態1及び2に限定するものではない。例えば、前記実施の形態1においては、ボックストレイ50に対し、主基板ボックス80、副基板ボックス130の他、電源中継基板180と盤用外部端子基板190とがそれぞれ装着される場合を例示したが、盤用外部端子基板190を前枠10の裏セット部材13側に装着してもよい。また、電源中継基板180を前枠10の裏セット部材13側に装着してもよい。また、前記実施の形態1においては、遊技盤21後面のボックス支持部材としての裏カバー体30後面に複数の装着部(実施の形態1では第1装着部31と第2装着部41)を設け、ボックストレイ50を前記複数の装着部に対し択一的に装着可能に構成したが、裏カバー体30の1つの装着部に対し、ボックストレイ50を固定、あるいは着脱可能に装着してもよい。
【0048】
また、前記実施の形態2でも述べたように、遊技盤21のボックス支持部材(裏カバー体30)後面の装着部に、複数の基板ボックス(主基板ボックス80、副基板ボックス130)と、電源中継基板180とをそれぞれ固定、あるいは着脱可能に装着してもよい。また、前記実施の形態1及び2においては、遊技機がパチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)である場合を例示したが、これに限定するものではなく、遊技機の後側等の所定位置に装着されたボックス支持部材に制御ボックスが装着される遊技機であれば、どのような遊技機であってもよい。例えば、遊技機がスロットマシンであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、複数の基板ボックスの各制御基板と、電源中継基板とを、遊技機の裏カバー体に装着された1つのボックストレイ上においてそれぞれ容易に接続することができる。このため、遊技機本体側の所定位置に装着された電源基板と電源中継基板とを1本の接続コードによって容易に接続することができ、複数の基板ボックスの各制御基板と、遊技機本体側の電源基板との電気的な接続を容易化することができる
また、遊技機の裏カバー体に対するボックストレイの装着位置を変位することによって、遊技機に装着したとき、あるいは、保管、運搬する場合等において最適な状態で、遊技機の裏カバー体に対しボックストレイを装着することが可能となる。また、電源中継基板と外部端子基板とのうちの少なくとも一方の基板がボックストレイ上に設けられ、その基板が、同一のボックストレイ上に設けられた他の制御基板と電気的に接続された状態で、ボックストレイの装着位置を変位することができる。言い換えると、ボックストレイの装着位置の変位の度毎に接続コードを外す必要がなく、また、ボックストレイの装着位置の変位を考慮して、予め、長い接続コードによって前記基板と他の制御基板とを電気的に接続する必要性も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機全体を示す背面図である。
【図2】同じくパチンコ機全体を示す正面図である。
【図3】同じくパチンコ機全体を示す側面図である。
【図4】同じく遊技盤、裏カバー体、ボックストレイ、主基板ボックス、副基板ボックス等を有する遊技盤ユニットを示す背面図である。
【図5】同じく遊技機のボックス支持部材としての裏セット部材の第2装着部にボックストレイが装着された状態を示す斜視図である。
【図6】同じく裏セット部材の第2装着部にボックストレイが装着された状態を示す側面図である。
【図7】同じく裏セット部材の第1装着部にボックストレイが装着された状態を示す斜視図である。
【図8】同じく裏セット部材の第1装着部にボックストレイが装着された状態を示す側面図である。
【図9】同じく遊技機のボックス支持部材としての裏セット部材を示す背面図である。
【図10】同じく図9のX−X線に基づく断面図である。
【図11】同じくボックストレイを示す背面図である。
【図12】同じく図11のXII−XII線に基づく断面図である。
【図13】同じく図11のXIII−XIII線に基づく断面図である。
【図14】同じくボックストレイに主基板ボックスと副基板ボックスとがそれぞれ装着された状態を示す斜視図である。
【図15】同じくボックストレイに主基板ボックスと副基板ボックスとがそれぞれ装着された状態を示す背面図である。
【図16】同じく主基板ボックスを示す斜視図である。
【図17】同じく主基板ボックスを示す断面図である。
【図18】同じく主基板ボックスの蓋体が開放された状態を示す斜視図である。
【図19】同じく主基板ボックスの蓋体が開放された状態を示す断面図である。
【図20】同じく副基板ボックスを示す斜視図である。
【図21】同じく副基板ボックスを示す断面図である。
【図22】この発明の実施の形態2に係る遊技機としてのパチンコ機全体を示す背面図である。
【図23】同じく遊技盤、裏カバー体、主基板ボックス、副基板ボックス等を有する遊技盤ユニットを示す背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
2 外枠体
10 前枠(遊技機本体)
13 裏セット部材(遊技機本体)
15 球タンク
16 タンクレール
17 球払出装置
18 電源基板
20 遊技盤ユニット
21 遊技盤
30 裏カバー体(ボックス支持部材)
31 第1装着部
41 第2装着部
50 ボックストレイ
60 主装着部
70 副装着部
80 主基板ボックス
90 主制御基板
94、95、96、97 基板コネクタ
130 副基板ボックス
140 音声制御基板
145、146 基板コネクタ
150 ランプ制御基板
155、156 基板コネクタ
180 電源中継基板
181、182、183 基板コネクタ
190 盤用外部端子基板
191 基板コネクタ
200〜205、208 接続コード

Claims (1)

  1. 外枠体に対して開閉可能に組付けられた前枠に遊技盤ユニットが縦向き起立状態で着脱可能に装着セットされて該遊技盤ユニットの裏側に取着された裏カバー体の背面側に主基板ボックスと副基板ボックスが配設される一方、前記前枠の裏側に対して球タンク・タンクレール・球払出装置・電源基板を配設した裏セット部材が開閉可能に組付けられて縦向き起立状態で装備される遊技機において、
    前記遊技盤ユニットは、本体である遊技盤の裏側に取着された裏カバー体の背面側に形成された上段部の第1装着部と、該第1装着部から段差状に下がった下段部の第2装着部とに対して1つのボックストレイが前面側の上段部を取付面として垂立状態で装着位置の変更が可能に取着されており
    このボックストレイの後面側に形成された主装着部に、主制御基板を収納した前記主基板ボックスが垂立状に設置され、同ボックストレイの前面側の下段部に形成された副装着部に、音声制御基板及びランプ制御基板を収納した前記副基板ボックスが、ほぼ下半分をボックストレイの下側にはみ出させて基板コネクタを後面側に露出させた垂立状に設置される一方、同ボックストレイの側端部後面側に形成された装着部に、電源中継基板と盤用外部端子基板が夫々垂立状態に配置された状態で、前記ボックストレイの1単位で前記主基板ボックスと副基板ボックスと電源中継基板及び盤用外部端子基板が集約して配置されており、
    前記裏セット部材の後面側において、前記電源基板と、前記ボックストレイに集約配置された前記主基板ボックスと前記副基板ボックスと前記電源中継基板及び前記盤用外部端子基板とにおける夫々の基板コネクタ間に接続コードが接続されるように構成されたことを特徴とする遊技機。
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