JPH11179026A - パチンコ機の基板収納ボックス - Google Patents
パチンコ機の基板収納ボックスInfo
- Publication number
- JPH11179026A JPH11179026A JP35669197A JP35669197A JPH11179026A JP H11179026 A JPH11179026 A JP H11179026A JP 35669197 A JP35669197 A JP 35669197A JP 35669197 A JP35669197 A JP 35669197A JP H11179026 A JPH11179026 A JP H11179026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- lid
- shaped base
- locking
- locking pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
も内部のROMを交換することができないようにしたパ
チンコ機の基板収納ボックスを提供する。 【解決手段】回路基板4が収納される有底の箱状基体1
と、特定方向からのみスライドさせてはめ込むことがで
きる蓋体2とからなる。蓋体2に上面が錠止穴カバー1
7により覆われた複数の錠止穴12を形成し、箱状基体
1にはこれに対応させて複数の錠止ピン収納穴14を形
成する。弾性手段16を持つ錠止ピン15を何れかの錠
止ピン収納穴14の内部に収納し、蓋体2が箱状基体1
にスライドさせてはめ込まれたとき、蓋体1の錠止ピン
収納穴14に錠止ピンが下側からはまり込み、ロックす
る。
Description
Mを備えた回路基板を収納するためのパチンコ機の基板
収納ボックスに関するものである。
ムはROMに書き込まれているため、正規のROMを改
造されたROMに不正に交換して不当な出玉を得る事件
が発生している。このため、最近ではROMを含む回路
基板をボックス内に収納し、このボックスの蓋体を破壊
しなければROMの交換ができないようにする工夫が行
なわれ、既に多数の特許が出願されている。ところが、
従来の基板収納ボックスの多くは蓋体が不正に開かれる
ことを防止するだけのものであったため、基板の取付け
ネジを裏面から破壊し、蓋体を開くことなく内部のRO
Mを交換するという新しい手口に対しては効果的ではな
いことが判明した。
の問題点を解決して、蓋体が不正に開かれた場合にはそ
の痕跡が蓋体に残るようにし、また裏面から取付けネジ
を破壊しても内部のROMを交換することはできず、し
かもメーカーからの出荷後に行なわれる警察による検査
が終了した後、再度封印ロックすることができるように
したパチンコ機の基板収納ボックスを提供するためにな
されたものである。
めになされた本発明は、内部に回路基板が収納される上
面が開口された有底の箱状基体と、その上面に特定方向
からのみスライドさせてはめ込むことができる蓋体とか
らなり、この蓋体の側方に上面が覆われた複数の錠止穴
を形成するとともに、箱状基体には複数の錠止ピン収納
穴を形成し、何れかの錠止ピン収納穴の内部に、蓋体が
箱状基体にスライドさせてはめ込まれたとき、弾性手段
により弾発されて蓋体の錠止ピン収納穴に下側から嵌ま
り込む錠止ピンを収納したことを特徴とするものであ
る。
の横方向からスライドさせてはめ込んだときに、箱状基
体の錠止ピン収納穴に収納されている錠止ピンが弾性手
段により弾発されて蓋体の錠止ピン収納穴に下側から嵌
まり、その後は逆方向にスライドさせて蓋体を開くこと
ができなくなる。このため、蓋体の錠止穴の表面を破壊
しなければ蓋体を開くことができない。しかもこの箱状
基体は有底であり、回路基板を箱状基体に取付けている
取付けネジを盤の裏面から破壊しても蓋体を開かない限
りはROMの交換はできない。
態を示す。図1は本発明の基板収納ボックスの全体を示
す分解斜視図、図2は全体組立図、図3は図2の各部の
断面図である。これらの図に示されているように、この
基板収納ボックスはプラスチック製の箱状基体1とプラ
スチック製の蓋体2とからなる。箱状基体1は有底で上
面が開口された形状であり、図示しない適宜の取付け手
段により盤に取り付けられている。また箱状基体1の底
部にはボス3が設けられており、ROMが搭載された回
路基板4がこのボス3の上面に取付けネジ5により固定
され、箱状基体1の内部に収納されている。
中に矢印で示す特定方向からスライドさせてはめ込むこ
とができるように、次の通りの構成となっている。まず
図1や図4に示すように、箱状基体1の一方の端面には
垂直壁6が開口縁を越えて突設されており、その上端に
は複数の係合爪7が水平内向きに形成されている。一
方、蓋体2のスライド方向の先端部には、図3や図5に
示すように表面より断面L字状に落ち込ませた係合爪受
部8が複数個形成されており、蓋体2を箱状基体1に特
定方向からスライドさせてはめ込むと、箱状基体1の係
合爪7が蓋体2の係合爪受部8に嵌まり、持ち上げるこ
とができないようになっている。
端)には中空部9が一体に形成されており、その両端部
は上面を残して切り落とされ、水平な係合爪10となっ
ている。一方、蓋体2の対応する両端部にも表面より断
面L字状に落ち込ませた係合爪受部11が形成されてお
り、蓋体2を箱状基体1に特定方向からスライドさせる
と、箱状基体1の係合爪10が蓋体2の係合爪受部11
に嵌まるようになっている。従って、蓋体2の着脱は矢
印方向からのみ可能である。
次の通りである。まず蓋体2の係合爪受部11、11間
には、複数の錠止穴12が形成されている。これらの錠
止穴12は図3に示されるように下面が開口された円筒
状のもので、その上面は細い接続片13により蓋体2と
一体化された錠止穴カバー17により覆われている。こ
の実施形態では錠止穴12は4個であるが、その数は適
宜設定することができる。
3に示されるように、蓋体2の複数の錠止穴12に対応
させて複数の錠止ピン収納穴14が形成されている。錠
止ピン収納穴14は上面が開口した有底円筒状のもの
で、その上面は蓋体2が箱状基体1にはめ込まれたとき
に蓋体2の錠止穴12の下面と一致する高さとなってい
る。そしてこれらの複数の錠止ピン収納穴14のいずれ
かに、錠止ピン15が収納されている。
あって、その下面にバネ等の弾性手段16を備えてい
る。このため、図6に示すように蓋体2を箱状基体1に
対してスライドさせてはめ込み、蓋体2の錠止穴12が
錠止ピン収納穴14と一致すると、図3に示すように錠
止ピン15が弾性手段16により弾発されて蓋体2の錠
止ピン収納穴14に下側から嵌まり込み、その後は蓋体
2をスライドさせることができないようにロックする。
このロックを外すためには接続片13を切断して錠止穴
カバー17を取り除き、錠止ピン15を抜き取ってから
蓋体2をスライドさせなければならない。
は、第1の錠止ピン収納穴14に錠止ピン15を収納
し、蓋体2を上記の通りロックさせた状態でメーカーか
ら出荷される。そしてその後に警察により行われる検査
の際には、第1の錠止ピン収納穴14に対応する蓋体2
の錠止穴カバー17を破壊して取り除き、錠止ピン15
を抜き取ってから蓋体2をスライドさせて蓋体2を開
く。そして検査後には第1の錠止ピン収納穴14から第
2の錠止ピン収納穴14に錠止ピン15と弾性手段16
を移し替え、蓋体2をスライドさせて箱状基体1にはめ
込む。この結果、蓋体2は再びロックされる。なお検査
が複数回行われる場合には、上記の操作を繰り返せばよ
い。
蓋体2を箱状基体1に対して直接ロックした構造である
ため、盤の裏面から回路基板4の取付けネジ5を破壊し
ても蓋体2を開くことはできず、錠止穴カバー17を破
壊しなければ内部のROMを交換することはできない。
また仮に錠止穴カバー17を不正に破壊するとその痕跡
が蓋体2に明確に現れるため、事件の発生を知ることが
できる。
蓋体2の片側の2ヵ所に、基板取付けネジ掩蔽部18を
突設されている。これは必須のものではないが、この実
施形態では回路基板4の取付けネジ5が蓋体2より側方
に出た位置にあるため、その上面を基板取付けネジ掩蔽
部18により覆って外部からの取付けネジ5の操作を二
重に防止したものである。
納ボックスは蓋体が不正に開かれた場合にはその痕跡が
蓋体に残り、盤の裏面から回路基板の取付けネジを破壊
しても内部のROMを交換することはできず、しかもメ
ーカーからの出荷後に行なわれる警察による検査が終了
した後、再度ロックすることができるものである。しか
も蓋体をスライドさせて取り外せば箱状基体の全面を開
口させることができ、その内部への回路基板の取付けが
容易であるうえ、錠止ピンで蓋体の特定方向への移動の
みを防止すればよいため、ロック機構を簡素化すること
ができる。さらにボックスの表面には全く突起物がな
く、配線を誤って引っかけたりするおそれもない等の多
くの利点を有する。
視図である。
(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は右側面図、(d) は
左側面図である。
る。
り、(a) は蓋体を降ろす工程、(b) はスライドさせる工
程を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】内部に回路基板が収納される上面が開口さ
れた有底の箱状基体と、その上面に特定方向からのみス
ライドさせてはめ込むことができる蓋体とからなり、こ
の蓋体の側方に上面が覆われた複数の錠止穴を形成する
とともに、箱状基体には複数の錠止ピン収納穴を形成
し、何れかの錠止ピン収納穴の内部に、蓋体が箱状基体
にスライドさせてはめ込まれたとき、弾性手段により弾
発されて蓋体の錠止ピン収納穴に下側から嵌まり込む錠
止ピンを収納したことを特徴とするパチンコ機の基板収
納ボックス。 - 【請求項2】蓋体の錠止穴の上面が細い接続片により蓋
体と一体化された錠止穴カバーにより覆われている請求
項1に記載のパチンコ機の基板収納ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35669197A JP4070160B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | パチンコ機の基板収納ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35669197A JP4070160B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | パチンコ機の基板収納ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179026A true JPH11179026A (ja) | 1999-07-06 |
JP4070160B2 JP4070160B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=18450302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35669197A Expired - Lifetime JP4070160B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | パチンコ機の基板収納ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070160B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009178175A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Sammy Corp | 基板ケース |
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-
1997
- 1997-12-25 JP JP35669197A patent/JP4070160B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4070160B2 (ja) | 2008-04-02 |
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Legal Events
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