JP2011078632A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スイッチ装置20は、前面にキートップ部が形成された複数のスイッチと、複数のスイッチを各々固定するための複数のスイッチ固定開口部51が形成されたスイッチベース50と、スイッチベース50の後方に配置されてスイッチベース50に固定されるとともに、スイッチを収納するスイッチ収納部72を有するスイッチカバー70とを備え、スイッチ収納部72は、後側に電気的な結線のための挿通口部84を除いて閉じている底部87を有する有底筒状に形成されるとともに、スイッチベース50の複数のスイッチ固定開口部51の少なくとも1以上のスイッチ固定開口部51に対応する位置に設けられている。
【選択図】図2
Description
ところで、スイッチを固定する固定構造としては、一般に、スイッチを取り付ける部材に、スイッチを嵌め込んで固定する構造がある。このような固定構造を、スロットマシンのスイッチに適用したものとして、たとえば、スロットマシンの前扉に設けられるベットスイッチであって、ベットスイッチの外周にフランジ部を形成し、スロットマシンの前扉の開口にベットスイッチを押し込んで、フランジ部によりベットスイッチがスロットマシンの内部に落ち込まないように固定するとともに、前扉の裏面側において係止する係止片により外部から取り外せないように形成した固定構造が知られている(特許文献1参照)。
すなわち、スロットマシンなどの遊技機に用いられるスイッチは、遊技機に対する不正行為を防止するように固定されることが望まれている。
そこで、請求項に記載された発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。すなわち、本発明は、組み立てが容易であるとともに、スイッチを不正に取り外して内部に不正にアクセスする不正行為を防止することができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、複数のスイッチ22,23,24,25をスイッチケース90に収納してスイッチケース90の前面97においてスイッチを操作できるように形成したスイッチ装置20であって、前面にキートップ部が形成された複数のスイッチ22,23,24,25と、複数のスイッチ22,23,24,25を各々固定するための複数のスイッチ固定開口部51が形成されるとともに、キートップ部を前方に向けて固定するスイッチベース50と、スイッチベース50の後方に配置されてスイッチベース50に固定されるとともに、スイッチを収納するスイッチ収納部72を有するスイッチカバー70と、を備え、スイッチカバー70のスイッチ収納部72は、前面が開口し、かつ後側に電気的な結線のための挿通口部84を除いて閉じている底部87を有する有底筒状に形成されるとともに、スイッチベース50の複数のスイッチ固定開口部51の少なくとも1以上のスイッチ固定開口部51に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
また、「スイッチ収納部」は、スイッチを収納するものである。また、スイッチ収納部72は、前面が開口し、かつ後側に電気的な結線のための挿通口部84を除いて閉じている底部87を有する有底筒状に形成されるとともに、スイッチベース50の複数のスイッチ固定開口部51の少なくとも1以上のスイッチ固定開口部51に対応する位置に設けられるものである。すなわち、スイッチ収納部72は、複数のスイッチ固定開口部51の各々に対応して複数設けても良いし、いずれか1つのスイッチ固定開口部51に対応して1つ設けても良いものである。したがって、いずれのスイッチ固定開口部51に対応してスイッチ収納部72を設けるかは、適宜設定することができるものである。
そして、たとえば、スイッチカバー70に、スイッチベース50における所定のスイッチ固定開口部51に対応する位置に、スイッチ収納部72が設けられているとする。かかる場合において、所定のスイッチを無理矢理にこじり出して、所定のスイッチ固定開口部51からスイッチ装置20の内部に不正にアクセスしようとしても、スイッチ収納部72により、スイッチ装置20の内部へのアクセスが困難となる。また、かかる場合において、所定のスイッチを無理矢理に押し込んで、所定のスイッチ固定開口部51からスイッチ装置20の内部に不正にアクセスしようとしても、スイッチ収納部72の内部に、所定のスイッチが収納されることとなるので、スイッチ装置20の内部へのアクセスが困難となる。
すなわち、本発明は、組み立てが容易であるとともに、スイッチを不正に取り外して内部に不正にアクセスする不正行為を防止することができるスイッチ装置を提供することができる。
また、本実施の形態において、「前方」及び「前側」とは、スロットマシン10の筐体11の内部にスイッチ装置20を設置した場合における、スイッチ装置20から筐体11の正面開口部に向かう方向、及びスイッチ装置20から見た正面開口部側をいう。
をいう。
また、「右方」及び「右側」とは、スロットマシン10の筐体11の内部にスイッチ装置20を設置した場合における、スイッチ装置20から筐体11の右側板13aに向かう方向、及びスイッチ装置20から見た右側板13a側をいう。また、「左方」とは、スロットマシン10の筐体11の内部にスイッチ装置20を設置した場合における、スイッチ装置20から筐体11の左側板13bに向かう方向をいう。
また、「上方」とは、スロットマシン10の筐体11の内部にスイッチ装置20を設置した場合における、スイッチ装置20から筐体11の天板14に向かう方向をいう。また、「下方」とは、スロットマシン10の筐体11の内部にスイッチ装置20を設置した場合における、スイッチ装置20から筐体11の底板12に向かう方向をいう。
本実施の形態に係るスイッチ装置20は、スロットマシン10に適用される。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、正面側(スロットマシン10から見て、スロットマシン10と対向する遊技者の方向)に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11と、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉(図示せず)とを有する。
また、筐体11の内部には、複数の回転リール16を備えたリールユニット17が設置されており、リールユニット17の上方には、スロットマシン10の動作を制御する主基板(図示せず)を収納した基板ケース18と、スイッチ装置20とが併設されている。
具体的には、スイッチ装置20は、図1に示すように、筐体11の内部に、主基板ブラケット19を介して、基板ケース18に併設されている。
(スイッチ装置20)
スイッチ装置20は、図2に示すように、前面にキートップ部が形成された複数のスイッチ22,23,24,25と、複数のスイッチ22,23,24,25を各々固定するための複数のスイッチ固定開口部51が形成されるとともに、キートップ部を前方に向けて固定するスイッチベース50と、スイッチベース50の後方に配置されてスイッチベース50に固定されるとともに、スイッチを収納するためのスイッチ収納部72を有するスイッチカバー70と、前面にスイッチのキートップ部を露出させるための複数のスイッチ開口部91が形成されるとともに、複数のスイッチ22,23,24,25、スイッチベース50およびスイッチカバー70を後方から収納可能に形成されたスイッチケース90と、スイッチケース90の前面97を開閉自在に塞ぐスイッチ扉110と、スイッチケース90に収納されるとともに、スイッチ扉110の開閉を検知するドアセンサ120とを備える。
(設定キースイッチ22)
設定キースイッチ22は、図2および図3に示すように、略円柱状の設定キースイッチ本体部26と、設定キースイッチ本体部26の前面に形成されたキートップ部28と、設定キースイッチ本体部26に螺着されるナット部27とを備える。
また、キートップ部28は、図3に示すように、後方に向かって拡径するような円錐台形状に形成され、その最大径部分において、設定キースイッチ本体部26から突出するように形成されている。また、キートップ部28には、図2および図3に示すように、設定キーを挿入するための設定キー挿入孔29が形成されている。
また、ナット部27は、前面が開口する有底円筒状に形成され、図2および図3に示すように、その前端部に、外周面に突出して形成されたフランジ部30が形成されている。
(設定変更スイッチ23)
設定変更スイッチ23は、図2および図3に示すように、略円筒状の本体部35と、本体部35の前面に形成されたキートップ部36と、本体部35の前端部の外周面に突出して形成されたフランジ部37と、本体部35におけるフランジ部37の後方に形成されるとともに、本体部35の外周面から外方に突出する一対の係止突起38,38とを備える。
一対の係止突起38,38は、図2および図3に示すように、本体部35の外周面に、180度離れる位置関係で形成されている。また、各係止突起38は、後方から前方に向かうにつれて外側に突出するように形成されている。また、各係止突起38の内部には、特に図示していないが、その係止突起38を外側に付勢するバネが設けられている。このため、各係止突起38は、外側から内側に向かって力が加わると、バネの付勢力に抗して、本体部35の内部に没入するものとなっている。
なお、リセットスイッチ24は、設定変更スイッチ23と同一の構造となっているので、図に同符号を適宜付して詳細な説明を省略する。
また、打ち止めスイッチ25は、図2に示すように、略箱状の打ち止めスイッチ本体部40と、打ち止めスイッチ本体部40の前面に形成されたキートップ部41とを備える。打ち止めスイッチ25は、特に図示していないが、その後端部において半田付け等により電線と接続されており、主基板と電気的に接続されるものとなっている。
(スイッチベース50)
スイッチベース50は、図2に示すように、上下方向に長い矩形板状に形成され、複数のスイッチを各々固定するための複数のスイッチ固定開口部51が形成されている。具体的には、スイッチベース50の上端部付近には、設定変更スイッチ23を固定するための、スイッチ固定開口部51としての設定変更スイッチ固定開口部52が形成されている。また、スイッチベース50における設定変更スイッチ固定開口部52の下方であって、スイッチベース50の左端部付近には、打ち止めスイッチ25を固定するための、スイッチ固定開口部51としての打ち止めスイッチ固定開口部53が形成されている。また、スイッチベース50における打ち止めスイッチ固定開口部53の下方には、設定キースイッチ22を固定するための、スイッチ固定開口部51としての設定キースイッチ固定開口部54が形成されている。さらに、スイッチベース50における設定キースイッチ固定開口部54の下方には、リセットスイッチ24を固定するための、スイッチ固定開口部51としてのリセットスイッチ固定開口部55が形成されている。
(設定変更スイッチ固定開口部52)
設定変更スイッチ固定開口部52は、図3に示すように、その内周面における後側に、内周面から内側に突出して形成された突出部56が形成されている。そして、設定変更スイッチ固定開口部52における突出部56より前側の部分の内径は、設定変更スイッチ23のフランジ部37の外径より大きい径に形成されている。また、設定変更スイッチ固定開口部52における突出部56が形成されている部分の内径は、設定変更スイッチ23の本体部35の外径より大きく、かつ、設定変更スイッチ23のフランジ部37の外径より小さい径に形成されている。また、設定変更スイッチ固定開口部52における突出部56が形成されている部分の内径は、一対の係止突起38,38が本体部35から突出している状態の設定変更スイッチ23における、一の係止突起38の突出端部と他の一の係止突起38の突出端部との間の距離より小さい径に形成されている。
(設定キースイッチ固定開口部54)
設定キースイッチ固定開口部54は、図3に示すように、その内周面における後側に、内周面から内側に突出して形成された突出部57が形成されている。そして、設定キースイッチ固定開口部54における突出部57より前側の部分の内径は、設定キースイッチ22の円錐台形状のキートップ部28の最大径部分の外径より大きい径に形成されている。また、設定キースイッチ固定開口部54における突出部57が形成されている部分の内径は、設定キースイッチ22の設定キースイッチ本体部26の外径より大きく、かつ、設定キースイッチ22の円錐台形状のキートップ部28の最大径部分の外径より小さい径に形成されている。また、設定キースイッチ固定開口部54における突出部57が形成されている部分の内径は、設定キースイッチ22におけるナット部27のフランジ部30の外径より小さい径に形成されている。
(打ち止めスイッチ固定開口部53)
打ち止めスイッチ固定開口部53は、図2に示すように、打ち止めスイッチ25のキートップ部41のみが挿通可能な大きさに形成されている。そして、スイッチベース50における打ち止めスイッチ固定開口部53の周りには、後方から、後述するスイッチカバー70の打ち止めスイッチ保持部73が嵌め込まれる嵌込凸部61が形成されている(図6参照)。
また、スイッチベース50における右端部の上端の角部には、後方から後述するドアセンサ120が嵌め込まれてドアセンサ120を保持する嵌込凸部62が形成されている。
また、スイッチベース50には、図2に示すように、スイッチベース50を後述するスイッチケース90に固定するためのネジ孔125が所定の位置に適宜数(2個)形成されている。
(スイッチカバー70)
スイッチカバー70は、図2に示すように、前面が開口する略箱状のベース部71と、ベース部71に形成された複数のスイッチ収納部72と、ベース部71に形成されるとともに、打ち止めスイッチ25を保持する打ち止めスイッチ保持部73とを備える。
また、ベース部71の左側壁部76における上端部付近には、切り欠き部が形成されており、その切り欠き部には、先端に係止突起が形成された弾性変形可能な左係止爪部79が前方に向かって立設されている。左係止爪部79は、スイッチベース50の左挿通口部58を挿通して左係止受部59に係止するものである。
また、ベース部71の左側壁部76の外面には、左側壁部76から左方に突出するガイド突出部122が上下に一対形成されている。一対のガイド突出部122,122は、後述するスイッチケース90のガイド部123に嵌合するとともに、スイッチカバー70をスイッチケース90に位置決めして組み立てを容易とするためのものである。
また、ベース部71の底部74における、上端部付近であって、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52に対応する位置には、スイッチ収納部72としての設定変更スイッチ収納部81が形成されている。また、ベース部71の底部74における、設定変更スイッチ収納部81の下方であって、スイッチベース50の設定キースイッチ固定開口部54に対応する位置には、スイッチ収納部72としての設定キースイッチ収納部82が形成されている。また、ベース部71の底部74における、設定キースイッチ収納部82の下方であって、スイッチベース50のリセットスイッチ固定開口部55に対応する位置には、スイッチ収納部72としてのリセットスイッチ収納部83が形成されている。
また、設定変更スイッチ収納部81、設定キースイッチ収納部82、およびリセットスイッチ収納部83は、それぞれ、図3および図4に示すように、その底部87,88,87に、電気的な結線のための挿通口部84,85,84が形成されている。
また、設定変更スイッチ収納部81、設定キースイッチ収納部82、およびリセットスイッチ収納部83は、それぞれ、図3に示すように、その内径が、スイッチベース50における対応するスイッチ固定開口部51の後側の内径より大きい径に形成されている。
また、設定変更スイッチ収納部81の底部87における挿通口部84は、図4に示すように、設定変更スイッチ23が挿通不可能な大きさに形成されるとともに、設定変更スイッチ23と電線との半田付け等による接続部が後方から見て見えないように形成されている。すなわち、設定変更スイッチ収納部81の底部87は、設定変更スイッチ23と電線との接続部に直接的にアクセスできないように形成されている。
また、同様に、リセットスイッチ収納部83の底部87における挿通口部84も、リセットスイッチ24が挿通不可能な大きさに形成されるとともに、リセットスイッチ24と電線との半田付け等による接続部が後方から見て見えないように形成されている。すなわち、リセットスイッチ収納部83の底部87は、リセットスイッチ24と電線との接続部に直接的にアクセスできないように形成されている。
(スイッチケース90)
スイッチケース90は、図2に示すように、後面が開口する略箱状に形成され、その前面97に、スイッチのキートップ部を露出させるための複数のスイッチ開口部91が形成されている。具体的には、スイッチケース90の前面97には、上端部付近であって、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52に対応する位置に、スイッチ開口部91としての設定変更スイッチ開口部93が形成されている。また、スイッチケース90の前面97には、設定変更スイッチ開口部93の下方であって、スイッチベース50の打ち止めスイッチ固定開口部53に対応する位置に、スイッチ開口部91としての打ち止めスイッチ開口部94が形成されている。スイッチケース90の前面97には、打ち止めスイッチ開口部94の下方であって、スイッチベース50の設定キースイッチ固定開口部54に対応する位置に、スイッチ開口部91としての設定キースイッチ開口部95が形成されている。また、スイッチケース90の前面97には、設定キースイッチ開口部95の下方であって、スイッチベース50のリセットスイッチ固定開口部55に対応する位置に、スイッチ開口部91としてのリセットスイッチ開口部96が形成されている。
なお、リセットスイッチ開口部96は、設定変更スイッチ開口部93と同様に形成されているので、図に同符号を適宜付して詳細な説明を省略する。
また、設定キースイッチ開口部95は、図3に示すように、その内径が、設定キースイッチ22の円錐台形状のキートップ部28の最大径部分の外径より小さい径に形成されている。
また、スイッチケース90の前面97における右端部の上端の角部には、図2に示すように、スイッチベース50の嵌込凸部62をスイッチケース90の前面97から突出させるためのドアセンサ開口部99が形成されている。
また、図2に示すように、スイッチケース90の前面97における右端部であって、打ち止めスイッチ開口部94の隣の位置には、開口部101が形成されている。
また、スイッチケース90の前面97には、開口部101の下方であって、スイッチベース50の係止アーム63に対応する位置に、係止アーム挿通口部100が形成されている。
また、スイッチケース90の左側部105には、図2および図4に示すように、左側部105から左方に突出するガイド部123が上下に一対形成されている。一対のガイド部123,123は、スイッチカバー70の一対のガイド突出部122,122が嵌合されるとともに、スイッチケース90にスイッチカバー70を後方から挿入した際に、スイッチカバー70を案内して組み立てを容易とするためのものである。
また、スイッチケース90の左側部105には、図2に示すように、主基板と各スイッチとを電気的に接続する電線群が挿通するための切り欠き部108が形成されている。
(スイッチ扉110)
スイッチ扉110は、スイッチケース90の前面97を塞ぐように矩形板状に形成され、スイッチケース90の前面97に開閉自在に設けられる。
また、スイッチ扉110には、係止アーム挿通口部111の下方であって、スイッチベース50の係止アーム63に対応する位置に、係止アーム63が挿通するための係止アーム挿通口部113が形成されている。
(ドアセンサ120)
ドアセンサ120は、図2に示すように、スイッチベース50の嵌込凸部62に後方から嵌め込まれてスイッチベース50とスイッチカバー70とに挟まれて固定される。また、ドアセンサ120は、主基板と電気的に接続され、ドアセンサ120がスイッチ扉110の開放を検知した場合に、設定キースイッチ22、設定変更スイッチ23、リセットスイッチ24、および打ち止めスイッチ25の操作が可能となっている。
(スイッチ装置20の組み立て)
スイッチ装置20の組み立てについて説明する。
まず、スイッチベース50にスイッチを固定する。具体的には、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52に、設定変更スイッチ23を、キートップ部36を前方に向けて、前方から嵌め込む。このとき、設定変更スイッチ23は、本体部35の外周面に形成された一対の係止突起38,38が、設定変更スイッチ固定開口部52の突出部56に当接して本体部35に没入しながら嵌め込まれる。そして、設定変更スイッチ23のフランジ部37の後面が設定変更スイッチ固定開口部52の突出部56の前面に当接する位置まで設定変更スイッチ23を嵌め込むと、一対の係止突起38,38が、その内部に設けられたバネの付勢力により、元の状態に復帰する。これにより、設定変更スイッチ23は、スイッチベース50に固定される。
また、スイッチベース50の設定キースイッチ固定開口部54に、設定キースイッチ22の設定キースイッチ本体部26を、キートップ部28を前方に向けて、前方から嵌め込む。そして、設定キースイッチ22のナット部27を設定キースイッチ本体部26に螺着させる。これにより、設定キースイッチ22は、スイッチベース50に固定される。
次に、ドアセンサ120、および打ち止めスイッチ25を取り付ける。具体的には、スイッチベース50の嵌込凸部62にドアセンサ120を後方から嵌め込む。また、スイッチカバー70の打ち止めスイッチ保持部73に打ち止めスイッチ25を前方から嵌め込む。
次に、スイッチカバー70が固定されたスイッチベース50をスイッチケース90に固定する。具体的には、スイッチカバー70が固定されたスイッチベース50を、スイッチカバー70の一対のガイド突出部122,122がスイッチケース90の一対のガイド部123,123に嵌合するように位置決めしてスイッチケース90に後方から挿入する。このとき、スイッチカバー70が固定されたスイッチベース50は、スイッチケース90の一対のガイド部123,123により案内されるので、容易に組み立てることができる。
そして、スイッチカバー70が固定されたスイッチベース50を、スイッチケース90に固定する。具体的には、スイッチカバー70のネジ孔124、およびスイッチベース50のネジ孔125を挿通するように、図示しないネジをスイッチカバー70の後方から挿入してスイッチケース90に固定する。このとき、各スイッチのキートップ部は、スイッチケース90の対応するスイッチ開口部91から露出する。たとえば、設定変更スイッチ23のキートップ部36は、図3に示すように、スイッチケース90の設定変更スイッチ開口部93から露出する。
本実施の形態において、スイッチ扉110は、閉じた状態のおいてロックされるものとなっている。具体的には、スイッチ扉110を閉じると、図5および図6に示すように、スイッチケース90の係止アーム104の係止突起104aとスイッチ扉110の係止受部112とが係止されるとともに、図5および図7に示すように、スイッチベース50の係止アーム63の係止突起63aとスイッチ扉110の前面における係止アーム挿通口部113の右側の部分とが係止される。これにより、スイッチ扉110は、ロックされる。したがって、スイッチ扉110を開くには、上記2つの係止状態を解除しなければ、開けることができない。
(作用・効果)
上述の如く、本実施の形態に係るスイッチ装置20において、たとえば、設定変更スイッチ23は、スイッチベース50に固定すると、設定変更スイッチ23のフランジ部37と一対の係止突起38,38とにより、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52の突出部56が挟み込まれることとなる。これにより、設定変更スイッチ23を、無理矢理にこじり出したり、押し込んだりする不正行為を防止することができる。
また、スイッチカバー70には、設定変更スイッチ23を収納する設定変更スイッチ収納部81が形成される。また、設定変更スイッチ収納部81は、前面が開口し、かつ後側に電気的な結線のための挿通口部84を除いて閉じている底部87を有する有底円筒状に形成される。また、設定変更スイッチ収納部81の底部87における挿通口部84は、設定変更スイッチ23が挿通不可能な大きさに形成されるとともに、設定変更スイッチ23と電線との半田付け等による接続部が後方から見て見えないように形成される。これにより、設定変更スイッチ23を無理矢理に押し込んで、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52からスイッチ装置20の内部に不正にアクセスしようとしても、設定変更スイッチ収納部81により、設定キースイッチ22などの他のスイッチへの不正なアクセスや、スイッチと主基板とを接続する電線への不正なアクセス等が困難となる。また、設定変更スイッチ23を無理矢理に押し込むと、設定変更スイッチ23は、スイッチカバー70の設定変更スイッチ収納部81の内部に収納されるので、スイッチベース50の設定変更スイッチ固定開口部52からスイッチ装置20の内部への不正なアクセスがさらに困難となる。したがって、スイッチ装置20の内部への不正なアクセスを防止することができる。さらに、設定変更スイッチ収納部81の底部87における挿通口部84から設定変更スイッチ23と電線との接続部に不正にアクセスして短絡等を行おうとしても、設定変更スイッチ収納部81の底部87により接続部への直接的なアクセスが困難となる。したがって、短絡等の不正行為を防止することができる。
(他の実施の形態)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。
また、上述した実施の形態において、スイッチ装置20に設けられるスイッチは、設定キースイッチ22、設定変更スイッチ23、リセットスイッチ24、および打ち止めスイッチ25であるが、これに限定されるものではない。
また、上述した実施の形態において、スイッチカバー70には、スイッチ収納部72として、スイッチベース50における設定変更スイッチ固定開口部52に対応する設定変更スイッチ収納部81と、スイッチベース50における設定キースイッチ固定開口部54に対応する設定キースイッチ収納部82と、スイッチベース50におけるリセットスイッチ固定開口部55に対応するリセットスイッチ収納部83とが設けられているが、これに限定されるものではない。たとえば、スイッチ収納部72は、スイッチベース50における設定変更スイッチ固定開口部52に対応する設定変更スイッチ収納部81のみとしても良い。すなわち、スイッチ収納部72は、少なくとも、スイッチベース50におけるいずれか1つのスイッチ固定開口部51に対応して設けられていれば良い。
12 底板 13a 右側板
13b 左側板 14 天板
15 背板 16 回転リール
17 リールユニット 18 基板ケース
19 主基板ブラケット
20 スイッチ装置 22 設定キースイッチ
23 設定変更スイッチ 24 リセットスイッチ
25 打ち止めスイッチ
26 設定キースイッチ本体部 27 ナット部
28 キートップ部 29 設定キー挿入孔
30 フランジ部
35 本体部 36 キートップ部
37 フランジ部 38 係止突起
40 打ち止めスイッチ本体部 41 キートップ部
50 スイッチベース 51 スイッチ固定開口部
52 設定変更スイッチ固定開口部 53 打ち止めスイッチ固定開口部
54 設定キースイッチ固定開口部 55 リセットスイッチ固定開口部
56 突出部 57 突出部
58 左挿通口部 59 左係止受部
60 右係止受部 61 嵌込凸部
62 嵌込凸部 63 係止アーム
63a 係止突起
70 スイッチカバー 71 ベース部
72 スイッチ収納部 73 打ち止めスイッチ保持部
74 底部 75 右側壁部
76 左側壁部 77 下壁部
78 上壁部 79 左係止爪部
80 右係止爪部 81 設定変更スイッチ収納部
82 設定キースイッチ収納部 83 リセットスイッチ収納部
84 挿通口部 85 挿通口部
87 底部 88 底部
89 保持部材
90 スイッチケース 91 スイッチ開口部
93 設定変更スイッチ開口部 94 打ち止めスイッチ開口部
95 設定キースイッチ開口部 96 リセットスイッチ開口部
97 前面 98 内周面
99 ドアセンサ開口部 100 係止アーム挿通口部
101 開口部 102 右側部
103 内面 104 係止アーム
104a 係止突起 105 左側部
106 突出ボス部 107 取付口部
108 切り欠き部
110 スイッチ扉 111 係止アーム挿通口部
112 係止受部 113 係止アーム挿通口部
120 ドアセンサ 121 支柱
122 ガイド突出部 123 ガイド部
124 ネジ孔 125 ネジ孔
Claims (1)
- 複数のスイッチをスイッチケースに収納してスイッチケースの前面においてスイッチを操作できるように形成したスイッチ装置であって、
前面にキートップ部が形成された複数のスイッチと、
複数のスイッチを各々固定するための複数のスイッチ固定開口部が形成されるとともに、キートップ部を前方に向けて固定するスイッチベースと、
スイッチベースの後方に配置されてスイッチベースに固定されるとともに、スイッチを収納するスイッチ収納部を有するスイッチカバーと、を備え、
スイッチカバーのスイッチ収納部は、前面が開口し、かつ後側に電気的な結線のための挿通口部を除いて閉じている底部を有する有底筒状に形成されるとともに、スイッチベースの複数のスイッチ固定開口部の少なくとも1以上のスイッチ固定開口部に対応する位置に設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2009-10-08 JP JP2009234371A patent/JP2011078632A/ja active Pending
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