JP2005218689A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract


【課題】 不正防止性をより向上させることを課題とする。
【解決手段】 本発明にかかる遊技機において、封止時に箱部12と蓋板22とで形成される閉鎖空間にて係合部23と抜止片40とを係合させることにより、外部から係合部23と抜止片40を破壊することを不可能とすることができる。また、外部からピン等を挿入させることもないため、それにより隙間が生じることがない。従って、より閉鎖性の高い空間にて、係合部23と抜止片40とを係合させることができる。また、抜止片40の装着状態を変えることにより、係合を行わせるかどうかを選択することも可能としている。
【選択図】 図16

Description

本発明は、制御基板を収容した制御ボックスを備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、相対移動が可能な蓋部材と皿部材とで制御ボックスを閉鎖させた状態で、両者をピンにより固定するものが知られている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかる構成によれば、ピンが係合可能な係合箇所が複数備えられるため、いずれかの係合箇所に選択的に外側からピンを差し込むことが可能となっている。従って、一つのピンや係合箇所を破壊して一度制御ボックスを開封しても、他の係合箇所を利用して再び制御ボックスを封止することができた。
特開2003−275443号公報
上述したの遊技機において、外側から差し込むピンや係合箇所が合成樹脂で形成され外側に露出しているため、ピンを無理に引き抜かれたり、係合箇所が破壊されたりしやすいという課題があった。また、外側からピンが差し込まれる部位に隙間が生じるため、内部に異物が侵入させられてしまうという課題があった。従って、内部に異物が侵入させ係合箇所を破壊することにより、簡単に封止状態が解除されてしまう課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、封止状態が簡単に解除されない制御ボックスを備える遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
上記皿部材と上記蓋部材の一方を延設して形成した係合部および蓋板と、上記係合部および上記蓋板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板により外部から閉鎖される略箱状の箱部と、上記箱部の内部に装着可能であり、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記箱部の内部にて上記係合部と係合する抜止片とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明において、制御ボックスを構成する皿部材と蓋部材は相対移動が可能とされ、所定位置に移動させることにより、同皿部材の開口部を同蓋部材によって閉鎖することができる。そして、同閉鎖された収容空間にて制御基板を封止させる。上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方には係合部と蓋板が延設される。上記係合部および上記蓋板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方には、略箱状の箱部が延設される。この箱部は、上記皿部材の開口部が閉鎖するように上記蓋部材を相対移動させたときには、上記蓋板によって外部から閉鎖される。また、上記箱部の内部には抜止片が装着可能とされている。そして、上記箱部の内部に装着された上記抜止片は、上記皿部材の開口部が閉鎖するように上記蓋部材を相対移動させたとき上記係合部と係合することが可能となっている。
すなわち、上記皿部材の開口部が閉鎖するように上記蓋部材を相対移動させたときには、上記係合部と上記抜止片とは上記箱部の内部の閉鎖空間にて係合することとなる。従って、外部から隔離された上記係合部と上記抜止片との係合を外部から解除することは困難となり、上記制御基板に対して行われる不正を防止することができる。また、外部からピン等を挿入させることはないため、外部と上記箱部の内部とを連通させる隙間を生じさせないようにすることができる。さらに、係合に寄与する上記係合部と上記抜止片とは外部に露出せずそれ自体が破壊されることはないため、特に上記係合部と上記抜止片の素材を高強度のものとする必要はない。従って、上記皿部材や上記蓋部材と同じ素材で形成することができる。すなわち、リサイクルの際に上記皿部材や上記蓋部材から上記係合部と上記抜止片を除去しておく必要がなくて済む。
本発明は、上記の構成に限られるものではなく、以下の手段も含むものである。
手段1
手段1にかかる発明は、請求項1に記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材と上記抜止片とは合成樹脂で形成される構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材と上記抜止片とをすべて同一素材の合成樹脂で構成されるため、上記係合部と上記抜止片との係合を解除して上記抜止片を除去しなくてもリサイクルを容易に行うことができる。なお、係合に寄与している上記係合部と上記抜止片とを合成樹脂で形成することによって、上記係合部と上記抜止片とを破壊して係合を解除されてしまうことも考えられる。しかしながら、上述のとおり上記制御ボックスの封止時には上記係合部と上記抜止片とは外部から隔離されるため、容易に上記係合部と上記抜止片とを破壊して係合を解除することはできない。
手段2
手段2にかかる発明は、請求項1または手段1のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせることにより同皿部材の開口部を閉鎖することが可能であり、
上記箱部は、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板と上記係合部との進行を待ち受ける待ち受け部位に形成されるとともに、上記抜止片を内部に装着させるための開口が設けられており、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき同箱部の開口が上記蓋板により塞がれる構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせることにより同皿部材の開口部を閉鎖させることができる。上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板と上記係合部との進行を待ち受ける待ち受け部位に上記箱部が形成され、同箱部には上記抜止片を内部に装着させるための開口が設けられる。そして、上記皿部材の開口部が閉鎖されるまで上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせると、上記箱部の開口が上記蓋板により塞がれる。従って、上記制御ボックスの解放時においては上記抜止片の装着を可能とするとともに、上記制御ボックスの閉鎖時においては上記抜止片の除去を不可能とすることができる。
手段3
手段3にかかる発明は、手段2に記載の発明において、上記箱部の開口が上記蓋板により塞がれると、上記蓋板の外縁部分が上記箱部の内壁面に形成された溝状のガイド部に入り込む構成としてある。
すなわち、上記蓋板の外縁部分が上記箱部の内壁面に形成された溝状のガイド部に入り込むことにより、上記蓋板を上記箱部の開口から引き剥がすことを防止することができる。
手段4
手段4にかかる発明は、請求項1または手段1から手段3のいずれかに記載の発明において、上記箱部の内壁面に内側から接触する板状の金属製保護部材が備えられる構成としてある。
すなわち、上記箱部の内壁面に内側から板状の金属製保護部材を接触させておくことにより上記箱部の内部を外部から保護することができる。従って、係合に寄与する上記係合部と上記抜止片とを外部から保護することができ、上記係合が不正により解除されることを防止することができる。
手段5
手段5にかかる発明は、請求項1または手段1から手段4のいずれかに記載の発明において、上記蓋板には矩形枠状に突出する補強リブが形成される。
すなわち、上記蓋板の剛性を向上させることができるため、上記蓋板がこじ開けられることを防止することができる。
手段6
手段6にかかる発明は、請求項1または手段1から手段5のいずれかに記載の発明において、上記蓋板を透明に形成する構成としてある。
すなわち、係合する上記係合部と上記抜止片とが上記箱部の内部の閉鎖空間に収容されていても、同係合部と同抜止片との係合状態を簡単に確認することができる。従って、不正の痕跡を早期に発見することができる。
手段7
手段7にかかる発明は、請求項1または手段1から手段6のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は着色される構成としてある。
すなわち、上記箱部の内部に装着される上記抜止片を着色することにより、外部から見ても目立せることができる。従って、外部から簡単に上記抜止片の状態を確認することができ、不正を早期に発見することができる。
手段8
手段8にかかる発明は、手段2から手段7のいずれかに記載の発明において、上記蓋板は、同蓋板のスライド方向奥方部分において上記係合部が延設された先部と、同スライド方向手前側部分を構成し上記皿部材または上記蓋部材から延設された基部とに分断され、同先部と同基部とを連結する幅の狭い連結部が形成されている構成としてある。
すなわち、上記蓋板は同蓋板のスライド方向奥方部分を構成する先部と、同蓋板のスライド方向手前側部分を構成し上記皿部材または上記蓋部材と接続する基部とを備える。同先部と同基部とは分断されており、同分断された部位にて同先部と同基部とを連結する幅の狭い連結部が形成される。上記先部からは上記係合部が延設されるため、上記先部は上記係合部と上記抜止片とが係合することにより上記箱部に拘束される。上記先部は上記基部と上記連結部を介して接続しているため拘束力は上記基部にも及ぶ。さらに、上記基部は上記皿部材または上記蓋部材と接続されるため、同拘束力を上記皿部材または上記蓋部に及ばせることができる。すなわち、上記箱部が延設された上記皿部材または上記蓋部と、上記箱部が延設されず上記蓋部が延設された上記皿部材または上記蓋部との相対移動が不能に拘束することができる。ただし、上記基部と上記先部とを連結している上記連結部は幅が狭く形成されているため、容易に破断させることが可能となる。上記連結部を破断して切断すると、係合による拘束力が上記基部や上記皿部材または上記蓋部に及ばなくなるため、上記制御基板をメンテナンスする場合等には上記連結部を破断させることにより上記皿部材の開口部を開放することができる。
手段9
手段9にかかる発明は、手段8に記載の発明において、外縁が上記箱部の壁面に略当接する略板状の閉鎖板が上記先部から延設され、上記係合部は同閉鎖板よりもスライド方向奥方に形成される構成としてある。
すなわち、上記先部から外縁が上記箱部の内壁面に略当接する略板状の閉鎖板が延設され、同閉鎖板よりもスライド方向奥方に上記係合部が形成される。上記閉鎖板は外縁が上記箱部の内壁面に略当接するため、同閉鎖板によって上記箱部の内部空間を仕切ることができる。そして、同仕切られた上記箱部の内部空間のスライド方向奥方側の空間にて上記係合部と上記抜止片とが係合することとなる。すなわち、上記係合部と上記抜止片とが係合する部位を上記箱部の壁面と上記蓋板の上記先部と上記閉鎖板によって閉鎖させることができる。従って、上記基部と上記先部とを分断させることにより上記蓋板における上記連結部付近に隙間が生じたとしても、同隙間からは上記係合部と上記抜止片とが係合する部位に異物を侵入させることはできない。
手段10
手段10にかかる発明は、手段9に記載の発明において、上記係合部は上記閉鎖板からスライド方向奥方に延設される構成としてある。
すなわち、上記係合部を上記閉鎖板からスライド方向奥方に延設することにより、上記閉鎖板よりもスライド方向奥方に上記係合部を形成することができる。
手段11
手段11にかかる発明は、手段10に記載の発明において、上記閉鎖板における上記係合部とは反対側の面と上記蓋板とに直交する略板状の補強リブが形成される構成としてある。
すなわち、上記閉鎖板から上記係合部を延設すると、同係合部に係合時に及ぼされる荷重が同閉鎖板に作用することとなるが、上記閉鎖板おける上記係合部とは反対側の面と上記蓋板とに直交する略板状の補強リブを形成することにより、同閉鎖板を同係合部の側から作用される荷重と逆方向から支持することができる。従って、上記係合部から上記閉鎖板に作用する荷重によって同閉鎖板が撓むことを防止することができる。
手段12
手段12にかかる発明は、手段5から手段11のいずれかに記載の発明において、対応し合う上記箱部と上記蓋部が複数組形成されるとともに、上記連結部は上記制御ボックスを上記遊技機に取り付けた状態において視認可能な位置に形成される構成としてある。
すなわち、対応し合う上記箱部と上記蓋部を複数組形成しておくことにより、それぞれ異なる上記箱部と上記蓋部の組において複数回係合を行うことができる。つまり、係合させた上記蓋部における上記連結部を破壊することにより、一旦、上記制御ボックスを開放させ、その後、異なる上記箱部と上記蓋部の組を利用して再び同制御ボックスを封止させることができる。また、上記連結部を上記遊技機に取り付けた状態の上記制御ボックスにおいて視認可能な位置に形成することにより、同連結部が破壊されているかどうかを簡単に確認することができる。従って、不正により上記連結部が破壊されてもすぐにその痕跡を発見することができる。
手段13
手段13にかかる発明は、手段5から手段12のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の内部において着脱可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片は上記箱部の内部において着脱可能とすることにより、上記係合部と係合可能な上記抜止片を上記箱部において装着しない状態とすることも可能となる。従って、係合に使用する上記箱部において上記抜止片を装着し、係合に使用しない予備の上記箱部において上記抜止片を装着しないことにより、意図する上記箱部においてのみ係合が行われるようにすることが可能となる。
手段14
手段14にかかる発明は、手段13に記載の発明において、上記抜止片は、上記皿部材または上記蓋部材のいずれかにおいて上記係合部と係合不可能に装着することが可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記皿部材または上記蓋部材のいずれかに装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記制御ボックスに保持しておくことができる。従って、上記抜止片を別途保管する必要もなく、係合に使用するときにはすぐに取り外して使用することができる。
手段15
手段15にかかる発明は、手段13のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は、上記制御ボックスの内部において上記係合部と係合不可能に装着することができる構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記制御ボックスの内部に装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記制御ボックスの内部に保持しておくことができる。上述のとおり上記制御ボックスは外部から閉鎖されるため、予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されたりすることはない。
手段16
手段16にかかる発明は、手段5から手段12のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の内部において上記係合部と係合不可能に装着することができる構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記制御ボックスの内部に装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記箱部の内部に保持しておくことができる。上記箱部も外部から閉鎖することができるため、予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されたりすることはない。
手段17
手段17にかかる発明は、手段16に記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の同一箇所において、上記係合部と係合可能な第一の装着状態、および、上記係合部と係合しない第二の装着状態で装着可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記箱部において上記係合部と係合可能な第一の装着状態と、上記係合部と係合しない第二の装着状態とに装着可能とすることによっても、意図する上記箱部においてのみ係合が行われるようにすることが可能となる。また、上記箱部は上記制御ボックスの封止時においては外部から閉鎖されるため、第二の装着状態で上記箱部に備えられた予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されることもない。さらに、上記第一の装着状態であっても第二の装着状態であっても上記箱部における同一箇所に上記抜止片を装着しておくことができるため、予備の上記抜止片を収容しておくためのスペースが別途必要とならない。従って、上記箱部をコンパクトに形成することが可能となる。
手段18
手段18にかかる発明は、手段4から手段17のいずれかに記載の発明において、上記保護部材は上記箱部の内部に遊挿される構成としてある。
すなわち、上記保護部材を上記箱部の内部に遊挿させておくことにより、金属製の上記保護部材は外部から異物等が接触されたときには、撓んだり反ったり振動したりすることができる。これにより、外部からの異物で上記保護部材に穴等を形成するために加えられる荷重を散逸させることができるため、上記保護部材に穴等が形成されることを防止することができる。また、上記保護部材を上記箱部の内部に確実に固定してしまわないことで、使用後の上記箱部から上記保護部材を簡単に除去することができるため、リサイクル性も良いものとなる。
手段19
手段19にかかる発明は、手段4から手段18のいずれかに記載の発明において、上記保護部材は上記基部から延設された仮止部がスライド方向手前側から当接することにより、同手前側に抜け止めされる構成としてある。
すなわち、上記保護部材を上記基部から延設された仮止部によりスライド方向手前側に抜け止めさせることにより、上記保護部材をスライド方向手前側にずらして上記箱部の内部を破壊する不正を防止することができる。ただし、上記連結部を破壊することによって係合の拘束力が及ばなくなるすることが可能な上記基部から上記仮止部を延設することにより、上記連結部を破壊して上記制御ボックスの封止を解除すれば上記保護部材を自由に抜き取ることができる。従って、上記箱部と異種材料の上記保護部材を簡単に除去することが可能となり、よりリサイクル性を向上させることができる。
手段20
手段20にかかる発明は、請求項1または手段1から手段19のいずれかに記載の発明において、
上記抜止片に形成され上記係合部の挿入方向の奥方に面する抜止面と、
上記係合部に形成され上記係合部の挿入方向の手前側に面する係合面と、
上記抜止片に形成され上記係合部が挿入される際に傾斜面にて上記係合部を案内することにより同係合部を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係合部を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記挿入方向の奥方にて上記係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、
上記抜止片に形成され上記係合部が原形状に同復元したとき同係合部に上記抜止ガイド部による撓み方向と反対方向から当接することにより同係合部が同方向へ撓むことを規制する規制部と、
上記規制部に形成され上記係合部が挿入される際に傾斜面にて上記係合部に接触することにより同規制部を撓ませて同規制部が同係合部に干渉しないようにする規制ガイド部とを具備する構成としてある。
すなわち、上記係合部が挿入される際に傾斜面によって上記係合部を案内することにより同係合部を撓ませるとともに、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係合部を原形状に復元させる抜止ガイド部を上記抜止片に形成する。そして、上記係合部を原形状に復元すると、上記抜止面より上記挿入方向の奥方にて上記係合面が同抜止面に対面する。このようにすることにより、上記係合部が上記係合部の手前側に移動しようとする際に、上記係合面に対面する上記抜止面を同係合面の手前側から干渉させることができる。すなわち、上記係合面を備える上記係合部が手前側に移動することが許容されないように係合することができる。なお、上記係合部を挿入する際には上記係合部は上記抜止ガイド部に案内されて撓ませられるため、上記係合面を上記抜止面に干渉させることなく挿入することが可能となる。
上記抜止片に形成された規制部は上記係合部が原形状に同復元したとき同係合部に上記抜止ガイド部による撓み方向と反対方向から当接する。このようにすることにより、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき、上記係合部が上記抜止片に係合する際に撓んだ方向に同係合部が再び撓むことを規制することができる。すなわち、上記係合部の係合を解除させるように上記係合部を撓ませることができなくなる。一方、上記規制部に形成された規制ガイド部は、上記係合部が挿入される際に傾斜面にて記係合部に接触するため同規制部を撓ませることができ、上記規制部を同係合部に干渉させないで上記係合部を挿入することができる。すなわち、上記規制部は上記係合部が挿入されるときには撓んで同係合部の挿入を許容するとともに、同係合部が上記抜止片と係合した後には上記係合部の撓みを規制することができる。
手段21
手段21にかかる発明は、手段10から手段20のいずれかに記載の発明において、上記閉鎖板の外縁をスライド方向奥方に延設することにより上記箱部の内壁と略平行となる保護壁を形成する構成としてある。
すなわち、上記箱部の内壁に略当接する上記閉鎖板の外縁を延設することにより上記箱部の内壁を内側から保護する保護壁を形成することができる。これにより、上記箱部の内部にて係合する上記係合部と上記抜止片とを外部から保護することができる。
手段22
手段22にかかる発明は、手段2から手段21のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は金属素材により形成される構成としてある。
すなわち、上記抜止片を金属素材により形成することにより同抜止片自体が変形されにくくなるため、より強固に係合を維持することができる。
手段23
手段23にかかる発明は、手段11から手段22のいずれかに記載の発明において、上記箱部と上記蓋板とは非透光とされている構成としてある。
すなわち、上記箱部と上記蓋板とにより閉鎖される空間にて係合する上記係合部と上記抜止片とを完全に外部から透視不能にすることができる。従って、複数備えられた上記箱部のうちのどの上記箱部で係合を行っているか不正を行う者に認識させないようにすることができる。
手段24
手段24にかかる発明は、請求項1または手段1のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とを回動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材との相対移動の一例として、両者が回動することにより、同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖されるようにすることも可能である。
以上説明したように、本発明によれば、封止状態が簡単に解除されず、かつ、リサイクル性のよい制御ボックスを備える遊技機の提供することができる。
手段1にかかる発明によれば、リサイクル性のよい制御ボックスを形成することができる。
手段2にかかる発明によれば、制御ボックスの解放時において、抜止片の装着を行うことができる。
手段3にかかる発明によれば、箱部の内部を強固に閉鎖させることができる。
手段4にかかる発明によれば、箱部の内部を外部からの破壊行為から保護することができる。
手段5にかかる発明によれば、箱部の内部を強固に閉鎖させることができる。
手段6にかかる発明によれば、係合部と抜止片とが正常に係合しているかどうかを簡単に確認することができる。
手段7にかかる発明によれば、抜止片の破壊を早期に発見することができる。
手段8にかかる発明によれば、制御ボックスを開放させてメンテナンス等を行うことができる。
手段9にかかる発明によれば、箱部の内部に異物が侵入されることを防止することができる。
手段10にかかる発明によれば、閉鎖板よりもスライド方向奥方に係合部を形成することができる。
手段11にかかる発明によれば、確実に係合部を抜止片と係合させることができる。
手段12にかかる発明によれば、複数回の封止を可能とするとともに、開放履歴を一目瞭然とすることができる。
手段13にかかる発明によれば、使用しない箱部においては係合部と抜止片とを係合させないようにすることができる。
手段14にかかる発明によれば、使用しない抜止片の管理を簡単とすることができる。
手段15にかかる発明によれば、使用しない抜止片が紛失することを防止することができる。
手段16にかかる発明によれば、使用しない抜止片が紛失することを防止することができる。
手段17にかかる発明によれば、箱部や制御ボックスをコンパクトに形成することができる。。
手段18にかかる発明によれば、箱部の内部を外部からの破壊行為から保護するとともに、リサイクル性を向上させることがができる。
手段19にかかる発明によれば、係止片を規制部に干渉させることなく挿入することができる。
手段20にかかる発明によれば、簡単に制御ボックスの封止が解除されないようにすることができる。
手段21にかかる発明によれば、箱部の内部を外部からの破壊行為から保護することができる。
手段22にかかる発明によれば、より強固に係合を維持することができる。
手段23にかかる発明によれば、破壊する対象を分からなくすることで、不正が行われないようにすることができる。
手段24にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材を回動させることにより、制御ボックスを開閉させることができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)制御ボックスの設置例:
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
(4)第二の実施形態について:
(5)第三の実施形態について:
(6)第四の実施形態について:
(7)まとめ:
(1)制御ボックスの設置例:
図1は本発明を適用したパチンコ機を背面から見て示しており、制御ボックス70が背面側から視認できるように装着されている。同図において、制御ボックス70の短辺の一方の外部に封止部70aが備えられることにより、制御ボックス70は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。図に示すように、制御ボックス70はメンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されている。従って、制御ボックス70内に不正をするために封止部70a等が破損されていれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つけることが可能となっている。また、制御ボックス70は透明な合成樹脂で形成されており、その収容された制御基板の様子もパチンコ機60の背面側から直に視認できる。
また、図2はスロットマシン(パチスロ)80の背面を示している。同スロットマシン80の背面側にも矩形箱形の制御ボックス90が装着されている。同図において、制御ボックス90の短辺の一方の外部に封止部90aが備えられることにより、制御ボックス90は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。同図に示すように、メンテナンスのためにスロットマシン80を開いたときには容易に封止部90aを視認できる。従って、制御ボックス90内に手を加えるなどのために封止部90aが破損されていれば、次のメンテナンス時にすぐに見つけることが可能となっている。
図示していないが、パチロットにも同様に本発明が適用可能である。パチロットは、メダルの代わりにパチンコ遊技球を利用するものであり、例えば、パチンコ球の五個がメダル1個に相当して遊技を楽しむことができる。
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
図3は本発明の第一の実施形態にかかる制御ボックス70およびその外部に設けられた封止部70aを上方(図1においてパチンコ機の背面)から見て示している。同図において矢印で示す方向をそれぞれ奥行き方向と幅方向として以下説明する。制御ボックス70および封止部70aは下側に位置する皿部材10と、上側に位置する蓋部材20とで構成されている。また、図4は蓋部材20と皿部材10をスライドさせて制御ボックス70を開放させた状態を示している。同図において、皿部材10は下方に深みのある皿状に形成された皿本体部14を有し、蓋部材20は上方に深みを有する蓋状に形成された蓋本体部24を有している。そして、皿本体部14の開口面と蓋本体部24の開口面とを上下に向かい合わせることにより、図3のように外部と閉鎖された略箱状の制御ボックス70を形成している。閉鎖された制御ボックス70の内部には制御基板25が収容されており、同制御基板25には各種のROM26a〜26f等が実装されている。
蓋本体部24の幅方向両端の辺には略板状の一対のレール挿入部24a1,24a2が形成されており、皿本体部14の幅方向両端の辺には一対の断面略コの字状のガイドレール14a1,14a2が形成されている。そして、ガイドレール14a1,14a2がレール挿入部24a1,24a2をそれぞれ幅方向外側から挟み込むことにより、蓋部材20と皿部材10とが奥行き方向(手前から奥方に向かって)にスライド可能となっている。逆に言えば、蓋部材20と皿部材10とは奥行き方向にスライドする以外に相対移動することはできなくなっている。
皿本体部14の奥方の辺には断面略コの字状のガイドレール14cが形成されており、蓋本体部24の奥方の辺にはレール挿入部24cが形成されている。皿部材10は、皿本体部14を奥方に延設して形成した箱部12を備えている。箱部12は幅方向に並列して五個形成されており、それぞれ上方を開口させている。ガイドレール14cには、箱部12のそれぞれに連通する切り欠き14c1が形成されている。すなわち、箱部12は上方および皿本体部14側を開口させた箱状空間を形成している。
一方、蓋部材20は、蓋本体部24の奥方の辺を奥方に延設して形成した蓋板22を備えている。蓋板22は箱部12に対応した位置に五個並列して形成されている。蓋板22は略板状に形成されており、図3のように制御ボックス70を閉鎖した際には、各箱部12の上方開口を上方から塞ぐことが可能となっている。すなわち、制御ボックス70を閉鎖した際には、各箱部12は外部から閉鎖されることとなる。なお、各箱部12は切り欠き14c1により皿本体部14と連通しているが、上述のとおり皿本体部14自体も蓋本体部24により閉鎖されるため、上方開口さえ塞げば各箱部12を外部から閉鎖することができる。
制御ボックス70を外部から閉鎖された状態で維持するための封止部70aは、箱部12と蓋板22等により構成される。そして、封止部70aによる固定を簡単に解除できないようにすることで、制御基板25のROM26a〜26fを差し替える等の不正を防止している。ただし、制御基板25のメンテナンス等を行う必要もあるため、必要に応じて封止部70aによる固定は解除することができるとともに、その解除の痕跡が瞭然と認識できるようにされている。すなわち、封止部70aにおける固定解除の痕跡と、管理者が正規に行ったメンテナンス等の記録とを参照することで、不正な固定解除が介在したか否かを判断することが可能となっている。この封止部70aの詳細な機構等については以下に詳述する。
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
まず、封止部70aを構成する箱部12について説明する。図5は箱部12の一つを上方から見て示しており、図6は箱部12のX1断面を見て示している。箱部12は、概略、板状の底面12aと、箱部12を奥方および幅方向両外側から区画する壁面12bとにより構成されている。壁面12bの上端部には断面略コの字状に溝が形成されたガイド部12b1が奥方および幅方向両外側に形成されている。箱部12における手前(皿本体部14)側には切り欠き14c1が形成されているため、皿本体部14と箱部12とが連通している。なお、箱部12は五個すべて同様の形状となっている。
箱部12の内部には、略柱状の保持柱12c〜12fがそれぞれ底面12aから上方に向かって略垂直に立設されている。保持柱12c,12dは上方から見たときに奥行き方向中央部が括れるように形成されており、両者は同様の形状となっている。保持柱12dは幅方向の側壁面12bから間隔tだけ離れた位置に形成されており、奥方壁面12bから間隔uだけ離れ奥行き位置に形成されている。保持柱12cは保持柱12dと間隔sだけ離れて幅方向内側に形成されており、奥行き位置は保持柱12dと同様に奥方壁面12bから間隔uだけ離れた位置となっている。保持柱12cにおける奥行き方向両外側の一対の幅広部12c1,12c1は、それぞれ幅rとなるように形成されている。
保持柱12eは、上方から見たときに略L状となるように形成されており、奥方端部にて奥方壁面12bと接続している。そして、手前側を幅方向内側に屈曲させて、屈曲された先端と保持柱12cとが間隔sだけ離れる位置に形成されている。保持柱12fは、上方から見たときに略クランク状となるように形成されており、保持柱12cとの最短距離が間隔sとなる位置に形成されている。保持柱12e,12fはそれぞれ対面する幅方向の側壁面12bとは間隔tだけ離れた位置に形成されている。
次に、封止部70aを構成する箱部12の内部に装着される抜止片について説明する。図7は抜止片を斜めから見て示している。同図において、抜止片40は矩形枠状に形成された枠部40cを有しており、枠部40cに四方を囲まれた窓部40dが形成されている。また、抜止片40は赤色の塗料を塗布することにより、全体が赤色に着色されている。窓部40dの幅は上記幅rよりもわずかに広く、厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く、高さがhとなるように形成されている。抜止片40は合成樹脂で形成されており、枠部40cの一辺からは枠部40cと略直角に略板状の抜止部41が延設されている。
抜止部41は略板状の抜止板41aと先端を内側に幅広としている抜止先部41bとから構成されている。抜止板41aの厚みは上記間隔sよりもわずかに薄く形成されており、先端に抜止先部41bが形成されている。抜止先部41bの厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く形成されており、同抜止先部41bの内側には先端方向が次第に幅狭となるように傾斜する抜止ガイド面41b1が形成されている。抜止ガイド面41b1における枠部40c側の端部は、抜止板41aに直交する抜止面41b2に接続されている。
一方、枠部40cにおける抜止部41が延設された辺に対向する辺からは、抜止板41aに略平行な規制部42が延設されている。規制部42は略棒状に形成された規制棒42aと先端を内側に突出させる規制先部42bとから構成おり、規制棒42aと抜止板41aとの間隔は上記幅rよりもわずかに大きくなるように形成されている。規制棒42aの厚みは上記間隔sよりもわずかに薄く形成されている。規制先部42bは先端になるにつれ高さが低くなる規制ガイド面42b1を備えており、同規制先部42bの厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く形成されている。抜止部41と規制部42とは、下端が同じ高さとなるように形成され、先端も同じ位置となるように形成されている。なお、規制棒42aの内側に対面する面を第一の規制面42a1とし、規制先部42bの内側突出部において枠部40cに対面し規制棒42aに直交する面を第二の規制面42b2と表すものとする。
次に、封止部70aを構成する箱部12の内部に装着される保護部材について説明する。図8は、保護部材50を斜めから見て示している。同図において、保護部材50は厚みが上記間隔tよりも小さい金属板を屈曲させることにより、略コの字状に形成されている。保護部材50は、互いに同形、かつ、平行な二枚の側面板50a,50aを有しており、側面板50a,50aは下端にて底面板50bによって連結されている。側面板50a,50aと底面板50bとは直交するように屈曲されている。底面板50bには所定形状の切り欠き50cが形成されている。
箱部12と抜止片40と保護部材50とを以上のように構成することにより、抜止片40と保護部材50とを箱部12に装着させることが可能となる。図9は、箱部12に抜止片40を装着した状態を示している。同図において、箱部12の内部において保持柱12cを取り囲むように抜止片40が上方から差し込まれている。すなわち、互いの間隔が保持柱12cの一対の幅広部12c1,12c1よりわずかに大きく形成された抜止板41aと規制部42が保持柱12cを幅方向外側から狭持している。
その際に、抜止板41aの厚みは保持柱12cと保持柱12dとの間隔sよりもわずかに小さく形成されているため、抜止板41aと保持柱12cと保持柱12dとが干渉することはない。同様に、規制棒42aの厚みは保持柱12cと保持柱12e,12fとの間隔sよりもわずかに小さく形成されているため、規制棒42aと保持柱12cと保持柱12e,12fとが干渉することはない。一方、抜止先部41bおよび規制先部42bの厚みは、保持柱12cと奥方壁面12bとの間隔uよりもわずかに小さく形成されているため、抜止先部41bと規制先部42bが保持柱12cと奥方壁面12bに干渉することはない。
このように、抜止片40は箱部12において各保持柱12c〜12fおよび壁面12bが形成する各隙間に挿入され、特に係合等により固定されないため、自由に着脱することが可能となっている。なお、図9においては、枠部40cが手前側に配向し、抜止先部41bおよび規制先部42bが奥方に配向するように抜止片40が装着された状態となっており、同状態を第二の装着状態と呼ぶものとする。
図10は、箱部12に抜止片40を装着した状態であって、第二の装着状態とは別の第一の装着状態を示している。同図において、第二の装着状態と同様に抜止片40は箱部12において各保持柱12c〜12fおよび壁面12bが形成する各隙間に挿入されている。ただし、枠部40cが奥方に配向し、抜止先部41bおよび規制先部42bが手前側に配向するように装着されている。この第一の装着状態においては、枠部40cが保持柱12cと奥方壁面12bとの隙間に挿入されることとなるが、枠部40cの厚みも保持柱12cと奥方壁面12bとの間隔uよりわずかに小さく形成されているため、干渉することなく挿入することができる。第一の装着状態においても抜止片40は特に係合等により固定されないため、抜止片40を自由に着脱することが可能となっている。すなわち、上方が開口した箱部12において抜止片40は第一および第二の装着状態に自由に着脱することが可能となっている。また、抜止片40を反転させれば済むため、第一の装着状態と第二の装着状態との切換を簡単に行うことができる。
一方、図10においては、保護部材50が箱部12の内部に装着されている。保護部材50における底面板50bの幅は箱部12の内部の幅よりわずかに小さく形成されているため、箱部12の底面12aに面接する底面板50bの両端にて直交する側面板50a,50aは、箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに内側から面接している。なお、保持柱12d〜12fと側方壁面12b,12bとの間隔tは側面板50a,50aの厚みよりも大きいため、保持柱12d〜12fと側方壁面12b,12bとが干渉することなく保護部材50を装着することができる。底面板50bには所定の切り欠き50cが形成されているため、底面板50bと各保持柱12c〜12fとは干渉しない。側面板50a,50aの奥方端部が奥方壁面12bに到達する際に、ちょうど、切り欠き50cが形成された部分の底面板50bの端面が保持柱12c,12d,12fに到達するように形成されている。
保護部材50を装着するにあたっても、特に保護部材50は特に係合等により固定されないため、保護部材50を自由に着脱することが可能となっている。保護部材50は、抜止片40の第一および第二の装着状態の双方において箱部12に装着できるとともに、抜止片40を装着しない状態であっても箱部12に装着できる。
図11は、蓋部材20の蓋本体部24を奥方に延設して形成した蓋板22の一つを上方から見て示し、図12は同蓋板の一つを幅方向外側から見て示し、図13は同蓋板の一つを奥方から見て示している。同図において、略板状に形成された蓋板22は、奥行き方向略中央部で基部22bと先部22aとに分断されており、基部22bと先部22aとは中央の連結部22cと幅方向両端の連結部22e,22eとによって連結されている。基部22bは手前側部分にて蓋本体部24と接続し、幅方向両外側には一対の薄板部22b1,22b1が形成されている。また、先部22aの幅方向両外側および奥方にも上方視略コの字状の薄板部22a1が形成されている。なお、連結部22e,22eは薄板部22b1,22b1と薄板部22a1とを接続し、これらと同じ厚みとなっている。基部22bにおける薄板部22b1,22b1の内側には矩形枠状の補強リブ22b2が板厚を厚くして形成されている。同様に、先部22aにおける薄板部22a1の内側にも矩形枠状の補強リブ22a2が板厚を厚くして形成されている。補強リブ22b2と補強リブ22a2のそれぞれに囲まれた部分は平面板状に形成されている。
基部22bにおける一対の薄板部22b1,22b1のそれぞれの内側において一対の仮止部22d,22dが下方に延設され、さらに奥方に延設することにより仮止部22d,22dの奥方端部が先部22aまで略到達している。先部22aにおける連結部22cと接合する部位の下方には、略板状の閉鎖板22a3が垂設されている。閉鎖板22a3の幅方向両端は、仮止部22d,22dのそれぞれの幅方向の外縁よりも内側となるように形成されている。閉鎖板22a3は、手前側から三角板状の連結部22cにより支持されており、奥方の面の略中央には係合部23が同閉鎖板22a3に垂直に立設されている。
係合部23は、略板状の係合板23aと先端を幅広としている係合先部23bとから構成されており、高さが窓部40dの高さhよりもわずかに小さく形成されている。係合先部23bには先端ほど厚みが小さくなるように傾斜する第一の係合ガイド面23b1が形成されており、係合先部23bにおいて最も厚みが大きくなる手前側端部は窓部40dの幅rよりも小さく形成され、係合先部23bの手前側端部には係合板23aに直交し、閉鎖板22a3に対向する係合面23b2が形成されている。係合先部23bにおける下端には第二の係合ガイド面23b3が形成されている。
第二の係合ガイド面23b3は法線方向が第一の係合ガイド面23b1とは反対方向、かつ、斜め奥方となるように形成されている。係合板23aの下端における係合先部23bの手前側を切り欠くことにより、規制挿入部23cを形成している。規制挿入部23cは側面視略三角形となっており、抜止片40の規制先部42bの内側突出部がちょうど嵌り込むことが可能となっている。閉鎖板22a3と略平行な規制挿入部23cの壁面を規制挿入面23c1というものとする。一方、蓋本体部24と蓋板22との境界部には、蓋板22の側方にレール挿入部24cが形成された区画面24dが下方に延設されている。
図14は、図3のように制御ボックス70を閉鎖した際の蓋板22および箱部12の様子を上方から見て示している。同図において、蓋部材20のレール挿入部24cが皿部材10のガイドレール14cに嵌り込むまで蓋部材20が奥方にスライドされている。同時に、区画面24dは、箱部12を皿本体部14側に開口させる切り欠き14c1を皿本体部14側から塞ぐようになっている。従って、皿本体部14と蓋本体部24とで外部から完全に閉鎖された制御基板25の収容空間を形成することができる。
蓋板22が蓋部材20とともにスライドすると、蓋板22の奥方端部は箱部12の奥方壁面12bに到達して箱部12の上方開口を塞ぐ。すなわち、箱部12の内部は、蓋板22における連結部22cの側方の開口を除き外部から閉鎖された空間となっている。蓋板22の奥方および側方の外縁を構成する薄板部22a1,22b1,22b1は、箱部12の各側面12bの上端部に形成された断面略コの字状のガイド部12b1に挿入されている。これにより、蓋板22と箱部12との接触部位の形状が複雑となるため、蓋板22と箱部12との隙間から箱部12の内部に異物を侵入させることが困難となっている。
また、ガイド部12b1は、蓋板22が箱部12に対してスライドする際に、箱部12を幅方向および上下に挟んでスライドをガイドするため、スムーズに蓋板22をスライドさせることができる。同図の状態において、蓋板22の下方に形成された係合板23aや係合先部23bや閉鎖板22a3は、箱部12の内部に収容されることとなる。すなわち、これらは外部から隔離されることとなる。ただし、蓋板22が箱部12に対してスライドする際には、箱部12は皿本体部14と切り欠き14c1により連通しているため、蓋板22の下方に形成された係合板23aや係合先部23bや閉鎖板22a3は箱部12の内部に侵入することができる。
図15は、図14の状態における箱部12の内部の様子を図6のZ1断面から見て示している。なお、同図において抜止片40は第二の装着状態となっている。係合板23aと係合先部23bは蓋板22のスライドともに箱部12の内部を奥方に向かって進行する。所定量奥方に進んだところで、第二の装着状態において手前側に配向する枠部40cと重なる位置となるが、同枠部40cの内側に形成された窓部40dを挿通して、さらに奥方に進行することができる。
すなわち、係合先部23bの高さと幅は、窓部40dの高さhと幅rよりも小さく形成されるとともに、係合板23aと係合先部23bとは窓部40dと同等の高さとなるように形成されているため、係合先部23bは窓部40dを挿通することが可能となっている。これにより、第二の装着状態においては、抜止片40と係合先部23bとが何ら干渉することなく、制御ボックス70を閉鎖させることができる。むろん、蓋板22を手前側にスライドさせる際にも、抜止片40と係合先部23bとは干渉することはない。一方、仮止部22d,22dもそれぞれ蓋板22のスライドともに箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに摺接しつつ奥方に向かって進行する。
図16は、図14の状態における箱部12の内部の様子を図6のZ1断面から見て示している。なお、同図において抜止片40は第一の装着状態となっている。また、保護部材50も箱部12の内部に装着されている。第一の装着状態においては、係合先部23bは蓋板22のスライドともに箱部12の内部を奥方に向かって進行し、所定量奥方に進んだところで抜止片40の抜止先部41bおよび規制先部42bにそれぞれ当接する。そして、さらに奥方に進行させると実線で示すように係合先部23bと抜止先部41bとが係合する。すなわち、係合先部23bにおいて手前側に対面する係合面23b2と、抜止先部41bにおいて奥方に対面する抜止面41b2とが互いに対面して、係合面23b2が手前側に移動することが許容されなくなる。
これにより、蓋板22が箱部12に対して手前側にスライドすることができなくなるとともに、蓋部材20が皿部材10に対して手前側にスライドすることができなくなる。また、このとき蓋部材20のレール挿入部24cが皿部材10のガイドレール14cに嵌り込んで突き当たっているため、蓋部材20をこれ以上奥方にスライドさせることも不可能となっている。さらに、蓋部材20と皿部材10とは奥行き方向にスライドする以外に相対移動することはできないため、蓋部材20が皿部材10との相対移動が完全に不可能となる。すなわち、上述のように閉鎖された制御基板25の収容空間を完全に封止することができる。
一方、蓋板22のスライドともに箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに摺接しつつ奥方に向かって進行する仮止部22d,22dは、係合先部23bと抜止先部41bとが係合するとき保護部材50の側面板50a,50aのそれぞれの手前側端部に当接する。これにより、保護部材50を手前側に抜け止めさせることができる。閉鎖板22a3の幅方向両端はそれぞれ保護部材50の側面板50a,50aに内側から略当接し、同閉鎖板22a3の下端は保護部材50の底面板50bに略当接する。これにより、係合先部23bと抜止先部41bとが係合するときには、先部22aの下方に位置する箱部12の奥方空間を外部から閉鎖することができる。
図17は、係合部23と抜止部41とが係合する様子を示している。同図では、抜止片40と係合部23以外の部分は説明のため図示を省略している。係合部23は上述したとおり窓部40dと同等の高さに挿入され、高さ方向の長さが抜止部41とほぼ同じ高さhとなっているため、抜止部41と規制部42の双方に対して干渉する関係となっている。係合先部23bは手前側に進行し、第一の係合ガイド面23b1が抜止先部41bの抜止ガイド面41b1に接触する。第一の係合ガイド面23b1と抜止ガイド面41b1とは、係合先部23bの進行方向に対して傾斜しているため、両者は滑りつつ互いを幅方向外側に押し出そうとする。これによって、抜止板41aは外側に撓もうとするが外側から保持柱12fが当接しているため、原形状が維持される。一方、係合板23aは係合先部23bが自由端となるため、係合先部23bが抜止先部41bから離反するように撓むこととなる。
一方、第二の係合ガイド面23b3も係合先部23bの進行とともに、規制部42の規制先部42bの内側突出部に当接することとなる。規制先部42bの規制ガイド面42b1と第二の係合ガイド面23b3も係合先部23bの進行方向に対して傾斜しているため、両者は滑りつつ互いを外側に押し出そうとする。ただし、係合先部23bは上述のとおり抜止先部41bから離反するように変位しようとするため、規制先部42bが下方、あるいは幅方向外側に押し出されることとなる。ただし、略棒状の規制棒42aは幅方向外側から保持柱12dにより支持されているため、規制棒42aは規制先部42bを下方に変位させるように撓ませられることとなる。
以上のように、係合板23aと規制棒42aとがそれぞれの方向に撓むことにより、係合先部23bがさらに奥方に進行することができる。なお、係合板23aと規制棒42aを撓ませて係合先部23bが奥方に進行する際には、相当の反力が係合部23に及ぼされるが、閉鎖板22a3の背面にて連結部22cが同反力の対向方向に支持しているため、確実に係合部23を押し込むことが可能となっている。すなわち、連結部22cは閉鎖板22a3に対する補強リブとして機能することができる。
そして、図18に示すように係合先部23bが抜止先部41bの側方を通り過ぎると、第一の係合ガイド面23b1と抜止ガイド面41b1との干渉が解消されて、係合板23aは原形状に復帰することができる。すると、係合先部23bにおいて手前側に対面する係合面23b2と、抜止先部41bにおいて奥方に対面する抜止面41b2とが互いに対面して、係合面23b2が手前側に移動することが許容されなくなる。なお、抜止片40は保持柱12cに内部を挿通されて装着されているため、抜止片40もろとも係合面23b2が手前側に移動してしまうことはない。
このとき、係合板23aの規制挿入部23cは規制先部42bが待ち受ける位置まで到達するようになっている。従って、規制棒42aは現形状に復帰し、規制先部42bの内側突出部を規制挿入部23cに入り込むことができる。これにより、規制挿入部23cにおいて手前側に対面する規制挿入面23c1と、規制先部42bの内側突出部において奥方に対面する第二の規制面42b2とが互いに対面して、規制挿入面23c1が手前側に移動することが許容されなくなる。すなわち、係合面23b2と規制挿入面23c1との二箇所において係合部23が手前側に移動することをできなくすることができる。つまり、係合部23は抜止片40に対して二箇所で係合することとなる。
また、上記のように一度係合が完了すると、原形状に復帰した規制棒42aにおける内側の第一の規制面42a1が係合板23aに幅方向外側から当接する。従って、係合先部23bと抜止先部41bとの係合を解除すべく、係合先部23bが抜止先部41bから離反するように係合板23aを撓ませるには、同時に規制棒42aも外側に撓ませなければならい。しかしながら、規制棒42aは外側から保持柱12dに当接されているため外側に撓むことは不可能となっている。また、仮に係合板23aと規制棒42aとを同時に外側に撓ませたとしても、規制先部42bと規制挿入部23cとの係合は維持されるため係合を解除することはできない。係合を解除するとすれば、規制棒42aを下方に撓ませつつ係合板23aを外側に撓ませなければならない。従って、係合部23と抜止部41と規制部42を破壊することなく、上記係合を解除することは非常に困難となっている。
さらに、上述のとおり係合に寄与する係合部23と抜止部41と規制部42が収容される空間は、蓋板22および箱部12の底面12aと各壁面12bおよび閉鎖板22a3により外部から閉鎖されるため、外部から係合先部23bや抜止先部41bに作用して係合を解除することはできなくなっている。また、係合に寄与する係合部23と抜止部41と規制部42が収容される空間は、金属製の保護部材50により下方および側方から保護されるため、箱部12の各壁面12bや底面12a等に穴を形成したとしても、異物を係合部23と抜止部41と規制部42まで到達させ、これらを破壊して係合を解除することができなくなっている。
さらに、箱部12の内部にて抜止片40を反転させることにより、同箱部にて係合をさせるかどうかを選択することが可能となっている。従って、係合の選択にあたって外部からピン等を挿入させることを要しない。すなわち、外部からピン等を挿入させるための貫通穴を箱部や蓋板に形成する必要がないため、箱部の内部の閉鎖性を向上させることができる。
特に、本実施形態において保護部材50は箱部12の隙間に挿入して装着しただけであって、しっかりと固定していない。すなわち、保護部材50は箱部12の内部において変形の余地を残している。従って、図19のように箱部12の各壁面12bや底面12aにドリル等で穴を開け、さらに保護部材50を貫通しようとすると、側面板50a,50aにおいては上端を内側に撓ませて、ドリルの推進方向を上方に逸らすことができる。また、ドリルの推進方向を上方に逸らすとともに、側面板50a,50aが振動してドリルの推進力を散逸させることができる。
従って、側面板50a,50aの正確な位置にドリル等で穴を開けることは非常に困難となっている。同様に、底面板50bも中央部を上方に変位させるように撓むことができるため、同様にドリルの推進力を散逸させることができる。これにより、箱部12の各壁面12bや底面12aにドリル等で穴を開けたとしても、異物を係合先部23bや抜止先部41bまで到達させ、これらを破壊して係合を解除することができなくなっている。また、蓋板22の薄板部22a1は、断面略コの字状のガイド部12b1に入り込んでいるため、蓋板22と箱部12との隙間から異物を侵入させることも困難となっている。
また、蓋板22の薄板部22a1は、断面略コの字状のガイド部12b1に入り込んでいるため、蓋板22を上方に引き剥がすこともできない。ただし、蓋板22は視認が容易な上方(パチンコ機の背面側)に露出しているため、蓋板22に穴を開けたり、上方に引き剥がしたりして不正を行ったとしても、その不正の痕跡を簡単に確認することができる。また、蓋板22の内側を保護部材50で敢えて保護しないことにより、透明な合成樹脂製の蓋板22を介して係合部23と抜止部41と規制部42の係合状態も視認することができるため、不正の発見をしやすくすることができる。さらに、抜止片40は赤色に着色されているため、外部からその破壊状況を確認することが容易となっている。ただし、抜止片40は目立つ色に着色されていれば良く、赤色であるものに限られない。
このように、制御ボックス70を開封するのは困難となっているが、制御基板25のメンテナンス等においては、皿部材10と蓋部材20とをスライドさせて制御ボックス70を開封しなければならない。その場合、図20に示すように、連結部22cをニッパー等によって破断させ、さらに幅方向両端の連結部22e,22eをガイド部12b1もろとも破断させることによって蓋板22を先部22aと基部22bとに分離させればよい。すなわち、係合に寄与する係合部23は先部22aから延設されているため、基部22bを先部22aと分離させれば係合による拘束力は基部22bや蓋部材20には及ばなくなる。従って、蓋部材20は皿部材10に対してスライドすることが可能となり、図4に示すような開封状態とすることができる。むろん、不正を行う者も同様にして開封することができるが、上述したとおり連結部22c,22e,22eは視認が容易な上方(パチンコ機の背面側)に露出しているため、その痕跡を容易に発見することができる。従って、メンテナンス等による正規の開封履歴等を参照すれば、その痕跡が不正なものか、適正なものか判断することが可能である。
さらに、基部22bを先部22aと分離させて蓋部材20を手前側にスライドさせると、基部22bから延設された仮止部22d,22dも手前側にスライドすることとなる。従って、保護部材50の手前側への抜け止めは自ずと解除されることとなる。すなわち、連結部22cを破断させて封止を解除させたことにより、外部から保護する必要がなくなった箱部12から保護部材50を簡単に除去することができる。このように、使用後は保護部材50を除去しておくことにより、使用済みの皿部材10には合成樹脂製の先部22aおよび抜止片40のみが残留することとなる。つまり、皿部材10には一切金属材料等の異種材料が残留しないため、わざわざ抜止片40の係合を解除して抜止片40を除去しなくても容易にリサイクルを行うことができる。また、保護部材50としても他の箱部12に装着して再利用することができる。
蓋板22の連結部22cを破断させることにより、それ以降はその蓋板22を使用して封止を行うことができなくなる。しかし、蓋板22と箱部12とは五組備えられているため、次回は連結部22cを破断させていない蓋板22と箱部12にて封止を行うことができる。すなわち、五回までは封止を行うことが可能となっている。連結部22cを破断させていない蓋板22と箱部12にて封止を行うにあたっては、開封したときに封止を行おうとする箱部12にて抜止片40を第一の装着状態にしておけばよい。これにより、封止を行おうとする箱部12にて係合先部23bと抜止先部41bとを係合させることができる。また、上述のとおり前回の封止に使用した箱部12から保護部材50を取り外し、封止を行おうとする箱部12に装着することができるため、保護部材50を箱部12の数だけ用意しておく必要はない。従って、部品コストを低減させることができる。
一方、制御ボックス70の封止を行うためには、一組の蓋板22と箱部12とが係合すれば足りるため、係合を行わない箱部12においては抜止片40を第二の装着状態として装着しておけばよい。第一の装着状態と第二の装着状態との切換においては、抜止片40を反転させて装着すればよいため、作業が繁雑なものとなることもない。また、使用しない抜止片40を第二の装着状態として装着しておいても、本来係合に使用する場合の抜止片40の装着スペースにて装着することができるため、係合に使用しない抜止片40を装着するためのスペースを別途確保しておく必要がない。従って、制御ボックス70をコンパクトに形成することが可能となっている。また、第二の装着状態の抜止片40であっても、制御ボックス70の封止時には箱部12内部の閉鎖空間に収容されることとなる。従って、使用しない抜止片40が破壊されたり、取り除かれ紛失されたりすることを防止することができる。
(4)第二の実施形態について:
図21は、第二の実施形態にかかる遊技機に取り付けられる制御ボックスを幅方向から見て示している。同図において、制御ボックス170を構成する蓋部材120と皿部材110とは回転ヒンジ150により連結されており、それぞれ蓋板122と箱部112とが形成された辺を自由端として回動することが可能となっている。蓋板122は蓋部材120を回動の遠心方向に延設した略板状の封止板127の先端から同蓋板122の回転軌道の接線方向に延設されている。箱部112は蓋板122の軌道上に形成されており、軌道上を進行する蓋板122を待ち受けている。蓋板122に前実施形態と同様の係合部123が先端を箱部112に向けるように形成されている。
図22は蓋板122を側方から見て示している。蓋板122も前実施形態と同様に形成しており、閉鎖板122a3における蓋板122とは最も遠い端部から蓋板122と略平行な板状の保護壁122a4を先端が箱部112に向くように形成されている。一方、図21において箱部112も前実施形態と同様の抜止片140を内部に装着させており、同抜止片140が有する抜止部141の先端は蓋板122に配向している。抜止片140の形状は第一の実施形態と同様であるが、金属素材により形成されている。また、箱部112は略箱状に形成されており上方および奥方を開口させている。なお、本実施形態においても蓋板122と箱部112とは幅方向に五個並列させて形成されている。ただし、本実施形態においては蓋板122と箱部112と封止板127とは内側から黒色の塗料により着色されている。
このようにしても、制御ボックス170を確実に封止させることができる。箱部112の奥方と上方の開口はそれぞれ蓋板122と封止板127とによって塞がれ、さらに係合部123と抜止部141とが収容される空間は閉鎖板123a3により閉鎖されるため、箱部112の内部を外部から閉鎖することができる。また、係合部123と抜止部141とを係合させたとき、箱部112の底面に保護壁123a4が内側から平行に略当接する。すなわち、保護壁123a4は係合部123と抜止部141とが収容される閉鎖空間を内側から保護するができる。
従って、箱部112の内部にて係合する係合部123と抜止部141の係合を簡単に解除されないようにすることができる。また、蓋板122と箱部112と封止板127とは内側から黒色の塗料により着色されているため、箱部112の内部の様子を外部から視認することはできなくなっている。従って、五個の箱部112のうちどの箱部112の内部で係合を行っているかを外部から視認することができない。すなわち、どの箱部112を破壊してよいか不正を行う者に分からなくさせることができるため、不正を防止することができる。また、仮に破壊すべき抜止片140を特定したとしても、抜止片140は金属で形成されているため簡単に破壊して封止を解除させることはできない。
(5)第三の実施形態について:
図23は、第三の実施形態にかかる箱部を上方から見て示している。同図において、箱部212のに内部には保持柱212c〜212fが立設されており、同保持柱212c〜212fによって形成される隙間に抜止片240が挿入されている。抜止片240は略板状に形成されており、一端に抜止先部241bを有し、もう一端に略板状の固定部240cを有している。固定部240cは抜止片240における抜止板41aと直交し、幅wが抜止板241aの厚みよりも長く形成されている。なお、保持柱212cと保持柱212e、および、保持柱212cと保持柱212fのそれぞれの間隔sよりもわずかに抜止板41aの厚みが薄く形成されている。固定部240cの厚みは保持柱212cと箱部212の奥方壁面12bとの間隔uよりも小さく形成されている。
このようにすることにより、保持柱212c〜212fによって形成される隙間に挿入された抜止片240を手前側に移動させないように固定することができる。従って、同図において実線で示すように係合部223が係合したときには、同係合部223が手前側に移動しないように拘束することができる。すなわち、本実施形態においても前述した実施形態と同様に制御ボックスを封止することが可能となっている。
図24は、第三の実施形態にかかる蓋板を側方から見て示している。同図において、蓋板222における基部222bの下方に一対の側面視略L字状の予備装着部245a,245bが形成されている。予備係止部245a,245bはそれぞれ蓋板222と垂直な板状部を有しており、これらの間隔は抜止片240の固定部240cの幅wよりも大きく形成されている。また、予備装着部245a,245bはそれぞれ蓋板222と平行な板状部を有しており、これらの先端が向かい合って形成される隙間の間隔は上記間隔sと同じに形成されている。蓋板222と平行な板状部と、蓋板222との間隔は上記間隔uと同じに形成されている。そして、予備装着部245a,245bにより形成される隙間に抜止片240の固定部240cを側方から差し込むことにより、抜止片240を蓋板222に装着することが可能となっている。
このようにすることにより、係合に使用しない予備の抜止片240を箱部212の内部において保管しておくことができる。箱部212の内部は制御ボックスの封止時において外部から閉鎖されるため、予備の抜止片240が外部からの取り外されることもない。従って、予備の抜止片240が紛失されることを防止することができる。一方、制御ボックスを開放させたときには箱部212も開放することができるため、次回使用する抜止片240を予備装着部245a,245bから取り外すことも容易である。
さらに、図25に示すように予備装着部245a,245bを蓋本体部224に形成することも可能である。このようにしても、制御ボックスの封止時には外部から閉鎖された空間にて予備の抜止片240を保管しておくことができるため、抜止片240が紛失されることを防止することができる。むろん、予備装着部245a,245bは、制御ボックスの内部に形成されれば良く、皿本体部に形成しても良い。なお、その他の構成については第一の実施形態と同様であるため説明は省略する。
(6)第四の実施形態について:
図26は、第四の実施形態にかかる箱部を上方から見て示している。同図において、箱部312の内部には前実施形態同様に保持柱312c〜312fが立設されており、同保持柱212c〜212fによって形成される隙間に抜止片240が挿入されている。また、抜止片240の形状も前実施形態と同様となっている。ただし、保持柱212cには上記間隔sと幅が同じとなる切り欠き312c1が形成されている。そして、破線で示すように保持柱312cは、切り欠き312c1によって抜止板341aを板厚方向に挟み込んで抜止片340を保持することが可能となっている。当然、破線で示す抜止片340は係合部323と係合することはない。
すなわち、係合に使用しない予備の抜止片340を箱部312における閉鎖板322a3よりも奥方の空間に収容させておくことも可能である。このようにすることにより、予備の抜止片340を箱部312においてさらに閉鎖性の高い空間に収容させておくことができるため、予備の抜止片340が紛失されることをより確実に防止することができる。
(7)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる遊技機において、封止時に箱部12と蓋板22とで形成される閉鎖空間にて係合部23と抜止片40とを係合させることにより、外部から係合部23と抜止片40を破壊することを不可能とすることができる。また、外部からピン等を挿入させることもないため、それにより隙間が生じることがない。従って、より閉鎖性の高い空間にて、係合部23と抜止片40とを係合させることができる。また、抜止片40の装着状態を変えることにより、係合を行わせるかどうかを選択することも可能としている。
本発明にかかる制御ボックスを使用するパチンコ機の背面図である。 本発明にかかる制御ボックスを使用するスロットマシンの背面図である。 第一の実施形態にかかる閉鎖状態の制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる開放状態の制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の断面図である。 第一の実施形態にかかる抜止片の斜視図である。 第一の実施形態にかかる保護部材の斜視図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の平面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の側面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の正面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および係合部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および係合部の平面図である。 第一の実施形態にかかる抜止片および係合部の斜視図である。 第一の実施形態にかかる抜止片および係合部の斜視図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の断面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の平面図である。 第二の実施形態にかかる閉鎖状態の制御ボックスの側面図である。 第二の実施形態にかかる蓋板の側面図である。 第三の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第三の実施形態にかかる蓋板の側面図である。 第三の実施形態にかかる蓋部材の側面図である。 第四の実施形態にかかる箱部の平面図である。
符号の説明
10…皿部材
12,112,212,312…箱部
12a…底面
12b…壁面
12b1…ガイド部
12c〜12f…保持柱
14…皿本体部
14c1…切り欠き
20…蓋部材
22…蓋板
22a…先部
22a3…閉鎖板
22b…基部
22c…連結部
22d,22d…仮止部
23…係合部
23a…係合板
23b…係合先部
23b1,23b3…係合ガイド面
23b2…係合面
23c…規制挿入部
23c1…規制挿入面
24…蓋本体部
25…制御基板
40…抜止片
40c…枠部
40d…窓部
41…抜止部
41a…抜止板
41b…抜止先部
41b1…抜止ガイド面
41b2…抜止面
42…規制部
42a…規制棒
42a1,42b2…規制面
42b…規制先部
42b1…規制ガイド面
50…保護部材
50a,50a…側面板
50b…底面板
60…パチンコ機
70,90…制御ボックス
70a,90a…封止部
80…スロットマシン

Claims (1)

  1. 皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
    上記皿部材と上記蓋部材の一方を延設して形成した係合部および蓋板と、
    上記係合部および上記蓋板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板により外部から閉鎖される略箱状の箱部と、
    上記箱部の内部に装着可能であり、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記箱部の内部にて上記係合部と係合する抜止片とを具備することを特徴とする遊技機。
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