JP2006204676A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部材の経時変化を招来することなく、長期間に亘って遊技領域内への不正道具の侵入を防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】 前面枠5を閉じた状態で案内レール11(内レール11b)と重ねて配置される突条部55をガラス枠52に設ける。これにより、遊技領域12内に不正道具を侵入させて大入賞口装置の開閉板を開けたり、電動始動入賞口の釘を開ける等の不正行為を防止することができる。また、この構成によれば、前面枠5を閉じた状態でもガラス枠52の突条部55に外力が加わることがないので、突条部55の経時変化を招来することがなく、長期間に亘って遊技領域12内への不正道具の侵入を防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レール部材によって遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤が取り付けられる本体枠と、前記遊技領域を視認可能に被覆する透明板が取り付けられる前面枠と、を備え、前記前面枠が前記本体枠に開閉自在に取り付けられる遊技機に関するものである。
従来、一般に、レール部材によって遊技領域が区画形成された遊技盤を備えた遊技機の一例としてのパチンコ機は、遊技盤が取り付けられる本体枠と、遊技領域を視認可能に被覆する透明板が取り付けられる前面枠と、を備え、前面枠が本体枠に開閉自在に取り付けられて構成されている。また、このようなパチンコ機では、不正者がパチンコ機の下部(例えば、上皿や下皿等)に穴をあけてピアノ線等の不正道具をパチンコ機内に突っ込んで遊技領域に至らせ、その不正道具で大入賞口の開閉板を開けたり、始動口の釘を開ける等の不正行為が行われる場合がある。そして、このような不正行為を防止するために、特許文献1の構成や特許文献2の構成が提案されている。特許文献1の構成では、誘導レール(レール部材)の外周部分にレール飾りを設けると共に、窓枠(前面枠)を表枠(本体枠)に閉じた状態で窓枠及び透過窓(透明板)とレール飾りとの隙間を密閉する密閉部材を設け、遊技領域内への不正道具の侵入を防止するようになっている。特許文献2の構成では、ガラス扉(前面枠)と遊技盤との間にガラス破損防止板を配置して、該ガラス破損防止板の裏面に、ガラス扉を閉じた状態でガイドレール(レール部材)の下方部分における先端縁を嵌入する凹溝を設け、遊技領域内への不正道具の侵入を防止するようになっている。
特開2003−205151号公報(図5) 特開平11−33187号公報(図3)
ところで、上記特許文献1及び特許文献2のいずれの構成においても、前面枠を閉じた状態で前面枠(あるいは透明板)の裏面と遊技盤側の密閉部材(ガラス破損防止板)との隙間を密閉して、遊技領域内への不正道具の侵入を防止するようになっている。しかしながら、このような構成では、前面枠を閉じた状態では常に前面枠(あるいは透明板)及び密閉部材(ガラス破損防止板)の相互間で押圧力が加わることになる。このため、密閉部材(ガラス破損防止板)自体が磨耗等によって変形したり、あるいは前面枠側のヒンジ機構にガタツキが生じる等の経時変化が起こり易くなる。そして、このような経時変化が起こった場合には、前面枠(あるいは透明板)の裏面と遊技盤側の密閉部材(ガラス破損防止板)との間に隙間が生じてしまい、遊技領域内への不正道具の侵入を防ぐことができなくなってしまう。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、構成部材の経時変化を招来することなく、長期間に亘って遊技領域内への不正道具の侵入を防止することができる遊技機を提供することにある。
(解決手段1)
上記目標を達成するために、本発明の遊技機は、レール部材によって遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤が取り付けられる本体枠と、前記遊技領域を視認可能に被覆する透明板が取り付けられる前面枠と、を備え、前記前面枠が前記本体枠に開閉自在に取り付けられる遊技機であって、前記前面枠に取り付けられて前記透明板を前記前面枠と前記本体枠との間に保持する透明板保持枠を備え、前記透明板保持枠には、後方に向けて延び出し前記前面枠を前記本体枠に対して閉じた状態で前記レール部材の外側又は内側に重ねて配置される突条部が設けられることを特徴とする。
なお、解決手段1に示す各手段として本実施形態における一例を以下に示す。レール部材は、内レール11bである。遊技領域は、遊技領域12である。遊技盤は、遊技盤4である。本体枠は、本体枠3である。透明板は、ガラス板51である。前面枠は、前面枠5である。遊技機は、パチンコ機1である。透明板保持枠は、ガラス枠52である。突条部は、突条部55である。
この場合、前面枠を閉じた状態で透明板保持枠の突条部がレール部材と重ねて配置される。このため、不正者が遊技機の下部(例えば、上皿や下皿等)に穴をあけてピアノ線等の不正道具を遊技機内に突っ込んで遊技領域に至らせようとしても、レール部材と重なる突条部がその侵入を阻止する。これにより、遊技領域内に不正道具を侵入させて大入賞口の開閉板を開けたり、始動口の釘を開ける等の不正行為を防止することができる。また、この構成によれば、前面枠を閉じた状態でも透明板保持枠の突条部に外力が加わることがないので、突条部の経時変化を招来することがなく、長期間に亘って遊技領域内への不正道具の侵入を防止することができる。
(解決手段2)
解決手段1において、前記透明板は、重なった複数枚の透明板から構成される。
この場合、透明板を複数枚配置することで、遊技領域内での遊技球の球流れによって生じる騒音に対する防音効果を高めることができる。
(解決手段3)
解決手段1又は解決手段2において、前記透明板及び前記透明板保持枠は、前記前面枠に着脱自在に装着される透明板ユニットを構成する。
なお、解決手段3に示す各手段として本実施形態における一例を以下に示す。透明板ユニットは、ガラスユニット50である。
この場合、前面枠に対する透明板の取り付け及び取り外し作業を容易にできる。とりわけ、複数枚の透明板から構成する場合には、透明板を1枚ずつ取り付けたりあるいは取り外すことなく、全ての透明板を一度に取り付けたりあるいは取り外すことができる。
(解決手段4)
解決手段1乃至解決手段3において、前記突条部は、前記前面枠を閉じた状態で前記レール部材の外側の近傍位置に配置される。
この場合、重なった突条部とレール部材との間隔を狭くすることで、不正道具の侵入をより確実に阻止することができ、然も、突条部がレール部材の外側に配置されることで、突条部がレール部材による遊技球の誘導に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
(解決手段5)
解決手段4において、前記遊技盤は、当該遊技盤の基板をなすベニヤ合板と、該ベニヤ合板の前面に一体的に設けられて前記遊技領域の外周部分を装飾する合成樹脂製のパネル飾りと、から構成されており、前記パネル飾りには、前記前面枠を閉じた状態で前記突条部が挿入される挿入溝が前記レール部材に沿った円弧状に穿設されている。
なお、解決手段4に示す各手段として本実施形態における一例を以下に示す。ベニヤ合板は、ベニヤ合板4aである。パネル飾りは、パネル飾り4bである。挿入溝は、挿入溝39である。
この場合、合成樹脂製のパネル飾りによってレール部材を一体成形した構成においても、レール部材に対して突条部を重ねて配置することができ、遊技領域内への不正道具の侵入を防止することができる。
(解決手段6)
解決手段1乃至解決手段5において、前記突条部は、前記前面枠を閉じた状態で前記遊技領域の下部を囲むように配置される。
この場合、不正道具の下からの侵入を確実に阻止できる。なお、遊技領域内に不正道具を侵入させる不正行為は、主に不正者が座った状態で遊技機の下部に穴をあけて行う場合が多いため(長時間立った状態での不正行為は発見され易い)、不正道具の下からの侵入を阻止することで、標準的な不正行為に対する防犯効果を高めることができる。
(解決手段7)
解決手段1乃至解決手段6において、前記突条部は、透明に形成される。
この場合、遊技者が透明板を透して前方から見ても突条部を目立たなくすることができ、美観を低下させることがない。
(解決手段8)
解決手段1乃至解決手段7において、前記突条部は、耐熱材料で形成される。
この場合、不正者が熱によって突条部に穴をあけようとしても耐熱性に優れた突条部に穴をあけることができないため、不正道具の侵入防止効果を高めることができる。
本発明の構成によれば、前面枠を閉じた状態でも透明板保持枠の突条部に外力が加わることがないので、突条部の経時変化を招来することがなく、長期間に亘って遊技領域内への不正道具の侵入を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。先ず、図1乃至図4を参照して実施形態に係るパチンコ機の全体構成について説明する。図1は、パチンコ機を示す正面図である。図2は、本体枠及び前面枠を開放した状態のパチンコ機を示す斜視図である。図3は、前面枠を示す裏面図である。図4は、前面枠を取り外した状態のパチンコ機を示す正面図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、外枠2、本体枠3、遊技盤4、前面枠5等を備えて構成されている。外枠2は、上下左右の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、外枠2の前側下部には、本体枠3の下面を受ける下受板6を有している。外枠2の前面一側には、ヒンジ機構7によって本体枠3が前方に開閉可能に装着されている。本体枠3は、前枠体8、遊技盤装着部9、及び機構部10を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。本体枠3の前側に形成された前枠体8は、外枠2前側の下受板6を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。
また、本体枠3は、合成樹脂材によって一体に形成されると共に、前面側に遊技盤装着部9が背面側に機構部10がそれぞれ形成されている。これによって、合成樹脂製の本体枠3は、従来の前枠(内枠、前面枠等と呼ばれることがある)と、機構板(裏機構板、裏セット板等と呼ばれることがある)との機能を兼ね備えている。
前枠体8の後部に一体的に形成された遊技盤装着部9には、遊技盤4が前方から着脱交換可能に装着されるようになっている。また、遊技盤装着部9の左側部には、図3に示すように、係合突部33が上下に2つ形成され、遊技盤装着部9の右側部には、係合凹部45が上下に2つ形成されている。遊技盤4の盤面(前面)の左側部には係合突部33と対応する係止穴34が上下に2つ形成され、遊技盤4の盤面の右側部には係合凹部45と対応する係合フック35が上下に2つ形成されている。係合フック35は、遊技盤4と遊技盤装着部9とを係脱可能に係止する。
遊技盤4の盤面には、外レール11aと内レール11bとを備えた案内レール11が設けられており、該案内レール11(内レール11b)の内側に遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12内には、遊技に関する役物装置、例えば、センター役物と呼ばれる役物装置40、図柄表示装置(例えば、液晶表示器、EL表示器、プラズマ表示器、CRT等)41、電動始動入賞口42、大入賞口装置43、アウト口44、等の各種構成部材が配置されている。また、遊技盤4の右下部分となる内レール11bの外周には、前面枠5が閉じられた状態において、後述するガラスユニット50の突条部55が挿入される挿入溝39が内レール11bに沿った円弧状に穿設されている。即ち、本実施形態の遊技盤4は、当該遊技盤4の基板をなすベニヤ合板4aと、該ベニヤ合板4aの前面に一体的に設けられて遊技領域12の外周部分を装飾する合成樹脂製のパネル飾り4bと、から構成されており、パネル飾り4bには、合成樹脂製の案内レール11が一体成形されている。このため、遊技盤4を構成するパネル飾り4bの右下部分には、前面枠5を閉じた状態でパネル飾り4bが突条部55と干渉しないように挿入溝39が穿設されている。
遊技盤装着部9よりも下方に位置する前枠体8の前側下部の一側寄りには、下部スピーカ14が装着されている。また、前枠体8前面の下部領域内の上側部分には、遊技盤4の発射通路に向けて遊技球を導く発射レール15が傾斜状に装着されている。一方、前枠体8前面の下部領域内の下側部分には、下前面部材16が装着されている。下前面部材16前面のほぼ中央には、下皿17が設けられ、片側寄りには操作ハンドル18が設けられている。
本体枠3(前枠体8)のヒンジ機構7が設けられる側とは反対側となる開放側の後面には、外枠2に対して本体枠3を施錠する機能と、本体枠3に対して前面枠5を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置19が装着されている。施錠装置19は、外枠2に設けられた閉止具20に係脱可能に係合して本体枠3を閉鎖状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック21と、前面枠5の開放側の後面に設けられた閉止具22に係脱可能に係合して前面枠5を閉鎖状態に施錠する上下複数の扉施錠フック23とを備えている。
しかして、シリンダー錠24の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで、本体枠施錠フック21と外枠2の閉止具20との係合が解除されて本体枠3が解錠され、これとは逆方向に鍵が回動操作されることで、扉施錠フック23と前面枠5の閉止具22との係合が解除されて前面枠5が解錠されるようになっている。なお、シリンダー錠24の前端部は、パチンコ機1の前方から鍵を挿入して解錠操作が行えるように、前枠体8及び下前面部材16を貫通して下前面部材16の前面に露出して配置されている。
本体枠3前面の一側には、ヒンジ機構25によって前面枠5が前方に開閉可能に装着されている。前面枠5は、前枠体8の上端から下前面部材16の上縁に亘る部分を覆う大きさに形成され、そのほぼ中央部には、遊技盤4の遊技領域12を前方から透視可能なほぼ円形状の開口窓30が形成されている。前面枠5の前側には、開口窓30の周囲において、左右両側部に枠ランプ27が、下部に上皿28が、上部に上部スピーカ29が装着されている。一方、前面枠5の後側には、図4に示すように、開口窓30の周囲において、プレス加工された複数の金属製フレーム部材によって構成される扉本体フレーム26が取り付けられ、該扉本体フレーム26を介してガラスユニット50が取り付けられている。なお、扉本体フレーム26の後面には、開口窓30外周の右上、右下、左上、左下となる4箇所にガラスユニット50取り付け用のスタッドボルト36が設けられている。
前面枠5の後側における開口窓30下方のヒンジ寄り部分には、遊技球を上皿28に導く上皿用球案内筒31が突設されている。そして、前面枠5が閉じられた状態において、上皿用球案内筒31の後端部が球払出装置の球払出口32と連通して配置されることで、球払出装置から払い出された遊技球が上皿用球案内筒31を通って前面枠5前側の上皿28に払い出されるようになっている。また、前面枠5の後側における開放側には、本体枠3の扉施錠フック23と係脱可能な前述の閉止具22が設けられている。一方、前面枠5の後側におけるヒンジ側には、その上下方向の中間高さ位置近傍から下部近傍に亘る長さを有する金属板からなる扉拘束体37が設けられている。扉拘束体37は、前面枠5が閉じられた状態において、本体枠3に設けられた扉用拘束部38(図3参照)との係合によって前面枠5が前方に向けて不測にこじ開けられて不正行為がなされることを防止するようになっている。
次に、本実施形態の要部を構成するガラスユニット50について図5及び図6を参照して説明する。図5(A)は、ガラスユニットを示す正面図である。図5(B)は、ガラスユニットを示す縦断面図である。図6は、ガラスユニットの突条部が遊技盤の挿入溝に挿入した状態を示す部分拡大縦断面図である。
図5(A)(B)に示すように、ガラスユニット50は、ほぼ円形状の2枚のガラス板51と、該ガラス板51の外形形状に沿った額縁状(環状)に形成されて2枚のガラス板51を前後方向に重ねて保持するガラス枠52と、を備えている。ガラス枠52は、耐熱性に優れた合成樹脂材料(例えば、各種熱硬化性樹脂等)によって形成されており、2枚のガラス板51の外周縁がそれぞれガラス枠52の枠内に接着剤で接着されることで、ガラスユニット50が構成されている。
ガラス枠52の外周であってその右上、右下、左上、左下の4箇所には、前面枠5の扉本体フレーム26に設けられた4つのスタッドボルト36と個々に対応して取付片53が形成されている。取付片53には、スタッドボルト36を挿通するための挿通穴54が穿設されている。また、ガラス枠52後側における下側の円弧部分には、該円弧形状(ガラス枠52の枠形状)に沿って突条部55が突出形成されている。なお、取付片53及び突条部55は、それぞれ耐熱性に優れた合成樹脂材料からなるガラス枠52と一体成形されるものであり、ガラス枠52と同様に耐熱性に優れている。
しかして、ガラスユニット50は、ガラス枠52を前面枠5の開口窓30に後側から嵌入させると共に、取付片53の挿通穴54内にスタッドボルト36を挿通し、この状態からスタッドボルト36にナット(図示しない)を締め付けることで、前面枠5と一体的に取り付けられる。これにより、前面枠5の開口窓30は、ガラスユニット50のガラス板51によって被覆された状態となる。
ところで、上記したようにガラスユニット50が取り付けられた前面枠5を閉じた状態では、図6に示すように、ガラス枠52後側の下側円弧部分に設けられた突条部55が案内レール11(内レール11b)の外周部分を覆うようにして配置される。言い換えれば、突条部55が遊技領域12の下部を区画形成する案内レール11(内レール11b)を囲むようにして配置される。具体的に、突条部55の部位において、遊技盤4の中心線(アウト口44)より左側に配置される部位は、外レール11aと内レール11bの間に配置された状態で案内レール11(内レール11b)を囲み、遊技盤4の中心線(アウト口44)より右側に配置される部位は、遊技盤4の右下部分に穿設された挿入溝39内に挿入された状態(図6に示す状態)で案内レール11(内レール11b)を囲む。これにより、不正者がパチンコ機1の下部(例えば、上皿28や下皿17等)に穴をあけてピアノ線等の不正道具をパチンコ機1内に突っ込んで遊技領域12に至らせようとしても、案内レール11(内レール11b)と重なった突条部55がその侵入を阻止する。なお、前面枠5の開口窓30は、その開口端部が全周に亘って案内レール11に一致するよう形成されており、これによって、案内レール11の外側に位置する突条部55は、案内レール11に隠れて遊技者から概ね見えないようになっている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、前面枠5を閉じた状態でガラス枠52の突条部55が案内レール11(内レール11b)と重ねて配置される。このため、不正者がパチンコ機1の下部(例えば、上皿28や下皿17等)に穴をあけてピアノ線等の不正道具をパチンコ機1内に突っ込んで遊技領域12に至らせようとしても、案内レール11と重なった突条部55がその侵入を阻止する。これにより、遊技領域12内に不正道具を侵入させて大入賞口装置43の開閉板を開けたり、電動始動入賞口42の釘を開ける等の不正行為を防止することができる。また、この構成によれば、前面枠5を閉じた状態でもガラス枠52の突条部55に外力が加わることがないので、突条部55の経時変化を招来することがなく、長期間に亘って遊技領域12内への不正道具の侵入を防止することができる。
また、本実施形態の構成によれば、ガラス板51は、重なった複数枚のガラス板51から構成される。これにより、複数枚のガラス板51を重ねて配置することで、遊技領域12内での遊技球の球流れによって生じる騒音に対する防音効果を高めることができる。
また、ガラス板51及びガラス枠52は、前面枠5に着脱自在に装着されるガラスユニット50を構成する。これにより、前面枠5に対するガラス板51の取り付け及び取り外し作業を容易にできる。とりわけ、本実施形態のように、複数枚のガラス板51から構成する場合には、ガラス板51を1枚ずつ取り付けたりあるいは取り外すことなく、全てのガラス板51を一度に取り付けたりあるいは取り外すことができる。
また、突条部55は、前面枠5を閉じた状態で案内レール11の外側の近傍位置に配置される。これにより、重なった突条部55と案内レール11との間隔を狭くすることで、不正道具の侵入をより確実に阻止することができ、然も、突条部55が案内レール11の外側に配置されることで、突条部55が案内レール11による遊技球の誘導に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
また、遊技盤4は、当該遊技盤4の基板をなすベニヤ合板4aと、該ベニヤ合板4aの前面に一体的に設けられて遊技領域12の外周部分を装飾する合成樹脂製のパネル飾り4bと、から構成されており、パネル飾り4bには、前面枠5を閉じた状態で突条部55が挿入される挿入溝39が案内レール11に沿った円弧状に穿設されている。これにより、本実施形態のように、合成樹脂製のパネル飾り4bによって案内レール11を一体成形した構成においても、案内レール11に対して突条部55を重ねて配置することができ、遊技領域12内への不正道具の侵入を防止することができる。
また、突条部55は、前面枠5を閉じた状態で遊技領域12の下部を囲むように配置される。これにより、不正道具の下からの侵入を確実に阻止できる。なお、遊技領域12内に不正道具を侵入させる不正行為は、主に不正者が座った状態でパチンコ機1の下部に穴をあけて行う場合が多いため(長時間立った状態での不正行為は発見され易い)、不正道具の下からの侵入を阻止することで、標準的な不正行為に対する防犯効果を高めることができる。
また、突条部55は、透明に形成(例えば、透光性を有するポリカーボネイト樹脂等でガラス枠と突条部を一体成形)してもよい。このように突条部を透明に形成した場合には、案内レールと比較して前面枠の開口窓を大きく形成して、突条部が開口窓を返して視認できる状態になったとしても、遊技者がガラス板を透して前方から見ても突条部を目立たなくすることができ、美観を低下させることがない。
また、突条部55は、耐熱材料で形成される。これにより、不正者が熱によって突条部55に穴をあけようとしても耐熱性に優れた突条部55に穴をあけることができないため、不正道具の侵入防止効果を高めることができる。なお、突条部をガラスユニットと一体に金属やセラミックで形成してもよい。このように突条部を金属製等にすると耐熱性能がさらに向上する。
なお、本実施形態では、遊技領域12の下部を区画形成する案内レール11を囲むように突条部55を配置しているが、これは、座った状態の不正者が遊技機の下部に穴をあけて下から上に向けて不正道具(ピアノ線等)を挿入して操作する等、その不正行為が遊技機の下から上に向けて行われるため、遊技領域の下部分を守れば、概ね不正行為を阻止できるとの考え方によるためである。但し、突条部55の配置箇所は、遊技領域12の下部分に限定するものではなく、図7(A)に示す他の実施形態の構成としてもよい。
以下、図7(A)を参照して他の実施形態について説明する。なお、ガラス枠52に設けられる突条部55を除いて、その他の構成は、上記した実施形態の構成と同一であり、便宜上、同一の構成については上記した実施形態で付した符号と同一の符号を付すと共にその詳細な説明を省略する。また、以下に示す変形列の説明についても同様である。
図7(A)に示すように、他の実施形態では、突条部55をガラス枠52の全周に亘って条設している。但し、突条部55は、ガラス枠52のような閉鎖した環状をなすものではなく、一部分が開放して設けられる。突条部55が条設されない箇所は、案内レール11において遊技球を発射するための開口部分(発射球出口)と対応する箇所である。具体的には、内レール11bにおいて、その先端部分(発射球出口の内側部分)から外レール11aとの境目部分(発射球出口の外側部分)までを全て囲むように突条部55が条設される。これにより、前面枠5を閉じた状態で、突条部55が遊技領域12を区画形成する案内レール11(内レール11b)の全周を囲むように配置される。従って、パチンコ機1の下部(例えば、上皿28や下皿17等)に穴をあける不正行為に限らず、パチンコ機1の上部あるいは側部(例えば、前面枠5の上部や側部)に穴をあけて不正道具を遊技領域12に挿入する不正行為をも防止することができ、ひいては突条部55による不正防止効果を高めることができる。
また、実施形態中では、遊技領域12の形状に合わせてガラス板51をほぼ円形状に形成すると共に、該ガラス板51と対応したほぼ円形状のガラス枠52によってガラスユニット50を構成しているが、これに限定するものではない。例えば、図7(B)(C)に示す変形例の構成としてもよい。図7(B)に示す変形例の構成では、ガラス板51を四角形状に形成すると共に、該ガラス板51と対応した四角形状のガラス枠52によってガラスユニット50Aを構成している。また、この変形例では、ガラス枠52の後側に条設される突条部55は、ガラス枠52の形状に沿った四角形状に設けられ、その下辺部の一部分(外レール11aと内レール11bの間)が発射球出口用に開放される。また、図7(C)に示す変形例の構成では、ガラス板51を馬蹄形状に形成すると共に、該ガラス板51と対応した馬蹄形状のガラス枠52によってガラスユニット50Bを構成している。また、この変形例では、ガラス枠52の後側に条設される突条部55は、ガラス枠52の形状に沿った馬蹄形状に設けられ、その左側辺部の一部分(外レール11aと内レール11bの間)が発射球出口用に開放される。
また、実施形態中では、ガラス枠52を合成樹脂材料によって形成すると共に、ガラス枠52の後側に突条部55を一体成形する構成としているが、これに限定するものではない。例えば、図8に示す変形例の構成としてもよい。図8に示す変形例の構成では、突条部を有しないガラス枠52を合成樹脂で形成すると共に、そのガラス枠52の下側部分に、金属製(例えば、ステンレス製等)の突条部材60をビス61で一体的に組み付けることでガラスユニット50Cを構成している。また、突条部材60は、ガラス枠52に一体成形された突条部55と同様の箇所に後側に突出して取り付けられる。このようにガラス枠52に突条部材60を取り付けてガラスユニット50Cを構成するガラスユニットにおいて、その接続面(突条部材60をガラス枠52に接続する面)をガラス枠52の後面とせずに外周面にすることにより、突条部材60は、後方に向けて連続して突出し、不正道具の侵入を許す隙間が形成される虞をなくすことができる。そして、前面枠5を閉じた状態でガラス枠52に取り付けられた突条部材60の後端部分が突条部として案内レール11(内レール11b)と重なって配置されることで、突条部55と同様に、遊技領域12内への不正道具の侵入を防止する。また、この変形例の構成によれば、ステンレス等の金属材料によって突条部材60を形成することで、耐熱性についても優れた防犯効果を奏し得るものである。但し、突条部の材質は、合成樹脂や金属に限定しない。
また、実施形態中では、レール部材を合成樹脂製としているが、これに限らず、遊技盤を構成するベニヤ合板に植立された金属製のレール部材であってもよい。また、突条部は、レール部材の外側に配置されるものに限定せず、レール部材の内側に配置される構成としてもよい。但し、この場合には、突条部がレール部材による遊技球の誘導に悪影響を及ぼすことがないように設けられる必要がある(例えば、突条部をレール部材の内周面に密接状態で正確に沿うように位置させて、遊技領域の変形を防止する等)。また、実施形態中では、本発明に係る透明板を2枚のガラス板から構成しているが、これに限定しない。即ち、透明板を合成樹脂製の板部材等で構成してもよく、1枚乃至複数枚の透明板であってもよい。また、ガラス板をガラス枠に一体的に取り付けることでガラスユニットを構成しているが、これに限定しない。例えば、前面枠の後側に透明板保持枠を一体的に取り付けた構成として、その透明板保持枠に対して透明板を着脱自在に装着してもよい。但し、この場合でも、透明板保持枠の後側には、不正道具の侵入を阻止するための突条部を設ける必要がある。
パチンコ機を示す正面図である。 本体枠及び前面枠を開放した状態のパチンコ機を示す斜視図である。 前面枠を示す裏面図である。 前面枠を取り外した状態のパチンコ機を示す正面図である。 同図(A)はガラスユニットを示す正面図であり、同図(B)はガラスユニットを示す縦断面図である。 ガラスユニットの突条部が遊技盤の挿入溝に挿入した状態を示す部分拡大縦断面図である。 同図(A)は他の実施形態における突条部を示す説明図であり、同図(B)(C)は変形例におけるガラスユニットを示す説明図である。 変形例におけるガラスユニットの突条部が遊技盤の挿入溝に挿入した状態を示す部分拡大縦断面図である。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
3 本体枠
4 遊技盤
5 前面枠
11 案内レール
11a 外レール
11b 内レール(レール部材)
12 遊技領域
30 開口窓
36 スタッドボルト
39 挿入溝
50 ガラスユニット
51 ガラス板(透明板)
52 ガラス枠(透明板保持枠)
53 取付片
55 突条部

Claims (1)

  1. レール部材によって遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤が取り付けられる本体枠と、前記遊技領域を視認可能に被覆する透明板が取り付けられる前面枠と、を備え、前記前面枠が前記本体枠に開閉自在に取り付けられる遊技機であって、
    前記前面枠に取り付けられて前記透明板を前記前面枠と前記本体枠との間に保持する透明板保持枠を備え、
    前記透明板保持枠には、後方に向けて延び出し前記前面枠を前記本体枠に対して閉じた状態で前記レール部材の外側又は内側に重ねて配置される突条部が設けられることを特徴とする遊技機。

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