JP2009039450A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前扉とガラス枠とを遊技盤保持枠の前面に個別に蝶着し、各々に施錠装置を取付けたものでは、遊技盤のメンテナンスのために前面を開放する場合、前扉とガラス枠を個別に開錠操作する必要があり、作業負担が大きくなる問題があった。
【解決手段】この発明は、遊技盤の遊技領域を覆うガラス枠の開放端側に前扉の開閉と連動して施錠、開錠が可能な係止手段を設けることにより、前記前扉が鍵を用いて正規に所定の角度まで開放されたときは、前記係止手段を自動的に開錠状態としてガラス枠が前扉と連動してワンタッチで開放するようにすると共に、前扉が不正にこじ開けられたり、遊技盤保持枠との間に僅かな隙間を生じさせたりした程度では、前記ガラス枠の係止状態を保ち、遊技盤の遊技領域をガラス板やガラス枠で覆われた状態を維持することで、前記遊技盤面に対する針金ゴトなどの不正行為を未然に防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠の前面に対し、少なくとも前記遊技盤の遊技領域を覆う大きさの透明板を保持するガラス枠を開閉可能に取付けるとともに、前記遊技盤保持枠およびガラス枠の前面を覆うように前扉を開閉可能に蝶着してなるパチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機においては、遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠(本体枠)の前面に対して、2枚のガラス板を裏面に保持させた前扉をヒンジにより開閉可能に取付けると共に、前扉の開放端側に施錠装置を設けたものが一般的である。
この前扉は、たとえば遊技盤の球詰まり等が生じた場合に、ホール従業員が鍵を用いて開錠し、玉詰まり除去等のメンテナンス作業を終えた後に、前扉を遊技盤の前面を覆うように手で押し付けて閉鎖すれば、鍵を鍵穴から抜いた状態でも自動的に施錠されるようになっている。
ところが、前記前扉は前述のように施錠装置を備え、鍵を用いなければ開放できない構造となっている反面、前扉と前記遊技盤保持枠との合わせ面には閉鎖状態でも僅かな隙間があるため、そこにマイナスドライバ等の先の細い工具を差し込んで無理矢理こじ開けることで、隙間を拡大し、隙間からピアノ線等の細い針金を挿入して大入賞口などの可変入賞口の蓋を引っ掛けて不正に開放し、多量の賞球を搾取する「針金ゴト」と称される不正行為が横行している。
このため、各遊技機メーカーでは、かかる前扉の不正なこじ開けによるゴト行為から遊技機を守る為、遊技盤面の円形遊技領域の周囲に植設した内レールや外レールの前端縁部に、前記針金の進入を阻止するレールゴムを取付けているが、このようなレールゴムを取付けることはコストアップになるだけでなく、前扉を前述のように前扉を工具等を用いて不正に撓ませると前扉の裏面側に一体に保持されたガラス枠およびガラス板もこれにつれて前方に撓み、ガラス板とレールゴムとの間に隙間を生じるため不正防止効果が完全とは云えない問題があった。
かかる前扉の不正なこじ開けによるゴト行為を防止することを目的し、下記特許文献1では、前扉とガラス枠とを個別に構成し、ガラス枠を遊技盤の前面を覆うように開閉可能に蝶着し、その開放端側に施錠装置を設けると共に、ガラス枠の前面を施錠装置付きの前扉で覆うことで、万一、前扉が不正にこじ開けられてもガラス枠の施錠状態が維持されるようにするものが提案されている。また、公知文献2では、2枚のガラス板を個別に保持した2個のガラス枠を夫々遊技盤の前面を覆うように遊技盤保持枠の前面に蝶着し、各ガラス枠の開放端に施錠装置を設けると共に、更に2個のガラス枠の前面を覆うように施錠装置付きの前扉を開閉可能に取付けたものが提案されている。
特開2004―208987号公報 特開2007―7004号公報
ところが、上記提案にかかる前扉構造では、前扉が不正にこじ開けられても、ガラス枠自体は施錠状態に保たれ、遊技盤の前面がガラス枠およびガラス板によって覆われた状態に維持できる為、遊技盤面への針金ゴト行為に対しては絶大な効果を発揮する反面、遊技盤の玉詰まりを解消すべく遊技盤の前面を開放する為には、一旦、前扉を鍵を用いて開放し、その後、ガラス枠の施錠装置を開錠して遊技盤の前面を開放する必要があるため、ホール従業員の作業負担が大きくなる問題があった。
この発明は、かかる従来のパチンコ遊技機における問題を克服すべくなされたものであって、遊技盤の遊技領域を覆うための透明板を保持したガラス枠を前扉とは別個に構成し、これを前記遊技盤保持枠の前面に開閉可能に取り付けると共に、ガラス枠と遊技盤保持枠との間に、前記前扉の開閉と連動する係止手段を設けることにより、前記前扉が鍵を用いて正規に所定の開度まで開放されたときは、前記係止手段を自動的に解除状態としてガラス枠および前扉をワンタッチ開閉可能とすると共に、前扉が不正にこじ開けられ、遊技盤保持枠との間に隙間を生じさせた程度では、前記ガラス枠の係止手段を係止状態に維持して、遊技盤の遊技領域をガラス板やガラス枠で確実に覆って保護することにより、前記遊技盤面に対する針金ゴトなどの不正行為を未然に防止するものである。
この発明の請求項1に記載のパチンコ遊技機は、遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠の前面に、少なくとも前記遊技盤の遊技領域を覆う大きさの透明板を保持したガラス枠を蝶着し、前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置と遊技盤の前面から前方へ退避する位置との間で開閉可能に設ける共に、前記遊技盤の遊技領域に対応する窓孔を備えた前扉を前記ガラス枠の前面を覆うように遊技盤保持枠の前面に蝶着し、更に前記前扉の開放端側に施錠装置を取付けてなるパチンコ遊技機において、
前記ガラス枠と遊技盤保持枠との対向部に前記ガラス枠の開放を阻止する係止手段を設ける一方、前記前扉とガラス枠との間には、前記前扉を開放状態から閉鎖状態としたとき、前扉の操作に連動して前記ガラス枠を前記係止手段により係止状態とすると共に、前記前扉が鍵等を用いて正規に全閉状態から所定の角度以上開放された場合には前記前扉の操作に連動して遊技盤保持枠に対するガラス枠の係止状態を解除する連動手段を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、遊技盤面の玉詰まり等のトラブルを解消すべくガラス枠を開放する場合は、前扉の施錠装置を鍵を用いて開錠し、前扉を開放操作するだけでガラス枠の係止手段が自動的に非係止状態となり、ガラス枠が前扉と連動して遊技盤面から遠ざけられるため、遊技盤面のメンテナンス作業を能率良く行えると共に、メンテナンス作業を終えた場合は、前扉を閉鎖方向に操作するだけでガラス枠が係止手段により自動的に遊技盤保持枠に係止される為、効率良く前扉の開閉を行うことができる。
本発明の構成にかかる所定の角度とは、前扉が施錠状態にある場合に遊技盤保持枠との間に工具等を差し込んで、ピアノ線を遊技盤面に挿入できる程度の隙間を生じさせる程度の角度よりは、遥かに大きな角度を意味するものである。例えば、所定の角度の目安としては遊技場内に設置された監視カメラによって前扉を不正に開放したことが十分視覚的に認識できる程度の大きな角度とすることが好ましい。即ち、このように所定の角度の大きさを設定しておけば、前扉の合鍵を不正に入手した者が、前扉の施錠を解放し、人目を盗んで前扉の開放端側を2〜3センチ開いた状態で不正行為を行おうとしても、ガラス枠は係止手段の作用によって係止状態に維持されているため、遊技盤面に対するゴト行為を未然に防止することが出来る。
請求項2にかかる発明は前記請求項1記載における連動手段の具体構成を示すもので、連動手段は前記ガラス枠と前扉とを機械的に連結するリンク機構によって構成され、前記前扉を閉鎖側へ変位させた場合には、ガラス枠が前記リンク機構の作用により前扉と連動して遊技盤の前面を覆う方向に変位し、ガラス枠が遊技盤の前面に当接した状態で係止手段の作用により遊技盤保持枠側に係止されると共に、前扉が鍵等を用いて正規に遊技盤の前面から所定角度以上開放された場合には、前記リンク機構の作用により前記遊技盤保持枠に対するガラス枠の係止状態が解除されるように構成される。
この構成によれば、連動手段を構成するリンク機構の作用によりガラス枠が前扉の開閉操作に連動して遊技盤の遊技領域を覆う位置と遊技領域を開放する位置との間で従動的に開閉されるため、作業者は前扉を鍵を用いて開放するだけでガラス枠を同時にすばやく開くことができると共に、前扉を開閉するだけでガラス枠の係止状態・非係止状態が自動的に変更されるため、営業中においてもメンテナンス作業を効率よく行うことができる。
また、請求項3 に示す発明は、遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠の前面に、少なくとも前記遊技盤の遊技領域を覆う大きさの透明板を保持したガラス枠を蝶着し、前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置と遊技盤の前面から前方へ退避する位置との間で開閉可能に設ける共に、前記遊技盤の遊技領域に対応する窓孔を備えた前扉を前記ガラス枠の前面を覆うように遊技盤保持枠の前面に蝶着し、更に前記前扉の開放端側に施錠装置を取付けてなるパチンコ遊技機において、前記前扉とガラス枠との間に、前扉を開放状態から閉鎖方向へ移動させることに連動して前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置まで変位させるための連動機構を介設し、かつ、前記遊技盤保持枠または遊技盤の前面には、前扉の開閉状態を検知する前扉開閉検知スイッチを設けると共に、前記前扉が所定の開度より小さい角度位置まで閉鎖されたことを前記前扉開閉検知スイッチが検知した場合には、前記ガラス枠を閉鎖状態にて遊技盤保持枠に係止し、かつ、前記前扉が鍵等を用いて閉鎖状態から所定の角度以上開放されたことを前記前扉開閉検知スイッチが検知した場合には、前記ガラス枠の係止を解除する係止手段を設けた構成を特徴とする
上記構成のパチンコ遊技機にあっては、前扉を開閉操作するだけでガラス枠が連動機構を介して自動的に開閉するので、遊技盤面に対するメンテナンス作業を能率的に行えるとともに、ガラス枠の施錠操作・開錠操作を電気的手段により自動的に行うことができ、前扉の開閉時の操作力が小さくて済む利点がある。
請求項4にかかる実施形態は、前記請求項3記載の発明にかかるガラス枠の係止手段の具体例を示すもので、ガラス枠の係止手段を、前記前扉の開閉を検知する前扉開閉検知スイッチに連動してガラス枠を係止状態あるいは非係止状態とする電磁ソレノイドを含む施錠装置によって構成した。
上記構成によれば、前扉の開閉状態を検知する前扉開閉検知スイッチの信号に応じて、ガラス枠の係止・非係止状態を電磁ソレノイドの作用によって作り出すことができるので、前記前扉開閉検知スイッチの検知角度を適宜調整すれば、ガラス枠の施錠および開放の契機となる前扉の開放角度を自由に調整することができる。
請求項5にかかる実施形態において、前記遊技盤保持枠または遊技盤の前面には、前記ガラス枠またはガラス枠に保持された透明板と当接し、ガラス枠が開放されたか否かを検知するガラス枠開閉検知センサを設け、セキュリティー性を高めた構成を開示している。
上記構成によれば、前扉やガラス枠が不正に開放されたことをダイレクトにセンサで検知し、これを遊技機で報知したり、ホールコンピュータに送信することで、更にセキュリティー性を向上させることができる。
更に、請求項6にかかる実施形態では、ガラス枠の遊技盤面と対向する面に、閉鎖状態において前記遊技盤に設けたレール部材のほぼ全周を囲繞する形状を有し、かつ、前記レールと遊技盤の厚み方向においてオーバーラップする高さを有するリブを立設した。
この構成によれば、ガラス枠にて遊技盤面を覆うように閉鎖すると、ガラス枠の裏面に設けたリブが遊技盤面に立設したレールの外周を囲繞し、かつ、遊技盤の厚さ方向に前記レールとオーバーラップして立体的な迷路構造となるので、ガラス枠と遊技盤保持枠との隙間から細いピアノ線等を侵入させるのが極めて困難となる為を針金ゴトを未然に阻止することが出来る。
図1は、この発明を適用したパチンコ遊技機の全体構成を示す斜視図、図2乃至図4はパチンコ遊技機の平面図を夫々示している。
本発明にかかるパチンコ遊技機は、遊技機の本体を構成する合成樹脂製の遊技盤保持枠1を遊技場内のパチンコ島に固定される木製の外枠2内に収容し、前記遊技盤保持枠1を外枠2の左側上下に取り付けたヒンジ金具3,3´により、開閉可能に支持している。前記遊技盤保持枠1の前面には、後述するレール部材18,19で包囲された略円形の遊技領域4a内に液晶表示ユニットや始動入賞口や大入賞口や遊技釘等を適宜配設した遊技盤4が着脱自在に保持されており、遊技盤4の前方には、前記遊技領域4aとほぼ等しい大きさを有し、かつ、背面に一枚のガラス板5を保持させた丸窓6を有する前扉7が配置され、この前扉7が前記遊技盤保持枠1の左端上下に設けたヒンジ8,8´により前記遊技盤保持枠1に対し開閉可能に取付けられている。
前扉7は通常、合成樹脂成型品で構成され、その背後に前記ガラス板5の保持枠を兼用する図示なき板金製のフレームを螺子止めすることで、強度が保たれているとともに、開放端側には、前記遊技盤保持枠1の前面に取付けたシリンダ錠9の鍵穴に挿入した鍵の回動操作に連動して上下摺動する施錠フック10、10´と係合する係合孔(図示せず)が設けられている。
一方、前記遊技盤保持枠1の下部前面には、遊技盤保持枠1の背面に配置した図示なき賞球払出装置から払出される賞球を貯留するための上皿11および、この上皿11からオーバーフローした賞球を貯留するための下皿12が配置されていると共に、前記上皿11に貯留したパチンコ球を一球づつ前記遊技領域4aに向けて発射するための発射ハンドル13、一対のスピーカ14,14が夫々設けられている。図中、15は前記上皿11の前縁上面に設けられた遊技球貸出スイッチであって、遊技者がパチンコ遊技機本体の左側に隣接配置される図示なき台間玉貸装置に紙幣を挿入した後、遊技球貸出スイッチ15を操作すると、遊技機側の賞球払出装置が、有価価値の度数に応じた個数の貸し球を前記遊技盤保持枠1の前面に設けた賞球出口より前記上皿11内に供給するようになっている。
図中、16は前記遊技盤保持枠1の左側前面に設けた支持金具17,17により開閉可能に枢支したガラス枠であって、このガラス枠16には、前記遊技盤4の前面に対し略円形に立設した外レール18および内レール19で包囲される遊技領域4aを覆う面積を備えた略円形状の一枚のガラス板20が保持されており、前記ガラス枠16および前扉7を遊技盤保持枠1の前面に対して閉鎖した状態では、ガラス枠16に設けたガラス板20と、前記前扉7に設けたガラス板5とが2重構造となり、これらによって前記遊技盤4の遊技領域4aを磁石を用いた磁石ゴトなどの不正行為等から保護する様になっている。
なお、前記ガラス枠16は、全体が前記遊技盤4の全体を覆う大きさの矩形板状に形成されていると共に、その中央部には、前記遊技領域4aとほぼ同じ大きさを有する略円形の前記ガラス板20を収容可能な丸窓21を有していると共に、矩形枠の背面側には、図2および図4において水平断面で示す如く前記外レール18や内レール19を全周に亘って包囲する形状のリブ22が立設されている。このリブ22はガラス枠16を図4に示す如く全閉状態としたとき、前記外レール18や内レール19に対して遊技盤面の前後方向にオーバーラップし、遊技領域4aに対して何れの方向からも針金を挿入できなくする邪魔板の役割をする。
なお、図2乃至図4の動作説明図においては、説明の都合から遊技盤4の遊技領域4aに設けられる前記液晶ユニットや始動入賞口や大入賞口や遊技釘あるいは風車等の図示を省略している。また、遊技盤4の背面に取付けられる制御基板ケースや遊技盤保持枠1の背面に取付けられる裏機構盤等についても同様の理由で図示を省略している。
前記遊技盤保持枠1前面のヒンジ側近傍に取付けられた上下一対の支持金具17、17には、夫々遊技盤4の盤面と平行する方向に沿って延びる長孔23,23が穿設されており、これらの長孔23,23内に、前記ガラス枠16の左端のヒンジ部から上下に突設した支点ピン24,24を摺動自在に遊嵌することにより、ガラス枠遊技盤4および遊技盤保持枠1に対して開閉可能に蝶着されていると共に、前記ガラス枠16の支点ピン24,24は、夫々図2乃至図4に示すように前記支持金具17,17の長孔23,23に沿って移動可能であり、かつ、バネ部材25により常時矢印A方向に付勢されている。
図中、26は、前記前扉7の中間部分とガラス枠16の中間部分とを繋ぐ棒状のリンク部材であって、リンク部材26の両端は前扉7の上縁部およびガラス枠16の上縁部に対し、それぞれ支点ピン27、28を介して回動自在に枢着されている。なお、リンク部材26は図2乃至図4においては、平面視しているため、上下のリンク部材が重なって前扉7の上縁部およびガラス枠16の上縁部の間にのみ設けられているように見えるが、実際には、前扉7の下縁部およびガラス枠16の下縁部にも同じ長さのリンクが同一の形態にて連結されている。
図中、29,29は前記遊技盤保持枠1の前面においてガラス枠16の開放端に対向して設けた上下一対の係止フックであって、前記係止フック29,29は先端の爪部30が前記ガラス枠16の支持金具17側に向かって遊技盤4の盤面と平行に伸びており、ガラス枠16が前記前扉7と連動して遊技盤4の前面を覆うように閉鎖された場合に先端の爪部30がガラス枠16の端部と係合可能に対向し、さらに前扉7が前記バネ部材25の付勢力に抗して閉じられた場合に、リンク部材26のトグル作用により、ガラス枠16が遊技盤保持枠1の前面に沿って矢印B方向にスライドするとき、ガラス枠16の開放端側周縁部が前記爪部30と係合して、ガラス枠16の開放方向への移動を阻止するようになっている。
次に、上記構成のパチンコ遊技機の作用を図2乃至図4を用いて説明する。
図2は作業者が遊技盤面に対し、前扉7およびガラス枠16を開放して球詰まり等のメンテナンスを行っている状態を示したもので、この状態では、前扉7が十分に開かれている為、ガラス枠16はリンク部材26の作用によって、遊技盤4の前面から十分大きい角度開かれた状態にあるため、ホールの従業員は、左の手で前扉7を保持しつつ、もう片方の手をガラス枠16と遊技盤4との間隙に挿入して、遊技領域4aに滞留した球を排除することが出来る。また、このときガラス枠16はリンク部材26による矢印B方向(図3参照)の作用力を受けていないので、支点ピン24、24がバネ部材25の付勢力により、長孔23の左端に片寄った位置にある。なお、図2の状態でガラス枠16の開放角度が不足する場合は、前扉7を更に大きく開ければ、ガラス枠16もこれに連動して大きく開かれるので、更に作業を行い易くすることが出来る。
図3は上記図2に示すメンテナンス状態が終了し、前扉7を閉鎖する途中の状態を図示したもので、ガラス枠16が遊技盤保持枠1の前面に当接した状態を示している。
この状態から前扉7を更に、バネ部材25の付勢力に抗して閉鎖方向に押圧回動させると、内ガラス枠16はリンク部材26のトグル作用によって遊技盤保持枠1の前面に沿って矢印B方向にスライドし、最終的には図4に示すように開放端側が遊技盤保持枠1の前面に設けた係止フック29の爪部30に係合し、ガラス枠16が遊技盤4の前面を覆った状態で遊技盤保持枠1の前面に係止される。
すなわち、図4に示すように前扉7が遊技盤保持枠1の前面に当接するまで閉じられた状態では、ガラス枠16の開放端側が係止フック29と係合して開放が規制され、また、ガラス枠16の支点側は、支点ピン24と長孔23との係合により前後方向の移動が規制されていると共に、ガラス枠16の背面に突設した略円形のリブ22が、外レール18および内レール19の周囲を囲繞しているため、前扉7をマイナスドライバのような道具を用いて不正にこじ開け、遊技盤保持枠1との間の隙間からピアノ線等を遊技盤面に挿入しようとしても、ガラス枠16、ガラス板20、リブ22の存在によって、遊技領域4aに配置した役物まで到達させることが出来ず、針金ゴトなどの不正行為を未然に防止することが出来る。なお、この状態で前扉7と遊技盤保持枠1との間にドライバなどの工具を挿入して前扉7と遊技盤保持枠1との隙間を不正にこじ開け、隙間から挿入した工具でガラス枠16の係止を解除しようとしても、ガラス枠16はリンク部材26が支点ピン27、28を介して前扉7に対する左右方向の移動が規制されている為、フック部材29とガラス枠16の開放端との係止状態が強固に維持される。
次に、ホール従業員が、図4に示す状態にて前扉7を鍵を用いて正規に開錠し、前扉7およびガラス枠16を閉鎖状態から開放する場合について説明する。
すなわち、前扉7が鍵を用いて正規に図4の状態から図3のように開放された場合は、前扉7が遊技盤保持枠1の前面から所定角度θまで開放されると、リンク部材26による矢印B方向への作用力が減少し、バネ部材25の付勢力によって、ガラス枠16が前記矢印A方向にスライド移動し、ガラス枠16の開放端部分が右端の係止フック29の爪部30から離脱するため、前扉7を更に大きく開放すれば、ガラス枠16は前扉7とリンク部材26によって形成される所定の開き角度を保ちつつ開放され、遊技盤4の前面から大きく退避するので、ホール従業員は遊技盤面のメンテナンス作業を容易に行うことが出来る。
なお、前扉7を開放する途中において、ガラス枠16が係止フック29から離脱するときの所定角度θの大きさは、前扉7がドライバ等によって不正にこじ開けられ、1センチ程度の隙間を生じる程度の小さい角度を意味するのではなく、ホールの従業員や監視カメラあるいは周囲の遊技者が容易に前扉7を開放している行為を視認できる程度の大きさとすることが好ましい。例えば、開放端側の開き幅で云えば、約15〜20センチ以上の隙間が生じる開き角度に設定すれば、不正な前扉7の開放を確認できる。
また、図1および図2に示す前扉7開放状態での前扉7とガラス枠16との為す角度は、前記所定角度θと等しいか、それに近い角度となるが、この角度θを小さくすることは、ガラス枠16の取付け精度やガラス枠16の開放端と係止フック29との寸法精度を高めれば可能である。
図5は前記図1乃至図4に示した実施形態と同一原理で作動する変形実施例を図示したもので、図1乃至図4と同一符号を付した部分は夫々同一部品、同一部分を示している。ただし、前記図1乃至図4と異なる点は遊技盤保持枠1の前面に設けられていた係止フック29を、ガラス枠16の背面側に形成した構成であり、遊技盤保持枠1側には、これと係合する係止金具31を取付けた点にある。作用については、図1乃至図4と同一である為、説明を省略する。
なお、図1乃至図5に示す実施形態の共通の利点としては、ガラス枠16が遊技盤保持枠1側に取付けた支持金具17によって枢支されているので、前扉7のヒンジ8,8に加わる荷重を分散させることが出来ること、ガラス枠16の支点ピン24が長孔23の長手方向(遊技盤面に沿う方向)にのみ移動可能となっている為、構造がシンプルであるにも拘らずヒンジ側のガラス枠16の前後方向の移動規制が図れるため、ヒンジ側からのゴト行為に対してもセキュリティー性が高いことなどが挙げられる。
次に、図6乃至図8に示す変形実施例について説明する。前記図1乃至図4に示す実施例ではガラス枠を遊技盤保持枠によって枢支した構成となっていたのに対し、この変形実施例では、前扉7の背面側にガラス枠16を枢着した場合を示している。なお、図1乃至図5と同一符号を付した部分は同一部材、同一部分を示している。
すなわち、図6に示すように、前扉7の背面にはヒンジ8に近い側に、前扉7の背面と平行する方向に伸びる長孔123を形成した支持金具117が取付けられている。なお、支持金具117は、前扉7の背面の上下位置に設けられている。この支持金具117の長孔123内にガラス枠16のヒンジ側において上下面より鉛直方向に立設した支点ピン124が遊嵌されている。また、前記前扉7の中間部分とガラス枠16の中間部分との間はリンク部材126により連結ピン127、128を介して連結され、リンク部材126が捻りバネ125により矢印X方向に回動付勢されている。一方、遊技盤保持枠1のヒンジ側には、前記ガラス枠16の支点ピン124と係合可能な係合フック131が設けられており、ガラス枠16の開放端と対向する部分にもガラス枠16と係合する係合フック132が設けられている。
図6は作業者が遊技盤面に対し、前扉7およびガラス枠6を開放して球詰まり等のメンテナンスを行っている状態を示すもので、この状態では、前扉7が十分に開かれている為、ガラス枠16はリンク部材126の作用によって、遊技盤4の前面から十分大きい角度開かれた状態にあるため、ホールの従業員は、左の手で前扉7を保持しつつ、もう片方の手をガラス枠16と遊技盤4との間隙に挿入して、遊技領域4aに滞留した球を排除することが出来る。また、このときガラス枠16はリンク部材126による矢印B方向(図参照)の押圧力を受けていないので、支点ピン124、124が捻りバネ125による反時計方向の付勢力により、長孔123の左端に片寄った位置にある。なお、図6の状態でガラス枠16の開放角度が不足する場合は、前扉7を更に開ければ、ガラス枠16もこれに連動して大きく開かれるので、更に作業を行いやすくすることが出来る。
図7は上記図6に示すメンテナンス状態が終了し、その後、前扉7を閉鎖する途中の状態を示しており、ガラス枠16が遊技盤保持枠1の前面に当接している。
この状態から前扉7を更に、捻りバネ125の付勢力に抗して閉鎖方向に押圧回動させると、ガラス枠16はリンク部材126のトグル作用によって遊技盤保持枠1の前面に沿って矢印B方向にスライドし、図8に示すように開放端側が遊技盤保持枠1の前面に設けた係止フック132の爪部134に係合すると共に、ガラス枠16の支点ピン124が遊技盤保持枠1の前面に設けた係止フック131の爪部133に係合するため、ガラス枠16は遊技盤4の遊技領域4aを覆った状態で遊技盤保持枠1の前面に係止される。
すなわち、前扉7が遊技盤保持枠1の前面に当接するまで閉じられた状態では、ガラス枠16の開放端側が係止フック132によって開放側への変位が規制され、また、ガラス枠16の支点側は、支点ピン124と係止フック131との係合により前後方向の移動が規制されていると共に、ガラス枠16の背面に突設した略円形のリブ122が、外レール18および内レール19の周囲を囲繞しているため、前扉7をマイナスドライバのような道具を用いて不正にこじ開け、遊技盤保持枠1との間に隙間を作ってピアノ線等を遊技盤面に挿入しようとしても、ガラス枠16、ガラス板20、リブ122の存在によって、遊技領域4aに配置した役物まで到達させることが出来ず、針金ゴトなどの不正行為を未然に防止することが出来る。
次に、ホール従業員が、図8に示す前扉閉鎖状態において、前扉7を鍵を用いて正規に開錠し、前扉7およびガラス枠16を閉鎖状態から開放する場合について説明する。
すなわち、前扉7が鍵を用いて正規に図8の状態から図7のように開放された場合は、前扉7が遊技盤保持枠1の前面とのなす所定角度θまで開放されると、リンク部材126による矢印B方向への作用力が無くなり、捻りバネ125の付勢力によって、ガラス枠16が前扉7の背面に沿って矢印A方向にスライド移動し、開放端部分が右端の係止フック132の爪部134から解除されると共に、支点ピン124が係止フック131の爪部133から離脱するため、前扉7を更に大きく開放すれば、ガラス枠16は前扉7とリンク部材126によって形成される角度を保持しつつ開放され、遊技盤4の前面から大きく退避するので、ホール従業員は遊技盤面のメンテナンス作業を容易に行うことが出来る。
図9は前記図6乃至図8に示した実施形態の変形例を図示したものである。すなわち、図9においては、ガラス枠6の背面側に係止爪132を取付け、遊技盤保持枠1側に係止金具135を取付けた構成を示している。なお、構成については、図1乃至図8と同一符号を付した部分は同一部材、同一箇所を示しており、また、作用については、図6乃至図8と同一の為、説明を省略する。
一方、図10乃至図13は本発明にかかるパチンコ遊技機の更に他の実施形態であって、前扉の開閉状態をリミットスイッチ等の電気的手段で検出すると共に、ガラス枠の遊技盤保持枠に対する施錠および開錠をソレノイドなどの電気的駆動手段によって行う場合を示したものである。
図10乃至図13において図1乃至図9と同一符号を付した部分は夫々同一部材、同一箇所を示している。
すなわち、図10に示すように、遊技盤保持枠1の前面における前扉7のヒンジ8に近い側には、ガラス枠216を開閉可能に支持するための上下一対の支持金具217が取付けられ、この支持金具217によってガラス枠216のヒンジ側に立設した上下一対の支点ピン224が枢支されている。
また、前記前扉207の中間部分とガラス枠216の中間部分との間にはリンク部材226が介設されており、リンク部材226の一旦が連結ピン227を介してガラス枠216の中間部に水平回動可能に連結され、リンク部材226が捻りバネ225により矢印X方向に回動付勢されていると共に、リンク部材226の自由端側から鉛直方向に突設したピン228が、ガラス枠216の上縁および下縁に長さ方向に沿って刻設した所定長さの長孔223内に遊嵌されている。なお、リンク部材226は前扉7およびガラス枠226の上下に設けられ、各部材の中間部を連結している。
一方、遊技盤保持枠1のヒンジ側には、前記前扉7の背面と当接し、前扉7の開閉状態を検出するリミットスイッチ251が配置されている。また、ガラス枠216の開放端側には、図12に拡大図示するように背面から後方に向けてリング状のフック253が突設され、これと対向する位置の遊技盤保持枠1側には、前記フック253の孔と係合する係合片254をプランジャ255の先端に取付けた電磁ソレノイド252が設けられている。なお、前記リミットスイッチ251および電磁ソレノイド252は夫々配線265,266を介してパチンコ遊技機の電源回路258に接続されたリレー回路257に接続されている。
図中、260は前記遊技盤保持枠1の前面または、遊技盤4の前面に設けられたガラス枠開放検出用リミットスイッチであって、このリミットスイッチ260は配線261を介して前記電源回路258に接続されたパチンコ遊技機の主制御基板262に接続され、前端の作動片263がガラス枠216に保持されたガラス板20の内面と当接して押し込まれることにより通電するようになっていて、これが通電状態にあればガラス枠216が正常に閉鎖されていると前記主制御基板262が判断する。一方、ガラス板20が破壊されたり、不正に開放されたりするなど、ガラス板20による作動片263の当接状態が解除された場合は、リミットスイッチ260の作動片263が突出し、通電状態が解かれるので、主制御基板262はこれをガラス枠開放状態とみなして前扉7の前面上部に配置した図示なき警報ランプを点灯させてホール従業員に報知すると共に、パチンコ遊技機の背面に設けた図示なき外部端子盤からホールコンピュータに向けて信号を有線送信し、ガラス枠216が開放されていることを報知する。
図10は作業者が遊技盤面に対し、前扉7およびガラス枠216を開放して球詰まり等のメンテナンスを行った直後の状態を示すもので、この状態では、前扉7が十分に開かれている為、リミットスイッチ260が前扉7の開放状態を検知しているので、電磁ソレノイド252のプランジャ255が収縮し、係合片254が後退して非施錠状態にある。この状態を図13に拡大図示している。
また、ガラス枠216はリンク部材226および捻りバネ225の作用によって、相対角度が保たれ、遊技盤4の前面から所定の角度開かれた状態にあるため、ホールの従業員は、左の手で前扉7を保持しつつ、ガラス枠216と遊技盤4との間隙にもう片方の手を挿入して、遊技領域4aに滞留した球を排除することが出来る。
図11は上記図10に示すメンテナンス終了時の状態から前扉7を完全に閉鎖するまでの途中の状態図であり、ガラス枠216が遊技盤保持枠1の前面に当接した時点の状態を示す。
すなわち、前扉7が角度θまで閉じられると、リミットスイッチ251の作動片が前扉7の背面と当接するが、この状態から前扉7が更に捻りバネ225の付勢力に抗してリミットスイッチ251の応差相当の角度だけ閉じられると、この角度位置でリミットスイッチ251が作動し、前扉7が角度θを下回る角度まで閉じられたことが検知される。リミットスイッチ251により前扉7と遊技盤保持枠1とのなす角度が角度θ以下になったことが検知されると、リレー回路257が作動して電磁ソレノイド252の励磁が解かれ、プランジャ255が圧縮スプリング256の付勢力によって突出するため、先端の係合片254がガラス枠216側のフック253の係合孔に253aに係合してガラス枠216の開放を阻止する。
更にこの状態から前扉7を図12に示すように遊技盤保持枠1の前面に当接させ、前扉7の施錠装置が自動的に作動する角度位置まで完全に閉鎖された場合は、電磁ソレノイド252の励磁動作によってガラス枠216の開放端側のフック253が、遊技盤保持枠1側の係合片254と係合し開放側への変位が規制される一方、ガラス枠216の支点側は、支点ピン224と支持金具217との係合により前後方向の移動が規制されていると共に、ガラス枠216の背面に突設した略円周状のリブ222が、遊技盤4に立設した外レール18および内レール19の周囲を囲繞し、遊技盤4の厚み方向に突出して互いにオーバ―ラップしているため、前扉7をマイナスドライバのような道具を用いて不正にこじ開け、遊技盤保持枠1との間に小さい隙間を形成してピアノ線等を遊技盤面に挿入しようとしても、ガラス枠216、ガラス板20、リブ222の存在によって、遊技領域4aに配置した役物まで到達させることが出来ず、針金ゴトなどの不正行為を未然に防止することが出来る。
なお、停電時や閉店後など遊技機に対する電力供給が絶たれた状態にて、前扉7を開放する必要が生じた場合は、電磁ソレノイド252の励磁が解かれ、ガラス枠216が係止状態にあるため、実質上、前扉7を開放することができないが、鍵を用いて遊技盤保持枠1を外枠2から開いた状態でのみ、電磁ソレノイド252のプランジャ254を遊技盤保持枠1の背面側から手動で解除方向に移動可能な構造とすれば、応急的にガラス枠216を開放することが出来る。
次に、ホール従業員が、図12に示す前扉7閉鎖状態から鍵を用いて正規に前扉7を開錠し、前扉7およびガラス枠216を図11に示す状態まで開放した場合について説明する。
すなわち、前扉7が鍵を用いて正規に閉鎖状態から図11のように開放された場合は、前扉7が遊技盤保持枠201の前面から所定角度θ以上開放されると、リミットスイッチ251の作動片が前扉7の背面との当接から解除され、リミットスイッチ251が前扉7が前記所定角度θ以上開放されたことを検知する為、電磁ソレノイド252が再び励磁され、プランジャ255が収縮して係合片254がガラス枠216側のフック253の係合孔253aから抜け出すことで係合が解除される。したがって、前扉7をここから更に大きく開放すれば、ガラス枠216は前扉7とリンク部材226によって形成される角度を保ちつつ開放され、遊技盤4の前面から大きく退避するので、ホール従業員は遊技盤面のメンテナンス作業を容易に行うことが出来る。
なお、上記の各実施形態においては、前扉7の背面に1枚のガラス板5を保持させると共に、ガラス枠16、216側にガラス板20を保持させ、前扉7およびガラス枠16、216を遊技盤4、の前面を覆うように閉鎖したとき、遊技領域4aがガラス板5とガラス板20とで2重に護られるようにしたが、本発明においては別段この構成に拘る必要はなく、例えば、図14に示すように、ガラス枠316の窓孔317内においてスペーサ318を介し2枚のガラス305、320を所定間隔を存して平行に保持することで、2重ガラス構造のガラス枠316を構成し、これを前記実施形態と同様に、遊技盤保持枠1の前面に蝶着すると共に、ガラス枠316の背面にレール18.19を包囲するリブ319を形成しても良い。ただし、この場合は前扉7側のガラス板5を省略しても同様の効果が得られる。
また、ガラス枠16、216は図示の如く、必ずしも矩形の輪郭形状とする必要はなく、略円形のガラス板を保持する略円形の枠部材として構成することも可能であり、この場合は、開放端側に適宜、遊技盤保持枠側に設けた係止手段と係合する部分を一箇所もしくは複数箇所設ければよい。なお、外形状が略円形の枠部材を用いた実施形態においても、枠部材の背面側に遊技盤4に立設したレール18,19を包囲するリブを形成することは遊技盤面を不正行為から保護する上に極めて効果的である。
本発明にかかるパチンコ遊技機の全体斜視図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明にかかるパチンコ遊技機の変形例を示す平面図 本発明にかかるパチンコ遊技機の他の実施例を示す平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明にかかるパチンコ遊技機の更に他の実施例を示す平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明の動作状態を示す一部破断視平面図 本発明に適用可能な係止手段の一例を示す概要図 本発明に適用可能なガラス枠の実施例を示す平断面図
符号の説明
1 遊技盤保持枠
4 遊技盤
4a 遊技領域
5,20,305,320 透明板(ガラス板)
6 窓孔
7 前扉
9 施錠装置(シリンダ錠)
16,216,316 ガラス枠
18,19 レール
22,122,222,319 リブ
26,126,226 連動手段(リンク機構)
29,132,133,254 係止手段
251 前扉開閉検知スイッチ
260 ガラス枠開閉検知センサ

Claims (6)

  1. 遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠の前面に、少なくとも前記遊技盤の遊技領域を覆う大きさの透明板を保持したガラス枠を蝶着し、前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置と遊技盤の前面から前方へ退避する位置との間で開閉可能に設ける共に、前記遊技盤の遊技領域に対応する窓孔を備えた前扉を前記ガラス枠の前面を覆うように遊技盤保持枠の前面に蝶着し、更に前記前扉の開放端側に施錠装置を取付けてなるパチンコ遊技機において、
    前記ガラス枠と遊技盤保持枠との対向部に前記ガラス枠の開放を阻止する係止手段を設ける一方、前記前扉とガラス枠との間には、前記前扉を開放状態から閉鎖状態としたとき、前扉の操作に連動して前記ガラス枠を前記係止手段により係止状態とすると共に、前記前扉が鍵等を用いて正規に全閉状態から所定の角度以上開放された場合には前記前扉の操作に連動して遊技盤保持枠に対するガラス枠の係止状態を解除する連動手段を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 連動手段が前記ガラス枠と前扉とを機械的に連結するリンク機構によって構成され、前記前扉を閉鎖側へ変位させた場合には、ガラス枠が前記リンク機構の作用により前扉と連動して遊技盤の前面を覆う方向に変位し、ガラス枠が遊技盤の前面に当接した状態で係止手段の作用により遊技盤保持枠側に係止されると共に、前扉が鍵等を用いて正規に遊技盤の前面から所定角度以上開放された場合には、前記リンク機構の作用により前記遊技盤保持枠に対するガラス枠の係止状態が解除されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 遊技盤を着脱可能に保持した遊技盤保持枠の前面に、少なくとも前記遊技盤の遊技領域を覆う大きさの透明板を保持したガラス枠を蝶着し、前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置と遊技盤の前面から前方へ退避する位置との間で開閉可能に設ける共に、前記遊技盤の遊技領域に対応する窓孔を備えた前扉を前記ガラス枠の前面を覆うように遊技盤保持枠の前面に蝶着し、更に前記前扉の開放端側に施錠装置を取付けてなるパチンコ遊技機において、
    前記前扉とガラス枠との間に、前扉を開放状態から閉鎖方向へ移動させることに連動して前記ガラス枠を遊技盤の前面を覆う位置まで変位させるための連動機構を介設し、かつ、前記遊技盤保持枠または遊技盤の前面には、前扉の開閉状態を検知する前扉開閉検知スイッチを設けると共に、前記前扉が所定の開度より小さい角度位置まで閉鎖されたことを前記前扉開閉検知スイッチが検知した場合には、前記ガラス枠を閉鎖状態にて遊技盤保持枠に係止し、かつ、前記前扉が鍵等を用いて閉鎖状態から所定の角度以上開放されたことを前記前扉開閉検知スイッチが検知した場合には、前記ガラス枠の係止を解除する係止手段を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  4. 前記ガラス枠の係止手段が、前記前扉の開閉を検知する前扉開閉検知スイッチに連動し、ガラス枠を係止状態あるいは非係止状態とする電磁ソレノイドを含む施錠装置である請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記遊技盤保持枠または遊技盤の前面には、前記ガラス枠またはガラス枠に保持された透明板と当接し、ガラス枠が開放されたか否かを検知するガラス枠開閉検知センサが設けられている請求項1乃至4記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記ガラス枠の遊技盤面と対向する面には、閉鎖状態において前記遊技盤に設けたレール部材のほぼ全周を囲繞する形状を有し、かつ、前記レールと遊技盤の厚み方向においてオーバーラップする高さを有するリブが立設されている請求項1乃至5記載のパチンコ遊技機。
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