JP3070823U - 不正開錠防止装置 - Google Patents

不正開錠防止装置

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JP3070823U
JP3070823U JP2000000537U JP2000000537U JP3070823U JP 3070823 U JP3070823 U JP 3070823U JP 2000000537 U JP2000000537 U JP 2000000537U JP 2000000537 U JP2000000537 U JP 2000000537U JP 3070823 U JP3070823 U JP 3070823U
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JP2000000537U
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Inventor
明三 田中
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有限会社エリアコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設のパチンコ機等の遊技機に容易に取り付
けることができ、前面枠等の開閉枠の不正開錠を確実に
防止することが可能な不正開錠防止装置の提供。 【解決手段】 不正開錠防止装置1は、突片4bの後方
をガードする後方ガード部11、突片4bの上方をガー
ドする上方ガード部12、突片4bの下方をガードする
下方ガード部13と、台枠2へ固定するための取付プレ
ート14a,14bとによって構成され、パチンコ機の
台枠2に設けられた突片4bを囲む状態に取り付けられ
ることにより、可動鉤状片の後方、上方および下方がガ
ードされ、台枠2の隙間から挿入したヘラや針金等によ
って前方や後方より可動鉤状片を可動させることができ
なくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パチンコ機等の遊技機が不正に開錠されるのを防止する不正開錠防 止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機は、例えば遊技内容が記憶されている読み出し専用メモリー(以下 、「ROM」と称す)を備えており、このROMにプログラミングされた内容に 基づいて出玉の制御を行っている。パチンコ機は、このROMを交換することに よって大当たりの確率を操作したり、大当たりの連続発生回数を増大させること が可能である。
【0003】 近年、パチンコホール業界では、このようなROM交換等の不正行為が問題視 されている。ROM交換等の不正行為は営業中または営業時間外に関わらず行わ れ、そのパチンコ機が使用されて不正に景品球が収得されることにより、パチン コホールに多額の損害を与える事件が報告されている。
【0004】 ROM交換等は、パチンコ機の前面枠を開放することによって行われる。前面 枠は通常、鍵を用いることによって開錠されるが、不正に開錠される場合、前面 枠の隙間からヘラ等が挿入されるか、あるいはパチンコ機の台枠の隙間から針金 等が挿入されて、ロックが解除されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、既設のパチンコ機等の遊技機に容易に取り付けることができ、前面 枠等の開閉枠の不正開錠を確実に防止することが可能な不正開錠防止装置を提供 する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、台枠の一側縁に開閉枠を前方に開閉可能に設け、開閉枠に設けられ た錠機構の可動鉤状片を台枠に設けられた突片に係合することで開閉枠が閉止さ れる遊技機の不正開錠防止装置であって、突片の後方をガードする後方ガード部 と、突片の上方をガードする上方ガード部と、突片の下方をガードする下方ガー ド部とを備えた不正開錠防止装置である。
【0007】 これにより、錠機構の可動鉤状片の後方がガードされ、台枠の隙間から挿入し た針金等によって後方より可動鉤状片を可動させることができなくなる。また、 可動鉤状片の上方および下方がガードされ、台枠の隙間から挿入したヘラ等によ って前方より可動鉤状片を可動させることができなくなる。
【0008】 ここで、後方ガード部は、突片の突出高さ以上に形成し、その前方を開放して ボックス状のものとするのが望ましい。これにより、突片の後方をすべてガード し、さらに突片に係合させた可動鉤状片の先端部をボックス状の後方ガード部内 に収容することができ、台枠の後方より可動鉤状片を可動させることをより一層 防止することができる。
【0009】 また、上方ガード部および下方ガード部は、台枠の内面から2〜10mm突出 させて形成するのが望ましい。これにより、台枠の隙間は高々2mm程度である ため、この台枠の隙間から挿入されるヘラ等の可動範囲をガードすることができ る。したがって、台枠の内面から10mm以下としても、ガード効果に影響は無 く、これにより、開閉枠を閉じたときに開閉枠の裏面側のスペースを有効利用す ることが可能となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は本実施形態における不正開錠防止装置の使用状態を示す説明図、図2は 図1の不正開錠防止装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、図3は錠機 構の係合の様子を示し、(a)は係合前の状態を示す図、(b)は係合後の状態 を示す図である。
【0011】 図1において、本実施形態における不正開錠防止装置1は、台枠2の一側縁に 開閉枠3を前方に開閉可能に設け、開閉枠3に設けられた錠機構の可動鉤状片4 aを台枠2に設けられた突片4bに係合することで開閉枠3が閉止される遊技機 としてのパチンコ機Pに適用される。なお、本明細書中において、「前方」とは 錠機構の突片4bに対して可動鉤状片4aを係合する際の可動鉤状片4aの進入 側を指し、「後方」とはこれに相対する側を指す。
【0012】 不正開錠防止装置1は、図2に示すように、突片4bの後方をガードする後方 ガード部11、突片4bの上方をガードする上方ガード部12、突片4bの下方 をガードする下方ガード部13と、台枠2へ固定するための取付プレート14a ,14bとによって構成されたプラスチックス製のブロックである。なお、本明 細書中において、「上方」「下方」とは錠機構の突片4bに対して可動鉤状片4 aを係合する際の可動鉤状片4aの可動方向を指す。
【0013】 後方ガード部11は、突片4bの台枠2からの突出高さA以上の高さBを有し 、前方(図2において右方)を開放して開口部15とした中空のボックス状のも のであり、それぞれ上端は上方ガード部12、下端は下方ガード部13に達して いる。上方ガード部12および下方ガード部13は、後方ガード部11に対して それぞれ直角方向に形成され、それぞれの前方で台枠2の内面から最低4mm、 後方で最大8mm突出させて形成されたヒレ状のものである。また、上方ガード 部12および下方ガード部13には、前方から後方にかけて斜めに切り欠いたテ ーパ部12a,13aがそれぞれ設けられている。
【0014】 上記構成の不正開錠防止装置1の既設のパチンコ機Pへの取り付けは以下のよ うに行う。図1および図3に示すように、パチンコ機Pの台枠2には突片4bが 取り付けられており、開閉枠3の錠機構は、突片4bに対して開閉枠3の可動鉤 状片4が係合する構成である。不正開錠防止装置1は、台枠2の内面に設けられ た突片4bを囲むような状態に取り付けられ、突片4bに対して後方ガード部1 1ができるだけ近い位置にくるように配置する。
【0015】 また、図3に示すように、突片4bに対して可動鉤状片4aが下方へ移動する 場合は、上方ガード部12が突片4bに対してできるだけ近い位置にくるように 配置する。一方、図示しないが、突片4bに対して可動鉤状片4aが上方へ移動 する場合は、下方ガード部13が突片4bに対してできるだけ近い位置にくるよ うに配置する。不正開錠防止装置1を台枠2に固定する際には、取付プレート1 4aの裏面に両面粘着テープを貼り付け、台枠2に仮固定して位置を確認の後、 ビス(図示せず)を用いて締め込む。
【0016】 そして、開閉枠3を閉じる際、図3(a)に示すように、台枠2の突片4bに 対して可動鉤状片4aが進入していく。可動鉤状片4aが進入して突片4bに到 達すると、突片4bに可動鉤状片4aの先端のテーパ部分が接触することによっ て可動鉤状片4aが押し下げられる。さらに、可動鉤状片4aが進入すると、図 3(b)に示すように、突片4bが可動鉤状片4aのテーパ部分背部のくびれ部 分にはまり込む。これにより、錠機構はロック状態となり、開閉枠3は閉止され る。この開閉枠3の閉止状態において、可動鉤状片4aの先端部の一部は、図3 (b)に示すように開口部15より後方ガード部11の内部に収容される。すな わち、後方ガード部11によって可動鉤状片4aの一部が覆い隠される。
【0017】 このような不正開錠防止装置1は、既設の錠機構の突片4bに対して台枠2に 取り付けるものであり、既設のパチンコ機P等の遊技機にビスにより容易に取り 付けることが可能である。また、後方ガード部11が中空で開口部15を有する ため、既設の構造の可動鉤状片4aに対してもそのままの状態で適用することが 可能であり、製造コストを低くすることが可能である。
【0018】 次に、本実施形態における不正開錠防止装置1による不正防止効果について、 図4および図5に具体例を挙げて説明する。図4はヘラを用いて台枠2の前方よ り不正開錠を試みた例を示す説明図、図5は針金を用いて台枠2の後方より不正 開錠を試みた例を示す説明図である。
【0019】 図4に示すように、開閉枠3を閉じ、突片4bに対して可動鉤状片4aを係合 した状態において、台枠2の前方の台枠2と開閉枠3との隙間からヘラ16を挿 入し、可動鉤状片4aを下方へ押し出して係合を解くように試みる。しかしなが ら、ヘラ16を可動鉤状片4aの上方より下方へ移動させると、途中で不正開錠 防止装置1の上方ガード部12によってその進路を阻まれ、ヘラ16は可動鉤状 片4aにまで到達することができない。ヘラ16を可動鉤状片4aの下方より上 方へ移動させる場合であっても同様のことが言える。
【0020】 上方ガード部12および下方ガード部13は、前方で台枠2の内面から最低4 mm、後方で最大8mm突出させてあり、これに対して台枠2と開閉枠3との隙 間から挿入されたヘラ16の可動範囲が狭いため、ヘラ16を左右に揺動させて も可動鉤状片4aに達することはない。また、上方ガード部12および下方ガー ド部13には、前方から後方にかけて斜めに切り欠いたテーパ部12a,13a がそれぞれ設けられており、開閉枠3の裏面に設けられた機器との干渉が防止さ れる。
【0021】 一方、図5に示すように、台枠2の外側の隙間から針金17を挿入し、台枠2 の裏側から可動鉤状片4aの係合を解くように試みる。この場合、針金17は不 正開錠防止装置1の後方ガード部11によってその進路を阻まれ、針金17は可 動鉤状片4aにまで到達することができない。
【0022】 特に、高さAの後方ガード部11が高さBの突片4bの後方すべてをガードし ているため、台枠2の裏側から針金17は可動鉤状片4aに達することはない。 また、突片4bに係合させた可動鉤状片4aの一部が後方ガード部11によって 覆い隠されているため、台枠2の裏側から針金17を回り込ませようと試みても 可動鉤状片4aまで到達できない。
【0023】
【考案の効果】
本考案により以下の効果を奏することができる。
【0024】 (1)本考案の突片の後方、上方および下方をそれぞれガードする後方ガード部 、上方ガード部および下方ガード部を備えた不正開錠防止装置によって、錠機構 の可動鉤状片の後方、上方および下方がガードされ、台枠の隙間から挿入した針 金等やヘラ等によって可動鉤状片を可動させることができなくなり、開閉枠の不 正開錠を確実に防止し、不正なROM交換等の行為を防止することができる。ま た、このような不正開錠防止装置は、既設のパチンコ機等の遊技機に容易に取り 付けることが可能であり、製造コストを低くすることが可能である。
【0025】 (2)後方ガード部を、突片の突出高さ以上に形成し、その前方を開放してボッ クス状のものとすることにより、突片の後方をすべてガードし、さらに可動鉤状 片の先端部を収容することができ、台枠の後方より可動鉤状片を可動させること をより一層防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における不正開錠防止装置の使用状
態を示す説明図である。
【図2】 図1の不正開錠防止装置を示し、(a)は平
面図、(b)は正面図である。
【図3】 錠機構の係合の様子を示し、(a)は係合前
の状態を示す図、(b)は係合後の状態を示す図であ
る。
【図4】 ヘラを用いて台枠2の前方より不正開錠を試
みた例を示す説明図である。
【図5】 針金を用いて台枠2の後方より不正開錠を試
みた例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 不正開錠防止装置 2 台枠 3 開閉枠 4a 可動鉤状片 4b 突片 11 後方ガード部 12 上方ガード部 13 下方ガード部 14a,14b 取付プレート 15 開口部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠の一側縁に開閉枠を前方に開閉可能
    に設け、前記開閉枠に設けられた錠機構の可動鉤状片を
    前記台枠に設けられた突片に係合することで前記開閉枠
    が閉止される遊技機の不正開錠防止装置であって、 前記突片の後方をガードする後方ガード部と、前記突片
    の上方をガードする上方ガード部と、前記突片の下方を
    ガードする下方ガード部とを備えた不正開錠防止装置。
  2. 【請求項2】 前記後方ガード部は、前記突片の突出高
    さ以上に形成し、その前方を開放してボックス状のもの
    とした請求項1記載の不正開錠防止装置。
  3. 【請求項3】 前記上方ガード部および下方ガード部
    は、前記台枠の内面から2〜10mm突出させて形成し
    た請求項1または2記載の不正開錠防止装置。
JP2000000537U 2000-02-07 2000-02-07 不正開錠防止装置 Expired - Lifetime JP3070823U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013013582A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Sophia Co Ltd 遊技機

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