JP2001224812A - 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー - Google Patents

不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー

Info

Publication number
JP2001224812A
JP2001224812A JP2000041057A JP2000041057A JP2001224812A JP 2001224812 A JP2001224812 A JP 2001224812A JP 2000041057 A JP2000041057 A JP 2000041057A JP 2000041057 A JP2000041057 A JP 2000041057A JP 2001224812 A JP2001224812 A JP 2001224812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
protective cover
cover
plate portion
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000041057A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ito
政美 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ito Denki Co Ltd
Original Assignee
Ito Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ito Denki Co Ltd filed Critical Ito Denki Co Ltd
Priority to JP2000041057A priority Critical patent/JP2001224812A/ja
Publication of JP2001224812A publication Critical patent/JP2001224812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の管理者以外の者による遊技機台前面
の解錠を防止するような、不正解錠防止機能を備えた遊
技機台及びそれに用いる防護カバーを提供する。 【解決手段】 防護カバー1は、ストッパ10と、スラ
イダー11に形成された被係合部(鈎部材)としての突
出部6a及び爪部6bとを被って取り付けられている。
そして、該ストッパ10及び被係合部は、さらに内枠7
によって囲まれることで5方向(上下面、左右面及び背
面)を囲まれ、カバー扉方向となる正面方向のみを開口
している。このように、係止機構の構成要素となるスト
ッパ10及び被係合部を防護カバー1によって箱状に被
うことで、不正器具によるストッパ10又は被係合部へ
の接触がなくなり、不正に施錠が解除されることがなく
なる。従って、不正解錠防止機能を備えた遊技機台及び
それに用いる防護カバーとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機台前面が不
正に開けられることを防止する不正解錠防止機能を備え
た遊技機台及びそれに用いる防護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、遊技機は遊技盤等を備え
るカバー扉と、カバー扉を蝶番等で開閉可能に備え付け
る内枠を有し、施錠等によってカバー扉の開閉を管理す
ることが一般的に行われている。また、カバー扉が備え
られた内枠は、遊技機島に形成された遊技機の設置枠に
締結部材等で固定される。カバー扉の開閉における施錠
機構例について図4を参照して以下に説明する。
【0003】図4において、上下動可能なスライダー1
1は、カバー扉に取り付けられたガイド12に形成され
た孔13を貫通しており、付勢手段としてのばね15に
よって内枠7に取り付けられたストッパ10と当接する
ように付勢されている。当接する部分においては、スラ
イダー11の移動方向に対し直角方向に突出部6aが形
成され、突出部6aには爪部6bが形成されている。そ
して、スライダー11に形成された突出部6a及び爪部
6bによって被係合部(鈎部材)が構成され、内枠7に
固定されたストッパ10によってカバー扉を閉じた状態
に維持する施錠機構が構成されている。そして、カバー
扉が完全に閉じている状態では、爪部6bがストッパ1
0によって係止されることでカバー扉が開かなくなって
いる。
【0004】一方、カバー扉を開ける必要が生じた場合
には、管理者がカバー扉前面に形成された鍵穴に特定の
鍵を差し込んで回動させる等の操作を行うと、その操作
によってスライダー11が矢印25方向に移動する。こ
のスライダー11の移動に伴い、爪部6bとストッパ1
0の係止状態が解除されて離間し、スライダー11の矢
印24方向への移動が可能となる。ガイド12及びスラ
イダー11はカバー扉に付いていて、そのカバー扉も矢
印24方向に移動可能となるため、カバー扉を開くこと
が可能になる。また、このような施錠機構において、ス
トッパ10及びスライダー11はカバー扉内部に設けら
れ、カバー扉外部には特定の鍵を差し込む鍵穴のみが形
成される場合が一般的であるため、通常では特定の鍵に
よる操作のみで係止状態を解除することとなる。
【0005】上記のように、施錠によってカバー扉の開
閉を管理することが一般的に行われているが、遊技機の
防犯管理上不利な点があった。例えば、スライダー11
に形成された爪部6bをばね等の付勢に反して強制的に
押し下げられる可能性があるということである。即ち、
特定の鍵の所有を許可されない管理者以外の者が、スト
ッパ10とスライダー11を強制的に離間することで、
施錠機構における係止状態を解除し、管理者の意に反し
て不正にカバー扉を開けてしまうという問題が生じてい
た。その問題について図4及び図5を参照しつつ説明す
る。
【0006】図4に示されるように、遊技機島における
遊技機設置枠44と内枠7の間には、隙間40が形成さ
れ、その隙間40から不正器具を挿入されることがあっ
た。その場合、図5(a)に示されるように、カバー扉
内部において、挿入された不正器具を操作され、爪部6
bを上部から矢印50の方向に押し下げられてしまうこ
ととなる。そして、図5(b)のように、爪部6bの上
部とストッパ10とが離間すると、図5(c)に示され
るように爪部6b及び突出部6aの矢印24方向(図4
も参照)への移動が許容され、カバー扉が開くことが可
能になる。従って、特定の鍵を持たない者でも不正にカ
バー扉を開けることができ、遊技機内部に特定のROM
を設置して不正に玉を出す等の不正な行為が後を絶た
ず、それによって、一般の客やホールの健全な営業に多
大な影響を与えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、遊技機の管理者以外の者による遊技機台前面の解
錠を防止するような、不正解錠防止機能を備えた遊技機
台及びそれに用いる防護カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記のよ
うな課題を解決するために、本発明の不正解錠防止機能
を備えた遊技機台は、遊技機台の前面の開口部に蝶番を
介して開閉可能に設けられたカバー扉を閉じた状態にロ
ックする施錠装置を含み、その施錠装置は、前記遊技機
台の開口部の内壁と前記カバー扉の自由端部との一方に
固定されたストッパと、前記遊技機台の開口部の内壁と
前記カバー扉の自由端部との他方に取り付けられ、前記
ストッパに係合して施錠状態となり、そのストッパから
離脱するように移動して解錠状態となる鈎部材とを備え
る遊技機台において、前記ストッパが固定された前記遊
技機台の開口部又はカバー扉の自由端部のいずれかのス
トッパ固定面に、そのストッパと前記鈎部材との少なく
とも係合部を被う防護カバーが固定され、この防護カバ
ーは、前記ストッパを間において前記ストッパ固定面か
ら立ち上がるように、かつ互いに対向するように配置さ
れた一対の端板部と、これら一対の端板部の、前記スト
ッパ固定面とは反対側の端縁同士を連結し、前記ストッ
パ固定面と所定の間隔で対向する側板部と、前記一対の
端板部及び側板部で囲まれる空間の背後を塞ぐように形
成された背板部とを備え、この防護カバーを前記一対の
端板部の端縁が前記ストッパ固定面に対応(着座等)す
るように固定することを特徴とする。また、本発明はそ
の防護カバー単独でも成立する。
【0009】このように、不正解錠防止機能を備えた遊
技機台において、前記ストッパと鈎部材の近傍に防護カ
バーを備えることで外部からの不正器具が前記ストッパ
と鈎部材との係合部に接触することを防止できる。従っ
て、遊技機の管理者以外の鍵を持たない者が、遊技機に
形成されている隙間等から不正器具を挿入し、前記係合
部を操作して施錠を解除しようとしても、前記ストッパ
と鈎部材との係合部への接触が遮断されているため(不
正器具が防護カバーに当接し、その用具が前記鈎部材等
へ接近できないため)不正な解錠を防止できることとな
る。
【0010】特に、ストッパと鈎部材との係合部に対
し、例えば上下、左右、前後の基本6方向のうち、1方
向はストッパ固定面で、残る5方向のうち実質的に4方
向からの不正器具の侵入・接近が前記一対の端板部、側
板部及び背板部によって阻止可能であり、残る1方向
(例えば前方向)は鈎部材がストッパに係合又は離脱す
るための開口部となる。これにより、鈎部材の係合・離
脱動作を許容しつつ不正器具に対し高い防護機能を発揮
する。
【0011】また、前記防護カバーは、一対の端板部と
一体的にビス挿通部等のカバー固定部を備え、このカバ
ー固定部においてビス等の固定手段によりストッパ固定
面に固定される。ここでカバー固定部は一対の端板部
(例えば上板部及び下板部)の外面の一部から外側へ膨
出するように形成することができ、この場合カバー固定
部の前記端板部の内縁からの高さは、端板部の高さ(ス
トッパ固定面からの突出量)と同じにすることもできる
が、その端板部の高さより低く形成することにより(例
えば端板部の高さの半分又は1/3以下等とすることに
より)、ビス等の固定手段を用いる場合にその必要長さ
を短くすることができる。
【0012】また、防護カバーの前記側板部には、前記
背板部とは反対側の側縁に切欠が形成され、この切欠
に、前記ストッパ固定面から突出する前記ストッパの先
端部を受け入れることができ、これによりストッパと防
護カバーとの干渉が避けられる。なお、干渉を避けるの
みならずこの切欠を積極的に利用して、切欠の縁部又は
角部にストッパを当接させることにより、ストッパに対
し防護カバーを簡単に位置決めすることもできる。ま
た、前記背板部の前記側板部とは反対側の端部から、前
記側板部から遠ざかるように延長される延長板部を備え
ることができ、その延長板部が前記ストッパ固定面と交
差する背後面(例えば内枠の背面)に当てられることに
より防護カバーの固定位置を位置決めすることが可能と
なる。なお、この延長板部を例えばパチンコ台等の遊技
機台の隣合う内枠材同士の隙間(例えば上下方向の)を
横断するように位置させることもでき、そうすれば隣接
する内枠材間の隙間に不正器具を差し入れて移動させよ
うとするとき、上記延長板部によりその移動を阻止でき
る。
【0013】また、防護カバーは、好適には、前記一対
の端板部、側板部及び背板部が、直方体状の6面体の4
面をなすように、かつ前記延長板部が前記背板部から面
一で延び、前記一対の端板部の各内縁から更に突出する
一方、前記一対の端板部にはそれぞれ前記カバー固定部
を備え、これら一対の端板部、側板部、背板部、延長板
部及び前記カバー固定部が全体として樹脂の一体成形品
で構成される。これにより、防護カバーがコンパクトに
なりかつ安価に製作できる。
【0014】さらに、防護カバーは好適には以下の形態
とすることができる。前記遊技機台の前面に内枠材が固
定されて前記開口部を形成し、この内枠材の内側に前記
カバー扉がちょうど納まって前記開口部が閉じられるよ
うにされ、さらに前記ストッパはこの内枠材の内壁に固
定されて、内枠材の内壁が前記ストッパ固定面とされ、
他方、前記カバー扉の自由端部に前記鈎部材が取り付け
られて、閉状態で前記ストッパと鈎部材とが係合するよ
うにされ、前記防護カバーは、内枠材の内壁に固定され
るとともに、前記一対の端板部として前記ストッパを間
において前記内枠材の内壁から立ち上がるように、上下
に所定の間隔をおいて対向する上板部及び下板部を備
え、その上板部には上方に膨出するようにビス挿通部等
のカバー固定部が形成され、また下板部には下方に膨出
するようにビス挿通部等のカバー固定部が形成され、さ
らに前記上板部及び下板部の、前記内枠材の内壁とは反
対側の端縁同士を連結し、前記内枠材の内壁と所定の間
隔で対向する前記側板部を備え、また前記上板部、下板
部及び側板部で囲まれる空間の背後を塞ぐように形成さ
れた前記背板部を備え、この防護カバーが、前記上板部
及び下板部の各端縁が前記内枠材の内壁に対応(例えば
着座等)するように、前記ビス挿通部等のカバー固定部
においてそこに通されるビス等の固定手段により前記内
枠材の内壁に固定される。
【0015】なお、固定手段としてビスではなく、釘
や、あるいは爪等の被係止部(ストッパ固定面に形成さ
れた係止部に係止される)を用いてもよく、さらに固定
手段としては、接着剤等に置換することもできる。接着
剤等を用いる場合、防護カバーからカバー固定部を省略
することも可能である。また、防護カバーを内枠材の内
壁等のストッパ固定面に直接的に固定する以外に、防護
カバーを直接的にはストッパに固定し、このストッパを
介して防護カバーがストッパ固定面に対し固定(固定的
な位置を占める)されてもよい。この場合、防護カバー
にはストッパに対し固定的に係合する係止部を付加した
り、それ以外にボルト、ナット等で締結したり、防護カ
バーに形成された嵌合部をストッパに嵌め込んで固定す
る等、種々の固定手段を採用することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1にはパチンコ
ホール等における遊技機台30の設置形態を示してい
る。図1に示されるように、遊技機台30は内部におい
て内枠7を有し、その内枠7には遊技盤と一体的に形成
されたカバー扉42が蝶番41,41で開閉可能に取り
付けられている。カバー扉42表面に形成された鍵穴3
1の内部においては、破線で示されるシリンダー22が
固定され、さらに、シリンダー22にはスライダー11
が取り付けられている。なお、鍵穴31に合う鍵を挿入
して操作することでスライダー11が上下動可能となっ
ている。そして、一端を蝶番41,41によって開閉可
能とされるカバー扉42は係止機構(スライダー11に
形成された突出部6a及び爪部6bによる被係合部と、
内枠7に固定されたストッパ10とによって構成される
部分)が係止状態となることで、カバー扉42が閉じた
状態を保つことになる。
【0017】まず防護カバー1の形状について図2を参
照して説明する。図2に示されるように、防護カバー1
は、上下一対の端板部である上板部2、下板部3と、側
板部4及び背板部5をそれぞれ板状部として有し、それ
ら板状部が、遊技機外部からの接触を遮断する遮断部材
の要素として構成される。そして、上板部2と下板部3
の各外面一部からそれぞれ外側に膨出するビス等の固定
部材を挿通するカバー固定部(ビス挿通部)20を有
し、カバー固定部20にはビス等を貫通させるための孔
21,21を備えている。遊技機に取り付ける時には、
内枠7の側面にビス等の締結部材を孔21に貫通させて
取り付け、上板部2及び下板部3の側部8,9を内枠7
の側面に密着させ、かつ、背板部5の一部である延長板
部5aを内枠7の背面に密着させることとなる。
【0018】なお、上板部2及び下板部3の側部8,9
に接着剤を塗布して内枠7の側面に密着させることによ
って、防護カバー1を遊技機に取り付けることもでき
る。この場合、前記カバー固定部20及びビス等は不要
となる。また、側板部4の前記背板部5とは反対側の側
縁に切欠14を形成し、この切欠14に内枠7に固定さ
れたストッパ10の先端部を受け入れる。そして、防護
カバー1を内枠7に取り付けた図は、図3に示す通りで
ある。このように、延長板部5aを内枠7の背面に密着
させることで、内枠7の奥行き方向において防護カバー
1が位置決めされるとともに、ストッパ10背面におい
て、内枠7と背板部5との間に隙間が生じず、背面から
不正器具が侵入する余地がなくなる。
【0019】図3に示されるように、防護カバー1はス
トッパ10及びスライダー11の突出部6aに形成され
た爪部6b(この爪部6bを主体として被係合部、言い
換えれば鈎部材が形成される)を覆って取り付けられ、
該ストッパ10及び爪部6bは、さらに内枠7によって
囲まれることで5方向(上下面、左右面及び背面)を囲
まれている。つまり、防護カバー1及び内枠7によって
囲まれることで一方向(カバー扉方向となる正面(前)
方向)のみ開口する形態となっている。その一方向の開
口部は被係合部である突出部6a及び爪部6bの挿入口
となる。そして、カバー扉42の開閉に伴って、突出部
6a、及び爪部6bがその開口部から出し入れされるこ
とになる。
【0020】前述したように、スライダー11は2つの
ガイド部材12,12(図1)を貫通しており、矢印2
5方向、又はその逆方向に移動可能となっている。な
お、通常カバー扉42が閉じた状態においては、開口部
から挿入された突出部6aはストッパ10と圧接するよ
うに、ばね15等の付勢手段によって付勢されており、
スライダー11に外力を加えてスライダー11を押し下
げない限り、ストッパ10と突出部6aは容易に離間で
きないようになっている。また、突出部6aには爪部6
bが形成されているため、突出部6aとストッパ10が
圧接した状態においてスライダー11が矢印24方向に
移動しようとしても(開口部から突出部6aを抜こうと
しても)爪部6bがストッパ10によって係止されるこ
とで移動できなくなっている。したがって、ガイド部材
12及びシリンダー22を介してスライダー11を支持
するカバー扉42は矢印24方向に移動できないため、
カバー扉42は開かないこととなる。
【0021】このように構成される施錠装置において、
カバー扉42を開く必要が生じた場合には特定の鍵をカ
バー扉42全面に形成された鍵穴31(図1参照)に挿
入して所定の操作(例えば鍵を回動させる)を行うこと
により、スライダー11が矢印25方向に移動され、ス
トッパ10と突出部6a(鈎部材)が離間する。スライ
ダー11を矢印25方向に移動させた時に、爪部6bが
ストッパ10に当たらない程度にスライダー11が移動
すると、スライダー11の矢印24方向への移動が可能
となり、突出部6a及び爪部6b(鈎部材)が開口部よ
り抜けて、カバー扉42を開くことが可能になる。つま
り、通常においては特定の鍵を所有する管理者のみがカ
バー扉42を開くことができ、遊技機内部の管理を行う
ことができる。
【0022】次に、特定の鍵を所有しない者が、特定の
鍵以外の不正器具によって施錠を解除しようとした場合
について説明する。図1に示されるように、内枠7及び
カバー扉42を有する遊技機台30は、遊技機島45に
形成された遊技機設置枠44に内枠7が固定されること
により遊技機島と一体化して構成され、カバー扉42が
遊技機島45において開閉可能になっている。このよう
に、構成される遊技機台30及び遊技機島45は、遊技
機内部の換気のために遊技機設置枠44と内枠7の間に
若干の隙間40を有して固定される。そして、従来では
そのような隙間40から不正器具を挿入され、その不正
器具の操作によってカバー扉42を開放されてしまうこ
とがあり、その場合には、前述したように不正器具によ
って爪部6bを押し下げて移動され、係止機構を解除さ
れていた。しかし、図3に示されるように、防護カバー
1を内枠7に取り付け、ストッパ10、突出部6a及び
爪部6bを覆うことで、不正器具はこれらの被係合部及
びストッパ10に接近することができず、スライダー1
1を付勢に反して押し下げることができなくなる。即
ち、ストッパ10、突出部6a及び爪部6bによる係止
状態を解除できず、解錠されないこととなる。
【0023】なお、以上の実施例では、鈎部材がスライ
ダーを介して上下方向等、直線的に移動してストッパに
対する係合・離脱がなされるものであったが、鈎部材が
一軸まわりに(支点を中心として)回動して、ストッパ
に対する係合や離脱を行うタイプの施錠装置であって
も、本発明を同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコホールにおける遊技機台の設置形態を
示す図。
【図2】防護カバーの形状の一例を示す図。
【図3】防護カバーを備えた遊技機台を示す図。
【図4】従来の遊技機台前面における施錠装置を示す
図。
【図5】遊技機台前面の施錠を解除される概念図。
【符号の説明】
1 防護カバー 2 上板部 5 背板部 6a 突出部 6b 爪部 7 内枠 10 ストッパ 11 スライダー (被係合部) 20 締結部 30 遊技機台 42 カバー扉

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機台の前面の開口部に蝶番を介して
    開閉可能に設けられたカバー扉を閉じた状態にロックす
    る施錠装置を含み、 その施錠装置は、前記遊技機台の開口部の内壁と前記カ
    バー扉の自由端部との一方に固定されたストッパと、前
    記遊技機台の開口部の内壁と前記カバー扉の自由端部と
    の他方に取り付けられ、前記ストッパに係合して施錠状
    態となり、そのストッパから離脱するように移動して解
    錠状態となる鈎部材とを備える遊技機台において、 前記ストッパが固定された前記遊技機台の開口部又はカ
    バー扉の自由端部のいずれかのストッパ固定面に、その
    ストッパと前記鈎部材との少なくとも係合部を被う防護
    カバーが固定され、この防護カバーは、 前記ストッパを間において前記ストッパ固定面から立ち
    上がるように、かつ互いに対向するように配置された一
    対の端板部と、これら一対の端板部の、前記ストッパ固
    定面とは反対側の端縁同士を連結し、前記ストッパ固定
    面と所定の間隔で対向する側板部と、前記一対の端板部
    及び側板部で囲まれる空間の背後を塞ぐように形成され
    た背板部とを備え、この防護カバーを前記一対の端板部
    の端縁が前記ストッパ固定面に対応するように固定する
    ことを特徴とする不正解錠防止機能を備えた遊技機台。
  2. 【請求項2】 遊技機台の前面の開口部に蝶番を介して
    開閉可能に設けられたカバー扉を閉じた状態にロックす
    る施錠装置を含み、 その施錠装置は、前記遊技機台の開口部の内壁と前記カ
    バー扉の自由端部との一方に固定されたストッパと、前
    記遊技機台の開口部の内壁と前記カバー扉の自由端部と
    の他方に取り付けられ、前記ストッパに係合して施錠状
    態となり、そのストッパから離脱するように移動して解
    錠状態となる鈎部材とを備える遊技機台に対し、 前記ストッパが固定された前記遊技機台の開口部又はカ
    バー扉の自由端部のいずれかのストッパ固定面に、その
    ストッパと前記鈎部材との少なくとも係合部を被うよう
    に固定される防護カバーであって、この防護カバーは、 前記ストッパを間において前記ストッパ固定面から立ち
    上がるように、かつ互いに対向するように配置された一
    対の端板部と、これら一対の端板部の、前記ストッパ固
    定面とは反対側の端縁同士を連結し、前記ストッパ固定
    面と所定の間隔で対向する側板部と、前記一対の端板部
    及び側板部で囲まれる空間の背後を塞ぐように形成され
    た背板部とを備え、この防護カバーを前記一対の端板部
    の端縁が前記ストッパ固定面に対応するように固定する
    ことを特徴とする防護カバー。
  3. 【請求項3】 前記側板部の、前記背板部とは反対側の
    側縁に切欠が形成され、この切欠に、前記ストッパ固定
    面から突出する前記ストッパの先端部を受け入れる請求
    項2記載の防護カバー。
  4. 【請求項4】 前記一対の端板部の各外面一部からそれ
    ぞれ外側に膨出するビス挿通部等のカバー固定部がそれ
    ぞれ形成され、それらのカバー固定部においてビス等の
    固定手段により前記ストッパ固定面に固定される請求項
    2又は3記載の防護カバー。
  5. 【請求項5】 前記背板部の前記側板部とは反対側の端
    部から、前記側板部から遠ざかるように延長される延長
    板部を備え、その延長板部が前記ストッパ固定面と交差
    する背後面に当てられることにより固定位置の位置決め
    がなされる請求項2ないし4のいずれかに記載の防護カ
    バー。
  6. 【請求項6】 前記一対の端板部、側板部及び背板部
    が、直方体状の6面体の4面をなすように、かつ前記延
    長板部が前記背板部から面一で延びて、前記一対の端板
    部の各内縁から更に突出する一方、前記一対の端板部に
    はそれぞれ前記カバー固定部を備え、これら一対の端板
    部、側板部、背板部、延長板部及び前記カバー固定部が
    全体として樹脂の一体成形品で構成される請求項2ない
    し5のいずれかに記載の防護カバー。
  7. 【請求項7】 前記遊技機台の前面に内枠材が固定され
    て前記開口部を形成し、この内枠材の内側に前記カバー
    扉がちょうど納まって前記開口部が閉じられるようにさ
    れ、さらに前記ストッパはこの内枠材の内壁に固定され
    て、内枠材の内壁が前記ストッパ固定面とされ、他方、
    前記カバー扉の自由端部に前記鈎部材が取り付けられ
    て、閉状態で前記ストッパと鈎部材とが係合するように
    され、 前記防護カバーは、内枠材の内壁に固定されるととも
    に、前記一対の端板部として前記ストッパを間において
    前記内枠材の内壁から立ち上がるように、上下に所定の
    間隔をおいて対向する上板部及び下板部を備え、その上
    板部には上方に膨出するようにビス挿通部等のカバー固
    定部が形成され、また下板部には下方に膨出するように
    ビス挿通部等のカバー固定部が形成され、さらに前記上
    板部及び下板部の、前記内枠材の内壁とは反対側の端縁
    同士を連結し、前記内枠材の内壁と所定の間隔で対向す
    る前記側板部を備え、また前記上板部、下板部及び側板
    部で囲まれる空間の背後を塞ぐように形成された前記背
    板部を備え、この防護カバーが、前記上板部及び下板部
    の各端縁が前記内枠材の内壁に着座するように、前記ビ
    ス挿通部等のカバー固定部においてそこに通されるビス
    等の固定手段により前記内枠材の内壁に固定される請求
    項2ないし6のいずれかに記載の防護カバー。
  8. 【請求項8】 前記背板部の前記側板部とは反対側の端
    部から、前記側板部から遠ざかるように延長される延長
    板部を備え、その延長板部が前記内枠材の背面に当てら
    れることにより前記内枠材の奥行き方向における位置決
    めがなされる請求項7記載の防護カバー。
JP2000041057A 2000-02-18 2000-02-18 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー Pending JP2001224812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041057A JP2001224812A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041057A JP2001224812A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001224812A true JP2001224812A (ja) 2001-08-21

Family

ID=18564344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000041057A Pending JP2001224812A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001224812A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296013A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Taiyo Elec Co Ltd 施錠装置及び遊技機
JP2007319461A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010214167A (ja) * 2010-07-08 2010-09-30 Taiyo Elec Co Ltd 施錠装置及び遊技機
JP2012040405A (ja) * 2011-10-20 2012-03-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014004376A (ja) * 2013-07-12 2014-01-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015003089A (ja) * 2014-09-05 2015-01-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016064223A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296013A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Taiyo Elec Co Ltd 施錠装置及び遊技機
JP4621932B2 (ja) * 2006-04-28 2011-02-02 タイヨーエレック株式会社 施錠装置及び遊技機
JP2007319461A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010214167A (ja) * 2010-07-08 2010-09-30 Taiyo Elec Co Ltd 施錠装置及び遊技機
JP2012040405A (ja) * 2011-10-20 2012-03-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014004376A (ja) * 2013-07-12 2014-01-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015003089A (ja) * 2014-09-05 2015-01-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016064223A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005262262B2 (en) Handle assembly
US6971322B2 (en) Protective enclosure
US20020067046A1 (en) Drop lock-outward opening door retaining device
JP2001224812A (ja) 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー
JP3067196U (ja) 遊技機台前面の不正解錠防止機能を備えた扉装置
JP3776762B2 (ja) 遊技機台前面の不正解錠防止機能を備えた扉装置
JPH0319913Y2 (ja)
JP3338416B2 (ja) 遊技機台前面の不正解錠防止機能を備えた扉装置
GB2438491A (en) Door entry prevention device with biased lock concealing device
JP3119790B2 (ja) 両開戸の施錠装置
JP5570204B2 (ja) 扉付構造物
JP2002172244A (ja) 遊技機裏側施錠装置
US1781813A (en) Lock device
JP3232458U (ja) 新規ロック付家具用引戸
US6581985B1 (en) Latch closure
JPH0610549A (ja) 自動販売機のロック装置
JPS625489Y2 (ja)
JPH0636204Y2 (ja) 扉の施錠装置
JPH0344944Y2 (ja)
JP2594199B2 (ja) 扉用錠装置
JPH0524769Y2 (ja)
JP2585934Y2 (ja) 映写台
JP2000120335A (ja) カード式セーフティボックス
JPH0215172Y2 (ja)
KR200282347Y1 (ko) 도어핸들

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203