JP2008092987A - 遊技機の扉ロック装置 - Google Patents

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Shiyuusaku Yasuda
周策 安田
Kenichi Goto
健一 後藤
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Abstract

【課題】遊技台の扉が外部から不正に開けられないようにし、また扉を巧妙に開けられた場合でも、その旨を明瞭に確認することができる不正対策に優れた管理機能を有する遊技機の扉ロック装置を提供する。
【解決手段】該遊技台の上方に位置する固定板から外部ロック用の操作レバーを対設させ、前記固定板に軸支されている操作レバーのレバー上端部を回動支点にレバー下端部を扉前面上部に対し、ほぼ直角に当接する直交方向に該操作レバーの回動方向を設定して設けることにより、扉の前面位置が異なる各々の遊技台に対しても該操作レバーが正確に対応するので多くの遊技台に適用することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機に用いられるような遊技機の扉ロック装置に関し、さらに詳しくは遊技機内部に対する不正防止対策を構築する遊技機の扉ロック装置に関する。
以下、パチンコ機に使用される扉のロック装置について説明する。近年、パチンコ機の不正防止対策として、遊技台前面の扉が不正に解錠されて開放されるのを防止する遊技台のロック装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この遊技台のロック装置は、遊技台より上方に位置する台支持体からL状ロック材を垂設し、該L状ロック材を扉の前面に沿って真下に垂設させたロック位置と上方に退避させたロック解除位置とに90度回動自由に設けている。
この種のロック装置を遊技台ごとに取付けておくことで、扉の施錠装置が破壊された場合、あるいは扉が無理やりこじ開けられようとした場合に、該ロック装置のL状ロック材が扉の開放軌跡上にあるため、扉が不正に開放されるのを外部より規制して、扉が不正に開操作されるのを防止している。
ところが、このロック装置自体に破壊行為が及んだ場合、該ロック装置が破壊されてしまうと、扉が不正に開操作されるのを防止するという本来のロック機能を果さなくなる。例えば、不正行為者が工具を用いるなどして外部よりL状ロック材を無理やり押し上げて、ロック装置のロック部分が破壊されると、扉を開規制しているロック機能が無効になり、扉の不正な開操作を防止できなくなる。さらに、このような破壊行為の後に、不正に扉を開けて正規ROMと不正ROMとの交換を行い、その後、扉を閉じ、L状ロック材を元に戻して、あたかも元の状態に戻ったようにしておくことで、外部からは不正ROMが取付けられたことが分からないため管理者が気が付かない間に遊技損失が生じて店舗側は多大な被害にあってしまう。
また、遊技台の上部に位置するランプ取付板(台支持体)に遊技機の開閉装置(ロック装置)を取付け、該開閉装置から真下に棒状の開閉部材を垂設し、該開閉部材を扉の前面に沿って真下に降下させたロック位置と上昇させたロック解除位置とに昇降自由に設けた遊技機の開閉装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
この場合、棒状の開閉部材を扉の前面上部に対設させることで、該開閉部材がつっかえ部材として扉の開放軌跡上にあるため、扉が不正に開放されるのを防止することができる。
ところが、この場合も開閉装置自体に破壊行為が及んだ場合、該開閉装置が破壊されてしまうと、扉が不正に開操作されるのを防止するという本来のロック機能を果さなくなる。
それゆえ、この種の遊技台のロック装置や遊技機の開閉装置の強度を増大させることが考えられるが、これらの強度を増大させるだけでは装置が大型化してコスト高になるほか、扉前面での不正対策が強調されて美観が損われ、遊技機本来の遊技性が損われるという問題が発生する。
特開2005−349017号 特開2000−325624号
そこでこの発明は、遊技台の扉が外部から不正に開けられないようにし、また扉が巧妙に開けられた場合でも、その不正行為の有無を明瞭に確認することができる不正対策に優れた管理機能を有する遊技機の扉ロック装置を提供することを目的とする。
この発明は、遊技台の前面一側に取付けられた枢支部を回動支点に片開き式に開閉される扉の開閉操作側の扉前面上部に対し、該遊技台の上方に位置する固定板から外部ロック用の操作レバーを対設させ、前記固定板に軸支されている操作レバーのレバー上端部を回動支点にレバー下端部を、扉の上面より低い下方に回動させた扉ロック位置と、扉の上面より高い上方に回動させた扉ロック解除位置との間に該レバー下端部を上下方向に回動させて前記扉の開操作を規制または許可する遊技機の扉ロック装置であって、前記操作レバーのレバー下端部が扉前面上部に対し、ほぼ直角に当接する直交方向に該操作レバーの回動方向を設定してレバー上端部を前記固定板に回動自由に軸支させる軸支部を設け、前記操作レバーのロック操作時には該ロック操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回転をロックして該操作レバーの回動を規制し、前記操作レバーのロック解除操作時には該ロック解除操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回転をロック解除して該操作レバーの回動を許可するロック操作部を設けたことを特徴とする。
前記操作レバーは、レバー下端部が扉前面上部に、ほぼ直角に当接する直交方向に回動し、該操作レバーの回動方向の回動軌跡上でレバー下端部が扉前面上部に当接するので、レバー下端部を扉前面上部に当接させる回動停止位置を同回動方向に微調整させて設けることができる。
前記ロック操作部は、操作レバーの回動をロック・ロック解除させる手段であり、遊技台ごとに操作レバーを外部から操作して個々にロック・ロック解除させる機械的なロック機構を採用してもよく、遠隔位置から多数の遊技台の操作レバーを一斉にロック・ロック解除する電気的な制御信号によってロック操作するように構成することもできる。
この発明の態様として、前記操作レバーはレバー上端部の軸部の近傍にレバー強度を下げた破断位置特定用の脆弱部を備えて構成することができる。
前記脆弱部は、例えば樹脂材により形成される操作レバーの場合、該操作レバーの一部に中空による薄肉部や割溝部を形成することによって設けることができる。この脆弱部が操作レバーの破断位置に設けられる。従って、操作レバーを扉の前面から取除くような過大な外力が加えられた場合、該操作レバーは脆弱部の位置で破断されることになる。また、脆弱部をレバー上端部の軸部の近傍に設けることで、過大な外力を受けた場合、該操作レバーに掛かる回動力はレバーのロックされた支点として軸部に集中し、その近傍の脆弱部の位置で必ず破断されることになる。よって、ロック状態の操作レバーに無理やりロック解除用の過大な回動力が加えられた場合は、レバー上端部の軸部を強制的に回動させる前に該操作レバーは破断するので操作レバーの強制回動を防止することができる。さらに、操作レバーが破断されると、該操作レバーは折れて無くなり、また脆弱部に破断痕が残り、不正行為が行われた遊技台であることが一目で確認できる。
この発明の態様として、前記操作レバーのレバー下端部を扉の上面より高い上方の扉ロック解除位置へと上向きに付勢させる付勢手段を備えて構成することができる。
前記付勢手段は、コイルバネ等の弾性部材を用いて操作レバーを常時上方に付勢させる付勢作用を有するものであり、操作レバーがロック解除されると同時に前記付勢手段の付勢作用が働いて操作レバーを上方のロック解除位置へと退避させることができる。
この発明の態様として、前記操作レバーは内向きの円弧形に湾曲形成して構成することができる。
前記操作レバーを内向きの円弧形に湾曲形成した場合は、なだらかな曲面であるため見た目に優しく装飾性に富み、遊技機に配置された場合にも適応して違和感がなく、高級感を与えるなど美観にも優れている。
この発明の態様として、前記ロック操作部は、前記軸支部に施錠装置を併設し、該施錠装置の施錠時には該施錠操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回動をロックして前記操作レバーの回動を規制し、前記施錠装置の解錠時には該解錠操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回動をロック解除して前記操作レバーの回動を許可するロック機構を備えて構成することができる。
前記施錠装置は、例えば市販のシリンダ錠を用い、この人為的に操作されるシリンダ錠等の施錠装置の回動に連動させて操作レバーをロック・ロック解除させれば、機械的なロック機構を遊技台ごとに個々に構築することができる。またこの場合、遊技台の扉を開閉する既設のシリンダ錠と同じシリンダ錠を使用すれば、1つのキーで双方を共通して開閉操作できる効率のよい開閉操作ができる。
この発明の態様として、前記ロック機構は、前記操作レバーのレバー上端部が軸支される軸部の一端に形成されたレバーギアと、前記レバーギアと噛合して該レバーギアの回動時に上下方向に摺動する昇降ブロックと、前記施錠装置の施錠操作または解錠操作に伴い回転する回転カムと、前記回転カムを解錠方向に回動させたとき、前記昇降ブロックと離れる横方向に摺動して前記昇降ブロックとの結合を離間させて該昇降ブロックを昇降許可し、前記回転カムを施錠方向に回動させたとき、前記昇降ブロックに当接する横方向に摺動して前記昇降ブロックと結合させて該昇降ブロックの昇降を規制する水平ブロックと、前記水平ブロックを昇降ブロック側に付勢して互いの結合面を結合させる付勢手段とを備えて構成することができる。
前記結合面は、昇降ブロックと水平ブロックとの両ブロックが対向する相対向面に凹凸対応部を形成すればよく、例えば同じ極小形状で噛合対応する鋸歯状を形成して構成することができる。このほか、一方に開口している開口部と他方に突出している突出軸とを凹凸対応させるなど凹凸対応させて結合・離間させる構成であればよい。
この発明によれば、遊技台の前面の扉を外部から機械的にロック操作することができる。ことに、遊技台の交換や配置換えにより再びロック装置を遊技台に取付ける場合、これらの遊技台は機種によって前後方向の厚さ寸法が若干異なるが、このような場合でも、その厚さ方向に操作レバーを回動させて追従させることができるため、前後方向の厚さ寸法が若干異なる遊技台であっても適用できる共用性の高い扉ロック装置として利用できる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1はパチンコ機の遊技台11の遊技台扉12を外部からロックする扉ロック装置13の使用状態を示す斜視図である。前記ロック対象となる遊技台扉12は、遊技面をガラスで覆った縦長の四角形状を有して遊技台11の前面一側に枢支される枢支部(図外)を回動支点に片開き式に開閉自由に設けられる。そして、この遊技台扉12の開閉操作側の扉前面上部12aの上方に位置する固定板14に前記扉ロック装置13が設置される。この固定板14から扉ロック装置13の操作レバー15を遊技台扉12の扉前面上部12aに対設させて外部から遊技台扉12をロックしている。
図2は扉ロック装置13の外観斜視図、図3は扉ロック装置13の分解斜視図である。この扉ロック装置13は、操作レバー15と、軸支部16と、ロック操作部17と、ロック機構18と、カバー19とから構成され、これらの各構成を以下順に説明する。
まず、操作レバー15は、図4の扉ロック装置13の内部構造を示す斜視図にも示すように、合成樹脂材にて内向きの円弧形に湾曲形成された弓形のレバー部20と、該レバー上端部に形成されたレバー軸部21とからなり、レバー軸部21を回動支点にレバー部20が上下方向に回動する。このレバー部20のストッパ面であるレバー下端部は、扉前面上部12aに当接させるのに適した滑らかな曲面を有している。さらに、レバー部20の付根となるレバー軸部21の近傍にはレバー強度を下げた破断位置特定用の脆弱部22を有している。
前記脆弱部22は、図5の操作レバー15の縦断面図にも示すように、レバー部20が部分的に薄肉となる角穴の中空部23と、破断時の切込み部分となる複数の割溝部24とをレバー軸部21の近傍の同じ位置に形成したものであり、この脆弱部22を操作レバー15の破断位置特定部分に設けている。
従って、操作レバー15に過大な外力が加えられた場合、例えば操作レバー15を遊技台扉12の前面から無理やり取除くような外力を受けると、該脆弱部22の位置で破断されることになる。よって、脆弱部22は回動力が集中するレバー軸部21の近傍に設けるのが適している。そして、ロック状態の操作レバー15に、不正にロック解除用の過大な回動力が加えられた場合は、レバー軸部21を強制的に回動させる前に操作レバー15が破断されてしまうので操作レバー15を利用した強制回動を防止することができる。さらに、操作レバー15が破断されると、該操作レバー15は折れて無くなり、また脆弱部22に破断痕が残り、不正行為が行われた遊技台であることが一目で確認できる不正検知機能を持たせている。
また、扉ロック装置13の取付けに際して遊技台11に違和感が生じないようにレバー部20を内向きの円弧形に湾曲形成しているので、該レバー部20は、なだらかな曲面のレバーとなり、見た目に優しく美観にも優れているので装飾性に富んでいる。
前記レバー軸部21は、レバー上端部の両側面に、該レバー軸部21として小径の中空筒体を突出させている。そして、このレバー軸部21が軸支部(後述)16に軸支される。また、操作レバー15の一側面(図中右側面)には、レバー軸部21と同心円上に大径の中空筒体を突設し、この大径の中空筒体の半周面上にレバー回動用のレバーギア25を形成している。このレバーギア25がロック機構(後述)18によりロック・ロック解除される。さらに、他側面(図中左側面)にはレバー軸部21と同心円上にバネ支持軸26としての中径の中空筒体を突設しており、このバネ支持軸26の外周面上にレバー付勢バネ27が支持される。
このレバー付勢バネ27は長尺のコイルバネを用い、その一部をレバー軸部21のバネ係止部21aに係止させ、他端をベース基板28のバネ係止部28aに係止させ、さらに中間部をバネ支持軸26上に沿わせてU字形状に張設支持させた伸長状態にあり、該レバー付勢バネ27はベース基板28のバネ係止部28aを基点に操作レバー15を上方へ引っ張り上げるように付勢支持している。また、レバー軸部21の頂部には上方に回動された操作レバー15を上動限界位置で回動規制させるための上動ストッパ片21bを突設している。
前記軸支部16は、横長の平板により形成されるベース基板28を設け、このベース基板28の前面に左軸受ブラケット29と右軸受ブラケット30とを一体に搭載した状態で固定板14に固定される。このベース基板28は両側に左右の軸受ブラケット29,30を突出状態にそれぞれビス止めして連結している。これらの左右の軸受ブラケット29,30にはベース基板28の基板面と平行する方向に軸方向を設定した軸支孔29a,30aをそれぞれ開口しており、左右の軸支孔29a,30aに両側のレバー軸部21をそれぞれ挿通させて軸支している。従って、操作レバー15は、レバー上端部のレバー軸部21を回動支点にレバー下端部が扉前面上部12aに、ほぼ直角に当接する直交方向に回動される。
前記ロック機構18は、主として昇降ブロック31と水平ブロック32との2個の摺動するブロック31,32を組合せて構成される。図6は扉ロック装置のロック状態を示す平面図、図7は図6のA−A線矢視断面図である。このうち、昇降ブロック31は縦長の四角柱を有し、その前面にラックギア33を上下方向に形成し、このラックギア33が前記レバーギア25と対応して噛合される。また、この昇降ブロック31の背面側には上下方向に昇降ガイド溝34が形成され、この昇降ガイド溝34がベース基板28の前面中央部に縦長に切り起して突出する摺動ガイド突片35にガイドされて、該昇降ブロック31は昇降方向に摺動許容されている。
この昇降ブロック31と操作レバー15とはラックギア33とレバーギア25とで噛合対応しているため操作レバー15が上下方向に回動するストローク長さに対応した長さのラックギア33を形成している。通常は、該昇降ブロック31が後述する水平ブロック32によってロックされている。従って、ロック状態にある昇降ブロック31のラックギア33にレバーギア25が噛合して操作レバー15の回動を規制したロック状態にある。
さらに、この昇降ブロック31の一側面(図中右側面)には後述する水平ブロック32との間でロック用に結合させるための上下方向に平行する小さな鋸歯36を形成している。また、この昇降ブロック31の前面一側(図中右側)に対しては昇降ブロック浮止板37を対設させている。この昇降ブロック浮止板37は小さなL形状を有して右軸受ブラケット30の側面に一体に連結しており、昇降ブロック31の浮き上がり(ベース基板28と離れる方向)を防止して昇降ブロック31の昇降移動を安定してガイドする。
図8は扉ロック装置13のロック機構18の正面図、図9は図8のA−A線矢視断面図である。前記水平ブロック32は正方板形状を有し、この正方板を起立させた該水平ブロック32の一端面(図中右端面)から水平方向に直線的なコイルバネ38を挿入させるバネ挿入ガイド孔39を開口している。このバネ挿入ガイド孔39に挿入されたコイルバネ38は、圧縮状態で外端側をベース基板28の一側端部(図中右側端部)に切り起して突設させたバネストッパ片40に当接させて係止させ、内端側をバネ挿入ガイド孔39の内端面に当接させて係止させている。なお、コイルバネ38の外端側は、バネストッパ片40に貫通して取付けられるビスを該コイルバネ38の開口端面へと臨ませることによって定位置に位置決めされる。
従って、圧縮状態にあるコイルバネ38の水平方向の付勢力を受けた水平ブロック32は昇降ブロック31側に付勢されている。さらに、水平ブロック32は、右軸受ブラケット30に連結されたコ型ガイド片41のコ型部分に、該水平ブロック32の上下面及び背面が水平方向に摺動ガイドされる。さらに、この水平ブロック32の他側端面(図中左端面)には、前記鋸歯36と対となる鋸歯42を形成しており、コイルバネ38の付勢力を受けて該水平ブロック32が昇降ブロック31側に押圧付勢されて水平移動し、互いの鋸歯36,42が結合して両ブロック31,32がロックした状態にある。また、水平ブロック32の前面には、ロック解除用のカム対応突部43を突設しており、このカム対応突部43が後述するロック操作部17の操作によりロック解除操作される。
前記ロック操作部17は、シリンダ錠44と回転カム45と錠カバー46とから構成される。このうち、シリンダ錠44は前記コ型ガイド片41の上下のコ型突片47に該シリンダ錠44がビス止めされて連結され、該シリンダ錠44の軸の内端部に三角形状に形成された回転カム45を連結して設け、該シリンダ錠44の回動に連動して回転カム45は回動する。この回転カム45と前記カム対応突部43とを対応させることにより、該カム対応突部43と一体の水平ブロック32を一側(図中右側)の水平方向に摺動させて両ブロック31,32の互いに平面対応して噛合する鋸歯36,42を結合状態から離間させる。これにより、昇降ブロック31を昇降許可させることができる。この結果、ロック操作部17の操作によって操作レバー15をロック・ロック解除させることができる。また、シリンダ錠44を保護するために該シリンダ錠44の外周囲を錠カバー46で覆っている。そして、該錠カバー46を右軸受ブラケット30の上下面にビス止めして固定している。
前記カバー19は上述した軸支部16、ロック操作部17及びロック機構18の全体を覆うのに適した山形状を有してベース基板28に一体にビス止めして固定している。なお、このカバー19の前面一側には操作レバー15の回動スペースを開放したレバー挿通口19aを有し、他側にはシリンダ錠44のキー操作部分を開放したキー挿入口19bを開口している。
次に、扉ロック装置13のロック・ロック解除操作について説明する。
通常、この扉ロック装置13は、図10(A)に示すように、水平ブロック32がコイルバネ38の付勢力を受けて昇降ブロック31側に摺動されており、両ブロック31,32は互いの鋸歯36,42が噛合し、昇降ブロック31の昇降移動を規制したロック状態にある。よって、操作レバー15は、図1(図中左側及び中央部)及び図7にも示すように、レバー下端部が遊技台扉12の扉前面上部12aに当接し、遊技台扉12の開操作を規制した状態にある。これにより、遊技台扉12は既設の施錠装置でロックされるだけでなく、扉ロック装置13によって外部よりロックされた保護状態にある。
このように、扉ロック装置13が取付けられた状態では扉ロック装置13のロックを解除しない限り遊技台扉12を開操作することはできない。ところで、遊技台扉12を不正に開操作しようとした場合は、扉ロック装置13を無理やり外して遊技台扉12を開操作しようと試みられるが、この扉ロック装置13を取外すには操作レバー15を上方へ退避させねばならず、そのときに過大な外力が操作レバー15に加わる。この場合に、操作レバー15は脆弱部22の位置で破断される。よって、破断後は操作レバー15が欠落して無いので操作レバー15による強制回動操作はできなくなる。さらに、操作レバー15が破断されると、該操作レバー15は折れて欠落し、また脆弱部22に破断痕が残り、不正行為が行われた遊技台11であることが一目で確認できる。
遊技ホールの係員が遊技台扉12を開操作する場合は、係員に与えられたキーをシリンダ錠44に差し込んでロック解除方向に回動させればよい。これにより、シリンダ錠44の内部では、図10(B)に示すように、シリンダ錠44の軸と一体に回転する回転カム45がカム対応突部43をロック解除方向に押して水平ブロック32をロック解除方向に水平移動させる。これにより、昇降ブロック31と水平ブロック32とが互いに結合していた鋸歯36,42の結合面間が離れてロック解除される。
このロック解除時点で操作レバー15は、コイルバネ38の付勢作用により、図1(図中右側)及び図11に示すように、レバー上端部を回動支点に上方のロック解除位置へと上動退避される。この操作レバー15の上動と相対的に昇降ブロック31がレバーギア25及びラックギア33を介して下降する。
その後、係員がシリンダ錠44の回動位置を元の位置に戻せば、図12(A)に示すように、再びコイルバネ38の付勢作用により水平ブロック32は水平移動して昇降ブロック31に当接し、その当接面間の互いの鋸歯36,42が噛合して結合し、操作レバー15はロックされて上動退避位置で待機する。
この操作レバー15の上動退避状態で係員が遊技台扉12に取付けられている既設の鍵である例えばシリンダ錠を開操作して遊技台扉12を開操作するものである。この場合、遊技台11の遊技台扉12を内部で施錠する既設のシリンダ錠と同じシリンダ錠を扉ロック装置13に使用するのが適している。これにより、1つのキーで既設のシリンダ錠と扉ロック装置13との双方を共通して開閉操作できる効率のよい開閉操作ができる。
そして、遊技台扉12を閉じた後、扉ロック装置13を再セットする場合、図12(B)に示すように、係員がキー操作してシリンダ錠44をロック解除方向に操作すれば、昇降ブロック31と水平ブロック32との結合面間が離間して昇降ブロック31はロック解除されて昇降が許容される。この状態で係員が操作レバー15をレバー付勢バネ27の付勢力に抗して押し下げ、レバー下端部を扉前面上部12aに当接させた状態でキーを抜けば、扉ロック装置13が遊技台扉12を外部からロックした状態に再セットできる。
この場合、操作レバー15はレバー下端部が扉前面上部12aに、ほぼ直角に当接する直交方向に回動するので、レバー下端部を扉前面上部12aに当接させる停止位置を同回動方向に微調整させて容易に設定することができる。よって、レバー下端部を扉前面上部12aに当接する位置に正確に位置決めさせて取付けることができる。また、図7に示すように、遊技台11の交換や配置換えにより扉ロック装置13を各々の遊技台11に取付ける場合、これらの遊技台11は機種によって前後方向の厚さ寸法11a,11b,11cが若干異なるが、このような場合でも、その厚さ方向に操作レバー15が回動するので遊技台11の前後方向の厚さに追従させることができる。このため、前後方向の厚さ寸法11a,11b,11cが若干異なる各遊技台11であっても適用できる共用性の高い扉ロック装置13として利用できる。
上述のように、扉ロック装置の操作レバーを扉前面上部にほぼ直角に当接する直交方向に回動させて、扉の前面位置に追従させることができるので遊技台の前後方向の厚さ寸法が若干異なっても適用できる共用性の高い扉ロック装置として広く利用できる。
この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の扉は、実施例の遊技台扉12に対応し、
以下同様に、
操作レバーの付勢手段は、レバー付勢バネ27に対応し、
水平ブロックの付勢手段は、コイルバネ38に対応するも、この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。例えば、パチンコ機等の遊技機に限らず、スロットマシンなどの他の遊技機にも適用できる。
パチンコ機に取付けられた扉ロック装置の使用状態を示す外観斜視図。 扉ロック装置の外観斜視図。 扉ロック装置の分解斜視図。 扉ロック装置の内部構造を示す斜視図。 操作レバーの縦断面図。 扉ロック装置のロック状態を示す平面図。 図6のA−A線矢視断面図。 扉ロック装置のロック機構の正面図。 図8のA−A線矢視断面図。 操作レバー閉位置でのロック時とロック解除時との両ブロックの結合状態を示す要部正面図。 操作レバー開位置でのギアレバーの噛合状態を示す要部縦断側面図。 操作レバー開位置でのロック時とロック解除時との両ブロックの結合状態を示す要部正面図。
符号の説明
11…遊技台
12…遊技台扉
13…扉ロック装置
14…固定板
15…操作レバー
16…軸支部
17…ロック操作部

Claims (6)

  1. 遊技台の前面一側に取付けられた枢支部を回動支点に片開き式に開閉される扉の開閉操作側の扉前面上部に対し、該遊技台の上方に位置する固定板から外部ロック用の操作レバーを対設させ、前記固定板に軸支されている操作レバーのレバー上端部を回動支点にレバー下端部を、扉の上面より低い下方に回動させた扉ロック位置と、扉の上面より高い上方に回動させた扉ロック解除位置との間に該レバー下端部を上下方向に回動させて前記扉の開操作を規制または許可する遊技機の扉ロック装置であって、
    前記操作レバーのレバー下端部が扉前面上部に対し、ほぼ直角に当接する直交方向に該操作レバーの回動方向を設定してレバー上端部を前記固定板に回動自由に軸支させる軸支部を設け、
    前記操作レバーのロック操作時には該ロック操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回転をロックして該操作レバーの回動を規制し、前記操作レバーのロック解除操作時には該ロック解除操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回転をロック解除して該操作レバーの回動を許可するロック操作部を設けた
    遊技機の扉ロック装置。
  2. 前記操作レバーはレバー上端部の軸部の近傍にレバー強度を下げた破断位置特定用の脆弱部を備えた
    請求項1に記載の遊技機の扉ロック装置。
  3. 前記操作レバーのレバー下端部を扉の上面より高い上方の扉ロック解除位置へと上向きに付勢させる付勢手段を備えた
    請求項1または2に記載の遊技機の扉ロック装置。
  4. 前記操作レバーは内向きの円弧形に湾曲形成した
    請求項1、2または3に記載の遊技機の扉ロック装置。
  5. 前記ロック操作部は、前記軸支部に施錠装置を併設し、該施錠装置の施錠時には該施錠操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回動をロックして前記操作レバーの回動を規制し、前記施錠装置の解錠時には該解錠操作に連動させて前記軸支部に軸支されているレバー上端部の軸部の回動をロック解除して前記操作レバーの回動を許可するロック機構を備えた
    請求項1〜4の何れか1つに記載の遊技機の扉ロック装置。
  6. 前記ロック機構は、前記操作レバーのレバー上端部が軸支される軸部の一端に形成されたレバーギアと、
    前記レバーギアと噛合して該レバーギアの回動時に上下方向に摺動する昇降ブロックと、
    前記施錠装置の施錠操作または解錠操作に伴い回転する回転カムと、
    前記回転カムを解錠方向に回動させたとき、前記昇降ブロックと離れる横方向に摺動して前記昇降ブロックとの結合を離間させて該昇降ブロックを昇降許可し、前記回転カムを施錠方向に回動させたとき、前記昇降ブロックに当接する横方向に摺動して前記昇降ブロックと結合させて該昇降ブロックの昇降を規制する水平ブロックと、
    前記水平ブロックを昇降ブロック側に付勢して互いの結合面を結合させる付勢手段と、
    を備えた請求項5に記載の遊技機の扉ロック装置。
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