JP5993155B2 - 展示ケース - Google Patents

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Description

本発明は、博物館や美術館等に設置される展示ケースに関する。
従来の展示ケースは、柱部、枠部材及び透光性パネルで構成されるとともに、開閉可能な扉体が取り付けられ、柱部に外観に露見して取り付けられた施錠具の操作により扉体の開閉を規制するようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、透光性パネルに施錠具のシリンダ錠を嵌め込むための穴を形成して取り付ける場合もある。このような場合には、施錠具の鍵差込口が露出してしまい、展示ケースの美観を損なってしまう。
また、前述の施錠具を用いたのでは、シリンダ錠を用いているという解錠方法が推認されてしまうため、悪意ある第三者によりピッキングや破壊行為等の被害が生じる虞がある。そこで、鍵穴が露見しないRFID等の非接触ICカード(非接触式カード)及び非接触カードリーダを用いて解錠を行うことができるセキュリティ装置を用いて(例えば、特許文献2参照)、展示ケースの解錠を行うようにしたいという管理者の要望がある。
特開2001−149186号公報 特開2011−187813号公報
しかしながら、非接触カードリーダを展示ケースに設けた場合には、非接触カードリーダの配置箇所が目立ってしまい、展示ケースの美観を損なう虞がある。また、非接触カードリーダが露見してしまうことにより、その解錠方法が推認されてしまい、悪意ある第三者による非接触カードリーダの不正操作や破壊行為等の被害が生じる可能性があり、前述の被害に対して根本的な解決とはならないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、展示ケースの美観を損なうことなく、かつ解錠方法を推認させないようにできる展示ケースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の展示ケースは、
床面に設置され展示台を有し、該展示台の周囲複数枚の透明パネルにより囲まれ、かつ該展示台の上方に展示空間が形成され、前記透明パネルの少なくとも一が扉パネルとなっている展示ケースであって
各非接触式カードを識別するための識別IDを、該識別IDが登録された非接触式カードから読み取るカードリーダを有し、該カードリーダにより読み取られた前記識別IDに基づいて、前記扉パネルの少なくとも解錠を許可するか否かの認証を行う認証手段を備え、
前記カードリーダは、前記展示台の周面に設けられており、
各前記透明パネルは、前記展示台の上方の前記展示空間から前記展示台の下端に渡る上下寸法を有しており、前記展示台の周囲を囲む部位は非透光性を有する非透光部となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、非接触式カードがかざされるカードリーダが、非透光部によって隠蔽されて、展示ケースの外方から視認できないようになり、かつ非透光部が展示台の周面を覆う位置に設けられることで、カードリーダの配置箇所が特定されずに済むようになり、展示ケースの美観を損なうことなく、かつ解錠方法を推認させないようにできる。また、非接触式カードとカードリーダとを用いる認証手段により、悪意ある第三者によりピッキング等を防止できる。例えば、管理者以外の第三者が対応する非接触式カードを不正に入手できたとしても、展示ケースにおけるカードリーダの配置箇所を特定できないため、第三者による展示ケースの不正解錠を防止することができる。
本発明の展示ケースは、
前記カードリーダは、前記透明パネルの裏面側に接触されることを特徴としている。
この特徴によれば、非接触式カードをカードリーダにかざす際に、非接触式カードとカードリーダとの距離を短くでき、非接触式カードとカードリーダとの間の通信を良好に行うことができる。
本発明の展示ケースは、
前記カードリーダは、前記展示ケースの内側から着脱可能に配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、悪意ある第三者によって外側からカードリーダが取り出されるのを防止しつつ、扉パネルを開放可能な管理者は、カードリーダの修理や交換時におけるメンテナンスを簡便に行うことができる。
本発明の展示ケースは、
前記展示台は、金属製の中空の枠部材が略矩形状に組み合わされて構成される基台と、該基台の上部に設けられて前記展示空間の床となる開閉可能な床部材と、を有し、前記枠部材の内方側には、前記カードリーダを挿入できる内方開口部が形成されるとともに、該枠部材の外方側には、該カードリーダを露出できる外方開口部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、床部材により展示空間側から基台を構成する枠部材が隠蔽されており、かつ床部材を開放して枠部材の内方開口部からカードリーダを挿入することで、強度を有する金属製の枠部材の内部にカードリーダを配置してカードリーダを安定的に保持できるとともに、カードリーダの修理や交換時におけるメンテナンスを簡便に行うことができる。また、かつ枠部材の外方開口部からカードリーダを露出させたことで、カードリーダと非接触式カードとの間の通信が金属製の枠部材より妨害されずに行われるようになる。
実施例における展示ケースを示す斜視図である。 展示ケース内部を示す縦断平面図である。 扉開閉装置を示す縦断平面図である。 カードリーダを示す一部拡大断面図である。 扉パネルの施解錠構造を示すA−A断面図である。 扉パネルの施解錠構造を示すB−B断面図である。 扉パネルの解錠の流れについて説明するC−C断面図である。 扉パネルの解錠の流れについて説明するB−B断面図である。 扉パネルの施錠の流れについて説明するB−B断面図である。 扉パネルの施錠の流れについて説明するC−C断面図である。
本発明に係る展示ケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る展示ケースにつき、図1から図10を参照して説明する。以下、図2から図4の紙面下方側を展示ケースの背面側とし、図5から図10の紙面右方側を展示ケースの背面側として説明する。図1の符号1は、本発明の適用された展示ケースである。この展示ケース1は、主に美術館や博物館等に設置され、展示ケース1内に配置された展示品(図示略)を、鑑賞者が展示ケース1の周囲から鑑賞できるようになっている。
図1に示すように、展示ケース1は、床面に設置されて平面視で略四角形状(略矩形状)をなす基台2及び展示品(図示略)を載置する床部材27により構成される展示台4を有している。そして、この展示台4の側面の外周(周面)を取り囲むように、床面から立設されたガラス等の材質で形成された透明なガラスパネルで構成される側面パネル3(透明パネル)が配置されて、その内部に展示品(図示略)が配置される展示空間が形成されている。なお、これら複数枚の側面パネル3のうち背面側に配置されるパネルは、開閉可能な扉パネル5(透明パネル)となっているとともに、この扉パネル5は後述するように施解錠が可能となっている(図2参照)。
また、図1に示すように、側面パネル3で囲まれた展示空間の上方は、ガラスパネルで構成されて、その上面側に照明器具7が配置された天井パネル6により覆われている。さらに、側面パネル3及び扉パネル5における展示台4を囲む部位には、側面パネル3及び扉パネル5の裏面側にマスキング塗装により形成された塗装膜54(非透光部)が設けられており、この塗装膜54により基台2の側面が隠蔽され、展示ケース1の外方より基台2が視認できないようになっている。
図3及び図5に示すように、基台2は、金属製の鉄骨フレーム部材23(枠部材)が組み合わされて構成されている。さらに、基台2は、キャスター24が取り付けられており、このキャスター24により展示ケース1を移動できるようになっている。この展示ケース1は、キャスター24によって室内の任意の場所に移動して設置することができる。なお、基台2の上方には、床部材27が着脱可能(開閉可能)に載置されている。さらに、基台2の背面側には、扉パネル5を支持し、かつ扉パネル5を手動操作により開閉可能する扉開閉装置28が設けられている。
また、この扉開閉装置28は、シャフト部材30により扉パネル5を前後移動可能としている。そして、シャフト部材30の端部に取り付けられたレール基部31には、左右方向にスライド移動されるスライドレール装置32が設けられるとともに、スライドレール装置32には、左右方向にスライド移動される移動板33が設けられている。この移動板33にカバー部材34を介して扉パネル5の下部が接着剤等により取り付けられており、扉パネル5は、スライドレール装置32に沿って左右方向に移動可能となっている。
なお、扉パネル5を開放する際には、先ず管理者が扉パネル5の下端縁のカバー部材34を掴んで、扉パネル5を数センチほど背面側に引き出す。そして、扉パネル5を側方にスライド移動させて開放するようになっている(図2参照)。
また、図4及び図6に示すように、展示ケース1は、平面視で略L字型のブラケット25,25が、それぞれ一方の1面がレール基部31の面に固着され、他方の1面におけるそれぞれの端部を渡すように丸棒26が固着されており、この丸棒26が鉄骨フレーム部材23の内部に配置されたロック装置35に拘持されて、扉パネル5が保持されるようになっている。より詳しくは、ロック装置35は、トリガ部36と拘持部37とから構成されるスナッチロックとなっており、トリガ部36は拘持部37が押圧されることで一旦解除側に移動された後、図示しないバネにより拘持側に復帰し、両者の係合が完了するとともに両者の間に丸棒26を拘持するようになっている。
次に、解錠・施錠構造を図2から図6を用いて説明する。本実施例の展示ケース1は、ロック装置35の解除・保持により扉パネル5の解錠・施錠を行えるようになっており、このロック装置35の解除には、後述する非接触式カードK及びカードリーダ40を用いて認証を行う認証装置が用いられる。
図4及び図5に示すように、非接触式カードKとの通信を行うアンテナ部41及び認証処理を行う制御基板42(認証手段)を有するカードリーダ40が設けられている。また、カードリーダ40は、アンテナ部41と制御基板42とを保持する筐体49を有している。そして、筐体49はアンテナ部41を露出する露出部47を有している。なお、このカードリーダ40は、1つの側面パネル3に近接された鉄骨フレーム部材23の内部に配置される。
また、鉄骨フレーム部材23の内方側には、カードリーダ40の筐体49を挿入可能な大寸の開口部232が開口されている。さらに、鉄骨フレーム部材23の外方側には、筐体49の露出部47を外方に向けた状態で筐体49が嵌合される小寸の開口部231が開口されている。なお、筐体49には、鉄骨フレーム部材23の開口部231に嵌合された状態で、筐体49の脱落を防止する凸片48が設けられている。そして、カードリーダ40のアンテナ部41は、開口部231から側面パネル3に向いて露出されており、このアンテナ部41は側面パネル3の裏面側に接触される。
また、図4に示すように、側面パネル3及び扉パネル5における展示台4を囲む部位には、塗装膜54が設けられるため、側面パネル3における塗装膜54が設けられた部分の内側に配置されたカードリーダ40が展示ケース1の外方から視認できなくなっている。
さらに、制御基板42は、施解錠の状態を判定する認証コントローラの機能を有している。そして、図2及び図6に示すように、制御基板42は、後述する第1リミットスイッチ43及び第2リミットスイッチ44,44から検出された検出信号を受け取ることで、扉パネル5の開放または閉塞状態を把握できるようになっている。また、この制御基板42により後述するラッチング・ソレノイド45の操作が行われるようになっている。
図5及び図6に示すように、ロック装置35のトリガ部36に一方の端部を固定するワイヤー50が、プーリー51を介してシャフト52近傍まで伸びており、他方の端部がシャフト52に回動不能に嵌着された操作補助板53に固定されている。また、このシャフト52の同軸上に回動不能に嵌着され、基台2底部にレバー部381が露出されるとともに、突片39を有する解錠レバー38が配置されている。
さらに、ラッチング・ソレノイド45は、鉄骨フレーム部材23の下面側に設けられている。そして、ラッチング・ソレノイド45は、電磁力により鉄心451を引き込み側または押し出し側に移動させることができる。また、このラッチング・ソレノイド45には、その一部に切欠き部分461を設けた板状の規制部材46が取り付けられている。なお、鉄心451が押し出し側に移動されている際には、規制部材46の切欠き部分461が突片39の軌道上に位置することで、解錠レバー38の解錠方向への回動が規制されるようになっている。
また、前述したカードリーダ40は、非接触式カードK(図4参照)の接近により非接触式カードK内に登録された識別IDデータをアンテナ部41で読み取り、識別IDデータより正規の管理者の操作であるか否かの認証を行い、正規の管理者であると認証された場合に、一定時間ラッチング・ソレノイドの鉄心451を引き込み側に移動するようになっている。
続いて、展示ケースにおける扉パネルの解錠の流れについて図4と図7及び図8を用いて説明する。解錠については、前述したように、カードリーダ40は非接触式カードK(図4参照)の接近により非接触式カードK内に登録された識別IDデータをアンテナ部41で読み取り、識別IDデータより正規の管理者であるかの認証を行い、正規の管理者である場合に、一定時間ラッチング・ソレノイドの鉄心451が引き込み側に移動され、これに合わせて鉄心451に取り付けられた規制部材46が引き込み側に移動される(図7参照)。
そして、規制部材46が引き込み側に移動されたことで、規制部材の切欠き部分461と解錠レバーの突片39が離間し、解錠レバー38が操作可能な状態となる。なお、扉パネル5が開かないまま一定時間が経過するとラッチング・ソレノイドの鉄心451が再び押し出し側に移動され、解錠レバー38が操作不能な状態となる(図10参照)。
続いて、図7及び図8に示すように、規制部材46が引き込み側に移動された状態で、解錠レバー38が操作されると、この解錠レバー38と同軸のシャフト52が回転し、この回転により操作補助板53が連動してワイヤー50がシャフト52の回動方向に引っ張られる。そして、プーリー51により引き込み方向を調整されたワイヤー50によりトリガ部36の解除操作が行われて、ロック装置35から丸棒26が解除される。これにより扉パネル5が開放可能な状態となる。
次に、施錠の流れを図9及び図10を用いて説明する。先ず図9に示すように、扉パネル5を閉めると、丸棒26がロック装置における拘持部37及び図示しないバネにより付勢されたトリガ部36の復帰により自動的に拘持され、扉パネル5が開放不能に保持される。このとき図10に示すように、トリガ部36が自動的に復帰したことでワイヤー50が矢印方向に引っ張られる。これにより操作補助板53及びシャフト52が解錠操作以前の状態まで回動して復帰するため、シャフト52と同軸の解錠レバー38もまた解錠操作以前の状態まで回動し復帰する。
さらに、第2リミットスイッチ44(図3参照)により扉パネル5が閉じられたことを制御基板42が判定すると、ラッチング・ソレノイド45の鉄心451が押し出し側に移動される。これにより規制部材46の切欠き部分461が突片39の軌道上に移動し、解錠レバー38の解錠方向への回動が規制され、解錠レバー38が解錠操作不能な状態となる。
続いて、制御基板42による不正解錠の検知方法について図3及び図6を用いて説明する。第1リミットスイッチ43は、ラッチング・ソレノイド45が引き込まれた際にのみ、規制部材における突片462が第1リミットスイッチ43の端部に接触するように配置されている。そして、ラッチング・ソレノイド45の鉄心451が引き込み側または押し出し側のどちらの状態にあるかを検出し、所定の検出信号が制御基板42に送信されるようになっている。
また、前述したように、扉パネル5と基台2との間に設けられた第2リミットスイッチ44,44は、実際に扉パネル5が解放されたか否かを検出し、所定の検出信号が制御基板42に送信されるようになっている。
そして、悪意のある第三者により扉パネル5が無理やりこじ開けられた場合には、ラッチング・ソレノイド45の鉄心451が押し出し側(即ち解錠レバー38が操作不能な状態)にあると第1リミットスイッチ43により検出されているにも関わらず、扉パネル5が開いたことが第2リミットスイッチ44,44より検出されるため、制御基板42は、扉パネル5が不正に開放されたと判断し、ブザー等で警報音を鳴らし、管理者に報知するようになっている。
このように本発明の展示ケース1では、カードリーダ40が展示台4の側面に設けられるとともに、カードリーダ40を隠蔽する非透光性を有する塗装膜54(非透光部)が展示台4の周囲を囲む位置に設けられることで、非接触式カードKがかざされるカードリーダ40が、塗装膜54によって隠蔽されて、展示ケース1の外方から視認できないようになり、かつ塗装膜54が展示台4の周囲を囲む位置に設けられることで、展示ケース1をいずれの方向から視認しても、展示ケース1の外観形態が統一され、カードリーダ40の配置箇所が特定されずに済むようになり、展示ケース1の美観を損なうことなく、かつ解錠方法を推認させないようにできる。また、非接触式カードKとカードリーダ40とを用いる認証手段により、悪意ある第三者によりピッキング等を防止できる。
また、塗装膜54(非透光部)は、側面パネル3の一部に形成され、カードリーダ40は、側面パネル3における塗装膜54が形成された部位に配置されることで、展示台4の周囲を囲む側面パネル3によりカードリーダ40を隠蔽させることができ、かつ側面パネル3と非透光部とが一体的となり、展示ケース1の見栄えが向上する。
また、カードリーダ40は、側面パネル3の裏面側に接触されることで、非接触式カードKをカードリーダ40にかざす際に、非接触式カードKとカードリーダ40との距離を短くでき、非接触式カードKとカードリーダ40との間の通信を良好に行うことができる。
また、カードリーダ40は、展示ケース1の内側から着脱可能に配置されることで、悪意ある第三者によって外側からカードリーダ40が取り出されるのを防止しつつ、扉パネル5を開放可能な管理者は、カードリーダ40の修理や交換時におけるメンテナンスを簡便に行うことができる。
また、展示台4は、金属製の中空の鉄骨フレーム部材23(枠部材)が略矩形状に組み合わされて構成される基台2と、この基台2の上部に設けられて展示空間の床となる開閉可能な床部材27と、を有し、鉄骨フレーム部材23の内方側には、カードリーダ40を挿入できる開口部232(内方開口部)が形成されるとともに、鉄骨フレーム部材23の外方側には、カードリーダ40を露出できる開口部231(外方開口部)が形成されることで、床部材27により展示空間側から基台2を構成する鉄骨フレーム部材23が隠蔽されており、かつ床部材27を開放して鉄骨フレーム部材23の開口部232からカードリーダ40を挿入することで、強度を有する金属製の鉄骨フレーム部材23の内部にカードリーダ40を配置してカードリーダ40を安定的に保持できるとともに、カードリーダ40の修理や交換時におけるメンテナンスを簡便に行うことができる。また、かつ鉄骨フレーム部材23の開口部231からカードリーダ40を露出させたことで、カードリーダ40と非接触式カードKとの間の通信が金属製の鉄骨フレーム部材23より妨害されずに行われるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ラッチング・ソレノイド45の鉄心451が規制部材46の位置を操作して解錠レバー38によりロック装置35のトリガ部36を操作する構成となっているが、ロック装置35のトリガ部36の操作は、これに限ることなく、ラッチング・ソレノイド45の鉄心451の引き込み側または押し出し側への移動に直接ロック装置35のトリガ部36が連動することで行われるようにしてもよい。
また、前記実施例では、扉パネル5を開放させる際に、扉パネル5を背面側に引き出した後に側方にスライド移動させる構成となっているが、扉パネル5の開放形態は、これに限ることなく、扉パネル5を背面側のみに大きく引き出して開放させるようにしてもよいし、扉パネル5を揺動移動により開放させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、非透光部が側面パネル3の裏面側に塗装膜54を塗布して設けられるようになっているが、この限りでなく、例えば、非透光性のシールや板材を用いて非透光部としてもよい。さらに、非透光部を設ける位置に関しては、側面パネル3の表面側に設けてもよい。なお、基台2及び床部材27の外周面に目隠しとなる非透光性のシールや板材を用いて非透光部としてもよい。さらになお、側面パネル3を2重ガラスにして、これら2枚のガラスの間に非透光部を設けるようにしてもよい。
また、前記実施例では、カードリーダ40が鉄骨フレーム部材23の内方に配置される構成となっているが、カードリーダ40の配置位置は、非透光性を持つ部位の内側であればどこに配置されていてもよく、例えば、床部材27の上下厚みを大きく形成し、この床部材27の内部にカードリーダ40を配置してもよい。
また、少なくともカードリーダ40におけるアンテナ部41が非透光性を持つ部位の内側に配置されてさえいればよく、カードリーダ40におけるその他の部材はアンテナ部41と離間して展示台4内の別の場所に収納されるようにしてもよい。
また、前記実施例では、制御基板42(認証手段)を有するカードリーダ40が、扉パネル5の解錠を許可するか否かの認証を行うようになっているが、カードリーダ40が、解錠を許可するか否かの認証の他に、施錠を許可するか否かの認証を行うようにしてもよい。
また、前記実施例では、展示台4の側面の外周を取り囲むように側面パネル3が配置された行灯型四面展示ケースと称される展示ケース1に適用されているが、本願発明は、行灯型四面展示ケースに限らず、壁面等に設置されて、側面パネル3及び扉パネル5が展示ケースの一面側にのみ設けられる壁面展示ケースにも適用できる。
1 展示ケース
2 基台
3 側面パネル(透明パネル)
4 展示台
5 扉パネル(透明パネル)
23 鉄骨フレーム部材(枠部材)
27 床部材
40 カードリーダ
42 制御基板(認証手段)
54 塗装膜(非透光部)
231 開口部(外方開口部)
232 開口部(内方開口部)
K 非接触式カード

Claims (4)

  1. 床面に設置され展示台を有し、該展示台の周囲複数枚の透明パネルにより囲まれ、かつ該展示台の上方に展示空間が形成され、前記透明パネルの少なくとも一が扉パネルとなっている展示ケースであって
    各非接触式カードを識別するための識別IDを、該識別IDが登録された非接触式カードから読み取るカードリーダを有し、該カードリーダにより読み取られた前記識別IDに基づいて、前記扉パネルの少なくとも解錠を許可するか否かの認証を行う認証手段を備え、
    前記カードリーダは、前記展示台の周面に設けられており、
    各前記透明パネルは、前記展示台の上方の前記展示空間から前記展示台の下端に渡る上下寸法を有しており、前記展示台の周囲を囲む部位は非透光性を有する非透光部となっていることを特徴とする展示ケース。
  2. 前記カードリーダは、前記透明パネルの裏面側に接触されることを特徴とする請求項1に記載の展示ケース。
  3. 前記カードリーダは、前記展示ケースの内側から着脱可能に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の展示ケース。
  4. 前記展示台は、金属製の中空の枠部材が略矩形状に組み合わされて構成される基台と、該基台の上部に設けられて前記展示空間の床となる開閉可能な床部材と、を有し、前記枠部材の内方側には、前記カードリーダを挿入できる内方開口部が形成されるとともに、該枠部材の外方側には、該カードリーダを露出できる外方開口部が形成されることを特徴とする請求項に記載の展示ケース。
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