JP6405926B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関に設置される現金自動預払機や、スーパマーケット等の流通産業の大型店舗等に設置された、店舗内の現金を管理する現金取扱装置等の自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置としての現金処理装置は、装置背面の外扉に第1の鍵、内部の金庫に第2の鍵、金庫の蓋を開ける第3の鍵といったように複数の鍵によって装置の部分を保護、管理しており、現金の管理を厳粛に行おうとする程、多くの鍵を準備する必要があり、鍵の操作が煩雑になるという問題があったため、前面にカード取扱部や通帳取扱部、紙幣入出金部、硬貨入出金部、タッチパネルを設けた表示部等を配置した顧客操作部を設け、背面側に外扉を設けた現金処理装置において、その外扉上に係員が使用する係員カードの磁気ストライプに記録されたカード情報を読取るカードリーダや係員が装置のメンテナンスやテストを行うための係員操作部を設けると共に係員操作部に取付けられた係員操作扉にテンキーを露出させる開口を設け、係員カードのカード情報をカードリーダで読取り、そのカード情報の担当者種別が修理保全担当者であれば、テンキーによる暗証番号の入力を受付け、暗証番号の一致を確認して係員操作扉の電子ロックを解錠し、修理保全担当者が係員操作扉を解放して取扱中止ボタンを押下したときに外扉の電子ロックを解錠し、修理保全担当者が外扉を解放したときに、各ユニット扉の電子ロックを解除し、修理保全担当者が外扉の中にあるユニットの機械的ロック機構を外してユニットを引出し、保全修理操作の終了時に修理保全担当者が各扉を閉じたときにそれぞれの扉の電子ロックを施錠している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−83371号公報(段落0003、0013−0017、0026−0028、0061−0080、第2図、第7図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、自動取引装置のユニットの修理等の保守を行う場合には、暗証番号の入力を必要とし、複数の扉の解錠手順が決まっているため、ユニット修理等を行うときのユニット引出しまでの操作が複雑であり、迅速な保守作業ができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、迅速に保守作業を行うことができる自動取引装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、自動取引装置が、顧客に対する取引画面を表示する顧客用表示部と、カードに記録されたカード情報を読取るカード読取部と、
前記カード読取部で読取ったカード情報が、保守対応係員のものであるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段により前記カード情報が保守対応係員のものであると判定したときに、前記顧客用表示部に、フロントパネルの解錠の要否を選択可能に表示し、解錠しないことを選択した場合は、前記顧客用表示部に、保守モード選択画面を表示することを特徴とする。
これにより、本発明は、顧客用表示部に表示された画面から、フロントパネルの解錠を選択すると、直ちに電子ロックを解錠することができ、迅速な保守作業の実施を可能にすることができるという効果が得られる。
実施例1の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例1の現金自動預払機を示すブロック図 実施例1の保守対応処理を示すフローチャート 実施例1のパネル解錠要否選択画面の表示例を示す説明図 実施例1の保守モード選択画面の表示例を示す説明図 実施例1の保守モード選択画面の表示例を示す説明図 実施例1の現金自動預払機の他の形態を示す説明図 実施例1の開閉ノブの他の形態を示す拡大図((a)は正面図、(b)は断面線A−Aに沿った断面図) 実施例2の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例2の開閉ノブを示す拡大図((a)は正面図、(b)は断面線B−Bに沿った断面図)
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図8を用いて本実施例の現金自動預払機について説明する。
図1、図2において、1は自動取引装置としての現金自動預払機であり、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客との間での取引処理を自動で行う。
2は金融機関のセンタ等に設置されたホストコンピュータであり、店舗に設置されている現金自動預払機1と専用回線や電話回線等の通信回線3を介して接続しており、口座開設者である顧客を個別に識別するための顧客ID(顧客識別子)に対応させて顧客の口座の店番号、口座番号等の口座情報やその暗証番号、口座残高等の顧客情報を保有して顧客の口座を管理する。
5は現金自動預払機1の制御部であり、通信回線3を介してホストコンピュータ2と接続しており、現金自動預払機1内の各部を制御して取引処理等を実行すると共にデータ通信等も制御する。
6は現金自動預払機1の記憶部であり、制御部5が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部5による処理結果等が格納される。
7は顧客操作部であり、現金自動預払機1の前面側の上部に設けられ、顧客が入金や出金等の取引を行うときに、取引における選択入力や現金(紙幣および硬貨)の入出金等の操作を行う部位であって、以下の構成を備えている。
8は顧客用表示部であり、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、一般顧客に対して表示画面に取引選択画面や各種の入力画面等の取引画面を表示する機能、入力手段により顧客からの入力を受付ける機能等を有している。
また、本実施例の顧客用表示部8には、現金自動預払機1に対する保守作業等を行う場合に用いる保守モード選択画面等も表示される。
9はカード取扱部であり、カード挿入口9aから挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の接触型の顧客カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客IDや口座情報等の顧客カード情報を読み書きする機能を有すると共に明細票等に取引内容等を印刷する機能等を有している。
10は通帳取扱部であり、通帳挿入口10aから挿入された顧客の通帳の磁気ストライプ等に記録されている顧客通帳情報を読み書きする機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
11は紙幣入出金部であり、入金取引時等に紙幣入出金口11aによって顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う紙幣を繰出し、これを計数して紙幣入出金口11aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
12は硬貨入出金部であり、入金取引時等に硬貨入出金口12aによって顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う硬貨を繰出し、これを計数して硬貨入出金口12aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
15はカード読取部としてのIDカード読取部であり、銀行の行員等の係員が常に所持する非接触ICカードである個人IDカード等の係員所持カードのICチップ等に記録された係員ID(係員識別子)や当該係員が作業を許可された作業資格等の係員カード情報を非接触で読取る機能等を有している。
また、IDカード読取部15は、図1に示すように、現金自動預払機1の前面側の上部に内蔵され、その設置位置のカバーパネルに僅かな凹部または僅かな凸部を設けて、設置位置が外観から視認可能な状態で表示されている。
なお、保守対応係員は、現金自動預払機1の運用中に、紙幣入出金部11や硬貨入出金部12等のユニットでジャムや異物の噛み込み等による障害が発生して現金自動預払機1から警報が発せられた場合の緊急対応や、店舗の閉店後の現金自動預払機1の停止前等の一般顧客が不存在の状態で、現金自動預払機1に対するメンテナンスや、現金の補充、回収等の作業等の、フロントパネル17の開閉を伴う保守作業を許可された有資格者のことをいう。
フロントパネル17は、現金自動預払機1の顧客操作部7の各部が設けられた保守対応係員が開閉するパネルであって、現金自動預払機1の装置本体の前面側の上部に設けられた回転支点を中心として、フロントパネル17の顧客用表示部8側の端部を持上げる等して上下方向に開閉可能に構成されており、フロントパネル17の開閉を検知する図示しない開閉検知センサやフロントパネル17を開閉するための開閉ノブ18のロック機構等が設けられている。
本実施例の開閉ノブ18は、フロントパネル17の開閉操作が容易なようにL字型のレバー形状としたノブを用いている(図1参照)。
19は電子ロックであり、フロントパネル17の開閉ノブ18のロック機構の解錠、施錠を行う鍵部材であって、ソレノイド等の電磁機器等によりロック機構の解錠、施錠を行う機能を有している。
なお、開閉ノブ18は、電子ロック19が施錠されているときは操作することはできないが、電子ロック19が解錠された後は、鍵等の特別な用具を用いなくても開閉ノブ18を手で操作すればフロントパネル17の解放が可能になるよう構成されている。
上記の現金自動預払機1の記憶部6には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基にホストコンピュータ2と交信して顧客との取引処理を自動で行う機能等を有する通常の取引処理プログラムに、図3を用いて説明する保守対応処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部5が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1の各機能手段が形成される。
以下に、図3に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の保守対応処理について説明する。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1へ電源を投入すると、現金自動預払機1の記憶部6に格納されている業務処理実行プログラムが自動的に起動され、現金自動預払機1の運用が開始される。
以下の説明においては、現金自動預払機1の運用中における障害発生時の緊急対応の場合や、顧客の不在時に現金自動預払機1に対するメンテナンス等を行う場合等に、保守対応係員に対して現金自動預払機1の制御部5が実行する処理動作について説明する。
現金自動預払機1の運用が開始されると、制御部5は、現金自動預払機1を取引開始前待機状態、つまりIDカード読取部15を常に、カード情報の読取を可能とした待機状態としながら顧客用表示部8の表示画面に顧客用の取引画面である取引選択画面を表示した待機状態で待機し、現金自動預払機1による取引が可能な取引種別を選択可能に表示した取引選択画面から顧客が所望の取引を選択したときに、選択された取引に従って通常の入金取引等の取引処理を実行する。この場合の取引処理の処理動作は、通常の場合と同様であるのでその説明を省略する。
S1:取引開始前待機状態により、保守対応係員等の係員がIDカード読取部15に係員所持カードをかざすのを待って待機していた制御部5は、保守対応係員等がカバーパネルに設けられた凹部等を目標としてIDカード読取部15に非接触型の係員所持カードをかざすと、IDカード読取部15によって、係員所持カードに記録されている係員ID等の係員カード情報を読取る。
S2:係員カード情報を読取った制御部5は、係員カード情報に記録されている当該係員の作業資格を読出し、読出した作業資格がフロントパネル17の開閉を伴う保守作業を許可された有資格者の場合は、当該係員を保守対応係員と認証してステップS4へ移行する。フロントパネル17の開閉を伴う保守作業を許可されていない無資格者の場合はステップS3へ移行する。
S3:IDカード読取部15に係員所持カードをかざした係員を無資格者と判定した制御部5は、顧客用表示部8の表示画面に、資格を有しない故に保守作業を行うことができない旨の文言等を表示した無資格報知画面を表示し、所定の時間の経過後に今回の保守対応処理を終了させ、ステップS1へ戻って取引開始前待機状態での待機を継続する。
S4:IDカード読取部15に係員所持カードをかざした係員を有資格者と判定した制御部5は、顧客用表示部8の表示画面に、図4に示すパネル解錠要否選択画面を表示する。
パネル解錠要否選択画面には、フロントパネル17のロック機構の解錠を行うか否かの選択を促す旨の文言と、フロントパネル17のロック機構の解錠を指示するための「はい」ボタン、フロントパネル17のロック機構の解錠をしないことを指示するための「いいえ」ボタンが表示される。
保守対応係員は、フロントパネル17のロック機構を解錠して保守作業を行うときは「はい」ボタンを、フロントパネル17のロック機構を解錠せずに保守作業を行うときは「いいえ」ボタンを押下する。
S5:制御部5は、「はい」ボタンの押下により、フロントパネル17のロック機構の解錠を認識したときは、フロントパネル17の開閉ノブ18のロック機構の電子ロック19への通電等により電子ロック19を解錠してステップS9へ移行する。
「いいえ」ボタンの押下により、フロントパネル17のロック機構の電子ロック19による施錠の継続を認識したときはステップS6へ移行する。
なお、パネル解錠要否選択画面の表示後に、いずれのボタンも押下されずに所定時間経過した場合は、制御部5は今回の保守対応処理を終了させ、ステップS1へ戻って取引開始前待機状態での待機を継続する。
S6:電子ロック19による施錠の継続を認識した制御部5は、顧客用表示部8の表示画面に、図5に示す保守モード選択画面を表示する。
保守モード選択画面には、現金自動預払機1に装備された各ユニットの現在の状態が表示される他、現金の補充または回収を行うことを指示するための各モード選択ボタン、紙幣入出金部11で生じたジャム紙幣の除去後等に現金自動預払機1の各部の状態の確認運転を指示するための「動作確認モード」ボタン、障害が発生したユニット、例えばカード取扱部9に残留した明細票の欠損片等の異物の自動除去の再実行を手動で指示するための「リトライモード」ボタン、障害発生前に実行していた処理動作の表示を指示するための「履歴表示モード」ボタン等のモード選択ボタン、および各ユニットの現在の状態の表示やリトライの実行後に、フロントパネル17のロック機構を解錠する必要が生じた場合にステップS4へ戻ることを指示するための「戻る」ボタン、保守作業の終了を指示するための「終了」ボタン等の指示ボタンが表示される。
保守対応係員は、フロントパネル17のロック機構を解錠せずに行う保守作業のモード選択ボタン(リトライモード、履歴表示モード等)を押下する。
なお、「戻る」ボタンが押下された場合、制御部5は、ステップS4へ戻ってパネル解錠要否選択画面を再表示し、フロントパネル17のロック機構の解錠の要否の選択を受付ける。
S7:モード選択ボタンの押下により実行する保守モードを認識した制御部5は、選択された保守モードの実行を開始する。
この場合に、必要に応じて表示される次画面にも「終了」ボタンが表示され、保守対応係員は、当該保守モードの作業終了時に「終了」ボタンを押下する。
S8:選択された保守モードの実行開始後に、「終了」ボタンの押下を待って待機していた制御部5は、「終了」ボタン押下されない場合は、選択された保守モードを実行しながら「終了」ボタンの押下を待って待機する。
「終了」ボタンが押下された場合は、今回の保守対応処理を終了させ、ステップS1へ戻って取引開始前待機状態での待機を継続する。
S9:一方、上記ステップS5で、フロントパネル17のロック機構の解錠を認識し、フロントパネル17の開閉ノブ18のロック機構の電子ロック19を解錠した制御部5は、保守対応係員が開閉ノブ18を操作してフロントパネル17を解放するのを待って待機し、図示しない開閉検知センサがフロントパネル17の解放を検知したときにステップS10へ移行する。開閉検知センサがフロントパネル17の解放を検知しない場合は前記の待機を継続する。
S10:フロントパネル17の解放を認識した制御部5は、顧客用表示部8の表示画面に、図6に示す保守モード選択画面を表示する。
本ステップにおける保守モード選択画面には、上記ステップS6で図5を用いて説明した内容と同様の内容が表示されるが、図6に示すように、図5の保守モード選択画面から「戻る」ボタンの表示が省略されている。
保守対応係員は、フロントパネル17のロック機構を解錠して行う保守作業のモード選択ボタン(紙幣補充モード、硬貨回収モード等)を押下する。
S11:モード選択ボタンの押下により実行する保守モードを認識した制御部5は、選択された保守モードの実行を開始する。
この場合に、必要に応じて表示される次画面にも「終了」ボタンが表示され、保守対応係員は、当該保守モードの作業終了時に「終了」ボタンを押下する。
S12:選択された保守モードの実行開始後に、「終了」ボタンの押下を待って待機していた制御部5は、「終了」ボタン押下されない場合は、選択された保守モードを実行しながら「終了」ボタンの押下を待って待機する。
「終了」ボタンが押下された場合は、保守作業の終了を認識してステップS13へ移行する。
なお、上記保守対応処理では、ステップS1において、制御部5は、IDカード読取部15を常にカード情報の読取を可能とした待機状態として、保守対応係員等の係員がIDカード読取部15に係員所持カードをかざすのを待って待機するとして説明したが、顧客用表示部8の表示画面に表示している取引選択画面から顧客が取引を選択した場合に、IDカード読取部15を無効状態(非接触IDカードがかざされても読取を受付けない状態のことをいう。)にし、顧客との取引終了後に再びIDカード読取部15の待機状態に復帰させるようにしてもよい。
このようにすれば、顧客の取引中に当該現金自動預払機1の近傍を通りかかった係員が首等にかけて所持する係員所持カードが、不注意でIDカード読取部15に触れたとしても、顧客用表示部8の表示画面がパネル解錠要否選択画面または無資格報知画面に切替わってしまうことを防止して、顧客との取引処理を円滑に行うことができる。
また、上記ステップS2において、係員カード情報に記録されている作業資格が、フロントパネル17の開閉を伴う保守作業を許可されていない無資格者の場合はステップS3へ移行して顧客用表示部8の表示画面に無資格報知画面を表示するとして説明したが、係員カード情報に記録されている作業資格が無資格者の場合は、ステップS1へ戻って取引開始前待機状態での待機を継続するようにし、ステップS3による無資格報知画面の表示を省略するようにしてもよい。
上記のように、本実施例では、現金自動預払機1に僅かな凹部または凸部により視認可能な状態で表示したIDカード読取部15を設け、そのIDカード読取部15に保守対応係員等の係員が常に所持する非接触ICカードである係員所持カードをかざせば、当該係員所持カードが保守対応係員のものと判定されたときに、顧客用表示部8にパネル解錠要否選択画面を表示し、フロントパネル17の解錠を選択すると、直ちに電子ロックが解錠されるので、一般の顧客に違和感を与えることなく、IDカード読取部15の設置位置を保守対応係員等の係員に容易に認識させることができ、迅速な保守作業の実施を可能にすることができる。
また、顧客用表示部8の表示画面にパネル解錠要否選択画面等の保守作業時の画面を表示するので、特許文献1の装置のように背面側に係員操作部等を設ける必要がなくなり、現金自動預払機1の簡素化を図ることができる。
なお、本実施例では、装置の前面に僅かな凹部または凸部により視認可能な状態で表示したIDカード読取部15を設けるとして説明したが、図7に破線で示すように、現金自動預払機1の前面側の上部に外観からは視認不可能な状態でIDカード読取部15を設置し、そのIDカード読取部15の設置位置のカバーパネルのおもて面に、無色透明または現金自動預払機1の前面側のカバーパネルと同一色であって係員所持カードと同等程度の大きさの表示ラベル15aを貼付して、IDカード読取部15の設置位置を視認可能に表示するようにしてもよい。
このようにしても、一般の顧客に違和感を与えることなく、IDカード読取部15の設置位置を保守対応係員等の係員に容易に認識させることができ、保守作業における迅速化を図ることができる。
この場合に、IDカード読取部15の設置位置に、IDカード読取部15の設置位置である旨を記載した銘板を設けて、IDカード読取部15の設置位置を表示するようにすれば、新たに保守対応係員に任用された係員等がIDカード読取部15の設置位置を容易に認識することが可能になる。
また、本実施例では、開閉ノブ18はL字型のレバー形状であるとして説明したが、図7、図8に示すように、円盤状の座に、現金自動預払機1のフロントカバーから突出させた一文字状の突起部を設けたノブとしてもよい。
以下に、図9および図10を用いて本実施例の現金自動預払機について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の現金自動預払機1のIDカード読取部15は、図9に破線で示すように、現金自動預払機1の前面側の上部に内蔵され、その設置位置は外観からは視認不可能な状態とされ、上記実施例1のような設置位置を示す表示は省略されている。
また、本実施例の開閉ノブ18は、図9に示すように、現金自動預払機1のフロントカバー内に埋込まれた円盤状の座の内部に一文字状の把手を設けて形成され、上記実施例1の開閉ノブ18と同様の機能を有している。
本実施例の現金自動預払機1による保守対応処理の処理動作は、上記実施例1の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
上記のように、本実施例では、IDカード読取部15を、その設置位置が装置の外観からは視認できないようにしたので、係員所持カード以外の非接触ICカードをいたずらで顧客等がかざさすことを防止することができ、IDカード読取部15で読取ったカード情報の基にした認証処理の処理回数を係員所持カードに限ることができ、認証処理における無駄を排除することができる。
また、開閉ノブ18を、現金自動預払機1のフロントカバー内に埋込むようにしたので、顧客等によるいたずらに対する懸念を払拭することができる。
なお、上記各実施例においては、保守対応係員等であることを示す作業資格は、係員所持カードの係員カード情報に記録するとして説明したが、現金自動預払機1に通信回線3を介して接続する管理サーバを設け、その管理サーバに、係員IDを対応させて当該係員の作業資格を記録した係員情報テーブルを格納し、係員所持カードには係員IDのみを記録するようにしてもよい。
この場合には、上記ステップS2において、当該係員が有資格者であるか否かを判定するときに、読取った係員カード情報の係員IDを基に、制御部5が管理サーバと交信して当該係員の作業資格を取得し、取得した作業資格を基に有資格者であるか否かを判定するようにするとよい。
このようにすれば、作業資格の新たな付与や更新をした場合において、係員所持カードの係員カード情報をその都度書換えるための時間を削減して、新たな有資格者を一括して登録することができ、現金自動預払機1による認証処理時の不測の混乱等を防止して保守作業における更なる迅速化を図ることができる。
また、上記各実施例においては、IDカード読取部15は、現金自動預払機1の前面側に外観からは視認可能または視認不可能な状態で新たに設置するとして説明したが、カード取扱部9に、非接触ICカードの係員カード情報を非接触で読取る機能を追加してカード読取部として機能させ、IDカード読取部を省略するようにしてもよい。
このようにすれば、既存のカード取扱部9の一部を改造するだけで、上記した保守対応処理を実行することが可能になり、一般の顧客に係員所持カードの読取部位を認識させることなく、保守対応係員等の係員に係員所持カードの読取部位を容易に認識させることができ、顧客等によるいたずらを防止することができると共に、保守作業における迅速化を図ることができ、現金自動預払機1の更なる簡素化を図ることができる。
1 現金自動預払機
2 ホストコンピュータ
3 通信回線
5 制御部
6 記憶部
7 顧客操作部
8 顧客用表示部
9 カード取扱部
10 通帳取扱部
11 紙幣入出金部
12 硬貨入出金部
15 IDカード読取部
15a 表示ラベル
17 フロントパネル
18 開閉ノブ
19 電子ロック

Claims (11)

  1. 顧客に対する取引画面を表示する顧客用表示部と、
    カードに記録されたカード情報を読取るカード読取部と、
    前記カード読取部で読取ったカード情報が、保守対応係員のものであるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段により前記カード情報が保守対応係員のものであると判定したときに、前記顧客用表示部に、フロントパネルの解錠の要否を選択可能に表示し、
    解錠しないことを選択した場合は、前記顧客用表示部に、保守モード選択画面を表示することを特徴とする自動取引装置。
  2. 顧客に対する取引画面を表示する顧客用表示部と、
    カードに記録されたカード情報を読取るカード読取部と、
    前記カード読取部で読取ったカード情報が、保守対応係員のものであるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段により前記カード情報が保守対応係員のものであると判定したときに、前記顧客用表示部に、フロントパネルの解錠の要否を選択可能に表示し、
    前記フロントパネルの解錠の要否を選択するときに、解錠しないことを選択したときは、前記顧客用表示部に、前記フロントパネルの解錠の要否の選択を再度可能にする指示ボタンを設けた保守モード選択画面を表示することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記カードは、非接触ICカードであり、
    前記カード読取部の設置位置を、視認可能に表示したことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項に記載の自動取引装置において、
    前記カード読取部の設置位置を、前記設置位置に設けた凹部または凸部により表示することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項に記載の自動取引装置において、
    前記カード読取部の設置位置を、銘板により表示することを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記カードは、非接触ICカードであり、
    前記カード読取部は、装置の前面側に視認不可能な状態で設置されていることを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    顧客との取引開始前は、前記カード読取部を前記カード情報の読取を可能とした待機状態とし、前記顧客用表示部に、取引選択画面を表示した待機状態で待機することを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項に記載の自動取引装置において、
    顧客が前記取引選択画面から取引を選択したときに、前記カード読取部を無効状態にすることを特徴とする自動取引装置。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記判定手段により前記カード情報が保守対応係員のものではないと判定したときは、前記顧客用表示部に、無資格報知画面を表示することを特徴とする自動取引装置。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記判定手段により前記カード情報が保守対応係員のものではないと判定したときは、取引開始前待機状態に戻って待機することを特徴とする自動取引装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記フロントパネルの解錠の要否を選択するときに、解錠することを選択したときは、開閉ノブの操作により前記フロントパネルの解錠を可能にすることを特徴とする自動取引装置。
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