JP2010072950A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現金処理障害が発生し、且つ利用者がATM1を離れたときは、紙幣投入取出口4に残された現金が不正に持ち去られる虞があった。
【解決手段】ATM1において、顧客検知センサ18で顧客の離脱を検知したとき、又は、係員呼び出しボタン9が押下されたことを検知したときに、紙幣の取り込みが可能か否かを判定し、可能なときは、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を、搬送路33を経由して一時保管庫36へ取り込むので、現金が不正に持ち去られることはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者の取引媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記取引媒体を介して所定の取引を行う現金自動預け払い機(以下「ATM」という。)等の自動取引装置、特に、現金の取出し及び収納時に障害が発生したとき、取引中の取引媒体をATM内に取り込む技術に関するものである。
利用者がキャッシュカード(以下単に「カード」という。)を用いてATMを操作することにより紙幣の預け入れや引き出し取引が行われる。通常、ATMには引き出し用の紙幣が金種別に収納庫に保管されており、引き出し金額に応じて所定の収納庫から紙幣が搬送路に繰り出されて現金の受付取出口に放出される。そして、受付取出口のシャッタが開いて、利用者は自ら指定した引き出し金額を受け取ることができる。
ところで、現金の放出処理において、受付取出口のシャッタの不具合、あるいは故意による操作に起因して、受付取出口に放出された現金が不正に持ち去られることがある。このような事態を防止するための方策が種々提案されている。
上記の不正防止に関する技術は、例えば、次のような文献に記載されている。
特開2001−202552号公報 特開2006−313398号公報
特許文献1には、ATMでの紙幣処理障害に対する復旧処理中に利用者が当該のATMから離れたことを顧客検知センサで検知してその情報を記憶部に記憶し、紙幣の復旧処理完了後、記憶部にその情報があれば、暗証番号の入力を促す画面を入力操作部に表示する。そして、入力された暗証番号が正しいときは、利用者のカード及び現金を放出する事例が記載されている。
図9は特許文献1記載の現金処理障害発生時の処理を示すフローチャートである。
紙幣を金種別の収納庫から取り出し(ステップS33)、搬送路を通じて受付取出口に放出中に障害が発生したときは(ステップS34)、自動復旧が可能か否かを調べ(ステップS39)、可能なときは自動復旧を行い(ステップS40)、自動復旧フラッグをセットして(ステップS41)紙幣の取出し処理を続行する。
一方、紙幣の取出し処理が完了したときは(ステップS36)、利用者が当該ATMを離脱したか否かを顧客検知センサで監視し(ステップS37)、離脱したときは、顧客離脱フラッグをセットする(ステップS38)。
図10は、特許文献1記載の現金等を放出する処理のフローチャートである。
自動復旧フラッグと顧客離脱フラグの両方がセットされているときは(ステップS51)、受付取出口にセットされている紙幣の正当な所有者を確認するため、暗証番号入力画面を表示し(ステップS52)、本人確認を行い(ステップS53)、その結果が正当なときは現金等を放出する(ステップS54、55)。
特許文献2には、引き出し金額に応じて所定の収納庫から紙幣が搬送路に繰り出されて現金の受付取出口に放出され、続いて、ATMの制御部から受付取出口のシャッタを開けるための制御を行ってもシャッタが開かないときは、受取取出口に放出されている紙幣を搬送路に戻し所定の保管庫に保管する技術が記載されている。
しかしながら、従来の特許文献1の技術では、障害の自動復旧が失敗した場合や自動復旧機能のないATMの場合で利用者がATMから離れたケースについて考慮されていない。受付取出口のシャッタに細工をして障害状態にし、利用者がATMから離れている間に受付取出口に残された現金が不正に持ち去られる虞があるという課題があった。
本発明の自動取引装置は、利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、前記利用者が前記受付取出口から離れたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が、前記利用者が前記受付取出口から離れたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段とを有することを特徴とする。
更に、本発明の自動取引装置は、利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、前記利用者が前記受付取出口から離れたか否か、又は、係員呼び出しボタンが押下されたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が、前記利用者が前記受付取出口から離れたことを検知したとき、又は、係員呼び出しボタンが押下されたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段とを有することを特徴とする。
更に、本発明の自動取引装置は、利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、係員呼び出しボタンが押下されたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が、係員呼び出しボタンが押下されたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段とを有することを特徴とする自動取引装置。
本発明によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 現金処理障害が発生し、且つ利用者がATMを離れたときは、第1の検知手段により利用者の離脱を検知し、受付取出口にセットされた取引媒体をATM内へ取り込むので受付取出口の機構に細工をして障害状態にし、利用者がATMから離れている間に受付取出口に残された現金が不正に持ち去られることを防止できる。
(2) 顧客検知センサにテープ等で細工をされ常に利用者がいる状態になってしまっても係員呼び出しボタンの押下により取引媒体の取り込みを実行できるので不正行為の予防ができる。
(3) 顧客検知センサが搭載されていないATMでも係員呼び出しボタンの押下により取引媒体の取り込みを実行できるので不正行為の予防ができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における自動取引装置の1つであるATMの概略を示す外観図である。
本実施例1のATM1は、現金処理障害発生時で利用者がATM1を離れたときは、現金等の取引媒体をATM1内に取り込む機能を有する装置であって、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者自身の操作により、現金の預け入れ、現金の引き出し、振り込み、残高照会、通帳記入等の取引を行うためのものである。ATM1は、熱や衝撃に対し一定の強度を有する鉄材で作られたキャビネット2で覆われている。ATM1の前面は、利用者が操作するための操作面2aが略水平に利用者の方向に突き出している。操作面2aの奥方向には、操作面2aから連続して投入面2bが設置されている。更に、投入面2bに連続して挿入面2cが略垂直に立ち上がっている。
前記操作面2aには、操作のためのガイダンスを表示し、各種取引のための入力を行う入力操作部3が設けられている。投入面2bには、入出金取引等、現金を扱う取引での現金の受付取出口である紙幣投入取出口4と硬貨投入取出口5が設けられている。挿入面2cには、通帳の受付取出口である通帳挿入取出口6、カードの受付取出口であるカード挿入取出口7及びスピーカ8a、8bが設けられている。ATM1の背景の壁面10には、係員呼び出しボタン9が設けられている。
図1は、本発明の実施例1における図2のATMを示す機能ブロック図である。
ATM1は、中央処理装置、主記憶装置からなる制御部11及びハードディスク21等の不揮発性の補助記憶装置を有している。制御部11は、プログラム制御によりATM1全体を制御するものであり、更に、紙幣投入取出口4に受け付けたれた紙幣を第1の収納庫(例えば、「収納庫」)34に搬送して収納させ、且つ、紙幣を収納庫34から紙幣投入取出口4に搬送する第1の搬送手段11aと、第1の搬送手段11aにより紙幣の搬送中の障害発生時に、紙幣の搬送が可能か否かを判定する判定手段11bと、利用者がATM1を離れたか否か、又は、係員呼び出しボタン9が押下されたか否かを検知する検知手段11cと、紙幣投入取出口4に放出された紙幣を紙幣投入取出口4から第2の収納庫(例えば、「一時保管庫」)36に紙幣を取り込む第2の搬送手段11dとを有している。
制御部11により制御される入力操作部3は、文字や図形等で構成される操作画面を表示するLCD画面表示部12と、表示部12上に設けられた情報入力のためのタッチパネル入力部13とを有している。通帳記帳部14は、通帳の記帳処理を行うものである。カードリーダ・ライタ部15は、カードの内容の読み取り書き込みを行うものである。紙幣入出金部16は、紙幣の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行う機能を有している。硬貨入出金部17は、硬貨の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。顧客検知センサ18は、ATM1への人の接近を検知するセンサである。通信制御部19は、ホストコンピュータとの通信を制御する機能を有している。音声案内部20は、利用者に対する各種案内及び連絡をスピーカ8a、8bを通じて音声で出力するものである。タイマ部22は、日付や時刻、時間の管理を行うものである。呼び出しボタン制御部23は、壁面10に設けられた係員呼び出しボタン9の押下を検知し制御部11に伝達するものである。
図3は本発明の実施例1における図2のATMの紙幣取扱機構の透視による側面の説明図である。
本図において、右側がATM1の前面になり利用者が対面する側になる。紙幣の受付取出口である紙幣投入取出口4は利用者の顔方向に向かって開口しており、通常はシャッタ31で閉じられている。紙幣の投入時又は取出し時には、シャッタ31が開くようになっている。押板32は、例えば、預け入れ取引時に、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を図示しない搬送用ローラに押し付ける部材である。
紙幣投入取出口4には搬送路33が連結され、搬送路33の他方には千円札、一万円札等の金種別に紙幣を収納する紙幣収納庫34が連結されている。本図の例では、紙幣収納庫34は、係員による紙幣の補充及び回収を行うための着脱可能なカセット34a、入出金に使用する千円札を回収する千円庫34b、同じく入出金に使用する一万円庫34c、出金には使用できない五千円札や二千円札及び汚れ等があって再流通には適さない千円札や一万円札を収納する非還流庫34dから構成されている。
搬送路33上には、紙幣の金種や真贋を鑑別して判定する鑑別部35及び預け入れ取引において、利用者が入金金額を確認するまでの間、鑑別部を通過した紙幣を一時的に保管する一時保管庫36が配置されている。
(実施例1のATMの全体動作)
図4は、図1中の入力操作部3上に表示される取引選択画面例を示す図である。
先ず、図1及び図3を用いて、引き出し取引を例にATM1全体の動作を説明する。利用者がATM1に接近すると、顧客検知センサ18がこれを検知し、入力操作部3に電源が投入される。電源が投入されると入力操作部3に、図3の取引選択画面が表示される。図3に示す通り、お預け入れ、お引き出し、お振り込み、残高照会、通帳記入及び暗証番号変更の各取引ボタン3aが入力操作部3にグラフィック表示され、利用者による取引の選択を促す。利用者がこれらのボタンの1つを選択し、押下することにより、該当する取引が開始される。
例えば、利用者が自口座から現金を引き出すときは、お引き出しボタン(以下単に「引き出しボタン」という)3aを押下する。引き出しボタン3aの押下により、引き出し取引が開始され、通帳及びカードの插入を促すメッセージが操作画面に表示される。通帳が、通帳挿入取出口6に挿入されると、通帳記帳部14はこれを取り込み、記帳の準備を行う。カード挿入取出口7にカードが挿入されると、カードリーダ・ライタ部15は、カードの記憶内容を読み取り、主制御装置11内の主記憶装置に記憶する。カードには、金融機関コードや利用者の口座番号、氏名等の利用者情報が記憶されている。
次に、入力操作部3には、暗証番号を入力するための操作画面が表示される。利用者により暗証番号が入力されると、利用者の希望する引き出し額を入力するための操作画面が表示される。この操作画面を用いて、利用者により引き出し額が入力される。続いて、口座番号、金額、暗証番号等が主制御部11で編集され、通信制御部19を経由して、ホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータでは、ATM1からの電文を受信すると、受信した口座番号から当該利用者の口座ファイルから口座情報を読み出し、受信した暗証番号とホストコンピュータが保持している暗証番号とが一致するかチェックする。
暗証番号が不一致のときは、ホストコンピュータは、その旨をATM1に送信する。ATM1は、暗証番号入力画面を入力操作部3に表示し、利用者に暗証番号の再入力を促す。暗証番号が一致したときは、ホストコンピュータは、当該取引を有効とし、当該口座ファイルの残高から受信した入金額を減算し新残高とする。未記帳分の通帳記帳データがあれば、新残高とともにATM1に送る。ATM1では、これを受信すると、通帳記帳部14で取り込んだ通帳にホストコンピュータから受信した記帳データを印刷する。
同時に、紙幣入出金部16では、ATM1内部の収納庫34から紙幣を取り出し、計数し、紙幣投入取出口4にセットする。硬貨入出金部17も同様に、図示しない収納庫から硬貨を取り出し、計数し、硬貨投入取出口5にセットする。次に、入力操作部3には、通帳、カード及び現金の取り出しを促すメッセージが表示され、利用者は、通帳挿入取出口6、カード挿入取出口7及び紙幣投入取出口4、硬貨投入取出口5から通帳、キャッシュカード及び現金を取り出す。
(実施例1の現金処理障害発生時の動作)
図5は、図1のATMにおける本発明の実施例1の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。図6は、係員が来るまで待つよう促す画面例を示す図である。
すでに(実施例1のATMの全体動作)で説明したように引き出し取引を例に実施例1の現金処理障害発生時の動作について説明する。但し、説明を簡便にするため通帳を使わないで、カードを使用した引き出し取引とする。
引き出し取引において、ホストコンピュータは、ATM1から送信された暗証番号が正当な時は当該取引を有効とし、当該口座ファイルの残高から受信した入金額を減算し新残高とし、取引成立の旨をATM1に送信する。
ATM1では、これを受信すると、紙幣入出金部16で、ATM1内部の収納庫34から紙幣を取り出し、計数し、紙幣投入取出口4にセットする現金取出処理を実行する。以下、この現金取出処理の流れを、図5を用いて説明する。
現金取出処理では、金種別の保管庫34から紙幣を1枚ずつ繰り出し、搬送路33を経由して紙幣投入取出口4に放出する。始めに、紙幣の枚数をカウントする取出しカウンタをリセットする(ステップS1)。次に、例えば、一万円庫34cから紙幣を繰り出し(ステップS2)、搬送路33を経由して紙幣投入取出口4に放出する。このとき、障害が発生しなければ(ステップ3)取出しカウンタを加算して(ステップS4)、取り出しカウンタが所定の枚数になるまで紙幣の繰り出し(ステップS2)から紙幣投入取出口4へ放出を繰り返す。
紙幣の繰り出し、搬送、放出の繰り返しの間に障害が発生したときは、判定手段11bにより、各種センサの状態を調べ、更に、不具合の生じた紙幣を正方向あるいは逆方向に動かして調整し、紙幣の搬送が可能か否かを判定する(ステップS6)。紙幣の搬送が不可能なときは、図6の画面を表示して利用者がATM1から離れないよう促す(ステップS10)。
紙幣の搬送が可能なときは、検知手段11cにより、利用者がATM1から離れたか否かを、顧客検知センサ18を使って監視する(ステップS7)。検知手段11cが、ATM1からの顧客の離脱を検知すると、ATM1は、カード挿入取出口のカードをATM1内に取り込み、第2の搬送手段11dにより、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を、搬送路33を経由して一時保管庫36へ取り込む(ステップS9)。
その後、ATM1は、取引停止の表示をATM1の前面に表示して(ステップS11)障害情報を監視センタに通知し、係員による障害復旧がなされる(ステップ13)。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、現金処理障害が発生し、且つ利用者がATM1を離れたときは、検知手段11cにより顧客検知センサ18を用いて利用者の離脱を検知し、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を、搬送路33を経由して一時保管庫36へ取り込むので、受付取出口のシャッタ31に細工をして障害状態にし、利用者がATM1から離れている間に受付取出口に残された現金が不正に持ち去られることを防止できる。
(実施例2の構成)
本発明の実施例2におけるATMは、実施例1とほぼ同様の現金処理障害時における取引媒体取込機能を有している。
(実施例2の現金処理障害発生時の動作)
図7は、図1のATMにおける本発明の実施例2の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。なお、図7において、実施例1の現金処理障害発生時の動作を示す図5中のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
ステップS1〜ステップS6及びステップS9〜ステップ13は、実施例1の現金処理障害発生時の動作と同様である。実施例2では、実施例1と次のような処理が異なっている。
現金を収納庫34から取出し、搬送路33を経由して紙幣投入取出口4に放出しているときに障害が発生したときは、実施例1で述べたように、判定手段11bにより、紙幣の搬送が可能か否かを判定し、紙幣の搬送が不可能なときは、ATM1は、図6の画面を表示して利用者がATM1から離れないよう促す(ステップS10)。
紙幣の搬送が可能なときは、検知手段11cにより、利用者がATM1から離れたか否かを顧客検知センサ18で監視し、更に、係員呼び出しボタン9が押下されたかを呼び出しボタン制御部23を使って監視する(ステップS7a)。顧客検知センサ18が、ATM1からの顧客の離脱を検知するか、又は、係員呼び出しボタン9が押下されたときは(ステップS8)、ATM1は、カード挿入取出口7のカードをATM1内に取り込み、第2の搬送手段11dにより、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を、搬送路33を経由して一時保管庫36へ取り込む(ステップS9)。
(実施例2の効果)
実施例2によれば、実施例1の効果に加え、顧客検知センサ18にテープ等で細工をされ、常に利用者がいる状態になってしまっても、係員呼び出しボタン9の押下により紙幣及びカードの取り込みを実行できるので不正行為の予防ができる。
(実施例3の構成)
本発明の実施例3におけるATMは、実施例1とほぼ同様の現金処理障害時における取引媒体取込機能を有している。
(実施例3の現金処理障害発生時の動作)
図8は、図1のATMにおける本発明の実施例3の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。なお、図8において、実施例1の現金処理障害発生時の動作を示す図5中のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
ステップS1〜ステップS6及びステップS9〜ステップ13は、実施例1の現金処理障害発生時の動作と同様である。実施例3では、実施例1と次のような処理が異なっている。
現金を収納庫34から取出し、搬送路33を経由して紙幣取出口4に放出しているときに障害が発生したときは、実施例1で述べたように、判定手段11bにより、紙幣の搬送が可能か否かを判定し、紙幣の搬送が不可能なときは、図6の画面を表示して利用者がATM1から離れないよう促す(ステップS10)。
紙幣の搬送が可能なときは、検知手段11cにより、係員呼び出しボタン9が押下されたかを呼び出しボタン制御部23を使って監視する(ステップS7b)。係員呼び出しボタン9が押下されたときは(ステップS8b)、ATM1は、カード挿入取出口のカードをATM1内に取り込み、第2の搬送手段11dにより、紙幣投入取出口4にセットされた紙幣を、搬送路33を経由して一時保管庫36へ取り込む(ステップS9)。
(実施例3の効果)
実施例3によれば、実施例1の効果に加え、顧客検知センサ18が搭載されていないATMでも係員呼び出しボタン9の押下により紙幣及びカードの取り込みを実行できるので不正行為の予防ができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。
(a) 自動取引装置は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置されるATMのみに限定されない。顧客による操作で取引を行う装置で、現金を扱うものであれば、広く適用ができる。例えば、駅などに設置される券売機、空港などに設置される航空券発行機、スーパーマーケットに設置されるセルフレジ等が考えられる。
(b) 実施例1では、現金処理障害時に利用者がATM1を離れたときには、カード及び紙幣を取り込む例で説明したが、カードの他に通帳があってもよいし、紙幣の他に硬貨があってもよい。実施例2及び3でも同様である。
(c) 実施例1〜3では、現金として紙幣を例に説明したが、現金として硬貨でもよい。
(d) 実施例1〜3では、係員呼び出しボタン9をATM1の背景の壁面10に設けるようにしたが、ATM1に内蔵されていてもよい。
(e) 実施例1〜3では、係員呼び出しボタン9を設けるようにしたが、係員と通話するためのオートホンを設け、オートホンの受話器のフックアップの検出で、係員呼び出しボタン9の押下の検出を代用してもよい。
(f) 実施例1〜3では、第2の収納庫として一時保管庫36を例にあげたが、収納庫34であってもよい。
本発明の実施例1における図2のATMを示す機能ブロック図である。 本発明の実施例1における自動取引装置の1つであるATMの概略を示す外観図である。 本発明の実施例1における図2のATMの紙幣取扱機構の透視による側面の説明図である。 図1中の入力操作部3上に表示される取引選択画面例を示す図である。 図1のATMにおける本発明の実施例1の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。 係員が来るまで待つよう促す画面例を示す図である。 図1のATMにおける本発明の実施例2の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。 図1のATMにおける本発明の実施例3の現金処理障害発生時の動作を示すフローチャートである。 特許文献1記載の現金処理障害発生時の処理を示すフローチャートである。 特許文献1記載の現金等を放出する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ATM1
4 紙幣投入取出口
7 カード挿入取出口
9 係員呼び出しボタン
11 制御部
11a 第1の搬送手段
11b 判定手段
11c 検知手段
11d 第2の搬送手段
18 顧客検知センサ
23 呼び出しボタン制御部

Claims (4)

  1. 利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、
    前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、
    前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、
    前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、
    前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、前記利用者が前記受付取出口から離れたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段が、前記利用者が前記受付取出口から離れたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、
    前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、
    前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、
    前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、
    前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、前記利用者が前記受付取出口から離れたか否か、又は、係員呼び出しボタンが押下されたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段が、前記利用者が前記受付取出口から離れたことを検知したとき、又は、係員呼び出しボタンが押下されたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  3. 利用者の現金を含む取引媒体を受付、又は、放出する受付取出口と、
    前記現金を収納する第1及び第2の収納庫と、
    前記利用者が操作を行う入力操作部とを有し、
    前記取引媒体を介して取引を行う自動取引装置であって、
    前記受付取出口に受け付けられた前記現金を前記第1の収納庫に搬送して前記第1の収納庫に収納させ、且つ、前記現金を前記第1の収納庫から前記受付取出口へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段による前記現金の搬送時に障害を検出し、前記現金の搬送の再開が可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が前記現金の搬送の再開が可能であるときに、係員呼び出しボタンが押下されたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段が、係員呼び出しボタンが押下されたことを検知したときに、前記受付取出口に放出された前記現金を前記受付取出口から前記第2の収納庫に搬送して前記第2の収納庫に収納させる第2の搬送手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  4. 前記現金は、紙幣又は硬貨である請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動取引装置。
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