JP5583534B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、金融機関に設置される自動取引装置に関するものである。
従来、金融機関に設置される自動取引装置は、顧客によって操作され、現金の入出金処理等が行われる。自動取引装置には、顧客の操作をガイドするタッチパネル式の顧客操作表示部が設けられ、顧客は顧客操作表示部の表示に従って操作する。また、自動取引装置には、現金の入出金処理のための入出金口が設けられ、顧客は入出金口のシャッタの開閉に従って現金の入出金取引を行っている。
紙幣の入金取引の場合において、顧客が紙幣入出金口から紙幣を挿入すると、紙幣入出金口を含む紙幣入出金ユニットが挿入された紙幣を認識し、入金処理を行う。このとき紙幣以外の貨幣やボタン等の異物が、紙幣入出金口に誤って挿入されることがある。このような異物は、紙幣入出金口から紙幣入出金ユニットに入り込み、紙幣入出金ユニットによる紙幣の読取りや認識の処理に支障を与えることになる。その結果、紙幣入出金ユニットが故障する等の問題が発生することもある。
特開平11−272911号公報(特許文献1)は、紙幣の受取りの際の確実な異物返却を実現する自動取引装置が記載されている。特許文献1によると、これらの異物に対し、紙幣入出金口に設けたふるいにより分けて落下させ、返却通路を通過して返却口に集積させている。そして、装置が異物を検知した場合、顧客に対して返却口にある異物を取り出させるように音声アナウンスによる通知を行う技術が記載されている。
特開平11−272911号公報
しかしながら、特許文献1による技術によれば、自動取引装置が異物を検知しても、顧客は自動取引装置の顧客操作表示部で操作をしているため、音声アナウンスに気が付かなかった場合、返却口の異物が返却されずに放置されたままとなる場合があるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、顧客の操作によって現金の入出金取引を行う自動取引装置において、自動取引装置が装置内部に異物を検知した場合、顧客による異物の撤去を確実に行わせ、異物の取り忘れを防止することを可能とする自動取引装置を提供するものである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引装置は、顧客操作表示画面を有し、顧客の操作によって現金の入出金処理を行う自動取引装置において、前記現金の入出金口に異物が投入されたことを検知する異物検知センサと、前記異物検知センサによる前記異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に前記異物の撤去と確認ボタンの押下を促す表示を行い、顧客による前記異物の撤去と前記確認ボタンの押下が行われるまで前記入出金処理を中断する制御部を有し、更に、前記制御部は、前記入出金処理のうち入金処理の場合で前記中断が所定の時間経過したときは、前記入金処理を無効にすることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、前記異物検知センサによる異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に異物の撤去と確認ボタンの押下を促す表示を行い、顧客による異物の撤去と確認ボタンの押下が行われるまで前記入出金処理を中断する制御部を有することとしたので、返却口の異物が返却されずに放置されたままである状態がない自動取引装置を提供することが可能になる。
第1の実施の形態に関する入金取引を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関するATM1の外観図である。 第1の実施の形態に関するATM1の構成図である。 紙幣処理部22における接客口12の内部を示す説明図である。 異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を促す顧客操作表示画面17の説明図である。 第1の実施の形態に関する出金取引を示すフローチャートである。 ジャーナル印字の例を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する異物受取口51の内部を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する入金取引を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図面に従って説明する。図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置(以下ATMという)1の外観図である。ATM1は銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等に設置され、顧客の操作によって入出金取引等が可能である。ATM1は入出金取引において、顧客に対して紙幣を投入又は取出すための紙幣投入返却口としての接客口12を有する。入金取引等の紙幣を投入する取引においては、顧客が当該接客口12に紙幣をセットすると、これをATM1が自動計数し、装置内部に取込む。出金取引等の紙幣を顧客に支払う取引においては、ATM1が内部の紙幣を自動計数し、当該接客口12に集積することにより、顧客が取出し可能とする。前記接客口12には紙幣用シャッタ13が設けられ、顧客が紙幣を投入又は取り出すときに開き、それ以外は閉じている。
また、ATM1は同じく、硬貨を投入又は取出すための硬貨投入返却口14を有する。入金取引等の硬貨をATM1に投入する取引において、顧客が当該硬貨投入返却口14に硬貨をセットすると、これをATM1が自動計数し、装置内部に取込む。出金取引等の硬貨を顧客に支払う取引においては、ATM1が内部の硬貨を自動計数し、当該硬貨投入返却口14に集積することにより、顧客が取出し可能とする。硬貨投入返却口14には硬貨用シャッタ18が設けられ、顧客が硬貨を投入又は取り出すときに開き、それ以外は閉じている。更に、ATM1はキャッシュカードのカード挿入口15と、通帳の通帳挿入口16と、顧客が操作するための入力機能と表示機能を備えたタッチパネル式の顧客操作表示画面17を有する。
図3は第1の実施の形態に関するATM1の構成図である。装置制御部10はATM1の各部と接続され、各部を制御する。当該装置制御部10は、RAMやROM又はハードディスク等で構成された装置記憶部11と接続される。装置制御部10は、装置記憶部11に記憶された制御プログラムにより動作する。また、装置制御部10はATM1の各処理に必要なデータを装置記憶部11に書き込むことができ、必要に応じて装置記憶部11から読み出すことができる。また、装置制御部10は、ホストコンピュータ100と図示しない通信部を介して接続され、ホストコンピュータ100と入出金取引に関する情報を交換する。
紙幣処理部22は装置制御部10の制御により、紙幣の入出金処理を行う。紙幣処理部22は、顧客により前記接客口12から投入される入金紙幣を、真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない金種別収納カセットに収納する。更に、紙幣処理部22は、顧客に支払われる出金紙幣を金種別収納カセットより繰り出し、接客口12に集積する。また、前記接客口12に設けられた紙幣用シャッタ13の開閉は、装置制御部10の指示により行われる。この紙幣用シャッタ13が開状態のとき、顧客により入金紙幣の投入、出金紙幣の取り出しが行われる。従ってこのとき、紙幣以外の異物が投入されるおそれが生じることになる。
硬貨処理部24は装置制御部10の制御により、硬貨の入出金処理を行う。硬貨処理部24は、顧客により前記硬貨投入返却口14から投入される硬貨を真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない硬貨収納部に収納する。更に、硬貨処理部24は、顧客に支払われる硬貨を硬貨収納部より繰り出し、硬貨投入返却口14に集積するものである。また、前記硬貨投入返却口14に設けられた硬貨用シャッタ18の開閉は、装置制御部10の指示により行われる。この硬貨用シャッタ18が開状態のとき、顧客により入金硬貨の投入、出金硬貨の取り出しが行われる。従ってこの時、硬貨以外の異物が投入されるおそれが生じることになる。
カード処理部25は、顧客が前記カード挿入口15から挿入したキャッシュカードの情報を読取る。通帳記帳部26は、前記通帳挿入口16から挿入された通帳に取引記録を印字する。
顧客操作表示部27は装置制御部10の指示により前記顧客操作表示画面17を制御する。レシート処理部28はレシートの印刷処理を行う。レシート処理部28は、取引終了時にレシートを前記カード挿入口15から排出する。また、後述する取引履歴を示すジャーナルを当該レシート処理部28で印字してもよい。
図4は、紙幣処理部22における接客口12の内部を示す説明図である。接客口12の内部は、紙幣Pを蓄積する空間となる紙幣プール部30が形成される。接客部12の紙幣用シャッタ13が矢印A方向に開き、紙幣入金のときは顧客が紙幣Pを投入可能となり、一方、紙幣出金のときは集積した紙幣Pを取り出し可能となる。紙幣プール部30は、略L字形状の紙幣プール壁31と、紙幣Pを圧接するビルプレス32からなる。
紙幣入金のとき投入された紙幣Pは、紙幣プール壁31と、ビルプレス32によって挟持され、図示しない支点を中心に矢印B方向に90度回転する。90度回転した紙幣プール部30は、繰出ローラ34が紙幣Pに圧接する位置になる。その後、繰出ローラ34が回転すると、紙幣Pは1枚毎に分離され、搬送ローラ35によって搬送路36を矢印C方向に搬送される。一方、紙幣出金のときは紙幣プール部30は同じく矢印B方向に90度回転した状態にある。搬送路37を矢印D方向に一枚毎に搬送される紙幣Pは、回転する紙幣集積ローラ38によって、紙幣プール部30に集積される。紙幣プール部30に集積された紙幣Pは、紙幣用シャッタ13が矢印A方向に開くことにより、取り出し可能となる。
ここで、特に紙幣入金のとき、顧客による紙幣Pの投入と同時に、誤って紙幣以外の硬貨等の異物40が紙幣プール部30に投入されてしまうときがある。異物40は、紙幣プール部30に設けられた異物検知センサ39によって検知される。当該異物検知センサ39による検知は、当該異物40が顧客により取り出されるまで継続されている。なお、硬貨処理部24における硬貨投入返却口14の内部の説明は省略する。
次に、第1の実施の形態に関する動作を説明する。図1は第1の実施の形態に関する入金取引を示すフローチャートである。
ステップ101:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し取引選択画面を表示するよう指示する。顧客が取引選択画面の中から入金取引を選択すると、顧客操作表示部27はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。これにより入金取引が開始される。
ステップ102:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対しカード又は通帳の挿入を促す画面を表示するよう指示する。顧客がカード又は通帳を挿入すると、カード処理部25又は通帳記帳部26はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。
ステップ103:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し暗証番号入力を促す画面を表示するよう指示する。顧客が顧客操作表示部27で暗証番号を入力すると、顧客操作表示部27はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。
ステップ104:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し紙幣又は硬貨の投入を促す画面を表示するよう指示する。そして、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、紙幣用シャッタ13又は硬貨用シャッタ18を開けるよう指示する。顧客が紙幣又は硬貨を投入すると、紙幣処理部22又は硬貨処理部24はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。
ステップ105:装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し紙幣又は硬貨を計数するよう指示する。そこで、例えば紙幣処理部22では、前記紙幣プール部30にある紙幣Pを前記繰出ローラ34によって分離する動作を開始する。紙幣処理部22又は硬貨処理部24は、紙幣又は硬貨を認識し、計数する動作を行う。更に、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し、しばらく待つことを促す画面を表示するよう指示する。
ステップ106:装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し異物40が接客口12又は硬貨投入返却口14に残存していないかチェックするよう指示する。紙幣処理部22は前記異物検知センサ39が異物40を検知していないかチェックする。同じく、硬貨処理部24は図示しない異物検知センサが異物40を検知していないかチェックする。異物ありの場合はステップ107へ移行し、異物なしの場合はステップ109へ移行する。
ステップ107:ステップ106で異物ありの場合、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し、異物40の撤去及び確認ボタンの押下を促す画面を表示するよう指示する。
図5は、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を促す顧客操作表示画面17の説明図である。顧客操作表示部27は、同図に示す顧客操作表示画面17を表示する。同図に示す顧客操作表示画面17は、表示文41と確認ボタン42からなる。表示文41は、「接客口に現金以外の「落し物」があります。拾い上げてから、確認ボタンを押してください。」と表示する。この表示を見た顧客は、異物40を拾い上げ、確認ボタン42を押下する。
更に、装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、異物40が接客口12又は硬貨投入返却口14から撤去されたかどうかチェックするよう再度指示する。また、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し確認ボタン42が押下されたかどうか確認するよう指示する。
ステップ108:異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ステップ107に戻り、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がある場合は、ステップ109に移行する。従って、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ATM1の動作は中断することになる。ATM1の動作の中断に気がついた顧客は、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を行うことになる。よって、顧客による異物40の撤去を確実に行わせ、異物40の取り忘れを防止することを可能となる。
ステップ109:ステップ106で異物40が検知されない場合、又はステップ108で異物40の撤去及び確認ボタン42の押下が行われた場合は、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し入金金額の確認のための画面を表示するよう指示する。顧客は入金金額の確認ボタン42を押下すると、顧客操作表示部27はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。装置制御部10はホストコンピュータ100と交信を行い、入金取引の情報をホストコンピュータ100に送信する。
ステップ110:装置制御部10は、カード処理部25に対し顧客のカードを返却するよう指示するとともに、通帳記帳部26に対し通帳に取引を印字した後、顧客に返却するよう指示する。更に、必要な場合は、レシート処理部28に対し明細票を発行するよう指示する。
図6は第1の実施の形態に関する出金取引を示すフローチャートである。
ステップ201:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し取引選択画面を表示するよう指示する。顧客が取引選択画面の中から出金取引を選択すると、顧客操作表示部27はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。これにより出金取引が開始される。
ステップ202:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対しカード又は通帳の挿入を促す画面を表示するよう指示する。顧客がカード又は通帳を挿入すると、カード処理部25又は通帳記帳部26はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。
ステップ203:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し暗証番号入力を促す画面を表示するよう指示する。顧客が、顧客操作表示部27で暗証番号を入力すると、顧客操作表示部27はこれを検知し、装置制御部10へ通知する。
ステップ204:装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し出金金額の入力を促す画面を表示するよう指示する。顧客が顧客表示部27により出金金額を入力すると、顧客表示部27は装置制御部10に通知する。装置制御部10はこれを受けると、再度顧客操作表示部27に対し出金金額の確認を促す画面を表示するよう指示する。顧客が図示しない確認ボタンを入力すると、顧客が要求する出金金額が確定する。
ステップ205:装置制御部10は、ホストコンピュータ100と交信を行い、出金取引の情報をホストコンピュータ100に送信する。
ステップ206:装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、出金金額に相当する紙幣又は硬貨を計数するよう指示する。そこで、例えば紙幣処理部22では、前記紙幣集積ローラ38を回転させ、紙幣プル部30に出金紙幣Pを集積する。
ステップ207:装置制御部10は、カード処理部25に対し顧客のカードを返却するよう指示するとともに、通帳記帳部26に対し通帳に取引を印字して、顧客に返却するよう指示する。更に、必要な場合はレシート処理部28に対し明細票を発行するよう指示する。
ステップ208:装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、紙幣用シャッタ13又は硬貨用シャッタ18を開くよう指示する。これにより、顧客は出金紙幣P又は出金硬貨を接客口12から取り出すことができる。
ステップ209:装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、異物40が接客口12又は硬貨投入返却口14に残存していないかチェックするよう指示する。紙幣処理部22は前記異物検知センサ39が異物40を検知していないかチェックする。同じく、硬貨処理部24は図示しない異物検知センサが異物40を検知していないかチェックする。異物ありの場合はステップ210へ移行し、異物なしの場合は処理を終了する。
ステップ210:ステップ209で異物ありの場合、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を促す画面を表示するよう指示する。顧客操作表示部27は、図5に示す顧客操作表示画面17を表示する。顧客操作表示画面17は、表示文41と、確認ボタン42からなる。表示文41は、「接客口に現金以外の「落し物」があります。拾い上げてから、確認ボタンを押してください。」と表示する。この表示を見た顧客は、異物40を拾い上げ、確認ボタン42を押下する。更に、装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、異物40が接客口12又は硬貨投入返却口14から撤去されたかどうかチェックするよう指示する。また、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し確認ボタン42が押下されたかどうかチェックするよう指示する。
ステップ211:異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ステップ210に戻り、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がある場合は、処理を終了する。従って、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ATM1の動作は中断することになる。ATM1の動作の中断に気がついた顧客は、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を行うことになる。よって、顧客による異物40の撤去を確実に行わせ、異物40の取り忘れを防止することを可能となる。
前述の第1の実施の形態におけるステップ108及びステップ211において、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ATM1の動作は中断することになると説明したが、中断が所定の時間経過したときは、処理を無効とするようにしてもよい。ここで入金取引の場合、中断が所定の時間経過したときは、装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し、紙幣用シャッタ13又は硬貨用シャッタ18を開けるよう指示する。こうしてATM1は入金紙幣等を顧客に返却し、処理を無効とし、始めの状態に戻して処理を終了する。一方、出金取引の場合、所定の時間経過したときは、装置制御部10は、紙幣処理部22又は硬貨処理部24に対し紙幣用シャッタ13又は硬貨用シャッタ18を閉めるよう指示する。こうしてATM1は処理を終了する。
これらの場合は、ATM1にとって、処理が正常に終了しなかった場合である。このように正常に終了しなかった場合は、ATM1はジャーナルに取引履歴を印字する必要がある。図7はジャーナル印字の例を示す説明図である。同図(a)は正常に入金取引を終了した場合を示す。同図は一万円札を7枚、千円札を5枚入金取引したことを示す。一方、同図(b)は正常に入金取引を終了しなかった場合を示す。同図(b)は異物40を検知した結果、確認ボタン42の押下がなく入金取引が終了したことを示し、結局、入金取引がなかったこととなる。この場合、装置制御部10は、レシート処理部28に対しジャーナルを印字するよう指示することができる。印字したジャーナルはATM1の内部に保管される。このように取引記録を残しておけば、顧客との混乱を防止することができる。
以上、第1の実施の形態によれば、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下がない場合は、ATM1の動作は中断することにしたので、ATM1の動作の中断に気がついた顧客は、異物40の撤去及び確認ボタン42の押下を行うことになる。よって、顧客による異物40の撤去を確実に行わせ、異物40の取り忘れを防止することを可能となる。一方、ATM1の動作の中断に気が付かなかった顧客がいた場合、所定の時間経過後に取引は正常に終了しなかったことの記録を残すことにより、顧客との混乱を軽減することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を図面に従って説明する。前記第1の実施の形態は、接客口12の紙幣プール部30に設けた異物検知センサ39によって異物40の有無を検知するものであったが、第2の実施の形態は、異物40を紙幣プール部30から異物受取り口51へと搬送し、異物受取り口51に設けた異物検知センサ56によって異物40の有無を検知するものである。
図8は、第2の実施の形態に関する異物受取口51の内部を示す説明図である。異物受取り口51は、顧客がアクセス可能なようにATM1の装置筐体50に設けられる。異物受取り口51は、ふた55と、異物プール部54からなる。異物プール部54は、異物受皿52で集積された異物40を、異物搬送手段53によって矢印E方向に搬送し、再度集積する。異物受皿52は、前記図4で示す紙幣プール部30の下部に設けられ、櫛の歯状に設けられた紙幣プール壁31をすり抜けた異物40を集積する。こうして、異物プール部54に集積された異物40は、異物検知センサ56によって、その有無が検知される。そして、顧客によって、ふた55が開けられ異物プール部54の異物40が取り出し可能となる。
次に、第2の実施の形態に関する動作を説明する。図9は第2の実施の形態に関する入金取引を示すフローチャートである。ステップ301乃至ステップ305は、第1の実施の形態におけるステップ101乃至ステップ105と同じであり、ステップ309及びステップ310は、第1の実施の形態におけるステップ109及びステップ110と同じであるので説明を省略する。
ステップ306:装置制御部10は、異物検知センサ56が異物40を検知していないかチェックする。異物ありの場合はステップ307へ移行し、異物なしの場合はステップ309へ移行する。
ステップ307:ステップ306で異物ありの場合、装置制御部10は、顧客操作表示部27に対し異物受取り口51から異物40の撤去を促す画面を表示するよう指示する。顧客操作表示画面17の表示文は、「異物受取り口に現金以外の「落し物」があります。取り出してください。」と表示する。この表示を見た顧客は異物40を取り出す。更に、装置制御部10は、異物検知センサ56が異物40を検知していないか再度チェックする。
ステップ308:異物40の撤去がない場合は、ステップ307に戻り、異物40の撤去がある場合は、ステップ309に移行する。従って、異物40の撤去がない場合は、ATM1の動作は中断することになる。ATM1の動作の中断に気がついた顧客は、異物40の撤去を行うことになる。よって、顧客による異物40の撤去を確実に行わせ、異物40の取り忘れを防止することを可能となる。
以上、第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態のように顧客操作表示画面17に確認ボタン42を設ける必要がなく、かつ、接客口12に異物検知センサ39を設ける必要もなく、異物受取りのための異物受取り口51と、当該異物受取り口51に異物検知センサ56を設けることで、顧客による異物40の撤去を確実に行わせ、異物40の取り忘れを防止することを可能となる。
1 ATM
12 接客口
13 紙幣用シャッタ
14 硬貨投入返却口
17 顧客操作表示画面
22 紙幣処理部
27 顧客操作表示部
10 装置制御部
39 異物検知センサ
40 異物
42 確認ボタン

Claims (6)

  1. 顧客操作表示画面を有し、顧客の操作によって現金の入出金処理を行う自動取引装置において、
    前記現金の入出金口に異物が投入されたことを検知する異物検知センサと、
    前記異物検知センサによる前記異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に前記異物の撤去と確認ボタンの押下を促す表示を行い、顧客による前記異物の撤去と前記確認ボタンの押下が行われるまで前記入出金処理を中断する制御部を有し、
    更に、前記制御部は、前記入出金処理のうち入金処理の場合で前記中断が所定の時間経過したときは、前記入金処理を無効にすることを特徴とする自動取引装置。
  2. 顧客操作表示画面を有し、顧客の操作によって現金の入出金処理を行う自動取引装置において、
    物を装置外部から受取り可能とする異物受取り口と、
    前記現金の入出金口に存在する前記異物を前記異物受取り口へ搬送する異物搬送手段と、
    前記異物受取り口の前記異物の有無を検知する異物検知センサと、
    前記異物検知センサによる前記異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に前記異物の撤去を促す表示を行い、顧客による前記異物の撤去が行われるまで前記入出金処理を中断する制御部を有し、
    更に、前記制御部は、前記入出金処理のうち入金処理の場合で前記中断が所定の時間経過したときは、前記入金処理を無効にすることを特徴とする自動取引装置。
  3. 前記制御部は、前記入金処理における前記現金の認識の後に、前記異物の撤去と前記確認ボタンの押下を促す表示を行うことを特徴とする請求項記載の自動取引装置。
  4. 前記制御部は、前記入金処理における前記現金の認識の後に、前記異物の撤去を促す表示を行うことを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  5. 前記入金処理の無効があったとき、前記制御部はレシート処理部に対し取引履歴印字をするよう指示することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一記載の自動取引装置。
  6. 顧客操作表示画面を有し、顧客の操作によって現金の入金処理又は出金処理を行う自動取引装置において、
    前記現金の入出金口に投入された異物を装置外部から受取り可能とする異物受取り口と、
    前記入出金口に存在する前記異物を前記異物受取り口へ搬送する異物搬送手段と、
    前記入出金口に投入された異物を検知する異物検知センサと、
    前記入金処理において現金用シャッタを開け、投入された現金の計数を開始した後、前記異物検知センサによる前記異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に前記異物の撤去を促す表示を行い、前記出金処理において前記入出金口に出金金額に相当する現金を集積して現金用シャッタを開いた後、前記異物検知センサによる前記異物の検知があったときは、前記顧客操作表示画面に前記異物の撤去を促す表示を行う制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
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