JPH09231444A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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Publication number
JPH09231444A
JPH09231444A JP8034619A JP3461996A JPH09231444A JP H09231444 A JPH09231444 A JP H09231444A JP 8034619 A JP8034619 A JP 8034619A JP 3461996 A JP3461996 A JP 3461996A JP H09231444 A JPH09231444 A JP H09231444A
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JP
Japan
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deposit
coin
depositing
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Withdrawn
Application number
JP8034619A
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English (en)
Inventor
Koji Noda
浩司 野田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09231444A publication Critical patent/JPH09231444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自動取引装置においては、貨幣入出金
部に貨幣(硬貨)に混ざって投入された異物が繰出し部
を経て装置内部に侵入し、装置内部に散乱蓄積した異物
によって諸々の動作障害が発生するという課題があっ
た。 【解決手段】 本発明は、貨幣入出金部5への硬貨投入
後、シャッター1aを閉じ、貨幣入出金部5を振動させ
てこの貨幣入出金部5内の硬貨群を拡散した後の貨幣入
出金部5の内部映像をカメラ15で撮影し、表示装置2
に表示する。利用者はこの貨幣入出金部の内部の表示映
像から異物の有無を確認することができる。異物有りの
確認キーが押されると、シャッター1aを開け、異物の
排除を利用者に要求する。異物無しが確認キーが押され
ると、貨幣入出金部5内の硬貨を繰出し機構6に受け渡
して所定の入金処理を開始する。これにより、装置内部
への異物の侵入を大幅に抑制することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨の自動金種分
別等の入金処理を行う自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬貨の入金処理を行う自動取引装置に
は、誤って硬貨と共に入出金部に投入された硬貨以外の
ものを異物として利用者に返却したり回収するための機
構が不可欠である。例えば、比較的大きな異物の回収
は、入出金部から受け渡された硬貨を1枚ずつ後段の処
理部に繰り出す機構部にて、繰り出し可能な硬貨の最大
サイズの制約を以て実現することが可能である。つま
り、比較的大きな異物は繰出し機構より下流には運ばれ
ず、繰出し機構に残留してしかる後、異物回収庫に回収
される。また、比較的小さな異物については、繰出し機
構の下流に配置された鑑査部にてパターン照合等により
異物を検知し、装置内部をそのまま通過させて入出金部
に返却される。
【0003】しかしながら、このような手段によって異
物を硬貨とうまく分別できたとしても、装置内部への異
物の侵入は諸々の障害を引き起こす大きな要因となる。
例えば、比較的小さな異物は繰出し機構より下流に進入
し、鑑査部を経て硬貨を金種別に選別して硬貨集積部に
誘導するための対向式ゲート等からなる硬貨選別部の上
を通過する。すなわち、鑑査部にて異物を検知した場合
は全てのゲートを閉じ、異物を硬貨選別部の上をただ通
過させようとする。しかし、非常に小さい異物は閉じた
ゲートの周辺の僅かな隙間から硬貨集積部に落ち込むな
ど、入出金部に返却されることなく装置内部で紛失して
しまうことかある。このため、硬貨集積部での硬貨集積
異常や硬貨投出異常、その他予想知れない様々な障害が
発生する。
【0004】
【発明が課題しようとする課題】以上のように、従来の
自動取引装置においては、入出金部に硬貨に混ざって投
入された異物を装置内部で硬貨と分別する機能を持つだ
けでは不十分であり、装置内部に侵入して散乱蓄積した
異物によって諸々の動作障害が発生するという問題があ
った。
【0005】本発明はこのような課題を解決するための
もので、装置内部への異物侵入の頻度を大幅に低減する
ことのできる自動取引装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動取引装置は、請求項1に記載されるよ
うに、貨幣入金口から入金された貨幣を−時保留する貨
幣入金部と、この貨幣入金部に貨幣が入金された際に、
貨幣入金部の内部を撮影する撮影手段と、貨幣入金口よ
り貨幣を入金した利用者に対して貨幣入金部の内部を確
認させるために、撮影手段により撮影された映像を表示
する表示部と、この表示部に表示された貨幣入金部の内
部映像を確認した後、貨幣入金部に入金された貨幣に対
する入金処理を開始するように指示する指示部とを具備
してなることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の自動取引装置は、請求項2
に記載されるように、開閉自在な貨幣入金口を有し、こ
の貨幣入金口から入金された貨幣を−時保留する貨幣入
金部と、利用者により貨幣入金部からの貨幣の入金が完
了したことを指示する第1の指示部と、この第1の指示
部により貨幣の入金の完了が指示されたときに、貨幣入
金部を閉状態とするように制御する第1の制御部と、こ
の第1の制御部で貨幣入金部が閉状態となったときに、
貨幣入金部の内部を撮影する撮影手段と、貨幣入金口よ
り貨幣を入金した利用者に対して貨幣入金部の内部を確
認させるために、撮影手段により撮影された映像を表示
する表示部と、この表示部に表示された貨幣入金部の内
部映像を確認した後、貨幣入金部に入金された貨幣に対
する入金処理を開始するように指示する第2の指示部
と、表示部に表示された貨幣入金部の内部映像を確認し
た後、貨幣入金部に入金された貨幣を返却するように指
示する第3の指示部と、この第3の指示部により入金さ
れた貨幣の返却が指示された際に、貨幣入金口を開状態
となるように制御する第2の制御部とを具備してなるも
のである。
【0008】すなわち、請求項1及び請求項2の発明の
自動取引装置においては、入金後の貨幣入金部の内部映
像を表示して利用者に異物発見の注意及び異物排除を促
すことで、装置内部への異物の侵入頻度を大幅に低減で
き、異物侵入による諸々の動作障害の発生を抑制するこ
とができる。
【0009】また、本発明の自動取引装置は、請求項3
に記載されるように、請求項2記載の自動取引装置にお
いて、撮影手段により撮影された貨幣入金部の内部映像
に基づいて、貨幣入金部にて入金された貨幣に混在して
いる異物の有無を判定する判定部と、表示部により撮影
手段にて撮影された内部映像を表示する際に、この判定
部により入金貨幣に異物が混在していると判定した場合
に、この判定部により異物と判定された物を強調表示す
る表示制御手段とをさらに具備してなるものであり、こ
れにより、貨幣入金部に入金された貨幣に混在している
異物発見の際の利用者の負担を軽減することができる。
【0010】さらに、本発明の自動取引装置は、請求項
4に記載されるように、請求項2記載の自動取引装置に
おいて、撮影手段により撮影された貨幣入金部の内部映
像に基づいて、貨幣入金部にて入金された貨幣に混在し
ている異物の有無を判定する判定部と、この判定部によ
る判定結果を外部に出力する出力手段とをさらに具備し
てなるものであり、これにより、貨幣入金部に入金され
た貨幣に混在している異物の有無を判断する際の利用者
の負担を軽減することができる。
【0011】さらに、本発明の自動取引装置は、請求項
5に記載されるように、請求項2記載の自動取引装置に
おいて、第2の制御部により貨幣入金部が開状態とされ
た後、再度、利用者により第1の指示部を介して貨幣入
金部に貨幣の入金の完了が指示された場合、第1の制御
部にて貨幣入金部を閉状態にした後、入金された貨幣に
対する入金処理を開始する入金処理手段をさらに具備し
てなるものである。
【0012】さらに、本発明の自動取引装置は、請求項
6に記載されるように、請求項2記載の自動取引装置に
おいて、第2の制御部により貨幣入金部が開状態とされ
た後、再度、利用者により第1の指示部を介して貨幣入
金部に貨幣の入金の完了が指示された場合、第1の制御
部にて貨幣入金部を閉状態にした後、撮影手段により再
度貨幣入金部の内部を撮影して表示手段に表示させる表
示処理手段をさらに具備してなるものである。
【0013】さらに、本発明の自動取引装置は、請求項
7に記載されるように、貨幣入金口から入金された貨幣
をー時保留する貨幣入金部と、この貨幣入金部に貨幣が
保留された際に、この保留された貨幣を拡散するように
貨幣入金部を振動させる駆動部と、この駆動部にて保留
された貨幣が拡散された後、貨幣入金部の内部を撮影す
る撮影手段と、貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に
対して貨幣入金部の内部を確認させるために、撮影手段
により撮影された映像を表示する表示部と、この表示部
に表示された入金部の内部映像を確認した後、入金部に
投入された貨幣に対する入金処理を開始するように指示
する指示部とを具備してなるものてある。 さらに、本
発明の自動取引装置は、請求項8に記載されるように、
開閉自在な貨幣入金口から入金された貨幣をー時保留す
る貨幣入金部と、この貨幣入金部に貨幣が保留された際
に、この保留された貨幣を拡散するように貨幣入金部を
振動させる駆動部と、この駆動部にて保留された貨幣が
拡散された後、貨幣入金部の内部を撮影する撮影手段
と、貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に対して貨幣
入金部の内部を確認させるために、撮影手段により撮影
された映像を表示する表示部と、この表示部に表示され
た貨幣入金部の内部映像を確認した後、この貨幣入金部
に投入された貨幣に対する入金処理を開始するように指
示する第1の指示部と、表示部に表示された貨幣入金部
の内部映像を確認した後、貨幣入金部に入金された貨幣
を返却するように指示する第2の指示部と、この第2の
指示部により入金された貨幣の返却が指示された際に、
利用者に貨幣を返却するために、前記貨幣入金口を開状
態となるように制御する制御部とを具備してなるもので
ある。 すなわち、請求項7及び請求項8の発明の自動
取引装置においては、貨幣入金部を振動させてその中の
硬貨群を拡散した後の貨幣入金部の内部状態を撮影手段
により撮影して表示することで、硬貨群の中に埋もれて
いた異物が発見しやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0015】図1は本実施形態である自動取引装置の外
観を示す斜視図である。同図に示すように、この自動取
引装置は、シャッターにより開閉自在な貨幣入金口1、
利用者との対話用の表示装置2及びキー入力部3、利用
者認証用のカード装着部4を外観上備えている。
【0016】図2はこの自動取引装置内の硬貨の循環系
統を示す図である。同図に示すように、この自動取引装
置の内部には、貨幣入金口1より投入された貨幣(硬
貨)が一時保留される貨幣入出金部5と、この貨幣入出
金部5より受け渡された硬貨を1枚ずつ下流の硬貨選別
系統に繰り出す繰出し機構6と、繰出し機構6によって
繰り出された硬貨の種類をパターン照合等により識別す
る鑑査部7と、鑑査部7の金種識別結果に応じて個々に
開閉制御される金種別の複数の対向式ゲート8aからな
る硬貨選別部8と、硬貨選別部8によって選別された硬
貨が集積される金種別の複数の硬貨集積部9a〜9f
と、金種別の硬貨集積部9a〜9fがオーバーフローし
た時に使用されるオーバーフロー庫9gと、対向式ゲー
トによる捕捉漏れ等の硬貨を蓄積する金庫9hと、硬貨
集積部9a〜9fより投出された硬貨を貨幣入出金部5
に搬送する下繰出し機構10及び縦コンベア11と、繰
出し機構6に一定時間繰り出れることなく残留したもの
が異物として回収される異物回収庫12と、鑑査部7に
て異物と判断されたものを貨幣入出金部5に返送する返
送用搬送機構13と、電源部及び制御部14とを備えて
構成されている。
【0017】この自動取引装置の貨幣入出金部5の近傍
には、図3にも示すように、この貨幣入出金部5の内部
映像を撮影するカメラ15が配置されている。また貨幣
入出金部5には、この貨幣入出金部自体を振動させて貨
幣入出金部に保留された硬貨群16を拡散するための駆
動機構17が設けられている。振動中は貨幣入出金部5
からの硬貨の飛散を防止するためにシャッター1aが閉
じられる。また、カメラ15は、この入金硬貨の拡散中
にも貨幣入出金部内を撮影するため、カメラ15を貨幣
入出金部5の外に配置した場合はシャッター1aを透明
な板で構成することが望ましい。
【0018】この自動取引装置は、システムコントロー
ラによってその全体の制御が行われる。そしてシステム
コントローラはROM等に格納された制御用プログラム
に従って以下説明するような硬貨投入時の異物排除を目
的とした一連の制御を実行する。
【0019】図4はその制御動作の手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【0020】利用者は、キー入力部3を操作じて入金処
理を行うことを指定した後(ステップ401)、カード
装着部4に認証カードを装着し、暗証番号をキー入力す
る。認証カードの記録番号とキー入力された番号とが一
致すれば、貨幣入出金部5のシャッター1aを開動作
し、硬貨投入が可能な状態となる(ステップ402)。
システムコントローラは、シャッター16の開動作と同
時にカメラ15をONにして貨幣入出金部の内部の撮影
を開始する(ステップ403)。硬貨投入後、硬貨投入
完了の確認キーが利用者により操作されると、システム
コントローラがこれを判断し、直ちにシャッター1aを
閉じる(ステップ404)。そしてシステムコントロー
ラは貨幣入出金部5に保留された硬貨群に混在する異物
を利用者が視覚的に発見しやすくするために、貨幣入出
金部5を振動させてこの貨幣入出金部内に保留されてい
る硬貨群を拡散する動作を開始する。この拡散動作は一
定時間継続して行われ(ステップ405)、その間、貨
幣入出金部の内部の映像がカメラ15によって取り込ま
れてビデオRAM等のメモリに記憶される。そしてこの
拡散動作の終了と同時にカメラ15もOFFとなる(ス
テップ406)。
【0021】この後、システムコントローラは、メモリ
に記憶された映像データの再生処理を行って表示装置2
にその再生画像を表示するように制御を行う(ステップ
407)。この画像再生終了後、システムコントローラ
は、利用者に異物の有無確認のキー入力を要求する内容
を表示装置2に表示すると共に音声でその旨を利用者に
報知する(ステップ408)。異物有りの確認キーが利
用者により操作された場合、システムコントローラはこ
れを判断して(ステップ409)、シャッター1aを再
び開動作し(ステップ410)、異物の排除を要求する
内容を表示と音声で利用者に報知する(ステップ41
1)。この後、システムコントローラは、異物排除完了
の確認キーが利用者により操作されたことを判断すると
(ステップ412)、ステップ403に戻って再びカメ
ラ15による貨幣入出金部の内部の撮影を開始し、撮影
画像の表示処理を経てステップ408の異物有無確認の
キー入力要求処理までを同様に繰り返す。
【0022】ステップ409で、異物無し確認キーが利
用者により操作された場合、システムコントローラはこ
れを判断して貨幣入出金部5内の硬貨を繰出し機構6に
受け渡して所定の入金処理を開始するように制御を行う
(ステップ413)。
【0023】入金処理においては、繰出し機構6により
硬貨を1枚ずつ鑑査部7以降に繰り出し、鑑査部7にて
硬貨の種類識別を行い、識別した金種に対応した位置の
対向式ゲート8aを開き、硬貨をこの対向式ゲート8a
で捕捉して対応する硬貨集積部9a〜9fに集積する処
理等が行われる。
【0024】次に、この自動取引装置の第2の動作例を
図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0025】ここでステップ501から509の異物有
無の確認までの動作は図4のステップ401から409
までの動作と同じである。ステップ509において異物
有りの確認キーが利用者により操作された場合、システ
ムコントローラはこれを判断してシャッター1aを再び
開動作し(ステップ510)、異物の排除を要求する内
容を表示と音声で利用者に報知する(ステップ51
1)。この後、システムコントローラは、異物排除完了
の確認キーが利用者により操作されたことを判断すると
(ステップ512)、ステップ508に戻って再び利用
者に異物の有無確認のキー入力を要求する内容を表示装
置2に表示すると共に音声でその旨を利用者に報知す
る。以降、ステップ509以降の動作を同様に繰り返
す。
【0026】すなわち、この動作は、異物を貨幣入出金
部5から排除した後の貨幣入出金部の内部の撮影表示を
省いたものであり、異物を排除した後に利用者によって
異物無しの確認キーが押されるだけで入金処理が開始さ
れる。したがって、入金処理のための手続きに要する時
間を短縮できる。
【0027】次に、この自動取引装置の第3の動作例を
図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0028】この動作の特徴は、ステップ607におい
て、メモリに記憶された貨幣入出金部の内部映像をスロ
ー再生して表示装置2に表示するようにした点にある。
その他の動作は図5の第2の動作例と同じである。この
ように貨幣入出金部の内部映像をスロー再生すること
で、貨幣入出金部に保留された硬貨群に混在する異物を
利用者が視覚的により発見しやすくなる。
【0029】このように、この自動取引装置は、硬貨投
入後の貨幣入出金部5の内部映像を表示して利用者に異
物発見の注意及び異物排除を促すことで、装置内部への
異物の侵入頻度を大幅に低減でき、異物侵入による諸々
の動作障害の発生を抑制することができる。
【0030】また、この自動取引装置は、貨幣入出金部
5を振動させて貨幣入出金部内の投入物を拡散した状態
をカメラ15で撮影して表示するので、硬貨群の中に埋
もれていた異物も発見しやすくなる。
【0031】なお、この実施形態では、貨幣入出金部5
の振動時の貨幣入出金部内の投入物の拡散状態を連続的
に撮影して表示するようにしたが、少なくとも、硬貨を
拡散した後の貨幣入出金部の内部状態をカメラ15で撮
影して表示すればよいことは言うまでもない。
【0032】また、貨幣入出金部内に保留されたものの
中に異物があることを検知するために、カメラ15によ
り取り込んだ貨幣入出金部の内部映像データを基に異物
の有無を判断するようにしてもよい。硬貨と異物との識
別は、全体の映像データから貨幣入出金部内の保留物の
外形(エッジ)を検出することなどによって可能であ
る。例えば、硬貨の外形は円であるから、検出されたエ
ッジが直線性を持つ場合にこれを異物として認識するこ
とができる。また、外形が丸いものであっても、硬貨よ
り明らかに大きい或いは小さいものを異物として認識す
ることができる。異物が検出された場合、シャッター1
aを開動作してその旨を利用者に報知する。 異物検出
を利用者に報知する方法としては、音声による方法のほ
かに表示による方法が挙げられる。この異物が検出され
たことを表示で利用者に報知する場合のさらに有効な手
段として、貨幣入出金部の内部映像を表示する際に異物
の位置が一目で分かるようにする強調表示する方法が考
えられる。例えば、図7に示すように、異物21の映像
部分を特定の色で表示したり、図8に示すように、異物
21の位置を示す矢印等のマーク22を入出金部撮影画
像に付加する方法がある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動取引装
置によれば、入金後の貨幣入金部の内部映像を表示して
利用者に異物発見の注意及び異物排除を促すことで、装
置内部への異物の侵入頻度を大幅に低減でき、異物侵入
による諸々の動作障害の発生を抑制することができる。
【0034】また、本発明によれば、貨幣入金部内の異
物を判定し、この異物と判定された物を強調表示するよ
うにしたことで、貨幣入金部に入金された貨幣に混在し
ている異物発見の際の利用者の負担を軽減することがで
きる。
【0035】さらに、本発明によれば、貨幣入金部内の
異物の有無を判定し、判定結果を外部に出力するように
したことで、貨幣入金部に入金された貨幣に混在してい
る異物の有無を判断する際の利用者の負担を軽減するこ
とができる。
【0036】さらに、本発明によれば、貨幣入金部を振
動させてその中の硬貨群を拡散した後の貨幣入金部の内
部状態を撮影手段により撮影して表示することで、硬貨
群の中に埋もれていた異物が発見しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である自動取引装置の外観を
示す斜視図
【図2】図1の自動取引装置内の硬貨循環系統を示す図
【図3】図1の自動取引装置の貨幣入出金部とその周辺
の構造を示す図
【図4】図1の自動取引装置の第1の動作例を示すフロ
ーチャート
【図5】図1の自動取引装置の第2の動作例を示すフロ
ーチャート
【図6】図1の自動取引装置の第3の動作例を示すフロ
ーチャート
【図7】貨幣入出金部内部の表示映像における異物位置
の強調表示方法の例を示す図
【図8】貨幣入出金部内部の表示映像における異物位置
の強調表示方法の他の例を示す図
【符号の説明】
1………貨幣入金口 1a……シャッター 2………表示装置 3………キー入力部 5………貨幣入出金部 6………繰出し機構 14……電源部及び制御部 15……カメラ 16……貨幣入出金部内の保留物 17……駆動機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣入金口から入金された貨幣を−時保
    留する貨幣入金部と、 この貨幣入金部に貨幣が入金された際に、前記貨幣入金
    部の内部を撮影する撮影手段と、 前記貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に対して前記
    貨幣入金部の内部を確認させるために、前記撮影手段に
    より撮影された映像を表示する表示部と、 この表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に入金された貨幣に対する入
    金処理を開始するように指示する指示部と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 開閉自在な貨幣入金口を有し、この貨幣
    入金口から入金された貨幣を−時保留する貨幣入金部
    と、 利用者により前記貨幣入金部からの貨幣の入金が完了し
    たことを指示する第1の指示部と、 この第1の指示部により貨幣の入金の完了が指示された
    ときに、前記貨幣入金部を閉状態とするように制御する
    第1の制御部と、 この第1の制御部で前記貨幣入金部が閉状態となったと
    きに、前記貨幣入金部の内部を撮影する撮影手段と、 前記貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に対して前記
    貨幣入金部の内部を確認させるために、前記撮影手段に
    より撮影された映像を表示する表示部と、 この表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に入金された貨幣に対する入
    金処理を開始するように指示する第2の指示部と、 前記表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に入金された貨幣を返却する
    ように指示する第3の指示部と、 この第3の指示部により入金された貨幣の返却が指示さ
    れた際に、前記貨幣入金口を開状態となるように制御す
    る第2の制御部と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影手段により撮影された前記貨幣
    入金部の内部映像に基づいて、前記貨幣入金部にて入金
    された貨幣に混在している異物の有無を判定する判定部
    と、 前記表示部により前記撮影手段にて撮影された内部映像
    を表示する際に、前記判定部により入金貨幣に異物が混
    在していると判定した場合に、この判定部により異物と
    判定された物を強調表示する表示制御手段と、 をさらに具備していることを特徴とする請求項2記載の
    自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記撮影手段により撮影された前記貨幣
    入金部の内部映像に基づいて、前記貨幣入金部にて入金
    された貨幣に混在している異物の有無を判定する判定部
    と、 この判定部による判定結果を外部に出力する出力手段
    と、 をさらに具備していることを特徴とする請求項2記載の
    自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御部により前記貨幣入金部
    が開状態とされた後、再度、利用者により前記第1の指
    示部を介して前記貨幣入金部に貨幣の入金の完了が指示
    された場合、前記第1の制御部にて前記貨幣入金部を閉
    状態にした後、入金された貨幣に対する入金処理を開始
    する入金処理手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項2記載の自動取引装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御部により前記貨幣入金部
    が開状態とされた後、再度、利用者により前記第1の指
    示部を介して前記貨幣入金部に貨幣の入金の完了が指示
    された場合、前記第1の制御部にて前記貨幣入金部を閉
    状態にした後、前記撮影手段により再度前記貨幣入金部
    の内部を撮影して前記表示手段に表示させる表示処理手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の自
    動取引装置。
  7. 【請求項7】 貨幣入金口から入金された貨幣をー時保
    留する貨幣入金部と、 この貨幣入金部に貨幣が保留された際に、この保留され
    た貨幣を拡散するように前記貨幣入金部を振動させる駆
    動部と、 この駆動部にて保留された貨幣が拡散された後、前記貨
    幣入金部の内部を撮影する撮影手段と、 前記貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に対して前記
    貨幣入金部の内部を確認させるために、前記撮影手段に
    より撮影された映像を表示する表示部と、 この表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に投入された貨幣に対する入
    金処理を開始するように指示する指示部と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  8. 【請求項8】 開閉自在な貨幣入金口から入金された貨
    幣をー時保留する貨幣入金部と、 この貨幣入金部に貨幣が保留された際に、この保留され
    た貨幣を拡散するように前記貨幣入金部を振動させる駆
    動部と、 この駆動部にて保留された貨幣が拡散された後、前記貨
    幣入金部の内部を撮影する撮影手段と、 前記貨幣入金口より貨幣を入金した利用者に対して前記
    貨幣入金部の内部を確認させるために、前記撮影手段に
    より撮影された映像を表示する表示部と、 この表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に投入された貨幣に対する入
    金処理を開始するように指示する第1の指示部と、 前記表示部に表示された前記貨幣入金部の内部映像を確
    認した後、前記貨幣入金部に入金された貨幣を返却する
    ように指示する第2の指示部と、 この第2の指示部により入金された貨幣の返却が指示さ
    れた際に、利用者に貨幣を返却するために、前記貨幣入
    金口を開状態となるように制御する制御部と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
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