JP2015162121A - 金銭処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的物理キーを用いない簡易な構成で、貨幣盗難などの影響範囲を容易に狭めることができる金銭処理装置を提供すること。【解決手段】貨幣処理機能が実装されて引き出し可能な硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20を、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の正面パネルとともに硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20を外部から遮蔽する筐体と、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20が前記筐体に収納された状態で硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の引き出しを電気的にロックする電気的ロック機構18,28と、POSレジスタ装置PR、操作表示部30、あるいは通信処理部40からの電子識別情報の入力によって電気的ロック機構18,28をロック解除するロック制御部52と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、機械的物理キーを用いない簡易な構成で、貨幣盗難などの影響範囲を容易に狭めることができる金銭処理装置に関する。
昨今のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、客さばきや現金管理の厳正化のため、自動釣銭機として金銭処理装置が設置されている。この金銭処理装置は、通常、POSレジスタ(Point Of Sales)装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて硬貨や紙幣等の金銭の入出金処理を行うものである。
具体的には、上位装置から入金許可指令が与えられた後に投入口から金銭が投入されると、金銭処理装置では、金銭搬送通路を通じてこれらの金銭が装置本体の内部に取り込まれ、真贋及び金種が鑑別される。正規の貨幣であった場合には、金種毎に収納庫に収納されるとともに、上位装置に対して入金額情報が送信される。
一方、上位装置から出金指令が与えられると、収納庫に収納されている金銭から該当する金額の貨幣が金銭搬送通路を通じて搬出され、装置本体の出金口から外部に払い出されることになる。
ここで、貨幣詰まりなどが発生すると、金銭処理装置は、使用不能状態となる場合がある。このため、金銭処理装置では、貨幣処理ユニットが筐体に対して引き出し可能に収納されている。そして、上述した貨幣詰まりなどが発生した場合には、貨幣処理ユニットを筐体から引き出して、詰まった貨幣を取り除くなどの措置が行えるようにしている。しかし、この貨幣処理ユニット内には貨幣が収納されていることから、安全性を保つため、貨幣処理ユニットは管理者等が保持する特定の鍵によって筐体から引き出されないようにロックされている。
しかし、上述した紙幣詰まりなどが発生して貨幣処理ユニットを引き出そうとする場合、特定の鍵を保管する管理者等を呼び出してロックを解除する必要がある。この管理者等の呼び出しにかかる時間によって、商品取引が中断してしまうという問題点があった。
そこで、例えば特許文献1では、管理者等が保持する鍵によるロック解除のほかに、キャッシャを特定できる正規な解除者IDの入力とロック解除命令の入力とがあった場合に、ロック解除を行うようにしている。これによって、貨幣詰まりなどを素早く解消することができるとともに、貨幣を保管する上での安全性をも高めることができる。
また、特許文献2では、直接手で操作可能な手動スイッチと、特定の鍵でのみ操作可能な鍵スイッチとの双方の操作があった場合に、貨幣の返却を行う装置が記載されている。
特開2009−140013号公報 特開2007−219916号公報
しかしながら、特定の機械的物理キーによるロック解除と、解除者IDなどの情報入力によるロック解除との双方の機能を有したロック機構を持たせると金銭処理装置全体の構成が複雑になる。
そして、機械的物理キーを管理者等が保持することを前提とすると、金銭処理装置の製造者側では、金銭処理装置を用いて顧客ごとに異なる機械的物理キーを準備することが難しく、顧客側での鍵運用管理も煩雑とならざるを得ない。
一方、顧客側では、機械的物理キーの紛失時における影響範囲を狭くしたいという要望がある。この要望は、機械的物理キーの紛失時における貨幣盗難発生が、他の金銭処理装置の貨幣盗難発生に派生しないようにしたいためである。このため、例えば、同一ショッピングセンター内の別テナント間で機械的物理キーを異ならせたいという要望がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、機械的物理キーを用いない簡易な構成で、貨幣盗難などの影響範囲を容易に狭めることができる金銭処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる金銭処理装置は、入金された貨幣を取り込んで収納庫に振分収納し、上位装置からの指示によって前記収納庫から収納貨幣を放出する貨幣処理機能を有した金銭処理装置であって、前記貨幣処理機能が実装されて引き出し可能な貨幣処理ユニットを、該貨幣処理ユニットの収納状態で該貨幣処理ユニットの正面パネルとともに前記貨幣処理ユニットを外部から遮蔽する筐体と、前記貨幣処理ユニットが前記筐体に収納された状態で前記貨幣処理ユニットの引き出しを電気的にロックする電気的ロック機構と、電子識別情報の入力によって前記電気的ロック機構をロック解除するロック制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記ロック制御部は、上位装置から入力される所定コマンド内の前記電子識別情報によって前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、入力操作および表示を行う操作表示部を備え、前記ロック制御部は、前記操作表示部から前記電子識別情報が入力された場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記電子識別情報を読み取る読取処理部を備え、前記ロック制御部は、前記読取処理部から前記電子識別情報が読み取られた場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記読取処理部は、接触式または非接触式のカードリーダであることを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記読取処理部は、生体認証情報を読み取り、該生体認証情報を前記電子識別情報とすることを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記電子識別情報は、装置のシリアル番号に対応した情報であることを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記貨幣処理ユニットの引き出しを検出する引き出し検出センサを備え、前記ロック制御部は、前記電気的ロック機構のロック解除後、所定時間内に前記引き出し検出センサが前記貨幣処理ユニットの引き出しを検出しない場合、前記電気的ロック機構を再ロックさせることを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記ロック制御部は、上位装置の認証機構によって前記電子識別情報が認証されて前記電気的ロック機構のロック解除許可を示す情報が入力された場合に、前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記ロック制御部は、前記貨幣処理ユニットに対する引き出し指示あるいは現金払い出し指示の都度、前記電子識別情報の入力を要求することを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、電子キーの接続によって、前記電子キー内の前記電子識別情報の読み取りを含む情報読取と前記電子キーへの情報書込が可能なる通信処理部を備え、前記ロック制御部は、前記通信処理部から前記電子識別情報が読み取られた場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記通信処理部に前記電子キーが接続されていることを条件に前記貨幣処理ユニットの動作を可能にする制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記筐体または前記貨幣処理ユニットから取り外し可能な紙幣回収庫を備え、前記紙幣回収庫は、前記筐体または前記貨幣処理ユニットに対して紙幣回収用電気的ロック機構によって電気的にロックされ、前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記紙幣回収用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記紙幣回収庫から紙幣を抜き取るための回収扉と、前記回収扉の開閉を電気的にロックする回収扉用電気的ロック機構と、を備え、前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記回収扉用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記貨幣ユニットに設けられた紙幣回収庫と、前記貨幣ユニットの前面から前記紙幣回収庫に回収された貨幣を抜き取るための開閉扉と、前記開閉扉の開閉を電気的にロックする開閉扉用電気的ロック機構と、を備え、前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記開閉扉用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする。
また、本発明にかかる金銭処理装置は、上記の発明において、前記電子識別情報と複数の許可処理内容との対応関係情報を保持する記憶部を備え、前記ロック制御部は、入力された電子識別情報に対応する許可処理内容に応じて前記電気的ロック機構、前記紙幣回収用電気的ロック機構、前記回収扉用電気的ロック機構、あるいは前記開閉扉用電気的ロック機構の1以上のロック解除を行うことを特徴とする。
本発明によれば、貨幣処理機能が実装されて引き出し可能な貨幣処理ユニットは、該貨幣処理ユニットの収納状態で該貨幣処理ユニットの正面パネルと筐体とによって前記貨幣処理ユニットを外部から遮蔽され、ロック制御部は、前記貨幣処理ユニットが前記筐体に収納された状態で前記貨幣処理ユニットの引き出しを電気的にロックする電気的ロック機構を、電子識別情報の入力によってロック解除するようにしている。この結果、この金銭処理装置では、電気的ロック機能のみを用いているので、機械的物理キーを用いない簡易な構成となり、また、電子識別情報を用いているので、貨幣盗難などの影響範囲を容易に狭めることができる。
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理装置の外観を示す斜視図である。 図2−1は、図1に示した金銭処理装置の硬貨収納ユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 図2−2は、図2−1に示した状態からさらに硬貨収納庫を開放した状態を示す要部斜視図である。 図3−1は、図1に示した金銭処理装置の紙幣収納ユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 図3−2は、図3−1に示した状態からさらに紙幣収納庫及び紙幣回収庫を開放した状態を示す要部斜視図である。 図4は、図1に示した金銭処理装置の内部構成を概念的に示す平面図である。 図5は、図1に示した金銭処理装置の内部構成を概念的に示す側面図である。 図6は、電気的ロック機構のロックによって硬貨収納ユニットが筐体に収納された状態を示す模式図である。 図7は、電気的ロック機構のロック解除によって硬貨収納ユニットが筐体から引き出された状態を示す模式図である。 図8は、USBメモリが通信処理部に接続された状態を示す斜視図である。 図9は、操作表示部の詳細構成を示す平面模式図である。 図10は、図1に示した金銭処理装置の制御系を示すブロック図である。 図11は、図10に示した入出金制御部が繰り返し実施する入金処理及び出金処理である釣銭モード処理手順を示すフローチャートである。 図12は、ロック制御部によるロック制御処理手順を示すフローチャートである。 図13は、紙幣収納ユニットが筐体に収納された状態で紙幣収納ユニットから取り外し可能な紙幣回収庫が紙幣収納ユニットから取り外された状態を示す斜視図である。 図14は、紙幣回収用電気的ロック機構によって、図13に示した紙幣回収庫を紙幣収納ユニットにロックした状態を示す模式図である。 図15は、紙幣回収用電気的ロック機構のロック解除によって、図13に示した紙幣回収庫が取り外された状態を示す模式図である。 図16は、前面が開閉する回収扉を設けた紙幣回収庫の開閉状態を示す斜視図である。 図17は、貨幣収納ユニットの前面に設けられた開閉扉によって紙幣回収庫を開閉する状態を示した斜視図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(金銭処理装置の構造)
図1〜図9は、本発明の実施の形態である金銭処理装置を示したものである。ここで例示する金銭処理装置は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置PRに接続される自動釣銭機として用いられるものである。この金銭処理装置は、直方体状を成す装置本体1の前端部に硬貨投入口11、硬貨出金口12、紙幣投入口21、紙幣出金口22を備えている。
硬貨投入口11は、投入された硬貨を装置本体1の内部に受け入れるための開口であり、装置本体1の上面に形成してある。硬貨投入口11に投入された硬貨は、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、図4に示すように、硬貨収納ユニット10の硬貨搬送機構13の振分搬送機構13aによって搬送される。振分搬送機構13aによって搬送される硬貨は、硬貨鑑別センサ14によって鑑別された後、金種に応じて硬貨収納庫15に収納されることになる。本実施の形態では、装置本体1の内部に1円硬貨収納庫15a、50円硬貨収納庫15b、5円硬貨収納庫15c、100円硬貨収納庫15d、10円硬貨収納庫15e、500円硬貨収納庫15fが設けてあり、投入された硬貨を金種ごとに個別に収納するようにしている。精査庫15gは、各硬貨収納庫15a〜15fに収納された硬貨を一旦空にして各硬貨収納庫15a〜15fの収納個数を再計数するための一時収納庫である。硬貨出金口12は、それぞれの硬貨収納庫15から出金搬送機構13bを介して搬出された硬貨を装置本体1の外部に払い出すための開口であり、装置本体1の前面に形成してある。なお、受け皿17は、硬貨出金口12から払い出された硬貨を受け入れる。また、判別部19は、出金あるいは精査される硬貨の金種を判別する。
紙幣投入口21は、投入された紙幣を装置本体1の内部に受け入れるための開口であり、装置本体1の前面上部に設けてある。紙幣投入口21に投入された紙幣は、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、図5に示すように、紙幣収納ユニット20の紙幣搬送機構23によって搬送される。搬送される紙幣は、紙幣鑑別センサ24によって鑑別された後、金種に応じて紙幣収納庫25内の1000円紙幣収納庫25b、混合紙幣収納庫25cに収納されることになる。混合紙幣収納庫25cは、1000円紙幣以外の紙幣を収納する。例えば、10000円紙幣や5000円紙幣を混合して収納する。本実施の形態では、装置本体1の内部に精査庫25aを設けている。精査庫25aは、紙幣収納庫25b、25cに収納された紙幣を一旦空にして各紙幣収納庫25b、25cの収納枚数を再計数するための一時収納庫である。また、紙幣回収庫27は、1000円紙幣収納庫25b、混合紙幣収納庫25cに収納された紙幣を回収するためのものである。紙幣出金口22は、紙幣収納庫25b、25cから搬出された紙幣を装置本体1の外部に払い出すための開口であり、装置本体1の前面下部に設けてある。なお、判別部29は、出金、回収あるいは精査される紙幣の金種を判別する。
図2−1に示すように、硬貨収納ユニット10は、硬貨搬送機構13及び硬貨収納庫15のすべてが装置本体1の筐体1aに対して手前側に引き出し可能に構成してある。さらに、図2−2に示すように、硬貨収納ユニット10が引き出された状態で内部の収納庫扉16を開けることによって硬貨搬送機構13及び硬貨収納庫15を外部から操作することが可能である。すなわち、硬貨収納庫15内の収納硬貨の出し入れが可能となる。
同様に、図3−1に示すように、紙幣収納ユニット20に関しても、紙幣搬送機構23及び紙幣収納庫25のすべてが装置本体1の筐体1aに対して手前側に引き出し可能となる。さらに図3−2に示すように、紙幣収納ユニット20が引き出された状態から収納庫扉26を開けることによって紙幣搬送機構23及び紙幣収納庫25を外部から操作することが可能となる。すなわち、紙幣収納庫25内の収納紙幣の出し入れが可能となる。なお、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20は、総称して貨幣処理ユニットという。
図4及び図5に示すように、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20には、収納庫扉16、26の開閉状態を検出するための開閉センサ2a及び筐体1aに対して硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20が引き出されているか否かを検出するための引き出し検出センサ2bが設けてある。
また、図6及び図7に示すように、硬貨収納ユニット10は、筐体1aに対する引き出し動作をロック及びロック解除を行う電気的ロック機構18を有する。電気的ロック機構18は、例えば電磁ソレノイドを用いてプランジャー18aを出し入れすることによってロック及びロック解除を行う。図6に示すように、電磁ソレノイドが通電されない場合、プランジャー18aは筐体1aの内側に形成された凹部18bに嵌入し、硬貨収納ユニット10が引き出されないようにロックする。一方、図7に示すように、電磁ソレノイドが通電されると、プランジャー18aは凹部18bから離脱し、硬貨収納ユニット10の引き出しを可能にするロック解除がなされる。なお、紙幣収納ユニット20も、硬貨収納ユニット10と同様に、筐体1aに対する引き出し動作をロック及びロック解除を行う電気的ロック機構28を有する。
なお、筐体1aは、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の収納状態で、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の正面パネル10a,20aとともに、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20を外部から遮蔽している。特に、本実施の形態では、機械的物理キーの鍵穴等がないため、錠前などの破壊場所の手がかりがなく、錠前などの破壊によって硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20を強制的に引き出すことが困難となる。
また、図8に示すように、正面パネル10aには、電子キーとしてのUSBメモリ42が接続され、USBメモリ42内の情報読取およびUSBメモリ42内への情報書込が可能な通信処理部40を有する。この通信処理部40は、開閉可能なカバー41を開けることによってUSBメモリ42の接続口が現れる。カバー41は、通常、閉じた状態となり、正面パネル10aには、USBメモリ42の接続口が現れない。USBメモリ42は、操作表示部30に電子識別情報の入力要求があった場合に、操作者が通信処理部40にUSBメモリ42を接続することによって通信処理部40が接続を認識する。通信処理部40は、その後USBメモリ42から電子識別情報を読み取ることによってロック制御部52に電子識別情報が入力されることになる。なお、制御部50は、通信処理部40にUSBメモリ42が接続されていることを条件に硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の処理動作を可能にする制御を行うようにしてもよい。
なお、通信処理部40は、少なくとも情報読取が可能な情報読取部であってもよい。この情報読取部は、例えば、接触式または非接触式のカードリーダであってもよい。あるいは、情報読取部は、スマートキーからの電子識別情報を非接触で読み込むものであってもよい。また、情報読取部は、指紋や静脈などの生体認証の読取が可能な生体認証部であってもよい。
また、正面パネル10aの上部には、図1に示したように操作表示部30が設けてある。操作表示部30は、表示部30a及び操作部30bが設けてある。図9に示すように、表示部30aは、金種ごとの貨幣の収納状況を表示する7セグメントのLED表示器31aと、その貨幣の収納状況に関する情報及び他の必要な情報を文字表示するLCD表示器31bと、表示もしくは音声出力をすべき情報があることを示すヘルプランプ31cとを有する。なお、これらの情報は音声出力することも可能である。特に、表示部30aは、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20内の収納された貨幣収納枚数が予め設定した所定枚数以上あるいは以下になったときにその情報を表示あるいは音声出力する。
また、操作部30bは、操作者が各種指令を入力するためのもので、例えば複数の押ボタンスイッチによって構成してある。例えば、図9に示すように、ヘルプランプ31cの点灯が示す情報を表示あるいは音声出力させるヘルプスイッチ31d、貨幣収納枚数が所定枚数になったときに余剰金回収動作を実行するための回収スイッチ31e、不足金補充動作を実行するための補充スイッチ31f、これらの動作の実行を許可するかしないかを設定する設定スイッチ31g、及び実行するための実行スイッチ31hを有する。
(自動釣銭機の制御系)
図10は、上述した自動釣銭機の制御系を示すブロック図である。図6に示す制御部50は、操作表示部30を通じて指令が与えられた場合、あるいは通信処理部40から情報を読み取った場合、あるいは硬貨鑑別センサ14、紙幣鑑別センサ24、開閉センサ2a、引き出し検出センサ2bから検出信号が与えられた場合、さらには上位装置であるPOSレジスタ装置PRから各種指令が与えられた場合、記憶部60に格納したプログラムや初期データに基づいて操作表示部30の表示制御、硬貨搬送機構13の駆動制御、紙幣搬送機構23の駆動制御、電気的ロック機構18,28の駆動制御を行うものである。制御部50は、入出金制御部51、ロック制御部52、および報知処理部53を有する。
入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRから入力許可指令が与えられた後に貨幣が投入された場合に、入金許可指令に従って貨幣の入金処理を行い、かつPOSレジスタ装置PRから出金指令が与えられた場合に、出金指令に従って貨幣の出金処理を行うものである。また、入出金制御部51は、これらの入金処理及び出金処理を実行している間、実施した入金処理及び出金処理の内容を入出金情報61として逐次記憶部60に格納する処理も行う。
ロック制御部52は、POSレジスタ装置PRから入力される所定コマンド内に電子識別情報が入力されている場合、操作表示部30から電子識別情報が入力された場合、あるいは通信処理部40から電子識別情報が読み取られた場合、電気的ロック機構18,28のロック解除を行う。なお、ロック制御部52は、引き出し検出センサ2bの検出結果をもとに、電気的ロック機構18,28のロック解除後、所定時間内に硬貨収納ユニット10または紙幣収納ユニット20が引き出されていないことを検出した場合、電気的ロック機構18,28を再ロックする。また、ロック制御部52は。ロック解除時間や、可能な場合には操作者情報などをロック情報62として記憶部60に記憶する。
報知処理部53は、硬貨収納ユニット10あるいは紙幣収納ユニット20の収納が不完全である場合にその旨を操作表示部30あるいはPOSレジスタ装置PRに報知する。また、報知処理部53は、硬貨収納ユニット10あるいは紙幣収納ユニット20のロック状態、ロック解除状態を操作表示部30あるいはPOSレジスタ装置PRに報知する。
上述した電子識別情報は、自動釣銭機に固有のシリアル番号に対応した情報であることが好ましい。なお、電子識別情報は、操作者を特定する識別情報であってもよい。例えば、上述した生体認証情報であってもよい。
記憶部60に記憶される対応関係情報63は、電子識別情報と複数の許可処理内容との対応関係を示す情報である。例えば、対応関係情報63には、入力された各種の電子識別情報に対して、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20の引き出し許可、商品取引外での現金出金許可、後述する紙幣回収庫の引き出し許可、後述する回収扉あるいは開閉扉の開閉許可などの対応関係が保持されている。なお、対応関係情報63には、設定スイッチ31gで設定された内容も含まれる。
(釣銭モード処理)
図11は、図10に示した制御部50の入出金制御部51が繰り返し実施する入金処理及び出金処理である釣銭モード処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRからの入金許可指令を監視する(ステップS101)。POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられなかった場合(ステップS101,No)、入出金制御部51は、ステップS109に移行する。
一方、POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられた場合(ステップS101,Yes)、入出金制御部51は、自動釣銭機を入金許可状態に設定し(ステップS102)、その後、図示せぬ投入検出センサを通じて硬貨投入口11及び紙幣投入口21に対する入金を監視する(ステップS103)。
硬貨投入口11もしくは紙幣投入口21からの入金を確認した場合(ステップS103,Yes)、入出金制御部51は、硬貨鑑別センサ14もしくは紙幣鑑別センサ24を介して投入された貨幣の鑑別を行い、該鑑別結果に従って、対応する硬貨収納庫15、紙幣収納庫25に貨幣を搬送する処理を行う(ステップS104)。なお、入金を検出しなかった場合(ステップS103,No)、入出金制御部51は、そのままステップS105に移行する。
その後、入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRからの入金額要求があるか否かを監視し(ステップS105)、入金額要求があった場合(ステップS105,Yes)、現在の入金額に関する情報をPOSレジスタ装置PRに送信する処理を行う(ステップS106)。なお、入金額要求がなかった場合(ステップS105,No)、入出金制御部51は、そのままステップS107に移行する。
その後、入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRから入金終了指令があったか否かを判断し(ステップS107)、入金終了指令がなかった場合(ステップS107,No)、手順をステップS103に移行して上述したステップS103〜S107の処理を繰り返す。
一方、POSレジスタ装置PRから入金終了指令があった場合(ステップS107,Yes)、入出金制御部51は、自動釣銭機を入金禁止状態に設定し(ステップS108)、その後、POSレジスタ装置PRから出金指令があるか否かを監視する(ステップS109)。
POSレジスタ装置PRから出金指令が与えられた場合(ステップS109,Yes)、入出金制御部51は、硬貨収納庫15や紙幣収納庫25に収納された貨幣を釣銭として硬貨出金口12もしくは紙幣出金口22から払い出す処理を実施し(ステップS110)、今回の釣銭モード処理を終了する。なお、POSレジスタ装置PRから出金指令が与えられなかった場合(ステップS109,No)、入出金制御部51は、そのまま今回の釣銭モード処理を終了する。
上述した状況は、例えば、POSレジスタ装置PRにおいて操作者(レジ担当者)による購入商品の登録が終了し、その合計金額以上の貨幣を商品購入者から預かった操作者がこれを自動釣銭機に投入した場面であり、購入商品の登録が終了した後にPOSレジスタ装置PRから自動釣銭機の制御部50に対して入金許可指令が与えられる。一方、貨幣が投入された自動釣銭機からPOSレジスタ装置PRに入金額情報が送信されると、POSレジスタ装置PRにおいて(釣銭)=(入金額)−(購入合計金額)が算出され、釣銭がある場合には釣銭に対応した出金指令が入金終了指令の後に自動釣銭機に出力される。出金指令が与えられた自動釣銭機では、釣銭に相当する貨幣が硬貨出金口12もしくは紙幣出金口22から払い出され、POSレジスタ装置PRから出力されたレシートとともにこの釣銭が商品購入者に手渡される。
以降、上述した釣銭モード処理が繰り返し実施され、金銭処理装置が自動釣銭機として機能することになる。この間、自動釣銭機においては、入出金制御部51により、実施した入金処理及び出金処理の内容が入出金情報61として逐次、記憶部60に格納する処理が行われる。
(ロック制御処理)
図12は、ロック制御部52によるロック制御処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、まず、ロック制御部52は、POSレジスタ装置PRから入力される所定コマンド内に電子識別情報が入力されたか、または操作表示部30から電子識別情報が入力されたか、または通信処理部40から電子識別情報が読み取られたか否かを判断する(ステップS201)。なお、ロック制御部52は、操作表示部30あるいはPOSレジスタ装置PRから硬貨収納ユニット10あるいは紙幣収納ユニット20などに対する現金払い出し指示あるいは貨幣回収指示の都度、操作表示部30あるいはPOSレジスタ装置PRに対して電子識別情報の入力要求を行う。この入力要求に対して、操作表示部30、POSレジスタ装置PR、あるいは通信処理部40から電子識別情報が入力されることになる。また、POSレジスタ装置PRの認証機構によって電子識別情報が認証され、ロック解除許可を示す情報を電子識別情報の入力として取り扱ってもよい。
電子識別情報が入力されていない場合(ステップS201,No)には、このステップS201の判断処理を繰り返す。一方、電子識別情報が入力された場合(ステップS201,Yes)には、さらに対応関係情報63を参照して、入力された電子識別情報に対して電気的ロック機構18,28のロック解除が許可されているか否かを判断する(ステップS202)。ロック制御部52は、ロック解除が許可されていない場合(ステップS202,No)には、ステップS201に移行して上述した処理を繰り返す。一方、ロック制御部52は、ロック解除が許可されている場合(ステップS202,Yes)には、電気的ロック機構18,28のロック解除を行う(ステップS203)。
その後、ロック制御部52は、ロック解除後、所定時間内に貨幣処理ユニット(硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20)が引き出されたか否かを判断する(ステップS204)。この判断は、引き出し検出センサ2bの検出結果を参照してなされる。ロック解除後、所定時間内に貨幣処理ユニットが引き出されていない場合(ステップS204,No)、ロック制御部52は、電気的ロック機構18,28を再ロックし(ステップS205)、ステップS208に移行する。
一方、ロック解除後、所定時間内に貨幣処理ユニットが引き出された場合(ステップS204,Yes)、ロック制御部52は、さらに貨幣処理ユニットが筐体1aに収納されたか否かを判断する(ステップS206)。この貨幣処理ユニットが筐体1aに収納されたか否かは、引き出し検出センサ2bの検出結果もとに判断される。貨幣処理ユニットが筐体1aに収納されない場合(ステップS206,No)、このステップS206の判断処理を繰り返す。一方、貨幣処理ユニットが筐体1aに収納された場合(ステップS206,Yes)、ロック制御部52は電気的ロック機構18,28をロックする処理を行う(ステップS207)。このロック処理は、電磁ソレノイドへの通電を断ち、プランジャー18aを凹部18bに嵌入することによってなされる。
その後、ロック制御部52は、電気的ロック機構18,28のロック処理が不完全であるか否かを判断する(ステップS208)。このロック処理が不完全か否かは、例えばプランジャー18aの伸縮状態を検出することによってなされる。ロック処理が不完全である場合(ステップS208,Yes)には、その旨を操作表示部30あるいはPOSレジスタ装置PRに報知し(ステップS209)、ステップS208に戻る。一方、ロック処理が不完全でない場合(ステップS208,No)には、ロック解除時刻及びロック時刻を含むロック解除時間と、電子識別情報とを含む情報をロック情報62として記憶部60に記録し(ステップS210)、本処理を終了する。なお、上述した処理は、所定時間毎に繰り返し行われる。
(変形例1)
上述した金銭処理装置では、紙幣収納ユニット20の紙幣回収庫27から貨幣を回収するためには紙幣収納ユニット20の電気的ロック機構28をロック解除し、かつ、図2−2に示すように収納庫扉26を開く必要があった。この変形例1では、紙幣回収庫27が筐体1aまたは紙幣収納ユニット20から取り外し可能な構造としている。すなわち、図13に示すように、紙幣回収庫27に対応する紙幣回収庫70は、筐体1aまたは紙幣収納ユニット20から取り外し可能であり、外部から遮蔽されるように筐体1aで覆われ、回収扉71を開くことによって内部に収納された紙幣を回収することができる。
紙幣回収庫70は、紙幣収納ユニット20に設けられた紙幣回収用電気的ロック機構75によって紙幣収納ユニット20にロック及びロック解除される。紙幣回収用電気的ロック機構75は、電気的ロック機構18,28と同様な構成である。すなわち、図14に示すように、紙幣回収用電気的ロック機構75は、紙幣回収庫70が収納状態のとき、電気ソレノイドに通電されず、プランジャー75aが紙幣回収庫70のフランジに設けられた穴75bに嵌合し、ロック状態となる。一方、図15に示すように、電磁ソレノイドに通電することによって紙幣回収庫70の穴75bに嵌合していたプランジャー75aが引き抜かれ、ロック解除となる。このロック解除によって、紙幣回収庫70は、図15に示すように、外部に取り出すことができる。その状態で回収扉71を開くことによって内部に収納された紙幣を回収することができる。
このような構成とすることによって、紙幣収納ユニット20を引き出さずに、紙幣回収庫70のみを単独で外部に取り出すことができる。この場合、紙幣収納ユニット20は引き出されていないため、紙幣収納ユニット20は、動作を中断せずに運用し続けることができる。
(変形例2)
この変形例2では、図16に示すように、回収扉71に替えて前面が開閉する回収扉74を設けた紙幣回収庫70としている。なお、変形例1と同様に、紙幣回収庫70の前面には、機械的物理キーの鍵穴などが設けられていない。回収扉74の開閉は、紙幣回収庫70の上面であって、収納時に遮蔽される面に錠前72が設けられ、錠前72に鍵73を差し込んで開錠することによってなされる。なお、錠前72に替えて、電気的ロック機構18,28や紙幣回収用電気的ロック機構75と同様な回収扉電気的ロック機構を設け、電子識別情報の入力によって回収扉74を開閉するようにしてもよい。
(変形例3)
この変形例3では、紙幣回収庫27が紙幣収納ユニット20に設けられており、図17に示すように、紙幣収納ユニット20の引き出しを行わずに、直接、紙幣収納ユニット20の前面に設けられた開閉扉80を開閉することによって紙幣回収庫27内に回収された紙幣を抜き取ることができるようにしている。開閉扉80は、紙幣収納ユニット20側に設けられた図示しない開閉扉用電気的ロック機構のロック解除によって開くことができる。開閉扉用電気的ロック機構は、上述した電気的ロック機構18,28、紙幣回収用電気的ロック機構75、回収扉電気的ロック機構と同様な構成で実現され、電子識別情報の入力によってロック及びロック解除される。なお、変形例1,2と同様に、紙幣回収庫70の前面には、機械的物理キーの鍵穴などが設けられていない。この結果、金銭処理装置の外周、特に全面には、機械的物理キーの鍵穴等がないため、錠前などの破壊場所の手がかりがなく、錠前などの破壊によって紙幣回収庫70からを強制的に引き出すことが困難となる。
なお、変形例1〜3の各構成要素は、実施の形態に適宜組み合わせて適用することができる。
上述した実施の形態あるいは各変形例では、機械的物理キーを用いず、電子識別情報によってロック解除する電気的ロック機構18,28などを電気的ロック機構のみを設けているので、簡易な構成となる。また、電子識別情報は、各金銭処理装置ごとに異なる電子キー情報として簡易に設定することができるので、貨幣盗難などの発生に対する影響範囲を狭めることができる。さらに、電子識別情報は電子情報であるため、金銭処理装置に対する設定を容易かつ柔軟に行うことができる。
1 装置本体
1a 筐体
2a 開閉センサ
2b 引き出し検出センサ
10 硬貨収納ユニット
10a,20a 正面パネル
11 硬貨投入口
12 硬貨出金口
13 硬貨搬送機構
13a 振分搬送機構
13b 出金搬送機構
14 硬貨鑑別センサ
15 硬貨収納庫
16 収納庫扉
17 受け皿
18,28 電気的ロック機構
18a,75a プランジャー
18b 凹部
19,29 判別部
20 紙幣収納ユニット
21 紙幣投入口
22 紙幣出金口
23 紙幣搬送機構
24 紙幣鑑別センサ
25 紙幣収納庫
26 収納庫扉
27,70 紙幣回収庫
30 操作表示部
40 通信処理部
41 カバー
42 USBメモリ
50 制御部
51 入出金制御部
52 ロック制御部
53 報知処理部
60 記憶部
61 入出金情報
62 ロック情報
63 対応関係情報
71,74 回収扉
73 鍵
72 錠前
75 紙幣回収用電気的ロック機構
75b 穴
80 開閉扉
PR レジスタ装置

Claims (16)

  1. 入金された貨幣を取り込んで収納庫に振分収納し、上位装置からの指示によって前記収納庫から収納貨幣を放出する貨幣処理機能を有した金銭処理装置であって、
    前記貨幣処理機能が実装されて引き出し可能な貨幣処理ユニットを、該貨幣処理ユニットの収納状態で該貨幣処理ユニットの正面パネルとともに前記貨幣処理ユニットを外部から遮蔽する筐体と、
    前記貨幣処理ユニットが前記筐体に収納された状態で前記貨幣処理ユニットの引き出しを電気的にロックする電気的ロック機構と、
    電子識別情報の入力によって前記電気的ロック機構をロック解除するロック制御部と、
    を備えたことを特徴とする金銭処理装置。
  2. 前記ロック制御部は、上位装置から入力される所定コマンド内の前記電子識別情報によって前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする請求項1に記載の金銭処理装置。
  3. 入力操作および表示を行う操作表示部を備え、
    前記ロック制御部は、前記操作表示部から前記電子識別情報が入力された場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の金銭処理装置。
  4. 前記電子識別情報を読み取る読取処理部を備え、
    前記ロック制御部は、前記読取処理部から前記電子識別情報が読み取られた場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  5. 前記読取処理部は、接触式または非接触式のカードリーダであることを特徴とする請求項4に記載の金銭処理装置。
  6. 前記読取処理部は、生体認証情報を読み取り、該生体認証情報を前記電子識別情報とすることを特徴とする請求項4に記載の金銭処理装置。
  7. 前記電子識別情報は、装置のシリアル番号に対応した情報であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  8. 前記貨幣処理ユニットの引き出しを検出する引き出し検出センサを備え、
    前記ロック制御部は、前記電気的ロック機構のロック解除後、所定時間内に前記引き出し検出センサが前記貨幣処理ユニットの引き出しを検出しない場合、前記電気的ロック機構を再ロックさせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  9. 前記ロック制御部は、上位装置の認証機構によって前記電子識別情報が認証されて前記電気的ロック機構のロック解除許可を示す情報が入力された場合に、前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする請求項2に記載の金銭処理装置。
  10. 前記ロック制御部は、前記貨幣処理ユニットに対する引き出し指示あるいは現金払い出し指示の都度、前記電子識別情報の入力を要求することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  11. 電子キーの接続によって、前記電子キー内の前記電子識別情報の読み取りを含む情報読取と前記電子キーへの情報書込が可能なる通信処理部を備え、
    前記ロック制御部は、前記通信処理部から前記電子識別情報が読み取られた場合に前記電気的ロック機構のロック解除を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  12. 前記通信処理部に前記電子キーが接続されていることを条件に前記貨幣処理ユニットの動作を可能にする制御部を備えたことを特徴とする請求項11に記載の金銭処理装置。
  13. 前記筐体または前記貨幣処理ユニットから取り外し可能な紙幣回収庫を備え、
    前記紙幣回収庫は、前記筐体または前記貨幣処理ユニットに対して紙幣回収用電気的ロック機構によって電気的にロックされ、
    前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記紙幣回収用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  14. 前記紙幣回収庫から紙幣を抜き取るための回収扉と、
    前記回収扉の開閉を電気的にロックする回収扉用電気的ロック機構と、
    を備え、
    前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記回収扉用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする請求項13に記載の金銭処理装置。
  15. 前記貨幣ユニットに設けられた紙幣回収庫と、
    前記貨幣ユニットの前面から前記紙幣回収庫に回収された貨幣を抜き取るための開閉扉と、
    前記開閉扉の開閉を電気的にロックする開閉扉用電気的ロック機構と、
    を備え、
    前記ロック制御部は、電子識別情報の入力によって前記開閉扉用電気的ロック機構をロック解除することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  16. 前記電子識別情報と複数の許可処理内容との対応関係情報を保持する記憶部を備え、
    前記ロック制御部は、入力された電子識別情報に対応する許可処理内容に応じて前記電気的ロック機構、前記紙幣回収用電気的ロック機構、前記回収扉用電気的ロック機構、あるいは前記開閉扉用電気的ロック機構の1以上のロック解除を行うことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
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