JPH0334092A - 自動取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、例えば現金自動類は払い機（ＡＴＭ）等の
自動取引装置に関する。

（従来の技術） 近時、ＡＴＶ等の自動取引装置は機能の高度化により装
置構造が複雑化し、特にＡＴＭ等では現金を取扱うとい
う特殊性のためにこれを管理保護する鍵類が、例えば前
扉鍵、後扉鍵、貨幣類ユニット又はカセット等の保護軸
、伝票類ユニット等の保護軸、操作性キースイッチの鍵
等と増加の一途をたどっている。また、−台のＡＴＭに
対して、例えば日常運用現金関係の障害復旧、現金等カ
セット類の交換−１又は伝票交換等の複数の係員が存在
し、これらの各係員は、その定められた職務に応じてア
クセスしてよい部位とそうでない部位とがあり、これを
対応した部位の鍵を各係員に分けることで対処していた
。

（発明が解決しようとする課題） 従来は、多種の保護軸を、職務に応じた各係員に分散保
管させ、かつ−人の係員は通常、多種の保護軸のうちの
複数の保護軸をそれぞれ保管することが必要であったた
め、鍵の管理が大変面倒であり、また管理操作性が悪い
という問題があった。

そこで、この発明は、管理が容易で、所要時には各係員
の職務に応じた所要部のみを確実に限定して操作性よく
開放することのできる自動取引装置を提供することを目
的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は上記課題を解決するために、現金等を内蔵し
て利用者との間で自動取引きを実行する自動取引装置に
おいて、前記現金等の内蔵部を含む複数の所要部を外部
に対しそれぞれロックするロック機構と、該ロック機構
の開放用情報を入力する入力手段と、前記複数の所要部
における各ロック機構のうち前・記入力手段から入力さ
れた所定の開放用情報に対応したロック機構を選択的に
開放する制御部とを有することを要旨とする。

（作用） 入力手段から所定の開放用情報を入力すると、これに対
応したロック機構が選択的に解除されて限定された所要
部のみが操作性よく確実に開放される。各係員等は自己
の職務に応じた開放用情報のみを管理すればよく、複数
の保護鍵の管理が不要となって容易管理性が得られる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を第１図ないし第５図に基づい
て説明する。この実施例はＡＴＭに適用されている。

まず、自動取引装置としてのＡＴＭの構成を説明すると
、第１図の（Ａ）、（Ｂ）に示すように、その前面には
ＣＲＴデイスプレィ１、紙幣口２、硬貨放出口３及びカ
ード・明細票口４等が配備されている。後面には蜆音開
きする後部扉５が取付けられ、その中央部にロック機構
の一つである後扉電磁ロック６が設けられている。後扉
電磁ロック６は、後部扉５の閉止時に自動的にロックが
掛り、開放時には制御部からの電気信号により電磁石の
力でロックが解除されるようなっている。

後部扉５の一面側には、ＡＴＭを係員が操作したり状況
を確認したりするための本体モニタ７、各ロック機構の
開放用情報を入力する入力手段としてのカードリーダ８
及びテンキー９が設けられている。また、その他面側に
は、小扉からなるコインカセット保護扉１１が設けられ
ている。コインカセット保護扉１１にも、ロック機構と
なるコインカセット保護電磁ロック１２が設けられてい
る。コインカセット保護電磁ロック１２のロックが解除
されてコインカセット保護扉１１が開けられると、第４
図に示すコインカセット２５に対し、その取付は又は取
外しが行えるようになっている。

第４図中、２６はコインユニット、２７は伝票ユニット
である。

この実施例のＡＴＭは、上述のコインカセット２５、コ
インユニット２６、伝票ユニット２７の他に紙幣ユニッ
ト、紙幣カセット等が内蔵されており、これらの内蔵部
を含む各所要部に対し、それぞれ電磁ロックからなるロ
ック機構が設けられている。

第２図は、これらのロック機構に対する制御系を示して
おり、カードリーダ８及びテンキー９が制御部１０に接
続され、この制御部１０に前述の後扉電磁ロック６、コ
インカセット保護電磁ロック１２及び紙幣ユニット引出
し電磁ロック１３、伝票ユニット引出し電磁ロック１４
、コインユニット引出し電磁ロック１５、紙幣カセット
保護電磁ロック１６の各種ロック機構が接続されている
。

ロック機構の詳細構造をコインユニット引出し電磁ロッ
ク１５を例にとって第３図を用いて説明すると、ＡＴＶ
本体側に取付けられた軸１７にロック金具１８が回動自
在に取付けられ、その先端部のかぎ状突起がコイルばね
１９の力によってコインユニット２６に掛止められ、そ
のコインユニット２６の矢印方向への引出しを防止する
ようになっている。ロック金具１８の他端には、リンク
２１を介して電磁ソレノイド２２が取付けられている。

制御部１０からの制御信号により電磁ソレノイド２２に
電流が流れるとロックが解除され、コインユニット１６
はレール２３に案内されて引出すことが可能になってい
る。他のロック機構についても、これとほぼ同様の構造
になっている。

第５図は、上述のように構成されたＡＴＭに対する制御
論理の一例を示しており、係員Ａ、Ｂ。

Ｃに対して、それぞれカード２０のコードが定義され、
さらに暗証番号が内蔵されている。カード２０がカード
リーダ８に挿入されると、その記録内容が読取られ、テ
ンキー９から入力された数字情報とカード２０の暗証番
号が対応すると、同図の論理に示す如く、所要のロック
機構が選択的に開放される。

第４図（Ａ）は、上記の論理にし−たがってコインカッ
ト保護電磁ロック１２のロックが角ｑ除されてコインカ
セット保護扉１１が開けられた場合を示している。この
とき、コインカセット２５に対してのみ、その取付は又
は取外し等の操作を選択的に行うことができ、他の部位
に対する操作等は行うことができない。

一方、第４図（Ｂ）は、コインユニット引出し電磁ロッ
ク１５のロックが解除されてコインユニット２６がレー
ル２３に沿って引出された場合を示している。このとき
、コインカセット保護扉１１はロックされたままとなっ
ているので、これに対する操作はできず、コインユニッ
ト２６の内部に詰ったコインの取出し等の障害復旧作業
等のみが可能となる。

なお、上述の実施例では、テンキー９から入力された数
字情報とカード２０から読取られた暗証番号が一致した
とき、所要のロック機構が開放されるようにしたが、カ
ード２０からの暗証番号等のみ、又はテンキー９からの
入力数字情報等のみによって所要のロック機構を開放さ
せることもてきる。

また、何らかの原因により制御系の制御動作が不能にな
ったり、停電等の場合にはロック機構の開放ができなく
なるが、これに対しては別途に機械式の非常用キーを取
付けることにより対応することが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、複数の所要部
を外部に対しそれぞれロックするロック機構と、このロ
ック機構の開放用情報を入力する入力手段と、この入力
手段から入力された所定の開放用情報に対応したロック
機構を選択的に開放する制御部とを備えさせたため、入
力手段から所定の開放用情報を入力すると、これに対応
したロック機構が選択的に解除されて限定された所要部
のみを操作性よく確実に開放することができる。

したがって装置の各係員等は、自己の職務に応じた開放
用情報が記録されたカード等のみを管理すればよく、複
数の保護鍵等の管理が不要となって容易管理性を実現す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図はこの発明に係る自動取引装置の実
施例を示すもので、第１図は外観図、第２図は各ロック
機構の制御系を示すブロック図、第３図はロック機構の
一例を拡大して示す斜視図、第４図は装置内部の構成を
示す構成図、第５図は各ロック機構の制御論理を示す図
である。 ６．１２．１３．１４．１５．１６：ロック機構として
の後扉電磁口・ツク、コインカセット保護電磁ロック、
紙幣ユニット引出し電磁ロック、伝票ユニット引出し電
磁ロック、コインユニット引出し電磁ロック及び紙幣カ
セット保護電磁ロック、 ８．９、二入力手段としてのカードリーダ及びテンキー １０：制御部、　　１１：コインカセット保護扉、２５
：コインカセット、 ２６：コインユニット、　２７；伝票ユニット。 代】人Ｊ１理上三好秀和 第 ］ 図 （Ａ） 第 図 （Ｂ） 第 図 第３図 第 図（Ａ） ７ 第 閉 （Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 現金等を内蔵して利用者との間で自動取引きを実行する
   自動取引装置において、 前記現金等の内蔵部を含む複数の所要部を外部に対しそ
   れぞれロックするロック機構と、該ロック機構の開放用
   情報を入力する入力手段と、前記複数の所要部における
   各ロック機構のうち前記入力手段から入力された所定の
   開放用情報に対応したロック機構を選択的に開放する制
   御部とを有することを特徴とする自動取引装置。