JPH02287689A - 現金処理装置 - Google Patents

現金処理装置

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JPH02287689A
JPH02287689A JP1107155A JP10715589A JPH02287689A JP H02287689 A JPH02287689 A JP H02287689A JP 1107155 A JP1107155 A JP 1107155A JP 10715589 A JP10715589 A JP 10715589A JP H02287689 A JPH02287689 A JP H02287689A
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cash
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door
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Yoshinori Koshida
嘉範 越田
Mitsuru Nakaya
中屋 満
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、顧客自身が操作して現金の支払や、預は入れ
を行うことができる現金処理装置に係り、特に、この装
置の保守、運営にあたる操作員が、保守、運営のために
開閉する装置扉のカード式自動錠装置に関する。
[従来の技術] 従来より、この種の現金処理装置は、防犯上現金管理の
堅確性、維持上から、これを操作する操作員には鍵を保
持させ、装置に具備された錠を鍵で解錠することにより
、装置内部の機械の保守。
運営、即ち、現金の補充2回収あるいは装置の修理1保
全を行っていた。
例えば、装置背面の外扉に第1の鍵、内部の金庫には別
の第2の鍵といったように複数の鍵によって、それぞれ
の部分を保護、管理している。即ち、現金管理と機械の
管理とにレベル分けし、現金に直接触れる必要のない管
理、例えばレシート用紙の補給を行おうとする場合は、
第1の鍵で外扉の錠を解錠して外扉を開放し、レシート
の補給を行うが、支払現金が不足した場合などは、第1
の鍵で外扉を開放後、第2の鍵で装置内部の現金処理機
より金庫を取り出し、さらには第3の鍵で金庫の蓋を開
けて金庫内の紙幣を補充するというように、複数の鍵を
操作する必要があり、現金の管理を厳粛に行おうとする
程、鍵の操作が煩雑となるという問題があった。
また、機械を保全する保守技術者は現金の管理には無縁
であるにもかかわらず、装置内部を点検するために、例
えば第2.第3の鍵を、これを運用する金融機関の現金
管理担当者から借用したり、あるいは立合いを待って、
その保全作業を行わなければならず、その直接の作業に
至る以前に、煩雑な鍵操作を強いられるという問題もあ
った。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、従来の現金処理装置のロック機構によ
れば、現金に直接触れる必要のない管理を行おうとする
場合は、少ない本数の鍵で管理を簡易に行うことができ
るが、支払現金が不足した場合などは、多くの鍵を必要
とし、これらの鍵を順次使用していき、最終的に現金を
補充するというような煩雑な操作を必要とするという問
題があった。
また、機械を保全する保守技術者は現金の管理には無縁
であるにもかかわらず、装置内部を点検する場合に、多
数の鍵を、これを運用する金融機関の現金管理担当者か
ら借用したり、あるいは立合いを待って、その保全作業
を行わなければならないため、保全作業の前段階で既に
煩雑な操作を行わなければならないという問題もあった
本発明の目的は、管理レベルを記憶したカードを使用す
ることにより、鍵操作にかかわる煩雑さから係員を解放
することによって、上述した従来技術の欠点を解消して
、係員によるロック操作を簡素化し、しかも現金管理上
のセキュリティを完備することが可能な現金処理装置を
提供することにある。
1課題を解決するための手段] 本発明の現金処理装置は、セキュリティレベルに応じて
装置内部をユニット化し、各ユニットに取り付けられた
ユニット扉に電気ロック機構を備尤ている。
また情報カードが準備され、このカードには、所定のレ
ベルまでのユニットr7の開放を許容するために、該当
するユニット扉に備えられた上記電気ロック機構を解錠
するための解錠データと、所定のセキュリティレベルま
での権限を与えられて、該当するレベルまでのユニット
を取り扱うことが許容された取扱い者を特定する取扱い
者識別データと、取扱いが現金補充のときはセキュリテ
ィが高レベルにある金庫系ユニットに補充された現金を
内部設置金庫内に格納し、現金回収のときは顧客の入出
金取引を制約して金庫系ユニットの取出し金庫内に現金
を収集するための補充/回収データとが記憶されている
そして、上記情報カードに記憶されたデータを読み出す
カードリーダと、上記取扱い者を特定する取扱い者識別
データを人力する入力手段と、上記入力手段によって入
力された取扱い者識別データと、カードリーダによって
読み出されたデータの中の取扱い者識別データとが一致
したどき、その他のデータである解錠データおよび補充
/回収データを判読して、該当データに基づく指令によ
り該当するユニット摩のロック機構を解錠し、または上
記現金の補充/回収を行う制御手段が設けられて構成さ
れている。
[作用] 情報カードがカードリーダに差し込まれると、情報カー
ドに記憶されている取扱い者識別コード。
解錠データ、補充/回収データがカードリーダによって
読み出され、これらのデータが制御手段に取り込まれる
。一方、取扱い者識別データが入力手段によって入力さ
れると、この識別データも制御手段に取り込まれる。
すると、情報カードに記憶されている識別データと入力
手段から入力された識別データとが制御手段によって比
較照合され、両データが一致したときはセキュリティが
確保されているとして、その他の情報記憶である解錠デ
ータと補充/回収データとが判読される。
ここで、取扱い者が低位レベルの権限しかあたえられて
いない者であれば、低位レベルのユニット扉の電気ロッ
ク機構のみが解錠されるに止まる。
反対に最高位レベルの取扱い者であれば、全ユニット扉
の電気ロック機構が解錠される。これらの解錠は自動的
に行われる。
特に現金取扱いの種別情報が補充である場合には、現金
補充後、制御手段によって金庫系二ニットに単に補充さ
れた現金が自動的に内部設置金庫内に仕分けされて補給
される。また、現金取扱いの種別情報が回収である場合
には、顧客と入出金取引に支障が出るため、現金回収前
に、制御手段によって顧客の入出金取引が制約されると
共に、回収を容易にするため金庫系ユニットの取出し金
庫内に現金が収集される。このようにして、現金の補充
/回収操作にあっては、補充/回収操作に要求される準
備が自動的になされる。
従って、金庫内の紙幣を補充する場合のような高位レベ
ルの運用であっても、繁雑な操作を必要とせず、低位レ
ベルの保全と同等の単純な操作で足りる。また、機械を
保全する保守技術者が、装置を運用する金融機関の現金
管理担当者から鍵を借用したり、立合いを待って、その
保全作業を行わなければならないということもない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図〜第5図を用いて説明す
る。
装置 体の説明(竿2図、第3図) 第2図は現金自動取引装置30(以下、単にAT M 
3 Qまたは装置という)の背面がら見た斜視図を示す
。図面に現れない前面には顧客IDカード挿入ロ9通帳
挿入ロ9紙幣取引口、硬貨取引口。
レシート排出口、タッチパネル等の接客部が設けられて
いる。背面には、図示するように、装置背面部を覆って
内部を保護する両開きの外扉31が取り付けられている
。この外扉31上には、係員が使用するマニュアルカー
ドの磁気ストライプ等に記憶された情報を読み取るマニ
ュアルカードリー タl 8 、係員が装置のメンテナ
ンスやテストを行うための係員操作部17が設けられて
いる。
係員操作部17には小扉である係員操作扉7aが取り付
けられている。その係員操作扉7aに設けた開口部から
はテンキー32が外部に露出していて、係員操作扉7a
を開(ことなく、外部からのテンキー32の操作が可能
となっている。また、係員操作扉7aの表には外扉31
の電子制御ロック機構の開閉状態を表示するロック表示
器33が取り付けられている。このロック表示器33は
、例えばロック機構が施錠されているときは点灯し、解
錠されているときは消灯するようになっている。
なお、係員操作扉7aの内側には、テンキー32の他に
装置の電源を切って装置の取扱いを中止にする取扱い中
止釦等、係員が操作を行うのに必要なスイッチ類が格納
されている。
第3図は外扉31を開放したときの装置内部のユニット
扉の構成を示す。即ち、機械の保守、運営を簡易化する
ために装置内部は、例えば、ジャーナルに巻回されたレ
シートが格納されているレシート系、現金の種別ごとに
設けられた内部設置の分割金庫や種別に関係無く現金を
収める取出し可能な一括金庫(補充/回収金庫)が格納
されている金庫系、装置が新規に発行する白紙の通帳や
取扱い異常を起こした通帳が格納されている通帳系。
装置の制御中枢が格納されている制御系というように4
つにユニット化されており、各ユニットにはそれぞれ内
扉となるユニット扉が取り付けられている。ユニット庫
は、17シート及びジャーナルの回収/補充を行うとき
に開放するレシート系扉35、現金の補充/回収のため
に金庫14を取り外したり、セットしたりするために開
放する金庫系扉362通帳の回収/補充を行うときに開
放する通帳系扉37.装置の制御を司る制御部の修理。
保全を行うために開放する制御系扉38で構成されてい
る。各ユニット扉35,36,37.38こはこれらの
扉の電子制御ロック機構の開閉状態を表示するロック表
示器39.40,41.42がそれぞれ取り付けられて
いる。これらロック表示器39〜42は、上記外扉31
と同様に、例えば電子制御ロック機構が施錠されている
ときは点灯し、解錠されているときは消灯するようにな
っている。
1、l制御系の脱臼(第1図) 第2図のATM30の内部には、第1図に示す制御部1
、カードリーダ制御部2、通帳制御部3、現金処理制御
部4、操作盤制御部5等が設けられる。
ここで、カードリーダ制御部2は、顧客が使用するID
カードの磁気ストライブ等に記憶された情報を読み取る
カードリーダ6と、装置の外扉31に設けられた上記マ
ニュアルカードリーダ18と、これらリーダのカード挿
入口に挿入されたカードを自動的に走行させて挿入口よ
り入排出するカード走行部16とを制御する。
通帳制御部3は、通帳の磁気ストライブ等に記録されて
いる情報及び通帳の頁9行を読み取ると共に、通帳に情
報を印字して書き込む通帳プリンタ10と、通帳を走行
させて通帳挿入口6より入排出する通帳走行部11とを
制御する。
現金処理制御部4は、扉を開閉して現金の投入または排
出を行う投入排出口12と、投入排出口12から投入/
排出される現金の種別を鑑別し、枚数を計数する鑑別計
数部13ど、現金を保管する金庫14とを制御する。
操作盤制御部5は、顧客が操作する押釦等の顧客操作部
15と、取引に必要な顧客操作の誘導文字等を表示する
と共に、各種キーを映し出して、顧客がそのキーを押す
ことによりキーに対応した文字、数字等の入力を行う表
示パネル16と、装置の外R31に設けられた上記係員
操作部17とを制御する。
また、操作盤制御部5は、上記外扉31に設けられて常
時は外扉31を施錠し、解錠指令を受けたとき外扉31
を解錠する外扉電子制御ロック機構21と、同じくレシ
ート系卯35に設けられたレシート累卵電子制御ロック
機構22と、金庫系扉36に設けられた金庫系層電子制
御ロック機構23と、通帳系扉37に設けられた通帳県
庁電子制御ロック機構24と、制御系扉38に設けられ
た制御系卵重子制御ロック機構25と、上記係員操作扉
17aにもうけられた係員操作扉電子制御ロック機構2
6と、これら6扉17a、35〜38のロック機構の状
態をそれぞれ表示するロック表示2333,39,40
,41.42とを制御する。
これら各制御部2〜5は制御部lの支配下に置かれる。
制御部1は各種の取引に必要な全ての判断手段を具備し
、その判断に基づき各制御部2〜5に制御指令を出力し
てこれらを制御する。
マニュアルカードの説明(第4図) ところで、特に本実施例では、マニュアルカードに取扱
い者(係員)識別データ、解錠データ、補充/回収デー
タ等を持たせ、マニュアルカードリーダ18にマニュア
ルカードを差し込むだけで現金の補充/回収準備やロッ
クの解除を行うようにしたものであるが、このマニュア
ルカード5oには、例えば、第4図に示すような情報が
磁気ストライブ等の手段により記憶されている。
解錠データの一つが記憶される担当者種別欄には、消耗
品補給回収担当者(以下、単に消耗品担当者ともいう)
、現金管理担当者、修理保全担当者等が記憶されている
。このデータから当該カードが、単に消耗品の補充/回
収操作を目的とした消耗品カードであるのか、現金レベ
ルまでの取扱いを行う現金カードであるのか、あるいは
機器の修理/保全を目的とした保全カードであるのかを
知ることができる。
また、解錠データの池の一つが記憶される消耗品種別欄
には、レシート系のみの補充/回収であるのか、通帳系
のみの補充/回収であるのか、あるいはレシート系及び
通帳系の両方の処理を目的としているのかを知らせるデ
ータが記憶されている。
また、取扱い者識別データ欄には、現金操作者を特定す
る暗証番号、修理保全操作者を特定する暗証番号が記憶
されている。
さらに、現金管理種別欄には現金の補充か回収かを示す
補充/回収種別が記憶され、特に、現金回収の場合にお
いては、さらに全回収か一部回収かの区別データが記憶
されている。
フローチャートの説 く第5図) 次に、第1図に示した制御部lの諸機能の実施例を、手
作業操作入力も含めた第5図のフローチャートを用いて
説明する。なお、ここでは現金に関して補充と補給、ま
た回収と収集はそれぞれ異なる意味で使用している。即
ち、補充というときは装置外から装置内に現金を供給す
ることを意味し、補給というときは装置内で一括金庫か
ら分割金庫へ現金を振り分けることを意味する。また回
収というときは装置内から装置外へ現金を取り出すこと
を意味し、収集というときは装置内で分割金庫に分散し
ている現金を一括金庫に集めることを意味する。
第5  その1)のフローチャートの説明制御部1はマ
ニュアルカードリーダ18にカード50が差し込まれた
か否かを検知し、否であればカード50を検知するまで
待つ(ステップ100)。
カード50を検知すると磁気ストライブ等に記憶された
情報データをマニュアルカードリーダ18で読み取り、
カードリーダ制御部2を介して制御部1に送る(ステッ
プ101)。
制御部lは、先ず、カード情報の中の担当者種別データ
をチエツクする。消耗品補給回収担当者用のカードでな
ければステップ120へ進ませる(ステップ102)。
カード50が消耗品補給回収担当者用のカードであれば
、制御部1は操作盤制御部5に外扉電子制御ロック機構
解除指令を出力して、外扉電子制御ロック機構21を解
錠する。この解錠により外扉31のロック状態を示すロ
ック表示器33が消灯する(ステップ103)。
消耗品担当者は外扉0.7り表示器33が消灯したこと
を確認して外扉31を開放する(ステップ104)。
制御部1は、次に、カードt、iiiの中の消耗品種別
をチエツクする。即ち、レシート系またはレシート系及
び通帳系の両方であるか、あるいは通帳系のみであるか
否かを判定し、通帳系のみであればステップ112へ進
む(ステップ105)。
カード情報の中の消耗品種別がレシート系及び通帳系の
両方であれば、制御部1は操作盤制御部5にレシート系
電子制御ロック機構解錠指令を出力して、レシート累卵
電子制御ロック機構22を解錠する。この解錠によりレ
シート余罪35のロック状態を示すロック表示器39が
消灯する(ステップ106)。
消耗品担当者はレシート系扉ロック表示器39が消灯し
たことを確認してレシート余罪35を開放する(ステッ
プ107)。
消耗品担当者はレシート余罪35の内側にあるレシート
及びジャーナルの回収または補充操作を行う。ここで回
収は回収箱から回収し、補充は補充箱から補充する。こ
のとき、ATM30を停止せず稼働状態を保持して、レ
シート及びジャーナルの回収/補充を行える機構とする
(ステップ108)。
消耗品担当者は必要とされる回収/補給処理が終了した
らレシート余罪35を閉じる(ステップ109)。
制御部1はレシート系扉35の閉じたことを検知してレ
シート累卵電子制御ロック機構22を自動的に施錠する
。この施錠によりレシート系扉ロツク表示器39が点灯
する(ステップ110)。
制御部lは、再びカード情報の中の消耗品種別をチエツ
クする。即ち、消耗品種別がレシート系及び通帳系の両
方であるか否かを判定し、否であればステップ117へ
進む(ステップ111)。
消耗品種別がレシート系及び通帳系の両方であるとき、
又は、上述したステップ105でのカード情報の中の消
耗品種別のチエツクで、通帳系のみと判定されたとき、
制御部1は操作盤制御部5に通帳系電子制御ロック機構
解錠指令を出力して、通帳系R電子制御ロック機購24
を解錠する。この解錠により通帳系扉37のロック状態
を示すロック表示器41が消灯する(ステップ112)
消耗品担当者は通帳系扉ロツク表示器41が消灯したこ
とを確認して通帳系扉37を開放する(ステップ113
)。
消耗品担当者は通帳系扉37の内側にある通帳の回収を
したり、通帳を補給したりする操作を行う。このときも
、ATM30を停止せず稼働状態を保持して、通帳の回
収/補給を行える機構とすることが望ましい(ステップ
114)。
消耗品担当者は必要とされる回収/補充処理が終了した
ら通帳系扉37を閉じる(ステップ115)。
制御部1は通帳系扉37が閉じたことを検知して通帳系
層電子制御口・ツク機構24を自動的に施錠する。この
施錠により通帳系扉ロツク表示器41が点灯する(ステ
ップ116)。
ここで、消耗品担当者は各ユニット扉35〜38のロッ
ク表示器39〜42が全て点灯していることを確認して
外扉31を閉じる(ステップ117)。
制御部1は外扉31の閉じたことを検知して外扉電子制
御ロック機構21を自動的に施錠し、再ヒステップ10
0へ戻す。この施錠により外扉ロック表示器33が点灯
する(ステップ118)。
5図その2)のフローチャートの説明 制御部1がステップ102でチエツクしたカード情報の
中の担当者種別データが消耗品補給回収担当者用のカー
ドでなかったときは、さらに現金管理操作者であるか否
かを判定し、否であればステップ140へ進む(ステッ
プ120)。
カード50が現金管理操作者用のカードであれば、制御
部1は操作盤制御部5を制御して、外扉31上に設けた
係員操作部17に取り付けたテンキー32からの入力を
受は付ける。現金操作者はテンキー32を押下して暗証
番号を入力する(ステップ121)。
制御部1はカード情報の中に記憶されている暗証番号と
、テンキー32が押下されて係員操作部17、操作盤制
御部5を介して制御部1に送られてきた暗証番号とを比
較して、一致しているか否かを判断して、否であればス
テップ100へ進ませる(ステップ122)。
2つの暗証番号が一致しているのであれば、制御部lは
カード情報の中の現金補充/回収種別をチエツクし、補
充であればステップ126へ進ませる(ステップ123
)。
現金補充/回収種別が回収であれば、ATM30は現金
操作が出来なくなるので、制御部lは操作盤制御部5に
入出金取引不可能表示指令を出力して、表示パネル16
に入出金取引が不可能になった旨を表示する(ステップ
124)。
制御部1は、カード情報の中の回収指定、例えば全回収
か一部回収かの種別に応じた指令を現金処理制御部4に
出力して、補充/回収金庫に現金の回収動作を行わせる
。即ち、分割金庫に分散している現金を一括金庫である
補充/回収金庫に収集して、装置外への回収を容易にす
る(ステップ125)。
現金の回収動作が終了したとき、あるいはステップ12
3での判定が現金の補充であるとき、制御部1は操作盤
制御部5に外扉電子制御ロック機構解錠指令を出力して
、外扉電子制御ロック機構21を解錠する。この解錠に
より外扉31のロック状態を示すロック表示器33が消
灯する(ステップ126)。
現金操作者は外扉ロック表示器33が消灯したことを確
認して外扉31を開放する(ステップ127)。
制御部1は操作盤制御部5に金庫系卵重子制御ロック機
構解錠指令を出力して、金庫系卵重子制御ロック機構2
3を解錠する。この解錠により金庫系扉36のロック状
態を示すロック表示器40が消灯する(ステップ128
)。
現金操作者は金庫系扉ロツク表示器40が?肖灯したこ
とを確認して金庫系扉40を開放する(ステップ129
)。
現金操作者は金庫系扉40の内側にある補充/回収の一
括金庫14(補充であれば後述するステップ134によ
り当該金庫は空であり、回収であればステップ125に
より収集された現金が入っている)を装置から取り外す
(ステップ130)。
現金操作者は新たな補充/回収の一括金庫14を装置に
七ノドする。このとき、一部補充指示であれば、一部補
充動作終了後に一括金庫14を取り外して元の金庫14
をセットするか、もしくは−括金庫14なしでも動くよ
うにすることは可能である(ステップ131)。
現金操作者は金庫14のセットが終了したら金庫系扉3
6を閉じる(ステップ132)。
制御部1は、再びカード情報の中の補充/回収種別をチ
エツクし、補充/回収種別が回収であるか否かを判定し
、回収であればステップ135へ進むぐステップ133
)。
補充/回収種別が補充であれば、制御部1は現金処理制
御部4へ補給処理を指示し、現金処理制御部4は補給動
作を開始する。即ち、セットされた新補充/金庫内の現
金を内部設置されている分割金庫に金種別に振り分ける
。この場合の補給動作においては補給動作終了まで入金
取引を中止する方法もあるが、ここでは顧客が取引選択
で入出金を選んだときに、直ちに補給動作を停止して顧
客取引を優先することとしている(ステップ134)。
補充/回収種別をチエツクするステップ133で回収処
理と判定されたとき、制御部1は操作盤制御部5へ装置
入出金中止解除指令を出し、表示パネル16に入出金取
引が可能となった旨の表示をする。また、一部回収処理
の場合には、可能な取引、例えば、その一部回収が千円
を全回収したときには万円のみの支払可能の旨を表示す
る(ステップ135)。
5  その3 のフローチャートの説明制御部1がステ
ップ120でチエツクしたカード情報の中の担当者種別
データが現金管理担当者用のカードでなかったとき、さ
らに修理保全操作者であるか否かを判定し、否であれば
ステップ100へ戻る(ステップ140)。
カード50が修理保全担当者用のカードであれば、制御
部lは操作盤制御部5に係員操作許容指令を出して、外
扉31上に設けた係員操作部17こ取り付けたテンキー
32からの入力を受は付ける。修理保全担当者はテンキ
ー32を押下して一暗証詐号を入力する(ステップ14
1)。
制御部1はカード情報の中の記憶暗証番号と、テンキー
32が押下されて係員操作部17.操作盤制御部5を介
して制御部1に送られてきた入力暗証番号とを比較して
、一致しているか否かを判断して、否であればステップ
100へ戻す(ステップ142)。
2つの暗証番号が一致しているのであれば、制御部1は
操作盤制御部5に係員操作扉電子制御ロック機構解錠指
令を出して、係員操作扉電子制御ロック機構26を解錠
する(ステップ143)。
修理保全担当者は係員操作扉17を開放する(ステップ
144)。
修理保全担当者は係員操作扉17aの内側にある、装置
の取引を中止させる取扱い中止釦34を押下する(ステ
ップ145)。
制御部lは、現在取引中であれば取引が終了したとき、
またアイドリング中であれば直ちに装置停止指令を操作
盤制御部5に出力して、装置停止の旨を表示パネル16
へ表示する(ステップ146)。
制御部1は装置の停止を検出すると、操作盤制御部5に
外扉ロック解錠指令を出力して、外扉電子制御ロック機
構21を解錠する。この解錠により外!ff%31のロ
ック状態を示すロック表示器33が消灯する(ステップ
147)。
修理保全担当者は外扉ロック表示器33が消灯したこと
を確認して外扉31を開放する(ステップ148)。
制御部lは操作盤制御部5に各ユニット75のロック解
錠指令を出力して、各ユニット扉の電子制御ロック機構
22〜25を解錠する。この解錠により各ユニット庫3
5〜38のロック状態を示すロック表示器39〜42が
消灯する(ステップ1149)。
修理保全担当者は金属のロック表示器39〜42が消灯
したことを確認して修理保全箇所のあるユニットの卯を
開放する(ステップ150)。
開放した扉の中にあるユニットの機械的ロック機構を外
してユニットを引出し、修理保全操作を実施する(ステ
ップ151)。
各ユニットの修理保全が全て終了するまで、上記ステッ
プ150,151を繰返す(ステップ152)。
修理保全担当者は修理保全が全て終了したときに各ユニ
ットの扉35〜38の全てを閉じる(ステップ153)
制御部1は各ユニットの扉39,40,41゜42の閉
じたことを検知して各ユニット罪の電子制御ロック機構
22,23,24.25を自動的に施錠する。この施錠
により外扉のロック表示器39.40,41.42が点
灯する(ステップ154)。 ここで修理保全担当者は
各二二、ノド扉35〜38のロック表示器39〜42が
全て点灯していることを確認して外扉31を閉じる(ス
テップ155)。
制御部1は外扉31の閉じたことを検知して外扉電子制
御ロック機構21を自動的に施錠する。
この施錠により外扉ロック表示器33が点灯する(ステ
ップ156)。
修理保全担当者は係員操作部17の取扱い中止釦34を
再度押下して取扱い中止状態を解除する(ステップ15
7)。
取扱い中止が解除されることにより、装置は取扱いを再
開する(ステップ158)。
修理保全担当者は取扱中になったことを確認した上で係
員操作扉17aを閉じる(ステップ159)。
制御部1は係員操作扉17aの閉じたことを検知して係
員操作扉電子制御ロック機構26を自動的に施錠し、ス
テップlOOに戻す(ステップ160)。
及血五二盈」 上記したように本実施例によれば、現金処理装置の外扉
、内部機器に消耗品を補充/回収するために操作を必要
とする部分、現金2通帳など重要管理を要する部分など
に装置をレベル分けし、レベル分けしたユニットのそれ
ぞれに電子制御ロック機構を具備する。一方、電子制御
ロック機構を操作する現金管理操作者、消耗品補給/回
収者。
機器の修理/保全管理者などにそれぞれ、情報カードで
あるマニュアルカードを保持させ、そのマニュアルカー
ドにそれぞれのレベルに応じて、その操作を許容する情
報を書き込むようにしである。
従って、例えば現金管理者は、1枚の高級情報カードを
持つことにより、全てのレベルにある電子制御ロック機
構を外部より解錠できるようにし、また例えば、外部運
用会社が金融機関の休日等に運用を請は負い、現金以外
の消耗媒体の補給や起動・停止の運用を行う場合には、
低位の情報カードを持ち、外扉の開放のみを可能とする
ようにして運用する。
このように、マニュアルカードに操作情報を記憶させて
おくことにより、操作者は意識することなく、また難し
いキー操作等を伴うことなく、現金の補充1回収あるい
は装置の修理、保全を行う・ことができる。
なお、暗証番号としての識別コードを外部から入力しな
いでも、カードに個人を特定する識別コードを記憶させ
ておいた上で、装置側に取扱可能者コードを登録してお
くことにより、操作を許可することも可能である。この
場合、カードを紛失する等して他人がカードを入手した
ときにはセキュリティが害されることになるが、そのと
きはともかくとして、読み取った識別コードから取扱い
者の使用記録をとることに意味がある。
[発明の効果] 本発明によれば、保守員あるいは現金の補充回収を行う
操作員は、複数の鍵を管理、操作することなく、識別コ
ードの記憶と情報カードをカードリーダに差し込む操作
だけで、現金の管理と機器の運用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による現金自動取扱い装置のブ
ロック図、第2図は同じく装置の外観斜視図、第3図は
同じく装置の外扉を開放したときに見える装置内部のユ
ニット扉の正面図、第4図は本実施例によるマニュアル
カードの記憶内容を示す説明図、第5図は本実施例の動
作を説明するフローチャートである。 1〜5は制御手段であって、■は制御部、2はカードリ
ーダ制御部、3は通帳制御部、4は現金処理制御部、5
は操作盤制御部、14は金庫、18はマニュアルカード
リーダ、21〜26は電気ロック機構であって、21は
外扉電子制御ロック機構、22はレシート系卵重子制御
ロック機構、23は金庫系層電子制御ロック機構、24
は通帳系屡電子制御ロック機構、25は制御系卵重子制
御ロック機構、26は係員操作扉電子制御ロック機構、
30は現金処理装置としての現金自動取引装置(ATM
)、32は入力手段としてのテンキー31および35〜
38はユニット扉であって、31は外扉、35はレシー
ト系扉、36は金庫累卵、37は通帳系扉、38は制御
系扉、50は情報カードとしてのマニュアルカードであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 セキュリティレベルに応じて装置内部をユニット化し、
    各ユニットに取り付けられたユニット扉に電気ロック機
    構を備えた現金処理装置において、所定のレベルまでの
    ユニット扉の開放を許容するために、該当するユニット
    扉に備えられた上記電気ロック機構を解錠するための解
    錠データと、所定のセキュリティレベルまでの権限を与
    えられて、該当するレベルまでのユニットを取り扱うこ
    とが許容された取扱い者を特定する取扱い者識別データ
    と、取扱いが現金補充のときはセキュリティが高レベル
    にある金庫系ユニットに補充された現金を内部設置金庫
    内に補給し、現金回収のときは顧客の入出金取引を制約
    して金庫系ユニットの取出し金庫内に現金を収集するた
    めの補充/回収データとを記憶した情報カードと、 上記情報カードに記憶されたデータを読み出すカードリ
    ーダと、 上記取扱い者を特定する取扱い者識別データを入力する
    入力手段と、 上記入力手段によって入力された取扱い者識別データと
    、カードリーダによって読み出されたデータの中の取扱
    い者識別データとが一致したとき、その他のデータであ
    る解錠データおよび補充/回収データを判読して、該当
    データに基づく指令により該当するユニット扉のロック
    機構を解錠し、または上記現金の補充/回収を行う制御
    手段とを備えたことを特徴とする現金処理装置。
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