JP3340176B2 - 売上金入金機 - Google Patents

売上金入金機

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JP3340176B2
JP3340176B2 JP07737293A JP7737293A JP3340176B2 JP 3340176 B2 JP3340176 B2 JP 3340176B2 JP 07737293 A JP07737293 A JP 07737293A JP 7737293 A JP7737293 A JP 7737293A JP 3340176 B2 JP3340176 B2 JP 3340176B2
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徹 赤松
昇 田口
章男 川原
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グローリー工業株式会社
株式会社エー・エス・エス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンビニエンスストア等
の小売店舗内に設置され、それら店舗の売上金を入金し
て処理する売上金入金機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年街角のいたる所にコンビニエンスス
トアが設置されており、それらストアは程んどがチェー
ン店であり、POSシステムの導入によりチェーン店本
部とオンラインで接続されており、店舗の商品の在庫管
理や売上額の情報管理は販売時点においてリアルタイム
でチェーン店本部に伝送されるようになっている。そし
て、店舗で販売する商品は、指定の商品納入業者が本部
からの指示等によって商品を納入するようになってい
る。
【0003】一方、店舗の売上金である貨幣(紙幣,硬
貨)そのものはレジスタのドロワ内に保管されていて、
閉店時に集計されて銀行等の夜間金庫へ投入したり、あ
るいは売上金の回収を委託された警備会社等の回収員が
売上金の回収に訪れた時に、売上金を直に手渡すように
なっていた。また、翌日に使用する釣銭については、売
上金を夜間金庫に投入する運用の場合には、釣銭をドロ
ワ内に残して残りを売上金として夜間金庫に投入してお
り、又回収員が回収に来る運用の場合には、回収員が釣
銭を持参して売上金と引換えに直に手渡すようになって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムでは、売上金を閉店時まで、あるいは回収員が訪れる
まで店員が保管していなければならず、貨幣の管理に多
大な労力を要していた。特に、貨幣の額が増えて来るの
に比例してその管理責任が重くなり、店員に対する大き
なプレッシャーとなっていた。又、仮に店舗に強盗が入
った場合、多額の貨幣を店員が管理していると、そのま
ま盗まれて被害額が大きくなるという問題があった。ま
た、売上金を店員が手計算で集計し、夜間金庫に投入し
たり回収員に渡していたので、後に確認してみると計算
誤り等があり、実際の貨幣と貨幣内訳を記載した伝票と
が合わないといったトラブルが生じていた。更にまた、
店員と回収員が売上金と釣銭を手渡しで授受していたの
で、客の多い店の多忙時には回収員が長時間待たされる
という問題もあった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、店舗側にとっては店舗内にいながらにしていつで
も売上金の入金処理ができ、これによって多額の現金を
管理する責任から逃れると共に、貨幣集配者(回収員)
との間で売上金及び釣銭の授受を滞ることなく行ない得
る売上金入金機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、小売店等の店
舗内に設置され、所定部に一括投入された貨幣を1枚ず
つ取込んで識別し、正常な貨幣のみを収納部に入金処理
する売上金入金機に関するもので、本発明の上記目的
は、前記収納部を本体に対して着脱可能な貨幣カセット
で構成し、該貨幣カセットは前記売上金入金機によって
入金処理される入金貨幣の収納と貨幣集配者によって運
搬される釣銭貨幣の収納に共用されるものであり、前
入金貨幣若しくは釣銭貨幣の収納された貨幣カセット
の取出しを禁止又は許容する施錠部と、前記貨幣集配者
によって操作され入金貨幣の収納された貨幣カセットの
取出しと釣銭貨幣の収納された貨幣カセットの装着とを
可能ならしめる第一操作部と、店舗側係員によって操作
され前記釣銭貨幣の収納された貨幣カセットの取出しを
可能ならしめる第二操作部と、前記第一及び第二操作部
に接続されて、前記施錠部の動作を制御するようになっ
ており、前記第二操作部による操作の際に前記釣銭貨
幣の収納された貨幣カセットの取出しが許可される条件
を満たす場合に限って、該第二操作部の操作を有効とす
制御部とを設けることによって達成される。
【0007】
【作用】本発明の売上金入金機はコンビニエンスストア
等の小売店舗内に設置され、その店舗の売上金(紙幣,
硬貨)を識別して貨幣カセットに収納すると共に、チェ
ーン店本部(現金処理センター)からの貨幣集配者との
間で現金の入った貨幣カセット及び売上に関する情報の
授受を行なって、売上金及び釣銭の授受を円滑かつ確実
に行なうようになっている。貨幣カセットの取出しや収
納を金庫取出キーの管理によって行なうと共に、店舗内
の現金の管理を締め作業キーによって行なうので、安全
で確実な売上金の入金処理,回収作業を行なうことがで
きる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の適用されるコンビニエンスス
トア等の小売店舗1と、そのチェーン店本部2、警備会
社3及び現金処理センター4の関係を鳥瞰式に示してお
り、小売店舗1内には商品陳列棚10が配列されて多数
の商品が陳列されており、精算コーナ11にはPOSレ
ジスタ12が載置されている。また、小売店舗1内には
本発明に係る売上金入金機100が設置されており、盗
難等の検知信号が警備会社3にオンラインで通報される
ようになっている。POSレジスタ12のデータはチェ
ーン店本部2にオンラインで転送され、チェーン店本部
2、警備会社3及び現金処理センター4は相互に通信ラ
インで接続されている。現金処理センター4が管理する
貨幣集配者は、車5等に乗って小売店舗1に空の貨幣カ
セット(硬貨カセットには釣銭袋が入っている)6を持
って行き、売上金入金機100内から売上金が収納され
た貨幣カセット7を取出すと共に、空の貨幣カセット6
を装填し、売上金入金機100の記憶部に蓄積されてい
る情報を電子手帳8又はレシート9で受取り、現金処理
センター4に戻って後に所定の照合作業を行なう。な
お、貨幣集配者は車5等で、多くの街角に設置されてい
る自チェーン店の各店舗を順次回ることになる。
【0009】図2は本発明の売上金入金機100の側面
からの構成をブロック的に示すものであり、上面パネル
部には、店舗1の売上金である硬貨を投入する硬貨投入
部101と、紙幣を投入する紙幣投入部102と、認証
印字を行なう印字部103と、図4及び図5に詳細を示
すスイッチ類、操作部及び表示部を有する操作表示部1
04とが設けられている。硬貨投入部101に投入され
た硬貨は1枚ずつ繰出部110から繰出され、識別部1
11で真偽等が識別され、その識別結果に従って振分部
112で一時保留部113又はリジェクト部105に振
分けられる。又、紙幣投入部102に投入された紙幣は
1枚ずつ繰出部120から繰出され、識別部121で真
偽等が識別され、その識別結果に従って振分部122で
一時保留部123又はリジェクト部105に振分けられ
る。リジェクト部105に振分けられた硬貨、紙幣は外
部から自由に取出せるようになっている。一時保留部1
13に一時保留された硬貨は所定の操作で、その下部に
配設されている硬貨カセット130に下降して収納さ
れ、一時保留部123に一時保留された紙幣は所定の操
作で、その下部に配設されている紙幣カセット131に
下降して収納される。一時保留部113及び123は施
錠部106によって施解錠され、解錠された時には外方
に引出されて一点鎖線Aまで開かれて取出可能となり、
硬貨カセット130及び紙幣カセット131は施錠部1
34によって施解錠され、解錠された時に外方に引出さ
れて一点鎖線Bまで開かれて取出可能となる。また、硬
貨カセット130及び紙幣カセット131の下方には、
釣銭を硬貨カセット130から取出した後に保管するの
に使用する保管庫133が設けられており、後述する店
用2キーで施解錠される施錠部132が配設されてお
り、解錠された状態では一点鎖線Cまで引出可能となっ
ている。更に、硬貨カセット130及び紙幣カセット1
31はカセットユニット135に収納されるようになっ
ており、カセットユニット135の脱着はカセットユニ
ット検知センサ135Aで検知され、硬貨カセット13
0のセット及びその中に収納された釣銭袋の有無はカセ
ット検知センサ130Aで検知され、紙幣カセット13
1のセットはカセット検知センサ131Aで検知され
る。印字部103及び操作表示部104はCPU,メモ
リ等で成る制御部140で制御され、施錠部106及び
134も制御部140で制御され、盗難等を検知する振
動センサ145の検知信号は制御部140に入力され
る。制御部140にはその他に電源部144から電力が
供給され、通信部141を介して電子手帳用コネクタ1
42から電子手帳8に、ライン143から警備会社3に
それぞれ所要の情報が伝送されるようになっている。
【0010】図3は硬貨カセット130及びカセットユ
ニット135の構造例を示しており、紙幣カセット13
1は硬貨カセット130と同一の構造であるので説明を
省略する。硬貨カセット130及び紙幣カセット131
はカセットユニット135に並置された状態に収納され
るようになっており、硬貨カセット130の前面には店
用3キーで開閉されるカセット扉1301が設けられて
おり、現金処理センター4から持って来る空の硬貨カセ
ット130内には釣銭袋1302が収納されている。硬
貨カセット130の上面には、突起1304を有し開閉
可能なカセットシャッタ1303が設けられており、図
示の状態ではスプリング1305の弾性作用によって自
動的に閉じられるようになっており、硬貨カセット13
0の側面部にはスプリング1312によって常時下方に
引っ張られている開閉用アーム片1310が設けられて
おり、カセットシャッタ1303に取付けられたピン1
311と係合する切欠がその上部に設けられている。硬
貨カセット130はカセット扉1301が閉じられた状
態で、カセットユニット135の収納部に上方から下降
されて収納されるが、その下降動作に従って、カセット
ユニット135の底面側部に取付けられているロック解
除用突起1352が開閉用アーム片1310の底部に当
接し、硬貨カセット130の下降に従って開閉用アーム
片1310が上昇して、ピン1311が切欠から外れて
カセットシャッタ1303が開閉可能な状態になる。こ
うして硬貨カセット130がカセットユニット135に
収納された状態で、カセットユニット135をスライド
レール1353に沿って図示M方向に押し込めると、本
体側の上部に設けられている係合部材1351がカセッ
トシャッタ1303の突起1304に当接して押すこと
によって、カセットシャッタ1303が少しずつ開口さ
れ、上方より一時保留された硬貨が硬貨カセット130
内に下降され得る状態となる。この状態からカセットユ
ニット135をN方向に引出すと、その引出しに応じて
カセットシャッタ1303はスプリング1305の弾性
作用に従って閉鎖し、ここでカセットシャッタ1303
を上方に取出すと、開閉用アーム片1310とロック解
除用突起1352との係合が解除されて開閉用アーム片
1310はスプリング1312の弾性作用によって下方
に引っ張られ、ピン1311が切欠に結合することによ
ってカセットシャッタ1303の開閉が禁止される。
【0011】図4は、操作表示部104の操作部におけ
るキースイッチの配置と店員等が使用するキーの対応を
示しており、警備会社3の警備員が使用する警備員用キ
ー1040が金庫取出キースイッチのON/OFFに使
用され、小売店舗1の店員等が使用する店用1キー10
41は所定時刻ないしは閉店時等に行なわれる売上業務
の締め作業キースイッチのON/OFFに使用され、店
用2キー1042は釣銭取出キースイッチのON/OF
F及び振動センサ145に対するセンサ入/切キースイ
ッチのON/OFFに使用される。また、店用3キー1
043は、釣銭袋の収納や取出時の硬貨カセット130
のカセット扉1301の開閉に使用される。図5は表示
部とスイッチ類を示しており、スタート/ストップボタ
ン1044、確定ボタン1045、リセットボタン10
46及び電源スイッチ1047が設けられている。
【0012】図6は、売上金入金機100の小売店舗1
内における途中入金の処理動作例を示すフローチャート
であり、小売店舗1の売上金の貨幣を硬貨投入部101
および紙幣投入部102に投入してセットし(ステップ
S1)、操作表示部104のスタート/ストップボタン
1044を押すと(ステップS2)、硬貨は繰出部11
0から1枚ずつ識別部111へ繰出され、紙幣は繰出部
120から1枚ずつ識別部121へ繰出される(ステッ
プS3)。識別部111で異常と識別された硬貨は振分
部112からリジェクト部105にリジェクトされ、識
別部121で異常と識別された紙幣は振分部122から
リジェクト部105にリジェクトされ(ステップS
5)、正常と識別された硬貨は振分部112から一時保
留部113に一時保留され、正常と識別された紙幣は振
分部122から一時保留部123に一時保留される(ス
テップS6)。一時保留された硬貨、紙幣の金額は、制
御部140を介して操作表示部104の表示部に表示さ
れ(ステップS7)、その金額の確認をしてから操作表
示部104の確定ボタン1045を押すと(ステップS
10)、一時保留部113に一時保留された硬貨は硬貨
カセット130内に取込まれ、一時保留部123に一時
保留された紙幣は紙幣カセット131内に取込まれる
(ステップS11)。貨幣取込後に印字部103は制御
部140を介して、入金額等の確認のための印字出票を
行なうが(ステップS12)、その印字例を図7に示
す。同図(A)は1回の入金額の印字例を示しており、
同図(B)は3回目の入金作業に際しての印字例であ
り、1回目及び2回目の入金額が印字されていると共
に、3回目(今回)の入金額の詳細が印字され、更に金
庫在高の全合計が印字されている。金額の他に日時や店
番も印字されるようになっている。
【0013】一方、上記ステップS10で確定ボタン1
045が押されないでリセットボタン1046がONさ
れると(ステップS13)、一時保留部113及び12
3の施錠部106を解錠して、一時保留部113及び1
23を図2の一点鎖線Aまで引出せる状態とする(ステ
ップS14)。そして、リセットボタン1046を押す
ことによって識別部111及び121で識別され、制御
部140内に格納されているデータがリセットされ(ス
テップS15)、その後に一時保留部113及び123
より硬貨及び紙幣を取出し(ステップS16)、初期状
態にリターンする。
【0014】次に、小売店舗1内における締め作業を図
8のフローチャートを参照して説明する。先ず、店用1
キー1041を使って操作表示部104の締め作業キー
スイッチをONし(ステップS20)、確定ボタン10
45を押すと(ステップS21)、それまでの合計金額
が操作表示部104の表示部に表示される(ステップS
22)。その後に制御部140を介して印字部103で
印字出票され(ステップS23)、店用1キー1041
で締め作業キーをOFFにすることによって(ステップ
S24)、以後の入金業務を禁止する(ステップS2
5)。締め作業時の印字出票例は図9のようになってお
り、金種毎の金額、合計金額等が印字されて店舗責任者
等に渡される。
【0015】次に図10を参照して、警備会社3、現金
処理センター4の貨幣回収作業を説明する。車5等で所
定の小売店舗1に来た警備員等は、先ず警備員用キー1
040で操作表示部104の金庫取出キースイッチをO
Nし(ステップS30)、通信部141に接続された電
子手帳用コネクタ142に電子手帳8を装填して、制御
部140のメモリに格納されているデータを回収する
(ステップS31)。このデータの回収は次のように行
なう。先ず、電子手帳用コネクタ142に電子手帳8の
コードを接続し、電子手帳8にある指定の回収ボタンを
押すとデータ回収がスタートし、回収作業中は本体から
「ピッピッ」という音が発信され、音が止まれば回収作
業が終了する。また、警備員用のデータ回収をレシート
9で行なう場合は、図9で示すような店用締めジャーナ
ルと同一の内容で行なう。データ回収後に制御部140
は施錠部134を解錠し(ステップS32)、警備員等
は、硬貨カセット130及び紙幣カセット131を図2
の一点鎖線Bに引出して引き抜く(ステップS33)。
硬貨カセット130及び紙幣カセット131の引き抜き
はそれぞれカセット検知センサ130A及び131Aに
よって検知され、硬貨カセット130及び紙幣カセット
131が引き抜かれるとデータが全てクリアされる(ス
テップS34)。その後、持って来た空のカセット6を
カセットユニット135内にセットして収納する(ステ
ップS35)。カセット6の内、硬貨カセットの中には
釣銭袋1302が入っている。かかるカセット6のセッ
ト収納後、金庫取出キースイッチをOFFし(ステップ
S36)、これにより施錠部134は制御部140を介
して施錠される(ステップS37)。
【0016】最後に硬貨カセットからの釣銭取出の動作
を、図11を参照して説明する。先ず、店用2キー10
42で釣銭取出キースイッチをONにし(ステップS4
0)、カセット交換済か否かを判断する(ステップS4
1)。この判断は、金庫取出キースイッチがOFF→O
N→OFFになったか、或いはカセット検知センサ13
0A,131AがON→OFF→ONになったかを検知
することによって行なわれる。カセット交換済の場合は
カセット取出フラグが有るか否かを判断し(ステップS
42)、カセット取出フラグが無い場合は制御部140
を介して施錠部134を解錠する(ステップS43)。
解錠後に硬貨カセットをカセットユニット135の収納
部から引き抜き(ステップS44)、店用3キーで硬貨
カセットのキーを解錠し(ステップS45)、硬貨カセ
ット内から釣銭袋1302を取出し(ステップS4
6)、店用3キーで硬貨カセットを施錠し(ステップS
47)、当該硬貨カセットを再セットして収納する(ス
テップS48)。硬貨カセットをセットして収納すると
カセット検知センサ130Aによってカセット内が空か
否かが検知され(ステップS49)、空の場合には制御
部140は施錠部134を施錠し(ステップS50)、
カセット取出フラグを“有”とする(ステップS5
1)。そして、釣銭取出キースイッチを店用2キー10
42でOFFとし(ステップS52)、入金禁止を解除
する(ステップS53)。
【0017】次に、本発明の売上金入金機100の運用
を簡単に説明する。
【0018】売上金入金機100は前述のように警備員
用キーによってのみ自由に売上金を取り出すことができ
るので、小売店舗1内に設置されているにもかかわら
ず、その管理責任は警備会社側にあるものとする。
【0019】また、操作部のセンサ入/切キースイッチ
は振動センサ145が異常な振動を検知したり、カセッ
ト検知センサ130A,131Aがカセット130,1
31の抜き取りを検知したり、カセットユニット検知セ
ンサ135Aがユニット135の引き出しを検知するこ
とによって警備会社へ自動的に通報する機能を有効にす
るか無効にするかの切換スイッチであるから、通常閉店
時のみONにする。
【0020】また、保管庫133は前述のように店用2
キー1042のみで、売上金入金機100の制御部14
0とは無関係に開閉されるので、店側の自由な保管庫と
して利用される。例えば硬貨カセット130から釣銭を
取り出さないと次の入金処理ができないので、警備員等
がカセット6を交換した後できるだけ早く釣銭袋130
2を取り出す。そして、夜間閉店時にその釣銭をこの保
管庫133に保管しておくことによって売上金と同様に
異常時には警備会社に通報されるので安全である。
【0021】尚、本発明の第一操作部には警備員用キー
1040と金庫取出キースイッチが対応し、第二操作部
には店用2キー1042と釣銭取出キースイッチが対応
している。
【0022】
【発明の効果】本発明の売上金入金機によれば、コンビ
ニエンスストア等の小売店舗に設置され、その店舗の売
上金を識別して収納部(貨幣カセット)に収納すると共
に、チェーン店本部(現金処理センター)からの貨幣集
配者との間で貨幣カセットの受け渡し、売上に関する情
報の授受を行なっている。このため、店舗側にとっては
店舗内にいながらにしていつでも売上金の入金処理がで
き、多額の現金を管理する責任から逃れると共に、貨幣
集配者(回収員)との間で売上金及び釣銭の授受を円滑
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用例を説明するための鳥瞰図であ
る。
【図2】本発明に係る売上金入金機の構成例を側面から
ブロック的に示す図である。
【図3】硬貨カセット及びカセットユニットの構造例を
示す図である。
【図4】操作キーとキーの配置例を示す図である。
【図5】表示部とスイッチ類の配置例を示す図である。
【図6】小売店舗等における途中入金の処理例を示すフ
ローチャートである。
【図7】途中入金の場合の印字出票の例を示す図であ
る。
【図8】店舗内の締め作業の動作例を示すフローチャー
トである。
【図9】締め作業の印字出票の例を示す図である。
【図10】貨幣回収の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図11】釣銭取出しの動作例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 小売店舗 2 チェーン店本部 3 警備会社 4 現金処理センター 8 電子手帳 100 売上金入金機 104 操作表示部 130 硬貨カセット 131 紙幣カセット 135 カセットユニット 140 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 章男 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グ ローリー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−287689(JP,A) 特開 平3−58297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小売店等の店舗内に設置され、所定部に
    一括投入された貨幣を1枚ずつ取込んで識別し、正常な
    貨幣のみを収納部に入金処理する売上金入金機におい
    て、 前記収納部を本体に対して着脱可能な貨幣カセットで構
    成し、該貨幣カセットは前記売上金入金機によって入金
    処理される入金貨幣の収納と貨幣集配者によって運搬さ
    れる釣銭貨幣の収納に共用されるものであり、 前記入金貨幣若しくは釣銭貨幣の収納された貨幣カセッ
    トの取出しを禁止又は許容する施錠部と、前記 貨幣集配者によって操作され入金貨幣の収納された
    貨幣カセットの取出しと釣銭貨幣の収納された貨幣カセ
    ットの装着とを可能ならしめる第一操作部と、 店舗側係員によって操作され前記釣銭貨幣の収納された
    貨幣カセットの取出しを可能ならしめる第二操作部と、 前記第一及び第二操作部に接続されて、前記施錠部の動
    作を制御するようになっており、前記第二操作部による
    操作の際に前記釣銭貨幣の収納された貨幣カセット
    取出しが許可される条件を満たす場合に限って、該第二
    操作部の操作を有効とする制御部とを具備して成ること
    を特徴とする売上金入金機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記第一操作部によって
    入金貨幣の収納された貨幣カセットの取出しと、釣銭貨
    幣の収納された貨幣カセットの装着とが行なわれた後
    に、前記第二操作部の操作を1回だけ許容するように制
    御する請求項1に記載の売上金入金機
JP07737293A 1993-03-12 1993-03-12 売上金入金機 Expired - Fee Related JP3340176B2 (ja)

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