JP3381636B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents
現金自動取引装置Info
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Description
を行う現金自動取引装置の、防犯性向上技術に関する。
して、特開平6−333121号公報に開示されたもの
がある。この現金自動支払機は、閉鎖された扉を開ける
際にIDカードを読み取らせ、読み取られたID情報が
ホストコンピュータに記憶されているID情報と一致
し、かつ操作部から入力された暗証番号とホストコンピ
ュータに記憶されているIDカードに対応する暗証番号
が一致していれば扉のロックを解除する。
は、扉のロックが解除されていれば、装置内部の操作が
可能であり、意図せぬ不確定の操作者により装置内部を
操作される可能性があった。上記の場合、装置電源がオ
ンの状態であれば、操作者の個別での認証番号によるオ
ペレーション内容の制限や、オペレーション内容及び該
操作者IDの履歴を記録に残すことが可能であったが、
装置の電源オン操作については、電源オンの事象が発生
したことは履歴に残せるものの、認証による制限がな
く、また誰が操作したかについても履歴に残すことはで
きなかった。
フの状態で操作されるため、認証手段や履歴の記憶手段
も動作不可能であったためと、従来、電源オン操作の制
限や履歴管理について重要性が低いと考えられていたた
めである。重要性が低いと考えられていた理由は、電源
がオンしただけでは何もできない、何かを成すためには
以降に続く操作が必要で、以降の操作履歴が残せれば良
いとの判断からである。
において、従来の専用基板と専用OSによるものから、
市販のPCの制御基板と汎用OSへの切替が主流と成り
つつある。
人間が容易に現金自動取引装置の制御部から情報を引き
出したり、あるいは情報を改竄できる可能性が拡大した
ことを意味する。
ード的にガードを掛ける手段はいくつも有ると思われる
が、最も容易に実施可能で効果が期待できるものが、電
源をオンしないことである。如何に高級なコンピュータ
であろうと、電源がオフでは情報のやりとりを行うこと
は出来ない。この点で、電源オン操作の認証と履歴の管
理が重要となってきた。
問題点を解決し、現金自動取引装置の電源オン操作につ
いて操作者の履歴取得および操作者によってオペレーシ
ョンを制限し、防犯性の向上を図ることを目的とする。
め、本発明では現金自動取引装置の外部データ入力手
段、前記入力手段から入力されたデータの妥当性照合を
行う認証手段と、入力内容の履歴を記憶する記憶手段
を、現金自動取引装置の電源とは別の電源で動作可能な
電源手段を設ける。
置の電源を一旦オンした後、データ入力手段から規定の
データが入力されないと、装置の電源を自動的にオフす
る。
施形態による現金自動取引装置を図面を用いて詳細に説
明する。
の全体構成を説明するための図、図2は図1に示す認証
ユニット8の構成を説明するための図、図3は図2に示
す認証部22の構成を説明するための図、図4は図2に
示す認証ユニット8の動作を説明するための図、図5は
図2に示す認証ユニットの外観の例を示した図である。
施形態による現金自動取引装置の全体構成を図1を参照
して説明する。同図に示すように現金自動取引装置1
は、現金の取引に必要な情報の入出力を行う取引入力表
示部2、取引のための媒体の受付けおよび取引の結果と
して媒体を受け渡す貨幣取扱部3とカード・通帳取扱部
4、取引の全体制御を行う装置制御部5、現金自動取引
装置1の内部を操作する際に操作者の妥当性照合を行う
認証ユニット20、認証ユニット20を除く現金自動取
引装置1の上記各部に電源を供給する装置電源部6、現
金自動取引装置1の内部を操作する際の内部操作面側を
覆う扉部8、現金自動取引装置1全体を覆い扉部8を含
む筐体部7で構成されている。
置制御部5は、操作する際には扉部8で覆われた内部操
作面側から各々引出して行うように構成され、かつ筐体
部7にそれぞれ設けられた貨幣取扱部3に対応する電磁
ロックa13、カード・通帳取扱部4に対応する電磁ロ
ックb14、装置制御部5に対応する電磁ロックc15
を解錠しなければ引き出すことができない構造である。
され、かつ筐体部7に設けられた電磁ロックf18を解
錠しなければ開くことができない構造である。
ユニット20の構成を図2を参照して説明する。同図に
示すように認証ユニット20は、操作者のIDを読み取
る外部入力部21、外部入力部21が読み取ったIDか
ら妥当性の照合を行う認証部22、外部入力部21が読
み取った認証情報および現金自動取引装置1各部が操作
された場合に該操作内容を記憶する履歴記憶部23、上
記認証ユニット20各部に電源を供給する認証電源部2
4で構成されている。
Cカードの読取器でも良いし、10キー等で構成してI
D番号をキー入力することでも良い。また、指紋や網膜
など人体の一部の情報を読み取る読取器、あるいは非接
触に情報をやりとりできる光方式や電磁方式の読取器で
も良い。また、上記を複数組み合わせることにより、更
に防犯性を向上させることができる。
の構成を図3を参照して説明する。同図に示すように認
証部22は、外部入力部21が読み取ったIDを記憶す
る入力ID記憶エリアとあらかじめ登録された照合用I
Dを記憶する照合ID記憶エリアを持つID記憶部3
1、ID記憶部31の入力ID記憶エリアに記憶したI
Dと照合ID記憶エリアに記憶したIDを比較するID
比較部32、ID比較部32の照合結果を元に現金自動
取引装置1各部の動作を制御するセキュリティ制御部3
3、不当なID入力が行われた時に警報を発生する警報
発生部34で構成されている。
動取引装置1の動作を図1〜図4を参照して説明する。
現金自動取引装置1の装置電源部6、認証電源部24が
電源オフであるとき、貨幣取扱部3は電磁ロックa1
3、カード・通帳取扱部をロックする電磁ロックb1
4、装置制御部をロックする電磁ロックc15によりロ
ックされており、扉部8は筐体部7に電磁ロックf18
でロックされているため、装置内部を操作することがで
きない状態である。電源入スイッチ51が押下されたと
き、電源制御信号ライン45より認証電源部24に電源
オン制御信号が送られ、認証電源部24をオンする。認
証ユニット20は認証電源部24の電源オンにより動作
可能となる。認証ユニット20は電源制御信号ラインb
44により現金自動取引装置1の装置電源6のオン制御
を行う。また、認証ユニット20は電磁ロック制御信号
ライン43によって貨幣取扱部3の電磁ロックa13、
カード・通帳取扱部4の電磁ロックb14、装置制御部
5の電磁ロックc15および、扉部8の電磁ロックf1
8の解除制御を行う。認証ユニット20により装置電源
6がオンされたとき、現金自動取引装置1は動作可能と
なり、取引入力表示部2からの顧客操作によって各種の
取引操作を行うことができる。認証ユニット20におい
て照合ができない場合は装置電源6をオンせず、認証ユ
ニット電源部24もオフとなる。
ット20の動作を図2を参照して説明する。電源入スイ
ッチ51の押下されたとき、電源制御信号ライン45に
より、認証電源部24がオンとなり、認証ユニット20
は動作可能となる。認証ユニット20は電源オンの後、
外部入力部21へのID番号入力を要求する。外部入力
部21へのID番号入力は例えば磁気カードやICカー
ドの読取器または10キー等の入力機器や、指紋や網膜
などの人体の一部の情報を読み取る機器、あるいは非接
触に情報をやり取りできる光方式や電磁方式の読み取り
器等で入力するか、またはこれらの組み合わせによりI
D番号の入力を行う。外部入力部21および認証部22
での認証結果および動作は履歴記憶部に記録される。
説明>認証部22の動作を図2、図3を参照して説明す
る。認証ユニット20において、図2の外部入力部21
より入力されたID番号は、ID記憶部31に登録され
る。ID番号は操作者のレベル、例えば係員、保守員、
警備員等により異なっている。あるいは各個人別に異な
っている。ID記憶部31に記録された外部入力部21
より入力されたID番号は、ID比較部32により、あ
らかじめID記憶部31に記録されているID番号と妥
当性の照合を行う。照合結果により、セキュリティ制御
部33は図1の現金自動取引装置1内部の貨幣取扱部3
の電磁ロックa13、カード・通帳取扱部4の電磁ロッ
クb14、装置制御部5の電磁ロックc15および扉部
8の電磁ロックf18各々のロック/解除制御を行う。
セキュリティ制御部33により操作者が操作可能となる
部分は制限される。ID比較部32における比較照合に
おいて、外部入力部21より入力されたID番号が連続
して妥当性が無い場合は、現金自動取引装置1の装置電
源6をオフし、警報発生部34より警報を発生する。上
記操作フローを図4に示す。
に認証部外部入力部の例を示す。認証ユニット20の電
源入キー51を押下したのち、認証部電源ランプ115
が点灯したあとに、10キー111または磁気カードリ
ーダ112または指紋照合器113より操作者はID入
力を行う。
源オン時の管理を簡素な構成で確立することができる。
ック制御信号ライン 2:取引入力表示部 44:電源制御信
号ラインa 3:貨幣取扱部 45:電源制御
信号ラインb 4:カード・通帳取扱部 31:ID記
憶部 5:装置制御部 32:ID比較部 6:装置電源部 33:セキュリティ制
御部 7:筐体 34:警報発生部 8:扉部 51:電源オンスイッチ 11:電源ライン 111:10
キー 13:電磁ロックa 112:磁気
カードリーダ 14:電磁ロックb 113:指紋
照合器 15:電磁ロックc 115:認証部電源
ランプ 18:電磁ロックf 20:認証ユニット 21:外部入力部 22:認証部 23:履歴記憶部 24:認証電源部
Claims (3)
- 【請求項1】預入、支払の現金取引を行なう現金自動取
引装置において、 貨幣を取り扱う貨幣取扱部と、 前記貨幣取扱部に電源を供給する装置電源部と、前記貨幣取扱部をロックする電磁ロックと、 前記貨幣取扱部を内部操作するときに 操作者の妥当性照
合を行なう認証ユニットと、 前記認証ユニットに電源を供給する認証電源部とを有
し、 前記認証電源部がオンとなったとき、前記認証ユニット
は、ID番号の入力を要求し、入力されたID番号と予
め登録された照合用IDとの妥当性の照合を行ない、そ
の照合結果により前記装置電源部のオン制御及び前記電
磁ロックの解錠制御を行なう ことを特徴とする現金自動
取引装置。 - 【請求項2】前記認証ユニットは、操作者のIDを読み
取る外部入力部と、前記外部入力部が読み取ったIDか
ら妥当性の照合を行なう認証部と、前記外部入力部が読
み取った認証情報及び前記貨幣取扱部が操作された場合
にその操作内容を記憶する履歴記憶部を有することを特
徴とする請求項1記載の現金自動取引装置。 - 【請求項3】前記認証部は、前記外部入力部が読み取っ
たIDを記憶する入力ID記憶エリアと予め登録された
前記照合用IDを記憶する照合ID記憶エリアを有する
ID記憶部と、前記ID記憶部の前記入力ID記憶エリ
アに記憶したIDと前記照合ID記憶エリアに記憶した
前記照合用IDとを比較するID比較部と、前記ID比
較部の照合結果を元に前記貨幣取扱部の動作を制御する
セキュリティ制御部とを有することを特徴とする請求項
2記載の現金自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23679398A JP3381636B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 現金自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23679398A JP3381636B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 現金自動取引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000067308A JP2000067308A (ja) | 2000-03-03 |
JP3381636B2 true JP3381636B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17005884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23679398A Expired - Fee Related JP3381636B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 現金自動取引装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3381636B2 (ja) |
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JPH04217094A (ja) * | 1990-12-19 | 1992-08-07 | Fujitsu Ltd | 支払機のロック制御方式 |
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JPH06333121A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-12-02 | Laurel Bank Mach Co Ltd | 現金自動支払機 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP23679398A patent/JP3381636B2/ja not_active Expired - Fee Related
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