JP4843919B2 - Icカード積増機および電子マネーシステム - Google Patents

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Description

本発明はICカード積増機および電子マネーシステムに関し、特にICカードに記憶されている電子マネー金額に入金された紙幣の金額分を積み増しすることのできるICカード積増機およびこのようなICカード積増機を利用した電子マネーシステムに関する。
近年、ICカードは、公共交通機関、レジャー施設、流通システムなどの分野で広く普及しつつある。このため、各分野でICカードの利用機器を普及させることがICカードの利便性を高め、ICカードの普及にもつながる。また、ICカードは、カード内に利用可能な電子マネー残高を記憶しており、必要に応じて個人情報などの情報も記憶しておくことで利用が可能となるシステムである。このようなICカードシステムは、ICカードの電子マネー残高がなくなるか少なくなった場合、ICカードに電子マネーを積み増す必要がある。そのため利用者がICカードに電子マネーの積み増しを行う機器として、ICカード積増機がある。
ICカード積増機は、電子マネー残高と、利用者を識別するための個人情報と、一般カードを意味する識別子とが記憶されている一般ICカードに対して、入金金額に相当する電子マネーを積み増しすることができる。ICカード積増機に入金された紙幣は、ICカード積増機内の鍵のかかっている紙幣収納庫に保管している。このような保管された紙幣は、紙幣格納庫が一杯になる前に係員が定期的にICカード積増機の設置箇所を巡回して回収をする。このとき、係員は、同時に入金集計も行っている。
なお、ICカード積増機は、その表扉に鍵が設けられており、さらに、入金された紙幣が収納されている入金部の紙幣収納庫にも鍵が設けられている。そのため、係員がICカード積増機内の紙幣を回収するときには、まず、ICカード積増機の表扉の錠を物理的な鍵で解錠して表扉を開け、その中にある入金部の紙幣収納庫に設けられた錠をさらに解錠することになる。これにより、係員は、紙幣収納庫に収納されている紙幣にアクセスすることができ、紙幣の回収を行うことができる。
物理的な鍵のみで施錠するようにしていたICカード積増機においては、鍵の盗難や偽造などの不正によりICカード積増機の扉を係員以外の者が不正に開け、金銭や内部の機器が盗難される可能性があった。さらに盗難された機器において不正な積み増しを行うことにより、被害が拡大する可能性があった。
そこで、物理的な鍵の代わりにIDカードを用いる方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。これは、ICカード積増機ではなく、現金自動取引機を対象としたものであるが、その現金自動取引機では、その扉開放をIDカードを用いて行うようにしている。つまり、遠隔監視操作装置に設けたIDカードリーダによりIDカードのID情報を読み取り、IDカードが有効なカードである場合には、サーバによって現金自動取引機の扉開放が許可され、扉開放が許可された現金自動取引機に対して所定の解錠操作を行うことによりロックが解除され、これによってその現金自動取引機の扉を開放することができるものである。
特開平6−119525号公報
しかしながら、IDカードを用いる方法をICカード積増機に適用しようとすると、別個にIDカードリーダが必要になり、IDカード自体が物理的な鍵と同様に複製が容易なことから、セキュリティの面からは物理的な鍵を用いた場合と実質的に変わりがないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、鍵の盗難や鍵の偽造などの不正により収納されている紙幣や紙幣が収納されている内部の機器を盗難されることを防止し、さらに、内部の機器が不正に利用されることによる被害の拡大を防止できるようにしたICカード積増機を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、投入された紙幣を識別して収納する入金部と、ICカードへの書き込み・読み込みをするリーダ・ライタ部と、前記ICカードに対して前記入金部による投入紙幣の金額分を前記リーダ・ライタ部によって積み増しするよう制御する制御部とを備えたICカード積増機において、前記制御部は、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが正当な保守カードであるとき、表扉の電気錠を解錠させる機能と、前記リーダ・ライタ部によって正当な保守カードが検出されていない間に前記表扉が開けられたとき、運用を禁止、あるいは、プログラム・データの一部または全部を消去する機能と、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが1回だけ解錠可能なパスワード情報を記憶したワンタイムカードを検出したとき、前記パスワード情報が前記ワンタイムカードの発行時に伝えられてあらかじめ前記制御部に記憶されているパスワードと一致したときのみ前記入金部の紙幣回収のための扉を解錠させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより前記ワンタイムカード内部のパスワード情報を消去させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより積増機能を停止させる機能とを有していることを特徴とするICカード積増機が提供される。
このようなICカード積増機によれば、紙幣回収や保守作業に必要な保守カードを複製が困難なICカードで構成し、正規な保守カードのみによる解錠しか受け付けないように構成した。これにより、保守カードがない場合には、紙幣回収や保守作業ができないので、金銭や内部機器の盗難が防止され、内部機器が盗難されていたとしても、保守カードなしではICカード積増機が機能しないので、被害の拡大を防止することができ、ICカードの電子マネーとしての信頼性を確保することができる。
本発明のICカード積増機は、紙幣回収や保守作業に、物理的な鍵よりも複製が極めて困難なICカードで構成の保守カードを利用するようにしたことにより、偽造を防止し、保守カードを持たない者による表扉の開放を不正な開放として不正発覚後の運用を禁止することができるので、不正利用を防止することができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1はICカード積増機の構成を示すブロック図、図2はICカード積増機の概観斜視図である。
ICカード積増機1は、電子マネーの積み増しに関する操作入力および表示を行う操作表示部2を備え、この操作表示部2は、積み増しの金額を指定する積増額ボタン3と、積み増し操作を取り消すための取消ボタン4と、領収書発行を指示する領収書ボタン5と、ICカード内の金額情報や操作上のメッセージを表示する液晶表示器(LCD)6とを有している。これら操作表示部2の積増額ボタン3、取消ボタン4、領収書ボタン5および液晶表示器6は、図2に示したように、ICカード積増機1の正面に設けられている。なお、液晶表示器6は、必要に応じて、保守作業時に、機器の状態などの保守用情報を表示したり、保守作業のために表示させる項目を選択したり、機器の操作をさせたりするように構成されている。
ICカード積増機1は、また、入金部7を備えており、この入金部7は、紙幣が投入される紙幣入金口8と、投入された紙幣の真偽判定を行う紙幣鑑別部9と、入金された紙幣の収納を行う紙幣収納庫10と、おつりや返金などの紙幣を出金する紙幣出金口11と、紙幣収納庫10あるいは入金部7の全体の扉に設けられた電気錠の解錠・施錠を制御する入金部扉制御部12とを有している。この入金部7の紙幣入金口8および紙幣出金口11は、ICカード積増機1の正面に設けられている。なお、紙幣収納庫10は、金種に応じた金庫からなり、その内の最小額金種の金庫は、収納された紙幣を釣り銭としてリサイクルできるよう構成されている。
ICカード積増機1は、また、領収書情報を印字する印刷部13と、印字された領収書を出力する領収書発行口14とを備え、その領収書発行口14は、ICカード積増機1の正面に設けられている。
ICカード積増機1は、また、表扉に設けられた電気錠の解錠・施錠を制御する表扉制御部15と、ICカードを載置するICカード置き台16と、このICカード置き台16に載置されたICカードに電磁誘導により電源を供給するとともに電波にてICカードと通信を行うアンテナ17と、ICカードに記憶された情報を読み込んだりICカードに情報を書き込んだりするリーダ・ライタ部18と、操作表示部2、入金部7、印刷部13、表扉制御部15およびリーダ・ライタ部18に接続されてそれらの制御を行う制御部19と、電源部20とを備えている。制御部19は、ネットワーク22を介してICカード積増機1を管理するサーバ23と通信ができるように接続され、全体として電子マネーシステムを構成している。ICカード置き台16は、ICカード積増機1の正面に設けられている。
制御部19は、マイクロコンピュータの他に、このICカード積増機1を制御する主プログラム、不正開放検出のプログラムなどを記憶しているROM、マイクロコンピュータにより実行されるプログラム、演算途中および演算結果の内部データを記憶しているRAM、ダウンロードされたプログラムおよび入金データなどを記憶しているSRAMカードなどを含むメモリ21を有している。電源部20は、外部電源からこのICカード積増機1の各部へ電力を供給するもので、必要に応じて、電池などのバックアップ電源を備えることができる。その場合は、外部電源が遮断された場合に、バックアップ電源から電力が供給され、外部電源が遮断されたことを制御部へ通知する。
ここで、印刷部13は、制御部19から指示されたデータを印刷し、領収書発行口14から出力することができる。また、保守作業時には、必要に応じて保守作業のための情報を印字するように構成されている。さらに、このICカード積増機1の表扉および紙幣収納庫10あるいは入金部7の全体の扉は、電気錠を備えていて、それぞれ制御部19との通信により、表扉制御部15が表扉の電気錠を解錠して表扉を開放し、入金部7の入金部扉制御部12が紙幣収納庫10あるいは入金部7の全体の扉の電気錠を解錠して扉を開放することができる。
サーバ23は、有効な保守カードのリストあるいは無効な保守カードのリストを持ち、それらをそれぞれのICカード積増機1に配信する。ICカード積増機1においては、リストとカード情報とを比較照合することによって無効な保守カードによる不正を防ぐようにしている。
リーダ・ライタ部18は、一般カード、保守カードおよびワンタイムカードのICカードを取り扱うことができ、特に、保守作業時には、通常、保守専用の保守カードが用いられる。紙幣の回収や保守作業のときには、その保守カードを、ICカード置き台16に載置してリーダ・ライタ部18に検出させることにより、表扉および入金部の扉を開放し、これによって紙幣の回収および保守作業を行うことになる。
この保守カードは、ICカードの情報(以下、ICカード情報という)であるICカードの識別番号、保守カードであることを示す識別情報の他に、たとえば、保守作業・紙幣回収を行ったICカード積増機1の識別情報や、その保守作業・紙幣回収タイミング、表扉・入金部扉の開閉タイミングなどを記憶することができる。なお、以下においては、保守カードにICカード積増機1の積増機固有の識別番号、保守作業タイミング、各扉の開閉日時などの情報を、総称して保守情報と言うことにする。
このような構成を有するICカード積増機1において、制御部19は、表扉および入金部の扉の開放を検知するセンサを持ち、リーダ・ライタ部18によって検出されたICカードの識別情報が正当な保守カードであった場合に、必要なら操作表示部2に保守作業に移行する旨を表示し、表扉制御部15および入金部扉制御部12が各扉の開放を行う。また保守用の保守カードがリーダ・ライタ部18において読み取れない、あるいは無効な保守カード識別情報が読み出された状態で、表扉や入金部7の扉の開放を検知した場合には、サーバ23に異常を通知するとともに、メモリ21に異常を検知した日時を記録する。このとき、制御部19は、異常を検出した時点以降の運用を禁止、あるいは、プログラム・データの一部消去を行い、盗難後の解析などによる不正を防止する。
また、制御部19は、正当な保守用の保守カードがリーダ・ライタ部18によって検出された場合には、メモリ21にICカード情報と保守情報とを逐次記録するようにしている。さらに、保守カードにおいても、保守作業終了後には、保守情報を記録するようにしている。
制御部19は、外部電源の遮断を検知した場合には、表扉制御部15および入金部扉制御部12に施錠を指示するようにしている。また、制御部19は、サーバ23から「有効な保守カード」のリストあるいは「無効な保守カード」のリストの配信を受け、メモリ21に当該リストを保持し、リーダ・ライタ部18によって検出されたICカードのカード情報と照合することで、有効と認定された保守カードの有効・無効を判定し、有効と認められた保守カードのみを受け付けるようにしている。
次に、ICカード積増機1の制御部19が行う扉の不正開放を検出するための処理動作について説明する。
図3は不正開放検出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ICカード積増機1の電源が投入されると、制御部19はICカード検出待機状態となる(ステップS1)。ここで、リーダ・ライタ部18がICカードを検出すると、そのカードが保守カードであるかどうかを判定する(ステップS2)。このとき、カードが保守カードであった場合には、制御部19はカード情報をICカード積増機1のメモリ21に記録し、併せて保守カードにも日時とICカード積増機1の識別番号を記録する(ステップS3)。次に、制御部19は、検出された保守カードが有効な保守カードであるかどうかをサーバ23から配信された「有効な保守カード」のリスト、あるいは「無効な保守カード」のリストと比較照合することで判定する(ステップS4)。このとき、有効な保守カードであった場合には、制御部19は表扉制御部15によって表扉の電気錠を解錠する(ステップS5)。
表扉の電気錠が解錠された後、制御部19は係員によって規定時間内に表扉が開放されたかのチェックを行う(ステップS6)。規定時間内に表扉の開放を検知した場合、制御部19は表扉の解錠日時をICカード積増機1のメモリ21に記録する(ステップS7)。その後、係員は保守作業または紙幣回収作業を行う(ステップS8)。このとき、制御部19はこのフローに従って保守カードが検出されていてこのステップS8に到達したときのみ、保守作業用の操作や、各種コマンドを受理するようになっている。また、係員が紙幣回収作業の選択をしたときには、制御部19は入金部扉制御部12によって紙幣収納庫10あるいは入金部7の全体の扉の電気錠を解錠して扉を開放し、紙幣回収作業が終了して係員が扉を閉鎖したときには、制御部19はその扉の閉鎖を検出して、入金部扉制御部12により施錠する。
係員が保守作業を行っている間、制御部19は表扉の開放チェックを行っている(ステップS9)。係員によって表扉が閉じられた場合、制御部19は表扉の閉鎖日時をメモリ21に記録する(ステップS10)。その後、制御部19は規定時間内に保守カードが検出されたかどうかチェックし(ステップS11)、検出された場合は、制御部19は表扉制御部15によって表扉を施錠する(ステップS12)。これにより、保守カードによる保守作業前後の動作は正常に終了し、一連のフローはステップS2に回帰する。なお、この施錠とともに、ステップS8での作業が保守作業であった場合に、保守カードに保守情報が書き込まれる。
一方、ステップS6において、規定時間内に、解錠されている表扉が開放されなかった場合には、制御部19は表扉制御部15によって表扉を施錠し(ステップS13)、タイムアウトを示す警報を発すると同時に警報の日時をメモリ21に記録する(ステップS14)。その後、制御部19は警報を終了し(ステップS15)、処理はステップS2に回帰する。
他方、ステップS2において保守カード以外が検出された、あるいはいかなるカードをも検出されなかった場合には、制御部19は表扉の開放・閉鎖の状態をチェックする(ステップS16)。チェックした結果、閉鎖していた場合は、ステップS2に戻り、ステップS2とステップS16をループする。ステップS16において、表扉が開放されたことを検知した場合は、制御部19は表扉が不正に開けられたと判断し、表扉の開放日時とカードが検出されていた場合のカード情報とをメモリ21に記録し(ステップS17)、警報を発する(ステップS18)。警報は、たとえば、サイレンやブザーのような聴覚に訴えるものや、赤色回転灯や異常表示など視覚に訴えるものによって行われる。
また、ステップS4において、検出されたカードが有効な保守カードでなかった場合には、制御部19は同様に警報を発し(ステップS18)、続いて制御部19はサーバ23に異常を通知する(ステップS19)。
さらに、ステップS11において、規定時間内に保守カードが検出されなかった場合には、制御部19は警報を発し、警報の日時をメモリ21に記録する(ステップS20)。その後、制御部19はその警報が規定回数以上発せられたかどうかを判定し(ステップS21)、警報が規定回数以上でない場合には、処理はステップS11に戻る。警報が規定回数以上発せられたことを検出した場合には、制御部19はサーバ23に異常を通知する(ステップS19)。ステップS19においてサーバ23に異常が通知された後は、セキュリティを確保するために、制御部19は以降の運用を禁止する(ステップS22)。具体的には、不正開放検出プログラムは閉塞モードに移行し、以後、特定のコマンドのみ受け付けるようにする。もちろん、閉塞モードに移行後は、全てのコマンドを受け付けないようにしてもよい。その際、不正に利用された場合に被害が大きくなり得るプログラム・データの一部または全部を消去して異常終了する。
以上、このICカード積増機1の制御部19が行う不正開放検出処理の好ましい処理動作について説明したが、必ずしも、これに限定されるものではない。たとえば、上記のステップS2〜S11までの間の処理において、リーダ・ライタ部18が常に保守カードの検出を行い、保守カードが確認できている間のみ扉の解錠・開放や保守作業を許可するようにしてもよい。この場合は、保守カードを検出できなくなると異常状態と判定して警報を発し、サーバ23に異常を通知するようにするとよい。また、上記の処理では、保守作業終了後などで扉を閉じた後、規定時間内に保守カードをリーダ・ライタ部18に検出させることによって表扉を施錠していたが、表扉の閉鎖を検出した後に自動的に施錠するようにしてもよい。
このように、このICカード積増機1では、物理的な鍵よりも偽造が難しいICカードを利用し、正規な保守カードのみによる解錠しか受け付けないようにしたので、偽造を防止することができる。また、保守カードを持たないものによる扉の開放を不正な開放として、不正発覚以降の運用を禁止することができるとともに、保守カードが盗難されたり、偽造されたりしても、当該保守カード自体をサーバ23が保持している「無効な保守カード」のリストに追加することによって無効としたり、あるいは、有効とされていない保守カードの使用を禁止することでカード盗難や偽造による扉の不正開放も防止できる。
また、何らかの方法で扉の開放が検出できなかった場合や、正規の保守カードがない場合には、保守作業用の操作やコマンドを禁止することで、不正な使用を防止することができる。
さらに、保守カードに保守情報を書き込むことで、万が一、係員が不正を働いた場合、あるいは盗難されたカードが発見された場合に、不正の可能性がある保守作業に関しての追跡の手段をICカード積増機と保守カードの両方に持つことができるので、追跡を容易にすることができる。
保守カードは、係員が保管し、管理しているが、紛失することも考えられる。こうした場合は、再度同じ保守カードを発行して係員に提供することにより、ICカード積増機1の紙幣格納庫の扉を開け、紙幣を回収する方法が考えられるが、紛失した保守カードが係員以外の悪意のある第3者に渡り、勝手に紙幣を回収されることも容易に考えられることから、セキュリティを確保することは難しい。
このような状況の中、ICカード積増機1のセキュリティ確保を行うには、一旦、ICカード積増機1を工場へ運搬し、紙幣回収と、保守カードの作成し直しをすることになる。しかし、ICカード積増機1を工場へ運搬する場合においても、運搬途中で紙幣の入ったICカード積増機1が盗難され、紙幣盗難や不正操作による積み増しがなされる可能性もある。また、紙幣入りのICカード積増機1を工場に持ち込んでも、係員側に管理権限のある紙幣を、工場がICカード積増機1から取り出して係員に渡さなければならず、手間がかかるとともに、工場に持ち込んでいる間は、ICカード積増機1を利用することができなくなる。
次に、以上のように保守カードを紛失してしまった場合においても、1回の使用制限があるワンタイムカードを用いて、セキュリティを確保しながら保守作業または紙幣回収を行うことができるICカード積増機1について説明する。
ここで使用されるワンタイムカードは、発行者から発行されるパスワードをカード内に記憶しており、発行者から発行されるパスワードは、1回の使用制限がある。ICカード積増機1は、電子マネー残高と、利用者を識別するための個人情報と、一般ICカードを意味する識別子とが記憶されている一般カード、係員が入金集計や紙幣回収をするための暗号化された機器固有コードと保守カードを意味する識別子とが記憶されている保守カード、および保守カードを紛失してしまった場合に発行される1回限定のパスワードとワンタイムカードを意味する識別子とが記憶されたワンタイムカードを受け付けすることができるようになっている。
このため、ICカード積増機1は、パスワード入力部を有し、保守カードを紛失してしまった場合に発行者から口頭および別な手段で伝えられた1回限定のパスワードを、パスワード入力部に直接手入力することにより、保守カードと同様に紙幣回収、入金集計、積増機能停止を行うことができる。なお、このパスワード入力部は、表扉の内部にあって保守作業をするのに必要な各種ボタンが利用される。また、発行者から発行される1回限定のパスワードは、制御部19で解錠を判定するためにあらかじめメモリ21に複数記憶していてもよい。
次に、ICカード積増機1において、一般カード、保守カード、およびワンタイムカードを使用できるようにした制御部19の処理動作について説明する。
図4ないし図6はICカード積増機1の動作フローチャートである。
まず、ICカード積増機1は電源が投入されると、ICカード検出待機状態になる(ステップS31)。このときに、ICカード置き台16に一般カードが置かれると、一般カードとリーダ・ライタ部18とがアンテナ17を介して無線間通信を行い、制御部19はカード認証を始める(ステップS32)。次に、制御部19は一般カードであるとの認証がOKであるかを判定する(ステップS33)。ここで、カード認証がNGなら、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る。認証OKと判定された場合には、制御部19はどのようなカードが検出されたのかをICカードのカード種別で判定する(ステップS34)。次に、カード種別の判定の結果、一般カードである場合は、制御部19は一般カードからリーダ・ライタ部18を介して電子マネー残高や個人情報などのカード情報を読み込む(ステップS35)。このとき、ICカード積増機1の操作表示部2の液晶表示器6に、電子マネー残高などの表示をしている。次に、制御部19は利用金額の紙幣入金を待つことになる(ステップS36)。紙幣入金がされると、制御部19は一般カードに紙幣入金金額相当の電子マネー残高を積み増しするために、リーダ・ライタ部18によって一般カードに書き込みを行う(ステップS37)。次に、ICカードに積み増した金額について領収書を発行する(ステップS38)。制御部19は領収書を発行した後、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る。
また、ステップS34において、カード種別の判定の結果が保守カードである場合は、ICカードから積増機固有のコードである識別番号を読み込む(ステップS39)。この積増機固有の識別番号は、暗号化されているものとする。次に、制御部19は、この保守カードがICカード積増機1の保守作業を行うICカードかを判断するため、暗号化されている積増機固有の識別番号を復号化して、メモリ21内に記憶されている自機の識別番号と比較を行う(ステップS40)。ここで識別番号が一致した場合には、制御部19は入金部扉制御部12へ解錠許可の信号を送り、これにより入金部扉制御部12は紙幣収納庫10または入金部7の扉の錠を解錠する(ステップS41)。これにより、係員は紙幣収納庫10または入金部7の扉を開けて保守作業または紙幣回収作業を行うことができるようになる。その後、制御部19はICカード積増機1内の入金の集計結果である入金明細を印刷部13によって発行する(ステップS42)。次に、制御部19は保守作業または紙幣回収作業が完了し、係員により紙幣収納庫10または入金部7の扉が閉鎖され、それによって入金部扉制御部12が施錠したかを判定する(ステップS43)。紙幣収納庫10または入金部7の扉を施錠したことを確認した後、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る(ステップS31)。また、ステップS40において、カード固有機器コードが不一致の場合には、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る(ステップS31)。
また、ステップS34において、カード種別の判定の結果がワンタイムカードである場合は、制御部19はワンタイムカード内に記憶しているパスワードコードを読み込む(ステップS44)。このパスワードコードは、発行者から発行されたパスワードコードであり、使用回数は1回とする。次に、制御部19は、このワンタイムカードが正しいICカードであるかを判断するため、メモリ21内に記憶されているパスワードコードと比較を行う(ステップS45)。ここで、パスワードコードが一致した場合には、このパスワードを再び使用することができないように、制御部19はワンタイムカード内の記憶データであるパスワードを消去し、ICカード積増機1のメモリ21内部のパスワードコードを消去する(ステップS46)。次に、制御部19は入金部扉制御部12へ解錠許可の信号を送り、これにより入金部扉制御部12は紙幣収納庫10または入金部7の扉の錠を解錠する(ステップS47)。これにより、係員は紙幣収納庫10または入金部7の扉を開けて保守作業または紙幣回収作業を行うことができる。その後、制御部19はICカード積増機1内の入金の集計結果である入金明細を印刷部13によって発行する(ステップS48)。次に、ICカード積増機1の不正利用を防止するために、制御部19はICカード積増機1の積増機能を停止する(ステップS49)。また、ステップS45において、パスワードコードが不一致の場合には、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る(ステップS31)。
また、ステップS31において、ICカードの検出がない場合は、制御部19はパスワード入力部にパスワードの直接入力があるかどうかをチェックする(ステップS50)。このパスワードコードは、発行者から発行されたパスワードコードであり、使用回数は1回とする。ここで、パスワード入力がなければ、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る(ステップS31)。ICカード積増機1にパスワード入力があった場合には、このパスワードが正規のICカードであるかを判定するため、制御部19はメモリ21内に記憶されているパスワードコードと比較を行う(ステップS51)。ここで、パスワードコードが一致した場合には、このパスワードを再び使用することができないように、メモリ21内部のパスワードコードを消去する(ステップS52)。次に、制御部19は入金部扉制御部12へ解錠信号を送り、これにより入金部扉制御部12は紙幣収納庫10または入金部7の扉の錠を解錠する(ステップS53)。これにより、係員は紙幣収納庫10または入金部7の扉を開けて保守作業または紙幣回収作業を行うことができる。その後、制御部19はICカード積増機1内の入金の集計結果である入金明細を印刷部13によって発行する(ステップS54)。次に、ICカード積増機1の不正利用を防止するために、制御部19はICカード積増機1の積増機能を停止する(ステップS55)。また、ステップS51において、パスワードコードが不一致の場合には、再び、ICカード検出を待つ状態に戻る(ステップS31)。
このように、この制御部19の動作では、発行者が権限のある係員に1回限りのパスワードまたは、パスワードが記憶されているICカードを発行して、紙幣収納庫10から1度だけ紙幣回収を行うようにするとともに積増機能を停止することとした。これにより、係員が万が一、保守カードを紛失するようなことがあっても、紙幣収納庫10内の紙幣の回収は支障なく行うことができる。また、ICカード積増機1を工場へ輸送する場合においても、ICカード積増機1を紙幣が入ったまま運送することはないので、運送途中に盗難があっても紙幣を奪われることがなく、また、積増機能を停止することで、ICカード積増機1の不正利用も防げるので、セキュリティ性、保守性の向上したICカード積増機が提供できる。
ところで、保守作業に対する操作可否を判断するための照合情報である有効な保守カードのリストあるいは無効な保守カードのリストは、あらかじめサーバ23から配信されていてICカード積増機1に固定で設定されているため、保守カードさえあれば、ICカード積増機1や時間を選ばずに保守作業が可能であり、保守カードが一度盗難されてしまうと、すべてのICカード積増機1が保守作業に対して脅威に曝されてしまうということになる。このため、保守カードを所持管理している係員は、常に盗難に対する脅威を抱えているといったことにもなる。
そこで、このようなサーバ23から配信される照合情報をあらかじめ固定で記憶しておくのではなく、ネットワーク経由で配信される情報によって随時更新することにし、しかも保守カードの有効範囲に制限を設けることで、保守カードの盗難または紛失によるICカード積増機1の不正使用を防止することができる。以下、その保守カードの盗難によるICカード積増機1の不正使用を防止するようにした電子マネーシステムの具体例について説明する。
図7は電子マネーシステムのシステム構成図である。
この電子マネーシステムによれば、複数のICカード積増機1−1〜1−nがネットワーク22を介してセンタ24に設置されたサーバ23に接続されており、これら複数のICカード積増機1−1〜1−nが設置されている複数の事務所25−1〜25−mには、それぞれ1台の申請端末26−1〜26−mが設置されていて、それぞれの申請端末26−1〜26−mは、サーバ23に接続されている。また、それぞれのICカード積増機1−1〜1−nには、保守作業を行うときに使用される保守パソコン27を接続することができる。ここで、それぞれの事務所25−1〜25−mには、1台または複数台のICカード積増機1−1〜1−nを設置することができ、保守カード28は、通常、1つの事務所25−1〜25−mに対して1枚発行される。
保守作業を行う係員は、事務所25−1〜25−mに設置してある申請端末26−1〜26−mにて、保守作業を行うのに必要な情報、すなわち、保守作業を行うICカード積増機1−1〜1−n、利用する保守カード28のID、保守作業を行う時間帯など(以降、申請情報とする。)を申請し、サーバ23に登録する。サーバ23は、それぞれの事務所25−1〜25−mから登録された申請情報を、該当するICカード積増機1−1〜1−nに配信するようにする。ICカード積増機1−1〜1−nは、配信された申請情報を基に照合情報を更新し、この情報を基に保守用カードの照合を行うことによって、保守作業に対するセキュリティを実現する。
このようにすることにより、係員は、保守作業を行う前に一時的に利用する保守カード28などの申請情報を申請しておけば、作業完了後にカードの盗難または紛失にあったとしても、保守操作完了時に照合情報をクリアするなどの設定をしておけば、そのカードの有効範囲が切れるため、保守作業を行えなくすることが可能となる。
また、係員が申請後、保守作業に向かう間に保守カード28の盗難または紛失にあった場合においても、保守操作が行えるICカード積増機1−1〜1−nおよび時間帯などを申請時に申請情報として制限しているため、それ以外のICカード積増機1−1〜1−nや時間帯については保守作業を行うことができなくなっているため、保守作業が行えるICカード積増機1−1〜1−nを割り出すのが難しくなっている。
ここで、保守カード28の有効範囲に制限を設ける申請情報としては、その一例として、利用できる保守カード28を限定するカードID、保守作業を行うICカード積増機1−1〜1−nを限定する端末ID(積増機固有の識別番号)、および保守作業を行うことができる時間帯を限定する作業時間を設定している。
次に、保守カード28の有効範囲を限定した場合に実際に保守作業を行うことができるまでの流れについて図7を参照しながら説明する。
図8は保守作業のカードIDによる制限を説明する図である。
まず、特定の保守カード28しか利用できなくする場合には、係員は、保守を行う際に使用する保守カード28の情報(この場合は、カードID:0001)をたとえば事務所25−1に設置してある申請端末26−1に対して申請を行う(a)。このとき、申請端末26−1は、サーバ23に対して登録申請を行い、サーバ23はこれを受けてカードIDの申請情報の登録を行う(b)。次に、サーバ23は、ネットワーク22を通じて、該当する端末(この例では、ICカード積増機1−1)に照合に必要な情報(すなわち、カードID:0001)を配信する(c)。ICカード積増機1−1は、配信された情報を基に照合情報を更新する(d)。
ここで、保守作業を行う直前に、係員が利用する保守カード28をICカード積増機1−1のICカード置き台16に載置すると(e)、ICカード積増機1−1は、載置された保守カード28のカードIDを読み取り、更新された照合情報のカードIDと照合する(f)。このとき、載置された保守カード28がカードID:0001のICカードならば、照合結果はOKとなって、係員は、保守作業に対する操作を行うことができるようになる。載置された保守カード28がたとえばカードID:0002のICカードならば、照合結果はNGとなり、係員は、一切保守作業を行うことはできない。
このように、申請情報として、利用する保守カード28のカードIDを事前に登録しておくことにより、他の保守カードでは保守作業を行うことができないようになり、保守作業を行うことができる保守カード28を限定することが可能となる。
図9は保守作業の端末IDによる制限を説明する図である。
保守作業を特定のICカード積増機でしか利用できなくする場合には、まず、係員は、保守を行う端末の情報(この場合は、ICカード積増機1−1の端末ID:1)をたとえば事務所25−1に設置してある申請端末26−1に対して申請を行う(a)。このとき、申請端末26−1は、サーバ23にその端末IDの申請情報を登録する(b)。次に、サーバ23は、ネットワーク22を通じて、該当する端末(この例では、ICカード積増機1−1)に照合に必要な情報(すなわち、端末ID:1)を配信する(c)。ICカード積増機1−1は、配信された情報を基に照合情報を更新する(d)。
ここで、保守作業を行う直前に、係員が利用する保守カード28をICカード積増機1−1のICカード置き台16に載置すると(e)、ICカード積増機1−1は、自機の端末IDと照合情報の端末IDとを照合する(f)。ここで、ICカード積増機1−1に固有の端末IDと保守が許可された端末IDとが一致すれば、係員は、保守作業に対する操作を行うことが可能になる。もちろん、端末ID:1以外の端末IDを有する他のICカード積増機1−2〜1−nについては、照合結果はNGになるので、係員は、一切保守作業を行うことはできない。
このように、申請情報として、保守作業を行う予定のICカード積増機の端末IDを事前に登録しておくことにより、他のICカード積増機では保守作業を行うことができないようになり、保守作業を行うことができるICカード積増機を限定することが可能となる。
図10は保守作業の作業時間による制限を説明する図である。
保守作業を特定の時間帯でしか行うことができないようにする場合には、まず、係員は、保守を行う作業時間帯の情報(この場合は、作業時間:18:00〜20:00)をたとえば事務所25−1に設置してある申請端末26−1に対して申請を行う(a)。このとき、申請端末26−1は、サーバ23にその作業時間帯の申請情報を登録する(b)。次に、サーバ23は、ネットワーク22を通じて、該当する端末(この例では、ICカード積増機1−1)に照合に必要な情報(この例では、作業時間:18:00〜20:00)を配信する。ICカード積増機1−1は、配信された情報を基に照合情報を更新する(d)。
ここで、保守作業を行う直前に、係員が利用する保守カード28をICカード積増機1−1のICカード置き台16に載置すると(e)、ICカード積増機1−1は、内蔵の時計の現在時刻と照合情報の作業時間とを照合する(f)。内蔵の時計がたとえば19時であった場合、その時間は、照合情報で指定された時間帯に入っているので、係員は、保守作業に対する操作を行うことが可能になる。ICカード積増機1−1に内蔵の時計がたとえば21時であった場合には、その時間は、照合情報で指定された時間帯から外れた時刻であるため、照合結果はNGになり、係員は、一切保守作業を行うことはできない。
このように、申請情報として、保守作業を行う予定の時間帯を事前に登録しておくことにより、その指定された時間帯以外の時間帯では保守作業を行うことができないようになり、保守作業を行うことができる作業時間帯を限定することが可能となる。
保守作業に対するセキュリティ確保のために、利用する保守カード、保守作業をしたいICカード積増機、さらには作業時間帯の情報を申請し、これらの情報をネットワークを通じて配信することにより、保守カードの有効範囲を制限できるというメリットがある。また、利用する保守カードを指定できるため、保守カードを使い回すことができ、保守カードの作成枚数を減らすことができる。
なお、上述の実施の形態では、申請情報として、カードID、端末IDまたは作業時間を単独で指定する場合について説明したが、これらを組み合わせて申請情報とすると、保守作業に対するセキュリティをさらに高めることが可能である。
ICカード積増機の構成を示すブロック図である。 ICカード積増機の概観斜視図である。 不正開放検出処理の流れを示すフローチャートである。 ICカード積増機の動作フローチャート(その1)である。 ICカード積増機の動作フローチャート(その2)である。 ICカード積増機の動作フローチャート(その3)である。 電子マネーシステムのシステム構成図である。 保守作業のカードIDによる制限を説明する図である。 保守作業の端末IDによる制限を説明する図である。 保守作業の作業時間による制限を説明する図である。
符号の説明
1,1−1〜1−n ICカード積増機
2 操作表示部
3 積増額ボタン
4 取消ボタン
5 領収書ボタン
6 液晶表示器(LCD)
7 入金部
8 紙幣入金口
9 紙幣鑑別部
10 紙幣収納庫
11 紙幣出金口
12 入金部扉制御部
13 印刷部
14 領収書発行口
15 表扉制御部
16 ICカード置き台
17 アンテナ
18 リーダ・ライタ部
19 制御部
20 電源部
21 メモリ
22 ネットワーク
23 サーバ
24 センタ
25−1〜25−m 事務所
26−1〜26−m 申請端末
27 保守パソコン
28 保守カード

Claims (10)

  1. 投入された紙幣を識別して収納する入金部と、ICカードへの書き込み・読み込みをするリーダ・ライタ部と、前記ICカードに対して前記入金部による投入紙幣の金額分を前記リーダ・ライタ部によって積み増しするよう制御する制御部とを備えたICカード積増機において、
    前記制御部は、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが正当な保守カードであるとき、表扉の電気錠を解錠させる機能と、前記リーダ・ライタ部によって正当な保守カードが検出されていない間に前記表扉が開けられたとき、運用を禁止、あるいは、プログラム・データの一部または全部を消去する機能と、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが1回だけ解錠可能なパスワード情報を記憶したワンタイムカードを検出したとき、前記パスワード情報が前記ワンタイムカードの発行時に伝えられてあらかじめ前記制御部に記憶されているパスワードと一致したときのみ前記入金部の紙幣回収のための扉を解錠させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより前記ワンタイムカード内部のパスワード情報を消去させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより積増機能を停止させる機能とを有していることを特徴とするICカード積増機。
  2. 前記制御部は、前記表扉の前記電気錠を解錠した後、保守作業を許可するようにしたことを特徴とする請求項1記載のICカード積増機。
  3. 前記制御部は、前記リーダ・ライタ部によって正当な保守カードが検出されていない間に前記表扉が開けられたとき、プログラムの動作を停止するようにしたことを特徴とする請求項1記載のICカード積増機。
  4. 前記ワンタイムカードは、前記ICカード積増機の機器ごとに異なるパスワード情報を記憶していることを特徴とする請求項1記載のICカード積増機。
  5. 投入された紙幣を識別して収納する入金部、ICカードに対して前記入金部による投入紙幣の金額分を積み増しするリーダ・ライタ部を有するICカード積増機と、ネットワークを介して前記ICカード積増機を管理するサーバとを備えた電子マネーシステムにおいて、
    前記ICカード積増機は、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが前記サーバから配信された有効な保守カードのリストとの照合により正当な保守カードであることを認証したとき、表扉の電気錠を解錠させる機能と、前記リーダ・ライタ部によって正当な保守カードが検出されていない間に前記表扉が開けられたとき、運用を禁止、あるいは、プログラム・データの一部または全部を消去する機能と、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが1回だけ解錠可能なパスワード情報を記憶したワンタイムカードを検出したとき、前記パスワード情報が前記ワンタイムカードの発行時に伝えられてあらかじめ前記ICカード積増機に記憶されているパスワードと一致したときのみ前記入金部の紙幣回収のための扉を解錠させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより前記ワンタイムカード内部の前記パスワード情報を消去させる機能と、前記ワンタイムカードを受け付けたことにより積増機能を停止させる機能とを有していることを特徴とする電子マネーシステム。
  6. 前記ICカード積増機は、前記リーダ・ライタ部によって検出された前記ICカードが正当な保守カードであることを認証できなかったとき、前記ネットワークを介して前記サーバに異常を通知するようにしたことを特徴とする請求項5記載の電子マネーシステム。
  7. 保守作業を行うのに必要な申請情報を前記サーバに申請する申請端末をさらに備え、
    前記サーバは、前記申請端末から申請された前記申請情報を登録して該当する前記ICカード積増機に配信し、
    前記ICカード積増機は、前記サーバから配信された前記申請情報を基に前記保守カードの有効範囲に制限を設けるようにしたことを特徴とする請求項5記載の電子マネーシステム。
  8. 前記申請情報は、前記保守作業に利用できる前記保守カードを限定したカードIDであることを特徴とする請求項7記載の電子マネーシステム。
  9. 前記申請情報は、前記保守作業を行う前記ICカード積増機を限定した端末IDであることを特徴とする請求項7記載の電子マネーシステム。
  10. 前記申請情報は、前記保守作業を行うことができる時間帯を限定した作業時間であることを特徴とする請求項7記載の電子マネーシステム。
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