JP2011258116A - 自動機 - Google Patents

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Yasuo Ohira
泰央 大平
Shinichiro Taura
慎一郎 田浦
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Abstract

【課題】保守点検作業にかかる作業性を向上させるとともに、本体のコストアップが十分に抑えられる自動機を提供する。
【解決手段】表示・操作部12が、操作画面を表示する表示器12aの画面上に貼付したタッチパネル12bの押下位置が属する画面上の領域を検知し、ここで検知した領域に応じて機器本体に対する入力の種類を判断する。表示器12aは、本体に対して開閉自在に取り付けた上部扉18aに取り付けている。扉開閉検知部18は、この表示器12aを取り付けた上部扉18aの開閉状態を検知する。機器本体内部の保守点検作業を行うときには、この上部扉18aを開し、本体内部の動作を目視で確認する。また、表示・操作部12は、扉開閉検知部18が上部扉18aの開状態を検知しているときには、タッチパネル12bの押下位置について、最大で、表示器12aの画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した合計4つの領域のいずれであるかを検知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、操作者による機器本体に対する入力を、表示器の画面上に貼付したタッチパネルで検知する自動機に関し、特に表示器を機器本体に対して開閉する扉に取り付けた自動機に関する。
従来、表示器の画面上にタッチパネルを貼付し、操作者が押下した画面上の位置を検知することにより、機器本体に対する入力の種類を判断する自動機がある。例えば、金融機関の店舗に設置されている現金自動預け払い機(以下、ATMと言う。)や両替機、病院に設置されている精算機がある。
また、この種の自動機では、本体に対して開閉自在に取り付けた扉を開して、本体内部の保守点検作業を行う。このため、画面上にタッチパネルを貼付した表示器を保守点検作業時に開する扉に取り付けている自動機では、保守作業員は、保守点検にかかる入力操作を行うときに、開した扉を表示器の画面が覗き込める位置まで戻さなければならず、保守点検作業が煩雑になる。
そこで、表示器を扉から取り外すことができる自動機が提案されている(特許文献1参照)。この自動機では、保守点検作業時に開した扉から表示器を取り外すことにより、保守点検にかかる入力操作が、本体内部の動作を目視確認しながら手元で行える。
また、自動機本体と無線で通信する携帯端末で、保守点検にかかる入力操作が行える自動機も提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−37124号公報 特開2009−43041号公報
しかしながら、上述の特許文献1や2の構成では、自動機本体のコストアップという問題があった。
例えば、特許文献1の構成では、扉に対して表示器を着脱自在にするための機構部が必要になり、自動機本体のコストアップをまねく。
また、特許文献2の構成では、携帯端末や、この携帯端末と無線通信を行うための通信部が必要になり、その結果、自動機本体のコストアップをまねく。
この発明の目的は、保守点検作業にかかる作業性を向上させるとともに、本体のコストアップが十分に抑えられる自動機を提供することにある。
この発明の自動機は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
入力操作手段が、操作画面を表示する表示器の画面上に貼付したタッチパネルの押下位置が属する画面上の領域を検知し、ここで検知した領域に応じて、機器本体に対する入力の種類を判断する。表示器は、本体に対して開閉自在に取り付けた扉に取り付けている。開閉検知手段は、この表示器を取り付けた扉の開閉状態を検知する。機器本体内部の保守点検作業を行うときに、この扉を開し、本体内部の動作を目視で確認する。
入力操作手段は、開閉検知手段が扉の開状態を検知しているときには、タッチパネルの押下位置について、最大で、表示器の画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した合計4つの領域のいずれであるかを検知する。
すなわち、保守点検作業等で、扉を開しているときには、機器本体に対する入力操作が、最大で表示器の画面を4つに分割した領域のいずれかを選択的に押下することにより行える。このため、保守作業員は、表示器の画面をみなくても、機器本体に対する入力操作が感覚的に行える。したがって、保守作業員は、保守点検にかかる入力操作を行うときに、開した扉を表示器の画面が覗き込める位置まで戻す必要がなく、保守点検作業が煩雑になるのを防止できる。また、機器本体に特別な構成を設けることなく、ソフトウェアで対応できるので、機器本体のコストアップも十分に抑えられる。
また、入力操作手段を、前記開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、予め定めた時間内に、タッチパネルが押下された回数をカウントし、該回数も用いて機器本体に対する入力の種類を判断する構成としてもよい。これにより、機器本体に対する入力の種類の総数よりも、表示器の画面の分割数が抑えられる。
また、開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、入力操作手段が判断した機器本体に対する入力の種類を音声で報知する報知手段を設けてもよい。このように構成すれば、保守作業員は、保守点検にかかる入力操作が正しく行えているかどうかについての確認が容易に行える。
さらに、入力操作手段を、開閉検知手段が扉の開状態を検知しているときには、タッチパネルの押下位置について、表示器の画面全体を所定数に分割したいずれの領域であるかを検知する構成に置き換えてもよい。
この発明によれば、保守点検作業にかかる作業性を向上させるとともに、本体のコストアップが十分に抑えられる。
現金自動預け払い機の主要部の構成を示すブロック図である。 現金自動預け払い機の外観を示す概略図である。 現金自動預け払い機の外観を示す概略図である。 表示器における操作案内画面例を示す図である。 表示器における操作案内画面例を示す図である。 保守点検時における識別コードの入力画面例を示す図である。 上部扉が開状態であるときの、画面の分割を説明する図である。 上部扉が開状態であるときの、画面の分割を説明する図である。 上部扉が開状態であるときの、画面の分割を説明する図である。 上部扉が開状態であるときの、画面の分割を説明する図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の実施形態である現金自動預け払い機の主要部の構成を示すブロック図である。図2、および図3は、この現金自動預け払い機の外観を示す概略図である。図2は、運用時等で、上部扉18aおよび下部扉18bを閉している状態であり、図3は、保守点検時等で、上部扉18aおよび下部扉18bを開している状態である。
この現金自動預け払い機1(以下、ATM1と言う。)は、金融機関やコンビニエンスストア等の店舗に設置される。ATM1は、金融機関に開設されている口座に対する入金取引、出金取引等の各種取引を利用者の入力操作に応じて処理する。
ATM1は、主制御部11と、表示・操作部12と、紙幣処理部13と、硬貨処理部14と、カード・明細書処理部15と、通帳処理部16と、生体情報読取部17と、扉開閉検知部18と、報知部19と、通信部20と、を備えている。
主制御部11は、ATM1本体各部の動作を制御する。
表示・操作部12は、本体正面に設けた表示器12a、およびこの表示器12aの画面上に貼付したタッチパネル12bを有している。表示・操作部12は、利用者に対する操作案内画面等を表示器12aに表示する。また、表示・操作部12は、タッチパネル12bの押下位置を検知することにより、装置本体に対する入力の種類を判断する。表示・操作部12は、例えば、図4に示す取引の種別選択画面や、図5に示す暗証番号入力画面を表示器12aに表示し、タッチパネル12bの押下位置を検知することにより、利用者の入力の種類を判断する。
紙幣処理部13は、入出金紙幣を処理する。本体正面には、入出金紙幣を収納する紙幣入出金口13aを設けている。この紙幣入出金口13aには、シャッタが設けられている。また、紙幣入出金口13aには、入金紙幣、出金紙幣、および返却紙幣の収納場所を区別する仕切り板が設けられている。紙幣処理部13は、このシャッタを開閉することにより、紙幣入出金口13aに対する利用者による紙幣の投入や取り出しを制限する。
また、紙幣処理部13は、本体内部にセットしている金種別紙幣カートリッジと、紙幣入出金口13aと、の間に形成した紙幣搬送路に沿って紙幣を搬送する紙幣搬送部や、紙幣搬送路に沿って搬送している紙幣の金種、および真偽を識別する紙幣識別部等を有している。
硬貨処理部14は、入出金硬貨を処理する。本体正面には、入出金硬貨を収納する硬貨入出金口14aを設けている。この硬貨入出金口14aには、シャッタが設けられている。硬貨処理部14は、このシャッタを開閉することにより、硬貨入出金口14aに対する利用者による硬貨の投入や取り出しを制限する。また、硬貨処理部14は、本体正面に設けた硬貨入出金口14aと、本体内部に収納されている硬貨カートリッジと、の間に形成された硬貨搬送路に沿って硬貨を搬送する。また、硬貨処理部14は、硬貨搬送路に沿って搬送している硬貨毎に、金種、および真偽を識別する硬貨識別部を有している。
カード・明細書処理部15は、本体正面に設けたカード挿入口15aに挿入されたキャッシュカード(以下、単にカードと言う。)を取り込み、このカードの磁気ストライプに記録されているカード情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)の読み取りや、カード情報の書き換え等を行う。また、挿入されたカードがICカードである場合には、必要に応じて、そのカードのICチップに記録されているデータの読み取りや、書き換えも行う。さらに、カード・明細書処理部15は、取引内容を明細書に印字する印字部を有する。カード・明細書処理部15は、取引内容を印字した明細書を本体正面に設けた明細書放出口15bに放出する。
通帳処理部16は、本体正面に設けた通帳挿入口16aに挿入された通帳を取り込み、この通帳に対して取引履歴を印字する印字部(不図示)を有している。また、通帳処理部16は、取り込んだ通帳のページを捲るページ捲り機構や、通帳に印刷されているページ番号を示すバーコードを読み取るバーコードリーダ、通帳に貼付されている磁気ストライプに記録されている通帳情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)を読み取る磁気ヘッド等も有している。
生体情報読取部17は、本体正面に設けた指静脈読取ユニット(不図示)を有している。この指静脈読取ユニットは、載置された利用者の指から指静脈を読み取る。
扉開閉検知部18は、表示器12aを取り付けた上部扉18aの開閉状態を検知する。上部扉18aは、図3に示すように、機器本体に対して上方にはね上げて開する。上部扉18aは、錠を取り付けている。したがって、該錠の鍵を所持していない者が上部扉18aを開閉することはできない。また、扉開閉検知部18は、下部扉18bの開閉状態も検知する。下部扉18bも、錠を取り付けている。扉開閉検知部18は、上部扉18a、および下部扉18bの開閉状態を、図示していないマイクロスイッチや光センサ等により個別に検知する。
なお、上部扉18aに対向する機器本体内側には、表示・操作部12、カード・明細書処理部15や通帳処理部16が位置し、下部扉18bに対向する機器本体内側には、紙幣処理部13や、硬貨処理部14等が位置する。また、図3では、ATM1本体内部に位置する各部の図示を省略している。
報知部19は、音声による報知を行う。例えば、係員や保守作業員等に対する案内通知を音声で行う。
通信部20は、金融機関のセンタに設置されているホスト装置(不図示)等との間における通信を制御する。ホスト装置は、金融機関に開設されている口座を管理する。ホスト装置は、口座毎に、口座管理情報を記憶している。この口座管理情報には、口座番号、口座名義人の氏名、口座名義人の住所、口座名義人の電話番号、暗証番号、当該口座に対する取引履歴、現在の口座残高等が含まれている。
利用者は、金融機関に開設されている口座に対する入金取引や出金取引等の各種取引がATM1で行える。ATM1での入金取引や、出金取引等にかかる取引処理は公知であるので、ここでは簡単に説明する。
利用者は、表示・操作部12で、表示器12aの案内画面を見ながら、取引の種別を選択する。また、利用者は、必要に応じて暗証番号の入力にかかる入力操作等を行う。また、カード挿入口15aへのカードの挿入や、通帳挿入口16aへの通帳の挿入等も、必要に応じて行う。さらに、利用者は、表示・操作部12で、入金金額や出金金額等の入力にかかる入力操作を必要に応じて行う。このとき、ATM1は、操作案内画面を表示器12aに表示し、利用者に対して入力操作の手順を案内する。
ATM1は、今回選択された種別の取引を処理するのに必要な入力(暗証番号や出金金額等)、および媒体(カードや通帳や入金貨幣等)を受け付ける。また、カード・明細書処理部15は、カード挿入口15aにカードが挿入されると、そのカードを取り込み、このカードに記録されているカード情報を読み取る。また、通帳処理部16は、通帳挿入口16aに通帳が挿入されると、その通帳を取り込み、この通帳に貼付されている磁気ストライプに記録されている通帳情報を読み取る。
ATM1は、通信部20において、ホスト装置に対して、利用者が要求している取引の可否についての認証を要求する。このときATM1は、取引対象の口座の口座番号、取引種別、取引金額、暗証番号等を含む取引の認証要求をホスト装置に送信する。ホスト装置は、ATM1から送信されてきた取引の認証要求に含まれている、取引対象の口座の口座番号から該当する口座の口座管理情報を検索し、今回要求されている取引の可否について認証する。例えば、ホスト装置は、暗証番号が適正であるか、残高不足でないか(出金取引や、振替取引の場合)等を判断し、取引の可否を認証する。ホスト装置は、認証結果をATM1に通知する。
ATM1は、ホスト装置から取引可の通知を受信すると、今回要求された取引を処理し、取引結果をホスト装置に通知する。ホスト装置は、この通知に基づいて、口座管理情報を更新する。一方、ATM1は、ホスト装置から取引不可の通知を受信すると、今回要求された取引を中止し、本処理を終了する。
次に、このATM1の保守点検作業について説明する。
ATM1の保守点検作業は、上部扉18aや、下部扉18bを開して行う。ATM1は、保守点検作業を開始するにあたり、保守作業員に識別コードの入力を要求する。例えば図6に示す識別コード入力画面を表示器12aに表示し、保守作業員に識別コードを入力させる。これは、保守点検作業を行う人物を確認(特定)するための処理である。
なお、識別コードの入力は、カード等の媒体を用いて行う構成としてもよい。この場合には、カード挿入口15aにカードを挿入すればよい。
保守点検作業では、保守作業員は、動作を点検する処理部(紙幣処理部13、硬貨処理部14、カード・明細書処理部15、通帳処理部16等)の選択や、選択した処理部のテスト動作の開始、点検完了等の入力操作を表示・操作部12で行う。すなわち、このATM1は、保守点検作業時に、保守作業員が機器本体に対して入力操作を行う操作部を特別に用意していない。
保守作業員は、上部扉18aや、下部扉18bを開し、各部の動作(テスト動作)を目視で確認し、異常の有無や、調整の必要性等を判断する。図3に示すように、上部扉18aを開した状態では、保守作業員は、表示・操作部12の表示器12aの画面を確認することができない。しかし、このATM1は、扉開閉検知部18が上部扉18aが開していることを検知すると、表示・操作部12における機器本体に対する入力の種類を、以下のようにして判断する。
表示・操作部12は、上部扉18aが開しているとき、タッチパネル12bの押下位置が、最大で表示器12aの画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した合計4つの領域のいずれであるかによって、機器本体に対する入力の種類を判断する。例えば、図7に示すように、タッチパネル12bの押下位置が、表示器12aの画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した4つの領域A1〜A4のいずれであるかを検知することにより、機器本体に対する入力の種別を判断する。また、図8に示すように、タッチパネル12bの押下位置が、表示器12aの画面を縦方向に2分割した2つの領域A1、A2のいずれであるかを検知することにより、機器本体に対する入力の種別を判断する。また、図9示すように、タッチパネル12bの押下位置が、表示器12aの画面を横方向に2分割した2つの領域A1、A2のいずれであるかを検知することにより、機器本体に対する入力の種別を判断する。さらには、図10に示すように、表示器12aの画面を分割することなく(言い換えれば、表示器12aの画面全体を1つの領域A1とする。)、タッチパネル12bの押下の有無により、機器本体に対する入力の種別を判断する。
例えば、動作を点検する処理部(紙幣処理部13、硬貨処理部14、カード・明細書処理部15、通帳処理部16等)の選択時には、図7に示す4分割のパターンとし、タッチパネル12bの押下位置が領域A1であれば動作を点検する処理部として紙幣処理部13が選択されたと判断する。また、タッチパネル12bの押下位置が領域A2であれば動作を点検する処理部として硬貨処理部14が選択されたと判断する。また、タッチパネル12bの押下位置が領域A3であれば動作を点検する処理部としてカード・明細書処理部15が選択されたと判断する。さらに、タッチパネル12bの押下位置が領域A4であれば動作を点検する処理部として通帳処理部16が選択されたと判断する。
選択した処理部のテスト動作の開始、点検完了にかかる入力操作を受け付けるときには、図8や、図9に示した2分割のパターンで、タッチパネル12bの押下位置が領域A1であればテスト動作の開始にかかる入力操作であると判断する。また、タッチパネル12bの押下位置が領域A2であれば点検完了にかかる入力操作であると判断する。
さらに、選択した処理部のテスト動作を行っているときには、図10に示すように、表示器12aの画面全体を1つの領域A1とし、タッチパネル12bが押下されたときに、実行しているテスト動作を停止する入力(緊急停止にかかる入力)と判断する。
このように、このATM1は、上部扉18aが開状態であるとき、機器本体に対する入力操作の種類毎に、タッチパネル12bにおける押下エリアを比較的大きく設定する。したがって、保守作業員は表示器12aの画面を確認しなくても、感覚的に操作できる。すなわち、保守作業員は、上部扉18aに取り付けられている表示器12aの画面が覗き込むことなく、保守点検作業にかかる操作が行える。
なお、図7〜図10に図示するように、分割した領域毎にその領域に対応する入力操作の種類を、表示器12aの画面に表示しなくても特に問題はないが、便宜的に入力操作の種類を、表示器12aの画面に表示する構成としてもよい。
ここで、紙幣処理部13の保守点検作業を例にして、保守作業員の操作手順を説明する。ATM1は、上部扉18a、および下部扉18bが開している状態であり、表示・操作部12は、図7に示す4分割のパターンで、動作を点検する処理部の選択を待つ。
保守作業員は、領域A1を押下し、紙幣処理部13を選択する。ATM1は、表示・操作部12が紙幣処理部13を選択する入力操作を検知すると、報知部19において、紙幣処理部13が選択された旨を音声で報知する。これにより、保守作業員は、入力操作が正しく行えたかどうかについて確認できる。すなわち、保守作業員は、表示器12aの画面を覗き込まずに感覚的に操作(タッチパネル12bの押下)していても、先の操作が適正に行えたかどうかについて、報知部19における操作結果の報知により確認できる。
ATM1は、動作を点検する処理部の選択を受け付けると、図8、または図9に示す2分割のパターンで、テスト動作の開始、または点検完了にかかる入力操作を待つ。
ATM1は、保守作業員が領域A1を押下し、表示・操作部12がテスト動作の開始にかかる入力操作を検知すると、報知部19においてテスト動作の開始にかかる入力操作が行われたことを音声で報知する。これにより、保守作業員は、テスト動作の開始にかかる入力操作が正しく行えたかどうかについて確認できる。
なお、ATM1は、保守作業員が領域A2を押下し、表示・操作部12が点検完了にかかる入力操作を検知すると、上述した図7に示す4分割のパターンでの、動作を点検する処理部の選択待ちに戻る。この場合も、報知部19が、今回検知した入力操作の種類を音声で報知する。
ATM1は、テスト動作の開始にかかる入力操作を受け付けても、すぐにテスト動作を開始せず、表示・操作部12が図10に示すパターンで、テスト動作の緊急停止にかかる入力操作を待つ。すなわち、ATM1は、表示・操作部12がテスト動作の開始にかかる入力操作を検知してから一定時間(数秒)経過すると、テスト動作を開始する。これは、保守作業員が、誤ってテスト動作の開始にかかる入力操作を行った場合に、そのテスト動作を安全に取り消せるようにするためである。すなわち、保守作業員は、誤ってテスト動作の開始にかかる入力操作を行った場合、タッチパネル12bを押下することによって、テスト動作の緊急停止にかかる入力操作を行うことで、そのテスト動作が開始される前に取り消すことができる。
ATM1は、テスト動作を開始すると、このテスト動作が完了するまでの間、保守作業員によるテスト動作の緊急停止にかかる入力操作があるかどうかを監視する。保守作業員は、実行されているテスト動作を目視で確認し、異常の有無等を判断し、必要に応じてテスト動作の緊急停止にかかる入力操作を行う。
ATM1は、表示・操作部12がテスト動作の緊急停止にかかる入力操作を検知したときや、テスト動作が完了したときに、図8、または図9に示す2分割のパターンで、テスト動作の開始、または点検完了にかかる入力操作を待つ。
ATM1は、表示・操作部12が点検完了にかかる入力操作を検知すると、表示・操作部12が図7に示す画面に戻り、動作を点検する処理部の選択を待つ。
なお、ATM1は、上部扉18a、および下部扉18bが閉されたことを扉開閉検知部18で検知すると、上述した利用者が取引処理を行う運用モードに戻る。
このように、このATM1は、表示器12aが取り付けられている上部扉18aが開状態であるとき、機器本体に対する入力操作の種類毎に、タッチパネル12bにおける押下エリアを比較的大きく設定し、保守作業員が表示器12aの画面を確認しなくても、感覚的に操作できる構成とした。したがって、保守作業員は、上部扉18aに取り付けられている表示器12aの画面が覗き込むことなく、保守点検作業にかかる操作が行えるので、該作業が煩雑にならない。また、ATM1本体に特別なハードウェアを設けることなく、ソフトウェアで対応できるので、ATM1本体のコストアップも十分に抑えられる。
また、上記の例では、機器本体に対する入力操作の種類を、タッチパネル12bにおける押下エリアで判断するとしたが、所定時間(例えば、1秒)の間に、タッチパネル12bが何回押下されたかにより判断する構成としてもよい。例えば、動作を点検する処理部の選択時には、タッチパネル12bが所定時間内に押下された回数が、1回であれば紙幣処理部13、2回であれば硬貨処理部14、3回であればカード・明細書処理部15、4回であれば通帳処理部16、が選択されたと判断する構成としてもよい。また、テスト動作の開始、または点検完了にかかる入力操作を待つときには、タッチパネル12bが所定時間内に押下された回数が、1回であればテスト動作の開始、2回であれば点検完了であると判断すればよい。この場合には、図10に示すように、表示器12aの画面全体を1つの領域A1とすればよい。
また、上記の例では、表示・操作部12は、上部扉18aが開しているとき、タッチパネル12bの押下位置が、最大で表示器12aの画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した合計4つの領域のいずれであるかによって、機器本体に対する入力の種類を判断するとしたが、表示器12aの画面全体を5つ以上に分割したいずれの領域であるかを検知することにより、機器本体に対する入力の種類を判断する構成としてもよい。
なお、上記実施形態ではATM1を例にして本願発明を説明したが、本願発明は、操作者による機器本体に対する入力を、表示器12aの画面上に貼付したタッチパネル12bで検知する他の自動機(例えば、両替機や精算機)にも適用できる。
1…現金自動預け払い機(ATM)
11…主制御部
12…表示・操作部
12a…表示器
12b…タッチパネル
13…紙幣処理部
13a…紙幣入出金口
14…硬貨処理部
14a…硬貨入出金口
15…カード・明細書処理部
15a…カード挿入口
15b…明細書放出口
16…通帳処理部
16a…通帳挿入口
17…生体情報読取部
18…扉開閉検知部
18a…上部扉
18b…下部扉
19…報知部
20…通信部

Claims (4)

  1. 操作画面を表示器に表示する表示手段と、
    前記表示器の画面上に貼付したタッチパネルの押下位置が属する画面上の領域を検知し、ここで検知した領域に応じて、機器本体に対する入力の種類を判断する入力操作手段と、
    前記表示器を取り付けた扉の開閉状態を検知する開閉検知手段と、を備え、
    前記入力操作手段は、前記開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、タッチパネルの押下位置について、最大で、前記表示器の画面を縦方向に2分割、横方向に2分割した合計4つの領域のいずれであるかを検知する、自動機。
  2. 前記入力操作手段は、前記開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、予め定めた時間内に、タッチパネルが押下された回数をカウントし、該回数も用いて機器本体に対する入力の種類を判断する、請求項1に記載の自動機。
  3. 前記開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、前記入力操作手段が判断した機器本体に対する入力の種類を音声で報知する報知手段を備えた請求項1、または2に記載の自動機。
  4. 操作画面を表示器に表示する表示手段と、
    前記表示器の画面上に貼付したタッチパネルの押下位置が属する画面上の領域を検知し、ここで検知した領域に応じて、機器本体に対する入力の種類を判断する入力操作手段と、
    前記表示器を取り付けた扉の開閉状態を検知する開閉検知手段と、を備え、
    前記入力操作手段は、前記開閉検知手段が前記扉の開状態を検知しているときには、タッチパネルの押下位置について、前記表示器の画面全体を所定数に分割したいずれの領域であるかを検知する、自動機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141586A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 東芝テック株式会社 商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラム
CN104915273A (zh) * 2015-05-27 2015-09-16 深圳怡化电脑股份有限公司 金融自助设备检测方法及检测装置
JP2017224036A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 富士電機株式会社 金銭処理装置

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