JP5141085B2 - 電子決済処理システム - Google Patents

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本発明は、電子マネー情報が記録されたICカード等の記録媒体を用いた電子決済処理装置を備えた電子決済処理システムに関するものである。
近年、非接触ICカードあるいは携帯電話等の記録媒体に電子マネー情報(貨幣価値情報)を記録しておき、この記録媒体に記録された電子マネーを用いて商品の購入、サービスの提供に関する決済を行う電子決済処理システムが普及している。このような電子決済処理システムは、電子決済処理が行われた後に利用者からレシートの発行要求があった場合に、決済金額、決済日時、記録媒体の識別番号等からなる決済情報を印字出力してレシートとして発行するレシート発行装置を備えている。例えば特許文献1,2に示される電子マネーの入金機では、電子マネーカードに入金処理を行いカードに入金後の残高の書き込みを行った後、利用者によってレシート発行ボタンが押下された場合に、決済情報をレシートとして発行している。
特開2003−036466号公報 特開2005−284359号公報
ところで、特許文献1,2に示される電子マネー入金機では、レシート用紙の紙切れや紙詰まり等により印字できなかった場合に、係員が紙を補充又は紙詰まり等を解除した後にレシートを再発行するようにしている。また、発行されたレシートを紛失した等の理由により利用者がレシートの再発行を希望した場合にも、レシートの再発行を行うことになる。
レシートを再発行する場合、係員は、レシート発行装置に保存されている取引情報のうち指定した件数を遡って印字し、印字された複数のレシートの中から利用者のレシートを見つけ出し、これを利用者に渡していた。このため、レシートの再発行作業に時間が掛かり、係員にとって大きな負担となっていた。
また、取引情報にはカード番号等の利用者の個人情報が含まれているため、個人情報の漏洩防止のために取引情報の取扱いには制約が設けられている。従って、上記のように再発行された複数のレシートの中から対象となるレシートを見つける作業は、店舗の従業員であれば誰でもできる作業ではなく、一部の管理者に限られていた。
さらに、上記の従来のレシート再発行作業では、係員の目視によって利用者のレシートを特定しているため、誤って他の利用者のレシートを渡してしまうこともあり得る。その結果、他の利用者の個人情報が流出するといった問題がある。
本発明は、上記の点に鑑み、レシート再発行作業を行う際の操作性を向上させるとともに、再発行に伴う個人情報の流出を防ぐことができる電子決済処理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電子決済処理システムは、電子マネー情報及び識別情報が記録された記録媒体と、読み出し手段を介して前記記録媒体から前記電子マネー情報及び識別情報を読み出した場合に当該電子マネー情報に基づき、金融機関のサーバとの間で情報通信を行うことで決済処理を行う電子決済処理装置とを備えた電子決済処理システムにおいて、前記電子決済処理装置は、前記決済処理を行った後に、前記識別情報と関連付けて前記決済情報をレシートデータとして記憶部に格納するレシートデータ格納部と、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記記録媒体が提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記記録媒体から識別情報を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別情報と一致する識別情報を検索する識別情報検索手段と、前記識別情報検索手段によって当該識別情報と一致する識別情報が検索された場合に、前記識別情報を有するレシートデータに基づいたレシートを再発行するとともに、当該識別情報と一致する識別情報が検索されなかった場合に、一致するレシートデータがなかった旨の表示をするレシート再発行手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る電子決済処理システムは、上記請求項1において、前記決済処理がクレジットカードを使用して行われたものである場合に、前記レシートデータ格納部は、前記識別情報と関連付けて前記クレジットカードの識別番号をレシートデータに格納し、前記識別情報検索手段は、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記クレジットカードが提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記クレジットカードから識別番号を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別番号を検索することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る電子決済処理システムは、上記請求項1において、前記決済処理がデビットカードを使用して行われたものである場合に、前記レシートデータ格納部は、前記識別情報と関連付けて前記デビットカードの識別番号をレシートデータに格納し、前記識別情報検索手段は、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記デビットカードが提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記デビットカードから識別番号を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別番号を検索することを特徴とする。
本発明に係る電子決済処理システムによれば、決済処理を行った後に、前記識別情報と関連付けて前記決済情報をレシートデータとして記憶部に格納するレシートデータ格納部と、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記記録媒体が提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記記録媒体から識別情報を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別情報と一致する識別情報を検索する識別情報検索手段と、前記識別情報検索手段によって当該識別情報と一致する識別情報が検索された場合に、前記識別情報を有するレシートデータに基づいたレシートを再発行するとともに、当該識別情報と一致する識別情報が検索されなかった場合に、一致するレシートデータがなかった旨の表示をするレシート再発行手段とを備えた構成としたことで、レシートの再発行を速やかに且つ正確に行うことができるようになる。その結果、係員の負担が低減するとともに、誤って他の利用者のレシートを渡すといったことがなくなるため、個人情報の流出を防ぐことができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電子決済処理システムを電子マネーチャージ機(電子マネー入金機)に適用した場合の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電子決済処理システムを適用した電子マネーチャージ機10の外観を示す斜視図、図2は、電子マネーチャージ機10のブロック図、図3は、電子マネーチャージ機10を適用した電子マネーチャージシステムの構成を示すブロック図である。この電子マネーチャージ機10は、現金決済による電子マネーのチャージ(以下、「現金チャージ」という)、クレジット会社(金融機関)から与えられた信用(与信)による電子マネーのチャージ(以下、「クレジットチャージ」という)、銀行口座(金融機関)の預貯金による電子マネーのチャージ(以下「デビットチャージ」という)を可能とするものである。
現金チャージは、投入された現金(紙幣あるいは硬貨)に相当する電子マネーを非接触ICカードで構成されたマネーカードMCあるいは非接触ICチップが搭載された携帯電話端末PH等の記録媒体にチャージするもので、電子マネーの代金は即時決済される。クレジットチャージは、予めクレジット会社により与えられた与信限度(信用限度)の限度内で電子マネーを上記記録媒体にチャージするもので、電子マネーの代金はクレジット会社によって立て替えられ、立て替えられた電子マネーの代金は後日決済される。クレジットチャージにおいて、利用者の認証には、クレジットカードCCが用いられる。デビットチャージは、銀行口座の預貯金残高の範囲内で電子マネーを記録媒体にチャージするもので、電子マネーの代金は即時決済される。なお、デビットチャージにおいて、利用者の認証には、デビットカードDC(キャッシュカード)が用いられる。
図1に示すように、電子マネーチャージ機10は、本体キャビネット11と、本体キャビネット11の前面開口を閉塞する前面扉12とを備え、本体キャビネット11と前面扉12との間には、施錠手段13が設けてある。前面扉12には、表示部21及び入力部22とからなる操作部20、マネーカード・携帯電話セット部23、クレジットカード・デビットカード挿入口24、レシート発行口25、紙幣挿入口26及び紙幣返却口27が設けてある。
操作部20における表示部21は、利用者に操作を案内するとともに、電子マネー残高やチャージ額(入金額)の表示等、取引に必要な情報や、後述するレシート発行ボタン34(図2を参照)を表示するものである。この表示部21は、例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Electroluminescence)パネル等の薄型ディスプレイから構成してある。
また、操作部20における入力部22は、決済情報を入力するためのものであり、表示部21のディスプレイと一体に構成されるタッチパネルにより構成してある。利用者は、例えば表示部21の操作画面に表示されたテンキーにタッチすることによりチャージ金額の入力を行い、また、操作画面に表示されたレシート発行ボタン34にタッチすることにより、決済情報が記録されたレシートの発行を要求する。
本実施の形態では、上述した操作部20を、電子マネーチャージ機10の管理者が電子マネーチャージ機10のメンテナンス等を行う際の操作部として兼用している。操作部20が管理者モードに設定された場合、後述するレシートの再発行を要求するレシート再発行ボタン35、及び、後述するアラームレシートの再発行を要求するアラームレシート再発行ボタン36(ともに図2を参照)等の複数のボタンが表示部21の操作画面上に表示され、管理者がこれらのボタンの表示領域にタッチすることにより、レシートの再発行を行うことが可能となる。これについては後述する。
マネーカード・携帯電話セット部23は、利用者が提示したマネーカードMCあるいは携帯電話PHとの間で識別情報及び残高情報を送受信するためのものである。ここで、マネーカードMCあるいは携帯電話PHを提示するとは、マネーカードMCあるいは携帯電話PHをマネーカード・携帯電話セット部23に載置する、かざす、あるいは、挿入することを意味している。本実施の形態では、図1に示すように、マネーカードMCあるいは携帯電話PHを、マネーカード・携帯電話セット部23に載置する形態としている。また、マネーカードMCあるいは携帯電話PHの識別情報とは、マネーカードMCあるいは携帯電話PHのID番号である。
このマネーカード・携帯電話セット部30にセットされたマネーカードMCあるいは携帯電話PHのID番号と残高情報は、非接触式のリーダライタ部31(図2参照)を介して、後述する制御部50によって読み出される。利用者が電子マネーをチャージする場合には、読み出したID番号を照合した後に新たな残高情報が書き込まれることになる。一方、管理者がレシート再発行作業を行う場合には、後述するレシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から、読み出したID番号と一致するID番号を検索し、読み出したID番号と一致するID番号を有するレシートデータをレシートとして再発行する。なお、以下の説明では、マネーカード・携帯電話セット部23に、マネーカードMCをセットした場合について説明する。
クレジットカード・デビットカード挿入口24は、利用者がクレジットカードCCあるいはデビットカードDCを挿入するための開口であり、このクレジットカード・デビットカード挿入口24から挿入されたクレジットカードCCあるいはデビットカードDCの識別情報は、磁気カード用のリーダライタ部32(図2参照)を介して、後述する制御部50によって読み出される。ここで、クレジットカードCCの識別情報とはクレジットカード番号であり、デビットカードDCの識別情報とは口座番号である。なお、以下の説明では、クレジットカードCCを用いた例について説明するため、クレジットカード・デビットカード挿入口24をクレジットカード挿入口24と省略することにする。
レシート発行口25は、発行されたレシートを利用者が受け取るための開口であり、本体キャビネット11内部に設置されたプリンタ33(図2参照)と連通させてある。プリンタ33は、レシート及びメンテナンス用の帳票を発行するものであり、ロール紙(図示せず)とロール紙を切断するカッタ(図示せず)を有している。
紙幣挿入口26は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿入口26を通じて挿入された紙幣は、ビルバリデータ41(図2参照)において、その金種が識別された後、ビルバリデータ41の内部に収容されることになる。紙幣返却口27は、ビルバリデータ41から払い出された釣札(紙幣)を利用者に受け渡すための開口である。
図2に示すように、上述した表示部21、入力部22、リーダライタ部31、磁気カードリーダライタ部32、プリンタ33、ビルバリデータ41は、全体の制御を統括する制御部50に接続してある。この制御部50は、レシートデータ格納部51、アラームレシートデータ格納部52及び識別情報検索部53とを備えている。
レシートデータ格納部51は、マネーカードMCに電子マネーのチャージが行われた後、利用者によってレシート発行ボタン34が押下(タッチ)された場合に、マネーカードMCのID番号と関連付けて決済情報(チャージ金額、残高等)をレシートデータとして記憶部に格納するものである。一方、アラームレシートデータ格納部52は、マネーカードMCに電子マネーのチャージが行われる途中で、すなわち、リーダライタ部31によるカードへの書き込みが完了する前に、マネーカード・携帯電話セット部23からマネーカードMCが取り除かれた場合など、マネーカードMCへの書き込みが未了となった場合に、マネーカードMCのID番号と関連付けて入金情報をアラームレシートデータ(書き込み未了データ)として記憶部に格納するものである。このレシートデータ記憶部51及びアラームレシートデータ記憶部52には、所定期間内のレシートデータ及びアラームレシートデータがそれぞれ蓄積される。
なお、クレジットカードCCを用いてクレジットチャージが行われた場合には、レシートデータ格納部51は、マネーカードMCのID番号と関連付けてクレジットカードのクレジットカード番号をレシートデータに格納する。また、デビットカードDCを用いてクレジットチャージが行われた場合には、レシートデータ格納部51は、マネーカードMCのID番号と関連付けてデビットカードの口座番号をレシートデータに格納する。
識別情報検索部53は、管理者によってレシート再発行ボタン35又はアラームレシート再発行ボタン36が押下(タッチ)され、且つ、マネーカードMCがマネーカード・携帯電話セット部23にセットされた場合に、リーダライタ部31を介してマネーカードMCからID番号を読み出し、レシートデータ格納部51のレシートデータ又はアラームレシートデータ格納部52のアラームレシートデータの中から、リーダライタ部31によって読み出されたマネーカードMCのID番号と一致するID番号を検索し、一致するID番号を有するレシートデータを抽出するものである。
また、クレジットチャージを行って発行されたレシートの再発行処理を行う場合、識別情報検索部53は、クレジットカードCCのクレジットカード番号での検索が可能である。すなわち、識別情報検索部53は、レシート再発行ボタン35又はアラームレシート再発行ボタン36が押下(タッチ)され、且つ、クレジットカードCCがクレジットカード挿入口から挿入された場合に、磁気カードリーダライタ部32を介してクレジットカードCCからクレジット番号を読み出し、レシートデータ格納部51のレシートデータ又はアラームレシートデータ格納部52のアラームレシートデータの中から、このクレジット番号と一致するクレジット番号を検索することが可能である。
また、デビットチャージを行って発行されたレシートの再発行処理を行う場合、識別情報検索部53は、デビットカードDCの口座番号での検索が可能である。すなわち、識別情報検索部53は、レシート再発行ボタン35又はアラームレシート再発行ボタン36が押下(タッチ)され、且つ、デビットカードDCがクレジットカード・デビットカード挿入口24から挿入された場合に、磁気カードリーダライタ部32を介してデビットカードDCから口座番号を読み出し、レシートデータ格納部51のレシートデータ又はアラームレシートデータ格納部52のアラームレシートデータの中から、この口座番号と一致する口座番号を検索することが可能である。
また、制御部50には、通信部42が接続してある。通信部42は、専用線、ネットワーク(LAN)、あるいは広域ネットワーク(WAN)を介して、図3に示すように、クレジット会社のクレジットサーバ7、銀行のデビットサーバ8、電子マネー運営会社の電子マネーサーバ9に接続してある。
上記構成を有する電子マネーチャージ機10は、クレジットサーバ7あるいはデビットサーバ8に認証要求を送信可能であって、かつ電子マネーサーバ9からチャージ指令を受信可能である。一方、電子マネーチャージ機10が電子マネーサーバ9からチャージ指令を受信した場合には、チャージ指令を復号化し、このチャージ指令に基づいてマネーカードMCあるいは携帯電話PHを照合した後に電子マネーをチャージする。
クレジットサーバ7は、電子マネーチャージ機10から送信された認証要求を受信した場合に、認証要求を復号化して認証する。クレジットサーバ7が認証要求を是認した場合には電子マネーサーバ9にチャージ要求を送信する一方、認証要求を否認した場合には電子マネーチャージ機10に決済不能である旨を返信する。認証は、認証要求に含まれるクレジットカード番号、暗証番号、チャージ金額に基づいて行われ、クレジットカード番号と暗証番号とにより利用者が本人であるかが認証(本人認証)され、クレジットカード番号とチャージ金額とによりチャージ金額が与信限度内であるかが認証される。チャージ要求は、電子マネーチャージ機の端末ID番号、マネーカードあるいは携帯電話のID番号、チャージ金額であり、これらは暗号化されて電子マネーサーバ9に送信される。
デビットサーバ8は、クレジットサーバ7と同様に、電子マネーチャージ機10から送信された認証要求を受信した場合に、認証要求を復号化して認証する。デビットサーバ8が認証要求を是認した場合には電子マネーサーバ9にチャージ要求を送信する一方、認証要求を否認した場合には電子マネーチャージ機10に決済不能である旨を返信する。認証は、認証要求に含まれるデビットカードの口座番号、暗証番号、チャージ金額に基づいて行われ、デビットカードの口座番号と暗証番号とにより利用者が本人であるかが認証(本人認証)され、デビットカードの口座番号とチャージ金額とによりチャージ金額が口座の預貯金を用いてチャージが可能であるかが認証される。
電子マネーサーバ9は、クレジットサーバ7あるいはデビットサーバ8から送信されたチャージ要求を受信可能であって、チャージ要求を受信した場合には、チャージ要求を復号化して認証する。電子マネーサーバ9がチャージ要求を正当であると是認した場合には電子マネーチャージ機10にチャージ指令を送信する一方、チャージ要求が不当であると否認した場合には電子マネーチャージ機10に決済不能である旨を送信する。認証は、チャージ要求に含まれるマネーカードあるいは携帯電話のID番号に基づいて行われ、当該マネーカードあるいは携帯電話のIDが正当なものであるかが認証される。チャージ指令は、電子マネーチャージ機の端末ID番号、マネーカードあるいは携帯電話のID番号、チャージ金額であり、マネーカードあるいは携帯電話のID番号とチャージ金額とは暗号化された後、電子マネーチャージ機10に送信される。
次に、電子マネーチャージ機10の制御部50が実行するチャージ処理とレシート発行処理の一連の流れについて簡単に説明する。なお、ここではクレジットチャージを例に説明する。
電子マネーチャージ機10が待機状態にある場合に、利用者によって表示部21の操作画面に表示された「クレジットチャージ」ボタンが選択されると、制御部50は、マネーカードMCのセットを要求する表示(例えば、「マネーカードをセットしてください。」との表示)を操作画面に表示する。マネーカード・携帯電話セット部23にマネーカードMCがセットされると、制御部50は、リーダライタ部31を通じてマネーカードMCからID番号と残高情報の読み出しを行い、操作画面にチャージ残高を表示するとともに、電子マネーのチャージ金額を入力するための表示(例えばテンキー)を行う。
利用者によってチャージ金額が入力されると、チャージ金額が確定し、制御部50は操作画面にチャージ金額とチャージ後の残高を表示する。次いで、制御部50は、クレジットカードの挿入を要求する表示(例えば、「クレジットカードを挿入してください。」との表示)を操作画面に表示する。ここで、利用者によってクレジットカードCCがクレジットカード挿入口24から挿入されると、制御部50は、操作画面に暗証番号の入力を要求する表示(例えば、「暗証番号を入力してください。」との表示)を行う。利用者によって暗証番号が入力されると、制御部50はクレジットサーバ7に認証を要求する。
クレジットサーバ7は、電子マネーチャージ機10から受信した認証要求を復号化して、決済が可能か否かを判断する。クレジットサーバ7によって決済可能と判断された場合には、電子マネーサーバ9にチャージ要求が送信される。一方、クレジットサーバ7によって決済不能と判断された場合には、電子マネーチャージ機10に決済不能である旨が送信される。電子マネーサーバ9は、クレジットサーバ7から受信したチャージ要求を復号化して、マネーカードMCが正当か否かを認証する(例えば、紛失カードに該当するか否か等を判断する)。電子マネーサーバ9によりマネーカードMCが正当であると判断された場合には、電子マネーチャージ機10の制御部50にチャージ指令が送信される。
次いで、制御部50は、電子マネーサーバ9から受信したチャージ指令を復号化するとともに、マネーカード・携帯電話セット部40にセットされているマネーカードMCからID番号を再度読み取る。そして、再度読み取ったID番号(チャージ指令が通知された時に読み取った識別情報)と、記憶してあるID番号(認証要求時に読み取った識別情報)とが一致する場合に、制御部50は、このチャージ要求に基づいて、リーダライタ部31を介してチャージ額に相当する電子マネー情報をマネーカードMCに書き込むとともに、取引年月日、マネーカードMCのID番号、チャージ金額、残高等からなるレシートデータを作成する。
その後、チャージが終了すると、制御部50は、レシート発行ボタン34と、レシート発行が可能である旨の表示(例えば「レシートが必要な場合にはレシート発行ボタンを押して下さい」)を操作画面に表示する。次いで、所定時間内にレシート発行ボタン34が選択(タッチ)された場合には、制御部50は、レシート発行ランプ37を点滅させ、レシートデータをプリンタ33によって印字出力させ、レシート発行口25からレシートを発行するとともに、レシートデータをレシートデータ格納部51の記憶部に格納する。この後、レシート発行ランプ37を消灯させ、チャージ処理及びレシート発行処理を終了させる。図9にレシート70の一例を示す。図9に示すように、レシート70には、取引年月日、マネーカードのID番号、チャージ金額、残高等が印字される。
一方、表示部21にレシート発行ボタン34を表示させた後、所定時間が経過してもレシート発行ボタン34が選択(タッチ)されなかった場合には、制御部50はレシート発行ランプ37を消灯させて、レシート70を発行することなく、処理を終了する。
なお、チャージ指令が通知されたがマネーカードMCからID番号が読み取れない場合は、表示部21にマネーカードMCのセットを要求する旨を表示する。また、再度読み取ったID番号(チャージ指令が通知された時に読み取った識別情報)と記憶してあるID番号(認証要求時に読み取った識別情報)とが一致しない場合には、表示部21にマネーカードのセットを要求する旨を表示する。
また、上記のチャージ処理において、利用者によって入金がなされ、リーダライタ部31によってチャージ額に相当する電子マネー情報の書き込みが行われている途中に、マネーカード・携帯電話セット部23からマネーカードMCが取り除かれた場合には、マネーカードMCへの書き込みが未了となる。この場合、制御部50は、入金情報をマネーカードMCのID番号と関連付けてアラームレシートデータ(書き込み未了データ)としてアラームレシートデータ格納部52に格納し、アラームレシートをレシート発行口25から強制的に発行する。図11にアラームレシート70の一例を示す。図11に示すように、アラームレシート70には、取引年月日、マネーカードのID番号、チャージ金額、残高の他に、残高の確認を促す警告が記載してある。
上記のチャージ処理では、クレジットチャージを例に説明したが、デビットチャージの場合には、クレジットサーバ7による認証に代えて、デビットサーバ8による認証となり、デビットカードDC(キャッシュカード)に予め関連付けた銀行口座の預貯金額に基づいて認証される点を除いて、クレジットチャージと異なるところはない。また、現金チャージの場合には、クレジットカード挿入口24へのクレジットカードのセット及びクレジットカードの認証に代えて、入力されたチャージ金額に相当する紙幣を紙幣挿入口26から挿入し、チャージ金額に相当する電子マネーをマネーカードMCにチャージすることになる。なお、その他のステップは上述したクレジットチャージと同様である。
図4は、電子マネーチャージ機10の制御部50が実行するレシート再発行処理の概略フローチャートである。以下、この図4を参照しながら、本実施の形態におけるレシート再発行処理について説明する。なお、以下では、クレジットチャージを行って発行されたレシートを再発行する場合の処理について説明する。
利用者が、発行されたレシートを紛失した等の理由により、電子マネーチャージ機10の管理者に対してレシート再発行の依頼をした場合、管理者は、電子マネーチャージ機10の操作部20を操作することにより、表示部21を管理者メニューモードに設定する。
電子マネーチャージ機10の制御部50は、図5に示すような管理者メニューを表示部21に表示させる(ステップS01)。管理者メニューは、レシート再発行の他に、アラームレシート再発行、締め処理、テスト印字等の複数のメニューから構成される。ここで、利用者によってレシート再発行ボタン35以外のボタン(他メニュー)が選択された場合には(ステップS02:Yes)、他メニューの処理に進む(ステップS11)。
一方、他のボタンが選択されずに(ステップS02:No)、レシート再発行ボタン35が選択された場合には(ステップS03:Yes)、制御部50は、図6に示すような画面を表示部21に表示させる。この操作画面では、マネーカードMC又はクレジットカードCCのセットを要求する表示(例えば、「マネーカード又はクレジットカードをセットしてください。」との表示)が表示される(ステップS04)。なお、図6の操作画面に表示された取消ボタンが選択された場合には、処理を中止して管理者メニュー画面に戻す。
ここで、マネーカード・携帯電話セット部23にマネーカードMCがセットされると(ステップS04:Yes)、制御部50は、リーダライタ部31を介してマネーカードMCからID番号を読み出し(ステップS05)、図7に示すように表示部21にマネーカードMCのID番号を表示する。次いで、制御部50は、識別情報検索部53を介して、読み出したID番号と、レシートデータ格納部51に格納された複数のレシートデータのID番号をひとつずつ比較することにより、レシートデータの中に読み出したID番号と一致するものがあるかどうか検索を行う(ステップS06)。なお、検索中は、図7に示すように「検索中」との表示を表示部21に表示する。
ここで、レシートデータ格納部51に格納されたレシートデータ中に、読み出したID番号と一致するものがあった場合には(ステップS07:Yes)、制御部50は、図8に示すように検索結果として該当するレシートデータを表示部21に表示し、レシート発行ランプ37を点滅させて、このレシートデータをプリンタ33によって印字出力させ、図10に示すような再発行レシート71をレシート発行口25から発行する(ステップS08)。図10に示すように、再発行レシート71には、「再発行」である旨の表示が印字される。なお、複数のレシートデータのID番号が一致した場合には、すべてのレシートデータを表示部21に表示し、全件数を印字出力する。再発行レシート71の印字出力が終了すると、制御部50は表示部21に「印刷完了」と表示し、レシート再発行処理を終了させる(ステップS09)。
一方、レシートデータ格納部51に格納されたレシートデータの中に、読み出したID番号と一致するものがなかった場合には(ステップS07:No)、表示部21に一致するレシートデータがなかった旨の表示(例えば、「一致するID番号がありませんでした。」との表示)を表示する(ステップS10)。
なお、ステップS04において、マネーカードMCに替えて、クレジットカード挿入口24にクレジットカードCCがセットされた場合には、制御部50は、磁気カードリーダライタ部32を介してクレジットカードCCからクレジット番号を読み出し(ステップS05)、表示部21にクレジットカードCCのクレジット番号を表示する。次いで、制御部50は、識別情報検索部53を介して、レシートデータ格納部51に格納された複数のレシートデータの中に、読み出したクレジット番号と一致するものがあるかどうかを検索する(ステップS06)。レシートデータ格納部51に格納されたレシートデータの中に、読み出したクレジット番号と一致するものがあった場合には(ステップS07:Yes)、制御部50は、検索結果として該当するレシートデータを表示部21に表示し、レシート発行ランプ37を点滅させて、図10に示すような再発行レシート71をレシート発行口25から発行する(ステップS08)。
一方、レシートデータ格納部51に格納されたレシートデータの中に、読み出したクレジット番号と一致するものがなかった場合には(ステップS07:No)、一致するレシートデータがなかった旨の表示(例えば、「一致するクレジット番号がありませんでした。」との表示)を操作画面に表示する(ステップS10)。
上述したレシート再発行処理では、通常のレシートの再発行処理を例に説明したが、アラームレシートの再発行処理を行う場合には、ステップS03において、管理者メニューの中のアラームレシート再発行ボタン36を選択する。この場合、ステップS06〜S07において、制御部50は、識別情報検索部53を介して、アラームレシートデータ格納部52に格納された複数のアラームレシートデータの中に、リーダライタ部31を介して読み出したID番号と一致するものがあるかどうか検索を行う。その他のステップは上述したレシート再発行処理と同様である。
このアラームレシート処理のステップS07において、アラームレシートデータ格納部52に格納されたレシートデータの中に、読み出したID番号と一致するものがあった場合には、図12に示すような再発行アラームレシート71が発行される。図12に示すように、再発行アラームレシート71においても、「再発行」である旨の表示が印字される。
以上説明したように、本実施の形態のレシート発行装置を適用した電子マネーチャージ機10によれば、決済処理を行った後に、マネーカードの識別情報と関連付けて決済情報をレシートデータとして記憶部に格納するレシートデータ格納部51と、レシートの発行要求がなされ且つマネーカードが提示された場合に、リーダライタ31を介してマネーカードからID番号を読み出し、レシートデータ格納部51に格納されたレシートデータの中から当該ID番号と一致するID番号を抽出する識別情報検索手段53と、一致するID番号が抽出された場合に、このID番号を有するレシートデータに基づいたレシートを発行するレシート発行手段33とを備えた構成としたことで、レシートの再発行を速やかに且つ正確に行うことができるようになる。その結果、係員の負担が低減するとともに、誤って他の利用者のレシートを渡すといったことがなくなるため、個人情報の流出を防ぐことができる。
なお、上述した実施の形態では、本発明のレシート発行装置を電子マネーチャージ機に適用したが、これに限定されるものではない。例えば、自動販売機、自動券売機、POSレジなど、電子マネーを使用でき、レシート発行装置を備えるシステムにも適用することが可能である。
なお、上述した本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機10では、クレジットカードCCとマネーカードMCあるいは携帯電話PHとが別体であることを前提に説明したが、クレジットカードCC、マネーカードMCの機能を備えたカード、デビットカードDC、マネーカードMCの機能を備えたカードのほか、クレジットカードCC、デビットカードDC、マネーカードMCの全ての機能を備えたカードあるいは携帯電話PHにも適用することができる。
また、上述した電子マネーチャージ機10では、タッチパネルからなる操作画面にレシート発行ボタン34等の各種ボタンを表示させ、これらのボタンの表示領域にタッチすることによりボタンを選択する構成としたが、これらのボタンを電子マネーチャージ機10の前面扉12に設け、押圧操作によりボタンを選択する構成としてもよい。
図1は、本発明の実施の形態である電子決済処理システムを適用した電子マネーチャージ機の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機のブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機を適用した電子マネーチャージシステムの構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機の制御部が実行する概略フローチャートである。 図5は、図1に示した表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図6は、図1に示した表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図7は、図1に示した表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図8は、図1に示した表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機によって発行されるレシートの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機によって発行される再発行レシートの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機によって発行されるアラームレシートの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態である電子マネーチャージ機によって発行される再発行アラームレシートの一例を示す図である。
符号の説明
10 電子マネーチャージ機
21 表示部
22 入力部
23 マネーカード・携帯電話セット部
24 クレジットカード・デビットカード挿入口
25 レシート発行口
31 リーダライタ部
32 磁気カードリーダライタ部
33 プリンタ
34 レシート発行ボタン
35 レシート再発行ボタン
36 アラームレシート再発行ボタン
37 レシート発行ランプ
50 制御部
51 レシートデータ格納部
52 アラームレシートデータ格納部
53 識別情報検索部
CC クレジットカード
DC デビットカード
MC マネーカード
PH 携帯電話

Claims (3)

  1. 電子マネー情報及び識別情報が記録された記録媒体と、読み出し手段を介して前記記録媒体から前記電子マネー情報及び識別情報を読み出した場合に当該電子マネー情報に基づき、金融機関のサーバとの間で情報通信を行うことで決済処理を行う電子決済処理装置とを備えた電子決済処理システムにおいて、前記電子決済処理装置は、前記決済処理を行った後に、前記識別情報と関連付けて前記決済情報をレシートデータとして記憶部に格納するレシートデータ格納部と、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記記録媒体が提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記記録媒体から識別情報を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別情報と一致する識別情報を検索する識別情報検索手段と、前記識別情報検索手段によって当該識別情報と一致する識別情報が検索された場合に、前記識別情報を有するレシートデータに基づいたレシートを再発行するとともに、当該識別情報と一致する識別情報が検索されなかった場合に、一致するレシートデータがなかった旨の表示をするレシート再発行手段と、を備えたことを特徴とする電子決済処理システム。
  2. 前記決済処理がクレジットカードを使用して行われたものである場合に、 前記レシートデータ格納部は、前記識別情報と関連付けて前記クレジットカードの識別番号をレシートデータに格納し、前記識別情報検索手段は、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記クレジットカードが提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記クレジットカードから識別番号を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別番号を検索することを特徴とする請求項1に記載の電子決済処理システム。
  3. 前記決済処理がデビットカードを使用して行われたものである場合に、前記レシートデータ格納部は、前記識別情報と関連付けて前記デビットカードの識別番号をレシートデータに格納し、前記識別情報検索手段は、レシートの発行要求がなされ、且つ、前記デビットカードが提示された場合に、前記読み出し手段を介して前記デビットカードから識別番号を読み出し、前記レシートデータ格納部に格納されたレシートデータの中から当該識別番号を検索することを特徴とする請求項1に記載の電子決済処理システム。
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