JP2005131156A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 筐体1の正面側又は前扉3の裏面側のいずれかに設けられた凹部を有する凹部部材と、前記前扉3の裏面側又は前記筐体1の正面側のいずれかに設けられ、前記凹部に嵌入可能な凸部を有する凸部部材と、開扉時に、前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方の位置を変化させることにより凹部及び凸部の嵌合状態を解除可能であるとともに、復帰手段を有する位置変化手段とを設けた。
【選択図】 図3
Description
すなわち、前扉を一旦開いたら、所定の操作を行わない限り扉が閉まらなくすることにより、店側に隠れて扉を開く不正行為を行い難くして、不正行為の発生を抑制するとともに、業務の妨げにならない遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口する筐体(1)と、筐体(1)内部に設置される遊技装置(200)及び遊技装置(200)の作動を制御するための制御装置(6)と、前記筐体(1)にヒンジ(19)を介して取り付けられ、前記開口を開閉自在に塞ぐ前扉(3)とを少なくとも有する遊技機に係る。
ここで、遊技装置(200)とは、遊技機において遊技を司るための装置であって、スロットマシンを例にすると、図柄表示手段としてのリールユニット(2)や、遊技メダルを貯留すると共に入賞時にメダルを払い出すためのホッパーユニット(5)が含まれる。
また、制御装置(6)は、いわゆる基板といわれるものであり、遊技装置の作動の制御以外の制御、例えば遊技に付随する演出の制御が可能であってもよい。また、前記前扉(3)は、前記「遊技装置」を作動させるためのスイッチ類や、前記回転リール(20)の図柄を視認可能な図柄表示窓(30)などを備えていてもよい。そして、この前扉(3)は、ヒンジ(19)を介して直接筐体(1)に取り付けられていてもよいし、筐体内に固定した支持体に設けたヒンジを介して、間接的に筐体(1)に取り付けられていてもよい。さらに、前扉(3)は、上扉(130)、下扉(140)のように、上下に分割されていてもよいものである。
ここで、「凹部部材」は、凹部(65,73)を有する部材であり、筐体(1)又は前扉(3)のどちらかに設けられる。また、「凸部部材」は、凸部(68,71)を有する部材であり、筐体(1)又は前扉(3)のうち前記「凹部部材」を設けてない方に設けられる。これら、「凹部部材」及び「凸部部材」は、筐体(1)又は前扉(3)とは別部材として取り付けられるものであってもよいし、筐体(1)又は前扉(3)の構成部分(例えば筐体(1)に設けられた中板(12)や前扉(3)の枠体)が凹部(65,73)を有している場合も含む。そして、前扉(3)を完全に閉じたときに、凹部(65,73)と凸部(68,71)が嵌合可能な位置に設けられる。なお、凹部及び凸部の形状は問わない。
そして、前記位置変化手段は、開扉状態において、位置変化した前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方の位置を、所定の操作により元の位置に復帰させるための復帰手段を有している。
ここで、「復帰手段」は、前記位置変化手段により位置変化した凹部部材又は凸部部材を、元の位置に戻すための機能以外の機能を有していても構わない。例えば、位置変化した凹部部材又は凸部部材を当該変化位置で位置固定する機能を有していてもよい。
(作用)
本発明においては、前記凹部部材及び前記凸部部材が、前記凹部(65,73)と前記凸部(68,71)とを嵌合可能な位置にあるときには前記前扉(3)を完全に閉じることができ、前記凹部部材又は前記凸部部材が位置変化手段により位置変化したときには、前記前扉(3)が完全に閉じるのを規制可能に形成されているとともに、前記位置変化手段は、開扉状態において、位置変化した前記凹部部材又は前記凸部部材の位置を、所定の操作により元の位置に復帰可能に形成されている。
従って、この閉扉規制手段(50)の構造を認知している遊技店の従業員などは、容易に前扉(3)を閉めることができるが、そうでない者は容易に扉を閉めることができない。その結果、この閉扉規制手段(50)の装着された遊技機では、不正行為が行い難い(見つかり易い)という印象を与えることができ、不正行為の発生を抑制することができる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
本発明及び請求項3記載の発明は、位置変化手段による位置変化の態様を限定したものである。
本発明においては、凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方を回転可能とする手段として、回転機構(100)を設けることができる。例えば、筐体(1)の正面に、凹部部材としての回転ブロック(63)を回転可能に軸止し、この回転ブロック(63)を、ねじりコイルバネ(62)及びバネ受け部材(64)により、軸止部(軸(61))を中心に回転させる機構とすることができる。
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方は、スライド可能に形成されていることを特徴とする。
本発明においては、凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方をスライド可能とする手段として、スライド機構(110)を設けることができる。例えば、筐体(1)正面に、凸部部材としての移動ブロック(67)を内部に摺動自在に収納するケース部材(66)を設け、前記ケース部材(66)内に設けた圧縮コイルバネ(69)により、前記移動ブロック(67)を押圧することにより、移動ブロック(67)を横方向、上下方向あるいは前後方向にスライドさせる機構とすることができる。
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、開扉により位置変化した前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方を、変化位置で位置固定可能な変化固定手段と、この変化固定手段による位置固定状態を解除するための固定解除手段とを設けたことを特徴とする。
本発明は、凹部部材又は凸部部材を位置変化した位置でロック状態とし、所定の解除手段を使用しない限り動かせないように形成したものである。
本発明によれば、遊技店の従業員ならば、所定の鍵さえ使用すれば簡単に凹部部材又は凸部部材を動かすことができ、凹部(65,73)と凸部(68,71)が嵌合可能な位置に戻して容易に扉を閉めることができるが、不正に扉を開けた者は凹部部材又は凸部部材を元の位置に戻すことができないので、扉を閉めることが不可能となる。
(請求項1乃至3)
請求項1乃至3記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1乃至3記載の発明によれば、前扉を一旦開いたら、所定の操作を行わない限り扉が閉まらなくすることにより、店側に隠れて扉を開いての不正行為を行い難くして、不正行為の発生を抑制するとともに、業務の妨げにならない遊技機を提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
遊技機を提供することができる。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1及び図2はスロットマシンSの斜視図、図3及び図4は閉扉規制手段50を示す正面図及び断面図、図5及び図6は閉扉規制手段50の斜視図、図7は一時係止手段80を示す図である。
(筐体1)
筐体1は、図1に示すように、底板15及び側板16,16'及び天板17及び裏板18からなる正面側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、筐体1の開口部11を開口上部13と開口下部14とに分ける中板12が設けられている。そして、筐体1の開口下部14には電源ユニット4及びホッパーユニット5が設けられている。また、筐体1の開口上部13には、リールユニット2及び制御装置6が設けられている。
リールユニット2は、前記中板12の上面に設置され、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール20と、特に図示しないが、各回転リール20を回転させるための駆動モータを有している。そして、リールユニット2及び前記ホッパーユニット5は、スロットマシンの遊技を司る遊技装置200を構成する。
また、側板16の正面左側には、前記前扉3を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
そして、前記中板12の正面側には、閉扉規制手段50としての筐体側閉扉規制手段60と一時係止手段80が設けられているが、これらの詳細については後述する。
前扉3は、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、扉を閉じるとスロットマシンSの正面構造を成すものである。すなわち、図2に示すように、上方中央部に前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓30を有し、周囲には飾り部31や、種々の表示を行うための表示部32が設けられている。また中央部は、遊技装置200の作動その他スロットマシンSの作動に関する操作を行うための操作部33となっており、下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル皿35が形成されている。
前記操作部33としては、右端にメダル投入口34及び鍵穴36、中央左側にはベットスイッチ、スタートスイッチ及び精算スイッチ、中央部にはストップスイッチが設けられている。スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール20の回転を開始及び停止させるためのものである。ベットスイッチは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものである。また、精算スイッチは貯留メダルをホッパーユニット5から払い出させるためのものであり、鍵穴36は、前扉3を解錠するためのものである。
ここで、前記ロック機構37は、前扉3側に設けられた係止片が、特に図示しないが、筐体1の側板16の内側面に設けられた突片に係止され、扉を閉めると自動的にロックされ、前記鍵穴36に所定の鍵を差し込んで回すと、ロックが解除されるようになっている。
ここで、閉扉規制手段50について詳述する。閉扉規制手段50は、中板12の正面側に取り付けられた筐体側閉扉規制手段60と、前扉3の裏面に設けられた前扉側閉扉規制手段70とからなる。
(筐体側閉扉規制手段60)
筐体側閉扉規制手段60は、図3及び図5に示すように、中板12の正面側小口面に水平に突設された円筒状の軸61と、この軸61の外側にコイル部を嵌入可能なねじりコイルバネ62と、前記軸61が貫通可能な軸受孔63a及び凹部65を有する回転ブロック63と、この回転ブロック63に固定されるバネ受け部材64とから構成されている。
前記軸61は、中心部に孔61aを有する円筒形の突出部であり、中板12の正面側小口面中央よりもやや右側に固定されている。そしてこの軸61に、前記ねじりコイルバネ62が取り付けられる。ねじりコイルバネ62は、図5に示すように、一方の端部がクランク状に折れ曲がった固定部62bとなっており、もう一方の端部は直線状の可動部62aとなっている。そして、前記固定部62bを中板12の下面に係止させると、無負荷状態で、軸61を中心に固定部62bと可動部62aとの成す角度が直角よりも開いた状態(可動部62aが図5における左側に傾斜した状態)となるよう調節されている。
前記バネ受け部材64は、図3に示すように、三方向に突出片64a,64b,64cを有する略T字状の部材であり、図4(A)に示すように、正面側から前記突起63Aが嵌合可能な孔64Aが設けられている。そして、この孔64Aに前記突起63Aを嵌合させることにより、前記回転ブロック63と一体化するように形成されている。なお、回転ブロック63とバネ受け部材64を一体化させたものを正面側から見ると、図3に示すように、突出片64a及び64cが回転ブロック63の一の長辺と一致し、突出片64bが対向側の長辺から突出するようになっている。そして、回転ブロック63の裏面側にこのバネ受け部材64を一体化して、回転ブロック63の軸受孔63aに軸61を挿入すると、バネ受け部材64の突出片64a,64bの間に軸61が位置するものとなり、回転ブロック63とバネ受け部材64とが固定される(図5、図6参照)。またこのとき、軸61の先端部は、回転ブロック63の凹部65の正面側から突出しないようになっている(図4参照)。なお、図示した例では、回転ブロック63とバネ受け部材64を別部材として形成してあるが、回転ブロック63の背面側に、バネ受け部を一体形成してあってもよい。
(前扉側閉扉規制手段70)
前扉側閉扉規制手段70は、図1、図4及び図5に示すように、前扉3の裏面側に設けた凸部71を有する取り付けベース74である。取り付けベース74は、前扉3の裏面に配置されている部品の表面や前扉3の枠材などに固定するものであり、請求項1に記載の凸部部材にあたる。そして凸部71は、前扉3を完全に閉じたときに、前記筐体側閉扉規制手段60の凹部65と係合可能に形成されている。
また、凸部71には、軸61の孔61aに挿入可能な円柱状の案内ピン72が設けられているが、これは凹部65に凸部71を嵌め合わせるときの位置決めをするためのものである。
(一時係止手段80)
一時係止手段80は、前扉3を開けた状態で凹部65が横長となるような位置に回転ブロック63を係止するとともに、前扉3を閉じることによりその係止を解除するためのものである。すなわち、回転ブロック63は無負荷状態では図5に示すように縦長状態であり、扉を閉めるためには回転ブロック63を凹部65が横長となる位置まで回転させなければならないところ、手を離せば元の位置に戻ってしまうので、これを一時的に係止しておく必要があるとともに、前扉3を完全に閉めた後は、次に開扉したときに筐体側閉扉規制手段60が作動可能となるようにしておく必要があるからである。
当接部82は、図6及び図7に示すように、軸支部81から横方向に張り出し縦方向の当接面82aを有するブロック状の突出片である。また係止部83は、軸支部81から前記当接面82aとほぼ直交する方向に延設された平板状の押さえ片85である。そして、図7に示すように、押さえ片85を回転ブロック63の上面に重ねることにより、回転ブロック63がねじりコイルバネ62の可動部62aにより上方に押し上げられて回転しないように係止するものである。なお、前記当接部82と押さえ片85とは、押さえ片85が回転ブロック63を上方から押さえているときに、当接部82の当接面82aがほぼ正面側を向いているような位置関係になっている。
(扉の開閉とゴト防止機能)
以上のような構成を有する閉扉規制手段50及び一時係止手段80による、前扉3の開閉とゴト防止機能を説明する。
上記のように閉扉規制をされた前扉3を閉塞する場合には、図3(A)のように、縦長状態となっている回転ブロック63を、ねじりコイルバネ62が圧縮される方向に回転させ、図3(B)に示す状態にしてから、一時係止手段80の当接部82を摘んで軸支部81を中心に回転させ、図7に示すように、押さえ片85で回転ブロック63及びバネ受け部材64を係止させる。
なお、閉扉規制手段50について、上記形態とは逆に、回転ブロック63に凸部を設け、取り付けベース74に凹部を設けるようにしてもよい。また、前扉側閉扉規制手段70を回転可能に形成してもよい。
また、店員が正当な理由(エラーリセットやホッパータンクへのメダルの追加)で前扉3を開けた場合には、回転ブロック63を回転させて一時係止手段80で係止するだけで容易に扉を閉じることができるので、業務の妨げになることがない。一方、この閉扉規制手段50の構造を知らない者は扉を閉じることができず、この装置に気づいたとしても、ただ扉を閉める以上の操作が必要となることから、閉扉規制手段50の装備されていないスロットマシンに比べて、ゴト行為を行い難いのは変わりない。
(第二の実施の形態)
(図面の説明)
図8乃至図11は第二の実施の形態を示すものである。
図8は筐体側閉扉規制手段60の斜視図、図9は閉扉規制手段50の横断面図、図10は一時係止手段80を示す平面図、図11は自動ロック装置90を示す断面図である。
上述した第一の実施の形態では、凹部部材(回転ブロック63)と凸部部材(取り付けベース74)の回転による位置変化により、前扉3の閉塞を規制するものであったが、第二の実施の形態は、凹部部材と凸部部材の位置がスライドにより変化するように形成したものである。なお、第一の実施の形態と共通する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
筐体側閉扉規制手段60は、図8に示すように、中板12の正面側小口面に、中空箱形のケース部材66を取り付け、このケース部材66の内部に圧縮コイルバネ69と移動ブロック67を収納したものである。ケース部材66には、正面側に長孔66Aが長手方向にわたって設けられており、移動ブロック67には前記長孔66Aから正面側に突出する凸部68が形成されている。すなわち、移動ブロック67が、請求項1に記載の凸部部材にあたる。なお、この凸部68は、図示したように横長直方体状のものに限られず、長孔66Aから正面側に突出しているものであれば、たとえば円柱状、球状など、どんな形状であってもよい。
(前扉側閉扉規制手段70)
前扉側閉扉規制手段70は、図9に示すように、前扉3の裏面に設けられた凹部73である。この凹部73は、扉を閉めたときに前記筐体側閉扉規制手段60の凸部68が嵌合可能な大きさおよび位置に形成されており、たとえば前扉3を構成する枠材に形成した凹みであってもよく、前扉3の裏面に設けられている部品(たとえばメダルセレクター)などに取り付けた取付ベース(図示せず)に形成した凹みであってもよい。前者の場合は前扉3を構成する枠材が、後者の場合は取付ベースが、それぞれ請求項記載の凹部部材にあたる。
(一時係止手段80)
本実施の形態において、一時係止手段80は、前記ケース部材66の内面に設けられた段部66Bである。
図10に示すように、ケース部材66のバネ側(コイルバネ66が収納されている側)内面には、移動ブロック67が凹部73と嵌合可能な位置にあるとき、移動ブロック67の反バネ側端が係止可能な段部66Bが形成されている。すなわち、この部分のみケース部材66の内径が移動ブロック67の奥行き寸法よりも若干大きく形成されていて、ケース部材66内部で移動ブロック67がわずかに前後方向に移動可能となっている。
(自動ロック装置90)
自動ロック装置90は、請求項4に記載の変化固定手段及び固定解除手段にあたり、移動ブロック67をケース部材66の反バネ側に一時的に固定するためのものである。すなわち、開扉によりケース部材66の反バネ側に移動した移動ブロック67が、その位置から動かないようにロックし、所定の解錠手段を用いない限り移動不能にするものである。これは、不正に前扉3を開けた者が、上記一時係止手段80を操作してこっそり扉を閉めてしまうことができないようにするためである。
前記係止片93は、図11に示すように、鉤型の突起を有し、この突起が移動ブロック67の背面に形成された溝67aと係合することにより、移動ブロック67がバネ側に摺動するのを阻止可能に形成されている。また、当接片94は、前記係止片93の対向側に突出する突片である。
また、第一の実施の形態で説明した回転タイプの閉扉規制手段50に、かかる自動ロック装置90を設けてもよいものである。
(扉の開閉とゴト防止機能)
以上のような構成を有する閉扉規制手段50及び一時係止手段80、自動ロック装置90による、扉の開閉とゴト防止機能を説明する。
次に、前扉3をわずかに開けると、凸部68が凹部73から外れて、移動ブロック67は圧縮コイルバネ69の復元力により、ケース部材66内を摺動し、図9(B)に示す位置まで移動する。このとき、移動ブロック67の端面67bが自動ロック装置90の当接片94を回動させ、図11(B)に示すように、係止片93が溝67aと係合し、かつシリンダー錠91がロックされ、移動ブロック67はケース部材66内に固定される。この状態で前扉3を閉めようとしても、図9(B)に示すように、凸部68が前扉3の裏面にぶつかって、筐体1前扉3との間に隙間が生じ、前扉3を施錠可能な閉塞状態にすることができない。
このように、本実施の形態によれば、不正に前扉3を開けた場合には、自動ロック装置90を解除するための鍵がなければ扉を閉めることができないので、こっそり扉を閉じるということは不可能となり、よりゴト防止機能が高くなる。
さらに、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できるものである。
1 筐体 2 リールユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 制御装置
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 裏板
19 ヒンジ 20 回転リール
30 図柄表示窓 31 飾り部
32 表示部 33 操作部
34 メダル投入口 35 メダル皿
36 鍵穴 37 ロック機構
38 メダルセレクター 39 前扉係合部
50 閉扉規制手段
60 筐体側閉扉規制手段 61 軸
62 ねじりコイルバネ(位置変化手段)63 回転ブロック(凹部部材)
64 バネ受け部材(位置変化手段) 65 凹部
66 ケース部材(位置変化手段) 67 移動ブロック(凸部部材)
68 凸部 69 圧縮コイルバネ(位置変化手段)
70 前扉側閉扉規制手段 71 凸部
72 案内ピン 73 凹部
74 取り付けベース(凸部部材)
80 一時係止手段 81 軸止部
82 当接部 83 係止部
84 押し出し部材 85 押さえ片
90 自動ロック装置 91 シリンダー錠
92 鍵穴 93 係止片
94 当接片
100 回転機構 110 スライド機構
130 上扉 140 下扉
150 取り付け板 200 遊技装置
Claims (4)
- 正面側に開口する筐体と、
筐体内部に設置される遊技装置及び遊技装置の作動を制御するための制御装置と、
前記筐体にヒンジを介して取り付けられ、前記開口を開閉自在に塞ぐ前扉とを少なくとも有し、
前記前扉が完全に閉じるのを規制するための閉扉規制手段を有する遊技機であって、
この閉扉規制手段は、
前記筐体の正面又は前記前扉の裏面のいずれかに設けられた凹部を有する凹部部材と、
前記前扉の裏面又は前記筐体の正面のいずれかに設けられ、前記凹部に嵌入可能な凸部を有する凸部部材と、
開扉時に、前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方の位置を変化させることにより前記凹部と前記凸部とを嵌合不能にさせる位置変化手段とを有し、
前記位置変化手段は、開扉状態において、位置変化した前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方の位置を、所定の操作により元の位置に復帰させるための復帰手段を有していることを特徴とする遊技機。 - 前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方は、回転可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方は、スライド可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 開扉により位置変化した前記凹部部材又は前記凸部部材の少なくとも一方を、変化位置で位置固定可能な変化固定手段と、この変化固定手段による位置固定状態を解除するための固定解除手段とを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
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