JP2003047690A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003047690A
JP2003047690A JP2002156627A JP2002156627A JP2003047690A JP 2003047690 A JP2003047690 A JP 2003047690A JP 2002156627 A JP2002156627 A JP 2002156627A JP 2002156627 A JP2002156627 A JP 2002156627A JP 2003047690 A JP2003047690 A JP 2003047690A
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昌幸 石原
Nobuyuki Mizuno
信行 水野
Yasuhiro Hirayama
寧洋 平山
Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技の重要な部分を制御する制御装置など
が、外部から操作されたり取り替えられたりしないよう
に、重要部分を確実にガードすることができるととも
に、通常の店側の操作もスムースに行うことができるス
ロットマシンを提供すること。 【解決手段】 前記本体キャビネット1の内部に仕切部
材を取り付け、前記仕切部材の上側には、少なくとも前
記リールユニット22及び制御装置を配置し、前記仕切部
材には、少なくとも電源装置を取り付け、本体キャビネ
ット1の開口上部13を施錠可能に形成された上扉30と、
本体キャビネット1の開口下部14を施錠可能に形成され
た下扉40とを設け、前記上扉30の解錠手段は、前記下扉
40の解錠手段とは別個に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスロットマシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンは、正面側に開口
する筺形の本体キャビネットと、本体キャビネットの開
口部を開閉自在に塞ぐ前扉とから成り、本体キャビネッ
トの内部に、リールユニット、払い出し装置、これらを
制御する制御装置等が固定設置され、全体が構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスロットマシンにおいては、例えば払い出し装置のト
ラブルや、払い出すためのメダルが無くなってしまった
ときなど、遊技者の目の前で前扉を開放しなければなら
ない場合には、前扉を開くとスロットマシン内部が丸見
えとなってしまい、重要部品が遊技者の目に触れて好ま
しくない。また、前扉さえ解錠できれば、基板等の制御
装置を不正に交換することも簡単にできてしまう。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、遊技の重
要な部分を制御する制御装置などが、外部から操作され
たり取り替えられたりしないように、重要部分を確実に
ガードすることができるとともに、通常の店側の操作も
スムースに行うことができるスロットマシンを提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、符号は、
発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
【0006】(請求項1) (特徴点)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口す
る筺形の本体キャビネット1と、複数の図柄が表示され
た回転リール23及びこの回転リールを回転させるための
駆動モータを有するリールユニット22と、遊技メダルを
払い出すための払い出し装置と、前記回転リール23及び
払い出し装置の作動を制御するための制御装置と、電源
装置とを少なくとも有するスロットマシンにおいて、前
記本体キャビネット1の内部に、前記開口を上下二つの
開口に仕切る仕切部材を取り付け、前記仕切部材上側が
形成する開口上部13を開閉自在に塞ぐ上扉30と、前記仕
切部材の下側が形成する開口下部14を開閉自在に塞ぐ下
扉40とを設け、前記仕切部材の上側には、少なくとも前
記リールユニット22及び制御装置を配置し、前記仕切部
材には、少なくとも電源装置を取り付け、前記上扉30
は、本体キャビネット1の開口上部13を施錠可能に形成
すると共に、前記下扉40は、本体キャビネット1の開口
下部14を施錠可能に形成し、前記上扉30の解錠手段は、
前記下扉40の解錠手段とは別個に設けたことを特徴とす
る。
【0007】本発明は、前扉3を上下二分割し、おのお
のが別個に施錠及び解錠されるように形成したスロット
マシンである。本発明においては、前記本体キャビネッ
ト1の開口部11は、仕切部材により上下二つの開口(開
口上部13及び開口下部14)に仕切られており、開口上部
13の内側、すなわち仕切部材の上側には、リールユニッ
ト22及び制御装置が配置されている。
【0008】ここで、前記仕切部材としては、中板12等
が挙げられるが、開口部11を上下二つの開口(開口上部
13及び開口下部14)に仕切ることができるものであれば
よい。また、前記制御装置としては、例えば配線基板に
制御用電子部品一式が搭載されてなる電子基板(単に基
板ということもある)等が挙げられるが、回転リール23
と払い出し装置の作動を制御することができる装置であ
ればよい。スロットマシンでは、回転リールと払い出し
装置の作動を制御することができる基板を、通常、主基
板と称している。これは、回転リールと払い出し装置の
作動以外、例えば画像表示装置や演出用リールや演出用
のその他の表示装置などの演出用装置などを制御するこ
とができる基板として副基板を備えるようにした場合
に、この副基板と区別するためである。制御装置は、前
記主基板及び副基板を搭載した基板ユニット24として形
成することができる。
【0009】また、前記リールユニット22は、表面に複
数の図柄が表示される回転リール23を複数(例えば3
個)有し、各回転リール23の回転軸にはこれらを回転さ
せるための駆動モータがそれぞれ設けられているもので
ある。なお、仕切部材の上側に配置されるのはリールユ
ニット22及び制御装置に限られず、他の構成部品が含ま
れていてもよい。
【0010】一方、前記本体キャビネット1の開口下部
14の内側、すなわち仕切部材の下側には、少なくとも電
源装置が設けられている。この場合、電源装置は、少な
くとも操作部が仕切部材の下方となるように取り付ける
こともできる。なお、前記払い出し装置も、仕切部材の
下側に設置することができる。ここで、前記払い出し装
置としては、例えばホッパーユニット等が挙げられる
が、遊技メダルを払い出すことのできる装置であればよ
い。
【0011】また、前記仕切部材には、設定変更など店
が遊技機の特性を変更するための操作装置(以下設定変
更装置という)が設けられていても良い。この場合、設
定変更装置の、少なくとも操作部が仕切部材の下方とな
るように取り付けることもできる。この設定変更装置
と、前記電源装置とをあわせて、電源ユニット4を形成
してもよい。
【0012】前記上扉30は、下扉40とともに前扉3を構
成するものであり、上扉30及び下扉40を閉じると本体キ
ャビネット1の開口部11を塞ぎ、スロットマシンの正面
構造となるように形成されているものである。すなわ
ち、上扉30及び下扉40に、回転リール23を見ることがで
きる図柄表示窓32や、スロットマシンを操作するための
操作部41等を設けることができるものである。
【0013】そして、前記上扉30は、前記リールユニッ
ト22及び制御装置が収納された開口上部13を施錠可能に
形成されており、一方前記下扉40は、開口下部14を施錠
可能に形成されている。さらに、上扉30と下扉40とは別
々に解錠されるようになっている。例えば、上扉30と下
扉40の鍵穴を別々に設けて異なる鍵によりそれぞれを解
錠するようにしてもよいし、一の扉を解錠しないと他の
扉が開かないように形成してもよい。
【0014】(作用)前記払い出し装置及び電源装置
は、メダル詰まり等のトラブル解消や、遊技機の電源ス
イッチを入れる等、ホールの従業員により頻繁に操作す
る必要がある一方、前記制御装置については、逆に特定
の人でなければ操作できないようにすることが望まし
い。本発明によれば、頻繁に扉を開ける必要のある開口
下部13と、重要部品の収納された開口上部14とを別個に
施錠し、かつ別個に解錠することができる。
【0015】なお、本発明は、例えば、リールユニット
22と、リールユニット22及び遊技メダルの払い出し装置
の作動を制御する制御装置とからなる交換ユニット2
を、本体キャビネット1から着脱自在に形成した分離型
スロットマシンなどにも適用することができる。 (請求項2) (特徴点)請求項2記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0016】すなわち、請求項2記載の発明は、正面側
に開口する筺形の本体キャビネット1と、複数の図柄が
表示された回転リール23及びこの回転リールを23回転さ
せるための駆動モータを有するリールユニット22と、遊
技メダルを払い出すためのホッパーユニット5と、前記
回転リール23及びホッパーユニット5の作動を制御する
ための主基板と、電源装置とを少なくとも有するスロッ
トマシンにおいて、前記本体キャビネット1の内部に、
前記開口を上下二つの開口に仕切る中板12を取り付け、
前記中板12上側が形成する開口上部13を開閉自在に塞ぐ
上扉30と、前記中板12下側が形成する開口下部14を開閉
自在に塞ぐ下扉40とを設け、前記中板12上側には、少な
くとも前記リールユニット23及び主基板を交換可能に配
置し、前記中板12下側には、少なくとも前記ホッパーユ
ニット5及び設定変更など店が遊技機の特性を変更する
ための操作装置を固定し、前記上扉30は、本体キャビネ
ット1の開口上部13を施錠可能に形成すると共に、前記
下扉40は、本体キャビネット1の開口下部14を施錠可能
に形成し、前記上扉30の解錠手段は、前記下扉40の解錠
手段とは別個に設けたことを特徴とする。
【0017】本発明は、分離型スロットマシンとして、
前扉3を上下二分割し、おのおのが別個に施錠及び解錠
されるように形成したものである。本発明においては、
前記本体キャビネット1の開口部11は、中板12により上
下二つの開口(開口上部13及び開口下部14)に仕切られ
ており、開口上部13の内側、すなわち中板12の上側に
は、リールユニット22及び主基板が交換可能に配置され
ている。ここで、主基板は、ROM、RAM、CPU等
を有し、主として、当選の抽選や回転リール23の停止制
御など遊技を制御するものであり、これを交換すると遊
技内容を変更することができる。また、前記リールユニ
ット22は、表面に複数の図柄が表示される回転リール23
を複数(例えば3個)有し、各回転リール23の回転軸に
はこれらを回転させるための駆動モータがそれぞれ設け
られているものである。
【0018】上記したリールユニット22及び主基板は、
遊技内容を変更すると、回転リール23の図柄や図柄配置
を変更する必要もあることから、セットで交換できるよ
うにされているものである。交換は、両者を一体として
行うのが望ましいが、別々に取り替え可能としてもよ
い。なお、中板12の上側に配置されるのはリールユニッ
ト22及び主基板に限られず、他の構成部品、例えば演出
を制御するための副基板などが含まれていてもよい。
【0019】一方、前記本体キャビネット1の開口下部
14の内側、すなわち中板12の下側には、ホッパーユニッ
ト5及び操作装置が固定されている。ここで、ホッパー
ユニット5は、入賞によりメダルを払い出すとともにメ
ダルを貯留しておくためのものである。また、前記操作
装置は、遊技機の設定変更をするための店操作部100
や、スロットマシンの電源を入れるための電源装置など
とともに、電源ユニット4として形成することができ
る。
【0020】前記上扉30は、下扉40とともに前扉3を構
成するものであり、上扉30及び下扉40を閉じると本体キ
ャビネット1の開口部11を塞ぎ、スロットマシンの正面
構造となるように形成されているものである。すなわ
ち、上扉30及び下扉40に、回転リール23を見ることがで
きる図柄表示窓32や、スロットマシンを操作するための
操作部41等を設けることができるものである。この上扉
30及び下扉40は、本体キャビネット1に固着されていて
もよいし、分離可能に形成されていてもよい。
【0021】そして、前記上扉30は、前記リールユニッ
ト22及び主基板が収納された開口上部13を施錠可能に形
成されており、一方前記下扉40は、前記ホッパーユニッ
ト5及び操作装置が収納固定された開口下部14を施錠可
能に形成されている。さらに、上扉30と下扉40とは別々
に解錠されるようになっている。例えば、上扉30と下扉
40の鍵穴を別々に設けて異なる鍵によりそれぞれを解錠
するようにしてもよいし、一の扉を解錠しないと他の扉
が開かないように形成してもよい。
【0022】(作用)前記ホッパーユニット5及び操作
装置は、メダル詰まり等のトラブル解消や、遊技機の電
源スイッチを入れる等、ホールの従業員により頻繁に操
作する必要がある一方、前記主基板については、逆に特
定の人でなければ操作できないようにすることが望まし
い。本発明によれば、頻繁に扉を開ける必要のある開口
下部13と、重要部品の収納された開口上部14とを別個に
施錠し、かつ別個に解錠することができる。
【0023】(請求項3) (特徴点)請求項3記載の発明は、上記した請求項1記
載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわ
ち、請求項3記載の発明は、前記仕切部材(例えば中板
12)に、設定変更など店が遊技機の特性を変更するため
の操作装置を設けたことを特徴とする。
【0024】(請求項4) (特徴点)請求項4記載の発明は、上記した請求項1又
は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記電源装置の少な
くとも操作部が、前記仕切部材の下方となるように取り
付けたことを特徴とする。
【0025】本発明においては、電源装置は、少なくと
も操作部(例えば電源スイッチ110)が仕切部材(例え
ば中板12)の下方となるように取り付けられていればよ
く、例えば電源装置本体は別の場所、例えば本体キャビ
ネット1の開口上部13内などに設けられていてもよい。 (請求項5) (特徴点)請求項5記載の発明は、上記した請求項3又
は4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0026】すなわち、請求項5記載の発明は、設定変
更など店が遊技機の特性を変更するための操作装置の、
少なくとも操作部が前記仕切部材の下方となるように取
り付けたことを特徴とする。本発明においては、設定変
更装置は、少なくとも操作部(例えば設定変更スイッチ
120)が仕切部材(例えば中板12)の下方となるように
取り付けられていればよく、例えば設定変更装置本体は
別の場所、例えば本体キャビネット1の開口上部13内な
どに設けられていてもよい。
【0027】(請求項6) (特徴点)請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃
至5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、請求項6記載の発明は、前
記下扉40は、外部から解錠可能に形成されており、前記
上扉30は、前記下扉40を解錠しなければ解錠不能である
ように形成されていることを特徴とする。
【0028】本発明は、上扉30の解錠条件を下扉40の解
錠としたものである。前記下扉40の解錠手段は、外部か
ら解錠するものである。例えば、下扉40の正面側に設け
た鍵穴44から所定の鍵を差し込んで解錠するものとする
ことができる。一方、前記上扉30の解錠手段は、下扉40
を解錠しなければ操作不可能に形成されている。例え
ば、閉扉時には、上扉30の解錠手段が外部からは操作で
きない場所、例えば下扉40の内側に位置するように形成
することができる。あるいは、下扉40が解錠されること
により操作可能となる鍵を取り付けてもよい。
【0029】(請求項7) (特徴点)請求項7記載の発明は、上記した請求項1乃
至6記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項7記載の発明は、前記上扉30の解錠手
段は、前記下扉40、前記上扉30若しくは下扉40及び上扉
30の裏側、又は、前記下扉40、前記上扉30若しくは下扉
40及び上扉30の後方に設けられていることを特徴とす
る。
【0030】本発明は、上扉30の解錠手段が設けられる
位置を規定したものである。本発明によれば、上扉30の
解錠手段は、下扉40の裏側、又は上扉30の裏側、又は扉
40と上扉30の双方の裏側に設けることができ、あるい
は、下扉40の後方、又は上扉30の後方、又は扉40と上扉
30の双方の後方に設けることができる。ここで、扉の
「裏側」とは、閉扉状態において、外部から見ることや
触れることのできない扉の部分のことであり、また、扉
の「後方」とは、扉の「裏側」よりも奥側であって、必
ずしも扉の部分ではない場所を意味するものである。
【0031】具体的には、下扉40の解錠手段は下扉40に
設けられたシリンダー錠などとし、下扉40の正面側など
外側から鍵で解錠可能にしておき、一方上扉30の解錠手
段は上述したような位置に設け、下扉40を解錠して下扉
40を開放した後、開口部(開口下部14)から手を差し入
れるなどして操作しなければ解錠できないように構成す
ることができる。
【0032】(請求項8) (特徴点)請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃
至7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、請求項8記載の発明は、前
記上扉30は、遊技場の集中管理システムによる指令に基
づいて解錠されるように形成したことを特徴とする。
【0033】ここで、「遊技場の集中管理システムによ
る・・解錠」とは、例えば、各スロットマシンの解錠手
段をホールコンピュータの管理下におくもの、すなわ
ち、ホールコンピュータを操作し解錠指令を出さなけれ
ば、解錠することができないようにするものである。な
お、前記集中管理システムは、下扉30の解錠についても
管理可能であってもかまわない。
【0034】(作用)本発明によれば、遊技場の集中管
理システムの解錠指令が無いと、たとえ下扉40が解錠さ
れており、上扉30の解錠手段が操作可能な状態にあった
としても、上扉30を解錠することができないようにする
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。なお、本実施の形態に係るスロットマシン
は、分離型スロットマシンである。 (図面の説明)図1乃至図6は、本発明の実施の形態を
示すものである。
【0036】図1及び図2は分離型スロットマシンを示
す分解斜視図、図3及び図4はロック機構7を示す断面
図、図5はスロットマシンの外観正面図、図6はホール
コンピュータによる解錠管理の概略図を示す図である。
本実施の形態における分離型スロットマシンは、図1に
示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する
本体キャビネット1、本体キャビネット1内部に着脱自
在に設けられる交換ユニット2、本体キャビネット1の
開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、本体キャビネット
1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成され
ている。
【0037】(本体キャビネット1)本体キャビネット
1は、底板15及び側板16及び天板及び裏板からなる正面
側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つ
の側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そ
して、この中板12の下面には電源ユニット4が設けら
れ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
【0038】ここで、電源ユニット4は、中板12の下面
に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図
示しないが電源装置及び遊技機の設定変更を行うための
設定変更装置が内装されていると共に、電源スイッチ11
0、設定変更スイッチ120等の店操作部100を有してい
る。ところで、前記電源ユニット4を、図1等に示すよ
うに中板12の下方に設けると、ホッパーユニット5から
溢れたメダルを受けて貯めておくためのタンク200を別
の場所に配置する必要なく、操作しやすい位置に店操作
部100を配置することができる。というのは、前記タン
ク200は、この内部にメダルが満杯になったときにメダ
ルを取り出すために店員などが取り外し、メダルを取り
だした後再び元の場所に設置するという様に使用される
ものである。従って、扉を少し開けただけで取り出すこ
とができ、しかも手を奥に差し入れることなく手前側で
出し入れできるように、前扉3の係合部6とは反対側に
配置されるのが好ましい。しかし、タンク200をこの位
置に設置すると、電源ユニット4を同じ位置に設置する
のはスペース上難しく、かといって電源ユニット4が前
扉3の係合部6側にあると、操作をするのに扉を全開し
なければならず、都合が悪い。よって、電源ユニット4
を中板12の下方に、少なくとも店操作部100が中板12の
下方に位置するように設けるのが好ましい。
【0039】さらに、前記電源ユニット4に関しては、
店操作部100(すなわち電源スイッチ110と設定変更スイ
ッチ120)のみをスイッチユニットとして中板12の下方
に配置し、電源装置や設定変更をするための装置は別の
場所、例えば開口上部13内に設けてもよい。上記電源ユ
ニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の
交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、
交換時には設置されたままにしておけるようになってい
るものである。
【0040】また、側板16の正面左側の下部には、前記
下扉40を係合させ、回転自在に支持するための本体係合
部62が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、本体係合部62の対向側の側板16には、下扉40を
閉めた際、下扉40をロックするための突出片90(ロック
機構7)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられてい
る。
【0041】なお、本実施の形態においては、メダルを
貯留すると共にメダルを払い出す払い出し装置としてホ
ッパーユニット5を有するスロットマシンとしたが、遊
技メダルを払い出すことのできる装置であれば、ホッパ
ーユニット5以外の装置が代わりに設けられていてもよ
い。また、中板12は仕切部材として用いられているもの
であるが、これがあることにより、本体キャビネット1
の開口上部13と開口下部14とを完全に分離することがで
き、開口下部14が開放された状態で開口上部13に設置さ
れている装置に異物を挿入する等の不正行為を防ぐこと
ができる。従って、仕切部材としては、開口部11を上下
二つの開口(開口上部13及び開口下部14)に仕切ること
ができるものであれば、板材でなくともよい。
【0042】(交換ユニット2)交換ユニット2は、種
々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての
枠体21と、この枠体21に固定されたリールユニット22及
び基板ユニット24とから形成されている。ここで、リー
ルユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回
転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転
させるための駆動モータを有している。また、前記基板
ユニット24には、遊技及びスロットマシンの作動を制御
するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含
まれている。前記主基板及び副基板は、スロットマシン
の制御装置として機能する。
【0043】前記枠体21の正面左側の縦枠には、前記上
扉30を回転自在に係合するための枠体係合部60が、上下
方向に間隔をおいて二つ設けられている。さらに、枠体
係合部60の対向側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉
30をロックするための突出片90(ロック機構7)が、上
下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
【0044】交換ユニット2は、本体キャビネット1の
中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるもので
ある。そして、固定装置10により本体キャビネット1に
固着される。なお、支持体としては枠体21に限られず、
リールユニット22及び基板ユニット24等の機器を設置す
ることが可能な強度を有する構造体であればよい。
【0045】(上扉30)上扉30は、交換ユニット2の枠
体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の
扉であり、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側
から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り
部33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表
示装置32が設けられているものである。
【0046】ここで、前記飾り部33は、ランプ等により
形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが
点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置32は、
7セグメントLED等により数字を表示するものや、特
に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるい
はCRTなどとしてもよい。さらに、図2に示すよう
に、上扉30の裏面には、前記枠体係合60部に係合可能な
上扉係合部61が上下方向に間隔をおいて二つ設けられて
おり、上扉係合部61の対向側には、ロック機構7が設け
られている。
【0047】(下扉40)下扉40は、本体キャビネット1
の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であ
り、本体キャビネット1の側板16に回転自在かつロック
可能に形成されているものである。下扉40の上部は、ス
ロットマシンを作動させるための操作部41となってお
り、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも
前側に突出するようになっている。また、下部には払い
出されたメダルを溜めておくためのメダル受け43が形成
されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の
表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
【0048】前記操作部41としては、下扉40の上面右端
にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットス
イッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイ
ッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッ
チとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのもので
あり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転
リール23の回転を開始及び停止させるためのものであ
る。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであ
り、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロ
ックが解除されるものである。
【0049】さらに、図2に示すように、下扉40の裏面
側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘
導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレク
ター48が設けられている。そして、下扉40の裏面下部の
左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設
けられている。また、下扉40の裏面には、前記本体係合
部62と係合可能な下扉係合部63が上下方向に間隔をおい
て二つ設けられており、下扉係合部63の対向側には、ロ
ック機構7が設けられている。
【0050】(ロック機構7)ここで、特に本発明の要
点となるロック機構7の詳細について、図面に基づき説
明する。ロック機構7は、図3又は図4に示すように、
上扉30及び下扉40の裏面側部に設けられた固定部70及び
可動部80、本体キャビネット1及び交換ユニット2に設
けられた突出片90とから構成されている。
【0051】まず、上扉30のロック機構7について、図
3に基づき詳述する。図3は、施錠時のロック機構7を
示すものである。ロック機構7は、上扉30の裏板に固定
された固定部70と、固定部70に上下方向に摺動可能に取
り付けられた可動部80を有する。固定部70は可動部80を
支持するためのものであり、可動部80は、枠体21に設け
られた突出片90に係合し上扉30と交換ユニット2とをロ
ックし又はロック解除するためのものである。
【0052】ここで、突出片90は本体キャビネット1に
設けることもできるが、上扉30は交換ユニット2に取り
付けられていることから、交換ユニット2の交換に伴い
上扉30のロック機構7と本体キャビネット1の突出片90
とに微妙なズレが生じることもあり得る。これはロック
部のがたつきの原因となり、このようにがたつきのある
扉は工具などを使用して外部からこじ開けられないとも
限らない。従って、確実にロックされるために、交換ユ
ニット2の枠体21に設けるのが望ましいのである。
【0053】固定部70には、ピン73及びストッパー71が
設けられており、これらで可動部80を支持している。さ
らに、固定部70と可動部80との間に取り付けられたバネ
72が、可動部80を常に上方向に引き上げるようにはたら
いており、一方可動部80には段部83が設けられ、この段
部がストッパー71に当接して可動部80を係止している。
【0054】そして、可動部80には、斜辺81aと溝部81b
を有する係止片81が二つ設けられており、前記溝部81b
に突出片90が引っかかり、かつ前記バネ72が可動部80を
上方向に引っ張っているので、前扉30と交換ユニット2
とがロックされた状態となっているものである。また、
前記可動部80の下端には、ロックを解除するための解除
つまみ82が設けられている。解除つまみ82は、上扉30の
下面よりも下方に突出しており、この解除つまみ82を下
に引っ張ると、係止片81の溝部81bから突出片90が外
れ、ロックが解除される。なお、解除つまみ82は、下扉
40を開けないと操作できないようになっているが、これ
については後述する。
【0055】さらに、開いた状態の上扉30を閉めるとき
には、係止片81の斜辺81aが突出片90に当接し、さらに
扉を閉める方向に押すと可動部80は徐々に下に下がって
いく。そしてさらに扉を閉める方向に押すと、可動部80
がバネ72により上方向に引っ張られているので、ついに
は突出片90が斜辺81aを乗り越えるような形で溝部81bに
嵌り込み、係止片81は突出片90に係止される。すなわ
ち、扉を閉めれば自動的にロックされるように形成され
ているのである。
【0056】以上のように形成されている上扉30と交換
ユニット2は、交換ユニット2を本体キャビネット1に
収納し固定した状態で前扉30を閉めると、本体キャビネ
ット1の開口上部13を塞ぐことができ、同時にロックさ
れて開口上部13を施錠することができる。次に、下扉40
のロック機構7について、図4に基づき詳述する。ここ
で、下扉40のロック機構7の構造は、基本的には上扉30
のものと同様であるので、詳細の重複する部分は説明を
省略し、上扉30と異なる部分の詳細を説明する。
【0057】図4は、施錠時のロック機構7の上部を示
すものである。下扉40のロック機構7は、上扉30のロッ
ク機構7の下端にある解除つまみ82が無い代わりに、鍵
穴44に所定の鍵を差し込んで解錠するようになってい
る。鍵穴44の内部には、特に図示しないが、所定の鍵を
差し込むと嵌り合う溝を有する解錠用鍵と、解錠用鍵か
ら扉内側に向かって延びる解錠用シャフト45が設けられ
ている。そして、解錠用シャフト45の先端には、突起部
を有する解錠用カム46が形成されている。一方、可動部
80の上端部は突出片84となっており、この突出片84には
開口部85が設けられている。さらに、開口部85には、前
記解錠用カム46の突起が係止されている。この状態で、
本体キャビネット1の側壁16に設けられた突出片90が係
止片81の溝部81bに嵌り込み、下扉40と本体キャビネッ
ト1とがロックされている。
【0058】このロックを解除するときは、鍵穴44に所
定の鍵を差し込んで所定方向に回すと、前記解錠用シャ
フト45の先端に設けられた解錠用カム46が、図4におけ
る矢印方向に回転する。このとき、開口部85に係止され
ている解錠用カム46の突起が可動部80を押し下げ、係止
片81の溝部81bから突出片90が外れ、ロックが解除され
る。
【0059】なお下扉40も、上扉30同様に、扉を閉めれ
ば自動的にロックされるように形成されているものであ
る。 (ロック管理)つぎに、上記構成を有する分離型スロッ
トマシンSのロック管理について、図5を用いて説明す
る。図5は、分離型スロットマシンSの外観正面図であ
り、図5(A)は前扉3を閉めた状態、図5(B)は、
下扉40を開けた状態をそれぞれ示すものである。
【0060】まず、図5(A)に示すように、閉扉時に
おいて、上扉30のロック機構7の解除つまみ82は、扉内
部に隠れてしまっているので、分離型スロットマシンS
の外側から操作可能な解錠手段は、鍵穴44のみである。
従って、所定の鍵を用いて下扉40を開けることはできる
が、下扉40が施錠されている状態で上扉30を開けること
はできない。
【0061】また、図5(B)に示すように、下扉40を
解錠して開くと、上扉30のロック機構7の解除つまみ82
が操作可能となる。従って、上扉30を解錠するには、下
扉40を開けて、解除つまみ82を引き下げてロックを解除
しなければならない。このように、下扉40の鍵がなけれ
ば上扉30を解錠できないので、下扉40の鍵の使用を管理
することにより、基板等の一般人には手を触れられたく
ない部品をガードすることができる。ただし、この構成
によれば、下扉40が開いてしまえば上扉30も簡単に解錠
することができる。
【0062】そこで、さらにロック管理を厳重に行う場
合には、下扉40が解錠されても、それだけでは上扉30を
開けることができないように形成することができる。例
えば、上扉30の解除つまみ82を操作するための別の鍵を
設け、この鍵は例えばホールマネージャー等の特定の人
しか取り扱えないように管理するものである。しかし、
この場合は、鍵を複数設けなければならない。
【0063】その他のロック管理として、遊技場の集中
管理システムによるものとすることができる。すなわ
ち、図6に示すように、スロットマシンの上扉30のロッ
ク機構7をホールコンピュータの管理下におき、ホール
コンピュータにより上扉30の解錠をおこなうものであ
る。具体的には、特に図示しないが、上扉30のロック機
構7を所定の解錠指令によりロック解除可能に形成し、
各スロットマシンのロック機構7をロック解除手段と接
続する。そして、このロック解除手段をホールコンピュ
ータの操作盤により操作し、所定の台の上扉30を解錠で
きるようにしたものである。
【0064】このように形成することにより、たとえ下
扉40が開いていても、上扉30はホールコンピュータでロ
ック解除しないかぎり開けることができず、より厳重に
重要部品をガードすることができる。ちなみに、下扉40
については、内部には電源ユニット4やホッパーユニッ
ト5など、店の従業員が操作する必要が多いものが収納
されているので、外部から解錠可能にしておくほうが好
ましいが、下扉40についてもコンピュータ管理としても
かまわない。
【0065】以上、本願発明について、分離型スロット
マシンSを例として述べてきたが、本願発明は分離型で
ないスロットマシンにも適用できるものである。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1及び3乃至7)請求項1及び3乃至7記載の
発明によれば、次のような効果を奏する。
【0067】すなわち、請求項1及び3乃至7記載の発
明によれば、メダル詰まり等のトラブル解消や、遊技機
の電源スイッチを入れる等、ホールの従業員により頻繁
に操作する必要がある払い出し装置及び電源装置が収納
される下扉40と、特定の人でなければ操作できないよう
にすることが望ましい制御装置等が収納される上扉30と
を別個に施錠し、かつ別個に解錠可能とすることによ
り、重要部分をガードできるとともに、通常の店側の操
作もスムースに行えるスロットマシンを提供することが
できる。
【0068】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載
の発明によれば、メダル詰まり等のトラブル解消や、遊
技機の電源スイッチを入れる等、ホールの従業員により
頻繁に操作する必要があるホッパーユニット及び電源装
置が収納される下扉40と、特定の人でなければ操作でき
ないようにすることが望ましい基板等が収納される上扉
30とを別個に施錠し、かつ別個に解錠可能とすることに
より、重要部分をガードできるとともに、通常の店側の
操作もスムースに行える分離型スロットマシンを提供す
ることができる。
【0069】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項8記載の発明によれば、重要部分を確実にガード
することができるスロットマシンを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、分離型スロット
マシンの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、分離型スロット
マシンの、本体から前扉3を外した分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、上扉30のロック
機構7の概略を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、下扉40のロック
機構7の概略を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、分離型スロット
マシンの外観正面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態であって、コンピュー
タによるロック管理システムの概略を示す図である。
【符号の説明】
S 分離型スロットマシン 1 本体キャビネット 10 固定装置 11 開口部 12 中板 13 開口上部 14 開口下部 15 底板 16 側板 2 交換ユニット 21 枠体 22 リールユニ
ット 23 回転リール 24 基板ユニッ
ト 3 前扉 30 上扉 31 図柄表示窓 32 表示装置 33 飾り部 40 下扉 41 操作部 42 メダル投入口 43 メダル受け 44 鍵穴 45 解錠用シャ
フト 46 解錠用カム 48 メダルセレ
クター 49 スピーカ 50 前パネル 6 係合部 60 枠体係合部 61 上扉係合部 62 本体係合部 63 下扉係合部 7 ロック機構 70 固定部 71 ストッパー 72 ばね 80 可動部 81 係止片 82 解除つまみ 83 段部 84 突出片 85 開口部 90 突出片 4 電源ユニット 5 ホッパーユ
ニット 100 店操作部 110 電源スイッ
チ 120 設定変更スイッチ 200 タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 寧洋 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内 (72)発明者 又吉 正弘 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に開口する筺形の本体キャビネッ
    トと、 複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リール
    を回転させるための駆動モータを有するリールユニット
    と、 遊技メダルを払い出すための払い出し装置と、 前記回転リール及び払い出し装置の作動を制御するため
    の制御装置と、 電源装置とを少なくとも有するスロットマシンにおい
    て、 前記本体キャビネットの内部に、前記開口を上下二つの
    開口に仕切る仕切部材を取り付け、 前記仕切部材上側が形成する開口上部を開閉自在に塞ぐ
    上扉と、前記仕切部材の下側が形成する開口下部を開閉
    自在に塞ぐ下扉とを設け、 前記仕切部材の上側には、少なくとも前記リールユニッ
    ト及び制御装置を配置し、前記仕切部材には、少なくと
    も電源装置を取り付け、 前記上扉は、本体キャビネットの開口上部を施錠可能に
    形成すると共に、前記下扉は、本体キャビネットの開口
    下部を施錠可能に形成し、 前記上扉の解錠手段は、前記下扉の解錠手段とは別個に
    設けたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 正面側に開口する筺形の本体キャビネッ
    トと、 複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リール
    を回転させるための駆動モータを有するリールユニット
    と、 遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットと、 前記回転リール及びホッパーユニットの作動を制御する
    ための主基板と、 電源装置とを少なくとも有するスロットマシンにおい
    て、 前記本体キャビネットの内部に、前記開口を上下二つの
    開口に仕切る中板を取り付け、 前記中板上側が形成する開口上部を開閉自在に塞ぐ上扉
    と、前記中板下側が形成する開口下部を開閉自在に塞ぐ
    下扉とを設け、 前記中板上側には、少なくとも前記リールユニット及び
    主基板を交換可能に配置し、前記中板下側には、少なく
    とも前記ホッパーユニット及び設定変更など店が遊技機
    の特性を変更するための操作装置を固定し、 前記上扉は、本体キャビネットの開口上部を施錠可能に
    形成すると共に、前記下扉は、本体キャビネットの開口
    下部を施錠可能に形成し、 前記上扉の解錠手段は、前記下扉の解錠手段とは別個に
    設けたことを特徴とする分離型スロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記仕切部材に、設定変更など店が遊技
    機の特性を変更するための操作装置を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記電源装置の少なくとも操作部が、前
    記仕切部材の下方となるように取り付けたことを特徴と
    する請求項1又は3記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 設定変更など店が遊技機の特性を変更す
    るための操作装置の、少なくとも操作部が前記仕切部材
    の下方となるように取り付けたことを特徴とする請求項
    3又は4記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記下扉は、外部から解錠可能に形成さ
    れており、 前記上扉は、前記下扉を解錠しなければ解錠不能である
    ように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 前記上扉の解錠手段は、前記下扉、前記
    上扉若しくは下扉及び上扉の裏側、又は、前記下扉、前
    記上扉若しくは下扉及び上扉の後方に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6記載のスロットマシン。
  8. 【請求項8】 前記上扉は、遊技場の集中管理システム
    による指令に基づいて解錠されるように形成したことを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のスロ
    ットマシン。
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