JPH10192522A - パチンコ機の前面枠防犯装置 - Google Patents

パチンコ機の前面枠防犯装置

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JPH10192522A
JPH10192522A JP35816396A JP35816396A JPH10192522A JP H10192522 A JPH10192522 A JP H10192522A JP 35816396 A JP35816396 A JP 35816396A JP 35816396 A JP35816396 A JP 35816396A JP H10192522 A JPH10192522 A JP H10192522A
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JP
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stopper
front frame
pachinko machine
opening
switch
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JP35816396A
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Giichi Adachi
義一 足立
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Nippon Pachinko Parts Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pachinko Parts Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパー開閉装置のロックをホールの経営
者或いは責任者が開放しない限り、不正行為者が施錠を
外しても前面枠を開放できず、無理に開放すると開放し
たことを表示して裏ロム交換による不正な賞金獲得を防
止する。 【解決手段】 前面枠を機枠に開閉自由に設け、その機
枠と前面枠の開放側に施錠装置を設けたパチンコ機の前
面枠防犯装置において、前記施錠装置とは別に、前面枠
と機枠との開閉部に前面枠側に係止手段を設け、機枠側
に前記係止手段に係脱可能なストッパーとそのストッパ
ーを回動するストッパー駆動手段とを設けたストッパー
開閉装置を備え、各パチンコ機のストッパー駆動手段を
ホール側の指令手段に関連させ、ホール側の指令手段に
より各パチンコ機のストッパー駆動手段を作動してスト
ッパーを係止手段に係脱し、前面枠の開閉を可能とする
ことを特徴とするパチンコ機の前面枠防犯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機の機枠
に対する前面枠の開閉部に施錠装置を設けたものにおい
て、前面枠と機枠間に別の指令手段で開閉しうるストッ
パー開閉装置を設けてパチンコ機の役物のCPU基盤の
記憶体、即ち正規のロムを不正行為者が出玉の確率を良
くした不正な当りロム(正規のロムに対し裏ロムと呼ば
れる)と交換するのを完全に防止するパチンコ機の前面
枠防犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機では、前面枠は機枠の
片側の枢支部を支点として開閉自由に設け、機枠と前面
枠との開放側に施錠装置として、機枠側の上下に止め金
を設け、前面枠側に前記止め金に係脱しうる鉤杆を枢支
した摺動杆を摺動可能に備え、その摺動杆を常時ばねで
復帰方向へ付勢状に設け、その摺動杆の中央付近に錠前
装置を設け、該前面枠を閉じる時には、前面枠を押し込
むと摺動杆の上下の鉤杆が止め金を乗り越えて係合し、
前面枠を開くときには、錠前装置に鍵を挿入して回すこ
とにより摺動杆をばねに抗して上方へ上げて鉤杆を止め
金より外し、前面枠を開くようにしたものは公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前面枠と機枠
にこのような施錠装置を設けたパチンコ機でも、最近ホ
ールの閉店後、夜間無人のところに不正行為者、例えば
ホールの店員を含む不正行為グループ等が侵入し、任意
のパチンコ機の施錠装置を合鍵等を使用して外して、前
面枠を開き、前面枠の裏側に取り付けてある役物を制御
するCPU基盤の正規のロムを不正行為者が予め作成し
た不正なロム、すなわち出玉の確率を良くした裏ロムと
取り替えて前面枠を閉じて施錠して元通りとしておき、
開店後にその裏ロムをセットした機台で不正行為グルー
プの者が遊戯をして、毎ゲームで大当たりのフィーバー
を繰り返して大量の景品玉を獲得し、高額の賞金を獲得
する犯罪が多発し問題とされている。
【0004】この発明は前記した問題点をなくすように
したもので、前面枠に施錠装置とは別に、ホールの経営
者或いは責任者だけが指令してストッパーを開閉しうる
ストッパー開閉装置を設け、ホールの閉止時間中はホー
ルの経営者或いは責任者がその開閉装置を開放しない限
り、不正行為者が侵入して前面枠の施錠装置を外しても
前面枠を開放できないようにし、不正行為者がそのスト
ッパー開閉装置を無理に引張ってストッパーを折曲げた
とき、ストッパーの開放が不能となり、経営者、責任者
が開店前の点検で気がつき、前面枠の役物を制御する裏
ロム交換による不当な賞金獲得を完全に防止できるよう
にしたパチンコ機の前面枠防犯装置を提供することを主
目的とする。
【0005】また、万一、不正行為者が前面枠を無理に
こじあけてストッパー等を破壊したり、針金等を用いて
ストッパーを回してロックを外して前面枠を開放したと
きは、開放したことを島ボックス内の開閉表示手段に表
示させて経営者或いは責任者が簡単に確認しうるように
して裏ロム交換による不正を未然に防止しうるようにす
ることを目的とする。さらに、ストッパー開閉装置をコ
ントロールボックスの暗証番号の入力、電話による暗証
番号入力等で作動できるようにして暗証番号を知ってい
る経営者或いは責任者だけが開閉できるようにして裏ロ
ム交換による不当な賞金獲得を防ぐようにした前面枠防
犯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のパ
チンコ機の前面枠防犯装置は、前面枠を機枠に開閉自由
に設け、その機枠と前面枠の開放側に施錠装置を設けた
パチンコ機の前面枠防犯装置において、前記施錠装置と
は別に、前面枠と機枠との開閉部に前面枠側に係止手段
を設け、機枠側に前記係止手段に係脱可能なストッパー
とそのストッパーを回動するストッパー駆動手段とを設
けたストッパー開閉装置を備え、各パチンコ機のストッ
パー駆動手段をホール側の指令手段に関連させ、ホール
側の指令手段により各パチンコ機のストッパー駆動手段
を作動してストッパーを係止手段に係脱し、前面枠の開
閉を可能とすることを特徴とするものである。
【0007】上記構成とした第1の発明によれば、ホー
ル側の経営者、責任者が指令手段により各パチンコ機の
ストッパー開閉装置のストッパー駆動手段を作動してス
トッパーを前面枠の係止手段に係脱するようにしたの
で、ホールの閉店時に経営者、責任者が開閉装置を作動
してストッパーでロックしておき、若し不正行為者が前
面枠の施錠を外しても前面枠を開放不可能にしておく。
不正行為者が前面枠を無理に引っ張った時ストッパーが
曲ったり、破壊されて、ストッパーの開放が不能とな
り、経営者、責任者はホールの開店前の点検で、指令手
段でストッパーの開放をする時、開放不能な機台を簡単
に見つけることができる。従って、前面枠の役物を制御
するロムを裏ロムと取替えるのを未然に防止できる。な
お、ホールの開店時には同じく経営者、責任者等が開閉
装置を作動してストッパーを外しておき、開店後は玉詰
まり等のトラブルに応じて店員が前面枠の施錠装置を鍵
で外して開放し裏側の調節を行うことができるようにす
る。
【0008】請求項2の発明は、前記ストッパー開閉装
置にストッパーに関連してスイッチ作動片を共動可能に
設け、該スイッチ作動片に切換スイッチを臨ませて設
け、該切換スイッチをパチンコ機の島ボックス内の開閉
表示手段と関連させ、不正行為者がホールの閉止時間中
に不正に前面枠を開放した時島ボックスの開閉表示手段
に開放を表示しうるようにセットしたことを特徴とする
ものである。
【0009】前記構成とした第2の発明を請求項1に組
合わせれば、閉店時にホール側の経営者、責任者が指令
手段により開閉装置のストッパー駆動手段を作動してス
トッパーでロックしたとき、ストッパーとともに回動す
るスイッチ作動片で切換スイッチの接触片を押してスイ
ッチをONとして各島ボックスの開閉表示手段の表示を
点灯してストッパーのロック状態を示すようにしてお
き、ホールの閉止時間中に万が一不正行為者が、例え
ば、前面枠を無理にこじあけストッパーを破壊して前面
枠を開放したときは、ストッパーと共にスイッチ作動片
も引張られて切換スイッチの接触片から外れ、或いは不
正行為者が針金等を用いてストッパーを回してロックを
解くとスイッチがOFFとなり、その機台の島ボックス
の開閉表示手段の表示が消えた状態となり、経営者、責
任者が開店前に各島ボックスの開閉表示手段の表示が消
えているか否かを確認して、前面枠を開放したかどうか
を一目で判別できるようにしてある。従って、若しCP
U基盤のロムが裏ロムと取替えてあっても、開店前にそ
れを簡単に発見して、損害を未然に防止できる。
【0010】請求項3の発明は、前記指令手段として、
コントロールボックスに暗証番号入力装置を設け、該入
力装置に暗証番号を入力することにより各パチンコ機の
ストッパーの駆動手段に開閉作動の指令を送るようにし
たことを特徴とするものである。
【0011】前記構成とした第3の発明を請求項1に組
合わせれば、ホールの閉店後に経営者、責任者がコント
ロールボックスの暗証番号入力装置に「閉止」の暗証番
号を入力することにより駆動手段を作動して開閉装置の
ストッパーで前面枠をロックでき、ロックしたことを島
ボックスの開閉表示手段に表示でき、又、ホールの開店
前には同じくコントロールボックスに「開放」の暗証番
号を入力することによりストッパーを回してロックを解
除することができ、ロック解除を島ボックスの開閉表示
手段に表示できる。
【0012】請求項4の発明は、前記指令手段として、
電話、モデムをコントロールボックスと関連させたこと
を特徴とするものである。
【0013】前記構成の第4の発明を請求項1又は3と
組合わせることにより、ホールの閉店後に経営者、責任
者が電話によりコントロールボックスの暗証番号入力装
置に「閉止」の暗証番号を入力することにより駆動手段
を作動して開閉装置のストッパーでロックでき、又、ホ
ールの開店前にも同じく電話によりコントロールボック
スの入力装置に「開放」の暗証番号を入力することによ
りストッパーを外すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に示すようにパチン
コ機枠1の片側枢支部11に前面枠2を開閉自由に枢支
し、その前面枠には遊戯盤が備えられ、遊戯盤の裏面に
役物等を制御するCPU基盤が備えられ、CPU基盤に
役物の正規ロムを取付けてある。この前面枠2と機枠1
の開放側に施錠装置Aとして、機枠側の上下に止め金1
2を設け、前面枠側に前記止め金12に係脱しうる鉤杆
13を上下に枢支した長尺の摺動杆14を上下摺動可能
に備え、その摺動杆14を常時ばね15で復帰方向へ付
勢状に設け、その摺動杆14の中央付近に錠前装置16
を設け、前面枠2を閉じる時にはそれを押し込むと摺動
杆14の上下の鉤杆13が止め金12を乗り越えて係合
し、前面枠2を開くときは、錠前装置16に鍵17を差
し込んで回すことにより摺動杆14をばね15に抗して
上方へ上げて鉤杆13を止め金12より外して開くこと
ができるようにしてある。
【0015】この発明の実施形態は、図1乃至図9に示
すように、上記施錠装置Aを備えたパチンコ機におい
て、その施錠装置Aとは別に、前面枠2の下部適所に係
止手段3としてL型の掛止め具を設け、機枠1側の下部
にストッパー開閉装置4を設け、該開閉装置のストッパ
ー41をストッパー駆動手段のモータMにより回動して
前記係止手段3に係脱可能とし、各パチンコ機のストッ
パー駆動手段Mをホール側の指令手段5に関連させ、ホ
ール側の指令手段によりストッパー駆動手段Mを作動し
てストッパー41を掛止め具3に係脱し、前面枠の開閉
を可能としてある。
【0016】また、図4乃至図9に示すように、ストッ
パー開閉装置4のストッパー41はほぼ半円形の板体
で、その板体の中央上部を後述の回動軸44に嵌合して
上部において取付部41aをねじ45で軸に固定する。
回動軸44は両端を取付基板42とコ字型取付板43に
回動自由に支持し、前記ストッパー41を該回動軸44
の先端に嵌合してねじ45で固定し、かつ軸44の中程
にスイッチ作動片47を固定し、かつ又軸44の後部の
挿入孔46にストッパー駆動手段のモータMの駆動軸4
8を嵌合してねじ49で結合し、モータMの駆動により
半円形のストッパー41を上方又は下方に回動して係止
手段の掛止め具3に係脱可能としてある。
【0017】指令手段5としては、ホールのマスターコ
ントロールボックスBに暗証番号入力装置を設け、該入
力装置に暗証番号を入力することにより各パチンコ機の
ストッパー開閉装置のストッパー駆動手段のモータMを
作動してストッパー41を掛止め具3に係脱可能とす
る。また、指令手段5として電話51、コンピュータの
モデム52をマスターコントロールボックスに関連さ
せ、電話51により暗証番号を入力できるようにして、
経営者、或いは責任者が遠隔よりストッパー駆動手段M
を駆動できるようにしてある。
【0018】また、スイッチ作動片47は大径の円弧状
スイッチ作用部を前記ストッパー41とは反対側に突出
し、ストッパー41とスイッチ作動片47を共動できる
ように設け、スイッチ作動片47の直下に切換スイッチ
Sを臨ませて取付板43に設け、前面枠をストッパーで
ロックする時には、モータMの駆動でストッパー41を
回動してロック位置に停止し、スイッチ作動片47がス
イッチの接触片50を押してスイッチSをONとし、ま
た前面枠のロックを解除する時には、モータMの駆動で
ストッパー41を回動して取付板43内に収めて止め、
スイッチ作動片47がスイッチSの接触片50より離れ
てスイッチをOFFとするようにしてある。この切換ス
イッチSはホールの閉止時間中に、不正行為者が前面枠
を無理にこじあけてストッパー41を引張って、スイッ
チ作動片が引張られてこわされ、接触片50との接触が
外れるとスイッチSがOFFとなり、又不正行為者が前
面枠の裏に針金等を差込み、ストッパーを回してロック
を外した時もスイッチSがOFFとなるようにセットす
る。
【0019】また、ストッパーの開閉時に開閉を示す開
閉表示手段6として、不正行為者に外部より見えないよ
うに各島のコントロールボックス(島ボックス)B1
2 ・・・の内部に前面枠の不正な開放を示す表示灯6
1又は警報器を設け、ホールの閉止時間中、ストッパー
をロックしたときにはスイッチSをONとして島ボック
ス内の表示灯61を点灯した状態、或いは警報器をOF
F状態にセットする。
【0020】而して、経営者或いは責任者が閉店時には
マスターコントロールボックスで指令をしてモータを駆
動してストッパーを回動して係止手段に係合してロック
し、かつ、タイマーにストッパーの閉止時間例えば午後
11時から翌日の午前9時までの閉止を設定して、その
閉止時間中に島ボックス内のLEDを点灯するように
し、又午前9時には自動的にロック解除となるようにし
てある。ストッパーのロック解除は手動で行うようにし
てもよい。
【0021】この閉止時間帯において、図9のように万
一、不正行為者が前面枠2を無理やり引張ってストッパ
ー41が曲がるとストッパーを開放しようとしても折れ
曲がったストッパー41が取付基板42等に当たって回
すことができなくなるので、経営者、責任者はストッパ
ーが開放できない機台を簡単に見つけ出すことができ
る。又無理に前面枠をこじあけ、ロックするストッパー
を破壊したり、或いは取付基板、取付板等ごと破壊され
た時、スイッチ作動片又は接触片もこわされて作動片が
接触片より外れ、直ちにスイッチがOFFとなって島ボ
ックス内の表示灯が消えた状態となり、或いは警報が鳴
った状態となるようにしてある。スイッチの破壊があっ
た時には警告灯が消えっぱなしとなるようにしておく。
又、不正行為者が機台の隙間より針金等を差し込んでロ
ック状のストッパーを回してロックを外し、スイッチが
OFFとなったとき、前記と同じく島ボックス内の表示
が消えた状態となるようにしてある。従って、翌日経営
者或いは責任者が開店前に各島ボックスの表示灯61の
点灯の有無、警報器の警報の有無を確認して不正に開放
された機台を見つけることができる。開店時には経営
者、責任者がモータでストッパーを開放したときは、表
示灯、警報器は消えるようにセットしておく。
【0022】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲において様々な形態で実施しうるものであ
る。
【0023】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図3において、1はパチンコ機枠、2
はその機枠に開閉自由に枢支した前面枠で、前面枠には
遊戯盤を備え、その裏面に景品玉流路、セーフ玉流路、
セーフ玉制御器等を備え、かつ役物を制御するCPU基
盤等を備えてある。CPU基盤には役物の正規のロムを
取付けてある。この前面枠2と機枠1の開放側に施錠装
置Aとして、機枠側に止め金12を設け、前面枠側に上
下に鉤杆13を枢支した摺動杆14を上下摺動可能に備
え、その摺動杆14を常時ばね15で復帰方向(下方
へ)付勢し、その摺動杆14の中央付近に錠前装置16
を設け、前面枠を押し込んで鉤杆13を止め金12に係
合し、鍵17で錠前装置16を外して前面枠を開くよう
にしてある。
【0024】図2乃至図9において、3はL型の掛止め
具で、前記前面枠2の背面下部に下向きに固定してあ
る。4はストッパー開閉装置で、機枠1の下部内面で前
記掛止め具の直下に相当する位置に取付基板42をねじ
で固定し、該取付基板42にコ字型取付板43をねじで
固定し、その取付基板42と取付板43の貫通孔の軸受
けに回動軸44の両端を回転自由に軸支する。回動軸4
4は先端より中程まで断面D型とし、かつ後部中心に挿
入孔46を設ける。
【0025】ストッパー41は半円形で、その直線部中
央の取付部41aをL型に折曲げかつ半円形の上部中央
に同じくD型の穴を設け、このストッパー41の穴を軸
44に嵌合してL型の取付部41aを軸44の平らな面
に当て、かつ取付部の先端をスイッチ作動片47に当接
し、ねじ45を螺合して固定する。スイッチ作動片47
は片側を大きい半径の円弧状のスイッチ作用部47aと
し、他側を小さい半径の曲面47bとし、その作動片の
軸孔は前記軸に嵌合するようにD型とし、軸44に先端
から嵌めて段44aに当たるまで押し込み、しかる後、
前記ストッパー41を嵌合してねじ45を固定し、スイ
ッチ作動片47を止めてある。スイッチ作動片47の形
状は図示のものに限られるものではなく、例えばダルマ
型としてもよい。
【0026】取付板43の後面には、駆動手段のモータ
Mを設け、そのモータMの駆動軸48を前記回動軸44
の後部の挿入孔46に嵌合しねじ49で固定し、モータ
Mによりストッパー41を上方より下方又は下方より上
方へ約180度回動してロック位置又はロック解除位置
に停止するようにしてある。図6および図7で、ストッ
パー41の円弧状係止面を掛止め具3より離反させ下方
に回してコ字型取付板43内に収めて止め、前面枠のロ
ックを解除して開放できるようにした場合を示す。図8
および図9で、ストッパー41の円弧状係止面を上方へ
回動してその係止面を掛止め具3に係合して止め、前面
枠をロックして開放できないようにした場合を示す。上
記実施例でストッパー41を半円形としたが、これに限
られるものではなく、例えば扇形でも、四角形等適宜形
状でもよい。
【0027】また、スイッチ作動片47は前記ストッパ
ー41とは反対側に突出するように固定し、ストッパー
41と共動可能に設け、そのスイッチ作動片47の直下
で取付板43の内面の取付台に先端にコロ50aを付け
た接触片50をスイッチに接離するように備えた切換ス
イッチSを取付け、ストッパーのロック時スイッチ作動
片47のスイッチ作用部47aが切換スイッチSの接触
片50を押してONとし、ストッパーのロック開放時ス
イッチ作動片47の小径の曲面47bが下方に位置して
切換スイッチの接触片50より離反してスイッチをOF
Fとするようにセットする。
【0028】図8および図9で、ストッパー41を上方
にモータMで回動してロックしたとき、スイッチ作動片
47で接触片50を押してスイッチがONとなり、図6
および図7でストッパー41を下方に回動してロック解
除としたとき、スイッチ作動片47が接触片50より離
反してスイッチがOFFとなった場合を示してある。而
して、図9に示すように不正行為者がストッパー41で
ロックされた前面枠2を無理やりこじあけると、ストッ
パー41とともに取付基板42、取付板43が外れた
り、軸44のスイッチ作動片47が引張られ、スイッチ
作動片又はスイッチの接触片がこわれ、スイッチ作動片
とスイッチの接触片50との接触が離れてスイッチがO
FFとなり、又、不正行為者が針金等を機台の隙間等よ
り差込んでロック状のストッパーを回してロックを外し
たときもスイッチがOFFとなるようにセットしてあ
る。
【0029】図1において、各パチンコ機のストッパー
開閉装置4のモータM、切換スイッチSを島ボックスB
1 、B2 ・・・に関連接続し、各島ボックスを指令手段
5のマスターコントロールボックスBと接続し、マスタ
ーボックスの暗証番号入力装置を設け、該入力装置に暗
証番号を入力してストッパー開閉装置4のモータMを作
動し、ストッパー41の開閉作動の指令を出すようにす
る。又コントロールボックスBにはコンピュータ、モデ
ム52、電話51を接続して電話で暗証番号を入力でき
るようにすることもできる。開閉表示手段6として表示
灯61、例えばLEDを不正行為者に外から見えないよ
うに島ボックスB1 、B2 ・・・の内部に設けてストッ
パー開閉装置4の切換スイッチSと接続し、該切換スイ
ッチSのON、OFFによりLED61を点灯又は消灯
するように設ける。又、不正行為により前面枠を開放し
たり、スイッチをOFFとしてLED61を消灯した時
には消灯したままとなるようにし、消えていることで前
面枠のロックを外されたことを確認できるようにしてあ
る。表示手段6としては表示灯の表示のほか、警報器を
備えて警報音を発するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】この発明の請求項1のパチンコ機の前面
枠防犯装置によれば、前面枠に施錠装置とは別に、ホー
ルの経営者或いは責任者が指令してストッパーを開閉し
うるストッパー開閉装置を設け、ホールの経営者或いは
責任者が指令手段で指令してその開閉装置を開放しない
限り、不正行為者が侵入して前面枠の施錠装置を外して
も前面枠を開放できないようにしたので、不正行為者が
前面枠を開けようとして無理に引っ張ると、ストッパー
が曲がってしまうなどストッパー装置が破壊されて、ス
トッパーを開放できなくなり、従って、経営者、責任者
は開店前の点検でストッパーの開放ができない機台を見
つけだすことができ、その機台で不正行為があったこと
を知ることができ、閉店後、夜間、無人でも前面枠の遊
戯盤のCPU基盤のロムを裏ロムと交換をしようとする
不正行為を完全に防止することができ、不正行為者が不
正に高額の賞金を獲得するのを未然に防止し、ホールが
損害をこうむらないようにできる。
【0031】請求項2の発明によれば、万が一、不正行
為者がストッパーをロックしてあるにかかわらず前面枠
をこじあけてそのストッパー開閉装置を破壊して前面枠
を無理やり開放したときは、切換スイッチを作用して前
面枠が開放されたことを島ボックス内の開閉表示手段に
表示できるので、経営者或いは責任者が開店前の点検
で、前面枠が開放された機台があるか否かを簡単に確認
することができる。而して、開放された表示があれば、
パチンコ機の遊戯盤のCPU基盤の正規ロムを裏ロムと
取替えたものを簡単に見つけ出すことができ、不正行為
グループによる不正な賞金獲得を完全に防ぐことができ
る。
【0032】請求項3の発明によれば、ホールのマスタ
ーコントロールボックスの入力装置で暗証番号を入力す
ることによりストッパー開閉装置を作動してロックし、
ロックを解除して前面枠を開閉できるシステムとしたの
で、閉店後ストッパーをロックした後の閉止時間帯は暗
証番号を知っている経営者或いは責任者でなければスト
ッパーを作動して前面枠を開閉できず、従ってそのホー
ルの店員等であっても前面枠を開くことができず、不正
行為を防止できる。また請求項4の発明によれば、遠隔
で電話でその暗証番号を入力するだけでストッパー開閉
装置を作動できるので、経営者或いは責任者にとって便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパチンコ機の前面枠防犯装置を示す
説明図である。
【図2】パチンコ機の機枠と前面枠を示す縦断面図であ
る。
【図3】同横断面図である。
【図4】掛止め具、取付基板とストッパー開閉装置の斜
視図である。
【図5】ストッパー開閉装置の平面図である。
【図6】同、ストッパーのロック解除状態の一部破断正
面図である。
【図7】同、ストッパーのロック解除状態の断面図であ
る。
【図8】同、ストッパーのロック状態の一部破断正面図
である。
【図9】同、ストッパーのロック状態の断面図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機枠、2…前面枠、3…係止手段、4…ス
トッパー開閉装置、5…指令手段、B…マスターコント
ロールボックス、B1 …島ボックス、B2 …島ボック
ス、6…開閉表示手段、41…ストッパー、M…モー
タ、S…切換スイッチ、47…スイッチ作動片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面枠を機枠に開閉自由に設け、その機枠
    と前面枠の開放側に施錠装置を設けたパチンコ機の前面
    枠防犯装置において、 前記施錠装置とは別に、前面枠と機枠との開閉部に前面
    枠側に係止手段を設け、機枠側に前記係止手段に係脱可
    能なストッパーとそのストッパーを回動するストッパー
    駆動手段とを設けたストッパー開閉装置を備え、各パチ
    ンコ機のストッパー駆動手段をホール側の指令手段に関
    連させ、 ホール側の指令手段により各パチンコ機のストッパー駆
    動手段を作動してストッパーを係止手段に係脱し、前面
    枠の開閉を可能とすることを特徴とするパチンコ機の前
    面枠防犯装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパー開閉装置にストッパーに関
    連してスイッチ作動片を共動可能に設け、該スイッチ作
    動片に切換スイッチを臨ませて設け、該切換スイッチを
    パチンコ機の島ボックスの開閉表示手段と関連させ、不
    正行為者がホールの閉止時間中に不正に前面枠を開放し
    た時島ボックスの開閉表示手段に開放を表示しうるよう
    にセットした請求項1記載のパチンコ機の前面枠防犯装
    置。
  3. 【請求項3】前記指令手段として、コントロールボック
    スに暗証番号入力装置を設け、該入力装置に暗証番号を
    入力することにより各パチンコ機のストッパーの駆動手
    段に開閉作動の指令を送るようにした請求項1記載のパ
    チンコ機の前面枠防犯装置。
  4. 【請求項4】前記指令手段として、電話、モデムをコン
    トロールボックスと関連させた請求項1又は3記載のパ
    チンコ機の前面枠防犯装置。
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Cited By (6)

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