JP2009114789A - 郵便ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生した時扉を容易に開くことができる。解除操作部が外部に露出しないようにして防犯性を向上させると共に、外部に露出しない解除操作部の操作が外部から簡単にできる。
【解決手段】扉3で開口部を閉じた状態で扉3側に設けた被係止部5をボックス本体1側に設けた係止部6に電気錠7により係止するようにした郵便ボックスである。電気錠7の電気的操作による解除とは別に、電気錠7の可動部9を操作して被係止部5を係止部6より解除するための解除操作部10をボックス本体1内に配置する。この解除操作部10を投入口4から挿入自在な治具11により操作自在とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、郵便ボックス、特に、郵便ボックスにおいて、停電その他の理由で電気錠を電気的に解除できない際に扉を緊急に解除するための技術に関するものである。
従来から、ボックス本体の開口部に扉を開閉自在に取付けて構成したボックスにおいて、扉を閉じた際に、ロック機構を電磁ソレノイドを用いた電気錠により施錠するようにしたものが広く知られている。
ところが、電気錠は停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生すると電気的に解除できなくなる。そこで、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等により電気錠を電気的に解除できない場合に、ロック機構を機械的に解除させる棒状の解除操作部を設けたものが特許文献1により提案されている。
この特許文献1に示された従来例は、ボックスの壁部の外面に固定したベース板にロック機構、電気錠、解除操作部を取付け、ベース板にカバー板を被せることで、ベース板とカバー板とでロック機構、電気錠、解除操作部の上端部を除いた部分を覆い、ベース板の上端面部に設けた切欠部から上下方向に移動自在な解除操作部の上端部を突出させるようになっている。
そして、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等により電気錠を電気的に解除できない場合、ボックスの壁部の外面に固定したベース板の上端面部に設けた切欠部から上方に突出する解除操作部の上端部を操作することで、ロック機構を解除させることができるようになっている。
上記ボックスは、解除操作部の上端部がボックスの壁部の外面側において外部に露出しているので、防犯上、解除操作部の上端部が外部に露出しないようにする必要がある。このため、上記ボックスは、シャーシに複数個並べて取付け、各ボックスの扉側が外面となるように装置に組み込み、解除操作部の上端部が外部に露出しないようにしている。
したがって、電気錠を電気的に解除できなくなった場合は、装置からシャーシを取外し、シャーシからボックスを取外した後、切欠部から上方に突出する解除操作部の上端部を操作しなければならず、ロック機構の解除が極めて面倒であるという問題がある。
そこで、本発明者は本発明に至る過程で、ボックス本体内にロック機構、電気錠、解除操作部を配置し、ロック機構を機械的に解除させる解除操作部が外部から判らないようにすることを考えたが、この場合は、扉が閉じられているためボックス本体内にある解除操作部を操作できないので、ロック機構を解除させることができない。強いて解除操作部を操作するにはボックス本体の開口部の縁部と扉の縁部との間の僅かな隙間から治具を無理やり挿入して解除操作部を操作することが考えられるが、これだと、治具によりボックス本体の開口部の縁部や扉の縁部を傷付けてしまうという問題があり、また、治具による解除操作部の操作もしにくいという問題があって、現実的ではない。
特開平8−13863号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、解除操作部が外部に露出しないようにして防犯性を向上させると共に、外部に露出しない解除操作部の操作が外部から簡単にできて、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生した時扉を容易に開くことができる郵便ボックスを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る郵便ボックスは、ボックス本体1と、ボックス本体1に設けた取出し用開口部2に開閉自在に取付けた扉3と、ボックス本体1内に配達物を投入するための投入口4とを備え、扉3で開口部を閉じた状態で扉3側に設けた被係止部5をボックス本体1側に設けた係止部6に電気錠7により係止するようにした郵便ボックス8において、上記電気錠7の電気的操作による解除とは別に、電気錠7の可動部9を操作して被係止部5を係止部6より解除するための解除操作部10をボックス本体1内に配置すると共に、この解除操作部10を投入口4から挿入自在な治具11により操作自在として成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生して電気錠7を電気的に解除することができない場合は、郵便ボックス8に元々備わっている投入口4から治具11を挿入して該治具11によりボックス本体1内に配置した解除操作部10を操作して電気錠7の可動部9を操作することで、被係止部5を係止部6から解除して扉3を開くことができる。また、解除操作部10がボックス本体1内に配置してあることで、解除操作部10が外部に露出することがなく、解除操作部10を操作して郵便ボックス8内の郵便物のような投入物を盗まれたりすることがなく、また、子供がいたずらで解除操作部10を操作したりするのを防止できる。
また、ボックス本体1の前面側に投入口4を設けると共にボックス本体1の背面側に扉3を開閉自在に取付けた取出し用開口部2を設け、電気錠7の可動部9をボックス本体1の側壁に沿って略水平方向に可動自在に配設し、前記解除操作部10を可動部9よりも投入口4側に延設してあることが好ましい。
このような構成とすることで、前入れ、後出しの郵便ボックス8において、解除操作部10と投入口4との距離を短くでき、投入口4から治具11を挿入して操作する際、治具11による解除操作部10の操作が容易にできる。
また、解除操作部10を投入口4側に向けて移動操作することで被係止部5が係止部6から係止解除されるように構成してあることが好ましい。
このような構成とすることで、解除操作部10の係止解除のための移動操作方向が、投入口4から郵便物や新聞等の投入物を入れる方向と逆方向になり、投入口4から投入物を入れる際に誤って解除操作部10が係止解除方向に移動することがない。
また、ボックス本体1内において、係止部6、電気錠7、解除操作部10をカバー12により覆い、該カバー12の解除操作部10に対応する部位に投入口4から挿入した治具11の先端が挿入できる窓部13を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、係止部6、電気錠7、解除操作部10をカバー12で覆って、係止部6、電気錠7、解除操作部10に誤って郵便物や新聞等の投入物が当ることがなく、誤って被係止部5が係止部6から解除されるといったことがない。しかも、カバー12で覆ってあるにもかかわらず、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生して電気錠7を電気的に解除することができない場合に、投入口4から治具11を挿入して該治具11の先端を窓部13から入れて解除操作部10を操作することができる。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、上記のように、解除操作部をボックス本体内に配置すると共にこの解除操作部を投入口から挿入自在な治具により操作自在としてあるので、解除操作部が郵便ボックスの外部に露出せず、防犯効果に優れており、しかも、このように解除操作部をボックス本体内に配置したと言えども、郵便ボックスに本来備わっている投入口を利用して治具を挿入して解除操作部の操作ができ、解除操作部の操作が容易に行えるものであり、また、このように郵便ボックスに本来備わっている投入口を利用して解除操作部の操作ができるので、別途余分な孔開けなどの加工が必要でないと共に郵便ボックスのデザイン性を損なわない。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、電気錠の可動部をボックス本体の側壁に沿って略水平方向に可動自在に配設し、解除操作部を可動部よりも投入口側に延設してあるので、解除操作部と投入口との距離を短くでき、投入口から治具を挿入して解除操作部を操作する際、治具による解除操作部の操作が容易にできる。
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、解除操作部を投入口側に向けて移動操作することで被係止部が係止部から係止解除されるので、投入口から投入物を入れる際に誤って解除操作部を操作して被係止部が係止部から解除されるといった誤動作が生じない。
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、係止部、電気錠、解除操作部をカバーにより覆うので、投入口から投入物を入れる際に係止部、電気錠、解除操作部に当らず、誤って被係止部が係止部から解除されるといった誤動作が生じない。しかも、誤動作が生じないようにカバーで覆ったにもかかわらず、カバーの解除操作部に対応する部位に投入口から挿入した治具の先端が挿入できる窓部を設けるので、投入口から挿入した治具の先端を窓部から入れて解除操作部を操作して簡単に解除操作部の操作ができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
郵便ボックス8は、主体を構成するボックス本体1と、ボックス本体1に設けた取出し用開口部2に開閉自在に取付けた扉3と、ボックス本体1内に配達物を投入するための投入口4とを備えることで構成してある。
添付図面に示す実施形態においては、図1、図4に示すように、ボックス本体1内を仕切り37により上下に複数の分割空間に仕切って各分割空間をそれぞれポスト部14として、上下複数のポスト部14の背面開口部がそれぞれ取り出し用開口部2となっている。このようにボックス本体1の背面側に上下方向に複数並んで開口した取り出し用開口部2にはそれぞれ扉3が開閉自在に取付けてある。
また、ボックス本体1の前面部にはボックス本体1内に上下に複数設けた各ポスト部14に対応した部位にそれぞれ郵便物や新聞等の配達物を投入するための投入口4が設けてある。
このように、添付図面に示す実施形態では、ボックス本体1の前面側に投入口4を設け、ボックス本体1の背面側に取出し用開口部2を設けると共に該取出し用開口部2に開閉自在に扉3を取付けたいわゆる前入れ、後ろ出しタイプの郵便ボックス8が示してある。
各扉3はそれぞれ一端部がボックス本体1の背面側に上下に複数設けた各取出し用開口部2の縁部(一側縁部)に枢支部15により回動自在に連結してあり、この扉3の他端部(枢支部15と反対側の端部)の裏面側には被係止部5が設けてある。実施形態では扉3の裏面から突出する一対の突片36の先端間に被係止棒5aを架設することで被係止部5を構成してある。
ボックス本体1に複数設けた各取出し用開口部2の上記扉3を取付けている枢支部15と反対側の縁部(他側縁部)付近には錠機構16が取付けてある。
図2、図3に示すように、錠機構16は、基台17に係止具18、電気錠7、解除操作部10を取付けて構成してあり、基台17をボックス本体1の一側壁の内面部に固定してある。
係止具18は、一端部にU字状部19が設けてあって該U字状部19が上記扉3に設けた被係止部5の被係止棒5aを嵌め込んで係止するための係止部6となっており、また、係止具18の中央部を軸20で基台17に回動自在に軸支してあり、更に、係止具18の他端部に凹状をした第2係止部21が設けてある。
係止具18の一端部の係止部6を構成するU字状部19は、U字状の対向する側片部22a、22bのうち一方の側片部22aの先端から導入・導出部23が突設してある。
係止具18にはばね24が取付けてあり、係止具18の先端部をボックス本体1の取出し用開口部2よりも外方に突出させるように回動するばね力を付与してある。錠機構16には回動防止部(図示せず)が設けてあり、ばね24により係止具18の先端部をボックス本体1の外に突出させると所定傾斜姿勢で係止具18が回動防止部に当ってそれ以上回動することなく、所定傾斜姿勢を保つようになっている。この係止具18の先端部がボックス本体1の外に突出して回動防止部に当っている所定傾斜姿勢において、上記側片部22aの先端部の導入・導出部23がちょうど扉3に設けた被係止棒5aと同じ高さ位置となるように設定してあり、扉3を閉じると被係止棒5aが導入・導出部23の先端部に当たり、更に扉3を閉じる方向に回動することで、被係止棒5aが導入・導出部23を押すことで係止具18を回動して起立すると共に、被係止棒5aが導入・導出部23にガイドされてU字状部19の開口からU字状部19の溝奥側に向けて被係止棒5aがはめ込まれ、図2のように係止される(つまり、被係止部5である被係止棒5aが係止部6であるU字状部19に係止される)。
電気錠7は電磁ソレノイドにより構成してあり、ボックス本体1の側面部の内面側に取り付けた基台17に略水平に配置してあり、電気錠7は後方に向けて可動部9(つまり電磁ソレノイドのプランジャー)が突出しており、この可動部9はボックス本体1の側縁部の内面に沿って前後方向に移動自在となっている。可動部9には連結部25が設けてある。更に、この可動部9の先端部にはロック棒26が設けてあり、ロック棒26の先端(後端)に傾斜面が設けてある。可動部9はばね(図示せず)により突出方向(後方)に向けて弾性付勢力が付与してあり、電磁ソレノイドに通電することで、可動部9をばね力に抗して後退するようになっており、通電を停止すると、ばね力で再び可動部9が突出するように構成してある。
そして、係止具18がボックス本体1内に後退して起立姿勢になって被係止部5が係止部6に係止すると、ロック棒26が先端の傾斜面にガイドされて第2係止部21に係止して被係止部5が係止部6に係止された状態が維持され(図2の状態)、ボックス本体1の取出し用開口部2を扉3で閉塞した状態で施錠されることになる。
一方、電気錠7を開錠してロック棒26が後退して第2係止部21との係止が解除されると、ばね24のばね力で係止具18が回動して係止具18の先端部がボックス本体1の取出し用開口部2よりも外方に突出するようになっている。
このように、ばね24により先端部がボックス本体1の取出し用開口部2よりも外方に突出するように係止具18が回動すると、図3のように、U字状部19が回動してU字状部19内に嵌め込まれて係止されていた被係止棒5aが回動する側片部22aにより外方向に押されながらU字状部19の開口側に向けて外方に向けて移動し、更に、該被係止棒5aが側片部22aの先端部の導入・導出部23により押されることで扉3が外方に押出され、扉3が開くようになっている。
基台17には解除操作部10を構成する移動部材27が前後方向に移動自在に取付けてある。移動部材27にはスライド用突起28が突設してあり、該スライド用突起28を基台17に設けた前後方向に長い長孔29にスライド自在に嵌め込むことで取付けてある。また、移動部材27の前部は前方(投入口4側)に向けて延出してあって延出部27aとなっており、この延出部27aは前方に最も移動した状態はもちろん、後方に最も移動した状態においても、前後方向を向くように配置した電気錠7の可動部9よりも投入口4側にずれた位置まで延出してある。
延出部27aの延出先端部(前端部)には掛止部33となる孔や切欠き、あるいは折り曲げ部等が形成してある。この掛止部33は基台17の前端よりも更に前方に向けてずれた位置にある。
上記のように前後方向に移動自在な移動部材27にはばね材38により前方(投入口4と反対方向)に向けて弾性付勢してある。添付図面に示す実施形態では、ばね材38を構成するコイルスプリングの両端部を、基台17の後部に設けたばね取付け部30と、移動部材27に設けたばね取付け部31とに取付けることで、移動部材27に後方に向けて弾性付勢してある。
移動部材27には可動部9の連結部25に連結するための被連結部32が設けてあって、図3に示す実施形態では、被連結部32を連結部25に引掛け係止することで連結してあり、移動部材27をばね材38のばね力に抗して前方に移動させると、可動部9をばね力に抗して前方に移動させることができるようになっている。
ここで、図5乃至図7に示すように、ボックス本体1の一側壁の内面部にカバー12を取付け、該カバー12により錠機構16を覆い、投入口4からポスト部14内に投入された投入物が係止部、電気錠7、解除操作部10等に当らないようにしてもよい。
カバー12には解除操作部10である移動部材27に設けた掛止部33の前後移動範囲に対応した部位に前後方向に細長くなった窓部13が設けてある。
上記のような構成の郵便ボックス8において、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生した場合は、電気錠7を開錠して被係止部5を係止部6から解除できなくなり、扉3を開いてポスト部14内に投入された投入物を取り出すことができないという事態が発生する。
このような場合は、本発明においては、図1に示すように投入口4から治具11を挿入し、図1、図2に示すように、治具11の先端の被掛止部34を掛止部33に掛止し、治具11を前方に引くことで、移動部材27を前方に移動させ、移動部材27の前方への移動により電気錠7の可動部9を前方に移動させる。
治具11としては、例えば、図2に示すように、細長い線材11aの先端をL状に折り曲げて被掛止部34を形成したものが用いられる。
上記実施例においては、解除操作部10を可動部9よりも投入口4側に延設してあるので、解除操作部10の上記延出部27aに設けた掛止部33と投入口4との距離を短くでき、投入口4から治具11を挿入して操作する際、治具11による解除操作部10の操作が容易にできることになる。
上記のようにして投入口4から挿入した治具11を用いて可動部9を前方に移動させることで、可動部9の先端部に設けたロック棒26が後退して第2係止部21との係止が解除され、ばね24のばね力で係止具18が回動し、被係止部5と係止部6との係止が解除され、係止具18の回動による押出力で扉3が外方に押出されて開くことになる。被係止部5が係止部6との係止を解除されたことを確認した後、治具11を投入口4から抜き取る。治具11を抜き取って移動部材27を前方に移動させる外力を解除すると、移動部材27がばね材38のばね力で後方に移動し、また、可動部9もばね力により後方に移動する。
上記のようにして扉3を開くことでポスト部14内に収納されている投入物を取出し用開口部2から取り出すことができる。
取出し用開口部2から投入物を取り出した後は、再び扉3を閉じ、係止具18がボックス本体1内に後退して起立姿勢になると、可動部9の先端部に設けたロック棒26が先端の傾斜面にガイドされて第2係止部21に係止して被係止部5が係止部6に係止された状態が維持され、ボックス本体1の取出し用開口部2を扉3で閉塞した状態で施錠されることになる。
ここで、上記実施形態においては、解除操作部10を投入口4側に向けて移動操作することで被係止部5が係止部6から係止解除されるように構成してあるので、解除操作部10の係止解除のための移動操作方向が、投入口4から郵便物や新聞等の投入物を入れる方向と逆方向になり、投入口4から投入物を入れる際に誤って解除操作部10が係止解除方向に移動することがない。
また、図5乃至図7のように、ボックス本体1内において、係止部6、電気錠7、解除操作部10をカバー12により覆い、該カバー12の解除操作部10に対応する部位に投入口4から挿入した治具11の先端が挿入できる窓部13を設けると、係止部6、電気錠7、解除操作部10をカバー12でおおって、係止部、電気錠7、解除操作部10に誤って郵便物や新聞等の投入物が当ることがなく、誤って被係止部5が係止部6から解除されるといったことがない。この実施形態においては、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生して電気錠7を電気的に解除することができない場合は、投入口4から治具11を挿入して該治具11の先端を窓部13から入れて前述の実施形態と同様にして解除操作部10を操作することができ。
なお、電気錠7に通電して開錠するには例えば、認証部35を設け、半導体メモリを備える非接触ICカードからなる認証媒体、あるいは携帯電話機に内蔵した半導体メモリを用いた非接触ICカードと同様に用いることができる認証媒体を、認証部35に近づける又は接触させることで、認証媒体に登録された情報が、あらかじめ登録されている情報と規定の関係を満たすか否かの照合を行い、照合結果が合格であれば認証して該認証された該当する電気錠7の開錠を行うにように制御部(図示せず)により制御するようになっている。
図4の実施形態では一箇所に設けた1つの認証部35で複数の電気錠7の認証を行うようにした例が示してあり、この実施形態によれば、個々の電気錠7毎に認証部35を設ける必要がないので、全体構成を簡略化でき、コストも低減できる。
前述の図1乃至図5、図5乃至図7に示す各実施形態においては、ボックス本体1内を仕切り37により複数のポスト部14に仕切り、各ポスト部14の背面の取出し用開口部2にそれぞれ扉3を開閉自在に取付け、ボックス本体1の前面部に上下に複数の投入口4を設けて各投入口4を各ポスト部14に対応させた郵便ボックス8を構成した例を示したが、1つのボックス本体1に1つの投入口4と、1つの扉3を開閉自在に取付けた1つの取出し用開口部2を設け、該扉3に被係止部5を設け、一方ボックス本体1側に前述の錠機構16を設けたものであってもよい。
また、図8には、図9示す1つの郵便ボックス8又は上下方向に複数個積み重ねた郵便ボックス8を、同じ横幅の宅配ボックス40の上に載設したものを1セットとし、これを1乃至複数横方向に並設して配達物集合受け取り装置を構成した例を示している。
この配達物集合受け取り装置は、共同住宅の玄関ロビーなどの壁の一部を構成するように施工されるものであり、前面側の投入口4が玄関ロビーなどの共同住宅の住人以外の人も入ることができる空間に面し、後面側の扉3、認証部35が共同住宅の住人のみが専用で使用する空間に面するように施工する。
なお、上記した実施形態においては、ボックス本体1の前面側に投入口4を設け、ボックス本体1の背面側に取出し用開口部2を設けると共に該取出し用開口部2に開閉自在に扉3を取付けたいわゆる前入れ、後ろ出しタイプの郵便ボックス8の例で示したが、本発明においては、ボックス本体1の前面に投入口4と、扉3を取付けた取出し用開口部2とを設けた前入れ、前出しタイプの郵便ボックス8であってもよく、この場合は、扉3に投入口4を設けたものであってもよい。
本発明の郵便ボックスの正面から見た一部破断した斜視図である。 同上の治具で解除操作部を操作している状態の一側側から見た要部斜視図である。 同上の治具で解除操作部を操作して被係止部の係止部との係止を解除した状態の他側側から見た斜視図である。 同上の郵便ボックスの背面から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態の郵便ボックスの正面から見た一部破断した斜視図である。 同上の治具で解除操作部を操作している状態の一側側から見た要部斜視図である。 同上の治具で解除操作部を操作して被係止部の係止部との係止を解除した状態の他側側から見た斜視図である。 本発明の郵便ボックスを用いた配達物集合受け取り装置の斜視図である。 (a)は同上の背面図であり、(b)は同上の正面図である。
符号の説明
1 ボックス本体
2 取出し用開口部
3 扉
4 投入口
5 被係止部
6 係止部
7 電気錠
8 郵便ボックス
9 可動部
10 解除操作部
11 治具
12 カバー
13 窓部

Claims (4)

  1. ボックス本体と、ボックス本体に設けた取出し用開口部に開閉自在に取付けた扉と、ボックス本体内に配達物を投入するための投入口とを備え、扉で開口部を閉じた状態で扉側に設けた被係止部をボックス本体側に設けた係止部に電気錠により係止するようにした郵便ボックスにおいて、上記電気錠の電気的操作による解除とは別に、電気錠の可動部を操作して被係止部を係止部より解除するための解除操作部をボックス本体内に配置すると共に、この解除操作部を投入口から挿入自在な治具により操作自在として成ることを特徴とする郵便ボックス。
  2. ボックス本体の前面側に投入口を設けると共にボックス本体の背面側に扉を開閉自在に取付けた取出し用開口部を設け、電気錠の可動部をボックス本体の側壁に沿って略水平方向に可動自在に配設し、前記解除操作部を可動部よりも投入口側に延設してあることを特徴とする請求項1記載の郵便ボックス。
  3. 解除操作部を投入口側に向けて移動操作することで被係止部が係止部から係止解除されるように構成して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の郵便ボックス。
  4. ボックス本体内において、係止部、電気錠、解除操作部をカバーにより覆い、該カバーの解除操作部に対応する部位に投入口から挿入した治具の先端が挿入できる窓部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の郵便ボックス。
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