JP2017127447A - 投函物受け箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性、利便性に優れた投函物受け箱を提供する。【解決手段】錠構造が、開閉扉の閉動作に従動し、開閉扉を閉じるとともに開閉扉を係止する係止部材31と、解錠時に操作される操作部と、操作部の操作に応じて電流が流れて磁界を発生させるコイル及び該コイルで磁界が発生することによって移動する芯材36aからなり、芯材36aの移動に応じて係止部材31を動作させて開閉扉の係止状態を解除するソレノイド機構36とを備える。【選択図】図12

Description

本発明は、宅配ボックスなどの投函物受け箱に関する。
従来、マンションやオフィスビル、戸建住宅などに、宅配の荷物(投函物)の受け渡しを行うための宅配ボックスなどの投函物受け箱を設けるケースが増えている。
この種の投函物受け箱は、一般に、前面の開口から投函物を入れてこれを収容するボックス本体と、ボックス本体の開口を開閉するための開閉扉とを備えて構成されている。
また、前面の開閉扉を開き、投函物をボックス本体内に収容し、同じ前面の開閉扉を開いて投函物を取り出す前入れ前出し式の投函物受け箱と、前面の一方の開閉扉を開き、投函物をボックス本体内に収容し、背面の他方の開閉扉を開いて投函物を取り出す前入れ後ろ出し式の投函物受け箱とがある。
さらに、開閉扉にダイヤル錠、シリンダー錠などの錠が一体に取り付けられ、開閉扉の表面に取り付けられた錠の操作部を操作することによって施錠/解錠するように構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2010−82482号公報 特開平11−206548号公報
しかしながら、上記従来の投函物受け箱においては、錠の構造のダイヤル錠、シリンダー錠が暗い所では見にくかったり、施錠/解錠動作が多くなったり、凹凸によって見栄えが悪くなるなどの不都合があった。
本発明は、上記事情に鑑み、操作性、利便性に優れた投函物受け箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の投函物受け箱は、投函物を収容するボックス本体と、前記ボックス本体の開口を開閉する開閉扉と、前記開閉扉を施錠/解錠するための錠構造とを備えた投函物受け箱であって、前記錠構造が、前記開閉扉の閉動作に従動し、前記開閉扉を閉じるとともに該開閉扉を係止する係止部材と、解錠時に操作される操作部と、前記操作部の操作に応じて電流が流れて磁界を発生させるコイル及び該コイルで磁界が発生することによって移動する芯材からなり、前記芯材の移動に応じて前記係止部材を動作させて前記開閉扉の係止状態を解除するソレノイド機構とを備えていることを特徴とする。
本発明の投函物受け箱においては、開閉扉を閉じるとともに係止部材によって開閉扉を係止して自動的に施錠することができる。また、操作部を操作するとともに電流が流れてソレノイド機構の芯材が移動し、この芯材の移動によって係止部材の係止状態が解除されることにより、自動的に開閉扉を解錠することができる。
これにより、ダイヤル錠、シリンダー錠などの錠構造を備えた従来の投函物受け箱と比較し、施錠/解錠の必要動作がすくなくて済み、操作性、取扱性、利便性を大幅に向上させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る前入れ後ろ出し式の投函物受け箱を示す前面側の上面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱を示す前面側の下面側から見た斜視図であり、開閉扉を開いた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱を示す上面側から見た平面図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の前面側開閉扉の錠構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の前面側開閉扉の錠構造を示す斜視図であり、解錠時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の前面側開閉扉の錠構造を示す斜視図であり、施錠時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の錠構造の配線図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の錠構造の第二操作部を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の錠構造の第二操作部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の背面側開閉扉の錠構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の背面側開閉扉の錠構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の背面側開閉扉の錠構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の表示部を示す斜視図であり、解錠時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る投函物受け箱の表示部を示す斜視図であり、施錠時の状態を示す図である。 前入れ前出し式の投函物受け箱を示す前面側の上面側から見た斜視図である。 投函物受け箱の使用状態通知システムを示す図である。
以下、図1から図16を参照し、本発明の一実施形態に係る投函物受け箱について説明する。
本実施形態の投函物受け箱Aは、図1から図3に示すように、例えば前入れ後ろ出し式の宅配ボックスであり、矩形箱状のボックス本体1と、ボックス本体1の前面1a側に設けられた投入口1bを開閉する前面側開閉扉(一方の開閉扉)2と、ボックス本体の背面1c側に設けられた取出口1dを開閉する背面側開閉扉(他方の開閉扉:本発明に係る開閉扉)3と、前面側開閉扉2、背面側開閉扉3を施錠/解錠するための錠構造4とを備えて構成されている。
ボックス本体1は、矩形箱状に形成されるとともに、下面よりも所定寸法上方に底板1eを設け、この底板1eと下面の間に空間Hを備えて形成されている。
前面側開閉扉2と背面側開閉扉3はそれぞれ、ボックス本体1の前面1a側、背面1c側の側部に設けられたヒンジ部1fを介してボックス本体1に接続されている。これにより、前面側開閉扉2と背面側開閉扉3はそれぞれ、ヒンジ部1fの上下方向T1に延びる回動軸周りに回動して投入口1b、取出口1dを開閉するように設けられている。
前面側開閉扉2の裏面側に印鑑入れを設けておき、投函物を入れた段階で宅配者が印鑑入れから印鑑を取り出し、受け取り印を押印できるように構成してもよい。
また、本実施形態では、図3に示すように、前面側開閉扉2と背面側開閉扉3がボックス本体1よりも大きな幅寸法(幅方向T2)をもって形成されている。これにより、各開閉扉2、3は、その戸先側がボックス本体1の側面1gよりも僅かに突出するようにして配設されている。
錠構造4は、各開閉扉2、3を施錠するための施錠機構部6、30と、各開閉扉2、3を解錠するための解錠機構部20、35とを備えている。また、施錠/解錠に応じてボックス本体1内に投函物が収容されている状態(例えば「使用中」)、投函物が使用されていない状態(例えば「受取り可」)、すなわち、投函物の有無を表示する表示部5を備えている。
前面側開閉扉2を施錠するための施錠機構部6は、図2に示すように、グレモン錠であり、前面側開閉扉2の裏面側に一体に取り付けられた第一操作部7と、第一操作部7の操作によって上下方向T1に延び、前面側開閉扉2の閉動作とともにボックス本体1の係止部8に係止されて前面側開閉扉2を施錠するロッド10と、第一操作部7の操作によってロッド10を上下方向T1に進出させるロッド進退機構11とを備えて構成されている。
より具体的に、前面側開閉扉2を施錠するための施錠機構部6であるグレモン錠は、図2から図6に示すように、前面側開閉扉2の裏面(内面)側に設けられており、軸線O1周りに回転可能に支持された回転体15と、回転体15の軸部に接続して設けられ、手動操作によって回転体15を軸線O1周りの一方向に回転させるための第一操作部7のダイヤルと、回転体15が軸線O1周りの一方向に回転すると、これに従動して上方、下方にそれぞれ突出するように進出し、他方向に回転すると元の位置に退避する上方スライドロッド10a及び下方スライドロッド10bの一対のロッド10と、ボックス本体1の上方と下方にそれぞれ設けられ、進出した上方スライドロッド10aの上端部側、進出した下方スライドロッド10bの下端部側を、前面側開閉扉2を閉じるとともに係止して前面側開閉扉2を保持するための上下一対のラッチ(係止部)8とを備えて構成されている。
そして、ロッド進退機構11は、第一操作部7のダイヤルに従動して正逆回転可能に軸支され、その正逆回転によって各スライドロッド10を上下に進退させる回転体15と、回転体15を一方向(正方向)に回転させ、一対のスライドロッド10が所定の進出量で進出した段階で回転体15を係止し、一対のスライドロッド10を上下に進出した状態で保持するための係止部材16とを備えて構成されている。
また、前面側開閉扉2の裏面に一体に設けられ、各スライドロッド10が上下方向T1に案内されるように進退自在に支持するガイド部材17と、回転体15が一方向に回転するとともに伸長して回転体15を他方向に回転させるように付勢するバネ部材(弾性部材)18とが具備されている。
次に、前面側開閉扉2を解錠するための解錠機構部20は、図1、図7、図8、図9(図5、図6参照)に示すように、第一ソレノイド機構21と、第一ソレノイド機構21を駆動させるための第二操作部22と、電源23とを備えている。
第一ソレノイド機構21は、電流を流すことにより磁界を発生するコイルと、コイルで発生した磁界によって前後方向に移動する芯材(鉄芯)とを備えている。
この第一ソレノイド機構21は、コイルに電流が流れて芯材が前方に進出するとともに、ロッド進退機構11の係止部材16を押圧し、係止部材16による回転体15の係止状態を解除するように配設(構成)されている。
第二操作部22は、例えばタッチパネル式の操作部であり、複数の数字(本実施形態では「1」、「2」、「3」、「4」)を表示する暗証番号キー24と、作動キー(作動ボタン)25とを備えている。また、本実施形態の第二操作部22は、ボックス本体1の背面1c側で背面側開閉扉3の戸先側の側面1gに、タッチパネル面がこの側面1gに沿うようにして取り付けられている。
そして、この第二操作部22が電源23に接続されており、予め記憶された第二操作部22の暗証番号キー24が適正に操作された後、作動キー25を操作すると、電源23から第一ソレノイド機構21のコイルに電流が流れて芯材を前方に進出させ、進出させてから所定時間が経過すると、リミットスイッチ26によってコイルへの給電が停止するように構成されている。
次に、背面側開閉扉3を施錠するための施錠機構部30は、図2、図10、図11、図12に示すように、背面側開閉扉3を閉じた状態で戸先側が配される一側部側に設けられている。そして、この施錠機構部30は、上端側と下端側をそれぞれボックス本体1の上端部側と下端部側に上下方向T1に延びる軸線周りに回転可能に軸支され、ボックス本体の背面1cから奥行方向T3外側に突設されたラッチ(係合部:本発明に係る係止部材)31と、背面側開閉扉3に設けられ、ラッチ31が係合するラッチ受け(係合受け部)32とを備えている。
ラッチ31は、先端に背面側開閉扉3を係止する鉤状部31aを備えている。さらに、鉤状部31aの先端側には、先端から後端側に向かうに従い漸次外側に離れるように傾斜し、背面側開閉扉3の閉動作によってラッチ受け32が当接するとともにラッチ31を押圧して軸線周りの他方向に回転させる傾斜面状の当接面31bが設けられている。
次に、背面側開閉扉3を解錠するための解錠機構部35は、図2、図7、図10、図11、図12に示すように、第二ソレノイド機構(本発明に係るソレノイド機構)36と、第二操作部(本発明に係る操作部)22と、電源23とを備えている。なお、背面側開閉扉3を解錠するための解錠機構部35と、前面側開閉扉2を解錠するための解錠機構部20は、第二操作部22と電源23を共用している。
第二ソレノイド機構36は、第一ソレノイド機構21と同様、電流を流すことにより磁界を発生するコイルと、コイルで発生した磁界によって前後方向に移動する芯材36aとを備えている。
第二ソレノイド機構36は、ボックス本体1の底板1eの下の空間H内に収容して設けられている。また、第二ソレノイド機構36の芯材36aの先端側がラッチ31にリンク機構37を介して接続されており、コイルに電流が流れて芯材36aが退避移動するとともに、リンク機構37によってラッチ31が軸線周りの他方向に回転し、ラッチ31と背面側開閉扉3のラッチ受け32との係合状態を解除するように構成されている。
また、予め記憶された第二操作部22の暗証番号キー24が適正に操作された後、作動キー25を操作すると、電源23から第一ソレノイド機構21とともに第二ソレノイド機構36のコイルに電流が流れて両ソレノイド機構21、36の芯材が移動するようになっている。
ここで、本実施形態においては、背面側開閉扉3の裏面に板バネ(弾性部材)38が取り付けられ、ラッチ31と背面側開閉扉3のラッチ受け32との係合状態が解除されるとともに、板バネ38の付勢力によって背面側開閉扉3が自動的に開くように構成されている。
次に、ボックス本体1内の投函物の有無を表示する表示部5は、図1、図4、図13、図14(図2、図5から図12参照)に示すように、前面側開閉扉2の表面の所定位置に開口形成された表示窓40と、投函物受け箱Aの内部に投函物を収容できる状態であることを知らせるための表示(本実施形態では「受取り可」)が表記された第一表示板(第一表示部)41と、投函物受け箱Aの内部に投函物が収容されている状態であることを知らせるための表示(本実施形態では「使用中」)が表記され第二表示板(第二表示部)42とを備えている。
そして、本実施形態の表示部5は、第一表示板41が「受取り可」の表記を表示窓40から表示するように前面側開閉扉2に一体に設けられている。また、第二表示板42が第一表示板41に対して進退自在(スライド移動可能)に設けられ、且つ進出するとともに第一表示板41の「受取り可」の表記を隠し、「使用中」の表記を表示窓40から表示させるように設けられている。
さらに、第二表示板42は、進退方向後端側に所定の湾曲形状で凹設(貫通形成)されたガイド溝43を備え、前面側開閉扉2を施錠するための施錠機構部6のロッド進退機構11の回転体15に一体に突設されたガイド突起44にガイド溝43を係合させて設けられている。すなわち、第二表示板42は、回転体15に設けられたガイド突起44と、第二表示板42に設けられたガイド溝43とからなるリンク機構により、回転体15の回転に従動して進退するように設けられている。
また、開閉扉2、3を開くとともにボックス本体1内を明るく照らすLEDなどの光源を備えた照明装置45を設けるようにしてもよい(図9、図10参照)。
例えば、ボックス本体1の内面側に配される第二操作部22の裏面側に照明装置45を内蔵しておき、第二操作部22の解錠操作を行うとともに照明装置45から光が照射されるように構成してもよい。これにより、開閉扉3を開くとともにボックス本体1内を自動的に明るく照らし、内部を見やすくすることができる。また、タイマーを設け、必要な時間(例えば5秒間)、光を照射した後、自動的に消灯するように構成してもよい。
また、電池が消耗している場合に、第二操作部22の作動キー(電源ボタン)25を押すと、暗証番号キー24が点滅することによって電池交換時期を知らせるようにしてもよい。また、この状態でも暗証番号キー24を操作して解錠することができ、この解錠操作を行って取出側開閉扉5が開いた際に照明装置45の光が必要な時間点滅するようにしてもよい。
次に、上記のように構成した本実施形態の投函物受け箱Aにおいて、宅配者が投函物受け箱Aのボックス本体1内に投函物を入れる際の操作について説明する。
宅配者が投函物受け箱Aのボックス本体1内に投函物を入れる際には、表示部5の表示窓40から「受取り可」の表示がなされていることを確認するとともに、施錠されていない状態の前面側開閉扉2を手で開き、ボックス本体1内に投函物を入れる。また、必要に応じて、前面側開閉扉2の裏面側に設けられた印鑑入れから宅配者が印鑑を取り出し、受け取りの捺印をし、印鑑を元に戻す。
次に、宅配者が前面側開閉扉2の裏面に設けられた第一操作部7のダイヤルを一方向に回すと、図2、図5、図6に示すように、これに従動して回転体15が軸線O1周りの一方向に回転し、一対のスライドロッド10が上下方向T1に進出し、さらに係止部材16が回転体15を係止して保持する。
このように一対のスライドロッド10が進出して保持された状態の前面側開閉扉2を宅配者が閉じると、一対のスライドロッド10がそれぞれボックス本体1に設けられたラッチ8に係合し、前面側開閉扉2が施錠され、開かないようになる。
また、前面側開閉扉2を施錠するために回転体15が一方向に回転すると、図13、図14に示すように、ガイド突起44がガイド溝43内を移動しつつ表示部5の第二表示板42を押圧し、回転体15に従動して第二表示板42が所定量で前方に進出する。このように第二表示板42が回転体15に従動して進出することにより、第一表示部41の「受取り可」の表示が第二表示板42で隠れ、第二表示板42の「使用中」の表記が表示窓40から表示される。
次に、受取人が投函物受け箱Aのボックス本体1内に届いた投函物を取り出す際の操作について説明する。
受取人が投函物受け箱Aのボックス本体1内に届いた投函物を取り出す際には、図1、図7、図8に示すように、受取人が表示部5の表示窓40から「使用中」の表示がなされていることを確認するとともに、使用者が操作部22の作動キー(電源ボタン)25を押すとタッチパネルの暗証番号キー24が点灯し、この暗証番号キー24を操作して適正な暗証番号を入力し、作動キー25を操作する。
この操作がなされると、第二操作部22からの信号によって電源23から第一ソレノイド機構21と第二ソレノイド機構36のコイルにそれぞれ電流が一定時間流れ、第一ソレノイド機構21の芯材と第二ソレノイド機構36の芯材が略同時に移動する。
そして、まず、第二ソレノイド機構36の芯材36aが退避移動すると、これとともにリンク機構37によってラッチ31が軸線周りの他方向に回転し、ラッチ31と背面側開閉扉3のラッチ受け32との係合状態が解除される(図10から図12参照)。すなわち、第二操作部22のキー操作を行うだけで自動的に背面側開閉扉3が解錠される。
また、本実施形態では、背面側開閉扉3の裏面に板バネ38が取り付けられているため、ラッチ31とラッチ受け32との係合状態が解除されるとともに、板バネ38の付勢力によって背面側開閉扉3が自動的に開く。これにより、受取人が投函物を取り出すことができる。
また、一定時間が経過し、リミットスイッチ26によって第二ソレノイド機構36のコイルへの給電が停止されると、芯材36aが前方に進出し、ラッチ31が元の位置に戻る。
これにより、投函物を取り出した受取人が背面側開閉扉3を閉じると、背面側開閉扉3のラッチ受け32がラッチ31の鉤状部31aの当接面31bを当接してラッチ31を押圧する。そして、背面側開閉扉3を閉じるとともに徐々にラッチ31が軸線周りの他方向に回転し、背面側開閉扉3が閉じてラッチ31の鉤状部31aの押圧状態が解除されると、ラッチ31が背面側開閉扉3のラッチ受け32に係合する。よって、背面側開閉扉3を閉じるだけで、ラッチ31が自動的にラッチ受け32に係合し、背面側開閉扉3が施錠され、閉じた状態で保持される。
一方、第一ソレノイド機構21の芯材が移動すると、図2、図5、図6、図7、図13、図14に示すように、ロッド進退機構11の係止部材16が芯材に押圧され、係止部材16による回転体15の係止状態が解除される。そして、回転体15が他方向に回転するようにバネ部材18で付勢されているため、係止部材16による係止状態が解除されるとともに回転体15が他方向に回転し、一対のスライドロッド10が上下方向T1に退避する。
これにより、一対のスライドロッド10とボックス本体1のラッチ8の係合状態が解除され、自動的に前面側開閉扉2が解錠される。
また、回転体15が他方向に回転すると、ガイド突起44がガイド溝43内を移動しつつ第二表示板42を押圧し、回転体15に従動して第二表示板42が所定量で後方に退避し、元の位置に戻る。このように第二表示板42が回転体15に従動して退避することにより、第二表示板42で隠れていた第一表示板41の「受取り可」の表記が自動的に表示窓40から表示される。
したがって、本実施形態の投函物受け箱Aにおいては、簡易なダイヤル錠、シリンダー錠などの錠構造を備えた従来の投函物受け箱と比較し、施錠/解錠の必要動作がすくなくて済み、操作性、取扱性、利便性を大幅に向上させることが可能になる。
さらに、背面側開閉扉3を閉じた状態で開動方向に付勢する板バネ38が設けられているため、第二ソレノイド機構36が動作してラッチ31とラッチ受け32の係止状態が解除されるとともに自動的に背面側開閉扉3を開くことができる。これにより、投函物受け箱Aの操作性、取扱性、利便性を大幅に向上させることが可能になるとともに、第二ソレノイド機構36の電力消費を少なくし、省電力の錠構造4を実現することが可能になる。
以上、本発明に係る投函物受け箱の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、本発明に係る投函物受け箱が前入れ後ろ出し式の投函物受け箱であるものとして説明を行ったが、図15に示すように、前入れ前出し式の投函物受け箱であってもよい。
また、本発明に係る操作部は開閉扉に設けられていてもよい。
また、図9、図16に示すように、投函物受け箱Aに収容され、投函物の受取人(居住者/投函物受け箱Aの使用者)に施錠操作及び/又は解錠操作を知らせる投函物受け箱の使用状態通知システムB設けるようにしてもよい。
具体的に、本実施形態の投函物受け箱の使用状態通知システムBは、回転体15の一方向への回転を検知するスイッチ46(施錠操作検知手段:図5、図6参照)と、スイッチ46による検知結果を受け、投函物受け箱Aに投函物が収容されたことを示す電子メールを自動作成する電子メール自動作成手段(宅配通知作成手段)と、電子メール自動作成手段で作成した電子メールを受取人に送信する電子メール送信手段(通知手段)とを備えて構成されている。
例えば、この投函物受け箱の使用状態通知システムBにおいては、図16に示すように、投函物を投函物受け箱Aに収容するために前面側開閉扉2を開き、投函物をボックス本体1内に入れ、第一操作部7を施錠操作すると、この施錠操作がスイッチ46のオンオフで検知される。そして、スイッチ46のオンオフ信号が第二操作部22に内蔵するなどして投函物受け箱Aに設けられた発信子(アンテナ)47に送られ、この発信子47からホームユニット48に検知信号が送られ、WiFiなどを通じて受取人に投函物が届いたことを知らせる電子メールが送信される。
これにより、受取人は、電子メール機能を有する端末装置49で電子メールを受信し、投函物が届き、投函物受け箱Aに収容されていることを知ることができる。
また、第二操作部22を解錠操作すると、この解錠操作がスイッチ46のオンオフで検知され、オンオフ信号がし、この発信子47からホームユニット48に検知信号が送られ、WiFiなどを通じて受取人に投函物が取り出されたことを知らせる電子メールが送信される。この場合には、例えば、複数の家族の誰かが投函物をとったときにその状況を知ることができる。
なお、本実施形態では、第二操作部22がボックス本体1の側面1gからタッチパネル面側を例えば5mm程度突出するようにしてボックス本体1に取り付けられている。また、この第二操作部22のボックス本体1から外側に突出する部分に発信子(アンテナ部)が内蔵されている。
さらに、マンションなど、多数の居住者、投函物受け箱Aが存在し、これら多数の投函物受け箱Aを一括して管理する場合には、各居住者(受取人)のメールアドレスをメールアドレス記憶手段で記憶管理し、施錠操作、解錠操作された投函物受け箱に該当するメールアドレスを読み出し、その受取人に電子メールを送信するように構成すればよい。
また、受取人に通知する手段は必ずしも電子メールでなくてもよい。
例えば、施錠操作検知手段46による検知結果を受けて、投函物受け箱Aに投函物が収容されたことを示すホームページを自動作成し、使用者がこのホームページ、アプリを閲覧することで投函物が届き、投函物受け箱Aに収容されていることを知ることができるように構成してもよい。また、電子メールとホームページ、アプリを併用してシステムを構築してもよい。
よって、このような投函物受け箱Aの利便性をさらに向上させることが可能になる。
さらに、電池残量が少なくなった場合にも、投函物受け箱の使用状態通知システムBの手段(電池残量検知手段、電池交換通知作成手段、通知手段)を利用して、一定の電池残量になった段階で発信子47からホームユニット48を介し、受取人に着荷通知と同様に電池交換時期を知らせる通知を送るようにしてもよい。
1 ボックス本体
1a 前面
1b 投入口
1c 背面
1d 取出口
1e 底板
1f ヒンジ部
1g 側面
2 前面側開閉扉(開閉扉)
3 背面側開閉扉(本発明に係る開閉扉)
4 錠構造
5 表示部
6 施錠機構部
7 第一操作部
8 ラッチ(係止部)
10 ロッド
10a 上方スライドロッド
10b 下方スライドロッド
11 ロッド進退機構
15 回転体
16 係止部材
17 ガイド部材
18 バネ部材
20 解錠機構部
21 第一ソレノイド機構
22 第二操作部(本発明に係る操作部)
23 電源(電池ボックス)
24 暗証番号キー
25 作動キー
26 リミットスイッチ
30 施錠機構部
31 ラッチ(本発明に係る係止部材)
31a 鉤状部
31b 当接面
32 ラッチ受け(係合受け部)
35 解錠機構部
36 第二ソレノイド機構
36a 芯材
37 リンク機構
38 板バネ(本発明に係る弾性部材)
40 表示窓
41 第一表示板
42 第二表示板
43 ガイド溝
44 ガイド突起
45 照明装置
46 スイッチ
47 発信子
48 ホームユニット
49 端末装置
A 投函物受け箱
B 投函物受け箱の使用状態通知システム
H 空間
O1 軸線
T1 上下方向
T2 幅方向
T3 奥行方向

Claims (2)

  1. 投函物を収容するボックス本体と、前記ボックス本体の開口を開閉する開閉扉と、前記開閉扉を施錠/解錠するための錠構造とを備えた投函物受け箱であって、
    前記錠構造が、前記開閉扉の閉動作に従動し、前記開閉扉を閉じるとともに該開閉扉を係止する係止部材と、
    解錠時に操作される操作部と、
    前記操作部の操作に応じて電流が流れて磁界を発生させるコイル及び該コイルで磁界が発生することによって移動する芯材からなり、前記芯材の移動に応じて前記係止部材を動作させて前記開閉扉の係止状態を解除するソレノイド機構とを備えていることを特徴とする投函物受け箱。
  2. 請求項1記載の投函物受け箱において、
    前記開閉扉を閉じた状態で開動方向に付勢する弾性部材を備えていることを特徴とする投函物受け箱。
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