JPH061740Y2 - パチンコ機の遊戯盤取付装置 - Google Patents

パチンコ機の遊戯盤取付装置

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JPH061740Y2
JPH061740Y2 JP10817388U JP10817388U JPH061740Y2 JP H061740 Y2 JPH061740 Y2 JP H061740Y2 JP 10817388 U JP10817388 U JP 10817388U JP 10817388 U JP10817388 U JP 10817388U JP H061740 Y2 JPH061740 Y2 JP H061740Y2
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禎美 坂本
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奥村遊機株式會社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は遊戯盤を取付枠の開口部内に抜け止め状態に取
付けるパチンコ機の遊戯盤取付装置に関する。
(従来の技術) 近年、パチンコ機においては、パチンコ機本体のうちの
遊戯盤だけを交換できるように、遊戯盤を取付枠に着脱
可能に取付ける構成のものが一般的である。このような
パチンコ機の従来例を第8図乃至第10図に基づいて説
明する。
即ち、第8図に示すように、パチンコ機本体1は矩形開
口部2aを有する前面板2、この前面板2の下部に設け
られた打球装置3、前面板2の背面側に設けられ前記矩
形開口部2aに連通する開口部4aを有する取付枠4、
前面板2の矩形開口部2aの前面を開閉可能に覆うガラ
ス枠5及び遊戯球を打球装置3に1個ずつ供給するため
の遊戯球供給ユニット6、取付枠4の背面側に設けられ
賞球供給機構等を具備する機構盤(図示せず)等から構
成される。そして、このパチンコ機本体1は機枠7に取
付けられる。一方、遊戯盤8は、基板8aとその前面に
設けられた釘、入賞球装置、ガイドレール等からなる遊
戯部8bとから構成され、前記取付枠4の開口部4a内
に嵌め込まれてパチンコ機本体1に取付けられる。この
とき、第9図にも示すように、取付枠4の上辺部及び左
右両辺部には背面側の端辺部分から開口部4a内に向け
て延出する背面フランジ部4bが一体的に形成されてい
てこれが遊戯盤8の背面に当接し、また、取付枠4の下
辺部には前面側の端辺部分から上方へ突出する係止爪部
9が形成されていてこれが遊戯盤8の基板8aの前面を
係止し、これらにより遊戯盤8は前後方向への抜け止め
状態に取付けられるようになっている。
而して、遊戯盤8の取付け及び取外し時には、第9図
(a)に示すように遊戯盤8を持ち上げて下辺部分が係止
爪部9を通過できるようにせねばならないので、取付枠
4の開口部4aの上下寸法Aを遊戯盤8の高さ寸法Bよ
り大きく設定して、第9図(b)に示す隙間S1を形成させ
る必要がある。このため、遊戯盤8は上下方向にがたつ
くことにより、このままの状態ではパチンコ機を新設す
る場合等の特に輸送時に振動による傷や破損等が生ずる
虞れがある。従って、遊戯盤8の上下方向のがたつき防
止のために、第10図にも示すように、取付枠4の左辺
部を内側の面に上下に2個の嵌合突起10,10を設
け、遊戯盤8の左側面にこの嵌合突起10,10に嵌合
する嵌合穴11,11を設け、取付枠4の右辺部にこれ
らが嵌合する方向(矢印C方向)に遊戯盤8の右辺部を
押圧した状態にロックする2個のロック機構12,12
を設けている。従って、遊戯盤8の取付けは、まずパチ
ンコ機本体1のガラス枠5及び遊戯球供給ユニット6を
開放した状態で、遊戯盤8の上辺部を前面板2の上辺部
分と背面枠部4bとの間に挿入するようにし(第9図
(a))、次に下辺部を後方に押込んで係止爪部9を乗越
えさせて開口部4a内に嵌め込み(第9図(b))、この
後第10図に示すように遊戯盤8を開口部4a内を矢印
C方向にスライドさせて嵌合突起10,10と嵌合穴1
1,11とを嵌合させた後ロック機構12,12を操作
して遊戯盤8を矢印C方向に押圧状態にロックする、と
いう手順で行なわれる。また、遊戯盤8の取外しは、上
記とは逆に、ロック機構12,12を解除し、遊戯盤8
を矢印C方向とは逆方向にずらして嵌合突起10,10
と嵌合穴11,11との嵌合を解いた後、遊戯盤8を上
方に持ち上げつつその下辺部を前方へ引出し、係止爪部
9を通過したところで降ろして上辺部を取付枠4内から
抜き出して全体を取外すという手順にて行なわれる。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来のものでは、取付枠4の下辺部前側
に設けられた係止爪部9により遊戯盤8の下部を抜止め
状態に係止する構成であるため、遊戯盤8の取付け及び
取外し時には、当該遊戯盤8の上辺部を取付枠4内に差
込み、そして遊戯盤8を持上げた状態でその下辺部を押
込み或いは引出さねばならず、作業が非常に面倒であ
る。しかも、上述のような取付構成にあっては、遊戯盤
8の取付状態で当然に隙間S1が生ずるから、遊戯盤8
に嵌合穴11を形成すると共に取付枠4に嵌合突起10
を設けて、隙間S1によるがたつきを防止するようにし
ており、その結果、遊戯盤8の取付け取外し時には、遊
戯盤8を取付枠4内において横方向に移動させて、嵌合
穴11を嵌合突起10に対し挿脱させねばならず、作業
が一層面倒なものとなる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、遊戯盤の取付枠への取付け・取外しを容易に行うこ
とのできるパチンコ機の遊技盤取付装置を提供するにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のパチンコ機の遊技盤取付装置は、取付け位置と
取外し位置との間を回動可能で、取付け位置において開
口部内に嵌め込まれた遊戯盤を係止し取外し位置におい
てその遊戯盤に対する係止を解く係止部を一体的に設け
た取付部材を取付枠に設け、この取付部材に、押圧操作
されることにより取付部材を取付け位置から取外し位置
に回動変位させる操作部と、取付枠に嵌め込まれる遊戯
盤に当接されて取付部材を取外し位置から取付け位置に
回動変位させ操作部の押圧操作による取付部材の取付け
位置から取外し位置への回動変位により遊戯盤を押圧し
て前方へ押出す押圧部とを設けたところに特徴を有す
る。
(作用) 上記手段によれば、遊戯盤を取付枠に嵌め込む操作によ
って、押圧部が取付部材を回動変位させて係止部が遊戯
盤を係止するようになる。また、遊戯盤を取付枠から取
外す際に、操作部を押圧すると、この操作部が取付部材
を回動変位させて係止部が遊戯盤の係止を解くと共に押
圧部が遊戯盤を前方へ押出す。従って、遊戯盤の取付け
及び取外し時に、係止部を通過させるために、当該遊戯
盤を取付枠内で持ち上げずとも良く、それ故に取付枠と
遊戯盤との間に隙間を設けなくても良い。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき、第1図乃至第7図を参照
して説明する。
第4図及び第5図はパチンコ機の全体構成を示し、機枠
21にパチンコ機本体22が取付けられて構成される。
以下、パチンコ機本体22について説明する。即ち、2
3は例えば合板製の前面板であり、これは、矩形開口部
23aを有する板状をなしている。そして、この前面板
23の前面には矩形開口部23aを覆ってガラス枠24
及び遊戯球供給ユニット25が上下二段に並べて夫々左
辺部分にて回動可能に取付けられている。ガラス枠24
は金属製の枠部24aとこの枠部24aに嵌め込まれた
透明なガラス板24bとからなり、後述する遊戯盤の前
面を覆って遊戯部の空間を形成すると共にその遊戯部を
前方から透視できるようになっている。遊戯球供給ユニ
ット25は詳しく図示はしないが、金属製の基板部25
aの前面側にプラスチツク製の球皿(図示せず)を設
け、裏面側に後述する打球部に玉を供給する打球供給装
置25b、前記球皿に連通する賞球口25c等を設けて
構成されている。また、前面板23の下部には、前面に
配置される発射ハンドル26、この発射ハンドル26の
操作により駆動するモータ(図示せず)、このモータに
より作動する打球槌27等から成る打球装置が設けられ
ており、前面中央部分にはプラスチツク製の球受皿28
が取付けられている。29はコ字枠であり、これは、金
属板、プラスチツク等により長尺な帯板をコ字形に折曲
げた如き形状に形成され、前記前面板23の背面にその
矩形開口部23aの上辺部分及び左右両辺部分に沿うよ
うにして背面側に突出した状態に取付けられている(第
4図参照)。そして、このコ字枠29の背面側の端辺部
分にはコ字枠29の内方へ延出するような背面フランジ
部29aが一体的に設けられている。30は取付基板で
あり、これは金属板、プラスチツク等により薄形の矩形
箱状に形成され、前記コ字枠29の下部内側に取付けら
れて前記前面板23の矩形開口部23a下部の奥側に位
置して設けられている。この取付基板30の前面には、
前記打球槌27により打たれた球を後述する遊戯盤の遊
戯部へ導く発射レール31、打球槌27により打たれた
球のうち遊戯部まで到達しなかった球を球受皿28に戻
すためのファール球用樋32、効果音発生用のスピーカ
33等が設けられている。また、この取付基板30の上
面部30aの中央部分にはアウト玉導出口30b、内部
にはこのアウト玉導出口30bと連通するアウト玉導出
路(図示せず)、上面左側部分には上方に突出して前記
賞球口25cに連通する賞球通路34等が設けられてお
り、さらに後述する本考案に係る取付装置を構成する取
付部材35が設けられている。そして、この取付基板3
0は前記コ字枠29と共に取付枠36を構成し、その上
面部30aと前記コ字枠20の内面とで前記前面板23
の矩形開口部23aよりも奥方に位置した矩形の開口部
36aを形成している。
一方、37は取付枠36に取付けられる遊戯盤であり、
これは、合成製の矩形の基板38の前面に、詳しく図示
しないがレール39aに囲まれた略円形部分に釘39
b、入賞球装置39c等を設けて成る遊戯部39を構成
している。そして、この遊戯盤37の上面部及び両側面
部は薄金属板製の枠板37aが遊戯盤37全体の厚みに
相当して設けられている。また、下辺部37bは遊戯部
39が設けられてなく基板38だけが存在するようにな
っており、その左寄り部分には、前記賞球通路34が配
置される切欠部38aが形成されている。さらに、この
遊戯盤37の左右両側面の上部には夫々縦方向に伸びる
溝部37c,37cが設けられている。そして、前記取
付枠36のコ字枠29の内側面上部にはこの溝部37
c,37cに対応してスリット29b(1個のみ図示)
が設けられており、さらにこのスリット29b部分の外
面側にはロック部材40,40(第5図参照)が回動操
作可能に設けられていてこれを回動操作することにより
その爪部40aがスリット29bから開口部36a内に
出入するようになっている。
尚、図示はしないが、前記取付枠36の背面部分には遊
戯盤37の背面に位置して、その遊戯部39の入賞球装
置39cの入賞に応じて賞球を入賞通路34から球皿に
或いは直接球受皿28に排出したり、遊戯盤37のラン
プ類を点灯したりする機構を備えた機構盤が取付けられ
ている。
ここで、前記取付部材35について説明する。この取付
部材35は第6図及び第7図に示すような形状を備える
ように、例えば厚さ1.5mmの鉄板によって形成されて
いる。即ち、41は細長い板状をなす連結部であり、こ
の左端部に、後側の側辺部から後方斜め上方に伸びる延
出片部42が設けられさらにこの延出片部42の上片部
から前方へ半円筒状に膨らんで伸びる押圧部43が設け
られ、延出片部42の右辺部には直角に前方へ延びる透
孔44aを有する舌片部44が設けられている。また、
連結部41の左端部の前側の側辺部には前方斜め上方に
延びる延出片部45が設けられ、その上辺部から前記連
結部41に対し略直角に上方へ延びる係止部46が設け
られている。そして、連結部41の右端部後側には、前
記透孔44aと同心の透孔47aを有する舌片部47を
突設した延出片部48が設けられていると共に、前側に
は前記左端部側の延出片部45及び係止部46と同様の
延出片部49及び係止部50が設けられている。また、
連結部41の略中央部の下面側には下方へ延びる操作部
51が例えば溶接により設けられている。一方、前記取
付基板30には、第3図及び第4図に示すように、上面
部30aの中央やや右寄り部分及び右端部に位置して2
個の切欠部30c及び30dが形成されていると共に、
前面には矩形の窓部30eが開口して形成されている。
そして、取付部材35は、左右両端部が夫々切欠部30
c及び30d内に、操作部51が窓部30e内に配置さ
れて2個の舌片部44,47がピン52(舌片部44部
分のみ図示)によって取付基板30に取付けられてい
る。これにより、取付部材35は、舌片部44,47の
透孔44a,47aの中心を夫々結ぶ線D(第6図及び
第7図参照)を中心として、第1図及び第2図に示す矢
印E方向及び矢印F方向に回動可能に取付枠36に取付
けられ、第2図に示す取外し位置と第1図に示す取付け
位置との間を回動変位可能となっている。このとき、第
2図に示す取外し位置においては、係止部46及び50
が取付基板30の上面部30aよりも下方に位置し、押
圧部43が取付枠36の開口部36a内に位置し、操作
部51が窓部30eの奥方に引込んだ位置にある。ま
た、第1図に示す取付け位置においては、係止部46及
び50が開口部36aの下部前面に突出した位置にあ
り、押圧部43が開口部36aの背面部分に位置し、操
作部51は窓部30e内の前方寄りに位置する。尚、本
実施例の取付部材35は、第6図及び第7図に示すa乃
至qの各寸法に設定した。即ち、aは150mm、b,
c,dは夫々25mm、eは70mm、fは32mm,gは2
5mm、hは17mm、iは7mm、jは5mm、kは15mm、
lは15mm、mは12mm、nは5mm、oは12mm、p,
qは夫々3.5mm、透孔44a,47aの直径は3.1
mmである。また、取付基板30の上面部30aの幅寸法
rは遊戯盤37の基板38の厚み寸法と等しく20mmに
設定されている。
さて、遊戯盤37の取付枠36への取付け方法及び取外
し方法について説明する。
遊戯盤39の縦・横寸法s及びt(第5図参照)は、取
付枠36の開口部36aの縦・横寸法よりも夫々0.5
mm小さくなっている(具体的にはsは435mm、tは4
08mm)。従って、遊戯盤39は開口部36a内に上下
及び左右共に0.5mmという嵌め込み操作し易い程度の
微小な隙間を有して略密接するように嵌まり込むように
なっている。取付け操作は、まず、ガラス枠24及び遊
戯球供給ユニット25を第4図に示すように開放し、取
付部材35が第2図に示す取外し位置にある状態で、遊
戯盤37を取付枠36に対し平行を保つようにしながら
開口部36aに嵌め込む。このとき、第2図に示すよう
に、嵌め込まれる遊戯盤37の背面部に押圧部43が当
接され、嵌め込みが進むにつれてこの押圧部43が背面
方向に変位して取付部材35を矢印E方向に回動変位さ
せる。そして、遊戯盤37をその背面がコ字枠29の背
面フランジ部29aに当接するまで嵌め込むと第1図に
示すように取付部材35が取付け位置まで回動されて係
止部46,50が取付基板30の上面部30aよりも上
方へ突出する。これにより、係止部46,50が遊戯盤
37の下辺部37bの前面に当接して遊戯盤37は下辺
部37b部分における前面側への抜け止め状態に係止さ
れる。この状態において、例えば輸送時に振動する等の
理由で遊戯盤37が前方へ抜け出ようとして係止部4
6,50を押圧した場合、取付部材35の回動中心線D
とそれら係止部46,50とを結ぶ線が遊戯盤37の抜
け出す方向に対して鋭角をなしているので、その押圧力
は、大部分が延出片部45,49と係止部46,50と
が連続する部分の折曲角を広げようとする力に変換さ
れ、また、残りの小部分が係止部46,50を下方へ押
下げようとする力となって、夫々係止部46,50に作
用するようになる。ところが、取付部材35はその押圧
力のうちの前者の折曲角を広げようとする力に対して十
分耐え得る剛性を有しており、また、後者の係止部4
6,50を押下げようとする力は、遊戯盤37の下辺部
37bと係止部46,50との間に働く摩擦抗力以下の
小さなものとなっている。従って、これら二つの理由の
ため、係止部46,50の係止状態が自然に解けること
はないのである。この後、ロック部材40,40を回動
操作してその爪部40a,40aを遊戯盤37の溝部3
7c,37cに係合させる。これにより、遊戯盤37は
上部でも前面側への抜け止めがなされ、以て、第5図に
示すように、遊戯盤37は、その上下面及び左右側面に
て取付枠36に略密着状態に固定されると共に、係止部
46,50及びロック爪40a,40a並びに背面フラ
ンジ部29aによって前後方向にがたつくことなく抜け
止め状態に固定される。
そして、この遊戯盤37の取外し操作は、ガラス枠24
及び遊戯球供給ユニット25を開放した状態において、
まずロック部材40,40を回動操作してロック爪40
a,40aの係合を解除する。次に、取付基板30の窓
部30e内に例えばガラス枠24の開閉のために使用さ
れるキー等の棒状部材53(第2図参照)を挿入して操
作部51を後方へ向けて押圧操作する。これにより、前
記取付け時とは逆に第1図の取付け位置にある取付部材
35は操作部51に加えられた押圧力により矢印F方向
に強制的に取外し位置まで回動変位される。このとき、
係止部46,50が次第に下方へ変位し、押圧部43が
遊戯盤37の背面を前面側へ押圧し、遂には第2図に示
すように、係止部46,50が遊戯盤37よりも下方ま
で変位して係止を解除すると押圧部43の押圧力により
遊戯盤37が前方へ押出される。この後、前方へ押出さ
れた遊戯盤37を前面方向へ引出すことによりこの遊戯
盤37は取付枠36から取外される。
このような本実施例によれば、遊戯盤37を下辺部37
b部分にて抜け止め状態に係止する係止部46,50
は、回動可能な取付部材35に一体的に設けられ、その
取付部材35の取付け位置及び取外し位置への回動変位
によって夫々遊戯盤37の係止及び係止解除を行う。従
って、第9図に示す従来例のように取付枠4の下辺部に
係止爪部9を突設して遊戯盤8の前方への抜け止めを行
う従来構成のものとは異なり、遊戯盤37の取付け及び
取外し時に重い遊戯盤37を持上げて係止部46,50
を通過させるという作業を行う必要がなくなる。そし
て、このように遊戯盤37を取付枠36内で上下に動か
さずとも取付け及び取外すことができるので、両者間に
遊戯盤37の上下移動を許容する隙間を設けずとも済
み、それ故に遊戯盤37の上下のがたつきを防止する構
成、即ち従来の遊戯盤8を横方向に移動させて嵌合穴1
1を嵌合突起10に嵌合させる構成を採用せずとも済
む。このため、遊戯盤37を左右方向に動かす作業も必
要なくなり、遊戯盤37の取付け及び取外しをより一層
容易に行うことができると共に取付枠36の開口部36
aの寸法を遊戯盤37の寸法と略同一とすることがで
き、従って遊戯盤37の上下左右のがたつきを防止する
手段を特に設けずとも済み、構造が簡単となる。また、
これに加えて、取付部材35を回動させて係止部46,
50を変位させるための操作は、遊戯盤37を取付枠3
6に嵌め込むことにより取付部材35が取付け位置へ回
動変位し、操作部51を押圧操作することにより取付部
材35が取外し位置へ回動変位するという簡単なものな
ので、遊戯盤37の取付枠36への取付け及び取外しは
極めて容易に行うことができる。しかも、取外し時に
は、押圧部43が遊戯盤37を前方へ押出すので、これ
を取付枠36から取外す操作がより簡単に行える。さら
に、取付枠36は従来の取付枠4に比べて小形化できる
ので、取付枠36の外面側の空間が大きくなってこの部
分に配設される部品、電気配線等の配置設定の自由度が
増す。
尚、上記実施例では係止部46,50を二箇所に設ける
ようにしたが、一箇所でも良く、また、取付基板30の
左端部分にも設けて三箇所にしても良い。また、操作部
51の操作は直接行うようにしたが、操作部を押圧する
押釦等を設けてこの押釦の操作により行うように構成し
ても良い。
その他、本考案は上記実施例にのみ限定されるものでは
なく、取付部材の形状、大きさ、材質等の種々の変形例
が考えられる等、要旨を逸脱しない範囲内で変更して実
施し得る。
[考案の効果] 以上の説明にて明らかなように、本考案のパチンコ機の
遊技盤取付装置によれば、遊戯盤の下辺部分を抜け止め
状態に固定する係止部を有する取付部材を回動可能に設
けたので取付枠の開口部の寸法を遊戯盤の寸法と略同一
とすることができて、遊戯盤の取付枠に対する上下及び
左右方向のがたつき防止手段をなくすことができる。ま
た、これに加えて、係止部の遊戯盤の係止及び係止解除
のための取付部材の回動変位は夫々遊戯盤の嵌め込み及
び操作部の押圧操作により行われ、しかも操作部の押圧
操作時には押圧部が遊戯盤を押出すので、遊戯盤の取付
枠への取付け・取外しを極めて容易に行うことができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、第1図は
取付部材が取付け位置にある状態の要部の縦断面図、第
2図は取付部材の取外し位置における縦断面図、第3図
は要部の斜視図、第4図はパチンコ機の全体を示す斜視
図、第5図はガラス枠及び遊戯球供給ユニットを開放し
た全体の正面図、第6図は取付部材の斜視図、第7図
(a)及び(b)は夫々取付部材の正面図及び側面図である。
また、第8図乃至第10図は従来例を示し、第8図は第
4図相当図、第9図(a),(b)は遊戯盤の取付方法を説明
するための縦断面図、第10図は第5図相当図である。 図面中、22はパチンコ機本体、23は前面板、29は
コ字枠、29aは背面フランジ部、30は取付基板、3
0aは上面部、30c,30dは切欠部、30eは窓
部、35は取付部材、36は取付枠、36aは開口部、
37は遊戯盤、38は基板、39は遊戯部、41は連結
部、43は押圧部、46,50は係止部、51は操作部
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付枠の開口部内に嵌め込まれる遊戯盤を
    その下辺部分で抜け止め状態に取付けるものにおいて、
    前記取付枠に取付け位置と取外し位置との間を回動可能
    に設けられ取付け位置において前記開口部内に嵌め込ま
    れた前記遊戯盤を係止し取外し位置においてその遊戯盤
    に対する係止を解く係止部を一体的に設けた取付部材
    と、この取付部材に一体的に設けられ押圧操作されるこ
    とにより当該取付部材を取付け位置から取外し位置に回
    動変位させる操作部と、前記取付部材に一体的に設けら
    れ前記取付枠に嵌め込まれる遊戯盤に当接されて取付部
    材を取外し位置から取付け位置に回動変位させ前記操作
    部の押圧操作による取付部材の取付け位置から取外し位
    置への回動変位により前記遊戯盤を押圧して前方へ押出
    す押圧部とを具備したことを特徴とするパチンコ機の遊
    戯盤取付装置。
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