JP4310517B2 - 錠取り付け構造及び錠取り付けユニット - Google Patents

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Description

本発明は、錠取り付け構造及び錠取り付けユニットに関する。
従来、自動販売機(以下、単に自販機という)は、人を介さずに商品を販売できる利便性から24時間路上に設置されている。そのため、自販機のシリンダ錠を収容するシリンダ取り付けユニットには、金銭及び商品の盗難に対して十分な対策を講じる必要がある。
一般に、シリンダ錠は薄い板状の止め金具に嵌め込まれその金具のフランジ部が薄い扉に固定され、扉から引き抜かれないように抜け止めされている。そのシリンダ錠は、鍵穴に鍵を差し込んで回動させるとシリンダ錠の操作軸が回動する。操作軸が回動すると、操作軸の先端に取着した操作カムが回動して自販機本体に係脱される(例えば特許文献1)。
そして、自販機を施錠する場合には、扉を閉じたときに鍵を一方向に回転させて、操作カム等により扉が自販機本体に対して掛止めされる(施錠される)。反対に鍵を反対方向に回転させると、操作カムは自販機本体との掛止めが解除される(開錠される)。
特開平7−296235
しかしながら、扉の前側からシリンダ錠の周辺をハンマー等を用いて叩打して陥没させると、シリンダ錠を扉に固定している止め金具が破壊され、簡単に扉が開けられる虞があった。また、扉の前側からシリンダ錠の外周をホールソー等で切り抜くと、扉と止め金具とが切断されてシリンダ錠を引き抜くことが可能となり、操作カムが回動して簡単に扉が開けられる問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、扉への叩き込みや錠の引き抜きに対する防犯性能を向上させる錠取り付け構造と錠取り付けユニットを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、容器本体の扉を施錠及び開錠する錠の錠本体を前記扉に取り付ける錠取り付け構造において、前記錠本体を収容する錠ケース前記錠の鍵穴の部分の面が前記扉から露出するように前記扉の裏面に配置固定されるようにした。そして、前記錠ケースには、前記扉に形成された穴と連通する貫挿穴が形成され、前記錠本体がその貫挿穴に収容支持されるようにした。さらに、前記錠ケースには、収容された前記錠本体に形成された嵌合溝に係合して前記錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能にする閂部材が配設されるとともに、該閂部材を支持するための支持板が配設され、前記支持板にはガイドスリットが形成され、前記閂部材は前記ガイドスリットを介して前記嵌合溝に対する係合位置と非係合位置との間を移動可能であるようにした。
請求項1に記載の発明によれば、閂部材によって錠ケースに錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能に収容した。そして、その錠ケースを扉の裏側に配置固定して、扉からは鍵穴の部分の面が露出するようにした。従って、露出する錠本体の部分の面や錠本体の周囲の扉をハンマー等で叩打しても、錠本体が錠ケースに保護されるため扉の裏側に容易に陥没することがない。その結果、扉の叩き込み等によって不正に開錠される虞がない。
また、錠ケースに扉に形成された穴と連通する貫挿穴を設け、錠本体がその貫挿穴に収容支持されるようにしたので、錠本体を扉に形成された穴から錠ケースに取り付けることができる。そのため、錠本体の取り付け作業が容易となる。
さらに、錠ケースに配設される閂部材を錠本体に係合させて錠ケースに収容した。そして、閂部材が錠本体との係合位置と非係合位置とを移動できるようにした。従って、閂部材を非係合位置にすることで錠ケースに対して錠本体を脱着可能にすることができ、係合位置にすることで錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能にすることができる。そのため、錠本体の交換作業がより容易となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の錠取り付け構造において、前記扉には、その裏面に補強板が固着され、前記錠ケースを前記補強部材を介して前記扉の裏面に固定した。
請求項2に記載の発明によれば、錠ケースを扉の裏面に固着される補強板で固定しているため、扉の叩き込み等に対して錠本体を収容する錠ケースをより強固に保護することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の錠取り付け構造において、前記扉の裏面であって、前記錠ケースの前方位置に、前記錠を回動中心として回動する回転板を配設した。
請求項に記載の発明によれば、扉の裏面であって錠ケースの前方に錠を回動中心とする回転板を備えているので、ホールソー等で錠の回りを切断して錠を引き抜こうとしても、ホールソー等の刃先とともに回転板が回転し、切断することができない。従って、錠の引き抜き破壊に対する防犯性能を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、容器本体の扉を施錠及び開錠する錠の錠本体を収容する錠ケースと、前記錠ケースに収容された前記錠本体に形成された嵌合溝に係合して前記錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能にする閂部材と、前記錠ケースに配設されて前記閂部材を支持する支持板と、前記閂部材を係合位置において前記錠ケースに配設固定させる固定部材とからなり、前記支持板にはガイドスリットが形成され、前記固定部材による前記錠ケースに対する前記閂部材の固定を解除した状態で前記固定部材を上下動させることで前記閂部材は前記ガイドスリットを介して前記嵌合溝に対する係合位置と非係合位置との間を移動可能である錠取り付けユニットとした。
請求項に記載の発明によれば、錠取り付けユニットの錠ケース内に錠本体と閂部材とを収容し、その閂部材を錠本体との係合位置と非係合位置とを移動可能にして係合位置に配置固定させる固定部材を設けた。従って、扉を開閉する容器に対して錠取り付けユニットを取り付けることによって、扉の叩き込みや錠の引き抜き等に対する防犯性能を向上させるとともに錠の交換の利便性を向上させる容器とすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1は、自販機10の全体斜視図であって、容器本体11に対して扉12が開閉可能に取着されている。扉12の正面右側には、錠本体としてのシリンダ錠13が内蔵されている。そしてシリンダ錠13の鍵穴13aに鍵を挿入してシリンダ錠13を開錠させると、扉12を開閉させることができる。
扉12は、図2に示すように、正面板14を備え、その正面板14に前記シリンダ錠13の鍵穴13aを露出させるための円形の穴15が形成されている。穴15の開口縁は、図2に示すように、裏面側にL字形に折り曲げられており、その折り曲げ形成された環状部を環状軸受部16としている。前記正面板14の裏面であって、前記環状軸受部16には、回転板17が回転可能に軸支されている。回転板17は、浸炭焼入れ処理された鉄鋼等の金属円板であって、図3に示すように、円環状に形成されている。
前記正面板14の裏面であって、環状軸受部16に回転可能に支持された回転板17を挟んで上下両側方には、上下一対の第1補強板18,19が設けられている。上下一対の補強部材を構成する第1補強板18,19は正面板14より厚い金属板であって、正面板14に対して溶接にて固着されている。上側の第1補強板18の上部は逆U字状に折り曲げ形成されその先端折曲部18aには左右一対のねじ貫通穴20が形成されている。一方、下側の第1補強板19の上部はU字状に折り曲げ形成されその先端折曲部19aには左右一対のねじ貫通穴21が形成されている。
前記正面板14の裏面であって、前記上下一対の第1補強板18,19を挟んで上下両側方には、上下一対の補強部材を構成する第2補強板22,23が設けられている。上下一対の第2補強板22,23は正面板14より厚い金属板であって、正面板14に対して溶接にて固着されている。上側の第2補強板22の下部はクランク状に折り曲げ形成されその先端折曲部22aには前記上側の第1補強板18の先端折曲部18aと重なるようになっている。また、上側の第2補強板22の先端折曲部22aには、前記第1補強板18の先端折曲部18aに形成した左右一対のねじ貫通穴20と連通するねじ貫通穴24が形成されている。一方、下側の第2補強板23の上部はクランク状に折り曲げ形成されその先端折曲部23aには前記下側の第1補強板19の先端折曲部19aと重なるようになっている。また、下側の第2補強板23の先端折曲部23aには、前記第1補強板19の先端折曲部19aに形成した左右一対のねじ貫通穴21と連通するねじ貫通穴25が形成されている。
上下一対の第2補強板22,23間には、錠ケースとしてのシリンダケース30が配設されている。シリンダケース30は、フロントハウジング31と蓋体32とからなる。フロントハウジング31と蓋体32は、それぞれ上下両側に左右一対のねじ貫通穴33,34が形成されている。フロントハウジング31は、その収容凹部35を蓋体32にて閉塞した状態で、ねじ貫通穴33,34が第1補強板18,19のねじ貫通穴20,21と第2補強板22,23のねじ貫通穴24,25との間に配設される。そして、ねじ貫通穴20,21と連通したねじ貫通穴33,34からボルト36を貫挿しそのボルト36をナット37で螺着することによって、シリンダケース30は、第1補強板18,19と第2補強板22,23に対して固定される。
フロントハウジング31は、前記正面板14に形成した穴15と相対する位置に、円形の貫挿穴39が形成されている。貫挿穴39の正面板側の面には前記環状軸受部16と連通する外筒39aが延出形成されている。また、貫挿穴39の上側にはねじ穴38が形成されている。なお、フロントハウジング31と前記回転板17との間には、パッキンPが配設されている。一方、蓋体32は、前記フロントハウジング31の貫挿穴39と相対する位置には、嵌合凹部40が凹設され、その嵌合凹部40の奥面には挿通穴41が形成されている。また、蓋体32は、嵌合凹部40の上側に小判形状の嵌合穴42が形成されている。シリンダケース30は、フロントハウジング31の収容凹部35を蓋体32にて閉塞した状態で、フロントハウジング31の外筒39aと蓋体32の嵌合凹部40とで前記シリンダ錠13を収容支持している。
フロントハウジング31の収容凹部35には、金属製の支持板43が配設される。支持
板43は前記蓋体32に形成した嵌合穴42に嵌合する小判形状の嵌合突起44が形成されている。従って、嵌合突起44が嵌合穴42に嵌合すると、支持板43は、蓋体32に対して回動不能に支持される。嵌合突起44には第1ガイドスリット45が形成され、その第1ガイドスリット45の下部には、固定部材としての締結ねじ46の頭部46aが嵌合する凹部45aが拡開形成されている。嵌合突起44の下側には、蓋体32に形成した嵌合凹部40と対応する位置に貫挿穴47が形成され、前記シリンダ錠13が貫通される。また、嵌合突起44の左右両側には、上下方向に延びる第2ガイドスリット48が形成されている。
また、フロントハウジング31の収容凹部35には、前後一対の金属製の閂部材を構成する第1閂板50と閂部材を構成する第2閂板51とが配設されている。第1及び第2閂板50,51は、前記支持板43の第1ガイドスリット45から挿通される締結ねじ46がフロントハウジング31に形成したねじ穴38に螺着されると、同フロントハウジング31に対して固着されることによって、支持板43とフロントハウジング31との間で挟着固定される。第1閂板50は、左右一対の係止片50aが支持板43側に延出形成されている。この左右一対の係止片50aは、第2閂板51の左右両側に形成した係合凹部51aに係合して支持板43の第2ガイドスリット48に貫挿される。従って、第1及び第2閂板50,51は、支持板43に対して回動不能に支持板43とフロントハウジング31との間で挟着固定される。そして、第1及び第2閂板50,51は、第1及び第2閂板50,51の二股部50b,51bとがシリンダケース30に収容されるシリンダ錠13の胴部に形成した断面が小判形上の環状の係合溝13bと嵌合して固定される。この嵌合位置を係合位置という。その結果、シリンダケース30内に収容されたシリンダ錠13は、第1および第2閂板50,51によって、シリンダケース30内で回動不能に、かつ正面板14の穴15から引き抜きができないようになっている。
また、締結ねじ46を緩めてフロントハウジング31から外し、同締結ねじ46を支持板43の嵌合突起44に形成した第1ガイドスリット45に沿って上動させると、第1及び第2閂板50,51が同締結ねじ46によって上動される。このとき、第1閂板50に形成した係止片50aが支持板43に形成した第2ガイドスリット48にそって案内される。そして、第1及び第2閂板50,51の二股部50b,51bがシリンダ錠13の胴部に形成した環状の係合溝13bから離脱した非係合位置に配置されると、シリンダ錠13は、図5(a)に示すように、シリンダケース30を第1補強板18,19及び第2補強板22,23に取り付けた状態で、正面板14の穴15から取り出せるようになっている。反対に、シリンダ錠13を組み付けるときには、前記第1及び第2閂板50,51を上動させた状態にして、正面板14の穴15からシリンダ錠13をシリンダケース30内に挿入する。そして、図5(b)に示すように、第1及び第2閂板50,51を係合位置まで下げて、締結ねじ46を締め付ければシリンダ錠13の組み付けは完了する。
シリンダケース30に支持固定されたシリンダ錠13の操作軸13cは、図4に示すように、蓋体32の嵌合凹部40に形成した挿通穴41を貫通し、図2に示すように、タグ軸52に連結固定されている。タグ軸52は、操作軸13cに対して同操作軸13cに対して一体回転可能にかつ軸線方向に移動可能に連結されている。つまり、シリンダ錠13の鍵穴13aに鍵を挿入して回すと、操作軸13c(タグ軸52)が回転する。タグ軸52は蓋体32に支持固定されたタグケース53内において軸受部材54a,54bにて回動可能にかつ軸線方向に移動可能に支持固定されている。従って、シリンダ錠13が正面板14の穴15からシリンダ錠13をシリンダケース30内に挿入されたとき、シリンダ錠13の操作軸13cはタグ軸52を一体回転可能に連結される。
また、タグ軸52は、タグケース53内において、操作カム55が固着され、同タグ軸52と一体回転するようになっている。タグケース53には、その上下両側面に開口部5
6,57が形成され、前記タグ軸52とともに回転する操作カム55が、開口部56,57から出没するようになっている。つまり、シリンダ錠13の鍵穴13aに鍵を挿入して回すと、操作軸13c(タグ軸52)が回転して操作カム55が開口部56,57から出没する。
操作カム55は、タグケース53の開口部56,57から突出すると、図示しない容器本体11側に設けた係合部材と係合するようになっている。その結果、扉12を開けることができない状態になる。反対に、操作カム55は、タグケース53内に没入しているとき、容器本体11側に設けた前記係合部材との係合が解かれた状態になる。その結果、扉12を開けることができる状態になる。
従って、上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、自販機10の扉12の裏面に設けたシリンダ錠13を、その鍵穴13a部分のみが、正面板14の穴15から露出されるように配設するとともに、そのシリンダ錠13をフロントハウジング31と蓋体32とからなる金属製のシリンダケース30に収容した。従って、シリンダ錠13及びそのシリンダ錠13を収容するシリンダケース30の取り付け構造が、外から視認することができないことから、シリンダ錠13を破壊して扉12を開ける不正行為に対して抑止効果を高めることができる。しかも、扉12の正面板14の穴15から露出したシリンダ錠13の部分をハンマー等で叩打しても、シリンダケース30内にシリンダ錠13が収容されているため容易にシリンダ錠13が陥没することはない。従って、シリンダ錠13が陥没して、操作カム55と継合部材との係合状態が解かれ扉12が不正に開けられる虞はない。
(2)しかも、本実施形態によれば、シリンダ錠13を収容したシリンダケース30は、正面板14の裏面に溶接した第1補強板18,19及び第2補強板22,23に連結固定し、シリンダ錠13の鍵穴13a部分の面のみを、正面板14の穴15から露出させるように構成した。従って、シリンダケース30は強固に支持固定されていることになり、シリンダケース30に収容されたシリンダ錠13はより強固に保護され、ハンマー等で叩打による不正開錠はより行い難くなる。しかも、シリンダ錠13の回りの正面板14をハンマー等で叩打して正面板14とともにシリンダ錠13を陥没させようとしても、正面板14の裏面に溶接した第1補強板18,19及び第2補強板22,23によって容易に陥没することはない。
(3)本実施形態では、正面板14の裏面とシリンダ錠13を収容したシリンダケース30との間に、回転板17を回転可能に配設した。従って、ホールソー等によってシリンダ錠13の回りの正面板14を切断しようとしても、ホールソー等の刃先の回転とともに回転板17が回転するため、シリンダケース30にその刃先が到達することがない。そのため、シリンダケース30が切り抜かれてシリンダ錠13が不正に引き抜かれる虞がない。
(4)本実施形態では、正面板14の裏面に回転板17を配設して、外見上、回転板17が設けられていること、及び、回転板17のサイズが分からないように構成した。従って、事前に回転板17を避けてホールソー等を使って正面板14を切断することができず、不性行為をでき難くできる。
(5)本実施形態において、シリンダ錠13は、シリンダケース30においてシリンダ錠13に形成した係合溝13bに第1及び第2閂板50,51にて嵌合固定されるようにした。その結果、シリンダ錠13が、不正に回動されたり、正面板14の穴15から不正に引き抜かれる虞がない。
(6)本実施形態では、シリンダ錠13はシリンダケース30内において第1及び第2閂板50,51によって回動不能に、かつ、正面板14の穴15から引き抜きができない構造にした。従って、シリンダ錠13は、シリンダケース30を扉12に取り付けた後に、正面板14の穴15からシリンダ錠13をシリンダケース30内に挿入するだけで、シリンダ錠13の組み付けができる。その組み付け作業は簡単になる。
(7)しかも、本実施形態では、シリンダ錠13の操作軸13cは、タグケース53に設けられたタグ軸52と一体回転可能にかつ軸線方向に移動可能に連結されている。従って、操作カム55を固着したタグ軸52をタグケース53に配置してシリンダケース30に取り付けた後に、シリンダ錠13を正面板14の穴15からシリンダケース30内に挿入することができる。その結果、組み付け作業がさらに簡単となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、錠取り付け構造を自動販売機に具体化したが、これに限定されるものではなく、扉を開閉する容器であれば何でもよい。
○上記実施形態では、第1及び第2閂板50,51の2個の閂板を設けたが、これに限定されるものではなく、閂板を1個、或いは4個以上設けて実施してもよい。
○上記実施形態では、支持板43をフロントハウジング31と蓋体32との間に配設したが、支持板43の前後側にパッキン等を挟入してフロントハウジング31と蓋体32との間の位置決め補強して支持板43を収容してもよい。
○上記実施形態では、第2閂板51の係合凹部51aに左右一対の係止片50aを係合させて第1閂板50に係合させたが、これに限定されるものではなく、第1及び第2閂板50,51に位置決め穴を設けて位置決めピン等を挿通させることによって第2閂板51を第1閂板50に係合させてもよい。
本発明を具体化した自動販売機の全体斜視図。 シリンダ取り付け構造を説明する横断面図。 シリンダ錠とシリンダケースとの関係を説明する斜視図。 シリンダケースとタグ軸との関係を説明する斜視図。 シリンダケースにシリンダ錠を取り付ける説明図であって(a)はシリンダ錠を取り付ける前の説明図、(b)はシリンダ錠を取り付けた後の説明図。
符号の説明
10…自販機、11…容器本体、12…扉、13…錠本体としてのシリンダ錠、13a…鍵穴、13b…係合溝、13c…操作軸、14…正面板、17…回転板、18,19…補強部材を構成する第1補強板、22,23…補強部材を構成する第2補強板、30…錠ケースとしてのシリンダケース、31…フロントハウジング、32…蓋体、35…収容凹部、39…貫挿穴、40…嵌合凹部、43…支持板、45…第1ガイドスリット、46…固定部材としての締結ねじ、48…第2ガイドスリット、50…閂部材を構成する第1閂板、50a…係止片、51…閂部材を構成する第2閂板、50b,51b…二股部、52…タグ軸、53…タグケース、55…操作カム。

Claims (4)

  1. 容器本体の扉を施錠及び開錠する錠の錠本体を前記扉に取り付ける錠取り付け構造において、
    前記錠本体を収容する錠ケース前記錠の鍵穴の部分の面が前記扉から露出するように前記扉の裏面に配置固定され、前記錠ケースには、前記扉に形成された穴と連通する貫挿穴が形成され、前記錠本体がその貫挿穴に収容支持されるようにし、
    前記錠ケースには、収容された前記錠本体に形成された嵌合溝に係合して前記錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能にする閂部材が配設されるとともに、該閂部材を支持するための支持板が配設され、
    前記支持板にはガイドスリットが形成され、前記閂部材は前記ガイドスリットを介して前記嵌合溝に対する係合位置と非係合位置との間を移動可能であることを特徴とする錠取り付け構造。
  2. 請求項1に記載の錠取り付け構造において、
    前記扉は、その裏面に補強部材が固着され、前記錠ケースは前記補強部材を介して前記扉の裏面に固定されていることを特徴とする錠取り付け構造。
  3. 請求項1又は2に記載の錠取り付け構造において、
    前記扉の裏面であって、前記錠ケースの前方位置に、前記錠を回動中心として回動する回転板を配設したことを特徴とする錠取り付け構造。
  4. 容器本体の扉を施錠及び開錠する錠の錠本体を収容する錠ケースと、
    前記錠ケースに収容された前記錠本体に形成された嵌合溝に対して係合して前記錠本体を回動不能かつ軸線方向に移動不能にする閂部材と、
    前記錠ケースに配設されて前記閂部材を支持する支持板と、
    前記閂部材を係合位置において前記錠ケースに配設固定させる固定部材とからなり、
    前記支持板にはガイドスリットが形成され、前記固定部材による前記錠ケースに対する前記閂部材の固定を解除した状態で前記固定部材を上下動させることで前記閂部材は前記ガイドスリットを介して前記嵌合溝に対する係合位置と非係合位置との間を移動可能である錠取り付けユニット。
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