JP3503563B2 - 車両用ドアハンドルの盗難防止構造 - Google Patents

車両用ドアハンドルの盗難防止構造

Info

Publication number
JP3503563B2
JP3503563B2 JP2000072559A JP2000072559A JP3503563B2 JP 3503563 B2 JP3503563 B2 JP 3503563B2 JP 2000072559 A JP2000072559 A JP 2000072559A JP 2000072559 A JP2000072559 A JP 2000072559A JP 3503563 B2 JP3503563 B2 JP 3503563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
key cylinder
outer panel
opening
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000072559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001262874A (ja
Inventor
博史 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2000072559A priority Critical patent/JP3503563B2/ja
Publication of JP2001262874A publication Critical patent/JP2001262874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3503563B2 publication Critical patent/JP3503563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正なドアの解錠
を防止する車両用ドアハンドルの盗難防止構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11ないし図13に示すように、従
来、車両のフロントドアに用いるドアハンドルは車外側
からキー操作によりドアの施錠、解錠を行なうキーシリ
ンダ2を備えている。ドアハンドルは車外側からドアア
ウタパネル3の開口30を覆うようにハンドルケース1
の外周縁を開口30の開口縁に当接せしめて取付けら
れ、キーシリンダ2はハンドルケース1の背面側に取付
けられている。キーシリンダ2は鍵穴を有する前面をハ
ンドルケース1の後端の開口11に位置合わせし、キー
シリンダ2中間から左右両側へ突出するステー部23,
24のうち、一方のステー部23をハンドルケース1背
面の取付け部12にボルト締め固定するとともに、他方
のステー部24はねじ穴を備え、これをハンドルケース
1後端背面の締結部13とドアアウタパネル3の開口3
0の開口縁後端の締結部31と一体にボルト締め固定し
ている。
【0003】キーシリンダ2は、後端にキー操作により
施錠方向および解錠方向へ回動可能な作動レバー4が連
結してあり、作動レバー4の自由端は連結ロッド5Aを
介してドア内のドアロック装置9と連結され、作動レバ
ー4の施錠および解錠方向へ回動により連結ロッド5A
を介してドアロック装置9を作動せしめドアを施錠、解
錠する。図11において5Bはドアハンドルの操作ハン
ドル14とドアロック装置9とを連結する連結ロッド
で、ドアは操作ハンドル14の操作により連結ロッド5
Bを介してドアロック装置9のラッチを解除して開く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のドア
ハンドルでは、キーシリンダ2付近のハンドルケース1
の外周上縁とドアアウタパネル3の開口30の開口上縁
の境界、および、ハンドルケース1の外周下縁と開口3
0の開口下縁の境界から先端が細いマイナスドライバD
等を強引にドア内に挿入し、ドライバDの先端でキーシ
リンダ2後端の作動レバー4を操作して不正にドアが解
錠されたり、更には、ハンドルケース1の外周下縁と開
口30の開口下縁の境界から挿入したドライバDの先端
で連結ロッド5Aを操作して不正にドアが解錠されるお
それがある。そこで本発明は、ドライバ等によるキーシ
リンダの作動レバーおよび連結ロッドの不正な解錠操作
を阻止し、盗難を防止する車両用ドアハンドルの盗難防
止構造を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドルケー
スをドアアウタパネルに形成した開口に取付け、上記ハ
ンドルケースの背面にキーシリンダを付設するととも
に、該キーシリンダの後端にキー操作に連動して施錠、
解錠方向へ回動する作動レバーを設け、該作動レバーを
連結ロッドを介してドアロック装置に連結し、上記キー
操作によりドアロック装置を作動せしめてドアを施錠、
解錠せしめる車両用ドアハンドルにおいて、上記キーシ
リンダは、その側面の一方の側から突出する第1のステ
ー部と、側面の他方の側から突出する第2のステー部を
備え、上記キーシリンダまわりには、上記第2のステー
部側の側面を囲む基端部と、該基端部から延出して上記
キーシリンダの上方および下方をそれぞれ覆う上方遮断
板および下方遮断板とで断面コ字形をなし、かつ上記第
1のステー部と対向する取付け座を備えたレバープロテ
クタを設け、該レバープロテクタは、上記基端部を上記
第2のステー部に係合せしめるとともに、上記取付け座
を上記第1のステー部と一体に、上記ハンドルケースの
背面に突設した取付け部に締結せしめて、上記キーシリ
ンダおよびレバープロテクタを一体に上記ハンドルケー
スに固定し、上記上方遮断板および下方遮断板により、
それぞれ、上記ドアアウタパネルの開口上縁から上記作
動レバーまでの略直線経路および上記ドアアウタパネル
の開口下縁から上記作動レバーまでの略直線経路を遮断
せしめる(請求項1)。ドライバ等をハンドルケースの
外周縁とドアアウタパネルの開口縁の境界からドア内に
挿入しても、レバープロテクタの上方遮断板と下方遮断
板とでドライバ等の進入を阻止し、ドライバ等の先端が
作動レバーに届かないので不正なドアの解錠を防止する
ことができる。
【0006】上記ハンドルケースは、その側端からドア
内方向へ延出する締結部を、これに重ね合わせた上記キ
ーシリンダの上記第2のステー部の先端と一体に、上記
ドアアウタパネルの開口縁からドア内方向へ突出する締
結部に締結してドアアウタパネルに固定する(請求項
2)。
【0007】
【0008】 また本発明は、ハンドルケースをドアア
ウタパネルに形成した開口に取付け、上記ハンドルケー
スの背面にキーシリンダを付設するとともに、該キーシ
リンダの後端にキー操作に連動して施錠、解錠方向へ回
動する作動レバーを設け、該作動レバーを連結ロッドを
介してドアロック装置に連結し、上記キー操作によりド
アロック装置を作動せしめてドアを施錠、解錠せしめる
車両用ドアハンドルにおいて、上記ハンドルケースの背
面側に、基端部と、該基端部の下端から延出する遮断板
と、上記基端部から突出する突出部を一体に備えたロッ
ドプロテクタを設け、該ロッドプロテクタは、上記基端
部を、上記ハンドルケースの側端からドア内方向へ延出
する締結部と、上記ドアアウタパネルの開口縁からドア
内方向へ突出せしめた締結部に一体に締結せしめて、上
記突出部を上記ドアアウタパネルの背面に近接対向せし
め、かつ上記遮断板により、上記ドアアウタパネルの開
口の下縁から上記連結ロッドまでの略直線経路を遮断せ
しめる。ハンドルケースの外周縁とドアアウタパネルの
開口下縁の境界からドライバ等をドア内に挿入しても、
ロッドプロテクタにより進入が阻止され、ドライバ等の
先端が連結ロッドに届かないので不正なドアの解錠を防
止することができる。
【0009】
【0010】
【0011】 上記ロッドプロテクタに、その基端部の
上端から上記キーシリンダの上方へ覆うように延出し、
上記ドアアウタパネルの開口の上縁から上記作動レバー
までの略直線経路を遮断する遮断板を一体に設ける。
われやすい作動レバーの上部まわりと連結ロッドまわり
とを構造簡素なプロテクタ部材により遮断することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】図11に示すように、ドアハンド
ルのハンドルケース1は、合成樹脂または金属の前後方
向に長い長円容器形で、ドアを開閉する操作ハンドル1
4と、キー操作によりドアを施錠、解錠するキーシリン
ダ2とが前後位置に並設してある。ドアハンドルはハン
ドルケース1をドアアウタパネル3に固定し、操作ハン
ドル14およびキーシリンダ2は別々に連結ロッド5
A,5Bによりドアの内部後端に付設したドアロック装
置9と連結している。
【0013】以下、図1および図2に基づいて本発明の
第1の実施の形態を説明する。ハンドルケース1の後端
背面には、キーシリンダ2と、キーシリンダ2の外周を
囲む金属板のレバープロテクタ6とが一体に固定してあ
る。
【0014】キーシリンダ2は、前面に鍵穴を形成した
大径の前端部21と前端部21よりも小径の本体部22
とを備え、本体部22の外周中間には外方へ突出して本
体部22の外周を取り囲む板状の第1のステー部23が
一体に形成してある。第1のステー部23には上記本体
部22の一方の側方へ突出する突出部230を備え、突
出部230にはボルト貫通穴231が形成してある。本
体部22の後端外周には本体部22の他方の側方へ突出
する第2のステー部24が突設してある。第2のステー
部24は略円柱形で、先端は円柱の上縁および下縁を切
欠いた小判形をなし、先端面中央には軸方向にねじ穴2
41が形成してある。本体部22の後端末には後述の作
動レバー4を軸支する支軸25が突設してある。支軸2
5はキーシリンダ2の内部機構に連動して、キー操作に
より回転する。
【0015】レバープロテクタ6は、キーシリンダ2の
本体部22に対してその上方、下方および上記第2のス
テー部24側の側方の3方を囲むほぼコ字形の金属板
で、上記側方を覆う基端部60の中心には上記第2のス
テー部24の先端を嵌入する小判形の嵌合穴61が形成
してある。レバープロテクタ6の上部は基端部60から
斜め上方へ突出しかつ屈曲してほぼ水平方向にキーシリ
ンダ2の本体部22の上方を覆う上方遮断板62を形成
しており、下部には基端部60から斜め下方へ突出しか
つ屈曲してほぼ水平方向に上記本体部22の下方を覆う
下方遮断板63を形成している。
【0016】下方遮断板63にはその端末から突出し、
キーシリンダ2の第1のステー部23の突出部230に
対応する取付け座64が形成してある。取付け座64に
は中央にボルト貫通穴641が設けてある。また取付け
座64にはその上縁に、上方かつ車外側へ突出せしめた
係止爪65が形成してある。
【0017】レバープロテクタ6は、基端部60の嵌合
穴61にキーシリンダ2の第2のステー部24の先端を
嵌入し、上方遮断板62をキーシリンダ2の第1のステ
ー部23の上縁に沿ってこれを覆うように配置するとと
もに、下方遮断板63を第1のステー部23の下縁に沿
ってこれを覆うように配置する。そして、取付け座64
を第1のステー部23の突出部230に重ね合わせて両
ボルト貫通穴641,231を合致せしめるともに、係
止爪65を第1のステー部23の側縁232上端に係止
せしめてキーシリンダ2に付設してある。
【0018】キーシリンダ2およびこれに付設したレバ
ープロテクタ6は、両者一体にハンドルケース1の後端
背面にボルト締め固定してある。ハンドルケース1の後
端にはキーシリンダ2の前端部21の前面に対応する円
形の開口11が形成してあり、開口11は上記前面より
も小さい。ハンドルケース1の背面には開口11寄りの
位置にキーシリンダ2の第1のステー部23の突出部2
30に対応する取付け部12が突設してあり、取付け部
12は筒状で内周にねじ穴を備えている。ハンドルケー
ス1の後端末には外周内面に沿う壁状でドア内方向へ延
出しキーシリンダ2の第2のステー部24の先端に対応
する締結部13が形成してあり、締結部13の中央には
第2のステー部24のねじ穴241に対応するボルト貫
通穴を備えている。
【0019】キーシリンダ2は前端部21の前面外周を
ハンドルケース1の開口11の開口縁背面に衝き合わせ
てキーシリンダ2の鍵穴を開口11から車外側へ臨ませ
るとともに、キーシリンダ2の第2のステー部24の先
端とこれと嵌合したレバープロテクタ6の基端部60と
を一体に締結部13の壁面に衝き合わせ、第1のステー
部23の突出部230およびレバープロテクタ6の取付
け座64を一体にハンドルケース1の取付け部12にボ
ルトB1により締付けてある。
【0020】ドアアウタパネル3は、ハンドルケース1
の外周とほぼ同形でひとまわり小さいドアハンドル取付
け用の開口30を備え、開口30の後縁にはパネルを屈
曲しドア内側へ突出する舌片状の締結部31を突設し、
締結部31の中央には長穴のボルト貫通穴が形成してあ
る。ドアハンドルはハンドルケース1の外周縁をドアア
ウタパネル3の開口30の開口縁に車外側よりシール材
を介して押し当て、ハンドルケース1の締結部13をド
アアウタパネル3の締結部31に重ね合わせ、締結部3
1側からボルトB2を両締結部13,31のボルト貫通
穴を介してレバープロテクタ6の基端部60を嵌着した
キーシリンダ2の第2のステー部24のねじ穴241に
締め付けて固定してある。
【0021】ドア内では、キーシリンダ2の後端末の上
記支軸25に作動レバー4がかしめ固着してある。作動
レバー4は断面ほぼZ字形の金属板で、キーシリンダ2
のキー操作により支軸25と一体に施錠方向または解錠
方向へ回動する。そして、作動レバー4の自由端には連
結ロッド5Aの上端が相対回動自在に連結してあり、作
動レバー4は連結ロッド5Aを介してドアロック装置9
(図11)と連結してある。
【0022】本実施の形態によれば、レバープロテクタ
6の上方遮断板62がドアアウタパネル3の開口30の
キーシリンダ2付近の開口上縁に沿ってほぼ平行にキー
シリンダ2の上方を覆い、上記開口上縁と作動レバー4
との間の略直線経路を遮断するとともに、下方遮断板6
3が開口30のキーシリンダ2付近の開口下縁に沿って
ほぼ平行にキーシリンダ2の下方を覆い、上記開口下縁
と作動レバー4との間の略直線経路を遮断している。ハ
ンドルケース1の外周上縁と上記開口上縁の境界やハン
ドルケース1の外周下縁と上記開口下縁の境界から強引
にマイナスドライバD等をドア内に差し込んでも各遮断
板62、63がドライバDの進入を阻止し、ドライバD
の先端が作動レバー4に届かないので、不正な作動レバ
ー4の解錠操作を阻止できる。
【0023】次に、図3ないし図5に基づいて本発明の
第2の実施の形態を説明する。これは、ドアハンドルの
ハンドルケース1の背面側に、ドアアウタパネル3の開
口30の開口下縁と連結ロッド5Aとの間の略直線経路
を遮断するロッドプロテクタ7を取付けたものである。
本実施の形態の基本構造は第1の実施の形態とそれと同
一構造で、同一部材は同一符号で示す。
【0024】ロッドプロテクタ7は、ボルト部材B2に
よりドアアウタパネル3の開口30の締結部31および
ハンドルケース1の締結部13とを一体にキーシリンダ
2の第2のステー部24に締め付ける基端部70と、基
端部70の下端から上記開口30の開口下縁に沿うよう
に斜め下方へ突出する傾斜状の遮断板71を備えた金属
板で構成してある。
【0025】遮断板71の車外側の側端には斜め下方に
向かって傾斜状に屈曲せしめた第1の側縁フランジ71
1が設けてあり、遮断板71の車内側の側端には下方に
向かってほぼ垂直に屈曲せしめた第2の側縁フランジ7
12が設けてある。基端部70には、車外側へ突出し、
かつ先端をほぼ直角に屈曲せしめ、ドアアウタパネル3
の背面と近接対向する突出部72が一体成形してある。
【0026】ロッドプロテクタ7は基端部70のボルト
貫通穴にボルト部材B2を貫通するとともに上記ボルト
貫通穴をかしめて、ボルト部材B2を回転自在かつ抜け
落ちないように一体に設けてある。ロッドプロテクタ7
は、ボルト部材B2をドアアウタパネル3の締結部31
側からそのボルト貫通穴311およびハンドルケース1
の締結部13のボルト貫通穴131を介して上記第2の
ステー部24の先端のねじ穴241に締め込み、遮断板
71を開口30の開口下縁と連結ロッド5Aとの間に配
設するとともに、突出部72をドアアウタパネル3の締
結部31根元のパネル背面に近接対向せしめてある。
【0027】本実施の形態において、ロッドプロテクタ
7の遮断板71がドアアウタパネル3の開口30のキー
シリンダ2付近の開口下縁に沿ってほぼ平行に上記開口
下縁と連結ロッド5Aとの間の略直線経路を遮断するの
で、ハンドルケース1の外周下縁と上記開口下縁の境界
から強引にドライバD等をドア内に差し込んでも遮断板
71がドライバDの進入を阻止する。遮断板71はその
車外側の第1の側縁フランジ711が傾斜状のため、こ
れに衝き当たったドライバDはその進入方向が逸らされ
る。また、第1の側縁フランジ711をかわせたとして
も、ドライバDの先端は遮断板71の第2の側縁フラン
ジ712に衝き当り、連結ロッド5Aに届かない。従っ
て、不正な連結ロッド5Aの解錠操作を阻止できる。
【0028】また、マイナスドライバDの先端をハンド
ルケース1の外周後縁と開口30の開口後縁との境界に
差し込み、ハンドルケース1を外側に引き出すようにこ
じってハンドルケース1の外周後縁と開口30の開口後
縁との間に隙間を開けようとしても、ロッドプロテクタ
7の突出部72がドアアウタパネル3の背面に当接し、
ハンドルケース1の外側への引き出しを阻止することが
できる。
【0029】図6および図7は、ハンドルケース1の背
面側に、第1の実施の形態のレバープロテクタ6と、第
2の実施の形態のロッドプロテクタ7とを取付けた第3
の実施の形態を示す。各プロテクタ6,7は第1および
第2実施の形態と同一の形状、同一の取付け構造であ
る。
【0030】これによれば、第1および第2の実施の形
態の作用効果が相まって、レバープロテクタ6により不
正な作動レバー4の解錠操作を阻止するとともに、ロッ
ドプロテクタ7により不正な連結ロッド5Aの解錠操作
を阻止し、更に、ハンドルケース1の車外側への引き出
しも阻止するので、確実に不正なドアの解錠を防止する
ことができる。
【0031】図8ないし図10は第4の実施の形態を示
し、これは狙われやすい作動レバー4の上部まわりや連
結ロッド5Aまわりとを遮断するロッドプロテクタ7A
をハンドルケース1の背面側に取付けたものである。
【0032】ロッドプロテクタ7Aの基本構造は上述の
ロッドプロテクタ7と同一で、ロッドプロテクタ7Aに
は基端部70から斜め上方へ突出しかつ屈曲してほぼ水
平方向に延出せしめた上部遮断板73が一体に形成して
ある。ロッドプロテクタ7Aは、その基端部70をボル
ト部材B2によりドアアウタパネル3の締結部31およ
びハンドルケース1の締結部13と一体にキーシリンダ
2の第2のステー部24に締付け、下方遮断板71をド
アアウタパネル3の開口30の開口下縁と連結ロッド5
Aとの間に配設するとともに、突出部72をドアアウタ
パネル3の締結部31根元のパネル背面に近接対向せし
め、更に、上方遮断板73をキーシリンダ2の第1のス
テー部23の上縁に沿ってこれを覆うように配置し、開
口30の開口上縁と作動レバー4との間の略直線経路を
遮断する。これによれば、構造簡素なロッドプロテクタ
7Aで、作動レバー4への上方からの解錠操作、およ
び、連結ロッド5Aへの解錠操作を阻止することができ
る。
【0033】
【発明の効果】ハンドルケースの外周縁とドアアウタパ
ネルの開口縁の境界からドライバ等をドア内に挿入して
不正にキーシリンダの作動レバーや連結ロッドを解錠操
作しようしても、本発明のレバープロテクタおよびロッ
ドプロテクタがドライバ等の進入を阻止するので不正な
ドアの解錠を確実に防止することができ、もって、車両
の盗難を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止構造の第1の実施の形態の分
解斜視図である。
【図2】上記第1の実施の形態を示すもので、図2
(A)は要部平面図、図2(B)は要部背面図、図2
(C)は図2(A)のIIC−IIC線に沿う断面図であ
る。
【図3】本発明の盗難防止構造の第2の実施の形態の分
解斜視図である。
【図4】上記第2の実施の形態を示すもので、図4
(A)は要部平面図、図4(B)は要部背面図である。
【図5】図4(A)のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の盗難防止構造の第3の実施の形態の要
部背面図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図である。
【図8】本発明の盗難防止構造の第4の実施の形態に用
いるプロテクタ部材の斜視図である。
【図9】上記第4の実施の形態の要部背面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】車両のドアの後部斜視図である。
【図12】従来のドアハンドルのキーシリンダ付近を示
すもので、図11のXII −XII 線に沿う断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドルケース 13 締結部 2 キーシリンダ23,24 ステー部 3 ドアアウタパネル 30 開口 31 締結部 4 作動レバー 5A 連結ロッド 6 レバープロテクタ60 基端部 61 嵌合穴 62 上方遮断板 63 下方遮断板 64 締結部(取付け座) 65 仮保持手段(係止爪) 7,7A ロッドプロテクタ 70 基端部 71 遮断板 72 突出部 73 上方遮断板 9 ドアロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−37559(JP,A) 特開 昭58−54169(JP,A) 特開 平6−257335(JP,A) 特開 平8−218688(JP,A) 特開 平4−5381(JP,A) 実開 昭57−181865(JP,U) 実開 昭62−154159(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 17/20 E05B 1/00 301 E05B 65/20 E05B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルケースをドアアウタパネルに形
    成した開口に取付け、上記ハンドルケースの背面にキー
    シリンダを付設するとともに、該キーシリンダの後端に
    キー操作に連動して施錠、解錠方向へ回動する作動レバ
    ーを設け、該作動レバーを連結ロッドを介してドアロッ
    ク装置に連結し、上記キー操作によりドアロック装置を
    作動せしめてドアを施錠、解錠せしめる車両用ドアハン
    ドルにおいて、上記キーシリンダは、その側面の一方の
    側から突出する第1のステー部と、側面の他方の側から
    突出する第2のステー部を備え、上記キーシリンダまわ
    りには、上記第2のステー部側の側面を囲む基端部と、
    該基端部から延出して上記キーシリンダの上方および下
    方をそれぞれ覆う上方遮断板および下方遮断板とで断面
    コ字形をなし、かつ上記第1のステー部と対向する取付
    け座を備えたレバープロテクタを設け、該レバープロテ
    クタは、上記基端部を上記第2のステー部に係合せしめ
    るとともに、上記取付け座を上記第1のステー部と一体
    に、上記ハンドルケースの背面に突設した取付け部に締
    結せしめて、上記キーシリンダおよびレバープロテクタ
    を一体に上記ハンドルケースに固定し、上記上方遮断板
    および下方遮断板により、それぞれ、上記ドアアウタパ
    ネルの開口上縁から上記作動レバーまでの略直線経路お
    よび上記ドアアウタパネルの開口下縁から上記作動レバ
    ーまでの略直線経路を遮断せしめたことを特徴とする車
    両用ドアハンドルの盗難防止構造。
  2. 【請求項2】 上記ハンドルケースは、その側端からド
    ア内方向へ延出する締結部を、これに重ね合わせた上記
    キーシリンダの上記第2のステー部の先端と一体に、上
    記ドアアウタパネルの開口縁からドア内方向へ突出する
    締結部に締結してドアアウタパネルに固定した請求項1
    に記載の車両用ドアハンドルの盗難防止構造。
JP2000072559A 2000-03-15 2000-03-15 車両用ドアハンドルの盗難防止構造 Expired - Fee Related JP3503563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072559A JP3503563B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 車両用ドアハンドルの盗難防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072559A JP3503563B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 車両用ドアハンドルの盗難防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001262874A JP2001262874A (ja) 2001-09-26
JP3503563B2 true JP3503563B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=18590942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072559A Expired - Fee Related JP3503563B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 車両用ドアハンドルの盗難防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3503563B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5613954B2 (ja) * 2009-02-09 2014-10-29 株式会社ソフイア 遊技機
JP5572813B2 (ja) * 2012-01-18 2014-08-20 株式会社ソフイア 遊技機
JP2018021297A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社アルファ 車両用ドアハンドル装置及び車両用ドアハンドル装置の組付方法
CN107675964A (zh) * 2017-10-31 2018-02-09 无锡瑞林控制软件有限公司 开启手柄连接结构
JP7026023B2 (ja) * 2018-08-07 2022-02-25 本田技研工業株式会社 車両用ドア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001262874A (ja) 2001-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3873566B2 (ja) 自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法
US6240754B1 (en) Vehicle security device
JP3503563B2 (ja) 車両用ドアハンドルの盗難防止構造
JP3449135B2 (ja) 自動車のドアロック装置
JP3726176B2 (ja) 車両用フードロック装置
JP4356731B2 (ja) 自動車のドアアウトサイドハンドル取付部構造
JP2001090410A (ja) 自動車用ドアのラッチカバー
JP3510086B2 (ja) 自動販売機の扉防盗装置
JPH06307139A (ja) ドアロツク装置
JP3978321B2 (ja) 車両ドアハンドル装置
JP3462447B2 (ja) 車両ドアのシリンダ錠取付構造
WO2006132246A1 (ja) ワイパピボット及びリヤワイパ装置
JPH0518447Y2 (ja)
JPH0629389Y2 (ja) 自動車用バックドアにおけるキ−シリンダの盗難防止構造
JP2003262051A (ja) 車両用ドアハンドル装置
JPH0364673B2 (ja)
JPH019891Y2 (ja)
JP3972284B2 (ja) キーシリンダの取付構造
JPH0521068U (ja) キーシリンダ取付構造
JP3716900B2 (ja) 車両用フードロック装置
JPH072909Y2 (ja) 車両用フードロック装置
JPH0784827B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH0518448Y2 (ja)
JP3810951B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH072916Y2 (ja) 車両用ドアの盗難防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031201

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees