JP5613954B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤を着脱可能な前面枠と、該前面枠の前面の一側に開閉可能に軸着され、遊技盤の前面を覆う透明部材が保持された前面カバー部材と、該前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構と、を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技盤を着脱可能な前面枠の前面の一側に前面カバー部材(ガラス枠)を開閉可能な状態で軸着し、前面カバー部材には大きな開口部を開設するとともに該開口部を透明部材(ガラス板)で塞いで、遊技盤上に形成された遊技領域を開口部から前方へ臨ませている。また、前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構を備え、不正行為者が前面カバー部材を不正に開放する等の不正行為を未然に防止できるように構成されている。そして、このロック機構をロック状態またはロック解除状態へ変換する変換機構部を前面カバー部材側に設ける旨が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−192028号公報
ところで、上記特許文献に記載のロック機構においては、不正部材が閉状態の前面カバー部材を正面から突き破ってパチンコ遊技機内に侵入してくると、この不正部材が変換機構部へ直ちに到達してしまう。これにより、不正行為者は前面カバー部材のロック状態を迅速に解除して不正行為を短時間で開始する虞があり、改善の余地を残している。また、前面カバー部材を開いた場合には、変換機構部が遊技盤の遊技領域に対して露出してしまい、メンテナンス作業時に遊技球が遊技領域から落下して変換機構部に衝突する虞、ひいてはロック機構を損傷する虞があり、好ましくない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不正部材が前面カバー部材を正面から突き破ったとしても、不正部材を操作して前面カバー部材を開く不正行為を避けることができ、また、前面カバー部材の開放時に遊技球が遊技盤から落下してきたとしても、ロック機構が損傷してしまう不都合を避けることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤を着脱可能な前面枠と、該前面枠の前面の一側に開閉可能な状態で軸着され、遊技盤の前面を被覆する透明部材が保持された前面カバー部材と、該前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構と、を備えた遊技機において、
前記ロック機構は、係止片と、該係止片が係止可能な係止受部と、を備え、係止片を前面カバー部材へ固定し、係止受部を前面枠のうち遊技盤の下方の位置に揺動可能な状態で軸着し、係止受部を揺動して係止片との係止状態を維持可能なロック姿勢と、前記前面枠に配設された解除操作部の操作により係止片との係止状態を解除するロック解除姿勢とに変換可能であり
前記係止受部は、前記解除操作部よりも前記前面枠の中央側に配設され、
前記前面枠には、前記係止受部を前面カバー部材側から被覆可能な受部カバー備え、前記係止受部と前記遊技盤との間に前記受部カバーの上部を配置して前記係止受部の上部を被覆したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記前面カバー部材は、透明部材の下方に遊技球を貯留可能な球貯留皿を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前面が開放された機枠の一側に前記前面枠を開閉可能に軸着し、機枠の前面開放口を前面枠で閉成可能とし、
前記機枠は、前面開放口の下開口縁に沿って不正侵入阻止溝を前面枠側へ開放した状態で延設し、
前記前面枠の下縁部には、不正侵入阻止壁を機枠側へ向けて突設し、
前記前面枠を機枠に対して閉成すると、不正侵入阻止溝に不正侵入阻止壁を嵌合して、前面枠の下縁部と機枠の前記下開口縁との間に不正部材を挿入不能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記機枠の下縁部に装飾パネルを装着し、該装飾パネルの上縁部に前記不正侵入阻止溝を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
すなわち、遊技盤を着脱可能な前面枠と、該前面枠の前面の一側に開閉可能な状態で軸着され、遊技盤の前面を被覆する透明部材が保持された前面カバー部材と、該前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構と、を備えた遊技機において、ロック機構は、係止片と、該係止片が係止可能な係止受部と、を備え、係止片を前面カバー部材へ固定し、係止受部を前面枠のうち遊技盤の下方の位置に揺動可能な状態で軸着し、係止受部を揺動して係止片との係止状態を維持可能なロック姿勢と、前面枠に配設された解除操作部の操作により係止片との係止状態を解除するロック解除姿勢とに変換可能であり、係止受部は解除操作部よりも前面枠の中央側に配設され、前面枠には、係止受部を前面カバー部材側から被覆可能な受部カバー備え係止受部と遊技盤との間に受部カバー部の上部を配置して係止受部の上部を被覆したので、不正部材が前面カバー部材を正面から突き破って遊技機内に侵入してきたとしても、不正部材が係止受部へ直ちに到達する不都合を受部カバーにより阻止することができ、係止受部が操作されて前面カバー部材が不正に開放される不都合を避けることができる。
また、前面カバー部材の開放時に遊技球が遊技盤から落下してきたとしても、この遊技球が係止受部に衝突する不都合、さらにはロック機構が損傷してしまう不都合を受部カバーにより避けることができる。
そして、落下してきた遊技球の衝突を阻止する構成要素と、不正部材による係止受部の不正操作、具体的にはロック解除姿勢に不正変換して前面カバー部材を不正に開放しようとする不正行為を阻止する構成要素とを別個に設ける必要がない。
これにより、不正行為や損傷を防ぎ易い遊技機の内部構造を簡略化することができる。
パチンコ遊技機の斜視図である。 前面枠を開放した状態におけるパチンコ遊技機の斜視図である。 透明部材保持枠を開放した状態におけるパチンコ遊技機の斜視図である。 押圧操作部の説明図である。 ロックユニットの説明図である。 係止受部を露出した状態の分解図である。 係止受部の説明図であり、(a)は受部カバーで被覆した状態図、(b)は受部カバーを外した状態図である。 受部カバーの後方から見た斜視図である。 受部カバーおよび係止受部を含む前面枠本体の断面図である。 前面枠を開放したパチンコ遊技機の下部の部分拡大図である。 不正侵入阻止溝および不正侵入阻止壁の説明図であり、(a)は不正侵入阻止溝を装飾パネルに設けた実施形態の説明図、(b)は不正侵入阻止溝を装飾支持部に設けた実施形態の説明図である。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
パチンコ遊技機1は、図1から図3に示すように、前面が開放された矩形状の機枠(外枠)2の一側(図1中、左側)に前面枠(内枠)3を開閉可能な状態で軸着して、機枠2の前面開放口2a(図2参照)を前面枠3で閉成可能とし、前面枠3のベースとなる前面枠本体4の表面側には、円形状の遊技領域5が区画形成された遊技盤6を着脱可能としている。また、前面枠本体4の前面の一側(図1中、左側)には透明部材保持枠9(本発明における前面カバー部材に相当)を開閉可能な状態で軸着し、該透明部材保持枠9には透視可能な透明部材10を保持し、透明部材保持枠9の下部(言い換えると、透明部材10の下方)には、遊技球を貯留可能な上皿ユニット11(本発明における球貯留皿に相当)を備えている。そして、透明部材保持枠9を閉じて前面枠本体4の表側に透明部材保持枠9を重合すると、遊技盤6の前面が透明部材保持枠9により被覆されるとともに、透明部材10が遊技領域5の前方に配置され、透明部材10を通して遊技領域5を前方から視認できるように構成されている。また、前面枠本体4のうち透明部材保持枠9の下方には下皿ユニット12を備え、該下皿ユニット12の左側にスピーカー14を備え、下皿ユニット12の右側には、発射装置15(図3参照)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)16を備えている。なお、透明部材保持枠9の表面のうち透明部材10の外方に位置する箇所には複数の装飾ランプ18を配置し、上皿ユニット11の上部には、遊技者が遊技中に操作可能な遊技演出用ボタン19を備えている。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、額縁状の遊技盤収納フレーム20を備え、該遊技盤収納フレーム20内に遊技盤6を着脱可能な状態で収納している。また、遊技盤収納フレーム20の下方にはフレームボード部21を備え、該フレームボード部21の上端には遊技盤載置部22を設け、該遊技盤載置部22に遊技盤6の下端を載置している。さらに、フレームボード部21の前面には、遊技球を遊技領域5へ向けて発射する発射装置15を備え、該発射装置15の側方(図3中、左側方)、言い換えると発射装置15よりも透明部材保持枠9の開閉中心軸C寄りの位置には、ファール流路形成パネル25を止着してファール流路26を区画形成し、該ファール流路26の上流開口(入口)26aを発射装置15と遊技盤6の一側寄りの下縁部(図3中、左側下縁部)との間に臨ませてファール球(発射装置15から発射されたが遊技領域5に到達せずに逆流してきた遊技球)をファール流路26へ回収可能とし、ファール流路26の下流端(出口)を下皿ユニット12へ連通して、ファール球をファール流路26へ通して下皿ユニット12に導出できるように構成されている。
また、前面枠本体4の裏側の一側、具体的には透明部材保持枠9の開閉中心軸C寄り(図3中、左寄り)の位置には、遊技球を排出可能な球排出機構28を備え、フレームボード部21のうちファール流路26の上流開口26aと透明部材保持枠9の開閉中心軸Cとの間には、球排出流路29の下流開口(下流端)29aを前面枠本体4の前方へ向けて開放している。さらに、球排出機構28と球排出流路29の上流端とを連通し、遊技球を球排出機構28から球排出流路29へ排出できるように構成されている。そして、透明部材保持枠9には球導入樋31を上皿ユニット11の裏側から前面枠3側へ向けて突出し、該球導入樋31の下流開口を上皿ユニット11内の球貯留部11aへ連通し(図1参照)、透明部材保持枠9を閉じると、球導入樋31の上流開口が球排出流路29の下流開口29aへ接続し、遊技球を球排出流路29から球導入樋31を通して上皿ユニット11内へ導入可能としている。
さらに、図3に示すように、前面枠本体4の前面側の上縁部、言い換えると遊技盤収納フレーム20の上縁部には、透明部材保持枠9の開閉状態を検出可能な保持枠開閉検出スイッチ34を備え、該保持枠開閉検出スイッチ34から検出片34aを前面枠本体4の前方(透明部材保持枠9側)へ向けて常時付勢している。また、図4に示すように、透明部材保持枠9の裏面のうち保持枠開閉検出スイッチ34に対向し得る箇所(具体的には、透明部材保持枠9の裏面の上縁部)には、検出片34aを押圧可能な押圧操作部35を備え、透明部材保持枠9を前面枠3に対して十分に閉じると、押圧操作部35が検出片34aを押圧して保持枠開閉検出スイッチ34をON状態へ変換し、透明部材保持枠9が閉じていることを検出するように構成されている。一方、透明部材保持枠9を前面枠3に対して開くと、押圧操作部35が検出片34aから離れて保持枠開閉検出スイッチ34をOFF状態へ変換し、透明部材保持枠9が開いていることを検出するように構成されている。さらに、押圧操作部35を横長な板バネで構成し、押圧操作部35の弾性を検出片34aの付勢部材(図示せず)の弾性よりも強く設定し、押圧操作部35の一側部(図4中、左側部)を透明部材保持枠9に固定するとともに、他側部(図4中、右側部)を透明部材保持枠9に開設された遊嵌口36へ遊嵌して、押圧操作部35を片持ち支持状態に設定し、押圧操作部35を前後方向へ撓み可能としている。したがって、保持枠開閉検出スイッチ34の取付位置の精度を粗く設定したとしても、透明部材保持枠9の閉状態時に押圧操作部35が検出片34aを押し切った上に保持枠開閉検出スイッチ34を強く押し過ぎてしまう不都合、ひいては保持枠開閉検出スイッチ34が損傷してしまう不都合を避けることができる。
そして、パチンコ遊技機1は、透明部材保持枠9を閉状態でロック可能なロック機構(自由端側ロック部41および下側ロック部42)を備えている。具体的に説明すると、自由端側ロック部41は、透明部材保持枠9の開閉自由端部(透明部材10を挟んで開閉中心軸Cとは反対側に位置する側端部)9aを前面枠本体4へ係止するための機構である。また、図3および図5に示すように、縦長なロックユニット44と、該ロックユニット44の一部に係止可能な複数のロック受部45とを備えて構成されており、ロックユニット44を前面枠本体4のうち遊技盤6を挟んで透明部材保持枠9の軸着部(開閉中心軸C)とは反対側(図3中、右側)、言い換えると前面枠本体4のうち透明部材保持枠9の開閉自由端部9aが重合する箇所へ装着し、ロック受部45を透明部材保持枠9の開閉自由端部9aの裏側(前面枠本体4のうちロックユニット44に重合する部分)へ装着している。
ロックユニット44は、図5に示すように、金属板を屈曲する等して成形された縦長なロックベース47を備え、該ロックベース47の前側には、返し部を上方へ向けた複数(本実施形態では3つ)の保持枠係止爪48を上下方向へ移動可能な状態で前方へ向けて突設している。そして、保持枠係止爪48をコイルばね等の係止付勢部材49により常時上方へ付勢し、この状態で保持枠係止爪48を透明部材保持枠9のロック受部45へ係止して閉状態の透明部材保持枠9をロックするように構成されている。
また、ロックベース47の下部には、ロックユニット44による透明部材保持枠9のロック状態を解除するための解除操作部(シリンダ錠)50を備え、該解除操作部50を前面が発射操作ユニット16の上方に常時露出した状態で配置し、透明部材保持枠9の開閉に拘らず鍵(図示せず)を係合可能となるように設定している。そして、該解除操作部50に鍵を係合(挿入)して回動(詳しくは前面枠本体4の前方から見て反時計回りに回動)すると、係止付勢部材49の付勢力に抗して保持枠係止爪48を下方へ移動して自由端側ロック部41のロック状態を解除、具体的には保持枠係止爪48と透明部材保持枠9との係止状態を解除可能となる。また、解除操作部50を回動した状態で鍵から手を離すと、係止付勢部材の付勢力により保持枠係止爪48が上方へ移動するとともに鍵が回動(詳しくは前面枠本体4の前方から見て時計回りに回動)して元の位置へ戻り、自由端側ロック部41がロック状態に戻るように構成されている。
なお、自由端側ロック部41は、前面枠本体4と機枠2とをロックする機能をも備えている。具体的に説明すると、ロックユニット44の後部には、前面枠本体4と機枠2とを係止するための枠係止爪51(図2参照)を上下方向へ移動可能な状態で配置し、枠係止爪51を機枠2へ係止して前面枠本体4を機枠2へロックするように構成されている。また、解除操作部50に鍵を係合し、この状態で解除操作部50を前面枠本体4の前方から見て時計回りに回動すると、枠係止爪51を上方へ移動して前面枠本体4と機枠2とのロック状態を解除できるように構成されている。
下側ロック部42は、透明部材保持枠9の下部(詳しくは上皿ユニット11の後方に位置する部分)のうち開閉自由端部9a寄りの箇所を前面枠本体4へ係止するための機構である。また、図3,図6,図7に示すように、返し部を上方へ向けた爪状の係止片54と、端部に係止片54が係止可能な横長アーム状の係止受部55とを備えて構成されており、係止片54を透明部材保持枠9の下部のうち開閉自由端部9a寄りの裏面から前面枠3側へ向けて突出して固定し、係止受部55を前面枠本体4のうち遊技盤6の下方の位置、具体的にはフレームボード部21の前面のうち発射装置15よりも開閉自由端部9a側の位置に配置している。さらに、係止受部55のうち開閉中心軸C側に位置する端部(図6中、左端部)を係止受端部55aとして係止片54の返し部を下方から係止可能とし、係止受部55の横方向の中央部をフレームボード部21へ揺動可能な状態で軸着して、係止受端部55aを上下方向へ移動できるように構成されている。具体的には、図7(a)に示すように、係止受部55の軸着部55bを中心に回動(揺動)して係止受端部55aを下方へ移動すると、係止受端部55aの下端が係止片54の返し部の上端よりも下方に位置してロック姿勢へ変換し、係止受端部55a(係止受部55)と係止片54との係止状態を維持可能となる。一方、図7(b)に示すように、係止受部55の軸着部55bを中心に回動(揺動)して係止受端部55aを上方へ移動すると、係止受端部55aの下端が係止片54の返し部の上端よりも上方に位置してロック解除姿勢へ変換し、係止受端部55a(係止受部55)と係止片54との係止状態を解除する。
また、係止受部55のうち軸着部55bと係止受端部55aとの間には、コイルばね等の係止受側付勢部材57の一端(上端)を係止し、該係止受側付勢部材57の他端をフレームボード部21のうち係止受部55よりも下方の位置に係止して、係止受側付勢部材57の付勢力により係止受部55を係止受端部55aが下がる方向(ロック姿勢を維持する方向)へ常時付勢している。そして、図7(a)および(b)に示すように、係止受部55のうち軸着部55bを挟んで係止受端部55aとは反対側の端部(図7(a)中、右端部)を接続端部55cとし、該接続端部55cとロックユニット44との間には縦長なリンクアーム58を上下方向へスライド可能な状態で備え、該リンクアーム58により係合受部とロックユニット44とを接続して連動するように構成されている。詳しくは、前面枠本体4の下側に位置する保持枠係止爪48の下端にリンクアーム58の上端を当接し、リンクアーム58の下端から係合ピン59を突設し、係止受部55の接続端部55cに開設した係合開口60に係合ピン59を遊嵌している。
そして、解除操作部50に鍵を係合して回動(詳しくは前面枠本体4の前方から見て反時計回りに回動)して保持枠係止爪48を下方へ移動(すなわち自由端側ロック部41のロック状態を解除)すると、保持枠係止爪48によりリンクアーム58および係止受部55の接続端部55cを押し下げて係止受部55を回動し、係止受端部55aを係止受側付勢部材57の付勢力に抗して上方へ移動して係止受部55をロック解除姿勢へ変換する(図7(b)参照)。また、解除操作部50を回動した状態で鍵から手を離して自由端側ロック部41をロック状態へ戻すと、係止付勢部材の付勢力により保持枠係止爪48が上方へ移動して、リンクアーム58の上昇および係止受部55の回動を許容する。すると、係止受側付勢部材57の付勢力により係止受部55を回動して係止受端部55aを下降させ、係止受部55をロック姿勢へ変換する。さらに、接続端部55cを上昇させてリンクアーム58を上方へ移動し、リンクアーム58の上端を前面枠本体4の下側に位置する保持枠係止爪48の下端へ当接して、保持枠係止爪48がリンクアーム58を押圧可能な状態に戻す(図7(a)参照)。
さらに、前面枠本体4のフレームボード部21には受部カバー63(受部カバー部)を装着して、係止受部55を前面枠3の前方、言い換えると透明部材保持枠9側から被覆している。受部カバー63は、図6〜図9に示すように、当該受部カバー63の前面側に矩形状のカバー本体64を備え、該カバー本体64の上縁から横長な上壁部65を後方へ向けて突設するとともに前方(前面枠本体4の前方)へ向けて下り傾斜した姿勢に設定している。また、カバー本体64の下縁から横長な下壁部66を後方へ向けて突設し、上壁部65と下壁部66との間隔を係止受部55が受部カバー63に干渉せずに収容可能な寸法に設定している。さらに、受部カバー63のうち発射装置15寄りの側部(図7(a)中、左側部)には係止受側開口67を開設し、開閉自由端部9a寄りの側部(図7(a)中、右側部)には接続側開口68を開設している。
そして、図7(a)および図9に示すように、フレームボード部21に受部カバー63を装着した状態においては、上壁部65と下壁部66との間に係止受部55の軸着部55bおよびその周辺部を収容してカバー本体64により前方から被覆し、係止受側開口67から係止受端部55aを側方へ突出して係止受端部55aと係止片54との係止を許容し、接続側開口68から接続端部55cを側方へ突出して接続端部55cとリンクアーム58との接続を許容している。また、上壁部65(受部カバー63の上部)を係止受部55と遊技盤6との間に配置して係止受部55の上部を被覆し、下壁部66(受部カバー63の下部)を係止受部55と前面枠本体4の下縁部との間に配置して係止受部55の下部を被覆する。そして、透明部材保持枠9を閉じると、透明部材保持枠9と係止受部55との間に受部カバー63(詳しくは、カバー本体64)を介在させる(図9参照)。したがって、透明部材保持枠9の開状態でピアノ線等の不正部材が透明部材保持枠9を正面から突き破ってパチンコ遊技機1内に侵入してきたとしても、不正部材が係止受部55へ直ちに到達する不都合を受部カバー63により阻止することができ、係止受部55が操作されて透明部材保持枠9が不正に開放される不都合を避けることができる。また、透明部材保持枠9の開放時に遊技球が遊技盤6から落下してきたとしても、この遊技球が係止受部55に衝突する不都合、さらには下側ロック部42(ロック機構の一部)が損傷してしまう不都合を受部カバー63により避けることができる。そして、落下してきた遊技球の衝突を阻止する構成要素と、不正部材による係止受部55の不正操作、具体的にはロック解除姿勢に不正変換して透明部材保持枠9を不正に開放しようとする不正行為を阻止する構成要素とを別個に設ける必要がない。これにより、不正行為や損傷を防ぎ易いパチンコ遊技機1の内部構造を簡略化することができる。
また、図9に示すように、受部カバー63の上壁部65を前面枠本体4の前方へ向けて下り傾斜させているので、上方の遊技盤6から落下してきた遊技球が受部カバー63上に載置されずに、前面枠本体4の前方へ迅速に落下させることができる。
さらに、パチンコ遊技機1は、図10および図11(a)に示すように、機枠2の下辺部と前面枠3の下縁部との間に、ピアノ線等の不正部材の侵入を阻止する構成を備えている。具体的に説明すると、機枠2の下辺部には、当該下辺部のベースとなる横長な下辺基部71を備え、該下辺基部71の上面の前縁部に横長な装飾支持部72を下辺基部71の延在方向に沿って備え、装飾支持部72の上縁部を機枠2の前面開放口2aの下開口縁に設定している。また、装飾支持部72の前面および下辺基部71の前面(言い換えると機枠2の下縁部)には装飾パネル(幕板)74を装着し、該装飾パネル74の上縁部には、前面開放口2aの下開口縁に沿って不正侵入阻止溝75を前面枠3側(機枠2の前方)へ開放した状態で延設している。そして、前面枠本体4(前面枠3)の下縁部には不正侵入阻止壁76を不正侵入阻止溝75に嵌合可能な厚さに設定して、機枠2側(前面枠3の後方)へ向けて突設している。このような構成をパチンコ遊技機1に備えて前面枠3を機枠2に対して閉成すると、不正侵入阻止溝75に不正侵入阻止壁76を嵌合するとともに、不正侵入阻止壁76の先端を不正侵入阻止溝75の溝底に当接して、前面枠3の下縁部と機枠2の前記下開口縁との間に不正部材を挿入不能となる。したがって、不正行為者がパチンコ遊技機1の下部、例えば、下皿ユニット12の下方に手を隠しながらピアノ線等の不正部材を挿入しようとしても、この不正部材の侵入を阻止することができ、不正行為が行われることを未然に防ぐことができる。
なお、不正侵入阻止溝75は、装飾パネル74に設けられることに限定されない。例えば、図11(b)に示すように、装飾パネル74よりも肉厚な装飾支持部72、詳しくは装飾支持部72の前面の上縁部に設ければ、不正侵入阻止溝75に十分な強度を確保することができる。したがって、前面枠3の閉成時に不正侵入阻止溝75が不正侵入阻止壁76に衝突されて衝撃を受けたとしても、不正侵入阻止溝75が損傷する虞がなくて好適である。
ところで、上記実施形態では、上皿ユニット11が備えられた透明部材保持枠9を本発明における前面カバー部材として説明したが、本発明はこれに限定されない。要は、前面カバー部材が遊技盤6の前面を被覆する透明部材を保持していれば、どのような構成でもよく、例えば、上皿ユニットを備えていない透明部材保持枠であってもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤を着脱可能な前面枠と、該前面枠の前面の一側に開閉可能な状態で軸着され、遊技盤の前面を被覆する透明部材が保持された前面カバー部材と、該前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構とを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 パチンコ遊技機
2 機枠
2a 前面開放口
3 前面枠
4 前面枠本体
6 遊技盤
9 透明部材保持枠
9a 開閉自由端部
10 透明部材
11 上皿ユニット
12 下皿ユニット
34 保持枠開閉検出スイッチ
34a 検出片
35 押圧操作部
41 自由端側ロック部
42 下側ロック部
44 ロックユニット
45 ロック受部
47 ロックベース
48 保持枠係止爪
49 係止付勢部材
50 解除操作部
51 枠係止爪
54 係止片
55 係止受部
55a 係止受端部
55b 軸着部
55c 接続端部
57 係止受側付勢部材
58 リンクアーム
63 受部カバー
64 カバー本体
65 上壁部
66 下壁部
67 係止受側開口
68 接続側開口
71 下辺基部
72 装飾支持部
74 装飾パネル
75 不正侵入阻止溝
76 不正侵入阻止壁

Claims (4)

  1. 遊技盤を着脱可能な前面枠と、該前面枠の前面の一側に開閉可能な状態で軸着され、遊技盤の前面を被覆する透明部材が保持された前面カバー部材と、該前面カバー部材を閉状態でロック可能なロック機構と、を備えた遊技機において、
    前記ロック機構は、係止片と、該係止片が係止可能な係止受部と、を備え、係止片を前面カバー部材へ固定し、係止受部を前面枠のうち遊技盤の下方の位置に揺動可能な状態で軸着し、係止受部を揺動して係止片との係止状態を維持可能なロック姿勢と、前記前面枠に配設された解除操作部の操作により係止片との係止状態を解除するロック解除姿勢とに変換可能であり
    前記係止受部は、前記解除操作部よりも前記前面枠の中央側に配設され、
    前記前面枠には、前記係止受部を前面カバー部材側から被覆可能な受部カバー備え、前記係止受部と前記遊技盤との間に前記受部カバーの上部を配置して前記係止受部の上部を被覆したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面カバー部材は、透明部材の下方に遊技球を貯留可能な球貯留皿を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前面が開放された機枠の一側に前記前面枠を開閉可能に軸着し、機枠の前面開放口を前面枠で閉成可能とし、
    前記機枠は、前面開放口の下開口縁に沿って不正侵入阻止溝を前面枠側へ開放した状態で延設し、
    前記前面枠の下縁部には、不正侵入阻止壁を機枠側へ向けて突設し、
    前記前面枠を機枠に対して閉成すると、不正侵入阻止溝に不正侵入阻止壁を嵌合して、前面枠の下縁部と機枠の前記下開口縁との間に不正部材を挿入不能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記機枠の下縁部に装飾パネルを装着し、該装飾パネルの上縁部に前記不正侵入阻止溝を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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