JP4145697B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域の前方を透明部材で覆い、この透明部材を保持する透明部材保持枠を備えた遊技機であって、透明部材を上にずらして行われる不正行為を未然に防止できるパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機は、透明部材保持枠の裏側に横コ字状の透明部材収納フレームを備え、該透明部材収納フレームの上方からガラス板等の透明部材を差し込んで保持しており、この透明部材で遊技領域の前方を覆っている。しかし、この透明部材は、上端が固定されておらず、遊技中であっても遊技者が動かそうとすれば上方に動いてしまう。このような構成を有するパチンコ遊技機は、透明部材をずらすと透明部材保持枠との間に隙間ができてしまい、この隙間から不正部材を侵入されて、遊技領域に対して不正行為をされる虞がある。そこで、この不正行為の虞を解決するために、透明部材の上方向移動規制手段(ストッパー)を透明部材保持枠に備えたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−299574号公報(第2頁,第1図)
【特許文献2】
特開平10−94651号公報(第8頁,第23図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のパチンコ遊技機において、ストッパーを透明部材の上端から外すためには、工具を用いて止着部材を取り外したり、あるいは透明部材の全幅に亘るストッパーを回動させたりしなければならなかった。そして、透明部材保持枠の軸着側にもストッパーがあり、このストッパーを取り外すための作業空間、あるいはストッパー自体を退避させるための空間を確保する必要があった。したがって、これらの空間を得るには、透明部材保持枠を前面枠に対して大きく開かなければならず、面倒であり、また、交換作業の効率向上の妨げとなっていた。
【0005】
また、上記した従来のパチンコ遊技機において、ストッパーを操作し忘れて、それに気づかずに透明部材保持枠を閉じてしまうと、透明部材の上方向への移動を規制することができず、不正行為をなされてしまう虞がある。また、透明部材保持枠と衝突して、ストッパーが破損してしまう虞がある。
【0006】
そして、特別なストッパーを備えないパチンコ遊技機は、前面枠に対して透明部材を閉じた状態で、前面枠の開口部の内周壁上部により透明部材の上方向への移動を規制していた。しかし、このような構成では、透明部材保持枠が回動できるようにするために、透明部材保持枠に保持された状態の透明部材保持枠の上端と、前面枠の開口部の内周壁上部との間に所定の間隙を設けなければならない。ところが、この隙間から不正部材(針金等)を侵入させて不正行為が行われる虞がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、透明部材を着脱する際に透明部材保持枠の開放度合が僅かであっても、ストッパーが操作できる遊技機を提供しようとするものである。
【0008】
また、本発明は、ストッパーを操作し忘れても透明部材の上方向への移動を規制することができる遊技機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技領域を形成した遊技盤が取り付けられた前面枠と、前記遊技領域の前方を覆う透明部材を保持して前記前面枠の前面側に対して開閉可能に取り付けられた透明部材保持枠とを備える遊技機において、
前記透明部材保持枠は、
前記前面枠の一側に回動可能に軸支するための取付ベース部材と、
前記取付ベース部材に取り付けられ、前記透明部材を上方から収納する透明部材収納フレームと、
前記透明部材収納フレームに収納された透明部材の上方向への移動を規制する上方向移動規制手段と、
前記上方向移動規制手段を第1状態あるいは第2状態に維持可能な状態維持部と、
を備え、
前記上方向移動規制手段は、
前記透明部材を上方向へ所定距離移動すると前記透明部材の上端が当接し、透明部材がさらに上方向へ移動しないように規制する上方向移動規制部材を備え、
前記上方向移動規制部材を横方向に移動することで、前記透明部材の上方向の移動を規制する第1状態と、前記透明部材の上方向の移動を規制しない第2状態とに変換可能であり、
前記状態維持部は、前記取付ベース部材に切り欠き形状であって、第1状態に維持するための第1状態維持部と、第2状態に維持するための第2状態維持部とを上方向移動規制部材の移動方向に並べて構成され、第1状態維持部を透明部材保持枠の回動軸寄りに形成し、第2状態維持部を透明部材保持枠の自由端寄りに形成し、
前記上方向移動規制部材は、状態維持部に係合可能な係合突起を備え、
前記係合突起を第1状態維持部に係合すると、上方向移動規制部材を第1状態に維持し、係合突起を第2状態維持部に係合すると、上方向移動規制部材を第2状態に維持するようにしたことを特徴とする遊技機である。
【0011】
請求項に記載のものは、前記上方向移動規制部材は、
前記透明部材保持枠の後方に向かって突設し、前記第1状態あるいは第2状態に変換操作するための操作部を備え、
前記前面枠は、
第1状態における前記操作部を収納する操作部用収納部と、第2状態における前記操作部が当接可能な操作部用当接部とを備え、
前記上方向移動規制手段を第1状態に変換して前記透明部材保持枠を閉じると、前記操作部が操作部用収納部に収納されて透明部材保持枠が正常位置で閉状態となり、
前記上方向移動規制手段が第2状態に変換されたままの状態で前記透明部材保持枠を閉じると、前記操作部が操作部用当接部に当接して透明部材保持枠が正常位置まで閉じることを阻止されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0012】
ここで、「正常位置」とは、透明部材保持枠が前面枠に対して十分に閉じた状態になる位置であることをいう。
【0013】
請求項に記載のものは、前記前面枠は、
前記操作部が前記操作部用収納部に収納されているか否かを検出することで透明部材保持枠の開閉状態を検出可能な保持枠状態検出手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
【0014】
請求項に記載のものは、前記操作部と前記操作部用当接部との間に緩衝部材を配設し、
前記緩衝部材は、
前記操作部と前記操作部用当接部とが衝接する際に生じる衝撃力を緩和することを特徴とする請求項または請求項に記載の遊技機である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2は背面図である。
【0019】
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(本体枠)2に大きな開口部を有する額縁状の前面枠3を開閉可能に備え、この前面枠3のベースとなる前面枠ベース部材(前面枠本体)4の裏側に設けられた遊技盤収納フレーム内に遊技盤5を収納し、遊技盤5の表面には、表示装置6、大入賞口7、一般入賞口8、アウト口9…などを配設した遊技領域10を形成して、この遊技領域10の前方を透明部材保持枠(ガラス枠)11に保持された透明部材(ガラス板)12で覆い、透明部材保持枠11の下方に上皿ユニット13と下皿ユニット14とを上下に並べて備え、上皿ユニット13の表側に上皿(球供給皿)15を配設し、下皿ユニット14の表側中央に下皿16を、左側に灰皿17を、右側に取付基部19をそれそれぞれ配設し、該取付基部19には発射操作ユニット(発射操作ハンドル)20を取り付けている(図3参照)。なお、透明部材保持枠11については、後で詳しく説明する。
【0020】
また、パチンコ遊技機1の裏側には、図2に示すように、裏機構盤25の上部に球タンク26を、その下方に球タンク26内の遊技球を誘導する球誘導樋27を設け、球誘導樋27の下端に連通させて排出ユニット28を設け、排出ユニット28が作動することにより所定数の遊技球を流下し、これらの遊技球を上皿15または下皿16に払い出すように構成してある。さらに、裏機構盤25には、演出制御装置30、発射排出制御装置31等の各制御装置を取り付けるとともに、各制御装置に電源を供給する電源回路32を取り付けている。
【0021】
次に、透明部材保持枠11について説明する。
透明部材保持枠11は、図4および図5に示すように、前面枠3の前面を装飾する枠状の装飾部材35と、該装飾部材35を前面に取り付けた枠状の取付ベース部材36と、該取付ベース部材36の裏側に取り付けられて、透明部材12を上方から収納する透明部材収納フレーム(ガラス収納フレーム)37と、該透明部材収納フレーム37に収納した透明部材12が上方向へ移動することを規制する透明部材ストッパー(ガラスストッパー)38(本発明の上方向移動規制手段に相当)とから概略構成されている。
【0022】
装飾部材35および取付ベース部材36は、遊技領域10の前方に大きな略円状の開口部40をそれぞれ開設しており、この開口部40から遊技領域10を臨ませ、左右両側にスピーカー41を、下部に球貸操作ユニット42を備えている。また、取付ベース部材36は、前面枠3の一側に回動可能に軸支するための部材であり、一側(図5中右側)の上下両部にヒンジ部44を設けており、該ヒンジ部44を前面枠ベース部材4に軸着して、前面枠ベース部材4に回動自在に取り付けられている。なお、このヒンジ部44は、上ヒンジ部44aと下ヒンジ部44bとから構成されている。上ヒンジ部44aは、上方向に付勢された状態で上下に移動可能な上ヒンジピン44cを備え、下ヒンジ部44bは、下ヒンジ穴44dを開設してある。そして、透明部材保持枠11を前面枠3に取り付けるには、まず下ヒンジ穴44dを前面枠3のヒンジピン3aに引っ掛け、上ヒンジピン44cを下方に移動した状態で前面枠の上側のピン受け穴3bの下方に配置し、上ヒンジピン44cを付勢力により上へ移動させればよい。このようにして、透明部材保持枠11は、前面枠3に対して開閉可能となるように構成されている。
【0023】
透明部材収納フレーム37は、取付ベース部材36に取り付けられて、装飾部材35の開口部40aを裏側から塞ぐ状態で透明部材12を保持する部材であり、図5に示すように、透明部材保持枠11の回動軸側(図中右側)に取り付けられた縦長な回動軸側フレーム部材46と、透明部材保持枠11の自由端側(図中左側)に取り付けられた縦長な自由端側フレーム部材47と、回動軸側フレーム部材46および自由端側フレーム部材47の下端同士を接続する横長な下部フレーム部材48とから構成されている。そして、この透明部材収納フレーム37は、内郭面に嵌合溝50をそれぞれ設け、該嵌合溝50を矩形状の透明部材12の輪郭に合わせて横コ字状に配置している。このような嵌合溝50を形成することで、透明部材収納フレーム37は、透明部材12の左右両辺および下辺を保持することができる。なお、本実施形態の透明部材保持枠11は、2条(2本)の嵌合溝50を略平行に形成して、2枚の透明部材12を離間した状態で保持できるように構成されている。また、透明部材保持枠11は、取付ベース部材36の裏側であって、透明部材収納フレーム37の上方に補強部材51を取り付けて、どのフレーム部材も取り付かない上辺を補強している。
【0024】
次に、透明部材ストッパー38について説明する。
透明部材ストッパー38は、透明部材12の上端を押さえて、透明部材収納フレーム37に透明部材12を保持し続けるためのものである。この透明部材ストッパー38は、図6〜9に示すように、透明部材保持枠11の自由端側に備えられており、当接部53と操作ハンドル56(本発明の操作部に相当)とを形成する上方向移動規制部材54と、上方向移動規制部材54を横方向にガイドするガイドベース57とから構成されている。なお、当接部53は透明部材12の上端に当接する部材であり、操作ハンドル56は上方向移動規制部材54の位置を操作するための部材である。また、上方向移動規制部材54は、透明部材12を上方向へ所定距離移動すると透明部材12の上端が当接し、透明部材12がさらに上方向へ移動しないように規制する部材である。そして、本実施形態の透明部材ストッパー38は、上方向移動規制部材54と操作ハンドル56とを一体にして、ガイドベース57から透明部材保持枠11の後方に向かって突設し、上方向移動規制部材54の下面に当接部53を形成しているが、上方向移動規制部材54と操作ハンドル56とを別体にしてガイドベース57に設けてもよい。また、ガイドベース57は、上下端部を取付ベース部材36に形成したガイド溝59に係合している。このガイド溝59は、上方向移動規制部材54の移動方向に沿って上下に備えられ、上方向移動規制部材54が前後方向へ移動することなく、横方向へ移動できるように構成されている。そして、ガイド溝59のうち、上側ガイド溝59aは、補強部材51の下部を取付ベース部材36から離間させることで形成されている(図8および図9参照)。
【0025】
このような構成を備えた透明部材ストッパー38は、上方向移動規制部材54、すなわち操作ハンドル56および当接部53を透明部材保持枠11の回動軸側へ横方向に移動すると、透明部材12の上方に移動し、当接部53が透明部材12の上端に位置して当接する。すなわち、この透明部材ストッパー38は、図6中に実線で示すように、透明部材12が上方へ移動するのを規制(阻止)する第1状態に状態変換することができる。なお、透明部材12と当接部53との間には、不正部材の侵入はできないが、透明部材12の寸法誤差や取付誤差等を吸収可能な程度の隙間(例えば、5mm)が形成される。一方、操作ハンドル56および当接部53を透明部材保持枠11の自由端側に移動すると、この透明部材ストッパー38は、図6の破線で示すように、透明部材12の上方から横に移動するとともに、当接部53が透明部材12の上端から外れる。すなわち、この透明部材ストッパー38は、透明部材12の上方への移動を許容する(規制しない)第2状態に状態変換することができる。
【0026】
また、透明部材保持枠11は、取付ベース部材36のガイド溝59の内側に切り欠き形状の状態維持部62を形成している。この状態維持部62は、ガイドベース57から突設した係合突起64を係合させて透明部材ストッパー38を第1状態に維持するための第1状態維持部62aと、第2状態に維持するための第2状態維持部62bとを移動方向に並べて構成され、第1状態維持部62aを透明部材保持枠11の回動軸寄りに形成し、第2状態維持部62bを透明部材保持枠11の自由端寄りに形成している。このような状態維持部62を備えて、透明部材ストッパー38を第1状態あるいは第2状態に状態変換すると、ガイドベース57の係合突起64が状態維持部62に係合し、透明部材ストッパー38は、第1状態あるいは第2状態を維持することができる。すなわち、この透明部材保持枠11は、係合突起64を第1状態維持部62aに係合すると、上方向移動規制部材54を第1状態に維持することができ、係合突起64を第2状態維持部62bに係合すると、上方向移動規制部材54を第2状態に維持することができる。
【0027】
そして、前面枠3は、図10に示すように、透明部材ストッパー38に対向し得る位置に操作ハンドル収納部66(本発明の操作部用収納部に相当)と操作ハンドル当接部67(本発明の操作部用当接部に相当)を隣り合わせに備えている。操作ハンドル収納部66は、第1状態における透明部材ストッパー38の操作ハンドル56を収納するためのものであり、前面枠ベース部材4の上部前面側に、第1状態での操作ハンドル56を当接することなく収納可能な凹状空間を形成し、該凹状空間の奥行きを操作ハンドル56の突設長さ(詳しくは、透明部材保持枠11の裏面から操作ハンドル56の先端までの長さ)よりも深く設定している。また、操作ハンドル当接部67は、第2状態の透明部材ストッパー38の操作ハンドル56の先端が当接可能な平面部であり、前面枠ベース部材4の上部前面において、操作ハンドル収納部66の横の位置で、透明部材保持枠11の自由端寄りの裏側と対向する箇所に形成されている。
【0028】
上記のような構成を備えたパチンコ遊技機1において、透明部材ストッパー38を第1状態に変換すると、透明部材ストッパー38の当接部53が透明部材12の上端に当接し、透明部材12が上方向への移動を阻止される。この状態で透明部材保持枠11を前面枠3に対して閉じると、操作ハンドル56の先端が操作ハンドル収納部66に収納されながら透明部材保持枠11の裏面が前面枠ベース部材4の前面に近づく。さらに、透明部材保持枠11と前面枠ベース部材4とを近づけると、操作ハンドル56が前面枠ベース部材4に当接することなく操作ハンドル収納部66に収納されて、透明部材保持枠11は、前面枠3に対して十分に閉じた状態、すなわち正常位置で閉状態とすることができる(図10(a)参照)。
【0029】
そして、操作ハンドル56は、操作ハンドル収納部66に保護されて第2状態に変換できなくなる。したがって、透明部材12と透明部材収納フレーム37との間に隙間を形成されて、不正部材が挿入されてしまう虞がない。
【0030】
一方、透明部材ストッパー38を第2状態に変換したままで透明部材保持枠11を前面枠3に対して閉じると、操作ハンドル56の先端が操作ハンドル当接部67に近づく。さらに、透明部材保持枠11を前面枠ベース部材4に近づけると、操作ハンドル56が操作ハンドル当接部67に当接し、これにより透明部材保持枠11が前面枠3に対して正常位置まで閉じられることを阻止する(図10(b)参照)。
【0031】
このように、上方向移動規制部材54は、前記第1状態あるいは第2状態に変換操作するための操作ハンドル56を前記透明部材保持枠11の後方に向かって突設し、前記前面枠3は、第1状態における前記操作ハンドル56を当接することなく収納する操作ハンドル収納部66と、第2状態における前記操作ハンドル56が当接可能な操作ハンドル当接部67とを備え、前記透明部材ストッパー38を第1状態に変換して前記透明部材保持枠11を閉じると、前記操作ハンドル56が操作ハンドル収納部66に収納されて透明部材保持枠11が正常位置で閉状態となり、透明部材ストッパー38を第2状態に変換して前記透明部材保持枠11を閉じると、前記操作ハンドル56が操作ハンドル当接部67に当接して透明部材保持枠11が正常位置まで閉じることを阻止されるようにしたので、透明部材ストッパー38が第2状態のまま透明部材保持枠11を前面枠3に対して閉じてしまうことを防止することができる。したがって、不正行為が発生する要因を確実に減少させることができる。
【0032】
また、前記透明部材保持枠11は、透明部材ストッパー38を第1状態あるいは第2状態に維持可能な状態維持部62を備え、前記状態維持部62は、前記取付ベース部材36に切り欠き形状であって、第1状態に維持するための第1状態維持部62aと、第2状態に維持するための第2状態維持部62bとを上方向移動規制部材54の移動方向に並べて構成され、第1状態維持部62aを透明部材保持枠11の回動軸寄りに形成し、第2状態維持部62bを透明部材保持枠11の自由端寄りに形成し、前記上方向移動規制部材54は、状態維持部62に係合可能な係合突起64を備え、前記係合突起64を第1状態維持部62aに係合すると、上方向移動規制部材54を第1状態に維持し、係合突起64を第2状態維持部62bに係合すると、上方向移動規制部材54を第2状態に維持するようにしたで、透明部材ストッパー38が第1状態あるいは第2状態のいずれかに変換した後に、不意に他方の状態に変換してしまうのを防ぐことができる。したがって、透明部材12の取付作業あるいは交換作業をスムーズに行うことができる。
【0033】
さらに、透明部材12を透明部材保持枠11から外すには、閉状態の透明部材保持枠11を開いてから、透明部材ストッパー38を第1状態から第2状態へ状態変換する。このとき、透明部材保持枠11は、操作ハンドル56が横に移動しても前面枠ベース部材4に当たらない程度に開くだけでよい。具体的には、本実施形態における操作ハンドル56の先端が透明部材12の後面よりも前に位置しているので、透明部材12と前面枠ベース部材4との間に隙間ができる程度で十分である。そして、回動軸側にも十分に広い空間が確保できるまで透明部材保持枠11を大きく開く必要がない。したがって、迅速に透明部材12の取り外し準備をすることができる。
【0034】
透明部材ストッパー38を第2状態に変換したならば、透明部材12は、上方向へ移動可能な状態になり、そのまま持ち上げられると透明部材収納フレーム37から外れる。
【0035】
なお、前面枠3は、操作ハンドル収納部66に透明部材保持枠11の開閉状態を検出可能な保持枠検出手段を備えてもよい。例えば、図11に示す前面枠3は、操作ハンドル収納部66の奥側内面に操作ハンドル56の収納状態を検出するハンドル検出スイッチ70(本発明の保持枠状態検出手段に相当)を備えている。このハンドル検出スイッチ70は、制御装置(例えば、発射排出制御装置31)に、配線を介して電気的に接続されており、操作ハンドル56の先端が当接すると、操作ハンドル収納部66に操作ハンドル56が収納されたこと、すなわち透明部材ストッパー38が第1状態に変換し、透明部材保持枠11が前面枠3に対して十分に閉じた状態であることを検出して、検出信号を制御装置に送信できるように構成されている。
【0036】
このように、前記前面枠3は、前記操作ハンドル56が前記操作ハンドル収納部66に収納されているか否かを検出することで透明部材保持枠11の開閉状態を検出可能なハンドル検出スイッチ70を備えたので、透明部材12の移動が規制されたことと併せて、透明部材保持枠11が前面枠3に対して十分に閉じられたかどうかを容易に確認することができる。
【0037】
また、制御装置がハンドル検出スイッチ70からの信号を受信したことを遊技開始(例えば、遊技球発射)のための条件の一つとすれば、透明部材保持枠11が正常位置まで閉じていない状態、すなわち不正部材が遊技領域10に挿入される虞がある状態で遊技を進めることを防ぐことができる。したがって、未然に不正行為を防止することができて好適である。
【0038】
ところで、本発明におけるパチンコ遊技機1は、透明部材ストッパー38の操作ハンドル56と、前面枠ベース部材4の操作ハンドル当接部67との間に、緩衝部材72を設けてもよい。例えば、図12に示す操作ハンドル56′は、操作ハンドル当接部67に当接し得る箇所、すなわち先端にゴム等の弾性材料をコーティングして緩衝部材72を形成している。このような緩衝部材72を操作ハンドル56′に設けると、この緩衝部材72は、前記操作ハンドル56′と前記操作ハンドル当接部67とが衝接する際に生じる衝撃力を緩和するので、操作ハンドル当接部67に衝接しても操作ハンドル56′が損傷し難い。したがって、透明部材ストッパー38が第2状態のまま、誤って透明部材保持枠11が勢いよく閉められてしまったとしても、透明部材ストッパー38が壊れてしまうことを防止することができる。また、操作ハンドル56′が操作ハンドル当接部67に衝接する衝撃力を透明部材12に伝わり難くして、透明部材ストッパー38が第2状態のまま透明部材保持枠11を閉めてしまった際に、透明部材12にヒビが入ったり、透明部材12が割れたりすることを防止することができる。
【0039】
なお、緩衝部材72は、上記衝撃力を緩和できるものであればどのようなものでもよい。例えば、透明部材保持枠11の回動軸周辺に、透明部材保持枠11の閉動作に抵抗する緩衝ダンパーを備えて、操作ハンドル56′が操作ハンドル当接部67に当接する直前で、透明部材保持枠11が閉じる回動速さを遅くするようにしてもよい。
【0040】
そして、透明部材ストッパー38は、第2状態から第1状態への移動方向に向かって付勢されるようにしてもよい。例えば、図13に示す透明部材ストッパー38は、上方向移動規制部材54の内側に空間を設けてばね71(本発明の付勢手段の一つに相当)を収納し、このばね71の一端を上方向移動規制部材54の内壁のうち透明部材保持枠11の回動軸側に、他端を取付ベース部材36から後方に延設された係合部36aにそれぞれ係合している。なお、係合部36aは、上方向移動規制部材54の内側空間に収納される状態で設けられている。このようにして、ばね71は、上方向移動規制部材54を第2状態から第1状態への移動方向へ向かって付勢しているので、透明部材ストッパー38を第1状態へ変換し忘れることがなく、透明部材12の上方向への移動を確実に規制することができる。
【0041】
ところで、上記した実施形態において、透明部材保持枠11は、透明部材ストッパー38が第2状態のままでは正常位置まで閉じることを阻止されるように構成されていたが、本発明はこれに限らず、透明部材ストッパーが第2状態であっても自動的に第1状態に変換して正常位置まで閉じるようにしてもよい。
【0042】
すなわち、遊技領域を形成した遊技盤が取り付けられた前面枠と、前記遊技領域の前方を覆う透明部材を保持して前記前面枠の前面側に対して開閉可能に取り付けられた透明部材保持枠とを備える遊技機において、
前記透明部材保持枠は、
前記前面枠の一側に回動可能に軸支するための取付ベース部材と、
前記取付ベース部材に取り付けられ、前記透明部材を上方から収納する透明部材収納フレームと、
前記透明部材収納フレームに収納された透明部材の上方向への移動を規制する上方向移動規制手段と、
を備え、
前記上方向移動規制手段は、
前記透明部材を上方向へ所定距離移動すると前記透明部材の上端が当接し、透明部材がさらに上方向へ移動しないように規制する上方向移動規制部材を備え、前記上方向移動規制部材を横方向に移動することで、前記透明部材の上方向の移動を規制する第1状態と、前記透明部材の上方向の移動を規制しない第2状態とに変換可能であり、
前記前面枠は、
前記操作部用当接部と操作部用収納部との間に、前記操作部を操作部用収納部の方向に誘導する状態変換誘導空間を設け、
前記第2状態における操作部を前記操作部用当接部に当接させながら前記透明部材保持枠を閉じると、前記操作部が前記状態変換誘導空間を移動して前記操作部用収納部に誘導されて、前記上方向移動規制手段が第2状態から第1状態へ変換するようにしたことを特徴とする遊技機を構成してもよい。
【0043】
加えて、前記状態変換誘導空間は、
操作部用当接部から操作部用収納部へ向かって傾斜した誘導傾斜部を備え、
前記操作部が誘導傾斜部に当接しながら前記状態変換誘導空間を移動するようにしてもよい。
【0044】
さらに、前記上方向移動規制部材を第2状態から第1状態への移動方向に向かって付勢する付勢手段を備えてもよい。
【0045】
例えば、図14に示す第2実施形態の透明部材ストッパー38は、基本的には第1実施形態のものと同じであるが、ガイドベース57をガイドするガイド溝のうち、下側ガイド溝75の形状が異なる。この下側ガイド溝75は、途中から一段下に下げて形成され、第2状態において操作ハンドル56が位置する側にこの操作ハンドル56が嵌合可能なハンドル嵌合部77を設けている。また、この透明部材ストッパー38は、ガイドベース57にコイルばね等の付勢部材78(本発明の付勢手段の一つに相当)の一端を係止し、付勢部材78の他端を取付ベース部材36の回動軸側に係止して、ガイドベース57が付勢部材78により第2状態から第1状態への移動方向に向かって付勢されるように構成されている。
【0046】
また、前面枠ベース部材4は、ハンドル嵌合部77と対向し得る位置に操作ハンドル当接部80を設け、この操作ハンドル当接部80を傾斜下端に配置して、この傾斜下端から上り傾斜した誘導傾斜部81を操作ハンドル収納部66の奥側内面へ向かって形成し、操作ハンドル当接部80と操作ハンドル収納部66との間に、操作ハンドル56を誘導する状態変換誘導空間82を設けてある。
【0047】
本実施形態では、このような構成を備えているので、透明部材ストッパー38の操作ハンドル56をハンドル嵌合部77に嵌合し、第2状態のまま透明部材保持枠11を閉方向に回動すると、操作ハンドル56の先端が操作ハンドル当接部80に当接する(図15(a)参照)。さらに、操作ハンドル56を前記操作ハンドル当接部80に当接させながら透明部材保持枠11を閉じ続けると、操作ハンドル56が誘導傾斜部81に当接しながら前記状態変換誘導空間82を上方に移動する(図15(b)参照)。そして、前面枠ベース部材4の前面に当接して透明部材保持枠11が十分に閉じると、操作ハンドル56が状態変換誘導空間82の上限まで達するとともに、ハンドル嵌合部77から外れる(図15(c)参照)。すると、付勢部材78の付勢力によりガイドベース57が移動して、操作ハンドル56が操作ハンドル収納部66に移動するとともに、上方向移動規制部材54の当接部53が透明部材12の上端に移動する。したがって、透明部材ストッパー38は、透明部材保持枠11を正常位置に達するまで閉じるだけで自動的に移動し、透明部材12の上方向の移動を規制することができる。
【0048】
このように、前記前面枠3は、前記操作ハンドル当接部80と操作ハンドル収納部66との間に、前記操作ハンドル56を誘導する状態変換誘導空間82を設け、前記第2状態における操作ハンドル56を前記操作ハンドル当接部80に当接させながら前記透明部材保持枠11を閉じると、前記操作ハンドル56が前記状態変換誘導空間82を移動して前記操作ハンドル収納部66に誘導されて、前記透明部材ストッパー38が第2状態から第1状態へ変換するようにしたので、透明部材ストッパー38を第1状態へ変換し忘れることがなく、透明部材12の上方向への移動を確実に規制することができる。
【0049】
また、操作ハンドル当接部80は、前記操作ハンドル収納部66へ向かって傾斜した誘導傾斜部81を形成し、透明部材ストッパー38が第2状態に変換されたままの状態で透明部材保持枠11と閉じると、前記操作ハンドル56が誘導傾斜部81に当接しながら前記状態変換誘導空間82を移動し、操作ハンドル収納部66へ収納されるので、透明部材保持枠11を閉じれば透明部材ストッパー38が第1状態となる機構を、単純な構造で実現することができる。したがって、製造コストの低減に寄与することができる。
【0050】
なお、上記した実施形態の透明部材保持枠11は、前面に透明部材ストッパー38の状態を示す表示部を設けてもよい。例えば、透明部材保持枠の前面に表示窓を開設し、透明部材ストッパーと連動する表示パネルを表示窓から臨ませて、透明ストッパーが状態変換すると、表示パネルが移動して表示窓から見える状態識別情報(例えば、色や文字)が切り換わるようにしてもよい。このようにすると、透明部材が透明部材ストッパーによって上方向への移動を規制されているかどうかを、視覚により簡単に確認することができる。したがって、より一層不正行為の防止を図り易くすることができる。
【0051】
上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技領域の前方を透明部材で覆い、この透明部材を保持する透明材保持枠を備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
【0052】
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、前記透明部材保持枠は、取付ベース部材と、該取付ベース部材に設けられ、前記透明部材を上方から収納する透明部材収納フレームと、該透明部材収納フレームに収納された透明部材の上端に当接可能な当接部を有し、透明部材の上方向への移動を規制する上方向移動規制手段とを備え、前記上方向移動規制手段は、前記透明部材の上方において横方向に移動可能な上方向移動規制部材を備え、該上方向移動規制部材を移動して前記当接部を前記透明部材の上端に位置させる第1状態と、前記上方向移動規制部材を移動して前記当接部を前記透明部材の上端から外れた第2状態とに変換可能であるので、透明部材保持枠に保持された透明部材を上方向にずれないようにして、透明部材と透明部材保持枠との間に隙間が形成されるのを阻止することができる。したがって、不正部材が侵入するのを防ぎ、不正行為を防止することができる。また、前面枠に対して透明部材保持枠を大きく開かなくても、上方向移動規制部材が状態変換可能なスペースを十分に確保することができ、迅速に透明部材の取付作業あるいは交換作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】前面枠の分解斜視図である。
【図4】透明部材保持枠の分解斜視図である。
【図5】透明部材保持枠の裏面図である。
【図6】透明部材保持枠の透明部材ストッパーを取り付けた部分の拡大図である。
【図7】図5で示した透明部材保持枠のA−A断面拡大図である。
【図8】透明部材保持枠の透明部材ストッパーを取り付けた部分の斜視拡大図である。
【図9】透明部材保持枠の分解斜視拡大図である。
【図10】透明部材保持枠を閉じたときの拡大断面図であり、(a)は透明部材ストッパーが第1状態の場合の説明図、(b)は透明部材ストッパーが第2状態の場合の説明図である。
【図11】ハンドル検出スイッチを備えた前面枠の拡大断面図である。
【図12】緩衝部材を備えた前面枠の拡大断面図である。
【図13】ばねを備えた上方向移動規制部材の説明図であり、(a)は第1状態の説明図、(b)は第2状態の説明図、(c)は分解斜視拡大図である。
【図14】(a)は、第2実施形態の透明部材保持枠に透明部材ストッパーの概略図、(b)は、第2実施形態における操作ハンドル収納部および操作ハンドル当接部の概略図、(c)は第2実施形態における操作ハンドル収納部および操作ハンドル当接部の概略斜視図である。
【図15】(a)は、第2実施形態における操作ハンドルが操作ハンドル当接部に当接する直前の説明図、(b)は操作ハンドルが誘導傾斜部に沿って移動する状態説明図、(c)は操作ハンドルが操作ハンドル収納部に達した状態説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 機枠
3 前面枠
3a ヒンジピン
3b ピン受け穴
4 前面枠ベース部材
5 遊技盤
6 表示装置
7 大入賞口
8 一般入賞口
9 アウト口
10 遊技領域
11 透明部材保持枠
12 透明部材
13 上皿ユニット
14 下皿ユニット
15 上皿
16 下皿
17 灰皿
19 取付基部
20 発射操作ユニット
25 裏機構盤
26 球タンク
27 球誘導樋
28 排出ユニット
30 演出制御装置
31 発射排出制御装置
32 電源回路
35 装飾部材
36 取付ベース部材
36a 係合部
37 透明部材収納フレーム
38 透明部材ストッパー
40 開口部
41 スピーカー
42 球貸操作ユニット
44 ヒンジ部
44a 上ヒンジ部
44b 下ヒンジ部
44c 上ヒンジピン
44d 下ヒンジ穴
46 回動軸側フレーム部材
47 自由端側フレーム部材
48 下部フレーム部材
50 嵌合溝
51 補強部材
53 当接部
54 上方向移動規制部材
56 操作ハンドル
57 ガイドベース
59 ガイド溝
59a 上側ガイド溝
62 状態維持部
62a 第1状態維持部
62b 第2状態維持部
64 係合突起
66 操作ハンドル収納部
67 操作ハンドル当接部
70 ハンドル検出スイッチ
71 ばね
72 緩衝部材
75 下側ガイド溝
77 ハンドル嵌合部
78 付勢部材
80 操作ハンドル当接部
81 誘導傾斜部
82 状態変換誘導空間

Claims (4)

  1. 遊技領域を形成した遊技盤が取り付けられた前面枠と、前記遊技領域の前方を覆う透明部材を保持して前記前面枠の前面側に対して開閉可能に取り付けられた透明部材保持枠とを備える遊技機において、
    前記透明部材保持枠は、
    前記前面枠の一側に回動可能に軸支するための取付ベース部材と、
    前記取付ベース部材に取り付けられ、前記透明部材を上方から収納する透明部材収納フレームと、
    前記透明部材収納フレームに収納された透明部材の上方向への移動を規制する上方向移動規制手段と、
    前記上方向移動規制手段を第1状態あるいは第2状態に維持可能な状態維持部と、
    を備え、
    前記上方向移動規制手段は、
    前記透明部材を上方向へ所定距離移動すると前記透明部材の上端が当接し、透明部材がさらに上方向へ移動しないように規制する上方向移動規制部材を備え、
    前記上方向移動規制部材を横方向に移動することで、前記透明部材の上方向の移動を規制する第1状態と、前記透明部材の上方向の移動を規制しない第2状態とに変換可能であり、
    前記状態維持部は、前記取付ベース部材に切り欠き形状であって、第1状態に維持するための第1状態維持部と、第2状態に維持するための第2状態維持部とを上方向移動規制部材の移動方向に並べて構成され、第1状態維持部を透明部材保持枠の回動軸寄りに形成し、第2状態維持部を透明部材保持枠の自由端寄りに形成し、
    前記上方向移動規制部材は、状態維持部に係合可能な係合突起を備え、
    前記係合突起を第1状態維持部に係合すると、上方向移動規制部材を第1状態に維持し、係合突起を第2状態維持部に係合すると、上方向移動規制部材を第2状態に維持するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記上方向移動規制部材は、
    前記透明部材保持枠の後方に向かって突設し、前記第1状態あるいは第2状態に変換操作するための操作部を備え、
    前記前面枠は、
    第1状態における前記操作部を収納する操作部用収納部と、第2状態における前記操作部が当接可能な操作部用当接部とを備え、
    前記上方向移動規制手段を第1状態に変換して前記透明部材保持枠を閉じると、前記操作部が操作部用収納部に収納されて透明部材保持枠が正常位置で閉状態となり、
    前記上方向移動規制手段が第2状態に変換されたままの状態で前記透明部材保持枠を閉じると、前記操作部が操作部用当接部に当接して透明部材保持枠が正常位置まで閉じることを阻止されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記前面枠は、
    前記操作部が前記操作部用収納部に収納されているか否かを検出することで透明部材保持枠の開閉状態を検出可能な保持枠状態検出手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記操作部と前記操作部用当接部との間に緩衝部材を配設し、
    前記緩衝部材は、
    前記操作部と前記操作部用当接部とが衝接する際に生じる衝撃力を緩和することを特徴とする請求項または請求項に記載の遊技機。
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