JP4017814B2 - パチンコ機における透明板上動防止部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機における透明板の上動防止部材に係り、特にパチンコ機の透明板保持枠裏面側に内・外2枚の透明板を嵌装するために設けられる溝枠部材に装着し、透明板を上方へ持ち上げて行う不正行為を防止することができる透明板の上動防止部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のようにパチンコ機の前面枠の前面には透明板保持枠が開閉自在に設けられており、該透明板保持枠の裏面側に溝枠部材を介して内・外2枚の透明板(ガラス板等)が装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構成からなるパチンコ遊技機にあっては、透明板保持枠を前面枠に閉止した際、透明板の上端面から上方に空間が生じるため、透明板をパチンコ機の前側から上方へスライドさせるように持ち上げると下方に隙間が生じることになる。そのため、遊技中に透明板を上方に持ち上げて下方の隙間からピアノ線や薄いセル板等を遊技盤面に差し込んで該遊技盤面上に配設された入賞口や入賞装置に遊技球を入賞させる等の不正行為が比較的容易になし得るという問題を有していた。そこで、従来からこのような不正行為を簡易な手段によって解決されることが望まれていた。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、パチンコ機の前面側から透明板を上方へ持ち上げて行う不正行為を簡単かつ確実に防止することができるパチンコ機における透明板上動防止部材に関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、透明板保持枠の裏面側に内・外2枚の透明板を嵌装するために設けられた溝枠部材に装着される透明板の上動防止部材であって、前記上動防止部材は前記内・外2枚の透明板間の隙間に嵌入可能な幅を有する基体杆と、前記基体杆の両端に前記溝枠部材の両側外面に上方から挿入して弾圧係止する係止片と、前記基体杆の上面略中央に配置され透明板の上動を防止する抑止片とを備えてなることを特徴としている。本発明はこのように構成したことから、ガラス等の透明板を持ち上げて行う不正行為を防止できる。また、それのみならず、本発明は抑止片を基体杆の略中央に配置したことから、ガラス等の透明板を持ち上げると抑止片を通じて基体杆の中央部分に荷重が掛かり、基体杆が湾曲状に撓んで係止片が溝枠部材を外側から締め付けることになる。従って、本発明によれば、透明板を持ち上げようとして上動防止部材に下方から押し上げる力が作用しても、上動防止部材が抜脱することがなく、確実に透明板の上動を防止することができる。
【0006】
さらに、前記係止片の内側に交互に凹凸を設けて抜止め部を形成して構成することが好ましい。このように構成すると、係止片による上動防止部材の係止がより強固となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図であり、図2は透明板保持枠を開いた状態の斜視図である。パチンコ機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側にヒンジ機構3によって開閉自在に装着される前面枠体4とを備え、該前面枠体4の前面一側に透明板保持枠5と、打球供給皿6を有する前面板7及び下部貯留皿8を有する前面下部板9が開閉自在に軸支されている。
【0008】
前記前面枠体4は、鉄板等の金属により形成されるもので、上部に開口部が設けられ、裏面側から開口部を覆うように図示しない遊技盤取付枠を介して遊技盤10が着脱可能に取り付けられ、該遊技盤10の表面にはガイドレール11で囲まれる遊技領域が形成されている。また、前面枠体4の前面には遊技盤10の遊技領域外を覆うように合成樹脂により形成された装飾用の飾り部材12、打球の衝突によるガイドレール11の変形を防止するためのレール変形防止部材13、パチンコ機1が検査に合格したことを示す証紙を貼り付ける証紙貼付部材14が設けられている。さらに、前面枠体4の開放側に位置する側縁部分には、前面枠体4及び透明板保持枠5の施錠機構15が取り付けられている。
【0009】
前記透明板保持枠5は、合成樹脂製の本体枠5aと補強金属板5bとから構成されている。前記本体枠5aは、前面枠体4の上半部分を全幅にわたって覆う大きさに形成され、その中央部に遊技盤10の遊技領域が視認可能な方形状の開口が形成されている。前記補助金属板5bは本体枠5aと同様に中央部に方形状の開口が形成され、本体枠5aの裏面側にその裏面を覆うように装着されている。
【0010】
前記補強金属板5bには、内・外2枚のガラス20a,20b(透明板)を嵌装するための溝枠部材が設けられている。すなわち、補強金属板5bの開口の左右側部にそれぞれ左溝枠21と右溝枠22、さらに下側部に下溝枠23が設けられている。また、左溝枠21、右溝枠22、下溝枠23は、内溝24aと外溝24bとを備えており、内溝24aにガラス20a、外溝24bにガラス20bがそれぞれ上方より挿入嵌合されて保持されている。さらに、内溝24aと外溝24bの間には嵌装されたガラス20a,20bに所定の間隔を設けるための仕切り辺部25が設けられている。そして、左右溝枠21,22の仕切り辺部25に本発明に係る上動防止部材30が装着される。
【0011】
次に本発明に係る上動防止部材30の具体的構成について説明する。図3乃至図7に示すように上動防止部材30は基体杆31と該基体杆31の両端に設けられた係止片32,32と、基体杆31の上面略中央に配置された抑止片33とから構成されている。これを具体的に説明すると、前記基体杆31は平板状の金属棒からなり、その両端部を下方に折り曲げて係止片32,32を形成している。また、基体杆31はガラス20a,20bの横幅と略同様の長さを有し、かつガラス20a,20b間の隙間にちょうど嵌り込む幅を有している。前記係止片32,32は、前記左右溝枠21,22に強固に弾圧係止しうるように下端に向かって若干内側に向けて傾斜させてあり、下端部は上動防止部材30の装着を容易にするため外側に向けて傾斜させて形成されている。さらに、係止片32,32には、図3に示すように交互に凹凸を設けて抜止め部35が形成され、上動防止部材30がより強固に弾圧係止されるようになっている。前記抑止片33は、矩形形状の平板であり、基体杆31の上面略中央部に固着され、基体杆31から突出する部分の幅をガラス20の厚さよりも長くして、ガラス20の上面中央部を閉塞するように形成されている。
【0012】
上記のように構成された本発明に係る上動防止部材30の脱着手順について説明する。上動防止部材30を装着する場合、まず、上動防止部材30の係止片32,32をそれぞれ前記左右溝枠21,22の仕切り辺部25の外面に上方からあてがい、上動防止部材30を下方に押圧すればよい。逆に、上動防止部材30を抜脱する場合、上動防止部材30の係止片32,32の下端部分を軽く押し広げながら上方へ引き上げて抜き取ればよい。このように本願発明に係る上動防止部材30は極めて簡単に脱着することができる。
【0013】
次に、上記のように構成された本発明に係る上動防止部材30を装着した場合の作用について説明する。上動防止部材30の基体杆31は、前記したとおり、ガラス20a,20b間の隙間にちょうど嵌り込む幅に形成されていることから、上動防止部材30を装着するとガラス20a,20bはがたつくことなく安定した状態が維持されることになる。また、上動防止部材30が装着されると、係止片32,32によって上動防止部材30が左右溝枠21,22に強固に係止されると共に、内外2枚のガラス20a,20bの上端面中央部が抑止片33によって塞がれるため、パチンコ機1の前面側からガラスを上動することができなくなる。特に、本願発明に係る上動防止部材30は、基体杆31の中央に抑止片33を配置していることから、ガラス等の透明板を上動しようとすると、抑止片33を通じて基体杆31の中央部分に図7矢印Aに示すような荷重が掛かる。そして、基体杆31が湾曲状に撓み係止片32が図7矢印Bに示すように左右溝枠21,22(溝枠部材)の外側を締め付けることになるので、上動防止部材30はより強固に係止され抜脱することがなく、確実に透明板の上動を防止することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るパチンコ機における透明板上動防止部材によれば、パチンコ機の前面側から透明板を上方へ持ち上げて行う不正行為を簡単かつ確実に防止することができる。特に、本発明は抑止片を基体杆の略中央に配置したことから、ガラス等の透明板を持ち上げると抑止片を通じて基体杆の中央部分に荷重が掛かり、基体杆が湾曲状に撓んで係止片が溝枠部材を外側から締め付けることになる。従って、本発明によれば、透明板を持ち上げようとして上動防止部材に下方から押し上げる力が作用しても、上動防止部材が抜脱することがなく、確実に透明板の上動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の透明板保持枠を開いた状態の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す透明板上動防止部材の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す透明板上動防止部材を溝枠部材に装着した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す透明板上動防止部材を溝枠部材に装着した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す透明板上動防止部材を溝枠部材に装着した状態を示す側面断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す透明板上動防止部材を溝枠部材に装着した状態を示す透明板保持枠の裏面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
5 透明板保持枠
20a,20b 透明板(ガラス)
21,22,23 溝枠部材(左溝枠、右溝枠、下溝枠)
30 上動防止部材
31 基体杆
32 係止片
33 抑止片
35 抜止め部
Claims (2)
- 透明板保持枠の裏面側に内・外2枚の透明板を嵌装するために設けられた溝枠部材に装着される透明板の上動防止部材であって、前記上動防止部材は前記内・外2枚の透明板間の隙間に嵌入可能な幅を有する基体杆と、前記基体杆の両端に設けられ前記溝枠部材の両側外面に上方から挿入して弾圧係止する係止片と、前記基体杆の上面略中央に配置され且つ前記内・外2枚の透明板の上面中央を閉塞して該透明板の上動を防止する抑止片とを備えてなるパチンコ機における透明板の上動防止部材。
- 前記係止片の内側に交互に凹凸を設けて抜止め部を形成したことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機における透明板の上動防止部材。
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