JP4244277B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機は、例えば四角形筒状の外枠を備えており、外枠はパチンコ店の所謂島に固定されている。外枠の前面側には四角形板状の内枠が取り付けられており、内枠には遊技盤が固定されている。内枠の前面側には四角形板状のガラス枠が取り付けられており、ガラス枠にはガラス窓が固定されている。ガラス窓は遊技盤に対向しており、これにより、ガラス窓を介して遊技盤での遊技状況を視認可能とされている。
【0003】
ところで、内枠の左端上部には上ヒンジ孔が設けられると共に、ガラス枠の左端上面には上方へ突出する上ヒンジ軸が設けられており、上ヒンジ軸が上ヒンジ孔に挿入されている。さらに、内枠の左端下部には上方へ突出する下ヒンジ軸が設けられると共に、ガラス枠の左端下面には下ヒンジ孔が設けられており、下ヒンジ軸が下ヒンジ孔に挿入されている。これにより、内枠に対しガラス枠が上ヒンジ軸及び下ヒンジ軸を中心として回動可能とされて、内枠に対しガラス枠が開閉可能とされている。
【0004】
さらに、内枠の右端部及びガラス枠の右端部にはロック機構が設けられており、ロック機構によって内枠の右端部にガラス枠の右端部が係止されることで、内枠に対するガラス枠の回動が阻止される。
【0005】
これにより、内枠がガラス枠に取り付けられて、内枠がガラス枠に閉鎖(被覆)されている。
【0006】
ここで、上ヒンジ軸には上方への付勢力が付与されており、この付勢力に抗して上ヒンジ軸が下方へ押圧されることで、上ヒンジ軸がガラス枠上面に没入可能とされている。このため、下ヒンジ軸を下ヒンジ孔に挿入した後、上ヒンジ軸をガラス枠上面に没入させて上ヒンジ軸を上ヒンジ孔に対向させることで、上ヒンジ軸が付勢力によりガラス枠上面から突出されて上ヒンジ孔に挿入される。これにより、下ヒンジ軸を下ヒンジ孔に挿入すると同時に上ヒンジ軸を上ヒンジ孔に挿入できる構成である。
【0007】
しかしながら、このようなパチンコ機では、内枠の上ヒンジ孔が形成された上ヒンジ板と外枠上端部との間に僅かな隙間があり、この隙間から薄板状のセルロイドや細い針金等の不正具を挿入可能である。このため、この隙間に挿入した不正具により上ヒンジ軸上面を下方へ押し下げて上ヒンジ軸を上ヒンジ孔から不正に外すことで、ロック機構によってガラス枠右端部が内枠右端部に係止されていても内枠左上部とガラス枠左上部との間に大きな隙間が生じ、この隙間からパチンコ機内の各種装置(例えば遊技盤上の役物装置)が不正に操作される可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、取付孔から取付軸が不正に外されることを防止できる遊技機を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の遊技機は、遊技機本体に閉鎖枠が取付手段によって取り付けられて前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖される遊技機であって、前記取付手段は、前記遊技機本体及び閉鎖枠の何れか一方に設けられ、突出及び没入可能とされた取付軸と、前記遊技機本体及び閉鎖枠の何れか他方に設けられ、前記取付軸が没入されて対向された状態から前記取付軸が突出されることで前記取付軸が挿入される取付孔と、前記遊技機本体及び閉鎖枠の少なくとも一方に設けられ、前記遊技機本体と前記閉鎖枠とを係合させる係合手段と、を有し、かつ、前記取付軸に一体に設けられ、前記閉鎖枠の裏面または前記遊技機本体の前記閉鎖枠による閉鎖部位から露出する係止部と、前記係止部が露出する前記閉鎖枠の裏面または前記遊技機本体の前記閉鎖部位に回動可能に設けられ、回動されて前記係止部を係止することで、前記取付軸の没入を阻止して、前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖された際に前記取付軸が没入されることを阻止し、前記遊技機本体を前記閉鎖枠が開放しているときに前記係止部への係止を解除することができ、前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖されたときに前記係止部への係止を解除することができない阻止部材と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の遊技機では、遊技機本体及び閉鎖枠の何れか一方に設けられた取付軸が没入されて遊技機本体及び閉鎖枠の何れか他方に設けられた取付孔に対向された状態で取付軸が突出されることで取付孔に取付軸が挿入される共に、遊技機本体及び閉鎖枠の少なくとも一方に設けられた係合手段によって遊技機本体と閉鎖枠とが係合される。これにより、閉鎖枠が遊技機本体に取り付けられて、遊技機本体が閉鎖枠に閉鎖される。
【0011】
ここで、遊技機本体が閉鎖枠に閉鎖された際には、取付軸が没入されることが阻止部材によって阻止される。このため、不正具(例えば薄板状のセルロイドや細い針金等)により取付軸の突出先端を押圧して取付軸を没入させることができず、これにより、取付孔から取付軸が不正に外されることを防止できる。
【0013】
さらに、取付軸に一体に設けられた係止部が閉鎖枠の裏面または遊技機本体の閉鎖枠による閉鎖部位から露出しており、阻止部材が係止部を係止することで取付軸の没入が阻止される。これにより、阻止部材が簡単な構成で取付軸の没入を阻止することができる。
【0014】
しかも、阻止部材が閉鎖枠の裏面または遊技機本体の閉鎖枠による閉鎖部位に設けられているため、遊技機本体が閉鎖枠に閉鎖されると、阻止部材による取付軸の没入阻止状態を解除することができない。これにより、阻止部材が確実に取付軸の没入を阻止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図4には、本発明の遊技機が適用されて構成された第1の実施の形態に係るパチンコ機10が展開された状態の斜視図にて示されている。
【0018】
本実施の形態に係るパチンコ機10は、遊技機本体を構成する略四角形筒状の外枠12を備えており、外枠12はパチンコ店の所謂島(図示省略)に固定されている。
【0019】
外枠12の前面側には、遊技機本体を構成する略四角形板状の内枠14が配設されている。外枠12の左端部及び内枠14の左端部には内枠用ヒンジ機構(図示省略)が設けられており、この内枠用ヒンジ機構によって内枠14が左端部を中心に外枠12に対し回動可能とされて、外枠12に対し内枠14が開閉可能とされている。外枠12の右端部及び内枠14の右端部には内枠用ロック機構(図示省略)が設けられており、この内枠用ロック機構によって内枠14の外枠12に対する回動が阻止されている。これにより、外枠12に内枠14が取り付けられて、内枠14が外枠12の前面側全体を閉鎖している。また、内枠14には、上位部から中位部に亘って遊技盤16が固定されている。
【0020】
内枠14の前面側には、下位部において略四角形板状の皿枠18が配設されている。内枠14の左端部及び皿枠18の左端部には皿枠用ヒンジ機構(図示省略)が設けられており、この皿枠用ヒンジ機構によって皿枠18が左端部を中心に内枠14に対し回動可能とされて、内枠14に対し皿枠18が開閉可能とされている。内枠14の右端部及び皿枠18の右端部には皿枠用ロック機構(図示省略)が設けられており、この皿枠用ロック機構によって皿枠18の内枠14に対する回動が阻止されている。これにより、内枠14に皿枠18が取り付けられて、皿枠18が内枠14前面側の下位部を閉鎖している。
【0021】
皿枠18には、受皿20が設けられると共に、受皿20下方の右部において発射ハンドル22が設けられており、発射ハンドル22が回転操作されることで、受皿20に供給された遊技球(図示省略)が遊技盤16上に発射される。なお、受皿20には、パチンコ機10から払い出された遊技球も供給される。
【0022】
内枠14の前面側には、上位部から中位部に亘って閉鎖枠としてのガラス枠24が配設されている。ガラス枠24の裏面左端部には、上端から下端に亘って略長板状の補強板26が固定されている。
【0023】
図3に示す如く、内枠14の左端部及びガラス枠24の左端部にはガラス枠用ヒンジ機構28が設けられている。ガラス枠用ヒンジ機構28は、係合手段を構成する下ヒンジ軸30を有しており、下ヒンジ軸30は内枠14の左端下部に設けられて上方へ突出している。さらに、ガラス枠用ヒンジ機構28は、係合手段を構成する下ヒンジ孔32を有しており、下ヒンジ孔32はガラス枠24の左端下面(補強板26下端の屈曲された部位)に設けられている。
【0024】
ガラス枠用ヒンジ機構28は、取付軸としての上ヒンジ軸34を有しており、上ヒンジ軸34はガラス枠24の左端上部に設けられている。上ヒンジ軸34に対応してガラス枠24の左端上部(補強板26上部)には、一対の支持板36が設けられており、一対の支持板36は上下方向において互いに対向している。各支持板36には挿通孔38が設けられており、各挿通孔38には上ヒンジ軸34が挿通されている。上ヒンジ軸34は圧縮コイルスプリング40内に挿通されており、圧縮コイルスプリング40の下端は下側の支持板36上面に当接している。上ヒンジ軸34の上端部近傍には、リング部材42(例えばEリングまたはCリング)が固定されており、リング部材42には圧縮コイルスプリング40の上端が当接して、リング部材42が上方へ付勢されている。これにより、上ヒンジ軸34が圧縮コイルスプリング40によってリング部材42を介して上方へ付勢されて、上ヒンジ軸34の上端部が上側の支持板36(ガラス枠24の上面)から上方へ突出する共に、上側の支持板36下面にリング部材42が当接して、上ヒンジ軸34の上端部のガラス枠24上面からの突出量が制限されている(図2参照)。また、上ヒンジ軸34が圧縮コイルスプリング40の付勢力に抗して下方へ押圧されることで、上ヒンジ軸34がガラス枠24上面に没入可能とされいる。
【0025】
ガラス枠用ヒンジ機構28は、上ヒンジ板44を有しており、上ヒンジ板44は内枠14の左端上部に設けられると共に、上ヒンジ板44と外枠12の上端部との間には僅かな隙間46が存在している。また、上ヒンジ板44には取付孔としての上ヒンジ孔48が形成されている。ここで、下ヒンジ軸30を下ヒンジ孔32に挿入した(係合させた)後、上ヒンジ軸34をガラス枠24上面に没入させて上ヒンジ軸34を上ヒンジ孔48に対向させることで、上ヒンジ軸34が圧縮コイルスプリング40の付勢力によりガラス枠24上面から突出されて上ヒンジ軸34が上ヒンジ孔48に挿入されている。これにより、内枠14に対しガラス枠24が上ヒンジ軸34及び下ヒンジ軸30を中心として回動可能とされて、内枠14に対しガラス枠24が開閉可能とされている。また、上ヒンジ軸34が上ヒンジ孔48に挿入された際には、上ヒンジ軸34の上端(突出先端)が上ヒンジ板44から上方へ突出している(図2参照)。
【0026】
上ヒンジ軸34の下端には、係止部としての係止軸50が一体に設けられており、係止軸50は上ヒンジ軸34に対しガラス枠24裏面側へ突出している。さらに、ガラス枠24の左端上部(補強板26上部)には、下側の支持板36下方において露出孔52が設けられており、露出孔52内に係止軸50が挿通されて、係止軸50がガラス枠24の裏面側から露出している。また、露出孔52は、上ヒンジ軸34のガラス枠24上面に対する突出及び没入が係止軸50の当接によって阻害されることがない程度の上下方向寸法とされている。
【0027】
図1及び図2にも示す如く、ガラス枠24の左端上部(補強板26上部)には阻止部材としての阻止ピン54が設けられている。阻止ピン54は、上部が開放された略U字状とされており、阻止ピン54の上部は、露出孔52上方におけるガラス枠24の左端上部に回動自在に支持されている。阻止ピン54の下部は係止軸50の直下に配置されており、阻止ピン54の下部が係止軸50の下降を係止することで、上ヒンジ軸34のガラス枠24上面への没入が阻止されている。
【0028】
図4に示す如く、内枠14の右端部及びガラス枠24の右端部には、係合手段を構成するガラス枠用ロック機構56が設けられている。ガラス枠用ロック機構56は、平面視略U字板状のロック板58を一対有しており、一対のロック板58はガラス枠24の右端部に設けられている。ガラス枠用ロック機構56は、断面視L字板状の係止板60を一対有しており、一対の係止板60はガラス枠24の右端部に設けられている。ここで、各ロック板58内に各係止板60が係止(係合)されることで、内枠14にガラス枠24が取り付けられて、ガラス枠24に内枠14前面側の上位部から中位部が閉鎖されている。
【0029】
なお、ガラス枠24を内枠14から取り外す際には、各ロック板58と各係止板60との係止を解除すると共に、阻止ピン54を回動させて阻止ピン54下部の係止軸50直下への配置を解除した後、係止軸50を圧縮コイルスプリング40の付勢力に抗して下方へ押圧して上ヒンジ軸34をガラス枠24上面に没入させることで上ヒンジ軸34を上ヒンジ孔48から取り外し、さらに、下ヒンジ軸30を下ヒンジ孔32から取り外す。
【0030】
また、ガラス枠24にはガラス窓62が固定されると共に、ガラス窓62は遊技盤16に対向しており、ガラス窓62を介して遊技盤16上での遊技状況(遊技球の移動状況等)を視認可能とされた構成である。
【0031】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0032】
以上の構成のパチンコ機10では、内枠14の下ヒンジ軸30がガラス枠24の下ヒンジ孔32に挿入された後、ガラス枠24の上ヒンジ軸34がガラス枠24上面に没入されて内枠14の上ヒンジ孔48に対向された状態から圧縮コイルスプリング40の付勢力により上ヒンジ軸34がガラス枠24上面から突出されることで上ヒンジ孔48に上ヒンジ軸34が挿入される。さらに、内枠14の各ロック板58内にガラス枠24の各係止板60が係止される。これにより、内枠14にガラス枠24が取り付けられて、ガラス枠24に内枠14前面側の上位部から中位部が閉鎖される。
【0033】
ここで、阻止ピン54の下部が上ヒンジ軸34と一体の係止軸50の直下に配置されることで、係止軸50の下降が係止されて、上ヒンジ軸34のガラス枠24上面への没入が阻止される。このため、ガラス枠24に内枠14前面側の上位部から中位部が閉鎖された際には、上ヒンジ板44と外枠12上端部との間の隙間46から挿入された不正具(例えば薄板状のセルロイドや細い針金等)により上ヒンジ軸34の上面を下方へ押圧しても、上ヒンジ軸34をガラス枠24上面に没入させることができず、これにより、上ヒンジ孔48から上ヒンジ軸34が不正に外されることを防止できる。
【0034】
さらに、上ヒンジ軸34と一体の係止軸50が露出孔52内に挿通されてガラス枠24の裏面側から露出しており、阻止ピン54が係止軸50の下降を係止することで上ヒンジ軸34のガラス枠24上面への没入が阻止される。これにより、阻止ピン54が簡単な構成で上ヒンジ軸34のガラス枠24上面への没入を阻止することができる。
【0035】
しかも、阻止ピン54がガラス枠24の裏面側に設けられているため、内枠14がガラス枠24に閉鎖されると、阻止ピン54による上ヒンジ軸34の没入阻止状態を解除することができない。これにより、阻止ピン54が確実に上ヒンジ軸34のガラス枠24上面への没入を阻止することができる。
【0036】
また、阻止ピン54を回動させるのみで上ヒンジ軸34の没入阻止状態と没入阻止解除状態とを切り換えることができるため、上ヒンジ軸34の没入阻止状態と没入阻止解除状態との切り換え操作を簡単に行うことができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、阻止ピン54を略U字状とした構成としたが、阻止ピン(阻止部材)は、係止軸(係止部)の係止に適した形状であればよく、例えばV字状、O字状、L字状またはJ字状等とされた構成としてもよい。
【0038】
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の遊技機が適用されて構成された第2の実施の形態に係るパチンコ機70の主要部が正面図にて示されている。
【0039】
本実施の形態に係るパチンコ機70は、上記第1の実施の形態に係るパチンコ機10とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0040】
すなわち、本実施の形態に係るパチンコ機70では、第1の実施の形態の阻止ピン54は設けられておらず、上ヒンジ板44の上面(反上ヒンジ軸34側)に阻止部材としての阻止蓋72が一体に設けられている。阻止蓋72は、円筒状の周部74と上面を閉塞する閉塞部76とを有しており、阻止蓋72の内部は、上ヒンジ孔48に連通されて上ヒンジ軸34の上端(突出先端)が挿入されている。これにより、上ヒンジ軸34上端の全体(上面及び全周囲)が、阻止蓋72によって被覆された構成である。
【0041】
ここで、阻止蓋72が上ヒンジ軸34の上端全体を被覆するため、ガラス枠24に内枠14前面側の上位部から中位部が閉鎖された際には、上ヒンジ板44と外枠12上端部との間の隙間46から挿入された不正具(例えば薄板状のセルロイドや細い針金等)により上ヒンジ軸34の上面を下方へ押圧することができない。これにより、上ヒンジ軸34がガラス枠24上面に没入されることを簡単な構成で確実に阻止でき、上ヒンジ孔48から上ヒンジ軸34が不正に外されることを防止できる。
【0042】
[第3の実施の形態]
図6には、本発明の遊技機が適用されて構成された第3の実施の形態に係るパチンコ機80の主要部が正面図にて示されている。
【0043】
本実施の形態に係るパチンコ機80は、上記第1の実施の形態に係るパチンコ機10とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0044】
すなわち、本実施の形態に係るパチンコ機80では、第1の実施の形態の阻止ピン54は設けられておらず、上ヒンジ板44の上面(反上ヒンジ軸34側)に阻止部材としての阻止筒82が一体に設けられている。阻止筒82は円筒状とされており、阻止筒82の内部は、上ヒンジ孔48に連通されて上ヒンジ軸34の上端(突出先端)が挿入されている。これにより、上ヒンジ軸34上端の全周囲が、阻止筒82によって被覆された構成である。
【0045】
ここで、上ヒンジ軸34の全周囲を阻止筒82が被覆するため、ガラス枠24に内枠14前面側の上位部から中位部が閉鎖された際には、上ヒンジ板44と外枠12上端部との間の隙間46から挿入された不正具(例えば薄板状のセルロイドや細い針金等)により上ヒンジ軸34の上面を下方へ押圧することができない。これにより、上ヒンジ軸34がガラス枠24上面に没入されることを簡単な構成で確実に阻止でき、上ヒンジ孔48から上ヒンジ軸34が不正に外されることを防止できる。
【0046】
なお、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、上ヒンジ軸34をガラス枠24に設けると共に上ヒンジ孔48を内枠14に設けた構成としたが、上ヒンジ軸(取付軸)を内枠(遊技機本体)に設けると共に上ヒンジ孔(取付孔)をガラス枠(閉鎖枠)に設けた構成としてもよい。この場合でも、特に第1の実施の形態においては、例えば、上ヒンジ軸に一体に設けた係止部を内枠のガラス枠による閉鎖部位から露出させ、かつ、内枠のガラス枠による閉鎖部位に設けた阻止ピン(阻止部材)が係止部を係止することで取付軸の没入を阻止する構成とすることにより、阻止ピンが簡単な構成で確実に取付軸の没入を阻止することができる。
【0047】
さらに、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、本発明をガラス枠用ヒンジ機構28の上ヒンジ軸34及び上ヒンジ孔48に適用した構成としたが、本発明をガラス枠用ヒンジ機構の下ヒンジ軸及び下ヒンジ孔に適用した構成としてもよく、さらに、本発明を内枠用ヒンジ機構や皿枠用ヒンジ機構に適用した構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の遊技機では、遊技機本体が閉鎖枠に閉鎖された際に取付軸が没入されることが阻止部材によって阻止されるため、取付孔から取付軸が不正に外されることを防止できる。
【0049】
さらに、取付軸に一体に設けられた係止部が閉鎖枠の裏面または遊技機本体の閉鎖枠による閉鎖部位から露出しかつ阻止部材が係止部を係止することで取付軸の没入を阻止するため、阻止部材が簡単な構成で取付軸の没入を阻止することができる。
【0050】
しかも、阻止部材が閉鎖枠の裏面または遊技機本体の閉鎖枠による閉鎖部位に設けられているため、阻止部材が確実に取付軸の没入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るパチンコ機において上ヒンジ軸の没入を阻止ピンが阻止する状況を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るパチンコ機において上ヒンジ軸の没入を阻止ピンが阻止する状況を示す正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るパチンコ機におけるガラス枠用ヒンジ機構を示す分解斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係るパチンコ機において内枠及びガラス枠が開放された状態を示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態に係るパチンコ機において阻止蓋による上ヒンジ軸の被覆状況を示す正面図である。
【図6】第3の実施の形態に係るパチンコ機において阻止筒による上ヒンジ軸の被覆状況を示す正面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機)
12 外枠(遊技機本体)
14 内枠(遊技機本体)
24 ガラス枠(閉鎖枠)
30 下ヒンジ軸(係合手段、取付手段)
32 下ヒンジ孔(係合手段、取付手段)
34 上ヒンジ軸(取付軸、取付手段)
48 上ヒンジ孔(取付孔、取付手段)
50 係止軸(係止部)
54 阻止ピン(阻止部材)
56 ガラス枠用ロック機構(係合手段、取付手段)
70 パチンコ機(遊技機)
72 阻止蓋(阻止部材)
80 パチンコ機(遊技機)
82 阻止筒(阻止部材)

Claims (1)

  1. 遊技機本体に閉鎖枠が取付手段によって取り付けられて前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖される遊技機であって、
    前記取付手段は、
    前記遊技機本体及び閉鎖枠の何れか一方に設けられ、突出及び没入可能とされた取付軸と、
    前記遊技機本体及び閉鎖枠の何れか他方に設けられ、前記取付軸が没入されて対向された状態から前記取付軸が突出されることで前記取付軸が挿入される取付孔と、
    前記遊技機本体及び閉鎖枠の少なくとも一方に設けられ、前記遊技機本体と前記閉鎖枠とを係合させる係合手段と、
    を有し、
    かつ、前記取付軸に一体に設けられ、前記閉鎖枠の裏面または前記遊技機本体の前記閉鎖枠による閉鎖部位から露出する係止部と、
    前記係止部が露出する前記閉鎖枠の裏面または前記遊技機本体の前記閉鎖部位に回動可能に設けられ、回動されて前記係止部を係止することで、前記取付軸の没入を阻止して、前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖された際に前記取付軸が没入されることを阻止し、前記遊技機本体を前記閉鎖枠が開放しているときに前記係止部への係止を解除することができ、前記遊技機本体が前記閉鎖枠に閉鎖されたときに前記係止部への係止を解除することができない阻止部材と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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