JP2004068484A - 遊技機の枠解錠力伝達構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】解錠不能となることを防止した遊技機の枠解錠力伝達構造。
【解決手段】施錠装置44のシリンダー錠54に取り付けられたシリンダーカム122の板カム部128に延出片部130を設け、腕部126Aには延出片部130と対向する対向片部134を設けて、延出片部130と対向片部134とにより形成される溝部138内にスライド板80のレバー部120を収容する。レバー部120が外力等により変形しようとしても、レバー部120は延出片部130又は対向片部134に当たって変形が防がれる。そのため、シリンダー錠54に鍵Kを差し込んで回すことにより生じる解錠力は、旋回されるシリンダーカム122からスライド板80に確実に伝達される。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の枠解錠力伝達構造に係り、詳しくは、遊技機に開閉可能に設けられた遊技機枠の施錠状態を解錠するための遊技機の枠解錠力伝達構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技機は、特開2000−96893号公報等に示される施錠装置により、遊技盤を覆う前枠(ガラス枠)が内枠に施錠される、あるいは、内枠が外枠に施錠されるようになっている。また、施錠された前枠等の遊技機枠を解錠するには、図6に示すように、施錠装置100のシリンダー錠102に鍵(図中の矢印K)を差し込んで回すことにより、シリンダーカム104を旋回させて(図中の矢印A方向)解錠回転力を板カム部106からスライド板108のレバー部110に伝達する。この解錠回転力(以下、適宜「解錠力」という)を受けてレバー部110が押し下げられるのに伴いスライド板108は下方(図中の矢印B方向)に直線的にスライドし、これにより、施錠装置100に設けられた枠固定機構による遊技機枠の固定が解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の解錠力を伝達する構造では、板金製のスライド板108に略直角に曲げ形成されたレバー部110が、外力等で板カム部106の移動経路上から外れるよう変形すると(図中の矢印C方向)、解錠操作をしても、板カム部106はスライド板108に接触できずに空振りしてしまうため、遊技機枠を解錠できなくなる恐れがある。
【0004】
本発明は上記事実を考慮して、施錠された遊技機枠を解錠する解錠力伝達部の変形によって解錠力が伝達されなくなることを防ぎ、解錠不能となることを防止した遊技機の枠解錠力伝達構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、鍵による解錠回転力を枠固定機構へ伝達して遊技機枠の固定を解除する遊技機枠の解錠力伝達構造であって、前記解錠回転力を受けて旋回する駆動部材と、この駆動部材の回転力を接触により受けて直線移動し、枠固定機構を解錠させる受け部材と、前記駆動部材と前記受け部材との何れか一方の部材に設けられ、他方の部材の移動方向に沿った両側に配置されて他方の部材の変形を防ぐ変形防止部と、を有することを特徴としている。
【0006】
請求項1に記載の発明では、遊技機の基枠等に開閉可能に設けられた遊技機枠は、施錠装置等により施錠されて固定される。この遊技機枠を解錠するため、施錠装置等に設けられた錠前に鍵を差し込んで回すと、鍵の解錠回転力を受けて駆動部材が旋回し、受け部材に接触して回転力を伝える。駆動部材から回転力を受けた受け部材は直線移動して、例えば、施錠装置等に設けられた枠固定機構を解錠する。これにより、遊技機枠の固定が解除される。
【0007】
この駆動部材と受け部材との何れか一方の部材には変形防止部が設けられており、他方の部材は変形防止部に当たることで変形が防がれて、旋回される駆動部材から受け部材に解錠力が確実に伝達される。したがって、遊技機枠が解錠不能となることが防止される。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の遊技機の枠解錠力伝達構造において、前記変形防止部は、前記一方の部材に設けられ他方の部材の接触部を収容する長孔であることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明では、他方の部材に設けられた一方の部材と接触する接触部に外力等が加わり接触部が変形しようとすると、接触部は、一方の部材に設けられた変形防止部としての長孔に収容されているため、その長孔の孔壁面に当たって変形が防がれる。これにより、接触部の変形を確実に防止できるとともに、変形防止部を簡単な構成により実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1には、第1の実施形態に係るパチンコ機が示されており、図2には、そのパチンコ機に設けられた施錠装置の要部概略構成が示されている。
【0012】
図1に示すように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭部を構成して、パチンコホールのパチンコ機隣接設置部である所謂「島」に固定される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が設けられており、内枠14は、外枠12の左側端部に設けられたヒンジ16A、16Bに左側端部が軸支されて、外枠12に開閉可能に取り付けられている。
【0013】
内枠14の前面上部には、ガラス板18を装着したガラス枠(前枠)20が、ヒンジ16A及び内枠14の左側端部に設けられたヒンジ16Cに軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、内枠14上部のガラス枠20裏面側には、交換可能とされた遊技盤22がセットされて、ガラス枠20に覆われるようになっている。
【0014】
内枠14の前面下部には、遊技球を貯える球皿(図示省略)を備えた皿枠(一体皿ユニット)24が、ヒンジ16B及び内枠14のヒンジ16Cに軸支されて開閉可能に取付けられている。皿枠24の前面には、打球の飛距離を調整するための発射ハンドル26が設けられており、皿枠24の裏面には、発射ハンドル26の基端部がネジ止めされてその基端固定部分を補強する板金製の発射ハンドル補強板28と、球皿に貯められた遊技球が送り込まれる球送り装置30とが取り付けられている。また、内枠14下部の皿枠24裏面側には、遊技盤22の左下に発射装置32が配置され、球皿の後方に位置して貯球タンク34が取り付けられて、それら発射装置32及び貯球タンク34は皿枠24に覆われるようになっている。
【0015】
内枠14の裏面側には、貯球タンク34の上方に位置して賞球払出装置(図示省略)が設けられており、賞球払出装置から払い出された賞球は、貯球タンク34内に落下されるようになっている。タンク内に入った賞球は、右側へ下り傾斜したタンク底面上をその傾斜下方へ転動して、貯球タンク34前面の右側端部に形成された排出口36から排出される。この排出口36は、皿枠24に形成された賞球排出口38と対応して配置されており、賞球排出口38は皿枠24の前面に設けられた球皿と連通している。これにより、発射ハンドル26が遊技者により操作されると、球皿に貯えられている遊技球は、球送り装置30により一球づつ発射装置32に供給され、発射装置32により上方へ発射されて(図1の矢印D方向)、遊技盤22の盤面(遊技領域)に打ち込まれる。そして、入賞等により賞球払出装置から賞球が払い出されると、賞球は貯球タンク34内を通って賞球排出口38から球皿に排出される。大当たりによる大量の賞球払い出し等により球皿が満杯になった場合は、球皿に貯え切れなくなった分の賞球は貯球タンク34内に貯球される。
【0016】
また、排出口36と賞球排出口38との各下方位置には、上下方向に移動可能とされたシャッター板40、42がそれぞれ設けられている。このシャッター板40、42は、皿枠24が閉塞された状態では各々下方へ移動して排出口36と賞球排出口38とを連通させ、皿枠24が開けられると各々上方へ移動して、シャッター板40は排出口36の下縁側を、シャッター板42は賞球排出口38の下縁側を塞ぐようになっている。これにより、皿枠24を開放した際の球皿及び貯球タンク34からの球こぼれがないようにされている。
【0017】
また、内枠14裏面の右側端部には施錠装置44が設けられている。この施錠装置44により、内枠14は外枠12に施錠され、ガラス枠20は内枠14に施錠されるとともに、皿枠24は内枠14にロックされて、各枠はそれぞれ閉塞状態に固定されるようになっている。
【0018】
施錠装置44は、図2に示すように、断面L字型で長尺状とされた板金製の基板46を備えており、この基板46の前板部48が内枠14裏面の右側端縁(上下方向)に沿ってネジ止めされることにより内枠14に固定されている。さらに、前板部48の上下方向中央部付近には、鍵50が挿入される鍵孔52(図1参照)を備えたシリンダー錠(錠前)54が2本のネジ56により取り付けられており、図1に示す施錠装置44の取付状態では、シリンダー錠54の鍵孔52が内枠14の前面に露出されている。
【0019】
また、施錠装置44の上下端部近傍で、外枠12の右内側面に設けられた一対の係合板58A、58Bと対応する位置には、後方へ突出された一対の内枠固定用フック60A、60Bが設けられている。ガラス枠20裏面の右側端部に取り付けられているガラス枠補強板62に設けられた一対の係合曲げ部64A、64Bと対応する位置には、内枠14に形成されたスリット66A、66Bを通して前方へ突出された一対のガラス枠固定用フック68A、68Bが設けられている。さらに、施錠装置44の下方部で、皿枠24裏面の発射ハンドル補強板28に形成された一対の係合開口部70A、70Bと対応する位置には、内枠14に形成されたスリット72A、72Bを通して前方へ突出された一対の皿枠固定用フック74A、74Bが設けられている。これにより、内枠14を閉じた際は、内枠固定用フック60A、60Bが係合板58A、58Bに係合して内枠14は外枠12に固定され、ガラス枠20を閉じた際は、ガラス枠補強板62の係合曲げ部64A、64Bがガラス枠固定用フック68A、68Bに係合してガラス枠20は内枠14に固定される。皿枠24を閉じた際は、発射ハンドル補強板28の係合開口部70A、70Bが皿枠固定用フック74A、74Bに係合して皿枠24は内枠14に固定される。
【0020】
また、内枠固定用フック60A、60B及びガラス枠固定用フック68A、68Bは、シリンダー錠54の鍵孔52に鍵50を差し込んで所定方向に回すことにより、係合状態がそれぞれ解除されて解錠されるようになっている。皿枠固定用フック74A、74Bについては、ガラス枠20を開放すると露出される施錠装置44の解除レバー76を下方へ押し下げることにより、皿枠固定用フック74A、74Bが下方へスライドして係合開口部70A、70Bとの係合状態が解除されるようになっている。
【0021】
次に、上記のガラス枠施錠部を例に、施錠装置44に設けられたガラス枠固定機構(図2)と解錠力伝達部(図3)について詳細に説明する。ただし、図2及び図3では、図が煩雑化することを避けるため、ガラス枠固定機構以外の内枠固定機構や皿枠固定機構等の図示を省略している。
【0022】
図2に示すように、施錠装置44に設けられた基板46の左側板部78には、ガラス枠固定機構を構成するとともに解錠力を受ける受け部材としてのスライド板80が取り付けられている。スライド板80は、板金製で長尺の略矩形状とされており、上方及び下方部位の各々に、上下方向に沿った一対の長孔82A、82Bが形成されている。この一対の長孔82A、82Bには、それぞれカシメピン84が挿通されて左側板部78に摺動可能にカシメ固定され、これにより、スライド板80は上下方向(図中の矢印E方向)にスライド自在とされている。
【0023】
また、下側の長孔82B近傍にはフック部86が曲げ形成されている。フック部86の上方で前板部48のシリンダー錠54取付部近傍には、フック部86と対応するフック部88が打ち出し形成されている。これらフック部86、88の間には引張りコイルバネ90が架け渡され、この引張りコイルバネ90のバネ力により、スライド板80は上方へ付勢されている。
【0024】
スライド板80の上下端部には、ガラス枠固定用フック68A、68Bの後部がそれぞれ連結ピン92を介して回動自在に連結されている。ガラス枠固定用フック68A、68Bには、スライド板80との連結部よりも少し前側にそれぞれ円孔94が形成されている。この円孔94にカシメピン96が挿通されて、ガラス枠固定用フック68A、68Bは、左側板部78に回動可能にカシメ固定されている。またその取付状態では、ガラス枠固定用フック68A、68Bの前部(フック部)は、前板部48に形成されたスリット状の開口98A、98Bに挿通されて前方へ突出される。これにより、スライド板80が下方へスライドすると、ガラス枠固定用フック68A、68Bは、カシメピン96に軸支された円孔94を中心として前部を上方へ移動させる方向(図中の矢印F方向)に回動し、前述したガラス枠補強板62の係合曲げ部64A、64Bとの係合状態を解除する。
【0025】
また、スライド板80の上下方向中央部付近には、矩形状のレバー部120が右側に略直角に曲げ形成されており、シリンダー錠54には、このレバー部120に解錠力を伝達する駆動部材としてのシリンダーカム122がネジ124により取り付けられている。
【0026】
図3(A)に示すように、シリンダーカム122は略扇形とされて、V字状に延出された2本の腕部126A、126Bを備えている。下方に位置する腕部126Bは、ここでは、説明を省略した内枠固定機構に解錠力を伝達するものであり、上方に位置する腕部126Aが、ガラス枠固定機構に解錠力を伝達するものである。
【0027】
腕部126Aの先端部には、後方へ略直角に曲げ形成された矩形状の板カム部128が設けられている。板カム部128の先端部(後端部)には、下方へ延出されてレバー部120の上下方向寸法よりも長くされた延出片部130が設けられており、延出片部130先端の内側の角部には面取り132が形成されている。また、腕部126Aの基端部には、延出片部130と対向して下方へ延出された略矩形状の対向片部134が設けられており、対向片部134の先端部には、前方へ鈍角に曲げられた曲げ部136が設けられている。
【0028】
これら延出片部130と対向片部134とは、図3(B)に示すように、レバー部120の移動方向である上下方向に沿ってレバー部120の後面及び前面・両側に平行に配置されるとともに、下側が開口された長孔状の溝部138を形成している。この溝部138内にレバー部120の左右方向中央部付近が配置されて収められている。
【0029】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0030】
前述したように、ガラス枠20を内枠14に閉じると、ガラス枠補強板62の係合曲げ部64A、64Bが施錠装置44のガラス枠固定用フック68A、68Bに係合する。このとき、ガラス枠固定用フック68A、68Bは、引張りコイルバネ90により上方へ付勢されたスライド板80によって係合位置に保持される。これにより、ガラス枠20は内枠14に閉塞されて、施錠装置44により固定・施錠される。
【0031】
また、施錠されたガラス枠20を解錠するため、シリンダー錠54の鍵孔52に鍵50(図3では鍵50を矢印Kで示す)を差し込み、パチンコ機10の正面視にて反時計方向に回すと、シリンダーカム122は背面視にて時計方向(図3の矢印G方向)に旋回して板カム部128によりレバー部120を押し下げる。この板カム部128から解錠回転力がレバー部120に伝達されたスライド板80は、レバー部120が押し下げられるのに伴い、引張りコイルバネ90の付勢力に抗して下方(図3の矢印G方向)に直線的にスライドされる。すると、スライド板80の上下端部に連結されたガラス枠固定用フック68A、68Bは係合解除方向(図2の矢印F方向)に回動して、ガラス枠20の施錠状態が解錠される。これにより、ガラス枠20を開放できるようになる。
【0032】
また、レバー部120が外力等で後方へ変形しようとした際は、レバー部120は、シリンダーカム122の板カム部128に設けられた延出片部130に当たって変形が防がれる。レバー部120が前方へ変形しよとする場合は、レバー部120がシリンダーカム122の対向片部134に当たることにより変形が防がれる。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態に係るパチンコ機10の枠解錠力伝達構造では、シリンダーカム122に変形防止部を構成する延出片部130及び対向片部134を設けてレバー部120の変形を防ぐことにより、旋回されるシリンダーカム122からスライド板80に解錠力が確実に伝達される。したがって、ガラス枠20が解錠不能となることが防止される。
【0034】
また、本実施の形態では、延出片部130及び対向片部134により形成される長孔状の溝部138により変形防止部を構成したことで、レバー部120の変形を確実に防止できるとともに、変形防止部を簡単な構成により実現できている。
【0035】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、シリンダーカムに設ける変形防止部を変更したものであるが、上記第1の実施形態と同一構成については同じ符合を付してその説明を省略する。
【0036】
図4(A)に示すように、本実施の形態に係るシリンダーカム140も、V字状に延出された2本の腕部142A、142Bを備えている。上方に位置する腕部142Aの先端部には、下方へ延出された矩形平板状の板カム部144が設けられている。この板カム部144には、図4(B)に示すように、レバー部120の移動方向(上下方向)に沿って延びる長孔146(変形防止部)が形成されており、レバー部120は、その長孔146に挿通されて収容されている。
【0037】
これにより、レバー部120が前後方向に変形しようとすると、レバー部120は、長孔146の孔壁面に当たって変形が防がれる。したがって、このような板カム部144に設けた長孔146によっても、レバー部120の変形を防ぐ変形防止部を容易に構成することができる。また、本実施形態の長孔146には、第1の実施形態のような開口部分がないため、変形防止部の強度向上も図られている。
【0038】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、レバー部にシリンダーカムの変形を防ぐ変形防止部を設けたものであるが、第1の実施形態と同一構成については同じ符合を付してその説明を省略する。
【0039】
図5(A)に示すように、本実施の形態に係るシリンダーカム150の腕部152A先端には、シリンダーカム150の旋回方向に沿って湾曲された板カム部154が設けられている。この板カム部154は、従来のシリンダーカム104に設けられた板カム部106よりも少し下方へ延出されている。
【0040】
一方、スライド板80に設けられたレバー部156には、上方が開口されるとともに、板カム部154の移動方向にほぼ沿って板カム部154の略上面及び略下面・両側に配置される内壁面158A、158Bを有する長孔状の溝部158が形成されている。この溝部158に、図5(B)に示すように、板カム部154の下部側が収容されている。
【0041】
これにより、外力等でシリンダーカム150の板カム部154、あるいは腕部152Aが変形しようと、板カム部154が略上下方向に移動すると、板カム部154は、レバー部156に設けられた溝部158の内壁面158A、158Bに当たり変形が防がれる。このように、シリンダーカム150の変形についても、スライド板80のレバー部156に設けた変形防止部としての溝部158によって防ぐことができるため、シリンダーカム150からスライド板80に解錠力を確実に伝達して、ガラス枠20が解錠不能となることを防止できる。
【0042】
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。また、本発明は、パチンコ機以外の遊技機に適用することもできる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の遊技機の枠解錠力伝達構造は上記構成としたので、施錠された遊技機枠を解錠する解錠力伝達部の変形が防がれて解錠力が確実に伝達され、解錠不能となることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機を示した斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る施錠装置の要部概略構成を示した分解斜視図である。
【図3】(A)は、本発明の第1の実施形態に係るシリンダーカム及びスライド板のレバー部付近を示した拡大斜視図であり、(B)は(A)の矢印3B方向から見た図である。
【図4】(A)は、本発明の第2の実施形態に係るシリンダーカム及びスライド板のレバー部付近を示した拡大斜視図であり、(B)は(A)の矢印4B方向から見た図である。
【図5】(A)は、本発明の第3の実施形態に係るシリンダーカム及びスライド板のレバー部付近を示した拡大斜視図であり、(B)は(A)の矢印5B方向から見た図である。
【図6】従来のシリンダーカム及びスライド板のレバー部付近を示した拡大斜視図である。
【符号の説明】
10    パチンコ機(遊技機)
14    内枠(遊技機枠)
20    ガラス枠(遊技機枠)
44    施錠装置
50    鍵
68A   ガラス枠固定用フック(枠固定機構)
80    スライド板(受け部材/枠固定機構)
120    レバー部(他方の部材の接触部)
122    シリンダーカム(駆動部材)
128    板カム部
130    延出片部(変形防止部)
134    対向片部(変形防止部)
138    溝部(変形防止部/長孔)
140    シリンダーカム(駆動部材)
144    板カム部
146    長孔(変形防止部)
150    シリンダーカム(駆動部材)
154    板カム部(他方の部材の接触部)
156    レバー部
158    溝部(変形防止部/長孔)

Claims (2)

  1. 鍵による解錠回転力を枠固定機構へ伝達して遊技機枠の固定を解除する遊技機枠の解錠力伝達構造であって、
    前記解錠回転力を受けて旋回する駆動部材と、
    この駆動部材の回転力を接触により受けて直線移動し、枠固定機構を解錠させる受け部材と、
    前記駆動部材と前記受け部材との何れか一方の部材に設けられ、他方の部材の移動方向に沿った両側に配置されて他方の部材の変形を防ぐ変形防止部と、
    を有することを特徴とする遊技機の枠解錠力伝達構造。
  2. 前記変形防止部は、前記一方の部材に設けられ他方の部材の接触部を収容する長孔であることを特徴とする請求項1記載の遊技機の枠解錠力伝達構造。
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