JP7026023B2 - 車両用ドア - Google Patents
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車両用ドアDは、ドア本体1と、ロック装置2と、操作リンク機構部3と、キーシリンダ4(図2参照)と、プロテクター6と、ドアガラス9と、サッシュ10と、を主に備えている。
ドア本体1は、前端を中心として車体に揺動可能に設置されている。ドア本体1は、車外側に配置されたアウタパネル11と、アウタパネル11の車内側に配置されたインナパネル12と、を備えている。アウタパネル11は、略平板状の金属製部材であり、車両用ドアDの外表面を構成する。インナパネル12は、略平板状の金属製部材であり、車両用ドアDの内表面及び後面を構成する。インナパネル12は、側壁12aと、後壁12b(図5参照)と、を備えている。これらについては、後に詳しく説明する。
ロック装置2は、車体側に設けられたストライカ(図示略)にラッチ(図示略)が係合することによってドア本体1を車体に開扉不能に固定するロック状態と、ストライカに対するラッチの係合が解除されてドア本体1を開扉可能とする非ロック状態と、を切替可能な装置である。ロック装置2は、ボルト等の固定手段によって、インナパネル12に取り付けられている。
キーシリンダ4は、キーを差し込んで操作されることによって、ロック装置2をロック状態と非ロック状態とに切り替えるための機構である。キーシリンダ4は、車幅方向に延びる略円柱状を呈する。キーシリンダ4の車外側端部には、キーの差込口となるキー挿入孔41が形成されている。当該キー挿入孔41は、アウタパネル11から車両外部に臨んでいる。
操作リンク機構部3は、ロック装置2とキーシリンダ4との間に介設されており、キーシリンダ4の操作をロック装置2に伝えるための機構である。操作リンク機構部3は、ロック装置2に対して上方に設置されている。操作リンク機構部3は、インナパネル12の側壁12aに配置されている。操作リンク機構部3は、キーシリンダ連結部31等を含んで構成されている。キーシリンダ連結部31は、車外側に開口する有底円筒状を呈し、キーシリンダ4の車内側端部が挿通されて連結される部位である。
ドアガラス9は、ドア本体1に対して昇降自在に設けられており、車両用ドアDの上部に形成された窓開口を開閉するものである。ドアガラス9は、窓開口の全開時に車両用ドアDの下部内に収納される。
サッシュ10は、ランチャンネル5(図5参照)を介してドアガラス9をガイドする金属製部材である。サッシュ10は、アウタパネル11とインナパネル12との間において上下方向に延在して設けられている。サッシュ10は、ブラケット(図示略)を介してインナパネル12に取り付けられている。図5に示すサッシュ10は、前方に開口する平断面視コ字状の溝型部材である。サッシュ10は、底壁10aと、左右一対の側壁10b,10bと、を備えている。サッシュ10には、底壁10aと側壁10b,10bとに囲まれた溝部が形成されている。当該溝部内には、ランチャンネル5が保持されている。サッシュ10は、底壁10aを後方(プロテクター6)に向けて配置されている。
ランチャンネル5は、ドアガラス9(図1参照)の端部が挿入される樹脂製部材である。ランチャンネル5は、アウタパネル11とインナパネル12との間において上下方向に延在して設けられている。図5に示すランチャンネル5は、前方に開口する平断面視コ字状の溝型部材である。ランチャンネル5は、底壁51と、左右一対の側壁52,52と、複数のリップ部と、を備えている。ランチャンネル5には、底壁51と側壁52,52とに囲まれた溝部が形成されている。当該溝部内には、ドアガラス9の端部が挿入される。ランチャンネル5は、底壁51を後方(プロテクター6)に向けて配置されている。ランチャンネル5は、サッシュ10の溝部内に挿入されている。底壁51,10a同士と側壁52,10b同士は、それぞれ接触している。
図3及び図4に示すように、プロテクター6は、キーシリンダ4の外周(周囲)を囲む金属製部材である。プロテクター6は、キーシリンダ4の外周と所定の距離を空けて配置されている。プロテクター6は、溶接等によってサッシュ10に固定されている。プロテクター6は、前側部材61と、後側部材62と、を一体的に組み合わせることによって形成されている。前側部材61及び後側部材62は、キーシリンダ連結部31に対して車外側に配置されている。前側部材61及び後側部材62は、特許請求の範囲の「本体部材」に相当する。
インナパネル12は、室内側に位置して前後方向に延びる側壁12aと、側壁12aの後端から車外側に屈曲して車幅方向に延びる後壁12bと、を一体に備えている。サッシュ10及びランチャンネル5は、操作リンク機構部3に対して車外側に離間配置されるとともに、後壁12bに対して前方に離間配置されている。プロテクター6は、前後方向において、サッシュ10の底壁10aとインナパネル12の後壁12bとの間に配置されている。つまり、プロテクター6の前後には、サッシュ10の底壁10aとインナパネル12の後壁12bが配置されている。
また、ドアガラス9とアウタパネル11との間の隙間GからドライバーやL字工具等のキー操作工具を挿入し、キーシリンダ4を破壊して落下させようとしても、プロテクター6が潰れることでキーシリンダ連結部31の開口を塞ぐことができる。このため、プロテクター6によって外部からキーシリンダ連結部31への不正アクセスを抑制することができる。また、仮にプロテクター6が潰れなくても、プロテクター6によってキーシリンダ4の外周を囲むので、外部からキーシリンダ連結部31への不正アクセスを抑制することができる。
1 ドア本体
2 ロック装置
3 操作リンク機構部
4 キーシリンダ
5 ランチャンネル
6 プロテクター
7 カウンタウェイト
9 ドアガラス
10 サッシュ
10a 底壁
11 アウタパネル
12 インナパネル
12a 側壁
12b 後壁
31 キーシリンダ連結部
61 前側部材(本体部材)
61a 第一側壁
61b 上壁
61c 下壁
61d 固定部
61e フランジ部
61f 切欠部(逃げ部)
62 後側部材(本体部材)
62a 第二側壁
62b 舌片
63 車外側開口
W 開口幅
L 距離
Claims (8)
- ドア本体と、
前記ドア本体に設けられたロック装置と、
前記ロック装置をロック状態とアンロック状態とを切り替えるキーシリンダと、
前記ドア本体に設けられ、ランチャンネルを介してドアガラスをガイドするサッシュと、
前記キーシリンダの外周を囲むプロテクターと、
前記ドア本体に対して回転可能に設けられ、前記ドア本体に対して車内側に向かう衝突荷重が入力されたときにドアハンドルの慣性による開放操作方向の慣性力を相殺するカウンタウェイトと、
を備え、
前記プロテクターは、前記サッシュに固定されており、
前記プロテクターは、前記カウンタウェイトとの干渉を避ける逃げ部を有することを特徴とする車両用ドア。 - ドア本体と、
前記ドア本体に設けられたロック装置と、
前記ロック装置をロック状態とアンロック状態とを切り替えるキーシリンダと、
前記ドア本体に設けられ、ランチャンネルを介してドアガラスをガイドするサッシュと、
前記キーシリンダの外周を囲むプロテクターと、
前記キーシリンダの車内側端部が連結されるキーシリンダ連結部と、
を備え、
前記プロテクターは、前記サッシュに固定されており、
前記プロテクターは、
前記キーシリンダ連結部に対して車外側に配置される本体部材と、
前記本体部材の車外側に開口する車外側開口と、
前記本体部材から前記車外側開口に突出する舌片と、
を有することを特徴とする車両用ドア。 - 前記車外側開口の開口幅は、前記キーシリンダ連結部から前記車外側開口までの距離よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドア。
- 前記ロック装置に対して上方に設置され、前記キーシリンダ連結部を含んで構成される操作リンク機構部を備え、
前記ドア本体は、外表面を構成するアウタパネルと、前記アウタパネルの車内側に配置されるインナパネルと、を備え、
前記インナパネルは、室内側に位置する側壁を備え、
前記操作リンク機構部は、前記インナパネルの前記側壁に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア。 - 前記インナパネルは、前記側壁の後端から車外側に屈曲して車幅方向に延びる後壁を備え、
前記サッシュは、平断面視コ字状を呈し、前記操作リンク機構部に対して車外側に配置され、
前記プロテクターは、前後方向において、前記サッシュの底壁と前記インナパネルの後壁との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ドア。 - ドア本体と、
前記ドア本体に設けられたロック装置と、
前記ロック装置をロック状態とアンロック状態とを切り替えるキーシリンダと、
前記ドア本体に設けられ、ランチャンネルを介してドアガラスをガイドするサッシュと、
前記キーシリンダの外周を囲むプロテクターと、
を備え、
前記プロテクターは、
前記キーシリンダの側方に位置する第一側壁と、
前記第一側壁の上端から前記キーシリンダの上方に向けて延設された上壁と、
前記第一側壁の下端から前記キーシリンダの下方に向けて延設された下壁と、
前記サッシュに固定される固定部と、
を有し、
前記プロテクターは、前記サッシュに固定されるとともに前記下壁に固定され、前記キーシリンダを間に挟んで前記第一側壁と反対側に位置する第二側壁を備えている
ことを特徴とする車両用ドア。 - 前記プロテクターは、
前記第一側壁、前記上壁、前記下壁及び前記第二側壁に囲まれて形成され、車外側に開口する車外側開口と、
前記第二側壁から前記車外側開口に突出する舌片と、
を備えていることを特徴とする請求項6に記載の車両用ドア。 - 前記プロテクターは、屈曲形状を呈し、前記キーシリンダと所定の距離を空けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の車両用ドア。
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JP2020023803A JP2020023803A (ja) | 2020-02-13 |
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JP5169801B2 (ja) | 2008-04-11 | 2013-03-27 | 日産自動車株式会社 | 車両のアウトサイドドアハンドル構造 |
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JP3363059B2 (ja) * | 1997-04-25 | 2003-01-07 | 株式会社アルファ | 車両用ドアハンドル装置 |
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2018
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